明治大学

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明治大学

明治大学(めいじだいがく、英語: Meiji University)は、東京都千代田区神田駿河台1-1に本部を置く日本の私立大学である。1920年に設置された。大学の略称は明治または明大(めいだい)。

目次

概観[編集]

大学全体[編集]

明治大学は「近代市民社会を担う聡明な若者を育成する」ことを目指し、1881年フランス法自由民権思想を学んだ青年法律家らが創設した。大学本部及び文系学部・大学院等は、文化・文教施設が集積し、“日本のカルチエ・ラタン”とも呼ばれる国内最大の学生街御茶ノ水に立地。東京都心部に位置する都心型総合大学であり(理系キャンパスは郊外に立地)、例年国内最大規模の入試が行われる。

文部科学省国際化拠点整備事業(グローバル30)、グローバルCOEプログラムへの選定や、文部科学省GP私立大学学術研究高度化推進事業等で多数の教育・研究プログラムが採択されている。IT政策でも国内最先端を歩み、大学情報サミットの創設により有力私大の情報関連部門との連携を強めている。

主要調査機関による現役高校生志願度調査等では1位を維持している。大学の略称は「明大」であり「めいだい」と発音するほか、和泉キャンパス最寄には「明大前駅」も存在する。但し、明治大学は、商標「明治大学」称呼「メイジダイガク、メイジ」を商標登録登録商標日本第3043764号)しているが、「明大」・「めいだい」に関しては商標登録をしていない。

理念[編集]

創立時からの伝統によって確立された建学の精神「権利自由,独立自治」に基づき、自由と自治の精神を養うことを理念とし、「知の創造と人材の育成を通し、自由で平和、豊かな社会を実現する」ことを大学の使命としている。

また、これからの21世紀の世界を見据え、「世界へ — 『個』を強め、世界をつなぎ、未来へ —」をスローガンとして掲げ、“国際社会を牽引する「世界に開かれた大学」を目指す”としている。大学の公式パンフレット等では、「個を強くする都心型大学」をキャッチコピーとして使用することも多い。

教育・研究[編集]

明治法律学校を起源としているが、商学部経営学部私学で初めて設置するなど、伝統的に商学でも知られる。また、人文系でも演劇学考古学等、歴史・伝統をもつ専攻を多く有す。 大学院では、毎年国内トップクラスの国家試験実績を上げる法科大学院会計大学院の他、現職市長議員が院生として最も多く在籍することで知られる公共政策大学院などがある。

社会に開かれた大学を志向し、1999年に設立した『リバティアカデミー』は大学のもつ知的資産と大学院・図書館・博物館等の生涯教育部門をネットワーク化、多くの会員を集め年々規模は拡大され2010年前期は220講座を開設。

学風・特色[編集]

“「個」を強くする都心型大学”を謳う。東京都心部にキャンパスを設置し、国内外の企業・大学・政府機関との交流による実践的教育、綜合大学ならではの学問環境や課外活動プログラム、クラブ・サークル活動の場を提供している。

現代日本の文化風俗等に及ぼした影響については「トリヴィア」欄を参照。

沿革[編集]

創立者[編集]

創立者の岸本辰雄宮城浩蔵矢代操は、大学南校東大法学部の前身)に対抗して、1871年司法省内に設立された法律家養成機関である司法省法学校にて、第一期生として全国から選抜された20名のうちの3名であり、日本で西洋近代法を習得した第一世代にあたる。また、この第一期生の過半数が明治大学の創設に関与している。

略歴[編集]

明治大学は、当時20代の青年法律家、岸本辰雄、宮城浩蔵、矢代操の3人が、フランス留学仲間の西園寺公望公家、後の第12・14代内閣総理大臣)らを協力者に迎え、1881年1月17日に設立した明治法律学校をその母体とする。

設立に際しては、旧鳥取藩主池田輝知や旧島原藩主松平忠和江戸幕府第15代将軍・徳川慶喜の実弟)らから支援を受け、千代田区有楽町数寄屋橋内の旧松平忠和邸「三楽舎」を校舎として開校した。司法省法学校出身者やフランス留学組などから多くの人材が参画し、当時最先端のフランス法学を教授。

1886年12月には神田区駿河台南甲賀町(現千代田区神田駿河台一丁目)の新校舎に移転し、法律学部・行政学部の2学部を設置。1903年専門学校令による旧制専門学校となった際に現校名に改称された。

年表[編集]

  • 1881年 有楽町3丁目1番地数寄屋橋内旧島原藩の邸内に明治法律学校として開校
  • 1886年 神田区駿河台南甲賀町11に校舎を移転
  • 1888年 特別認可学校規則により法律学部・政治学部の2学部が認可
  • 1887年 名誉校員制を制定し、大木喬任鶴田皓箕作麟祥名村泰蔵ボアソナード等が就任
  • 1888年 特別認可学校規則により法律学部・政治学部の2学部が認可
  • 1901年 創立20周年記念式典を挙行、清浦奎吾司法相、曾禰荒助蔵相、大審院長、渋沢栄一等が祝辞・列席
  • 1903年 専門学校令により明治大学と改称
  • 1904年 学則改正により法学部・政学部・文学部・商学部設置、各学部に本科・専門科設置
  • 1905年 大学組織を財団法人に改める
  • 1911年 初代記念館落成(現在の駿河台校舎)、創立30周年記念式典挙行(西園寺公望首相、原敬内相、牧野伸顕農相の他、蔵相、文相、陸相他の閣僚、大審院長、清国全権大使、東京府知事等が祝辞・列席)
  • 1912年 政学部を政治経済科と改称
  • 1920年 大学令による大学設置認可、本科を大学令による大学へ改組、専門科を専門学校令による専門部へ改組、明治大学校歌を公示、卒業生に明法学士の称号が授与されるようになる
  • 1921年 専門部に二部法科を設置、駿河台の大学予科校舎竣工
  • 1923年 専門部に二部経済科を設置
  • 1929年 専門部女子部設置、専門部に二部商科を設置
  • 1930年 明治大学商業学校設置
  • 1931年 創立50周年記念式典挙行(若槻礼次郎首相の他、文部相、司法相他の閣僚、東京府知事等が祝辞・列席、日銀総裁、大審院長、枢密院顧問等が講演)
  • 1932年 専門部文科設置
  • 1934年 予科を現在の和泉キャンパスに移転
  • 1939年 専門部興亜科を新設、経営・貿易・農政・厚生の4科を設置
  • 1944年 東京明治工業専門学校を設置、専門部商科を経営科と改称、明治女子専門学校設置
  • 1945年 興亜科を産業経済科と改称
  • 1946年 明治農業専門学校設置
  • 1949年 学制改革により新制大学となり、予科・専門部を統合の上、法学部・商学部・政治経済学部・文学部・工学部・農学部を設置、法学部・商学部・政治経済学部・文学部に二部を設置
  • 1950年 創立70周年記念式典挙行(昭和天皇が臨席、祝辞。他、三笠宮崇仁親王幣原喜重郎衆院議長、参院議長、文相等が列席)、明治女子専門学校(専門部女子部が戦後に改称)を明治大学短期大学に改称、工学部に二部を設置
  • 1951年 大学組織を学校法人に改組、生田校舎開設
  • 1952年 大学院法学研究科、商学研究科、政治経済学研究科、文学研究科、工学研究科設置
  • 1953年 経営学部設置、大学院校舎竣工
  • 1956年 大学院工学研究科建築学専攻修士課程増設
  • 1957年 大学院文学研究科増設認可
  • 1959年 大学院農学研究科、経営学研究科設置
  • 1960年 創立80周年記念事業アラスカ学術調査隊出発
  • 1961年 大学院工学研究科建築学専攻博士課程認可
  • 1963年 大学院政治経済学研究科経済学専攻博士課程認可
  • 1964年 大学院文学研究科日本文学専攻、英文学専攻、仏文学専攻各修士・博士課程、地理学専攻博士課程増設、工学部・工学研究科が駿河台校舎から生田校舎へ移転
  • 1965年 生田第二校舎、2・3号館竣工
  • 1966年 大学院工学研究科工業化学専攻修士・博士課程設置
  • 1971年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻修士課程増設
  • 1974年 大学院文学研究科独文学専攻、演劇学専攻博士課程増設、連合父兄会(現父母会)結成
  • 1978年 大学院農学研究科農芸化学専攻・農学専攻・農業経済学専攻設置
  • 1980年 創立100周年記念式典挙行(三木武夫元首相、文相等の他、UCLA総長などが列席)
  • 1983年 生田第三校舎3号館竣工
  • 1984年 創立100周年記念図書館竣工
  • 1985年 創立100周年記念大学会館竣工、和泉第一校舎竣工
  • 1987年 和泉校舎図書館増築竣工
  • 1988年 和泉第一校舎竣工
  • 1989年 理工学部設置、生田第一校舎4号館竣工、生田第二校舎6号館竣工
  • 1990年 大学院農学研究科農学専攻、農業経済学専攻博士後期課程増設
  • 1991年 生田中央校舎竣工
  • 1993年 大学院理工学研究科電気工学専攻、機械工学専攻、建築学専攻、工業化学専攻各博士前期・後期課程、基礎理工学専攻修士課程設置
  • 1994年 「明治大学百年史」完成、駿河台12号館竣工
  • 1995年 大学院理工学研究科基礎理工学専攻博士課程設置、大学発祥の地に記念碑建立(千代田区有楽町)
  • 1996年 和泉校舎体育館竣工
  • 1998年 創立120周年記念館リバティタワー竣工、ハイテク・リサーチ・センター竣工、生田第一校舎5号館竣工
  • 1999年 リバティー・アカデミー設立、清里セミナーハウス竣工、生田構造物試験棟竣工
  • 2000年 農学部生命化学科設置、司書過程・司書教諭課程設置、知的資産センター設立、生田食堂館(スクエア21)竣工、生田第一校舎2号館竣工、知的資産センター設立、駿河台校舎中央図書館竣工
  • 2001年 創立120周年・創立者生誕50年記念式典・祝賀会
  • 2002年 政治経済学部地域行政学科設置、文学部心理社会学科設置、経営学部会計学科・公共経営学科設置
  • 2003年 社会連携促進知財本部設立、大学院農学研究科生命科学専攻設置、短期大学、二部の学生募集を停止
  • 2004年 アカデミーコモン完成、ロースクール法科大学院・ガバナンス研究科・グローバルビジネス研究科開設、ビジネススクールグローバル・ビジネス研究科、心理臨床センター開設、情報コミュニケーション学部設置、生田第二校舎A館竣工、商学部創立100周年記念式典開催、政治経済学部創立100周年記念式典開催
  • 2005年 和泉メディア棟完成、会計大学院開設、大学院文学研究科臨床人間学専攻修士課程設置、総長制を廃止し、理事長・学長による二長制に移行、秋葉原サテライトキャンパス開設
  • 2006年 紫紺館完成、明治大学短期大学閉学、3名の副学長を設置、理工学部工業化学科を応用化学科へ名称変更
  • 2007年 文学研究科臨床人間学専攻博士前期課程・博士後期課程設置、ガバナンス研究科専門職学位課程設置、電気電子工学科と電子通信工学科を再編、電気電子生命学科設置、全学部統一入試を全国5会場(東京・札幌・仙台・名古屋・福岡)で実施
  • 2008年 国際日本学部設置、理工学研究科新領域創造専攻設置、情報コミュニケーション研究科設置、教養デザイン研究科設置、農学部農業経済学科を食料環境政策学科へ名称変更
  • 2009年 国際連携機構設置、和泉インターナショナルハウス竣工、米沢嘉博記念図書館開設、明治大学文学賞設置
  • 2010年 情報コミュニケーション学部ジェンダーセンター開設、明治大学平和教育登戸研究所資料館開設
  • 2011年 先端数理科学研究科開設、文学研究科文芸メディア専攻開設、生田第二校舎D館竣工、国際総合研究所開設、明治大学出版会再開
  • 2012年 国際日本学研究科開設、黒川農場開設、和泉新図書館開館、地域産学連携研究センター開設
  • 2013年 警察大学校跡地に中野新キャンパス開設予定、総合数理学部(仮称)設置および国際日本学部移転予定、駿河台C地区教育・研究棟(グローバルフロント)完成予定、理工学研究科建築学専攻国際プロフェッショナルコース(仮称)開設予定
  • 2014年 多摩テック跡地に明治大学スポーツパーク(仮称)開設予定

