明治大学
明治大学(めいじだいがく、英語: Meiji University)は、東京都千代田区神田駿河台1-1に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は明治または明大(めいだい)。
目次
概観[編集]
大学全体[編集]
明治大学は「近代市民社会を担う聡明な若者を育成する」ことを目指し、1881年にフランス法の自由民権思想を学んだ青年法律家らが創設した。大学本部及び文系学部・大学院等は、文化・文教施設が集積し、“日本のカルチエ・ラタン”とも呼ばれる国内最大の学生街、御茶ノ水に立地。東京都心部に位置する都心型総合大学であり(理系キャンパスは郊外に立地)、例年国内最大規模の入試が行われる。
文部科学省の国際化拠点整備事業(グローバル30)、グローバルCOEプログラムへの選定や、文部科学省GP、私立大学学術研究高度化推進事業等で多数の教育・研究プログラムが採択されている。IT政策でも国内最先端を歩み、大学情報サミットの創設により有力私大の情報関連部門との連携を強めている。
主要調査機関による現役高校生志願度調査等では1位を維持している。大学の略称は「明大」であり「めいだい」と発音するほか、和泉キャンパス最寄には「明大前駅」も存在する。但し、明治大学は、商標「明治大学」称呼「メイジダイガク、メイジ」を商標登録(登録商標日本第3043764号)しているが、「明大」・「めいだい」に関しては商標登録をしていない。
理念[編集]
創立時からの伝統によって確立された建学の精神「権利自由,独立自治」に基づき、自由と自治の精神を養うことを理念とし、「知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する」ことを大学の使命としている。
また、これからの21世紀の世界を見据え、「世界へ — 『個』を強め、世界をつなぎ、未来へ —」をスローガンとして掲げ、“国際社会を牽引する「世界に開かれた大学」を目指す”としている。大学の公式パンフレット等では、「個を強くする都心型大学」をキャッチコピーとして使用することも多い。
教育・研究[編集]
明治法律学校を起源としているが、商学部、経営学部を私学で初めて設置するなど、伝統的に商学でも知られる。また、人文系でも演劇学、考古学等、歴史・伝統をもつ専攻を多く有す。 大学院では、毎年国内トップクラスの国家試験実績を上げる法科大学院、会計大学院の他、現職市長・議員が院生として最も多く在籍することで知られる公共政策大学院などがある。
社会に開かれた大学を志向し、1999年に設立した『リバティアカデミー』は大学のもつ知的資産と大学院・図書館・博物館等の生涯教育部門をネットワーク化、多くの会員を集め年々規模は拡大され2010年前期は220講座を開設。
学風・特色[編集]
“「個」を強くする都心型大学”を謳う。東京都心部にキャンパスを設置し、国内外の企業・大学・政府機関との交流による実践的教育、綜合大学ならではの学問環境や課外活動プログラム、クラブ・サークル活動の場を提供している。
現代日本の文化や風俗等に及ぼした影響については「トリヴィア」欄を参照。
沿革[編集]
創立者[編集]
創立者の岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操は、大学南校(東大法学部の前身)に対抗して、1871年に司法省内に設立された法律家養成機関である司法省法学校にて、第一期生として全国から選抜された20名のうちの3名であり、日本で西洋近代法を習得した第一世代にあたる。また、この第一期生の過半数が明治大学の創設に関与している。
略歴[編集]
明治大学は、当時20代の青年法律家、岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操の3人が、フランス留学仲間の西園寺公望(公家、後の第12・14代内閣総理大臣)らを協力者に迎え、1881年1月17日に設立した明治法律学校をその母体とする。
設立に際しては、旧鳥取藩主・池田輝知や旧島原藩主・松平忠和(江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の実弟)らから支援を受け、千代田区有楽町数寄屋橋内の旧松平忠和邸「三楽舎」を校舎として開校した。司法省法学校出身者やフランス留学組などから多くの人材が参画し、当時最先端のフランス法学を教授。
1886年12月には神田区駿河台南甲賀町(現千代田区神田駿河台一丁目)の新校舎に移転し、法律学部・行政学部の2学部を設置。1903年に専門学校令による旧制専門学校となった際に現校名に改称された。
年表[編集]
- 1881年 有楽町3丁目1番地数寄屋橋内旧島原藩の邸内に明治法律学校として開校
- 1886年 神田区駿河台南甲賀町11に校舎を移転
- 1888年 特別認可学校規則により法律学部・政治学部の2学部が認可
- 1887年 名誉校員制を制定し、大木喬任・鶴田皓・箕作麟祥・名村泰蔵・ボアソナード等が就任
- 1888年 特別認可学校規則により法律学部・政治学部の2学部が認可
- 1901年 創立20周年記念式典を挙行、清浦奎吾司法相、曾禰荒助蔵相、大審院長、渋沢栄一等が祝辞・列席
- 1903年 専門学校令により明治大学と改称
- 1904年 学則改正により法学部・政学部・文学部・商学部設置、各学部に本科・専門科設置
- 1905年 大学組織を財団法人に改める
- 1911年 初代記念館落成(現在の駿河台校舎)、創立30周年記念式典挙行(西園寺公望首相、原敬内相、牧野伸顕農相の他、蔵相、文相、陸相他の閣僚、大審院長、清国全権大使、東京府知事等が祝辞・列席)
- 1912年 政学部を政治経済科と改称
- 1920年 大学令による大学設置認可、本科を大学令による大学へ改組、専門科を専門学校令による専門部へ改組、明治大学校歌を公示、卒業生に明法学士の称号が授与されるようになる
- 1921年 専門部に二部法科を設置、駿河台の大学予科校舎竣工
- 1923年 専門部に二部経済科を設置
- 1929年 専門部女子部設置、専門部に二部商科を設置
- 1930年 明治大学商業学校設置
- 1931年 創立50周年記念式典挙行(若槻礼次郎首相の他、文部相、司法相他の閣僚、東京府知事等が祝辞・列席、日銀総裁、大審院長、枢密院顧問等が講演)
- 1932年 専門部文科設置
- 1934年 予科を現在の和泉キャンパスに移転
- 1939年 専門部興亜科を新設、経営・貿易・農政・厚生の4科を設置
- 1944年 東京明治工業専門学校を設置、専門部商科を経営科と改称、明治女子専門学校設置
- 1945年 興亜科を産業経済科と改称
- 1946年 明治農業専門学校設置
- 1949年 学制改革により新制大学となり、予科・専門部を統合の上、法学部・商学部・政治経済学部・文学部・工学部・農学部を設置、法学部・商学部・政治経済学部・文学部に二部を設置
- 1950年 創立70周年記念式典挙行(昭和天皇が臨席、祝辞。他、三笠宮崇仁親王、幣原喜重郎衆院議長、参院議長、文相等が列席)、明治女子専門学校(専門部女子部が戦後に改称)を明治大学短期大学に改称、工学部に二部を設置
- 1951年 大学組織を学校法人に改組、生田校舎開設
- 1952年 大学院法学研究科、商学研究科、政治経済学研究科、文学研究科、工学研究科設置
- 1953年 経営学部設置、大学院校舎竣工
- 1956年 大学院工学研究科建築学専攻修士課程増設
- 1957年 大学院文学研究科増設認可
- 1959年 大学院農学研究科、経営学研究科設置
- 1960年 創立80周年記念事業アラスカ学術調査隊出発
- 1961年 大学院工学研究科建築学専攻博士課程認可
- 1963年 大学院政治経済学研究科経済学専攻博士課程認可
- 1964年 大学院文学研究科日本文学専攻、英文学専攻、仏文学専攻各修士・博士課程、地理学専攻博士課程増設、工学部・工学研究科が駿河台校舎から生田校舎へ移転
- 1965年 生田第二校舎、2・3号館竣工
- 1966年 大学院工学研究科工業化学専攻修士・博士課程設置
- 1971年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻修士課程増設
- 1974年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻博士課程増設、連合父兄会(現父母会)結成
- 1978年 大学院農学研究科農芸化学専攻・農学専攻・農業経済学専攻設置
- 1980年 創立100周年記念式典挙行(三木武夫元首相、文相等の他、UCLA総長などが列席)
- 1983年 生田第三校舎3号館竣工
- 1984年 創立100周年記念図書館竣工
- 1985年 創立100周年記念大学会館竣工、和泉第一校舎竣工
- 1987年 和泉校舎図書館増築竣工
- 1988年 和泉第一校舎竣工
- 1989年 理工学部設置、生田第一校舎4号館竣工、生田第二校舎6号館竣工
- 1990年 大学院農学研究科農学専攻、農業経済学専攻博士後期課程増設
- 1991年 生田中央校舎竣工
- 1993年 大学院理工学研究科電気工学専攻、機械工学専攻、建築学専攻、工業化学専攻各博士前期・後期課程、基礎理工学専攻修士課程設置
- 1994年 「明治大学百年史」完成、駿河台12号館竣工
- 1995年 大学院理工学研究科基礎理工学専攻博士課程設置、大学発祥の地に記念碑建立(千代田区有楽町)
- 1996年 和泉校舎体育館竣工
- 1998年 創立120周年記念館リバティタワー竣工、ハイテク・リサーチ・センター竣工、生田第一校舎5号館竣工
- 1999年 リバティー・アカデミー設立、清里セミナーハウス竣工、生田構造物試験棟竣工
- 2000年 農学部生命化学科設置、司書過程・司書教諭課程設置、知的資産センター設立、生田食堂館(スクエア21)竣工、生田第一校舎2号館竣工、知的資産センター設立、駿河台校舎中央図書館竣工
- 2001年 創立120周年・創立者生誕50年記念式典・祝賀会
- 2002年 政治経済学部地域行政学科設置、文学部心理社会学科設置、経営学部会計学科・公共経営学科設置
- 2003年 社会連携促進知財本部設立、大学院農学研究科生命科学専攻設置、短期大学、二部の学生募集を停止
- 2004年 アカデミーコモン完成、ロースクール法科大学院・ガバナンス研究科・グローバルビジネス研究科開設、ビジネススクールグローバル・ビジネス研究科、心理臨床センター開設、情報コミュニケーション学部設置、生田第二校舎A館竣工、商学部創立100周年記念式典開催、政治経済学部創立100周年記念式典開催
- 2005年 和泉メディア棟完成、会計大学院開設、大学院文学研究科臨床人間学専攻修士課程設置、総長制を廃止し、理事長・学長による二長制に移行、秋葉原サテライトキャンパス開設
- 2006年 紫紺館完成、明治大学短期大学閉学、3名の副学長を設置、理工学部工業化学科を応用化学科へ名称変更
- 2007年 文学研究科臨床人間学専攻博士前期課程・博士後期課程設置、ガバナンス研究科専門職学位課程設置、電気電子工学科と電子通信工学科を再編、電気電子生命学科設置、全学部統一入試を全国5会場(東京・札幌・仙台・名古屋・福岡)で実施
- 2008年 国際日本学部設置、理工学研究科新領域創造専攻設置、情報コミュニケーション研究科設置、教養デザイン研究科設置、農学部農業経済学科を食料環境政策学科へ名称変更
- 2009年 国際連携機構設置、和泉インターナショナルハウス竣工、米沢嘉博記念図書館開設、明治大学文学賞設置
- 2010年 情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター開設、明治大学平和教育登戸研究所資料館開設
- 2011年 先端数理科学研究科開設、文学研究科文芸メディア専攻開設、生田第二校舎D館竣工、国際総合研究所開設、明治大学出版会再開
- 2012年 国際日本学研究科開設、黒川農場開設、和泉新図書館開館、地域産学連携研究センター開設
- 2013年 警察大学校跡地に中野新キャンパス開設予定、総合数理学部(仮称)設置および国際日本学部移転予定、駿河台C地区教育・研究棟(グローバルフロント)完成予定、理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコース(仮称)開設予定
- 2014年 多摩テック跡地に明治大学スポーツパーク(仮称)開設予定
基礎データ[編集]
所在地[編集]
- 駿河台キャンパス(東京都千代田区神田駿河台)
- 和泉キャンパス(東京都杉並区永福)
- 生田キャンパス(神奈川県川崎市多摩区東三田)
- 中野キャンパス(東京都中野区中野※2013年開設予定)
- 八幡山グランド(東京都世田谷区八幡山)
象徴[編集]
- 『暁の鐘』
- スクールカラー
- 紫紺
- マスコットキャラクター
- 『めいじろう』
- その他、『M』のシンボルマーク等
校歌[編集]
- 校歌
- 学生歌
- 応援歌
- 第一応援歌『紫紺の歌』
- 第二応援歌『血潮は燃えて』
- 第三応援歌『紫紺の旗の下に』
- 第四応援歌『勇者明治』
- 他に、『仰げ栄冠』、『怒濤の進撃』等。その他、応援曲等が6曲。
- その他、各組織・クラブ毎に伝統歌が多数
教育・研究[編集]
組織[編集]
学部[編集]
法学部[編集]
創立以来、多くの法曹を輩出し、明治大正期の法曹界において、東大に次ぐ勢力を形成(代言人試験で全合格者の約40%、司法官試験で40~50%を占めた)。早くから女性法曹の育成にも取組み、日本初の女性弁護士を始め、女性法曹の重鎮において出身者は非常に大きな割合を占める。 ケンブリッジ大学における法学研修等を設置。2011年には世界法学会研究大会が駿河台キャンパスで開催された。
- 法律学科
- ビジネスローコース
- 国際関係法コース
- 公共法務コース
- 法と情報コース
- 法曹コース
商学部[編集]
1904年に私学初の商学部として設立。創設に当たっては、渋沢栄一の援助があった他、渋沢の創設した商法講習所(現一橋大学)の主要教授が講師として多数参加。2001年に商学科、産業経営学科の2学科制から商学科・7コース制に再編。
有名企業とのタイアップにより、学生が有名企業のビジネスの現場において、チームによる課題解決能力などを養成すると共に、各社の経営幹部層へのプレゼンテーションを経て、実際に商品化や番組放送等を行うといった、特別プログラムが設置されている(現在までの参加企業は、電通、HONDA、朝日新聞、JTB、FM東京、ロッテなど)。 また、「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」(創業期ベンチャー、大手金融機関新規事業、老舗中小メーカー第二創業等の起業経験を有する現役経営者の講師が実践的起業論を展開)などの特色ある講座が設置されており、特にファッションビジネス教育においては国内の中心拠点となっている。
- 商学科
- アプライド・エコノミクスコース
- マーケティングコース
- ファイナンス&インシュアランスコース
- グローバル・ビジネスコース
- マネジメントコース
- アカウンティングコース
- クリエイティブ・ビジネスコース
政治経済学部[編集]
2002年に地域行政学科を設置。2008年度にはカリキュラム改定により「ゼミ指導型コース制」(政治学・社会学総合コース、経済学・経済政策総合コース、地域行政総合コース、国際文化総合コース)を導入。2010年より、南カリフォルニア大学、延世大学などから短期集中留学生の受入れを開始。総合政策研究所を設置。
企業や地方自治体、議員事務所、商工会議所、NPO等へのインターンシップコースや、複数の企業を訪問し業界・企業研究をするコースなど実践的な教育プログラムが充実。英語教育にも実践的なプログラム「ACE」(英語実践力養成コース)を設置。学部独自の国際交流による学生の相互派遣、ジャーナリスト育成プログラム、国際社会におけるキャリア入門講座、政治家による総合講座、公務員養成講座等の連携により、“真に実力のある国際的センスと能力を備えた人材”の育成を図る。
- 政治学科
- 経済学科
- 地域行政学科
経営学部[編集]
1953年、私学初の経営学部として設立。経営管理を対象とする専門の学部として、商学部から分離する形で発足。1990年代には学部単独で2万人以上の志願者を集めた。2002年に、経営、会計、公共経営の3学科制に移行。