基礎データ[編集]

所在地[編集]

象徴[編集]

  • 『暁の鐘』
    旧記念館の正面に設置されていたレリーフ(二人の天使が鐘を鳴らす像。現在はリバティータワー最上階のステンドグラスに設置されている他、明治高校のエントランスなどにも設置)。校歌の一節にも歌われ、“明治大学の学生達が時代の暁の鐘を打ち鳴らし、社会を先導していく”の意が込められている。
  • スクールカラー
    紫紺
  • マスコットキャラクター
    『めいじろう』
  • その他、『M』のシンボルマーク等

校歌[編集]

  • 校歌
    • 『明治大学校歌』(作詞:児玉花外 作曲:山田耕筰
      笹川臨風(予科教授)から与謝野鉄幹児玉花外らを紹介された、武田孟(後の総長)を始めとする学生3名が、更に直談判により山田耕筰の協力をとりつけ、三木露風らによる加筆の末、完成に至ったもの。“白雲なびく駿河台”という歌い出しが有名であるため、俗に「白雲なびく」とも呼ばれる。
  • 学生歌
    『都に匂う花の雲』(作詞:山本修一 作曲:古賀政男
  • 応援歌
    第一応援歌『紫紺の歌』
    第二応援歌『血潮は燃えて』
    第三応援歌『紫紺の旗の下に』
    第四応援歌『勇者明治』
    他に、『仰げ栄冠』、『怒濤の進撃』等。その他、応援曲等が6曲。
    その他、各組織・クラブ毎に伝統歌が多数

教育・研究[編集]

組織[編集]

学部[編集]

法学部[編集]

創立以来、多くの法曹を輩出し、明治大正期の法曹界において、東大に次ぐ勢力を形成(代言人試験で全合格者の約40%、司法官試験で40~50%を占めた)。早くから女性法曹の育成にも取組み、日本初の女性弁護士を始め、女性法曹の重鎮において出身者は非常に大きな割合を占める。 ケンブリッジ大学における法学研修等を設置。2011年には世界法学会研究大会が駿河台キャンパスで開催された。

  • 法律学科
    • ビジネスローコース
    • 国際関係法コース
    • 公共法務コース
    • 法と情報コース
    • 法曹コース
商学部[編集]

1904年に私学初の商学部として設立。創設に当たっては、渋沢栄一の援助があった他、渋沢の創設した商法講習所(現一橋大学)の主要教授が講師として多数参加。2001年に商学科、産業経営学科の2学科制から商学科・7コース制に再編。

有名企業とのタイアップにより、学生が有名企業のビジネスの現場において、チームによる課題解決能力などを養成すると共に、各社の経営幹部層へのプレゼンテーションを経て、実際に商品化や番組放送等を行うといった、特別プログラムが設置されている(現在までの参加企業は、電通HONDA朝日新聞JTBFM東京ロッテなど)。 また、「ベンチャービジネス論/起業プランニング論」(創業期ベンチャー、大手金融機関新規事業、老舗中小メーカー第二創業等の起業経験を有する現役経営者の講師が実践的起業論を展開)などの特色ある講座が設置されており、特にファッションビジネス教育においては国内の中心拠点となっている。

  • 商学科
    • アプライド・エコノミクスコース
    • マーケティングコース
    • ファイナンス&インシュアランスコース
    • グローバル・ビジネスコース
    • マネジメントコース
    • アカウンティングコース
    • クリエイティブ・ビジネスコース
政治経済学部[編集]

2002年に地域行政学科を設置。2008年度にはカリキュラム改定により「ゼミ指導型コース制」(政治学・社会学総合コース、経済学・経済政策総合コース、地域行政総合コース、国際文化総合コース)を導入。2010年より、南カリフォルニア大学延世大学などから短期集中留学生の受入れを開始。総合政策研究所を設置。

企業や地方自治体、議員事務所、商工会議所、NPO等へのインターンシップコースや、複数の企業を訪問し業界・企業研究をするコースなど実践的な教育プログラムが充実。英語教育にも実践的なプログラム「ACE」(英語実践力養成コース)を設置。学部独自の国際交流による学生の相互派遣、ジャーナリスト育成プログラム、国際社会におけるキャリア入門講座、政治家による総合講座、公務員養成講座等の連携により、“真に実力のある国際的センスと能力を備えた人材”の育成を図る。

  • 政治学科
  • 経済学科
  • 地域行政学科
経営学部[編集]

1953年、私学初の経営学部として設立。経営管理を対象とする専門の学部として、商学部から分離する形で発足。1990年代には学部単独で2万人以上の志願者を集めた。2002年に、経営、会計、公共経営の3学科制に移行。

「グローバル人材の育成」の一環として、実践的英語教育、IT教育に力を入れる一方、リーダーシップや高度なコミュニケーション能力を養成する人材育成プログラムをカリキュラムとして展開。学部間共通総合講座にも『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、現役企業経営者による講義など実践的なプログラムが豊富に用意されている。ソウル大学経営学部などと学部間協定を結んでいる。

  • 経営学科
  • 会計学科
  • 公共経営学科
文学部[編集]

日本を代表する著名文学者が教鞭を執ってきた伝統をもつ。主な文学者に、夏目漱石上田敏山本有三菊池寛小林秀雄大岡昇平登張竹風笹川臨風舟橋聖一里見弴横光利一今日出海萩原朔太郎豊島与志雄中村光夫三好達治等々。また、演劇学専攻や考古学専攻などにも特色をもつ。

2002年に心理社会学科、2004年に文学科に文芸メディア専攻を設置。『明治大学文学賞』が設置されており、大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。最近では、日本語ブーム等を巻き起こした齋藤孝教授などが有名。

情報コミュニケーション学部[編集]

2004年に開設。人文、社会科学及び自然科学も含めた高度な学際教育を施し、高度情報社会が直面する諸課題に多角的にアプローチできるゼネラリストの養成に力を入れる。また、日本の女子教育において重要な役割を担ってきた女子部の流れを引継ぐ形で学部開設に至った経緯があり、男女共同参画社会の更なる推進や女性のキャリア形成といった、ジェンダー研究については特に重点をおいている。2010年にはジェンダーセンターを開設。学生における女子比率も高い。

少人数のゼミナール教育を1年次から4年次まで段階的に行っており、興味をもった分野を専門的に学んでいくことも可能である。社会調査士の資格取得に向けたプログラムを設定しており、また情報処理においてはCCNAオラクルマスターを目標として充実した情報リテラシー教育を実現している。

  • 情報コミュニケーション学科
    • 社会システムと公共性コース
    • 組織と人間コース
    • 言語と文化コース
    • メディアと人間コース
国際日本学部[編集]

日本の文化と社会システムを教育研究対象とする。一方で、少人数での集中的な英語教育と異文化を正しく理解するための国際教養教育に力を注ぎ、「世界の中の日本」を自覚して積極的に世界に情報発信しうる真の国際人を育成する。また、将来的には世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムを開設し、“クールジャパンの世界的拠点”を目指す。

留学プログラムとしては、オックスフォード大学等への語学留学や、セメスター留学の他、フロリダ州立大学・ディズニーワールドと提携した、インターンシップ留学(ディズニーの本拠で同社役員等による組織マネジメントリーダーシップ等の授業を受けると共に、ディズニーワールドでの現場実習に於いて報酬を得ながら、国際社会におけるコミュニケーション力リーダーシップを養うというユニークな半年間のインターンシップ)等の特色あるプログラムを設置。また、北京大学とは共催講座を設けるなど特に交流が深い。教授陣では、鹿島茂山口仲美等のメディアでの活動が有名な他、「白熱教室JAPAN」(NHK)では小笠原泰教授の講義がシリーズで放映された。明治の中の女子大ともいわれ、男女比は約3:7である。2014年4月に和泉キャンパスから、新設される中野キャンパスに移転する。

  • 日本文化コース
  • 日本社会システムコース
理工学部[編集]

学部と大学院理工学研究科が一体となった教育・研究システム“I-MAST”(Institute of Meiji Advanced Science and Technology)により、学生に多くの選択肢を用意。無学科混合クラス、総合文化ゼミナール、実践的言語教育などのカリキュラムの他、全国有数のシステム環境下での情報処理教育等に特色。近年では建築、ロボット開発、環境技術などの分野で注目を集める。

  • 電気電子生命学科
    液晶プラズマディスプレイに代わる次世代薄型ディスプレイの開発などが進行中。2009年には松瀨貢規教授が、電気電子情報制御関係の総合学会である電気学会会長に就任。私大出身者としては2校目。
  • 機械工学科
    ビークルダイナミクス研究室では、自動車などの車両開発研究等を行う。また、今後の日本のロボット研究の中心を担う一翼とも言われる黒田研究室のTeam AMSL Racingは宇宙科学研究本部(JAXA)との間で、小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたロボット「ミネルバ」の共同開発や、日本の次期月探査計画への参画による惑星探査車の共同開発が進行中であり、福島第一原子力発電所での利用が予定される無人放射線観測ロボットなども開発されている。自動掃除機ルンバなどの開発元として知られ、ロボット開発の代表的な企業であるアイロボットの社長来日時にはロボットの展望についてのセミナーサポートを行った。
  • 機械情報工学科
    民間企業と風力発電などの共同開発が進められており、中でも計測工学研究室が計画する、充電型風力発電装置による独立電源型街路灯の大規模展開等が注目を集める。ソーラーパネルが併設され外部電力を要さないため、災害等の非常時に有効であり、且つ二酸化炭素削減へ大きな効果が見込まれる。現在、明大キャンパスをはじめ、全国数拠点に設置済みであり、全国的な普及と大量生産による低価格化を更に推し進め、CO2削減等へ大きな貢献を果たすことが期待されている。
  • 建築学科
    日本を代表する建築家であった堀口捨己学部長以来の伝統をもち、若手建築家の第一人者や在学中から海外のメジャー設計事務所で活躍する者等、若手OBの活躍が目立つ。在学生や教員による、土木学会デザイン賞「最優秀賞」を始め、日本建築学会やアメリカ建築家協会日本支部の各賞受賞及び、国土交通省「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」への多数の採択等、活発な活動が展開されている。また、大手ゼネコン15社との共同研究により、超高層建物の構造設計ガイドラインを共同作成している。海外進出を視野に入れた建築家養成機関として、2013年には中野キャンパスに建築学専攻国際プロフェッショナルコースを開設予定。
  • 応用化学科
    環境技術分野の研究が成果を上げており、2010年には温室効果ガスであるCO2の排出量削減技術についての研究が国際的に評価され、『Global CCS Institute』(地球温暖化防止の為の国際機関)Scholarship賞を日本人として初めて受賞。また、2011年には環境への負荷が低い植物由来(フェルラ酸)のプラスチック開発に成功しており、食品包装材等での普及を目指している。
  • 情報科学科
    『Web Science Laboratory』では、学生達のプロジェクトチームによる研究が、競争型国際ワークショップで世界トップレベルの成績を残している他、各方面のIT関連企業のエキスパートたちが直接、自社ビジネスを説明する講座を設定しており、ソフトバンク副社長をはじめ、楽天GoogleヤフーTBSSAP他、国内を代表するIT企業の要職者達が登壇するなど、実戦的な教育が行われている。また、『ロボット科学研究室』は世界で初めて「自己を認識するロボット」の開発に成功。ゲーム創作の分野では、学生チームによる作品が、芸術科学会展特別賞(グランプリ)、中山隼雄記念財団賞(年間のエンターテイメント関連の最優秀作品賞)などを受賞している。2010年には第10回「国際情報通信技術シンポジウム」をアカデミーコモン等で開催。
  • 数学科
    数学オリンピック関連の人材が多く、同財団理事長の藤田宏元教授(日本数学会会長)、国際数学オリンピック (IMO) 日本選手団長の対馬龍司教授の他、日本数学会の最高権威弥永賞砂田利一教授、同代数学賞後藤四郎教授、日本人初の国際数学オリンピック金メダリスト児玉大樹元講師(現東大助教授)等々。砂田利一教授の研究により、 ダイアモンドと同等の強い等方性を持つ新しい分子構造3次元結晶格子が発見され、新物質として様々な用途が期待されている。
  • 物理学科
    約6割が大学院へ進学。研究室は14室で平均所属学生数は5人。
農学部[編集]

私大農学部の最難関とされ、多くの先端的な研究が進行中であり、世界最先端といわれる日本の農業技術に更にハイテク技術やエコ技術を駆使し、都市型農業としての植物生産システムの確立を目指す。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を巡り農業市場の開放議論が高まる中、国際競争力のある強い農業が求められ、一層の注目が集まる学部である。

経済産業省の支援による拠点整備事業として、食料の安定的供給と農業の産業化を実現していく「植物工場」に関する研究開発・人材育成の全国8大拠点の一つであり、東京大学とのiPS細胞の共同研究などが行われている。

研究と並行し、実践的な農産物の生産も行い、無農薬の水耕栽培で土耕栽培の3倍に相当する量の収穫を可能にするシステムを開発しており、年間を通して安定した品質、規格、量の作物の提供を実現している。

化粧品や食品の研究もあり、主要メディアで農学部ガールなどとして学生達が取上げられていることなどにも象徴されるように、総じて女子人気が高く女子比率が50%を超える学科もある。

2000年に生命科学科を設置。2008年に農業経済学科を食料環境政策学科に改称。2012年には川崎市黒川地区の13.3ヘクタールの土地に、先端技術を集積した総事業費数十億円の研究・実習施設を開設。