「グローバル人材の育成」の一環として、実践的英語教育、IT教育に力を入れる一方、リーダーシップや高度なコミュニケーション能力を養成する人材育成プログラムをカリキュラムとして展開。学部間共通総合講座にも『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、現役企業経営者による講義など実践的なプログラムが豊富に用意されている。ソウル大学経営学部などと学部間協定を結んでいる。
- 経営学科
- 会計学科
- 公共経営学科
文学部[編集]
日本を代表する著名文学者が教鞭を執ってきた伝統をもつ。主な文学者に、夏目漱石、上田敏、山本有三、菊池寛、小林秀雄、大岡昇平、登張竹風、笹川臨風、舟橋聖一、里見弴、横光利一、今日出海、萩原朔太郎、豊島与志雄、中村光夫、三好達治等々。また、演劇学専攻や考古学専攻などにも特色をもつ。
2002年に心理社会学科、2004年に文学科に文芸メディア専攻を設置。『明治大学文学賞』が設置されており、大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。最近では、日本語ブーム等を巻き起こした齋藤孝教授などが有名。
- 文学科
- 日本文学専攻
- 『日本近代文学文庫』は明治期から昭和初期頃までの間にデビューした近代日本文学者の初版本や署名本、自筆草稿、書幅などを中心とした約3300のコレクション。
- 英米文学専攻
- フランス文学専攻
- ドイツ文学専攻
- 演劇学専攻
- 文芸メディア専攻
- 日本文学専攻
- 史学地理学科
- 日本史学専攻
- アジア史専攻
- 西洋史学専攻
- 考古学専攻
- 地理学専攻
- 心理社会学科
- 臨床心理学コース
- 臨床社会学コース
情報コミュニケーション学部[編集]
2004年に開設。人文、社会科学及び自然科学も含めた高度な学際教育を施し、高度情報社会が直面する諸課題に多角的にアプローチできるゼネラリストの養成に力を入れる。また、日本の女子教育において重要な役割を担ってきた女子部の流れを引継ぐ形で学部開設に至った経緯があり、男女共同参画社会の更なる推進や女性のキャリア形成といった、ジェンダー研究については特に重点をおいている。2010年にはジェンダーセンターを開設。学生における女子比率も高い。
少人数のゼミナール教育を1年次から4年次まで段階的に行っており、興味をもった分野を専門的に学んでいくことも可能である。社会調査士の資格取得に向けたプログラムを設定しており、また情報処理においてはCCNAやオラクルマスターを目標として充実した情報リテラシー教育を実現している。
- 情報コミュニケーション学科
- 社会システムと公共性コース
- 組織と人間コース
- 言語と文化コース
- メディアと人間コース
国際日本学部[編集]
日本の文化と社会システムを教育研究対象とする。一方で、少人数での集中的な英語教育と異文化を正しく理解するための国際教養教育に力を注ぎ、「世界の中の日本」を自覚して積極的に世界に情報発信しうる真の国際人を育成する。また、将来的には世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムを開設し、“クールジャパンの世界的拠点”を目指す。
留学プログラムとしては、オックスフォード大学等への語学留学や、セメスター留学の他、フロリダ州立大学・ディズニーワールドと提携した、インターンシップ留学(ディズニーの本拠で同社役員等による組織マネジメント、リーダーシップ等の授業を受けると共に、ディズニーワールドでの現場実習に於いて報酬を得ながら、国際社会におけるコミュニケーション力・リーダーシップを養うというユニークな半年間のインターンシップ)等の特色あるプログラムを設置。また、北京大学とは共催講座を設けるなど特に交流が深い。教授陣では、鹿島茂、山口仲美等のメディアでの活動が有名な他、「白熱教室JAPAN」(NHK)では小笠原泰教授の講義がシリーズで放映された。明治の中の女子大ともいわれ、男女比は約3:7である。2014年4月に和泉キャンパスから、新設される中野キャンパスに移転する。
- 日本文化コース
- 日本社会システムコース
理工学部[編集]
学部と大学院理工学研究科が一体となった教育・研究システム“I-MAST”(Institute of Meiji Advanced Science and Technology)により、学生に多くの選択肢を用意。無学科混合クラス、総合文化ゼミナール、実践的言語教育などのカリキュラムの他、全国有数のシステム環境下での情報処理教育等に特色。近年では建築、ロボット開発、環境技術などの分野で注目を集める。
- 電気電子生命学科
- 液晶・プラズマディスプレイに代わる次世代薄型ディスプレイの開発などが進行中。2009年には松瀨貢規教授が、電気電子情報制御関係の総合学会である電気学会会長に就任。私大出身者としては2校目。
- 機械工学科
- ビークルダイナミクス研究室では、自動車などの車両開発研究等を行う。また、今後の日本のロボット研究の中心を担う一翼とも言われる黒田研究室のTeam AMSL Racingは宇宙科学研究本部(JAXA)との間で、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたロボット「ミネルバ」の共同開発や、日本の次期月探査計画への参画による惑星探査車の共同開発が進行中であり、福島第一原子力発電所での利用が予定される無人放射線観測ロボットなども開発されている。自動掃除機ルンバなどの開発元として知られ、ロボット開発の代表的な企業であるアイロボットの社長来日時にはロボットの展望についてのセミナーサポートを行った。
- 機械情報工学科
- 民間企業と風力発電などの共同開発が進められており、中でも計測工学研究室が計画する、充電型風力発電装置による独立電源型街路灯の大規模展開等が注目を集める。ソーラーパネルが併設され外部電力を要さないため、災害等の非常時に有効であり、且つ二酸化炭素削減へ大きな効果が見込まれる。現在、明大キャンパスをはじめ、全国数拠点に設置済みであり、全国的な普及と大量生産による低価格化を更に推し進め、CO2削減等へ大きな貢献を果たすことが期待されている。
- 建築学科
- 応用化学科
- 情報科学科
- 『Web Science Laboratory』では、学生達のプロジェクトチームによる研究が、競争型国際ワークショップで世界トップレベルの成績を残している他、各方面のIT関連企業のエキスパートたちが直接、自社ビジネスを説明する講座を設定しており、ソフトバンク副社長をはじめ、楽天、Google、ヤフー、TBS、SAP他、国内を代表するIT企業の要職者達が登壇するなど、実戦的な教育が行われている。また、『ロボット科学研究室』は世界で初めて「自己を認識するロボット」の開発に成功。ゲーム創作の分野では、学生チームによる作品が、芸術科学会展特別賞(グランプリ)、中山隼雄記念財団賞(年間のエンターテイメント関連の最優秀作品賞)などを受賞している。2010年には第10回「国際情報通信技術シンポジウム」をアカデミーコモン等で開催。
- 数学科
- 物理学科
- 約6割が大学院へ進学。研究室は14室で平均所属学生数は5人。
農学部[編集]
私大農学部の最難関とされ、多くの先端的な研究が進行中であり、世界最先端といわれる日本の農業技術に更にハイテク技術やエコ技術を駆使し、都市型農業としての植物生産システムの確立を目指す。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を巡り農業市場の開放議論が高まる中、国際競争力のある強い農業が求められ、一層の注目が集まる学部である。
経済産業省の支援による拠点整備事業として、食料の安定的供給と農業の産業化を実現していく「植物工場」に関する研究開発・人材育成の全国8大拠点の一つであり、東京大学とのiPS細胞の共同研究などが行われている。
研究と並行し、実践的な農産物の生産も行い、無農薬の水耕栽培で土耕栽培の3倍に相当する量の収穫を可能にするシステムを開発しており、年間を通して安定した品質、規格、量の作物の提供を実現している。
化粧品や食品の研究もあり、主要メディアで農学部ガールなどとして学生達が取上げられていることなどにも象徴されるように、総じて女子人気が高く女子比率が50%を超える学科もある。
2000年に生命科学科を設置。2008年に農業経済学科を食料環境政策学科に改称。2012年には川崎市黒川地区の13.3ヘクタールの土地に、先端技術を集積した総事業費数十億円の研究・実習施設を開設。
- 農学科
- 食料環境政策学科
- 理系学部の中の文系学科であり、「食と農」「環境と資源」というテーマについて、社会科学の側面から総合的に研究を行う。企業とのタイアップによる海外研修などが設置されている。
- 農芸化学科
- 生命科学科
- 総合科目群
- 人文科学、社会科学、自然科学など幅広い教養を養う共通科目、活きた語学力を育成する外国語科目、スポーツ実習や健康と運動の科学理論を学ぶ保健体育科目が設定されており、専門の枠を超え全ての学問領域の基礎となる素養を身につけられるシステムとなっている。
総合数理学部(2013年開設予定)[編集]
2013年設立予定の新学部。数理科学と情報技術の最先端を教育し、数理科学分野のパイオニアとして世界をリードする人材を育成する。「モノや構造を支配する原理」を発見する数理科学の振興の必要性が叫ばれている中、社会と人間が直面する問題に対して、社会・人文・自然科学にまたがる複合的な視点から、数理的・論理的根拠をもって向き合うことのできる人材を養成する。
- 現象数理学科
- 現象数理学とは自然・社会に現れるさまさまな現象に対して数理モデルを構築、解析することにより現象の理解を目指す学問である。
- 数学と科学の乖離をなくし、自然・社会を理解するための数学の重要性を再確認し、より積極的に現象の理解に貢献しようとする数理科学を、明治大学は現象数理学として提唱。活躍が期待されるフィールドは、生物現象(進化・生態・形態形成・運動など)、社会現象(渋滞・株価変動など)、化学現象(自己組織化・振動反応など)など。
- 先端メディアサイエンス学科
- コンピュータミュージック、メディアアートデザイン、コンテンツ・エンタテインメントなど、プログラムの設計・開発技術から文化的コンテンツのデザイン技術まで幅広く教育し、新しい価値を発想・創造できるイノベイティブな人材を育成する。
- ネットワークデザイン学科
- ネットワークを形づくる基礎工学技術とコンピュータ技術のほかに、柔軟に問題を解決するための「知能数理システム」や身の回りにあるネットワークデザインの技術を広く学ぶことのできる多種多様な科目を設置。環境エネルギー、情報通信、ビジネスなどの分野において、これからの社会基盤を力強く支えていくことのできる人材を育成する。
大学院[編集]
- 法学研究科
- 公法学専攻
- 法学研究コース
- 法学専修コース
- 民事法学専攻
- 法学研究コース
- 法学専修コース
- 公法学専攻
- 商学研究科
- 商学専攻
- 経済系列
- 商業系列
- 経営系列
- 会計系列
- 金融・証券系列
- 保険系列
- 交通系列
- 貿易系列
- 商学専攻
- 政治経済学研究科
- 政治学専攻
- 経済学専攻
- 経営学研究科
- 経営学専攻
- リサーチコース
- マネジメントコース
- 経営学専攻
- 文学研究科
- 日本文学専攻
- 英文学専攻
- 英文学専修
- 米文学専修
- 英語学専修
- 英語教職専修
- 仏文学専攻
- 独文学専攻
- 演劇学専攻
- 文芸メディア専攻
- 史学専攻
- 日本史学
- アジア史
- 西洋史学
- 考古学
- 地理学専攻
- 臨床人間学専攻
- 臨床心理学専修
- 臨床社会学専修
- 臨床社会学コース
- 臨床教育学コース
- 情報コミュニケーション研究科
- 情報コミュニケーション専攻
- 国際日本学研究科
- 国際日本学専攻
- 教養デザイン研究科
- 2008年に設置された、「平和」「環境」「人権」「共生」について考える文理融合の総合大学院。科学技術の飛躍的な発展に伴う人間行動の倫理性、グローバル社会における異文化理解、平和と持続可能な社会の構築、自然環境との共生についての新しい知と行動の開拓、これらは21世紀に於ける人類史的な根元的な課題として提示されており、これらの現代的諸課題について、新しい「知」を創造(デザイン)することを目標とする。
- 教養デザイン専攻
- 「倫理・哲学・宗教」領域研究コース
- 「文化」領域研究コース
- 「平和・環境」領域研究コース
- 理工学研究科
- 電気工学専攻
- 機械工学専攻
- 機械工学科
- 機械情報工学科
- 建築学専攻
- 応用化学専攻
- 基礎理工学専攻
- 情報科学系
- 数学系
- 物理学系
- 新領域創造専攻
- 安全学系
- 「環境」コース
- 「システム」コース
- 「都市・建築」コース
- 「資源・材料」コース
- 数理ビジネス系
- ディジタルコンテンツ系
- 文・理・芸の融合を目指す“明大DC系”として、理工学研究科でありながら文系知にあふれた取組みを展開。著名なメディアアーティストやプロデューサーを多数迎えて行われた発足記念シンポジウムは大手紙等へのユニークな広告が展開された。
- 安全学系
- 農学研究科
- 農芸化学専攻
- 農学専攻
- 農業経済学専攻
- 生命科学専攻
- 先端数理科学研究科
- 現象数理学専攻
- 現象数理学の世界的な拠点である「明治大学先端数理科学インスティテュート」の教育研究機関として、2011年に開設。不確定なゆらぎ(脳、免疫系、インターネット、経済変動、社会の発展など)で生じる現代社会の諸現象を、数学を用いたモデリングによって解明・応用するという分野であり、数理生物学、数理医学、数理ファイナンス、数理人間科学等の数理科学の発展に貢献する。2011年には「第1回 高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」を開催し、全国のトップ高校が多数参加する中、筑波大学附属駒場高等学校、広島大学附属高等学校などが入賞した。
- 現象数理学専攻
法科大学院[編集]
- 2011年度司法試験合格者数:90名(国内大学別順位:6位)
専門職大学院[編集]
- 会計専門職研究科(会計大学院)
- 2010年度公認会計士試験合格者数:102名(国内大学別順位:4位)
- ガバナンス研究科(公共政策大学院)
- 国内の公共政策大学院の中で、在籍者に現職の議員、市長が最も多いことで知られ、開設後5年で30名以上に上る。また、留学生が全学生の4分の1を占め、政治家志望者も多い。与謝野馨元財務大臣、松沢成文神奈川県知事、近藤茂夫元国土事務次官、阪田雅裕元内閣法制局長官など、大臣、知事、次官経験者等が特別招聘教授等として教壇に立ってきた。
- 「ガバナンス政策研究ネットワーク」を中心に、政治家が集まる「都市政治フォーラム」、現役学生主体の「ガバナンスサロン」、公務員主体の「PQM(公共品質経営)フォーラム」など、修了生や在学生達による活発なネットワーク活動が展開されており、政治家OBのネットワークにも新たな広がりをみせつつある。
- 世界一のリーダー養成校といわれるハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)の訪問団などが来訪し、交流を深めている。
- グローバル・ビジネス研究科(経営大学院)
研究・知財戦略機構[編集]
2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業モデル校として採択され、「明治大学研究活用知財本部」を設置。研究成果から生まれた大学の「知」を産業界や各地域などに貢献することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、大学の社会連携活動を推進する。
- 基盤研究部門
- 社会科学研究所
- 人文科学研究所
- 科学技術研究所
- 主要付属研究機関・施設
- 知的財産法政策研究所(IPLPI)
- 知的財産法に関して、国内外の研究者・実務家・産業界・法曹界・政府・国際機関等と協力し、総合的・世界的な研究活動・事業活動を推進。代表は、日本における知的財産法学の第一人者である中山信弘教授(西村あさひ法律事務所(日本最大の法律事務所)顧問、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン代表)。欧州特許庁審査長、米国特許商標庁特許局長等を招聘しての国際コンファレンスなどを開催している。
- 先端数理科学インスティテュート(MIMS)