  • 農学科
    諸分野で国内の第一人者といわれる教授陣が先端的なの研究を推進。都市・建物緑化専攻の輿水肇教授は国内の屋上緑化等を、自然エネルギー問題専攻の藤井石根名誉教授はソーラーハウスなどの普及を推進する。アグリサイエンス研究室では、オゾン酸素マイクロバブルを用いて、青果物残留農薬の除去や水耕栽培における病原菌殺菌に成功すると共に、水耕栽培の農作物の発育促進も可能として、農業・食の安全化・効率化に向けた早急な実用化に向け取組みが行われている。
  • 食料環境政策学科
    理系学部の中の文系学科であり、「食と農」「環境と資源」というテーマについて、社会科学の側面から総合的に研究を行う。企業とのタイアップによる海外研修などが設置されている。
  • 農芸化学科
    2010年現在、農芸化学科を設置している大学は同大学のみであり、土壌学農薬化学天然物有機化学酵素化学植物栄養学食品化学醸造学といった幅広い方法論から農業の未来に貢献している (農芸化学を参照) 。ケミカルバイオロジー研究室における東京大学などとの共同研究による、『ピリピロペン』(化合物)の生合成遺伝子の解明が『Nature Chemistry』等に掲載された。高コレステロール血症の治療薬としての開発が期待されている。
  • 生命科学科
    発生工学の技術を使い、世界で初めて大型動物のクローンを6世代に亘って作り出すことに成功。同研究により培った遺伝子制御の手法を基に、iPS細胞の研究開発への寄与の他、新薬開発や医療関連産業に画期的進歩をもたらすことが期待されている。同研究において、明治大学が代表・研究統括である『MICBR』(明治大学バイオリソース研究国際クラスター)は、内外の有名研究機関との共同研究が進行中である[1]
  • 総合科目群
    人文科学、社会科学、自然科学など幅広い教養を養う共通科目、活きた語学力を育成する外国語科目、スポーツ実習や健康と運動の科学理論を学ぶ保健体育科目が設定されており、専門の枠を超え全ての学問領域の基礎となる素養を身につけられるシステムとなっている。
総合数理学部(2013年開設予定)[編集]

2013年設立予定の新学部。数理科学と情報技術の最先端を教育し、数理科学分野のパイオニアとして世界をリードする人材を育成する。「モノや構造を支配する原理」を発見する数理科学の振興の必要性が叫ばれている中、社会と人間が直面する問題に対して、社会・人文・自然科学にまたがる複合的な視点から、数理的・論理的根拠をもって向き合うことのできる人材を養成する。

  • 現象数理学科
    現象数理学とは自然・社会に現れるさまさまな現象に対して数理モデルを構築、解析することにより現象の理解を目指す学問である。
    数学と科学の乖離をなくし、自然・社会を理解するための数学の重要性を再確認し、より積極的に現象の理解に貢献しようとする数理科学を、明治大学は現象数理学として提唱。活躍が期待されるフィールドは、生物現象(進化・生態・形態形成・運動など)、社会現象(渋滞・株価変動など)、化学現象(自己組織化・振動反応など)など。
  • 先端メディアサイエンス学科
    コンピュータミュージック、メディアアートデザイン、コンテンツ・エンタテインメントなど、プログラムの設計・開発技術から文化的コンテンツのデザイン技術まで幅広く教育し、新しい価値を発想・創造できるイノベイティブな人材を育成する。
  • ネットワークデザイン学科
    ネットワークを形づくる基礎工学技術とコンピュータ技術のほかに、柔軟に問題を解決するための「知能数理システム」や身の回りにあるネットワークデザインの技術を広く学ぶことのできる多種多様な科目を設置。環境エネルギー、情報通信、ビジネスなどの分野において、これからの社会基盤を力強く支えていくことのできる人材を育成する。

大学院[編集]

  • 法学研究科
    • 公法学専攻
      • 法学研究コース
      • 法学専修コース
    • 民事法学専攻
      • 法学研究コース
      • 法学専修コース
  • 商学研究科
    • 商学専攻
      • 経済系列
      • 商業系列
      • 経営系列
      • 会計系列
      • 金融・証券系列
      • 保険系列
      • 交通系列
      • 貿易系列
  • 政治経済学研究科
    • 政治学専攻
    • 経済学専攻
  • 経営学研究科
    • 経営学専攻
      • リサーチコース
      • マネジメントコース
  • 文学研究科
    • 日本文学専攻
    • 英文学専攻
      • 英文学専修
      • 米文学専修
      • 英語学専修
      • 英語教職専修
    • 仏文学専攻
    • 独文学専攻
    • 演劇学専攻
    • 文芸メディア専攻
    • 史学専攻
      • 日本史学
      • アジア史
      • 西洋史学
      • 考古学
    • 地理学専攻
    • 臨床人間学専攻
      • 臨床心理学専修
      • 臨床社会学専修
        • 臨床社会学コース
        • 臨床教育学コース
  • 情報コミュニケーション研究科
    • 情報コミュニケーション専攻
  • 国際日本学研究科
    • 国際日本学専攻
  • 教養デザイン研究科
    2008年に設置された、「平和」「環境」「人権」「共生」について考える文理融合の総合大学院。科学技術の飛躍的な発展に伴う人間行動の倫理性、グローバル社会における異文化理解、平和と持続可能な社会の構築、自然環境との共生についての新しい知と行動の開拓、これらは21世紀に於ける人類史的な根元的な課題として提示されており、これらの現代的諸課題について、新しい「知」を創造(デザイン)することを目標とする。
    • 教養デザイン専攻
      • 「倫理・哲学・宗教」領域研究コース
      • 「文化」領域研究コース
      • 「平和・環境」領域研究コース
  • 理工学研究科
    • 電気工学専攻
    • 機械工学専攻
      • 機械工学科
      • 機械情報工学科
    • 建築学専攻
    • 応用化学専攻
    • 基礎理工学専攻
      • 情報科学系
      • 数学系
      • 物理学系
    • 新領域創造専攻
      • 安全学系
        • 「環境」コース
        • 「システム」コース
        • 「都市・建築」コース
        • 「資源・材料」コース
      • 数理ビジネス系
      • ディジタルコンテンツ系
        文・理・芸の融合を目指す“明大DC系”として、理工学研究科でありながら文系知にあふれた取組みを展開。著名なメディアアーティストやプロデューサーを多数迎えて行われた発足記念シンポジウムは大手紙等へのユニークな広告が展開された。
  • 農学研究科
    • 農芸化学専攻
    • 農学専攻
    • 農業経済学専攻
    • 生命科学専攻
  • 先端数理科学研究科
    • 現象数理学専攻
      現象数理学の世界的な拠点である「明治大学先端数理科学インスティテュート」の教育研究機関として、2011年に開設。不確定なゆらぎ(脳、免疫系、インターネット、経済変動、社会の発展など)で生じる現代社会の諸現象を、数学を用いたモデリングによって解明・応用するという分野であり、数理生物学、数理医学、数理ファイナンス、数理人間科学等の数理科学の発展に貢献する。2011年には「第1回 高校生によるMIMS現象数理学研究発表会」を開催し、全国のトップ高校が多数参加する中、筑波大学附属駒場高等学校広島大学附属高等学校などが入賞した。

法科大学院[編集]

  • 2011年度司法試験合格者数:90名(国内大学別順位:6位)

専門職大学院[編集]

  • 会計専門職研究科会計大学院
  • ガバナンス研究科公共政策大学院
    国内の公共政策大学院の中で、在籍者に現職の議員、市長が最も多いことで知られ、開設後5年で30名以上に上る。また、留学生が全学生の4分の1を占め、政治家志望者も多い。与謝野馨元財務大臣、松沢成文神奈川県知事、近藤茂夫元国土事務次官、阪田雅裕元内閣法制局長官など、大臣、知事、次官経験者等が特別招聘教授等として教壇に立ってきた。
    「ガバナンス政策研究ネットワーク」を中心に、政治家が集まる「都市政治フォーラム」、現役学生主体の「ガバナンスサロン」、公務員主体の「PQM(公共品質経営)フォーラム」など、修了生や在学生達による活発なネットワーク活動が展開されており、政治家OBのネットワークにも新たな広がりをみせつつある。
    世界一のリーダー養成校といわれるハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)の訪問団などが来訪し、交流を深めている。
  • グローバル・ビジネス研究科経営大学院
    実務経験者や現役経営者を中心とした教授陣をラインナップ。ビジネスリーダー、プロフェッショナルを育成。研究科長の刈屋武昭(日本価値創造ERM学会会長、元シカゴ大学ビジネススクール客員教授)、上原征彦(元ペンシルベニア大学ウォートン・スクール客員教授)、青井倫一(元慶應大学ビジネススクール校長)などの他、野田稔教授のメディアでの活動等が有名。また、柳澤伯夫(元金融担当大臣)などを始め、金融・経済界のトップが特別招聘教授等として教鞭を執ってきた。

研究・知財戦略機構[編集]

2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業モデル校として採択され、「明治大学研究活用知財本部」を設置。研究成果から生まれた大学の「知」を産業界や各地域などに貢献することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、大学の社会連携活動を推進する。

  • 基盤研究部門
    • 社会科学研究所
    • 人文科学研究所
    • 科学技術研究所
  • 主要付属研究機関・施設
    • 知的財産法政策研究所(IPLPI)
      知的財産法に関して、国内外の研究者・実務家・産業界・法曹界・政府・国際機関等と協力し、総合的・世界的な研究活動・事業活動を推進。代表は、日本における知的財産法学の第一人者である中山信弘教授(西村あさひ法律事務所(日本最大の法律事務所)顧問、クリエイティブ・コモンズ・ジャパン代表)。欧州特許庁審査長、米国特許商標庁特許局長等を招聘しての国際コンファレンスなどを開催している。
    • 先端数理科学インスティテュート(MIMS)
      明治大学が生み出した新たな学問分野である現象数理学により、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで、現代世界が直面する広範な領域の問題の解決に取組む。現象数理学の世界的拠点となる計画を推進。(グローバルCOEプログラムの項参照)
    • 国際総合研究所
      2011年開設。学外から拠点リーダーを招き、国際的な諸問題に関わる政策提言型の研究を行う。将来的には学外資金によるグローバル展開を目指す。初代所長は林良造(元経済産業省経済産業政策局長、ハーバード・ケネディスクールフェロー)、メンバー/フェローには川口順子(元外務大臣)、山内昌之特任教授、西村英俊東アジア・ASEAN経済研究センター事務総長)など。
    • 国際教育研究所
      国内外の研究者との協力により、高等教育機関におけるグローバル人材育成のためのインフラやシステムにかかわる研究を行う。企業と大学が共同して実践的研究を行う「グローバル人材育成会議」の設置なども予定。
    • バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIIBR)
      明治大学を中心とした、国内外の大学・研究機関・企業等のコンソーシアムによる国際研究組織。農学を基盤にして次世代の医療技術開発に貢献する生物資源の創出・維持・活用を目的とする。東大との共同研究グループによるiPS細胞移植研究が注目されている他、大阪大東北大などを始めとした内外の有力研究機関がコンソーシアムメンバーとして名を連ねる。
    • 日本古代学研究所
      これまで総合化が困難とされてきた日本列島古代(弥生~平安時代)における歴史学・考古学と文学を「日本古代学」として構成し、列島文明化の歴史・文化像を新しいレベルで提示する。日本古代学研究の世界的な研究拠点の構築を目指す。北京大学高麗大学南カリフォルニア大学など海外の主要な研究機関との交流活動が行われている。
    • 野生の科学研究所
      科学というものを更に豊かで、具体的なものにつくりかえていくという目的のもと、日本文明の潜在能力を目覚めさせ21世紀に必要とされる「新しい学」の創出拠点を目指し、2011年に創設。国内外の多くの協力者・研究者との連繋のもと、自然科学・経済科学・社会科学等を包摂する、大きな原理を探求する。所長は思想家・人類学者の中沢新一
    • 文明とマネジメント研究所
      ピーター・F・ドラッカーのマネジメント理論・思想の研究と、マネジメント人材の育成を行う。著名経営者・研究者などが会員に名を連ねることで有名な『ドラッカー学会』は当研究所内に事務局を設置しており、日本におけるドラッカー研究の第一人者から『もしドラ』著者まで、多くの人材が参加。名実共に国内のドラッカー研究の中心拠点である。
    • 黒川農場
      2012年開設の総事業費数十億円の先端技術を有する「アグリエコファーム」。植物工場的先端技術を駆使した生産システムと有機農法をベースとした環境保全型生産システムを併せ持つ農場であると同時に、里山ビオトープバイオマスエネルギー循環システム、雨水利用システム、風力発電等の未来型エコシステムを完備。今世紀人類が進むべき方向を指し示す殿堂となり、大学の新たなシンボル的資産となることが期待されている。幅広い実習教育や研究開発が可能であり、世界に次世代の農場モデルを発信し将来的な国際協力を目指す。
    • 黒耀石研究センター
      「ヒト−資源環境系」という概念のもとに、考古学地質学古環境学文化財科学に関連する横断的な研究プロジェクトを立ち上げ、黒曜石を含む多様な資源に対する人類の働きかけのダイナミズムに関する研究を推進。世界の主要研究機関との国際ネットワークの構築を進める。
    • 植物工場基盤技術研究センター
      平成21年度経済産業省「先進的植物工場施設整備事業」により設置された植物工場をベースとした、植物工場に関する研究開発・人材育成の国内8大拠点の一つ。生産コスト縮減を目的として独自開発した技術である、培養液のナノバブル殺菌、人工照明、無菌的空調による無農薬、無洗浄の清浄野菜の生産システムや、風車・ソーラー発電による自然エネルギーの利用などを特徴とする、「先端的で夢のある農業」を展望できる教育施設がコンセプト。農学部、理工学部、経営学部、商学部が共同して研究開発や生産物の地域流通、人材育成事業を展開。
    • 軍縮平和研究所
      宇都宮軍縮研究室』(1980年5月宇都宮徳馬(衆議院議員、日中友好協会会長)創設のシンクタンク)の研究成果を継承・発展させ、軍縮・国際平和に関する研究を行う。ムアンマル・アル=カッザーフィーアフリカ連合(AU)議長とのサテライト対話集会等の他、最近では外務省、UNRWAJICAと連携して、フィリッポ・グランディ(UNRWA事務局長)、緒方貞子(JICA理事長)らの参加による、参加公開シンポジウムを開催。
    • ビジネス情報倫理研究所
      企業における情報倫理/コンピュータ倫理に関わる諸問題について、研究と提言を行う。
    • ビジネス・イノベーション研究所IBIM
      企業や地域のサスティナビリティ(持続性)を中心的テーマとした、外部機関との共同研究なども行うビジネス・イノベーションの総合研究所。若手経営者・リーダーをつなげる拠点を全国に形成するプロジェクトを発足。
    • 地域産学連携研究センター

その他附属機関[編集]

  • 心理臨床センター
  • ハイテク・リサーチ・センター
  • 危機管理研究センター
  • 平和教育登戸研究所資料館
  • 国家試験指導センター
    国家試験の更なる強化を掲げ、専用施設「国家試験指導センター」の建設などを予定。
    • 法制研究所
    • 経理研究所
    • 行政研究所
  • 医療と法と倫理専門総合資料館(ELM)
    日本の医事法学分野における最高権威といわれた唄孝一(日本医事法学会創立者、世界医事法学会副会長)のアーカイブスを基盤資料とする。国内に於ける、医事法学生命倫理学に関する学術的リーダーシップを担う。
  • 明治大学出版会
    2011年に半世紀ぶりに復活。『明治大学リバティブックス』という名称の学術的教養書の叢書を刊行予定。
  • 錯覚美術館
    明治大学先端数理科学インスティテュートと独立行政法人科学技術振興機構(JST)が2011年に開設した計算錯覚学の研究交流拠点。触覚、味覚、嗅覚、聴覚を含む五感の錯覚に加えて、人の経済行動や投票行動における不合理な選択、コミュニケーションにおける誤解、メディア表現における錯誤なども含む広い範囲の人間活動を錯覚とみなして、共通原理たる広範な横断的錯覚科学の確立を目指す。東大などとの共同研究が進められている注目の分野であり、代表者は世界的な第一人者である杉原厚吉教授。
  • 図書館
    • 中央図書館
    「第18回日本図書館協会建築賞」受賞。ギャラリーを中心に、定期的に企画展示を開催。様々な特色あるコレクションを有し、2009年には新たに『ゲスナー賞文庫』を開設。グループ閲覧室、多目的ホール等の目的別に仕切られた空間を始め、先端的な施設内用を有し、海外からの視察者も含め、年間約3000人の見学者が訪れる。
    • 和泉図書館
    2012年5月に開館した総工費37億円の大規模滞在型図書館。スタイリッシュな外観、緑溢れる景観に恵まれた、ホテルのラウンジを思わせる開放感あふれた館内空間。テーブル席、ソファ席、ブース席など用途に合わせた約1200の閲覧席に加えてプロジェクトルームやホール、カフェなどを併設。
    • 生田図書館
    デジタルコンテンツや写真等の展示空間である『Gallery ZERO』を併設。
    • ローライブラリー
    • メディアライブラリー
    語学教材や映画などの各種メディア教材を視聴できるメディアライブラリーを各キャンパスに設置。
  • 米沢嘉博記念図書館 
    “クールジャパンの世界的拠点”を目指す『東京国際マンガ図書館』(仮称)の前哨基地となる施設。将来的には、世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムの構築を予定。
  • 阿久悠記念館
    昭和を代表するOB作詞家、阿久悠の記念館。2011年、アカデミーコモンB1Fのはとバス観光コースにもなっていたゾーンに設置。開館記念音楽会が、南こうせつささきいさおら多くの歌手が参加の下、開催された。
明治大学博物館[編集]