- 明治大学が生み出した新たな学問分野である現象数理学により、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで、現代世界が直面する広範な領域の問題の解決に取組む。現象数理学の世界的拠点となる計画を推進。(グローバルCOEプログラムの項参照)
- 国際総合研究所
- 2011年開設。学外から拠点リーダーを招き、国際的な諸問題に関わる政策提言型の研究を行う。将来的には学外資金によるグローバル展開を目指す。初代所長は林良造(元経済産業省経済産業政策局長、ハーバード・ケネディスクールフェロー)、メンバー/フェローには川口順子(元外務大臣)、山内昌之特任教授、西村英俊(東アジア・ASEAN経済研究センター事務総長)など。
- 国際教育研究所
- 国内外の研究者との協力により、高等教育機関におけるグローバル人材育成のためのインフラやシステムにかかわる研究を行う。企業と大学が共同して実践的研究を行う「グローバル人材育成会議」の設置なども予定。
- バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)
- 日本古代学研究所
- これまで総合化が困難とされてきた日本列島古代(弥生~平安時代)における歴史学・考古学と文学を「日本古代学」として構成し、列島文明化の歴史・文化像を新しいレベルで提示する。日本古代学研究の世界的な研究拠点の構築を目指す。北京大学、高麗大学、南カリフォルニア大学など海外の主要な研究機関との交流活動が行われている。
- 野生の科学研究所
- 科学というものを更に豊かで、具体的なものにつくりかえていくという目的のもと、日本文明の潜在能力を目覚めさせ21世紀に必要とされる「新しい学」の創出拠点を目指し、2011年に創設。国内外の多くの協力者・研究者との連繋のもと、自然科学・経済科学・社会科学等を包摂する、大きな原理を探求する。所長は思想家・人類学者の中沢新一。
- 文明とマネジメント研究所
- ピーター・F・ドラッカーのマネジメント理論・思想の研究と、マネジメント人材の育成を行う。著名経営者・研究者などが会員に名を連ねることで有名な『ドラッカー学会』は当研究所内に事務局を設置しており、日本におけるドラッカー研究の第一人者から『もしドラ』著者まで、多くの人材が参加。名実共に国内のドラッカー研究の中心拠点である。
- 黒川農場
- 黒耀石研究センター
- 植物工場基盤技術研究センター
- 軍縮平和研究所
- ビジネス情報倫理研究所
- 企業における情報倫理/コンピュータ倫理に関わる諸問題について、研究と提言を行う。
- ビジネス・イノベーション研究所IBIM
- 企業や地域のサスティナビリティ(持続性)を中心的テーマとした、外部機関との共同研究なども行うビジネス・イノベーションの総合研究所。若手経営者・リーダーをつなげる拠点を全国に形成するプロジェクトを発足。
- 地域産学連携研究センター
- 知的財産法政策研究所(IPLPI)
その他附属機関[編集]
- 心理臨床センター
- ハイテク・リサーチ・センター
- 危機管理研究センター
- 平和教育登戸研究所資料館
- 国家試験指導センター
- 国家試験の更なる強化を掲げ、専用施設「国家試験指導センター」の建設などを予定。
- 法制研究所
- 経理研究所
- 行政研究所
- 医療と法と倫理専門総合資料館(ELM)
- 明治大学出版会
- 2011年に半世紀ぶりに復活。『明治大学リバティブックス』という名称の学術的教養書の叢書を刊行予定。
- 錯覚美術館
- 図書館
- 中央図書館
- 「第18回日本図書館協会建築賞」受賞。ギャラリーを中心に、定期的に企画展示を開催。様々な特色あるコレクションを有し、2009年には新たに『ゲスナー賞文庫』を開設。グループ閲覧室、多目的ホール等の目的別に仕切られた空間を始め、先端的な施設内用を有し、海外からの視察者も含め、年間約3000人の見学者が訪れる。
- 和泉図書館
- 2012年5月に開館した総工費37億円の大規模滞在型図書館。スタイリッシュな外観、緑溢れる景観に恵まれた、ホテルのラウンジを思わせる開放感あふれた館内空間。テーブル席、ソファ席、ブース席など用途に合わせた約1200の閲覧席に加えてプロジェクトルームやホール、カフェなどを併設。
- 生田図書館
- デジタルコンテンツや写真等の展示空間である『Gallery ZERO』を併設。
- ローライブラリー
- メディアライブラリー
- 語学教材や映画などの各種メディア教材を視聴できるメディアライブラリーを各キャンパスに設置。
- 米沢嘉博記念図書館
- “クールジャパンの世界的拠点”を目指す『東京国際マンガ図書館』(仮称)の前哨基地となる施設。将来的には、世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムの構築を予定。
- 阿久悠記念館
明治大学博物館[編集]
明治大学博物館は、以前からあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を統合して2004年(平成16年)に開館した。駿河台校舎アカデミーコモンの地階にあり、前身3館から引き継いだ商品部門・刑事部門・考古部門と、大学史展示室、特別展示室から成る。一般に無料公開されている常設展示に加え、特別展示室では1年を通して様々な展覧会が開催されている。
大学博物館の先進的モデルケースと評価され、官公庁、自治体、国内外の大学・研究機関、各種教育団体による視察・研修などが多い。全日本博物館学会事務局が学芸員養成課程実習室内に置かれており、全国37の大学博物館関係者が一堂に会する『ユニバーシティ・ミュージアム・ミーティング』も初めて開催されている。
来館者は、2004年4月のリニューアルオープン以降で50万人を突破(2012年現在)。最近の要人客としては、中曽根康弘元首相、福田康夫元首相、德川恒孝(徳川宗家第18代当主)等々。。館内には博物館図書室があり、資料の閲覧が可能。また、『ミュージアムショップM2』では、博物館の刊行物のほか展示物に因んだグッズを取扱う。
- 商品部門は、漆器・染織品・陶磁器など、日本の伝統工芸品を中心とする商品の原材料、製造工程、技法・意匠の種別などを紹介。世界に類まれな意匠表現の豊富さを誇る日本の伝統的工芸品の全体像を一覧できる。
- 刑事部門では、建学の理念である「権利自由」の精神に基づき、「日本の罪と罰」に関する文書や絵画などの史料を収集し、日本史上著名な法令文書、高札、江戸時代の捕者具や拷問・刑罰具、捕者道具の名和弓雄コレクション、日向国延岡藩内藤家文書、高札コレクションなどがある。複製品ではあるがギロチン、ニュルンベルクの鉄の処女は、わが国で唯一の展示資料である。
- 考古部門は、日本の石器時代から古墳時代までの各時代の遺跡から出土した発掘品を展示している。日本において最初に発見された石器時代遺跡である群馬県の岩宿遺跡の出土品などを始め、国の重要文化財に指定されている、埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚、栃木県出流原遺跡の出土遺物等、国内有数のコレクションを誇り、海外からも多くの研究者が訪れる。大英博物館へ出品した「山形土偶」を始め、国の、重要文化財、重要美術品に指定されている史料が多数。
- 重要文化財・重要美術品
研究[編集]
世界トップクラスの大学を目標に掲げる全学ビジョンにおいて、第一段階として世界的研究拠点の増大に向け、科学研究費補助金等の学外研究資金獲得に関して国内私立大学のトップクラスを目指すプロジェクトを推進する。研究環境の整備が急速に進められ、文部科学省の私立大学学術研究高度化推進事業や私立大学戦略的研究基盤形成支援事業では数多くの研究が採択されており、世界の主要研究機関と国際研究ネットワークの構築を進める動きも活発である。
グローバルCOEプログラム[編集]
2008年度に『明治大学先端数理科学インスティテュート』(MIMS)による「現象数理学の形成と発展」プログラムが採択。科学の根幹であり高度な研究が必要とされる「数学、物理学、地球科学」分野においては私学で唯一の選定であり、数学系に限れば、他に東京大学・京都大学・九州大学のみ。現象数理学とは、自然や社会に多数存在する複雑なシステムを解明して社会貢献を目指す、明治大学が生み出した新たな学問分野であり、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで現代世界が直面する広範な領域の問題に挑む。世界の代表的な研究機関と協定を締結しており、国際レベルでの教育研究交流を行っている。今後、国内をリードする先端研究拠点として、更なる国際的研究ネットワークを構築し、現象数理学の世界的拠点となる計画を展開中である。また、若手研究者教育の国際的ネットワークの構築を目的とし、EU諸国のInitial Training Network(ITN)と呼ばれる若手研究者育成プログラムに、日本側の連携機関となり、ヨーロッパ11カ国の大学と共同で申請を行っている。
- 協定締結中の研究機関
- オックスフォード大学数理生物学センター
- フランス国立科学研究センター(CNRS)
- 日仏共同研究事業(LIA197)
- フランス社会科学高等研究院社会数理解析センター
- イタリア学術研究会議(CNR)応用数学研究所
- マドリード・コンプルテンセ大学
- 台湾国立交通大学数学模建・科学計算研究所
- 台湾中央研究院
- ハノイ数学研究所
- 協定予定の研究機関
- フランス高等学研究院(IHÉS)
- ケンブリッジ大学ニュートン研究所
- マックス・プランク数理科学研究所
- ミネソタ大学応用数学研究所(IMA)
- オハイオ州立大学生物数学研究所
私立大学学術研究高度化推進事業(2008年度現在)[編集]
- ハイテク・リサーチ・センター整備事業
- 科学技術研究所
- 生命機能の活性化および人工生命体の高度機能化に関する研究
- 生体機能応用ナノ材料開発研究所
- 生体物質を利用した新機能性ナノ素材の創成
- 環境対応型エネルギー・素材研究所
- 電気電子工学における環境対応型エネルギー・素材の開発とその応用研究
- 生物活用のための先端アグリサイエンスチーム
- 21世紀の食糧生産・生物活用のためのバイオテクノロジー
- 科学技術研究所
- ベンチャー研究開発拠点整備事業
- 科学技術研究所
- 21世紀の食料生産・生物活用のためのバイオテクノロジープロジェクト
- 科学技術研究所
- オープン・リサーチ・センター整備事業
- 社会科学研究所(産業活力再生研究グループ)
- 地域産業発展のための企業家、実業家、行政マン等育成のための研究プロジェクト
- 社会科学研究所
- 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
- 経営学研究所
- コミュニティ開発におけるNPO・行政・地域企業・大学の戦略的パートナーシップに関する研究
- 経営品質科学研究所
- クォリティ志向型人材育成とスマート・ビジネス・コラボレーション-経営品質科学に関する研究-
- 社会科学研究所(産業活力再生研究グループ)
- 社会連携研究推進事業
- ローカルエリアコミュニティシステム研究所
- ユビキタス商店街プロジェクト
- 地域産業人材開発研究センター
- 地域企業の人材育成と経営改善のための特定拠点連携型地場産業振興
- ローカルエリアコミュニティシステム研究所
- 学術フロンティア推進事業
- 大学院・理工学研究科
- 激震動をうける建築構造物および構造物内機器装置の耐震性能の向上化に関する研究
- 社会科学研究所
- 社会・人間・情報プラットフォームプロジェクト
- 人文科学研究所
- 石器時代における黒耀石採掘鉱山の研究
- 社会科学研究所(商学・経営学研究グループ)
- 先端的グローバル・ビジネスとITマネジメント
- 信頼性データバンク研究所
- 機械材料と機械要素の信頼性データバンク構築に関する研究
- 先端医療材料創製研究所
- 高度先進医療を支援するハイパフォーマンスバイオマテリアルの創製とその医療用デバイスとしての応用
- 古文化財研究所
- 環境変遷史と人類活動に関する学際的研究
- 科学技術研究所
- 強地振動下における構造物および機器・装置・配管系の損傷制御および機能維持システムの開発
- 古代学研究所
- 日本古代文化における文字・図像・伝承と宗教の総合的研究
- バイオ資源化学研究所
- 次世代機能材料「漆」の高度利用に関する学際的研究
- 大学院・理工学研究科
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業[編集]
- 研究拠点を形成する研究
- ストレス応答の分子機構の解明とその農業・食品分野への応用
- 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
- 日本列島の文明化を究明する古代学の総合化研究
- 機能的ナノ構造体の創成と応用
- 低炭素・窒素排出を目指した食料生産技術の開発
- 生命機能マテリアルによる次世代再生医療技術の構築および垂直統合型研究拠点形成
- ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築
- 情報財の多元的価値と、創作・利用主体の役割を考慮した知的財産法体系の再構築
教育[編集]
文部科学省GP(2008年度現在)[編集]
平成19年度に於いては採択件数が合計10件となり、私学では最多となった。
- 質の高い大学教育推進プログラム
- 地域・産学連携による自主・自立型実践教育
- 資質の高い教員養成推進プログラム
- 『授業デザイン力形成支援プロジェクト』
- 大学院教育改革支援プログラム
- 社会に数理科学を発信する次世代型人材創発
- 複眼的日本古代学研究の人材育成プログラム
- 大学教育の国際化加速プログラム
- 海外先進教育研究実践支援
- 風力発電の電力システム導入に関する研究
- 特色ある大学教育支援プログラム
- 『ネットワークを用いた教育学習支援システム(情報化社会における「個」の育成と新たな学習関係スタイルの創出)』
- 『ツイニングによる国際化への積極的取組』
- 『教育の場』としての図書館の積極的活用
- 数理生命科学融合教育コンソーシアムの形成
- 新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム
- 学生部による社会人基礎力形成支援の新展開 -圧倒的多数の中間層を対象としたM-Naviプログラム-
- 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
- 広域連携による地方活性化のための潜在的な社会参加ニーズ対応就労促進プログラム
- 大学教育の国際化推進プログラム
- 『西シドニー大学との共同による法学教育』
- 『大学教育における障害者学習支援』
- 『国際的会計専門職業人養成プログラムの開発』
- 長期海外留学支援『明治大学長期海外留学支援プログラム』
- 海外先進研究実践支援『ネットワークロボット制御法の確立』
- 『界面ナノ構造を用いたバイオセンサーの開発』
- 『社会性知能に関する脳認知発達的研究』
- 専門職大学院等教育推進プログラム
- 全国法曹キャリア支援プラットフォーム
- 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
- 『広域連携支援プログラム-千代田区=首都圏ECM(Education Chain Management)-』
- 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
- 『社会との関わりを重視したMTS数理科学教育』
- 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
- 『「プロセス」学業評価システム』
- 『会計大学院教育課程の国際水準への向上』
IT政策/情報教育[編集]
理工学部や情報基盤本部等が主体となり、日立、富士通、マイクロソフト、アップル、SAP、JR東日本等、大手ITベンダーなどと組み、情報基盤を整備。国内の大学としては最先端・最大級のITインフラを構築、ユビキタスカレッジ計画を実施する。また、2005年には有力私大の情報関連部門を連携させ、大学情報サミットを創設するなど、私大のIT戦略を主導する。
- 2008年 - 国内大学最大級のストレージシステムを導入。キャンパス内外との大容量データ通信を実現。
- 2008年 - 国内で初めて、学生証とSuica定期券を一体化させた「Suica付学生証」を導入。証明書発行決済や図書館入退出管理、学内システムの簡易認証の他、大学食堂・店舗等の電子マネー決済等を実現。
- 2010年 - 国内大学で初めてキャンパス内にクラウドシステムを導入。教員や学生は自宅など学外でも大学内の教室や研究室と同じ環境でPCが使用可能。
- 2010年 - 国内大学で初めて『iTunes U』への参加が認められ(他、東大など3校)、授業や大学案内、学生によるコンテンツ、スポーツ特集などの動画コンテンツの配信が予定されている。
- 2012年 - 国内大学で初めてモバイル向けポータルシステム『Blackboard Mobile Central』を導入。iPhoneやiPadなどのモバイルツールから大学のあらゆる情報を取得する事が可能となった。
社会貢献[編集]
生涯教育[編集]
- 『リバティーアカデミー』
- 一般社会に学習機会を提供する生涯教育の場として1999年4月に設立。基本理念は、高度専門職業人への貢献(リカレント教育)、地球市民の抱える課題、人間存在を探究する学問(リベラルアーツ教育)、地域主義(地域社会への貢献)の三つで、特別企画、教養・文化、資格・実務、語学、ビジネスの5部で講座を開講。
- 2008年度においては全411講座、受講者数21,590名。受講者数延べ100,000人以上(2008年度現在)。教室の授業にとどまらず、地域との連携を目指す「産学官民」協働の社会人教育、インターネットを使った「e-ゼミナール」、省庁等外部機関からの受託事業などの外部事業を展開。
社会連携活動[編集]
2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業のモデル校として採択を受け、「明治大学社会連携促進知財本部」を設置。社会と大学の新しい連携フレームの構築を目指し、研究成果から生まれた大学の「知」を社会還元することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、数々の事業を展開。
学生生活[編集]
恒例行事[編集]
多様な文化・芸術が第一線で交差し、また新たな文化の創発を呼ぶ。明治大学を象徴するキーワードのひとつがカルチャーであり、OB・関係者達が現代文化に残してきた大きな足跡の背景には、伝統となっている恒例行事、演劇祭、音楽祭など活発な文化活動の存在がある。以下、主な恒例行事を記載。
- 学園祭
- 元来、各キャンパスごとに『駿台祭』、『和泉祭』、『生田祭』として学園祭が開催され、中でも本部キャンパスの『駿台祭』は内容、規模ともに代表的な学園祭といわれた。
- ライブは最も有名なアーティストが出演することで知られ、松任谷由実、山下達郎、サザンオールスターズ、DREAMS COME TRUE、松田聖子、SMAP(唯一の学園祭ライブ[2])、AKB48(初の学園祭ライブ)など、実力派からアイドルまで、時代を代表するビッグネームがステージに登場してきた。SMAPやAKBのみならず、100校以上のオファーの中から明治を選んで出演してくる有名アーティストなど、[3]他の学園祭では見られない顔ぶれも多い。
- 嘗ての名物イベントとしては『オーバーナイトハイク』(和泉キャンパスから駿河台キャンパスまでの、学生達による大規模行進)などがあったが、現在では、avexなどとの共催によるダンスイベント『Dancer Bird』、学生最大規模を誇る『MEIJI ROCK FESTIVAL』、有名モデルなども出演する『モデルファッションライブ』などが有名。フジテレビやJ-WAVEの公開放送など、主要メディアとのコラボ企画も盛んである。駿台祭と和泉祭は統合され、『明大祭』として和泉キャンパスで開催され、『生田祭』は『生明祭』に名称を変え継続している。
- 明治大学シェイクスピアプロジェクト
- 毎年11月に開催される恒例の演劇祭。各分野の一流プロの指導の下(指導協力実績:楽曲池辺晋一郎、衣装デザイン朝月真次郎等)、学生が主体となり、出演を始め、制作・演出・音響・宣伝等運営の一切を手懸け、アカデミーホールにてシェイクスピア劇を上演。オーディションには他大からの参加者も含め、大勢の俳優の卵達が参加、主役の座の行方に注目が集まる。毎年、3,000人以上の観客を動員するなど、その規模は学生演劇の枠を超えているとも評され、スポンサーには有名企業が名を連ねる。例年、並行してアカデミーコモンにてケンブリッジ大学の学生劇団ペンブルックプレイヤーズによるシェイクスピア劇が上演され、併設のワークショップには多くの学生が参加する。
- お茶の水JAZZ祭
- ジャズ界最高の栄誉である『南里文雄賞』に、芸術系の名門である東京藝術大学、バークリー音楽大学と並び最多の受賞者を輩出する明治が、OBのトップミュージシャンの他、著名アーティストを招待し開催する恒例の音楽祭。
- 『楽友会』(軽音楽系のクラブを統括するOB組織)の呼びかけの下、毎年多くのOBミュージシャンが集結(OB以外の主な出演実績としては、宮間利之、前田憲男、原信夫、日野皓正、渡辺香津美、神保彰、小曽根真(友情出演)、国府弘子、寺井尚子等々)。総合プロデュース・司会には『楽友会』現会長の宇崎竜童・阿木燿子夫妻。アカデミーホールでのメインコンサートから、キャンパス周辺でのストリートミュージックフェスティバルなども併催し、御茶ノ水の街全体で展開。名門ホールやライブハウス、日本一の楽器店街などを擁し音楽の街でもある御茶ノ水を、ニューオリンズにも匹敵する音楽の溢れる街に育てるべく、千代田区、東京商工会議所、協賛企業等のバックアップの下、毎年盛大に開催される。(2011年度以降の収益金は全額を東北復興支援のために役立てることとなった)[4]
- ビジネス系イベント
- 『学生ビジネスアイデアコンテスト』は起業を目指す学生のサポートを目的に行われる恒例イベント。藤巻幸夫(特任教授)等が監修を務め、賞金総額は100万円。著名起業家を輩出してきた歴史を反映し、学部を超えて全学生が受講出来る学部間共通総合講座として、ビジネスプラン関連講座(大和証券寄付講座等)や『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、学生にはビジネスプランをブラッシュアップする環境が豊富に用意されている。学外ビジネス系コンテストでは、『日銀グランプリ』で過去5大会中、グランプリ2回・準グランプリ2回、『日経TEST学生団体対抗戦』2010大会で、経営学部チームが初エントリーし、個人部門1位・グループ部門2位など。また、欧州復興開発銀行総裁や日本銀行総裁をはじめ、有名企業トップなど内外の主要なビジネスパーソンが来校し講演等を行っている。
- 明治大学文学賞
- 明治大学在籍者を対象にした文学賞。文芸部門と作詞部門からなり、それぞれにOBの名を冠した、『倉橋由美子文芸賞』、『阿久悠作詞賞』を設置。文芸賞大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。選考委員は、高山宏(教授)、管啓次郎(教授)、阿木燿子(OG)等。
- 夏目漱石、小林秀雄などをはじめ、名立たる文学者達が活躍してきた文学部では、嘗て文芸雑誌『駿台文学』が刊行されていたが、一時期、学生募集を停止していた文学部の復活を同誌が1931年に提唱したところ、舟橋聖一、与謝野晶子、里見弴、徳田秋声、北原白秋らが賛同者として名を連ねるなど、学内外で多くの著名文学者に支えられてきた文科の歴史をもつ[5]。在籍中に芥川賞・直木賞を受賞した教員としては、小島信夫、三浦清宏、堀江敏幸などがいる。
- また、駿河台キャンパス中心部にOBにより建設された山の上ホテルは、川端康成、三島由紀夫 、松本清張、遠藤周作、山口瞳、池波正太郎等、著名文学者が定宿として利用するなど、数々の名作誕生の舞台として名高いが、大学の各式典等に利用される他、数々の文学賞の舞台にもなってきた。(文芸賞、岸田戯曲賞、迢空賞、晩翠賞、梓会出版文化賞、小学館ノンフィクション大賞、開高健ノンフィクション賞、寺山修司短歌賞、葛原妙子賞、山本健吉文学賞、俳句界評論賞、巌谷小波文芸賞、久留島武彦文化賞、角川俳句賞等の選考会、授賞式など)
- 講演会・シンポジウム
- 東京都心部にある駿河台キャンパスや和泉キャンパスなどでは、各界の第一人者によるイベント、講演会等が頻繁に行われる他、要人の訪問等も多い。また、特別招聘教授として著名人が招かれ、学生に講義・レッスンを行うケースも多い。以下、最近の主なゲスト。
- 中曽根康弘、海部俊樹、村山富市、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫、安倍晋三(以上、元首相)、谷垣禎一、与謝野馨、鳩山邦夫、前原誠司、岡田克也、枝野幸男、武村正義等(以上、党代表・主要閣僚)、海外の国家元首(ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の他、ポーランド、フィリピン、マレーシア等の各大統領・首相)、ジャック・アタリ(欧州復興開発銀行初代総裁・思想家)、白川方明(日本銀行総裁)、緒方貞子(JICA理事長)、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)、主要国駐日大使(アメリカ、EU代表部、フランス、ドイツ、カナダ、オランダ等)、主要高等教育機関トップ(世界学長会議議長、フランス国立行政学院(ENA)学院長、北京大学学長、高麗大学学長等)、内外の主要企業首脳、小柴昌俊、益川敏英、日野原重明、茂木健一郎(以上、学者)、内田祥哉、槇文彦、團紀彦、中村拓志(以上、建築家)、井上ひさし、逢坂剛、平野啓一郎(以上、作家)、観世清和、坂東玉三郎、野村萬斎(以上、伝統芸能関係者)[6][7]、北野武、蜷川幸雄、黒沢清、是枝裕和、本木克英(以上、映画監督・演出家)、徳川恒孝(徳川宗家第18代当主)、立花隆、松岡正剛(以上、ジャーナリスト)、桂由美、コシノジュンコ(以上、ファッションデザイナー)、ジャン・ジロー、かわぐちかいじ、浦沢直樹(以上、漫画家)、AKB48(タレント) etc
- その他
- 早慶明対抗イベント
- 明治大学文学部読書感想文コンクール
- 高校生、社会人を対象にした読書感想文コンテスト。選考委員長に齋藤孝教授。
- ファッション系
- 商学部によりファッションビジネス・マネジメント教育が推進され、世界の主要なファッション教育機関との提携や、ファッション/アパレル関係会社、著名デザイナーとのプロジェクト等が展開されており、国内のファッションビジネス教育の中心拠点といわれる[8]。
- また、主要ブランド・トップ(ルイ・ヴィトンジャポン、ミシュラン、シャネル、TOD'S、エルメス・ジャポン等の各社長)や有名ファッションデザイナー・ディレクター等による講義、様々な外部機関とのコラボレーションによるイベント等が行われており、最近では商学部総合学際ゼミナールの企画、バンタンデザイン研究所、リセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京等の参加によるファッションショーなどが行われている[9][10]。
- M-Naviプログラム
- 植村直己冒険賞
- 明治大学芸術祭
- 文化人OB等を招いてのイベント他
- eプレゼン・コンテスト
- 和泉フィルムフェスティバル
- 『明大生が捉えた日本』 映像・写真コンテスト
- 岸本辰雄記念ホール企画展示「学生作品展」
クラブ・サークル[編集]
広範な分野にOBを輩出するインキュベーターの機能を果しているのがクラブやサークルであり、伝統的に芸術・文化分野への造詣が深く、OBをはじめ各分野の第一線との交流をもつ本格派志向のサークルが多い。演劇、音楽など、各分野のプロを志向する学生も少なくない。大学からの活動補助金等を受けていない非公認系のサークルも含めると、その数2,000以上ともいわれる(オープンキャンパスでの説明より)。コンテスト上位入賞の常連となっている名門クラブや、明治に拠点を置くインカレ系サークル(複数大学の学生から構成されるサークル)などの存在により、他大からの参加者の比率が高いのが特徴である。多くの団体で伝統的なイベントなどが組まれており、特定のサークルへの入部自体を目的に入学してくる学生も多い。
- 雄弁部
- 1890年創部。国内の大学弁論部としては2番目に古い歴史をもつ。三木武夫(第66代内閣総理大臣)、大野伴睦(第42・43代衆議院議長)等、政界を中心に多くの人材を輩出。名誉OBには村山富市(第81代内閣総理大臣)など。1929年には大学弁論部として国内初の世界遠征を実施。2011年は鳩山由紀夫前首相の講演会等による新歓イベントで幕を開けた。創立期には、西園寺公望(第12・14代内閣総理大臣)が法論会会長として学生達の討論会を主催していた伝統をもつ。尚、雄弁部以外にも政治家志望の女子学生達による勉強会なども存在する。また、2011年には、政治家養成力の更なる向上を目指し、『政経リーダー育成プログラム』が学内に発足した。
- 広告・企画系サークル
- 明治大学應援團
- 音楽系
- ジャンル毎に、伝統あるサークルが多数存在し、各コンテストの入賞常連チームなどが犇めく。OBには、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない、多くの業界関係者達がいる。
- マンドリン倶楽部
- 楽友会
- Big Sounds Society Orchestra(BSSO)
- 学生ビッグバンドの頂点を決する『山野 ビッグ・バンド・ジャズ・コンテスト』において、最多優勝(2008年現在)を誇る名門サークル。CD発表や海外演奏旅行の他、著名アーティストとの共演など多数。有名サークルであるため、プロ志向の他大からの参加者なども多く、レギュラーバンドメンバーの約半数が他大生であり、音大生なども在籍する。プロミュージシャンを多数輩出。
- 明治大学交響楽団
- 合唱系クラブ
- KLAVIER
- 1989年創部という若いピアノサークルだが、ピティナピアノコンペティション(参加者4万人超の世界最大規模の音楽コンクール)優勝者(グランミューズ部門)等、各コンテストで入賞者を輩出[13][14][15]。
- 演劇系
- 多くのアカデミー(日本)監督・脚本家・俳優の他、国内の代表的な劇団の創立メンバーから、“明治系”といわれる多数の演劇集団に至るまで、数多の人材・団体を演劇界に送り込んできた。自前の公演場、大道具等を完備し、大規模な集客・運営システムが構築された環境は、プロからも羨ましがられ、学生演劇の王道とも呼ばれる[16]。『東京フィルメックス』記念シンポジウムでの北野武、黒沢清、是枝裕和等、注目の映画人達による特別講義・トークセッションや、公開対話『唐十郎&蜷川幸雄-劇場都市東京の行方』など、演劇界OBによる講演、指導などの機会も多く、「学生フィルムフェスティバル」なども開催されている。以下、主な団体。
- 『映画研究部』:1922年創部。OBは川島雄三、岩橋直哉、大川俊道、室賀厚(以上、映画監督)、飛鳥田一雄(元社会党委員長・横浜市長)目黒考二(『本の雑誌』創刊者)など。
- 『騒動舎』:明治、早稲田の学生を中心に、2011日本アカデミー賞三冠に輝いた中島哲也(映画監督)や吉田紀子(脚本家)、『ジョビジョバ』を始め多くの人気劇団を生み出してきた
- 『演劇研究会』:『第三エロチカ』や『コント赤信号』などの母体
- 『実験劇場』:唐十郎・『状況劇場』などの母体
- 『劇団活劇工房』:サークル内のユニットから多数の劇団が派生(『動物電気』、『エムキチビート』、『贅沢な妥協策』、『国道五十八号戦線』等々)
- その他、2011シアターグリーン学生芸術祭最優秀賞の『声を出すと気持ちいいの会』や、『隔世遺伝』、『劇団フルタ丸』、『劇団電動夏子安置システム』、『熱帯』等々多数の演劇団体が明大演劇関係者から発足している。また、『スーパー・エキセントリック・シアター』など演劇系サークル以外から発生した著名劇団等もある。
体育会[編集]
明治大学体育会は、1905年に公認された端艇部を最古とし、同年に柔道部、剣道部、相撲部、硬式庭球部が相次いで創部され、さらに競走部、弓道部、硬式野球部と続き、現在43部を数える。近代日本スポーツ黎明期から、各競技の創始者や発展を支えてきた指導者らを輩出してきた。