明治大学博物館は、以前からあった商品博物館・刑事博物館・考古学博物館を統合して2004年(平成16年)に開館した。駿河台校舎アカデミーコモンの地階にあり、前身3館から引き継いだ商品部門・刑事部門・考古部門と、大学史展示室、特別展示室から成る。一般に無料公開されている常設展示に加え、特別展示室では1年を通して様々な展覧会が開催されている。

大学博物館の先進的モデルケースと評価され、官公庁、自治体、国内外の大学・研究機関、各種教育団体による視察・研修などが多い。全日本博物館学会事務局が学芸員養成課程実習室内に置かれており、全国37の大学博物館関係者が一堂に会する『ユニバーシティ・ミュージアム・ミーティング』も初めて開催されている。

来館者は、2004年4月のリニューアルオープン以降で50万人を突破(2012年現在)。最近の要人客としては、中曽根康弘元首相、福田康夫元首相、德川恒孝徳川宗家第18代当主)等々。。館内には博物館図書室があり、資料の閲覧が可能。また、『ミュージアムショップM2』では、博物館の刊行物のほか展示物に因んだグッズを取扱う。

  • 商品部門は、漆器・染織品・陶磁器など、日本の伝統工芸品を中心とする商品の原材料、製造工程、技法・意匠の種別などを紹介。世界に類まれな意匠表現の豊富さを誇る日本の伝統的工芸品の全体像を一覧できる。
  • 刑事部門では、建学の理念である「権利自由」の精神に基づき、「日本の罪と罰」に関する文書や絵画などの史料を収集し、日本史上著名な法令文書、高札、江戸時代の捕者具や拷問・刑罰具、捕者道具の名和弓雄コレクション、日向国延岡藩内藤家文書、高札コレクションなどがある。複製品ではあるがギロチンニュルンベルクの鉄の処女は、わが国で唯一の展示資料である。
  • 考古部門は、日本の石器時代から古墳時代までの各時代の遺跡から出土した発掘品を展示している。日本において最初に発見された石器時代遺跡である群馬県岩宿遺跡の出土品などを始め、国の重要文化財に指定されている、埼玉県砂川遺跡、神奈川県夏島貝塚、栃木県出流原遺跡の出土遺物等、国内有数のコレクションを誇り、海外からも多くの研究者が訪れる。大英博物館へ出品した「山形土偶」を始め、国の、重要文化財、重要美術品に指定されている史料が多数。
重要文化財・重要美術品

研究[編集]

世界トップクラスの大学を目標に掲げる全学ビジョンにおいて、第一段階として世界的研究拠点の増大に向け、科学研究費補助金等の学外研究資金獲得に関して国内私立大学のトップクラスを目指すプロジェクトを推進する。研究環境の整備が急速に進められ、文部科学省私立大学学術研究高度化推進事業私立大学戦略的研究基盤形成支援事業では数多くの研究が採択されており、世界の主要研究機関と国際研究ネットワークの構築を進める動きも活発である。

グローバルCOEプログラム[編集]

2008年度に『明治大学先端数理科学インスティテュート』(MIMS)による「現象数理学の形成と発展」プログラムが採択。科学の根幹であり高度な研究が必要とされる「数学、物理学、地球科学」分野においては私学で唯一の選定であり、数学系に限れば、他に東京大学京都大学九州大学のみ。現象数理学とは、自然や社会に多数存在する複雑なシステムを解明して社会貢献を目指す、明治大学が生み出した新たな学問分野であり、地震などをはじめとした自然現象から世界経済に至るまで現代世界が直面する広範な領域の問題に挑む。世界の代表的な研究機関と協定を締結しており、国際レベルでの教育研究交流を行っている。今後、国内をリードする先端研究拠点として、更なる国際的研究ネットワークを構築し、現象数理学の世界的拠点となる計画を展開中である。また、若手研究者教育の国際的ネットワークの構築を目的とし、EU諸国のInitial Training Network(ITN)と呼ばれる若手研究者育成プログラムに、日本側の連携機関となり、ヨーロッパ11カ国の大学と共同で申請を行っている。


私立大学学術研究高度化推進事業(2008年度現在)[編集]

  • ハイテク・リサーチ・センター整備事業
    • 科学技術研究所
      • 生命機能の活性化および人工生命体の高度機能化に関する研究
    • 生体機能応用ナノ材料開発研究所
      • 生体物質を利用した新機能性ナノ素材の創成
    • 環境対応型エネルギー・素材研究所
      • 電気電子工学における環境対応型エネルギー・素材の開発とその応用研究
    • 生物活用のための先端アグリサイエンスチーム
      • 21世紀の食糧生産・生物活用のためのバイオテクノロジー
  • ベンチャー研究開発拠点整備事業
    • 科学技術研究所
      • 21世紀の食料生産・生物活用のためのバイオテクノロジープロジェクト
  • オープン・リサーチ・センター整備事業
    • 社会科学研究所(産業活力再生研究グループ)
      • 地域産業発展のための企業家、実業家、行政マン等育成のための研究プロジェクト
    • 社会科学研究所
      • 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
    • 経営学研究所
      • コミュニティ開発におけるNPO・行政・地域企業・大学の戦略的パートナーシップに関する研究
    • 経営品質科学研究所
      • クォリティ志向型人材育成とスマート・ビジネス・コラボレーション-経営品質科学に関する研究-
  • 社会連携研究推進事業
    • ローカルエリアコミュニティシステム研究所
      • ユビキタス商店街プロジェクト
    • 地域産業人材開発研究センター
      • 地域企業の人材育成と経営改善のための特定拠点連携型地場産業振興
  • 学術フロンティア推進事業
    • 大学院・理工学研究科
      • 激震動をうける建築構造物および構造物内機器装置の耐震性能の向上化に関する研究
    • 社会科学研究所
      • 社会・人間・情報プラットフォームプロジェクト
    • 人文科学研究所
      • 石器時代における黒耀石採掘鉱山の研究
    • 社会科学研究所(商学・経営学研究グループ)
      • 先端的グローバル・ビジネスとITマネジメント
    • 信頼性データバンク研究所
      • 機械材料と機械要素の信頼性データバンク構築に関する研究
    • 先端医療材料創製研究所
      • 高度先進医療を支援するハイパフォーマンスバイオマテリアルの創製とその医療用デバイスとしての応用
    • 古文化財研究所
      • 環境変遷史と人類活動に関する学際的研究
    • 科学技術研究所
      • 強地振動下における構造物および機器・装置・配管系の損傷制御および機能維持システムの開発
    • 古代学研究所
      • 日本古代文化における文字・図像・伝承と宗教の総合的研究
    • バイオ資源化学研究所
      • 次世代機能材料「漆」の高度利用に関する学際的研究

私立大学戦略的研究基盤形成支援事業[編集]

  • 研究拠点を形成する研究
    • ストレス応答の分子機構の解明とその農業・食品分野への応用
    • 危機管理に対応する行政管理システム確立に関する研究
    • 日本列島の文明化を究明する古代学の総合化研究
    • 機能的ナノ構造体の創成と応用
    • 低炭素・窒素排出を目指した食料生産技術の開発
    • 生命機能マテリアルによる次世代再生医療技術の構築および垂直統合型研究拠点形成
    • ヒト-資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築
    • 情報財の多元的価値と、創作・利用主体の役割を考慮した知的財産法体系の再構築

教育[編集]

文部科学省GP(2008年度現在)[編集]

平成19年度に於いては採択件数が合計10件となり、私学では最多となった。

IT政策/情報教育[編集]

理工学部や情報基盤本部等が主体となり、日立富士通マイクロソフトアップルSAPJR東日本等、大手ITベンダーなどと組み、情報基盤を整備。国内の大学としては最先端・最大級のITインフラを構築、ユビキタスカレッジ計画を実施する。また、2005年には有力私大の情報関連部門を連携させ、大学情報サミットを創設するなど、私大のIT戦略を主導する。

  • 2008年 - 国内大学最大級のストレージシステムを導入。キャンパス内外との大容量データ通信を実現。
  • 2008年 - 国内で初めて、学生証とSuica定期券を一体化させた「Suica付学生証」を導入。証明書発行決済や図書館入退出管理、学内システムの簡易認証の他、大学食堂・店舗等の電子マネー決済等を実現。
  • 2010年 - 国内大学で初めてキャンパス内にクラウドシステムを導入。教員や学生は自宅など学外でも大学内の教室や研究室と同じ環境でPCが使用可能。
  • 2010年 - 国内大学で初めて『iTunes U』への参加が認められ(他、東大など3校)、授業や大学案内、学生によるコンテンツ、スポーツ特集などの動画コンテンツの配信が予定されている。
  • 2012年 - 国内大学で初めてモバイル向けポータルシステム『Blackboard Mobile Central』を導入。iPhoneiPadなどのモバイルツールから大学のあらゆる情報を取得する事が可能となった。