精神性を重視し、強烈な個性を生み出してきた各部の伝統は“明治の体育会”として独特のニュアンスをもって語られ、学生スポーツ界の勢力図において揺るぎない存在感を放つ。1953年には日本初の学生スポーツ新聞『明大スポーツ』を創刊。1959年には、野球部OB会の『駿台倶楽部』をはじめとした各部のOB組織により、体育会の総合組織として駿台体育会が結成されるなど、早くから独自のスポーツ文化・組織形態を確立。各競技大会の最多優勝記録などを保持する、傑出した歴史を誇るクラブを多数有する。 OBは、各競技の指導者や協会幹部として活躍する者の他、実業家或いは著名企業の経営層で活躍する者も少なくない。ラグビー、サッカー、トライアスロン、卓球等のプロスポーツ選手第1号もここから誕生している。
- 硬式野球部
- 1910年創部。東京六大学野球連盟加盟。大学日本一を争う明治神宮野球大会の優勝回数は最多の5回(準優勝0回)。1914年に開始した早慶明の三大学リーグ戦が後の東京六大学野球連盟、延いては東京六大学という存在自体のルーツとなっている。野球草創期のスタイルを踏襲した、伝統を感じさせる丸帽子と襟付きのユニフォームが有名。1929年には日本の野球チーム初の世界遠征(アメリカ・ヨーロッパ・香港・中国など世界一周)を敢行、1995年には大学野球史上初の女性選手(米国人)を起用するなど、進取に富んだ姿勢が注目を集めてきた。多くの指導者を輩出しており、日本の野球殿堂表彰者160名中、21名が同部OBである(2008年現在)。島岡吉郎監督を巡る伝説的なエピソードはTVドラマ化された。創部100周年を迎えた2010年はロサンゼルス・ドジャース協力の下、ドジャー・スタジアムで春季キャンプを実施。
- ラグビー部
- 1922年創部。関東ラグビーフットボール協会所属。日本選手権1回優勝、大学選手権12回優勝。紫紺と白の横縞ジャージが有名。明早戦は毎年12月第1日曜日に国立競技場で行われ、NHKで全国に生中継される大学スポーツ界伝統の一戦であり、数多くの語り継がれる名勝負が繰り広げられてきた(「雪の早明戦」の項等参照)。1994年度戦では、村山富市首相(明大OB)、河野洋平外相、森喜朗自民党幹事長(以上、早大OB)等、政権首脳の両校OBが揃って観戦、母校を応援した。プロ・アマを通じ、特定チームによる定期戦で国立競技場が使用される唯一のカードである。野球部同様、監督を始めとする人物群像がTVドラマ化されている。
- サッカー部
- 1921年創部。関東大学サッカー連盟加盟。2007年第87回天皇杯全日本サッカー選手権大会では大学勢トップの4回戦まで進出、J1・清水エスパルスとの延長PK戦に亘る熱闘が繰り広げられた。2009年の同大会ではJ1・モンテディオ山形を破り、大学勢として史上初の対J1チーム戦勝利を成し遂げ、全日本大学サッカー選手権大会では優勝を果した。日本代表やJ1チームなど大学以外の有力チームとの交流試合なども活発である。最近では、日本人として初めて世界のトップチーム入りした、インテル・ミラノの長友佑都や、国民栄誉賞のなでしこジャパン佐々木則夫監督などが有名。
- スケート部(アイスホッケー、スピードスケート、フィギュアスケート)
- 大学スポーツ界“氷上の王者”と称えられ、(総合優勝の設定された)過去75回の日本学生氷上競技選手権大会(スピードスケート、フィギュアスケート、アイスホッケーの3競技で総合優勝を競う)にて総合優勝50回という不滅の記録を打ちたてている。
- バスケットボール部(ピラニアギャングス)
- 1925年創部。関東大学バスケットボール連盟に加盟。全日本大学バスケットボール選手権大会優勝9回、1975年には全日本総合バスケットボール選手権大会で優勝、学生チーム最後の日本一となっている。1932年には初の米国遠征を敢行、バスケットの考案者ジェームズ・ネイスミス博士等と面会を果した。1970~72年の山本良一主将(現大丸松坂屋百貨店社長)時の3連覇に続き、74~76年にも3連覇を達成。50周年式典には高松宮殿下などが臨席。1968年以来、韓国の名門高麗大学と相互訪問による定期交流戦を実施している。
- 馬術部
- 競走部
- 1907年創部。箱根駅伝は、1919年に当時の部員らが唱えた「アメリカ大陸横断駅伝」創設のアイデアが転じて発足したものであり、東京高等師範学校などと共に同大会ルーツ校である。優勝回数は7回。2009年時点で51回出場している。ベルリンオリンピック出場の南昇竜は箱根出場最初のメダリスト。園原健弘はバルセロナオリンピックの競歩代表となった。
- 柔道部
- スキー部
- 山岳部
- 卓球部
- その他、史上初めて大学生として全英オープン(2010)出場を果した薗田峻輔、日本アマチュアゴルフ選手権競技・日本学生ゴルフ選手権競技2冠の桜井勝之などを擁するゴルフ部、日本の射撃競技を立上げ全日本学生選手権大会24回の優勝を誇る射撃部、日本アメリカンフットボール史の幕開けを飾りリードしてきたグリフィンズ(アメフト部)、過去10年間で3連覇2度達成の少林寺拳法部、2011年度大学選手権優勝のフェンシング部、弓道部、男女総合優勝を狙う漕艇部、多くのチャンピオンを誕生させてきたレスリング部、ボクシング部等々。
- 明早戦、明慶戦、明立戦、明法戦、東京六大学リーグ等の記事を参照
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
開校翌年の1882年には校友規則が決められ、校友資格として卒業生、塾監、部長経験者を校友と称すこととした。「校友」という名称を使ったのは、同大学が初めてとしている。 校友組織は業界や地域毎に「駿台クラブ」や「駿台会」という名称がつけられることが多く、大学の紀要として「駿台史学」という名称のものが刊行されるなどしているが、これらは明治大学本部のある「駿河台」の地名からつけられたものである。因みに、これらの組織・紀要の表記方法と駿台予備学校の表記方法は似ているが、直接的な関係はない。(駿台予備学校の創立者は、元明治大学教授の山崎寿春)
国内のOB連合組織である『連合駿台会』は、1953年に経済界OBの集いとして設立された『茗水クラブ』と、1964年に政界・学界・財界で活躍するOBで日本を代表する大学造りを目指して結成した『明友クラブ』が、2002年に統合し設立された。海外では、ニューヨーク、ロサンゼルスなどを始め、世界10拠点に校友組織が置かれている。その他、業界ごとの主なOB組織として下記のものがある。
- 明治大学法曹会
- 駿台会計人倶楽部
- 明治大学公認会計士会
- 明治大学マスコミクラブ(MMC)
- 明治大学社労士駿台会
- 明治大学行政書士会
- 建設不動産駿台会
- 全国紫明クラブ(異業種交流会)
- 紫紺クラブ
- その他
大学関係者一覧[編集]
施設[編集]
キャンパス[編集]
駿河台キャンパス[編集]
- 使用学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の各学部3・4年
- 使用研究科:大学院法学研究科、商学研究科、政治経済学研究科、経営学研究科、文学研究科、ガバナンス研究科、グローバル・ビジネス研究科、会計専門職研究科、法務研究科、理工学研究科(新領域創造専攻)
- 使用附属施設:法人本部など
- 交通アクセス:JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線 御茶ノ水駅
東京都心部に位置し、街のランドマークでもある『リバティ・タワー』を中心とした都心型キャンパス。
街そのものがキャンパスともいえる御茶ノ水は、ニコライ堂、湯島聖堂、山の上ホテル等の文化施設が集積する、東京を代表する文化スポットであると同時に、フォークソングの名曲『学生街の喫茶店』等で歌われるなどした、国内最大の学生街でもある。世界最大級の書店街である神保町の他、日本最大の楽器店街とスポーツショップ街、文化人等の集う老舗街などにも隣接し、広範な文化ゾーンが形成されている。理工学部とハーバード大学大学院による神保町の街づくりに関する共同研究なども行われており、大学・街、千代田区による協議会の計画を元に、キャンパス周辺の都市整備が進行中である。
政治・経済・文化の中心が集積する東京都心部をフィールドにしてキャンパスライフを送れることが大きな魅力となっており、また、学生は都心にある国立美術館3館、国立科学博物館・付属自然教育園等を無料(一部除く)で観覧することなどが出来る。(2012年度現在)
キャンパスが立地する付近一帯は駿河台という地名のとおり、江戸期に旗本の屋敷地であった高台にあり、坂が多く現在も大名庭園跡などが残る。皇居から程近く、明治・大正期には小松宮彰仁親王や西園寺公望などの他、三菱財閥本社・岩崎家当主本邸など、政財界人、文化人等の屋敷が建ち並ぶ“お屋敷町”と呼ばれ、天皇、皇族、大臣参議らによる晩餐会が催されていた特別な地であった。現在の駿河台校舎は小松宮邸跡に建つ。(猿楽町校舎は原田熊雄男爵邸跡)
大学本部が入る『リバティ・タワー』は、世界の情報発信基地を目差し、国内外の著名建築家や大手設計事務所等による設計コンペの末、建設が進められ2000年に竣工。国土交通省による『都市景観大賞』などを受賞している。2004年には、旧13号館(大学院棟)跡地に法科大学院が入った11階建ての『アカデミーコモン』が完成。また、『紫紺館』(校友会館)が2006年末に完成した。その他にも『研究ラボタワー』、『文化リエゾン棟』、『スチューデントセンター』、『東京国際マンガ図書館』(仮称)などの建設を始めとした、大規模な再開発計画が進行中である。
長きに亘り大学の象徴であった『旧記念館』は関東大震災後、教職員はもとより学生・校友達がいち早く駆けつけ、自主的に復興活動を行って全学的に建設が進められたものであり(他にも西園寺公望の1000冊以上の図書購入、三菱合資会社の1万5千円(当時)の寄付金等多くの援助があった。後年、重要文化財指定候補となったが、維持運営等の問題により建替えに至る)、後身である『リバティ・タワー』はOBをはじめとした大学関係者等からの約100億円の寄付などにより建設された。大学の顔とも言える本部校舎は、常に学生・校友・関係者一丸となって大学を支えてきた歴史の象徴となっている。
和泉キャンパス[編集]
- 使用学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の各学部1・2年、国際日本学部の全学年
- 使用研究科:教養デザイン研究科
- 使用附属施設:Stub
- 交通アクセス:京王線・井の頭線 明大前駅
1934年4月、予科校舎として開設。杉並・永福の閑静な住宅街をバックグラウンドとする一方、明大前駅は渋谷・新宿・吉祥寺・下北沢の結節点にあたり、それぞれから約3~10分という立地でもある。京王線沿線の至便の地での校舎開設には、京王グループの事実上の創業者でOBの井上篤太郎らによるバックアップがあったとされる。駅前は再開発などにより90年代後半以降、街並みが一新されたが、周辺には嘗ての面影を残す界隈も残る。また、次段階の大規模な駅前広場の整備なども予定されている。
“グローバル・ヴィレッジ・キャンパス”構想の下、明治大学に於ける国際化の拠点としての整備が進行中である。2005年4月には情報コミュニケーション学部開設に合わせ、全面ガラス張りの新校舎である「和泉メディア棟」が完成。学生用のPCが600台以上常備され、ラウンジにはWiFi環境が整備されている。2009年3月には国際日本学部開設に合わせ、「和泉インターナショナルハウス」(国際交流会館)が完成。2012年5月には総費用37億円を費やし最新鋭の滞在型図書館が完成した。今後も主要施設の建替え等が予定されている。
既存校舎、庭園及びランドスケープの多くは、近代日本を代表する建築家として名高い、元工学部長の堀口捨己による作品であり、特に第二校舎は『日本におけるDOCOMOMO150選』(日本を代表する現存する近代建築として選定された100件)に登録されている。また、正門脇にはランドマークにもなっている特徴的な曲線型の階段を持つ大型歩道橋があり、学生達の行き交う風景がキャンパスライフの象徴的シーンのひとつとして、メディア作品等に使用されている。映画・ゲームマニアの一部学生の間では『ギャッラルブルー』(ギャラル橋)若しくは『ギャラール』などとも呼ばれる(ファンタジー映画・ゲームなどに登場する、“異界への黄金の架け橋”の意。和泉キャンパスを異界と見立てたか、隣接する築地本願寺和田堀廟所を指すのかは不明。他にもいくつかの呼び名が存在する)。1日3万人以上の利用者があり、都内でも最も利用者の多い歩道橋のひとつとされ、2010年にはバリアフリー対応のエレベーターが設置された。
学生の間では、駿河台への進級後に和泉での授業を再履修することを「和泉返し」、留年することを「和泉止まり」と言う俗語が存在する。『キッド・アイラック・アート・ホール』など名所も多い。『I"s』、『BLUE SEED』、『空の境界』、『ちょこッとSister』などの映画・漫画作品で、明大前、和泉キャンパスが物語の舞台として登場する。
生田キャンパス[編集]
1950年5月、農学部校舎として開設。キャンパスは、新宿から電車で20分余の距離にある生田の高台に立地。17万m2の敷地に最新鋭の設備や大規模な実験装置などを擁する。周辺には、日本女子大学、専修大学、聖マリアンナ医科大学などのキャンパスの他、生田緑地、川崎市岡本太郎美術館、藤子・F・不二雄ミュージアム、生田スタジオ(日本テレビ)等。
大学の入口(生田駅からの登校時に使用する入口)から建物までの間は急な坂となっており、学生の間では俗に「生田坂(いくたざか)」と呼ばれている。濃い緑に堀口捨己設計による白亜の塔が連なる景観は、有名な映画作品『白い巨塔』で物語の主要舞台として使用されるなどした。1945年10月から1949年4月までは、敷地は慶應義塾大学工学部予科の仮校舎として使用されており、更に以前には陸軍登戸研究所が設置されていた。
『明治大学平和教育登戸研究所資料館』が2010年に開館、『新化学棟』(D館)が2011年に完成した他、『先端科学技術研究センター(仮称)』の設置を予定。キャンパス周辺では2012年に、約1240m2の隣接地を取得し『地域産学連携研究センター』を開設、市民講座「リバティーアカデミー」の開設や、小中学生対象の夏休み科学教室の実施などを予定している他、12.8万m2の土地に農学部の研究・実習施設である黒川新農場を開設。 尚、敷地内には、大型のグラウンドの他、長年に渡り大学王座として君臨する馬術部などの練習所も設置されており、部員が駆る保有馬がキャンパス内を優雅に闊歩する田園的な光景を時折目にすることが出来る。
中野キャンパス[編集]
東京都中野区中野の警察大学校跡地に、新たに『中野キャンパス』(仮称)が開設される予定である。先端研究拠点、社会連携拠点を形成させる他、既存キャンパスからの学部移転等を予定。
過去に存在したキャンパス[編集]
- 秋葉原サテライトキャンパス(※2010年度廃止)
- 世界的な情報産業の研究開発拠点を目指す「秋葉原クロスフィールド」計画に参画し、IT関係を中心とした産官学連携事業を展開する拠点として2005年(平成17年)、秋葉原ダイビル内に開設された。セミナースペース・研究スペース・コラボレーションスペースから成り、理工学部などの技術セミナーや企業との共同研究、研究成果のプレゼンテーション・デモンストレーションなどに使用された。他に東大、筑波大等が入居。
講堂・ホール[編集]
- 「アカデミーホール」(駿河台キャンパス)
- アカデミーコモン内3~6階に設置された大ホール(約1200名収容)。最新の技術を採用し、自然光を巧みに採り入れた構造で、客席・ステージ共可動式。国際会議、シンポジウム、演劇、コンサートの他、海外映画のプレミア試写会等幅広い用途に利用され、数々の著名人が出演してきた。設備の豪華さで知られ、音響品質、ステージの広さ等、アーティスト達からの評価が高い。
- 「リバティホール」(駿河台キャンパス)
- リバティータワーに設置されたホール(約500名収容)。主に、シンポジウムや学会等で利用。
- 「メディアホール」(生田キャンパス)
- 生田キャンパスのメインホール(中央校舎)。主に、シンポジウムや学会等で利用。
スポーツ競技施設[編集]
- 「八幡山グラウンド」(東京・世田谷)
- 明治大学体育会の本拠。2003年3月には、400mの全天候型トラックを有する陸上競技場の他、ラグビー場、サッカー場、アメリカンフットボール場、ホッケー場、アーチェリー場及び、第二合宿所等が完成。第二合宿所エントランスには全面ガラス張りの壁に通称“ビクトリーアーチ”と呼ばれる、大型の門構が設置されている。
- 「明治大学内海・島岡ボールパーク」(東京・府中)
- その他
- 硬式庭球部と卓球部の西調布合宿所が2004年に設置された。
- 「(仮称)明治大学スポーツパーク」構想について
セミナーハウス等[編集]
- 和泉インターナショナルハウス
- 生田ゲストハウス
- 清里セミナーハウス
- 山中セミナーハウス
- 菅平セミナーハウス
- 桧原湖セミナーハウス
- 誉田寮
- その他、契約施設などが5ヶ所
学生食堂[編集]
- 駿河台キャンパス
- リバティータワー17Fにある「スカイラウンジ暁」はメディアにも多く登場している高層レストラン(全367席)。夜まで営業しており、お台場の観覧車やディズニーランドの花火といった夜景が展望出来る。駿河台キャンパスには他にもリバティータワー23階の「サロン燦」、アカデミーコモン「Café Pénsee」、紫紺館「レストランフォレスタ椿山荘」等があるが、キャンパス周辺は有名店を始め、数多くの飲食施設が集積する東京有数のグルメスポットであり、恒例のグルメラリーの開催や、“カレーの聖地”などと呼ばれる他、老舗の名店から新進チェーン(「スターバックス」が日本2号店を始め近隣に3店舗、多くの撮影で使用される『J-city Tokyo』内のタリーズ等)まで数多く犇めくカフェなど、多くの学生に利用されている。
- 和泉キャンパス
- レストラン棟である「和泉の杜」は1・2Fに定食・麺類等、3Fにはカフェや「BAGEL&BAGEL」等が出店。特定の曜日には屋外にネオ屋台村なども出現し、多国籍料理などで賑わう。一方、明大前は世田谷有数のグルメスポットとして知られるが、駅からの100m程度の通学路沿いには「WIRED CAFE」や「スターバックス」等のカフェが並び、周辺には「博多一風堂」等の有名ラーメン店など、学生向けの店がひしめく。当然のことながら、これらの利用者も多い。
- 生田キャンパス
- スクエア21(食堂館)の「HILLS(2F)」や「明大生田DINING(3F)」の他、32号棟(学生会館)1Fの「めん処」やカフェ「トゥリパーノ」、ネオ屋台村など。「トゥリパーノ」では、常時15種類以上のソフトクリームを販売。郊外の立地の為、他キャンパスに比べ、駅周辺の飲食施設は少なめである。
対外関係[編集]
国内[編集]
大学・研究機関[編集]
- コンソーシアム
- 連携大学院協定(産業技術総合研究所、NTT物性科学基礎研究所、海洋研究開発機構、三菱化学安全科学研究所、三菱電機デザイン研究所)
- 数理生命科学融合教育コンソーシアム(京都大学、広島大学、北海道大学等)
- 表層ガスハイドレート研究コンソーシアム(東京大学、大阪大学 、千葉大学、東京海洋大学)
- 明治大学バイオリソース研究国際クラスター(大阪大学、東北大学、慶應義塾大学、自治医科大学、東京慈恵会医科大学等)
- 全国法曹キャリア支援プラットフォーム(名古屋大学、同志社大学、中央大学等)
- アクチュアリー数理コンソーシアム(慶應義塾大学、日本大学)
- 神奈川県内大学院の学術交流協定(東京工業大学、総合研究大学院大学、横浜国立大学、フェリス女学院大学等と農学研究科)
- 東京12大学広報連絡協議会
- 大学情報サミット
- 全国私立大学FD連携フォーラム
- 山手線沿線私立大学図書館コンソーシアム
- 首都大学院コンソーシアム
- 三鷹ネットワーク大学
- その他
- 包括交流協定
- 連携事業協定
- 自治医科大学
- 「医農連携による実験動物の開発と医学研究への利用に関する研究」に関する共同研究契約[17]
- デジタルハリウッド大学大学院
- 大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系との提携
- 信州大学
- 南信州地域の活性化と産業人材育成等を目的とした「連携・協力」協定
企業、独立行政法人等(一部のみ記載)[編集]
- 寄附講座開設機関
企業等、外部機関による寄附講座が充実しており、ジャーナリズム、メディア戦略からファッションビジネスまで様々な専門分野を網羅。
- 日本税理士会連合会
- 新日本監査法人
- 日本音楽著作権協会(JASRAC)
- 内部監査協会
- 全日本自治団体労働組合
- アメリカ保険業者安全試験所
- 日本経営士会
- 化学物質評価研究機構 etc
- 委託事業
- タイアッププロジェクト
- 商学部×HONDA
- ハイブリッド車のインサイトを研究課題として、ホンダの商品企画担当者や開発責任者ら社員十数人の講義等により、自動車メーカーに於ける開発・生産・販売等の全体像について学ぶ。研究所などを訪ね、開発機密に触れるような講義も行う。学生が販売戦略をまとめ、役員やマーケティング部門リーダーである営業開発室長にコンペ形式で提案を実施。ホンダ側は外部プランナーとしての役割を学生に期待し、意見を将来の販売戦略に活かす。 SNS「mixi」を使った一大キャンペーンなどへ展開された様子はTV番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』などで取り上げられた。
- 商学部×電通×朝日新聞
- 朝日新聞本社などマスメディアの現場でのビジネスプロセス等の体験を通じて、競合分析を通じた朝日新聞のポジショニングや、他媒体との比較を通じた新聞のビジネスモデルなどを考え企画立案を行い、朝日新聞社幹部へ向けたプレゼンテーションを行う。
- 商学部×電通×FM東京
- “産学連携特別授業『RADIO FUTURE』~大学生による、大学生のためのラジオ番組制作”として、ラジオという実際のビジネス・フィールドでの課題解決プロセスの体験を通じて、多角的な現象把握能力や課題抽出能力、チームによる課題解決能力などを育む。ラジオ番組制作・放送の一連のプロセスや考え方を学び、番組制作の企画立案を行い経営幹部へのプレゼンを経て、TOKYO FMスタジオにて報告内容に基づくラジオ番組を制作し、全12回に渡り放送する。
- 商学部×JTB
- JTBとの産学連携による授業『サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ』にて同社事業開発部長が講師を務め、学生達が同社社員らとともに旅を基軸とする新事業の提案を目指し、グループごとに関連業界へのヒアリング調査や企業見学会を実施し、最終的にJTB法人東京社長を始めとした同社経営幹部層にプレゼンを行い、優勝作品については事業化が検討される。
- 商学部(ゼミ)×ロッテ、洋菓子のヒロタ、柳屋本店、メトロコマース等
- 学生達の企画によるコラボレーション商品開発、広報戦略開発、店舗コンサルティング等
- 農学部食料環境政策学科×アサヒビール
- 中国における農業体験研修
- その他、紀伊國屋書店とのコラボによる明治大学ブックフェア(教授陣の推薦書コーナー等)、学生達による模擬ベンチャー経営、店舗運営、出版社への企画提案による本の企画・出版、フリーペーパー発行等々
- その他
- 日本商工会議所
- 「地方活性化人材育成プロジェクト」(実務的キャリア教育支援事業)
- ジェイティービー
- 「外国人留学生のホームステイ効果」の研究、「留学促進共同プラットフォーム」形成に向けた連携事業共同研究
- ベネッセコーポレーション
- 「留学促進共同プラットフォーム」形成に向けた連携事業共同研究
- 科学技術振興機構
- 宇宙科学研究本部(JAXA) etc
- 日本商工会議所
地方自治体[編集]
下記の各自治体と、交流事業、地域支援等の協定を締結。数々の事業を展開。
高等学校[編集]
- 神奈川県立多摩高等学校-理工学部:教育・研究・学術・文化などにおける連携・協力協定
- 神奈川県立生田高等学校・その他-理工学部・農学部:「高大連携プログラム」(川崎市内の県立高校を対象にしたプログラム)による協定
- 神奈川県立相原高等学校-商学部:連携・協力協定(広域連携支援プログラムに於ける、同校の農業生産物・ライフサイクルマネジメントを通じての地域産業振興への取り組みに関しての提携)
海外[編集]
国際交流の歴史/海外大学・研究機関との協定[編集]
1910年にはアメリカのコロンビア大学、ペンシルベニア大学、シカゴ大学等との間で留学生協約を結ぶなど[19]、当時の国際交流の最先端を進んでいたが、大戦等を挟みドメスティックな方向に流れ、近年になって国際化の流れを再開。現在では、主な協定校にケンブリッジ大学、オックスフォード大学、パリ大学などの他、伝統的に人事交流の強いアジア圏では、中国トップ5の4校(北京大学、清華大学、上海交通大学、南京大学)、韓国トップ3(ソウル大学(経営学部)、高麗大学、延世大学)など。研究機関ではフランス国立科学研究センター(ヨーロッパ最大の政府基礎研究機関)、ロシア科学アカデミー(ロシアの最高学術機関)など、各地域のトップ研究機関との国際的な連携体制の構築が進められている。また、学部卒業後にハーバードやMITなどでMBAを取得する卒業生などもいる。急速なペースで増加する協定校留学の他、夏期集中語学研修、長期海外留学支援プログラム等により、海外の大学院等に於ける学位取得や研究支援を充実させ、更なる教育の国際化を促進している。
文部科学省『国際化拠点整備事業』(グローバル30)[編集]
文部科学省の平成21年度国際化拠点整備事業に、東大・京大等と共に日本を代表する国際化拠点校として採択され、今後、同事業に対し年間2~4億円程度の財政的支援を受ける[20]。世界トップレベルの大学を目指し、『グローバルコモン・プログラム』を立ち上げ、2020年度までに4000人の留学生を受入れ、1500人の学生を世界に送り出す計画を推進する。更なる国際競争力の強化に向け、国際的に活躍できる高度な人材の養成を図る。北京やモスクワの日本留学センターなどの他、シドニー、ニューヨーク、パリ等でも設置を進め、ワンストップサービスを日本の大学全体に提供する。また、教育・研究両面で更なる向上を果たすべく、世界各国・各界のエキスパートを集めた国際総合研究所を設置し、世界に向けた政策提言を発信する計画を進める。
コンソーシアム・海外留学プログラム[編集]
- ルノー財団プログラム(フランス)
- パリにおけるフランス語集中講座、ヨーロッパ視察旅行を1ヶ月ずつ行い、残り期間で派遣先の大学での受講・研究、ルノーグループでの企業研修等を行うプログラム。旅費・学費・生活費はルノー財団から支給される。
- パリ国際MBAプログラム
- パリテック修士号プログラム
- ParisTech(国立土木学校、理工科学校(エコール・ポリテクニーク)、パリ国立高等鉱業学校等パリ工科学校ネットワーク。ヨーロッパで最高の工学大学の提携であるIDEA Leagueの一員であり、ATHENS programmeとUNITECH International Societyのメンバー)に於いて、17ヶ月でDNM学位(National Master’s Degree:国が定める修士号)を取得するプログラム
- 日仏共同博士課程プログラム(フランス)
- 日加戦略的留学生交流促進プログラム(カナダ)
- 国内有数の国私立大が参加する日本側コンソーシアムとカナダの14大学との交流協定。明治大学が日本側の議長校である。
- カリフォルニア大学バークレー校、南カリフォルニア大学等との専門科目相互履修プログラムや短期・中期留学プログラムを設置。ノースイースタン大学のプログラムにおいては、国連本部、世界銀行、日本大使館、ハーバード大学、MIT等を訪問し、マイケル・デュカキス(元大統領候補・マサチューセッツ州知事)、藤崎一郎駐米大使、マサチューセッツ州議会議長等の要人と面会している。
- 英国立リーズ大学大学院国際学修士号取得プログラム
- リバティアカデミーと、英国立リーズ大学、ヨーク・セント・ジョン大学の提携による、日本にいながら英国大学院生として、約3年間の課程を経て現地留学と同等の正規修士号を取得出来るプログラム。英国ヨーク大聖堂で学位授与式を挙行。
- 先端数理科学コンソーシアム
- オックスフォード大学数理生物学センター、フランス国立科学研究センター(CNRS)、フランス社会科学高等研究院、日仏共同研究事業、イタリア学術研究会議、マドリード・コンプルテンセ大学、国立交通大学、台湾中央研究院、ハノイ数学研究所等
- 明治大学バイオリソース研究国際クラスター
- その他の特色あるプログラム
- フロリダ州立大学・ウォルトディズニーワールドインターンシップ留学プログラム(国際日本学部のみ)
- フロリダ州立大や、ディズニーの役員等による組織マネジメント、リーダーシップ等の授業を受けると共に、ディズニーワールドでの現場実習に於いて報酬を得ながら、国際社会におけるコミュニケーション力・リーダーシップを養うというユニークな半年間の有給インターンシップ。各国から優秀な学生が集まるディズニーワールドのインターンシップにおいて、日本では唯一の協定校となっている。
- フロリダ州立大学・ウォルトディズニーワールドインターンシップ留学プログラム(国際日本学部のみ)
国際交流(政治・経済・文化)[編集]
- 2009年4月、ノーベル平和賞、国連人権賞等を受賞した世界最大規模の国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部NY)がアジア拠点として、アカデミーコモン内に東京オフィスを開設。代表の土井香苗が政財界等の識者を巻き込んで活動を展開する様子が、『地球ドキュメント ミッション』(NHK)で放映された。インターン派遣やキャンペーン活動などでの大学との連携が期待されている。その他、太平洋諸島センター(PIC)が紫紺館に入居等。
- 2009年12月、名誉博士学位贈呈の為、ミハイル・ゴルバチョフ(元ソビエト連邦大統領・ノーベル平和賞受賞者)をロシアより招聘。鳩山由紀夫首相との会談等に続き、アカデミーホールでの特別フォーラム、その後行った学生達との対話集会及び、学生達によるプロジェクト活動の模様は『ゴルバチョフ 若者たちとの対話』という特集番組にまとめられ、NHKで放映された。旧東欧圏政治家への名誉博士号授与としては、同じくノーベル平和賞受賞者のレフ・ヴァウェンサ(元ポーランド大統領)に続き二人目。
- 2009年12月、アフリカ連合(AU)議長のムアンマル・アル=カッザーフィーからの提案により、アカデミーホールにてサテライト対話集会を開催。明大軍縮平和研究所の主催により、学生の他、小池百合子元防衛大臣、アフリカ各国の大使館関係者、報道陣などが多数参加。世界の名門大学のみを選定し開催されてきた同対話集会で、ジョージタウン大学、コロンビア大学、ケンブリッジ大学、オックスフォード大学などと共に選定され、アジア初の開催校となった。
- 各国の要人・大使等が来校し交流を深めているが、中でも伝統的にフランスとの関係は深く、フランス政府との連携による大学院レベルの学生を対象とした、フランス教育・研究講座の共同開設や、2009年には納谷廣美現学長がフランス政府からフランス国家功労勲章オフィシエに叙勲されている。
- ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)の訪問団やEU議員団が、国内で現職の議員・市長が院生として最も多く在籍することで知られるガバナンス研究科(公共政策大学院)を訪問し、交流を深めている他。
- 戦前から有数の国際派大学として、主にアジアから多くのトップクラスの留学生を受け入れてきており、特に中国・台湾・韓国・北朝鮮では、周恩来(中国建国の1949年から自身が死去する1976までの間、首相を務めた)などをはじめOBから数十名以上の政府首脳が誕生しており、校友の存在なくして中国の共産党政権などは樹立しなかったともいわれる。1972年には、日中両国のOB首相(三木武夫と周恩来)によるトップ会談が実現している。最近では、駿河台にて中国経済政策当局幹部(局長クラスの中央官僚、学識者等)との座談会(日本側は明大関係者の他、政府関係者、シンクタンク研究者等)を開催し、日中協力の可能性について意見交換を行うなどしている。
- 2001年以来、ウィーン大学との間で、東京・ウィーン交互に共同シンポジウムを開催。相互の大使館でのレセプション、外務省による祝辞等、学術を通した文化外交に寄与。多様な専門領域に跨る学際的コラボレーションを展開。その他、北京大学外国語学院と国際日本学部による共催講座などがある。
- 2010年2月、明大が日本側代表校を務める『日加戦略的留学生交流促進プログラム』のメンバーによる、「日本・カナダ学術連携フォーラム」を駿河台キャンパス等で開催し、成果発表会を高円宮妃久子殿下や駐日カナダ大使臨席の下、カナダ大使館で実施。今後の相互開催等を調整中。
- 国連が進める『アカデミックインパクト』の理念の下、国際的ネットワークによる様々な取組みを展開。2009年にジュネーヴの国連人権理事会で報告会を実施、2010年にはニューヨークの国連本部で行われた公式発足式典に参加するなど、国際的な人権問題にも積極的な取組みを見せる。また、2011年に世界各地から600名の大学生などが集い開催された、模擬国連の世界大会『グローバル模擬国連』には、日本からの参加者16名中、明冶からは最多の4名が参加。