社会貢献[編集]

生涯教育[編集]

  • 『リバティーアカデミー』
ファイル:明治大学6.jpg
駿河台キャンパス
一般社会に学習機会を提供する生涯教育の場として1999年4月に設立。基本理念は、高度専門職業人への貢献(リカレント教育)、地球市民の抱える課題、人間存在を探究する学問(リベラルアーツ教育)、地域主義(地域社会への貢献)の三つで、特別企画、教養・文化、資格・実務、語学、ビジネスの5部で講座を開講。
2008年度においては全411講座、受講者数21,590名。受講者数延べ100,000人以上(2008年度現在)。教室の授業にとどまらず、地域との連携を目指す「産学官民」協働の社会人教育、インターネットを使った「e-ゼミナール」、省庁等外部機関からの受託事業などの外部事業を展開。

社会連携活動[編集]

2003年に文部科学省の大学知的財産本部整備事業のモデル校として採択を受け、「明治大学社会連携促進知財本部」を設置。社会と大学の新しい連携フレームの構築を目指し、研究成果から生まれた大学の「知」を社会還元することを、研究・教育に並ぶ大学の使命として位置付け、数々の事業を展開。

学生生活[編集]

恒例行事[編集]

多様な文化・芸術が第一線で交差し、また新たな文化の創発を呼ぶ。明治大学を象徴するキーワードのひとつがカルチャーであり、OB・関係者達が現代文化に残してきた大きな足跡の背景には、伝統となっている恒例行事、演劇祭、音楽祭など活発な文化活動の存在がある。以下、主な恒例行事を記載。

学園祭
元来、各キャンパスごとに『駿台祭』、『和泉祭』、『生田祭』として学園祭が開催され、中でも本部キャンパスの『駿台祭』は内容、規模ともに代表的な学園祭といわれた。
ライブは最も有名なアーティストが出演することで知られ、松任谷由実山下達郎サザンオールスターズDREAMS COME TRUE松田聖子SMAP(唯一の学園祭ライブ[2])、AKB48(初の学園祭ライブ)など、実力派からアイドルまで、時代を代表するビッグネームがステージに登場してきた。SMAPやAKBのみならず、100校以上のオファーの中から明治を選んで出演してくる有名アーティストなど、[3]他の学園祭では見られない顔ぶれも多い。
嘗ての名物イベントとしては『オーバーナイトハイク』(和泉キャンパスから駿河台キャンパスまでの、学生達による大規模行進)などがあったが、現在では、avexなどとの共催によるダンスイベント『Dancer Bird』、学生最大規模を誇る『MEIJI ROCK FESTIVAL』、有名モデルなども出演する『モデルファッションライブ』などが有名。フジテレビJ-WAVEの公開放送など、主要メディアとのコラボ企画も盛んである。駿台祭と和泉祭は統合され、『明大祭』として和泉キャンパスで開催され、『生田祭』は『生明祭』に名称を変え継続している。
明治大学シェイクスピアプロジェクト
毎年11月に開催される恒例の演劇祭。各分野の一流プロの指導の下(指導協力実績:楽曲池辺晋一郎、衣装デザイン朝月真次郎等)、学生が主体となり、出演を始め、制作・演出・音響・宣伝等運営の一切を手懸け、アカデミーホールにてシェイクスピア劇を上演。オーディションには他大からの参加者も含め、大勢の俳優の卵達が参加、主役の座の行方に注目が集まる。毎年、3,000人以上の観客を動員するなど、その規模は学生演劇の枠を超えているとも評され、スポンサーには有名企業が名を連ねる。例年、並行してアカデミーコモンにてケンブリッジ大学の学生劇団ペンブルックプレイヤーズによるシェイクスピア劇が上演され、併設のワークショップには多くの学生が参加する。
お茶の水JAZZ祭
ジャズ界最高の栄誉である『南里文雄賞』に、芸術系の名門である東京藝術大学バークリー音楽大学と並び最多の受賞者を輩出する明治が、OBのトップミュージシャンの他、著名アーティストを招待し開催する恒例の音楽祭。
『楽友会』(軽音楽系のクラブを統括するOB組織)の呼びかけの下、毎年多くのOBミュージシャンが集結(OB以外の主な出演実績としては、宮間利之前田憲男原信夫日野皓正渡辺香津美神保彰小曽根真(友情出演)、国府弘子寺井尚子等々)。総合プロデュース・司会には『楽友会』現会長の宇崎竜童阿木燿子夫妻。アカデミーホールでのメインコンサートから、キャンパス周辺でのストリートミュージックフェスティバルなども併催し、御茶ノ水の街全体で展開。名門ホールやライブハウス、日本一の楽器店街などを擁し音楽の街でもある御茶ノ水を、ニューオリンズにも匹敵する音楽の溢れる街に育てるべく、千代田区東京商工会議所、協賛企業等のバックアップの下、毎年盛大に開催される。(2011年度以降の収益金は全額を東北復興支援のために役立てることとなった)[4]
ビジネス系イベント
『学生ビジネスアイデアコンテスト』は起業を目指す学生のサポートを目的に行われる恒例イベント。藤巻幸夫(特任教授)等が監修を務め、賞金総額は100万円。著名起業家を輩出してきた歴史を反映し、学部を超えて全学生が受講出来る学部間共通総合講座として、ビジネスプラン関連講座(大和証券寄付講座等)や『青年社長育成講座』(事業継承予定の後継社長候補の学生や、起業志望の学生を対象)等が設置されており、学生にはビジネスプランをブラッシュアップする環境が豊富に用意されている。学外ビジネス系コンテストでは、『日銀グランプリ』で過去5大会中、グランプリ2回・準グランプリ2回、『日経TEST学生団体対抗戦』2010大会で、経営学部チームが初エントリーし、個人部門1位・グループ部門2位など。また、欧州復興開発銀行総裁や日本銀行総裁をはじめ、有名企業トップなど内外の主要なビジネスパーソンが来校し講演等を行っている。
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数々の名作誕生の舞台となってきた山の上ホテル(駿河台)
明治大学文学賞
明治大学在籍者を対象にした文学賞文芸部門と作詞部門からなり、それぞれにOBの名を冠した、『倉橋由美子文芸賞』、『阿久悠作詞賞』を設置。文芸賞大賞作については芸術評論誌『ユリイカ』に掲載される。選考委員は、高山宏(教授)、管啓次郎(教授)、阿木燿子(OG)等。
夏目漱石小林秀雄などをはじめ、名立たる文学者達が活躍してきた文学部では、嘗て文芸雑誌『駿台文学』が刊行されていたが、一時期、学生募集を停止していた文学部の復活を同誌が1931年に提唱したところ、舟橋聖一与謝野晶子里見弴徳田秋声北原白秋らが賛同者として名を連ねるなど、学内外で多くの著名文学者に支えられてきた文科の歴史をもつ[5]。在籍中に芥川賞直木賞を受賞した教員としては、小島信夫三浦清宏堀江敏幸などがいる。
また、駿河台キャンパス中心部にOBにより建設された山の上ホテルは、川端康成三島由紀夫松本清張遠藤周作山口瞳池波正太郎等、著名文学者が定宿として利用するなど、数々の名作誕生の舞台として名高いが、大学の各式典等に利用される他、数々の文学賞の舞台にもなってきた。(文芸賞岸田戯曲賞迢空賞晩翠賞梓会出版文化賞小学館ノンフィクション大賞開高健ノンフィクション賞寺山修司短歌賞葛原妙子賞山本健吉文学賞俳句界評論賞巌谷小波文芸賞久留島武彦文化賞角川俳句賞等の選考会、授賞式など)
講演会・シンポジウム
東京都心部にある駿河台キャンパスや和泉キャンパスなどでは、各界の第一人者によるイベント、講演会等が頻繁に行われる他、要人の訪問等も多い。また、特別招聘教授として著名人が招かれ、学生に講義・レッスンを行うケースも多い。以下、最近の主なゲスト。
中曽根康弘海部俊樹村山富市福田康夫麻生太郎鳩山由紀夫安倍晋三(以上、元首相)、谷垣禎一与謝野馨鳩山邦夫前原誠司岡田克也枝野幸男武村正義等(以上、党代表・主要閣僚)、海外の国家元首(ミハイル・ゴルバチョフ元ソ連大統領の他、ポーランド、フィリピン、マレーシア等の各大統領・首相)、ジャック・アタリ欧州復興開発銀行初代総裁・思想家)、白川方明日本銀行総裁)、緒方貞子JICA理事長)、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)、主要国駐日大使(アメリカ、EU代表部、フランス、ドイツ、カナダ、オランダ等)、主要高等教育機関トップ(世界学長会議議長、フランス国立行政学院(ENA)学院長、北京大学学長、高麗大学学長等)、内外の主要企業首脳、小柴昌俊益川敏英日野原重明茂木健一郎(以上、学者)、内田祥哉槇文彦團紀彦中村拓志(以上、建築家)、井上ひさし逢坂剛平野啓一郎(以上、作家)、観世清和坂東玉三郎野村萬斎(以上、伝統芸能関係者)[6][7]北野武蜷川幸雄黒沢清是枝裕和本木克英(以上、映画監督・演出家)、徳川恒孝徳川宗家第18代当主)、立花隆松岡正剛(以上、ジャーナリスト)、桂由美コシノジュンコ(以上、ファッションデザイナー)、ジャン・ジローかわぐちかいじ浦沢直樹(以上、漫画家)、AKB48(タレント) etc
その他
  • 早慶明対抗イベント
    早稲田大学慶応大学との3校間で、合同イベント・定期対抗戦などをはじめ、多くの伝統行事が組まれており、特にジャズフェスティバルやラグビー大会などが有名。その他、“早慶明”の名が冠せられた恒例イベントとしては、雄弁部弁論大会、討論会、音楽Festival、グリークラブ演奏会、マンドリンクラブコンサート、チャリティー、体育会対抗戦(サッカー、バレーボール、ハンドボール、ゴルフ、遠的大会(弓道)、軟式野球、体育祭等)、大学広報連絡協議会等々。
  • 明治大学文学部読書感想文コンクール
    高校生、社会人を対象にした読書感想文コンテスト。選考委員長に齋藤孝教授。
  • ファッション系
    商学部によりファッションビジネス・マネジメント教育が推進され、世界の主要なファッション教育機関との提携や、ファッション/アパレル関係会社、著名デザイナーとのプロジェクト等が展開されており、国内のファッションビジネス教育の中心拠点といわれる[8]
    また、主要ブランド・トップ(ルイ・ヴィトンジャポンミシュランシャネルTOD'Sエルメス・ジャポン等の各社長)や有名ファッションデザイナー・ディレクター等による講義、様々な外部機関とのコラボレーションによるイベント等が行われており、最近では商学部総合学際ゼミナールの企画、バンタンデザイン研究所リセ・フランコ・ジャポネ・ド・東京等の参加によるファッションショーなどが行われている[9][10]
  • M-Naviプログラム
    毎年多くの学生達が各種行事、講座等に参加。主なものとして、新入生合宿、イベント・コンサート運営、祭礼(神田祭青森ねぶた祭り、徳島阿波踊り等)、各種講座(ボイストレーニング、料理、座禅、スポーツ、農業、ボランティア、コミュニケーション力強化等)への参加の他、劇団四季Bunkamura国立劇場東京芸術劇場東京文化会館などとタイアップした観劇・講演・舞台裏見学(歌舞伎オペラ現代劇京劇等)のプログラム、アニメーションスタジオや落語の現場の見学・交流、等々。
ファイル:Monument of Ikuta Campas1.JPG
植村直己記念碑』(生田キャンパス)
  • 植村直己冒険賞
    国民栄誉賞冒険家植村直己の人物・精神を継承すべく、自然を相手に創造的な勇気ある行動をした人物または団体に贈呈され、毎年2月に行われる恒例の表彰会見は紫紺館(駿河台キャンパス)で行われ、メディア報道等で賑わいをみせる。過去の受賞者には野口健など。
  • 明治大学芸術祭
    文化人OB等を招いてのイベント他
  • eプレゼン・コンテスト
  • 和泉フィルムフェスティバル
  • 『明大生が捉えた日本』 映像・写真コンテスト
  • 岸本辰雄記念ホール企画展示「学生作品展」