- 2010年6月、世界学長会議(IAUP)コアメンバーとの会合がリバティータワーで行われ、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)の司会の下、バラム・マダイン・アユブ世界学長会議議長やフィデル・ラモス(元フィリピン大統領)らIAUP主要メンバーと国内大学関係者による活発な意見交換が行われた。
海外研究講座[編集]
- 英国、フランス、カナダ、アフリカ等の研究講座が設置され、企業トップ、文化人、学者、外交官等によるセミナー、シンポジウム等を展開。EUフォーラム(駐日欧州委員会代表部大使による講演会等)等の他、フランス留学フェアでは、フランス政府・大使館・企業要職者及び、HEC、ESSEC、EMLYON他、欧州トップクラスのビジネススクール代表によるプレゼンテーションが行われるなどした[21]。最近では、エラスムス・ムンドゥスのカンファレンス、外資企業トップによる講演、在日フランス大使館後援による企画展示など。
社会との関わり[編集]
主要国家試験実績・ランキング関連[編集]
- 2011年度司法試験合格者数:90名(国内大学別順位:6位)
- 2010年度公認会計士試験合格者数:102名(国内大学別順位:4位)
- 2011年度一級建築士試験合格者数:80名(国内大学別順位:5位)
- 2011年度出身大学別・社長数ランキング(帝国データバンク調査):11,039名(国内大学別順位:4位)[22]
- 2011年度入試出願者数:115,700名(国内大学別順位:1位)
- 大学人気ランキング
- 大学コンテスト関連
入試動向・奨学金制度[編集]
大学別の入試出願者数は2010年度以降、3年連続で第1位。幅広く全国から受験生が集まるが、最難関クラスの名門進学校の受験者の増加が目立ち、[26][27]、東大併願率に於いても3位となっている[28]。現役入学率も大幅に上昇しており、浪人して他大を目指すよりも現役での明治入学を志向する受験生の割合が大多数を占めるようになってきている[29]。一方で、他の私大に比べ、内部進学や推薦枠等の比率が低く一般入試枠が大きいため(一般入試枠による募集定員は上智大の3.3倍等)、入試においては他校より広き門となっていると同時に、入試実態に対し偏差値は低めに出る傾向があるといわれる[30][31]。
奨学金については、総額約71億円に上る様々な種類のものが設定されており、約7割が返還義務のないもので、この制度を利用し旧帝大等を蹴って入学してくる学生も多い。対象額、人員枠が多いため、学生の3人に1人が何らかの形で奨学金制度を利用している。(2010年度現在)
就職/経済との関わり[編集]
卒業生の進路で最も多いのは民間企業で、帝国データバンクによる出身大学別・社長数ランキングでは第4位。就職支援体制の強さから“就職の明治”などとも呼ばれ、主要メディアによる大学別就職指導関連ランキングでは第1位となっている[32]。駿河台や生田キャンパスでは、企業約70社を集めて学内採用選考会・面接会などを開催する。また、特に金融の明治などとの呼称もあり、特定ゼミと大手都市銀行とのパイプの存在等も知られる。
公務員試験の指導機関としては、『行政研究所』(1学年定員約100名。筆記・面接試験により選抜)が設置されており、資格取得予備校から講師が招かれるなど、事実上の“学内予備校”ともいわれる。学生規模比でみた公務員試験合格者数はトップクラス。司法試験、公認会計士試験等も含めた国家試験合格実績の一段の飛躍を掲げ、専用施設『国家試験指導センター』の建設などを予定している。
内外の著名企業トップやビジネスパーソンが大学を訪れ、最近では白川方明日本銀行総裁がリバティーホールでの講演で、財政破綻の可能性を示唆したなどとして一部で議論を呼んだことなどが記憶に新しい。インターンシップ制度の更なる充実が促進され、キャリア支援力強化のための「就職キャリア支援部」の設置が予定されている。
明治大学と現代文化[編集]
東京の都心型大学として文化面においても時代をリードする人材を輩出してきた伝統を有し、演劇、音楽、ファッションなど各分野を代表する組織、イベントを創出するなど、日本の現代史を形成してきた文化・風俗等において、関係者が与えてきた影響は計り知れない。学内恒例イベント、有名サークルなどハイレベルな研鑽の場が豊富であり、映画監督・俳優、モデル、作家などの卵たちを惹きつけ、在学中から名を馳せる者も多い。各分野での第一線を目指し、全国から集う多様な学生達が切磋琢磨してきた駿河台のキャンパスなくして、現在のカルチャーシーンを語ることは出来ない。
音楽界では、国内を代表する作詞家・作曲家などをはじめとした多くの音楽家及び、日本著作家連合会会長、日本レコード協会会長、日本歌手協会会長等の業界団体トップ、avexやホリプロの創業者といった業界の大立者、日本レコード大賞、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、日本作曲家協会等国内の代表的な音楽イベント・組織の創始者から東京のクラブシーンの創出者まで、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない人材を輩出。演劇界では、数々のアカデミー(日本)監督・脚本家・俳優や、『日本俳優連合』理事長・副理事長等の他、三大新劇団(『劇団文学座』、『劇団俳優座』、『劇団民藝』)をはじめとした主要劇団の創立メンバー、また、日本における監督制度などに至るまでOBが創出してきたものは数多い。ファッション界では、現代のカルチャー・シーン、ライフスタイルのルーツそのものを創出したともいわれる日本メンズファッション協会最高顧問の石津謙介や、東京ファッションデザイナー協議会初代議長で東京コレクション等を創設した太田伸之等々。その他、芥川賞・直木賞等の文学賞からファミレス文化や、世界最大級のサブカルチャーの祭典コミックマーケットなどに至るまで、明大関係者が創始者として深く関わっている文化の裾野は広い。国民栄誉賞において過去の受賞者19人・団体のうち、関係者が4名(高等部関係者含む)いることなども特筆される。また、都心型大学らしく、ポップカルチャーとの縁は深く、2011年度校友大会ではOB色の強い大手プロダクションのアーティストを始め、50名を越える俳優・アーティスト等の提供グッズによるチャリティオークション(東日本大震災復興支援)などが開催された[33]。
明治大学の女子文化[編集]
1929年に専門部女子部を創設、また、日本の大学として初の法学部女子部を創立するなど、先駆的に日本の女子高等教育を担ってきた歴史をもつ。女性の公的領域への進出に対して閉鎖的であった日本の近代にあって、フェミニズム教育を積極的に推し進め、女性の社会進出に大きな役割を果してきた。
日本の最初の女性法曹・裁判官、キャリア官僚、女性政治家、東大大学院合格者などを輩出した他、iモード開発者などに代表される女性実業家や、女子野球部員やバトン・チアリーディング部を初めて導入してきた体育会など、時代をリードしてきたOG達の歴史があり、自立した存在として各界に進出し、日本社会における女性史を開拓してきたその系譜は、近年、演劇・ファッション界を席巻する、若手女優やファッションモデルらの活躍にも連なる。
最近では女子の活躍が男子のそれを凌駕しているとの評もあり、主要メディアの調査では女子の志願度ランキングも男子と並んで1位になるなど、入学者に於ける女子比率は更なる上昇傾向をみせる。女子学生の割合は35%、約9,000人に上り(2010年度)、首都圏の主要な女子大の1.5~2倍以上の規模を誇る(日本女子大と津田塾大を内包した規模に相当)。OG及び在学生は関係者の間では“明女”とも呼ばれ、政治家志望の女子学生など“政治ガール”による研究会から明女アイドルユニットまで、“元気な明女”“明女の女子力”が発信されている。
女子部は、1950年に唯一の社会科学系女子教育機関として、明治大学短期大学部(法律科・経済科)に改組された後、2004年には更に情報コミュニケーション学部に改組され、現在に至る。2010年には、男女共同参画社会の更なる推進や女性のキャリア形成の探究など、ジェンダー研究という新しい学問分野を切り開き発展させるべく、同学部内にジェンダーセンターが設置された。
女子部をめぐる主な動き
- 1925年 - 女子聴講生入学許可
- 1929年 - 専門部女子部設置
- 1936年 - 弁護士法が改正され、女性に門戸が開かれる
- 1938年 - 高等文官試験司法科(司法試験)に明治大学女子部より、3名の国内初の女性合格者が誕生(久米愛、中田正子、三渕嘉子)
- 1941年 - 高等文官試験行政課(国家公務員I種試験)に明治大学女子部より、国内初の女性合格者が誕生
- 1946年 - 女性初の国会議員の一人として、今井はつが衆議院議員総選挙に当選
- 1946年 - 石渡満子が初の女性裁判官に就任
- 1950年 - 明治大学短期大学部(法律科・経済科)を国内唯一の社会科学系の女子教育機関として開設
- 1950〜60年代 - 久米愛が日本女性法律家協会を設立し初代会長に就任、以後26年に渡り、政府代表として国連総会などへ出席すると共に国内での女性運動をリードする
- 1972年 - 司法省から裁判官に転じた三淵嘉子が、初の女性裁判所長として新潟家庭裁判所所長に就任
- 1987年 - 野田愛子が女性初の高等裁判所長官として札幌高等裁判所長官に就任
- 2001年 - 松永真理がフォーチュン誌の「ビジネス界最強の女性ランキング」でアジア部門1位に選出
- 2004年 - 明治大学短期大学学生募集停止、情報コミュニケーション学部に改組
ボランティア・社会貢献活動[編集]
「ボランティアセンター」を各キャンパスに設置し、学生によるボランティア活動を積極的に支援する。福祉・地域連携・災害等のテーマで学生の社会性・自主性を涵養することを通じ、有用な人材の育成を目指す。
2011年の東日本大震災においては、いち早い対応により各キャンパスを一般市民に開放し食料・毛布等を提供するなど、数千名の帰宅困難者等を援助した(駿河台キャンパスなどには学生や近隣の人々向けの食料が備蓄されている)。また、被災地域への義援金寄付、被災した2012年度入試の受験生を対象に受験料の全額免除などの措置をとると同時に、「明治大学震災復興支援センター」を立ち上げ、被災地連携復興支援プロジェクトを策定。被災地でのボランティアを単位として認定する実習科目をはじめ、様々な施策を実施。更に、“一人ひとりの学生が何を出来るのか考え、そのことを念頭に学生生活を送ってもらいたい”とし、復興支援リストバンド『Meiji University 3.11 AID』を学生に配布(ネットオークション市場に出回るなどした)。多くのサークル、ゼミ、学生達の参加による義援金募金活動などが実施された。若いボランティアサークルの活動なども活発であり、東京大学の学生達と共同で設立した団体「ユースフォー3・11」は、震災後から延べ8000人以上の学生を集めた。大学側は宮城県、福島県などと復興協力協定を締結し、現在も産業活性化や人材育成など幅広い分野で復興支援に取組んでいる。
OB・在学生動向[編集]
近年、若手OBや在学生達の活躍がメディアを賑わす機会が増え、特にリバティー世代などとも呼ばれるニューカマー達が活動領域を拡げているともいわれる。ジャンルを越えたOB同士の交流も盛んであり、各界でフロントランナーとして台頭してきた彼らの存在が、新世代の明治のアイコンとして注目を集める。また、後述の北川、向井、長友らをはじめ、その多くが入学時は全くの無名か、入学後に短期間でブレークを果していることなども注目に値する[34]。以下、若手OBを中心とした最近の主なトピック。
- 【演劇】第35回日本アカデミー賞最優秀主演女優賞や紅白司会の井上真央、“月9ドラマに出演させたい俳優”(トレンダーズ調査)トップの向井理や北川景子、NHK連ドラ、月9等、代表的なTVドラマで主演する原田夏希や山下智久ら、注目作でそれぞれが共演するなどしている[35]。また、『モナコ国際映画祭』最優秀主演女優賞の寺島咲や『ネクストブレイクランキング』で最年少ながらAKB勢と首位を争った川島海荷、数名の高等部OBが月9、映画話題作等で主演する他、若手有望俳優・脚本家として活躍する学生が在籍。監督では中島哲也が第34回日本アカデミー賞で三冠に輝いた他、佐々部清が同最優秀作品賞など。レイトカマーとして監督業に参入した北野武が、国際的な評価の高さからヴェネツィア国際映画祭で自身の作品名を冠した賞を新設されたことなども記憶に新しい。
- 【音楽】現在の東京のクラブシーンや、ROCK IN JAPAN FESTIVALなどの国内の代表的音楽イベントは、近年OBを中心に創られてきた。若手ではジャニーズやEXILEのメンバーの存在などが目新しい。数万人規模のオーディションから誕生したアイドルや実力派歌手なども学生として在籍。いきものがかりリーダー・水野良樹は一橋大入学前に商学部に在籍。また、2011初頭には明女アイドルユニットなるものが結成され、元アイドルの在学生も参加予定であったが、東日本大震災の影響でプロジェクト中止に至った。
- 【ファッション】東京コレクションや東京ガールズコレクション、神戸コレクションなどに、主要ファッション誌でレギュラーモデルとして活躍する3名の在校生(泉里香(Ray)、浦浜アリサ(JJ)、山本美月(CanCam))をはじめ、6名が出演。また、準ミス・ワールド日本代表やミス・ユニバース・ジャパン、ミス・アースジャパン等のファイナリストのOGなどの他、数々の読者モデルなどが在学中である。読モ棲息率が高いサークルとしては『ソシオ』や『POP』など。
- 【政治・経済】猪瀬直樹が史上最高の得票数で東京都知事に選出された一方、副知事として3名のOBと1名の教授が近年の首都の改革を担ってきた。国政ではOB数名の大臣就任や、大学院在学中の衆議院議員が誕生した他、OB市長のネットワークなども組織化されつつある。ヒルズ族の野尻佳孝の東証一部最年少上場、渡邉美樹の都知事選出馬等、著名起業家OBの活動が注目される一方、大丸松坂屋百貨店、レナウン等といった老舗企業で、部長クラスから取締役を超えてトップ就任した若手OB達も話題を呼んだ。
- 【文学】付属高在学中の羽田圭介が史上最年少で文藝賞を受賞、文学部在学中の片瀬チヲルが群像新人文学賞優秀作に選出、暁方ミセイが第一詩集で中原中也賞を受賞。ケータイ小説なども手懸ける在学中の女優福永マリカが日本最年少の16歳で脚本家デビューし巨匠若松孝二監督が演出を担当するなど注目を集めた他、モデル出身の木村綾子や北川景子などが文藝春秋への随筆の寄稿などをはじめとした執筆活動を行っている。
- 【マスコミ】特集記事のレベルの高さが業界で話題を呼ぶ『Pen』やファッション誌売上No1の『sweet』の編集長、『クーリエ・ジャポン』の創刊編集長等の活躍が注目される。アナウンサーでは安住紳一郎が『人気アナウンサーランキング』(オリコン調査)の設定以来、5年連続1位となり殿堂入り。
- 【建築】国内の若手建築家代表株の中村拓志は羽田空港リノベーションプロジェクトの他、原宿中心部の新ランドマークプロジェクト(表参道プロジェクト)などが進行中。同じゼミの学友禿真哉も『NIKE ONE LOVE』等の作品で注目される。また、在学中から海外のメジャー設計事務所で腕を振るっていた堀内功太郎はJCDデザインアワード2011で銀賞を受賞。
- 【スポーツ】サッカー部時代、2年の途中までスタンド応援の太鼓叩き役だった長友佑都が、4年後には世界頂点に君臨するインテルミラノのレギュラーへと駆け上がり、サッカー界の今太閤としてスポーツメディア界の寵児となった他、なでしこジャパンを国民栄誉賞に導き、アジア人初のFIFAバロンドール世界年間最優秀監督賞に輝いた佐々木則夫監督やさくらジャパンの安田善治郎監督、共に在学中の薗田峻輔が大学生ゴルファーとして初の全英オープン出場、水谷隼が全日本卓球選手権大会で前人未到の5連覇等々。
メディアにおける明治大学[編集]
多くの個性がフィクション、ノンフィクションを問わず、メディア作品によって描かれてきた。時代を代表する俳優、スター達が、伝統のユニフォームや学生服姿などでスクリーンに登場、学生文化の一端を垣間見ることが出来る。以下、一部作品を掲載。
- 映画
- 『感激時代』(1928) 鈴木伝明(水泳部OB)がボート部選手役で主演(「若大将シリーズ」等のモデル作品。その他、『大学の顔役・ラクビー篇』等)
- 『母校の花形』(1937) 笠原恒彦(OB、ラグビー日本代表)がラグビー部主将役で登場
- 『影を慕いて』(1949) マンドリンクラブOB古賀政男役で上原謙が主演。古賀を扱った作品は他にも多数あり、渥美清を始めとした俳優達が主役を演じてきた。
- 『伊豆の踊子』(1963) 旧記念館を舞台にしたオープニング、主人公の明大教授の旧制高校時代(高橋英樹)の、踊子(吉永小百合)との恋の回想として物語が綴られる。
- 『植村直己物語』(1986) 山岳部OB植村直己役で西田敏行(OB)が主演(子役経験もある山口敏夫(OB・元労働大臣)なども出演)。植村をモデルにした作品としては、他に小学校の音楽教科書にも採用されている『風を切って』、松任谷由実の『星のクライマー』等の楽曲やTVドラマ等多数。生誕70周年の2011年にはgoogleトップページのホリデーロゴに南極横断時の植村をデザインした絵柄が使用された[36]。
- 『瀬戸内少年野球団・青春篇 最後の楽園』(1987) 田原俊彦が明大生役で主演
- 『となりのトトロ』(1988) 主人公一家の主である考古学者のモデルは、第12代学長戸沢充則
- 『ミスター・ベースボール』(1992 ハリウッド映画) 高倉健(OB)が野球部OB星野仙一をモデルにした中日ドラゴンズ監督役
- 『学校』(1993) 原作者の松崎運之助(OB)がモデルの教師役で、西田敏行(OB)が主演
- 『きけ、わだつみの声 Last Friends』(1995) 織田裕二、緒形直人がラグビー部選手役で主演
- 『空の境界』(2004~) 主人公の通う大学が和泉キャンパス
- 『出口のない海』(2006) 市川海老蔵が野球部選手役で主演、伊勢谷友介が陸上部選手役等
- 『弁護士・布施辰治』(2010) 布施辰治(OB・弁護士)について、2000年に韓国MBSテレビで『発掘!日本人シンドラー布施辰治』が放映されたことがきっかけになり、2004年に韓国政府から日本人として初めて建国勲章を授与され、ドキュメンタリ-映画が制作されるに至った。
- TV
- 『逆転無罪』(1983 テレビ朝日) 細川律夫(OB、現厚生労働大臣)の弁護士時代の裁判をモデルにしたストーリー
- 『泣けたぜ!おやじ 明大・島岡監督物語』(1987 フジテレビ) 野球部島岡吉郎監督役で若山富三郎が主演、高嶋政宏が野球部選手役等
- 『泣くなセン!燃える男 〜星野仙一物語』(1988 TBS) 東幹久が星野仙一役で主演、明治入学までに至るストーリー。星野を主人公にしたドラマとしては、他に『星野仙一物語 〜亡き妻へ贈る言葉』(2005 TBS 石橋貴明主演)など。
- 『ノーサイド-91歳の青春・北島忠治監督物語』(1991 NTV) ラグビー部北島忠治監督役でハナ肇が主演、渡辺裕之が北島主将役等
- 『愛と死の決断! ハンガリア舞曲をもう一度』(1995 テレビ朝日)
- 『ハッピーマニア』(1998 フジテレビ) 主人公が文学部演劇学科の学生
- 『中国からの贈りもの』(2000 フジテレビ系金曜エンタテイメント) 中国共産党幹部を父に持つ特権階級の青年が、東京のアパートでアルバイト生活をしながら日本語を学び、明治に入学するまでを描く
- 『海峡を渡るバイオリン』(2004 フジテレビ開局45周年企画・文化庁芸術祭参加作品) 草彅剛が明大生役で主演
- 『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』“宿命の最強決戦 モントリオール五輪 柔道金メダル・師弟の絆”(2004 NHK) 柔道部の師弟、神永昭夫、上村春樹を描く
- 『ペルソナα ~伝えたい昭和の心~』(2005 NHK) 陸上部OB朝隈善郎役で近藤正臣が主演
- 『ちょこッとSister』(2006 TOKYO MX等) 主人公の通う大学が和泉キャンパス
- 『ヒットメーカー 阿久悠物語』(2008 日本テレビ開局55周年記念番組) 田辺誠一が阿久悠(OB)役で主演
- 『AKB48ネ申テレビ』~明治大学で大学教授になれ!~(2009 ファミリー劇場) AKB48がリバティーホールで特別講義を行う
- 『月の恋人〜Moon Lovers〜』(2010 フジテレビ) 2010月9ドラマでキムタク演じる主人公の青年実業家のモデルはOB企業家の小澤良介[37]
- 『総理の密使~核密約42年目の真実~』(2011 TBS) 佐藤政権時に米キッシンジャー国務長官等と沖縄返還交渉を実施した主人公(OB)役で三上博史が主演
- 小説
- 『坊っちゃん』(夏目漱石著) 主人公のモデルが当時明大生の柔道家、太田仲三郎であるとする説が、『「坊っちゃん」の時代』(関川夏央著)により脚光を浴びた
- 『破戒』(島崎藤村著) 市村代議士のモデルはOB政治家の立川雲平
- 『蒲団』(田山花袋著) ヒロイン横山芳子のモデルは元教員の岡田美知代
- 『放浪記』(林芙美子著) 明治進学のため上京した恋人を追って、女学校卒業後に上京した主人公は・・・
- 『婦系図』(泉鏡花著) 酒井俊蔵のモデルは元教員の登張竹風[38]
- 『姿三四郎』(富田常雄著) 主人公の名の由来は当時の柔道部主将・姿節雄[39]
- 『代議士の誕生』(ジェラルド・カーティス著) 日本政治研究の古典。主人公代議士のモデルはOBの佐藤文生元郵政大臣
- 『小説 明治大学』(大下英治著) 多数のOBが登場
- 『鉛のバラ』(丸山健二著) 芥川賞作家が、実在人物である高倉健(OB)を主人公として書き上げ、過去に例のない試みとなった
- 著名経営者OBを描いた経済小説として、『外食王の飢え』(ロイヤルホールディングス創業者江頭匡一、城山三郎著)、『青年社長』(ワタミ創業者渡邉美樹、高杉良著)などがある
- 文学周辺のトピックとしては、幼少時をお茶の水で過し後年教壇に立ちつつ『吾輩は猫である』を執筆した夏目漱石を始め、日本文学史を飾る錚々たる面々が駿河台の教室に通った他、図書館に作品も寄贈している宮沢賢治はリバティータワー前にあった旅館を上京時の活動拠点として使い、同じくリバティー裏の山の上ホテルは多くの文士たちの名作誕生の舞台となるなど、駿河台は日本文学ゆかりのエピソードに彩られている。
- 漫画
- 『巨人の星』(1966~71 NTV) 主人公星飛雄馬のモデルは野球部OBの嶋清一とされる
- 『ゴルゴ13』(1968~) 主人公デューク東郷のモデルはOBの高倉健
- 『じゃりガキ9』(1982~84) 主人公チームの監督等が明大野球部出身
- 『マドンナ』(1987~92) ラグビー部選手が主人公
- 『スクラッチタイム』(1987~90) アイスホッケー部選手が主人公
- 『めいわく荘の人々』(1990~99?) 馬術部選手が主人公
- 『男旗』(1993~96) 応援団がモデル
- 『この星の夜明け』(1996~?) M大から高等文官司法科試験に合格した女性主人公のモデルは、OGの日本初の女性法律家
- 『天上の弦』(2003~?) “東洋のストラディバリ”陳昌鉉(OB)が主人公
- 他、『ファイブ』、『GTO』、『気まぐれコンセプト』、『金田一少年の事件簿』等々で実在OB・架空キャラクター等が登場
- その他
- 山岳部の白馬岳合宿(1957)に於ける遭難劇がラジオドラマ化された
- ラジオバラエティ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バー“アヴァンティ”』(1998 TOKYO FM) レギュラー出演者(明治OG)の元夫がラグビー部OBという設定のストーリー。その他、実際のラグビー部OBによる、部及び北島監督についての挿話等
- 在学中の“ミスタートライアスロン”中山俊行(自転車部)が、フジテレビ・イメージキャラクターを務める
- NHK連続テレビ小説『わかば』(2004)や『花より男子』シリーズ(2005~2008)、月9ドラマ等、国民的ドラマ、映画話題作などで在校生俳優が主演を務める
- TVドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009 フジテレビ) 山下智久と北川景子の主演による、2009年最大の話題作となった月9ドラマ。商学部学友コンビによるラブストーリーが、実生活での恋愛報道とも相俟って話題を集めた[40]。また、「月9」に出演してほしい俳優として、女優では北川、男優では向井理(OB)が1位に選出されている。(同じく二人は映画『Paradise Kiss』(2011)で共演)[41]
- 映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』 2009年秋の大ヒット作品。主役以下、主要キャストとして、文学部演劇学科の学友、井上真央、原田夏希、寺田有希が共演[42]。
- TV、雑誌等で、各クラブ(野球部、ラグビー部、サッカー部、軽音学部等々)の歴史や、OB対談等の特集番組・企画が度々組まれ、伝統の一端が紹介されてきた。特に、野球部島岡吉郎監督、ラグビー部北島忠治については、主人公にした2時間ドラマや特集番組がゴールデンタイムに放映されるなど、大学スポーツ関係者としての枠を超えた存在感を放っていた。
- AERAMook『Meiji University by AERA 明治大学、わたしのプライド。』(2010 朝日新聞社) 在学中の現役モデル達がナビゲーターを務めた[43]。
トリヴィア[編集]
OB・関係者が創始者(若しくは創設メンバー)である文化、団体、賞等
- 企業
- 著名サービス業・小売チェーン
- 教育・研究
- 音楽
- 日本レコード大賞、日本作曲家協会、avex、ホリプロ、FIVE D、新交響楽団(現NHK交響楽団)、ROCK IN JAPAN FESTIVAL(日本最大の野外ロック・フェスティバル)、JAPAN CIRCUIT、COUNTDOWN JAPAN、東京のクラブシーンの創出(『レッドシューズ』、『インクスティック』etc)、広島平和音楽祭、ゆふいん音楽祭、日本最初のシンガーソングライター etc
- 映画・演劇・TV
- 日本映画における監督制度、三大新劇団(劇団文学座、劇団俳優座、劇団民藝)、劇団青俳、テアトルエコー、状況劇場、スーパー・エキセントリック・シアター、第三エロチカ、『HIGHLEG JESUS』、『Glory to the Filmmaker! award』(ヴェネツィア国際映画祭)、日本映画プロフェッショナル大賞、CBC小嶋賞、湯布院映画祭 etc
- 文学・出版
- 雑誌
- ファッション
- 日本に於けるトラッドファッション、アイビー、東京コレクション、VAN、東京ファッションデザイナー協議会、ユニバーサル・ファッション協会、フライデーズ・カジュアル、女性ファッション雑誌のブランド付録文化 etc
- スポーツ
- 言葉
- その他
その他[編集]
- 明治大学のサポーターとして、関係者のみでなく一般からも幅広く寄付の受付が可能な『明治大学未来サポーター募金』が設定されており、寄付金の用途が、奨学金、国際、研究、キャンパス、スポーツの各項目から選択可能なシステムとなっている。
- 文部科学省“グローバル30”の採択により、日本を代表する国際化拠点形成の取組として認定を受け、その一環として、ベネッセコーポレーション、JTB、(財)アジア学生文化協会との共同研究により、日本中の大学が利用可能な共同基盤「留学促進共同プラットフォーム(仮称)」を構築、共同利用の展開を促進。
- 主要大学の2008年度決算に於いて、リスク性資産を多く保有する他大学が金融危機の余波を受け、数億~数百億円単位の損失を計上する中で黒字計上を果たし、金融資産の堅実運用の姿勢が脚光を浴びた。
- “世界最大級の漫画・アニメ・ゲームのアーカイブ施設”として、『東京国際マンガ図書館』(仮称)の建設を計画中であり、将来的には世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムを構築し、“クールジャパンの世界的拠点”を目指す。
- 斎藤孝文学部教授は、専攻する教育学、身体論、コミュニケーション技法等を基に新たな教育スタイル論を喚起し、ミリオンセラー『声に出して読みたい日本語』などで日本語ブームを引き起こすなど、最もメディアの注目度の高い大学教授として知られる。駿河台キャンパスを会場に、小学生向けに身体論・発声論等を指導する塾「斎藤メソッド」などを主宰し、多くの受講生を集めている。
- 他の私大同様、スポーツ選手用の推薦入学枠を相当数設置しており、中には書類選考と面接だけで入学を許可するコースなどもあり、一部の学生や関係者の中にはそのやり方に異を唱える向きもある。最近では、明大進学を志望したゴルフの石川遼の推薦手続が進められていたことがスクープされたことなどが記憶に新しい。
系列校[編集]
附属学校[編集]
附属学校は中高それぞれ3校あるが、学校法人明治大学が管掌しているのは明治大学付属明治中学校・高等学校のみで、残る2校は別法人の所属である。
脚注[編集]
- ↑ MICBR(明治大学バイオリソース研究国際クラスター)
- ↑ SMAPコンサート・データ
- ↑ チャットモンチー・学園祭
- ↑ お茶の水JAZZ祭
- ↑ 明治大学小史 P.99参照
- ↑ 国際日本学部主催 特別講義「狂言身体論/野村萬斎氏1」
- ↑ 国際日本学部主催 特別講義「狂言身体論/野村萬斎氏2」
- ↑ 商学のフロンティアとファッションビジネス
- ↑ ルイ・ヴィトン ジャポン社長講演~Luxury Market Overview~
- ↑ フランス研究講演会「CHANEL」~シャネルはなぜ永遠なのか~
- ↑ 創部以来のゲスト・特別出演者など
- ↑ 男声ア・カペラの日米競演 ハーバード大・クロコディロスと明大・グリークラブの合同演奏会
- ↑ ピティナ・ピアノコンペティション1
- ↑ ピティナ・ピアノコンペティション2
- ↑ 大阪国際音楽コンクール
- ↑ 早稲田VS明治
- ↑ 明治大学・自治医科大学が共同研究契約を締結
- ↑ 明大、フランス政府と連携 フランス教育・研究講座開設へ
- ↑ 「明治大学史」及び、「明治大学広報」615号より
- ↑ 平成21年度国際化拠点整備事業(グローバル30)の採択拠点の決定について
- ↑ フランス留学フェア
- ↑ 『出身大学別社長数』(『全国社長分析2010』より)
- ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「ranking1
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 引用エラー: 無効な
<ref>
タグです。 「ranking2
」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません - ↑ 「大学ランキング」(毎日新聞出版)より
- ↑ 合格率の相関関係-東大合格者トップ20
- ↑ 大学合格者高校別ランキング
- ↑ 河合塾独自調査データ編・東大受験者の主な私大併願先
- ↑ プレジデントFamily 2012年1月号
- ↑ 都内主要私立大2007年度入試、一般枠・推薦枠比率
- ↑ 2011年入試結果 偏差値60.0~69.9の各大学合格率(代ゼミ)
- ↑ 【ガラリと変わった 大学ランキング】明大が断トツで就職力ナンバーワンになったワケ
- ↑ 東日本大震災復興支援チャリティオークション
- ↑ 『FLASH』(光文社)2011年3月15日号「明治大学出身者ばかりが今“強い”秘密」
- ↑ 「月9」出演希望は向井理と北川景子
- ↑ 植村直己生誕70周年
- ↑ 月9ドラマでキムタクが演じた主人公のモデルとなった業界の風雲児
- ↑ 登張竹風先生―泉鏡花『婦系図』の隠れたモデル―
- ↑ 姿節雄"三四郎"物語
- ↑ 「山下智久&北川景子の明大卒コンビで月9」
- ↑ 向井理、北川景子が「月9」に出演してほしい芸能人1位に
- ↑ 「明大トリオ」
- ↑ 「明治大学、私のプライド。」
- ↑ 明治大学短期大学・柔軟な進路の選択
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
テンプレート:学校法人明治大学 テンプレート:東京六大学 テンプレート:首都大学院コンソーシアム テンプレート:東京12大学広報連絡協議会 テンプレート:三鷹ネットワーク大学 テンプレート:グローバル30 テンプレート:全国私立大学FD連携フォーラム テンプレート:日仏共同博士課程日本コンソーシアム テンプレート:明治時代の法律学校 テンプレート:日本の高等商業学校・旧制商科大学