クラブ・サークル[編集]

広範な分野にOBを輩出するインキュベーターの機能を果しているのがクラブやサークルであり、伝統的に芸術・文化分野への造詣が深く、OBをはじめ各分野の第一線との交流をもつ本格派志向のサークルが多い。演劇、音楽など、各分野のプロを志向する学生も少なくない。大学からの活動補助金等を受けていない非公認系のサークルも含めると、その数2,000以上ともいわれる(オープンキャンパスでの説明より)。コンテスト上位入賞の常連となっている名門クラブや、明治に拠点を置くインカレ系サークル(複数大学の学生から構成されるサークル)などの存在により、他大からの参加者の比率が高いのが特徴である。多くの団体で伝統的なイベントなどが組まれており、特定のサークルへの入部自体を目的に入学してくる学生も多い。

雄弁部時代の三木武夫元首相
  • 雄弁部
    1890年創部。国内の大学弁論部としては2番目に古い歴史をもつ。三木武夫(第66代内閣総理大臣)、大野伴睦(第42・43代衆議院議長)等、政界を中心に多くの人材を輩出。名誉OBには村山富市(第81代内閣総理大臣)など。1929年には大学弁論部として国内初の世界遠征を実施。2011年は鳩山由紀夫前首相の講演会等による新歓イベントで幕を開けた。創立期には、西園寺公望(第12・14代内閣総理大臣)が法論会会長として学生達の討論会を主催していた伝統をもつ。尚、雄弁部以外にも政治家志望の女子学生達による勉強会なども存在する。また、2011年には、政治家養成力の更なる向上を目指し、『政経リーダー育成プログラム』が学内に発足した。
  • 広告・企画系サークル
    1917年創部の広告研究部ミスキャンに準ずるイベント『明治ファッションコレクション』や、フリーペーパー『Msize』を発行する他、キャンプストア、シーサイドカフェなどの運営も行ってきた。他、多数の広告・企画系サークルがある。
  • 明治大学應援團
    1922年創部。東京六大学応援団連盟に所属する応援団。国内で初めてブラスバンドや、バトントワラーズ(現在のバトン・チアリーディング部)を導入(競技チアリーディングチームとしては、高畑百合子(TBSアナウンサー)が結成した『JAGUARS』などが有名)。リーダー部は不祥事により2008年に廃部。2012年度からは、応援指導部が創設され、3部体制となった。
ファイル:明治大学合唱団.jpg
混声合唱団定期公演会
ファイル:Glee Club1.gif
石津謙介メモリアルコンサート』(グリークラブ×ハーバード大のジョイントコンサート)
  • 音楽系
    ジャンル毎に、伝統あるサークルが多数存在し、各コンテストの入賞常連チームなどが犇めく。OBには、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない、多くの業界関係者達がいる。
ファイル:The open dialog by Kara Juro and Yukio Ninagawa in Meiji University.JPG
2大演劇人による公開対話『唐十郎蜷川幸雄−劇場都市東京の行方』
ファイル:Dancer Bird’08.gif
『Dancer Bird’08』
meiji×avexのコラボによるダンスイベント</span>
  • ダンス系
    大学公認の5大ダンスサークルの他、非公認で活躍するサークルも多く日本ジャズダンス芸術協会コンテスト・グランプリチーム(アマチュア部門)なども擁する。明治に拠点を置くインカレサークルなども多く、東大上智立教津田塾日本女子大東京女子大フェリス女学院大など、他大の学生が多数参加しており総じて女子比率が高い。『Dancer Bird』は、明大祭で行われる恒例のダンスイベント。MEIJI×avexのコラボなどにより、学内のダンスサークル所属チームのみでなく他大やダンス界のトップチームなどを招待し、ハイレベルな競演が繰り広げられる。
  • 漫画研究会
    1954年創部。かわぐちかいじ山田詠美(直木賞作家)等を輩出。『明大漫研OB作品集』(CBS・ソニー出版)等の特集本が出版されている。
  • 落語研究会
    1961年創部。学生落語界の雄。三宅裕司立川志の輔渡辺正行等によって受継がれてきた高座名『紫紺亭志い朝』が有名。2011年の創部50周年記念『明大落語会』には著名OBが多数出演、1200枚のチケットは発売直後に完売した。2002年には落研から独立したメンバーが、お笑い系サークル『木曜会Z』を創設。ほぼ全員がM-1グランプリR-1ぐらんぷりキングオブコント等に参加。最近では、和泉新図書館オープン時に前夜から入口前に並びカウントダウンと共に入館一番乗りを果たした学生達と、記念品を贈呈して応えた大学側と、何でも楽しんでしまおうという精神は健在である。
  • 明大スポーツ
    三大スポーツ新聞のトップを始め、スポーツジャーナリズムに多彩な人材を輩出する明治が、1953年に創刊した日本初の学生スポーツ新聞。発行は年10回、部数は1.5~3万部程度。岩堀喜之助マガジンハウス創設者)などを輩出した新聞部が現存しないため、唯一の学生新聞媒体として紙面・組織改変を検討中である。

体育会[編集]

明治大学体育会は、1905年に公認された端艇部を最古とし、同年に柔道部、剣道部、相撲部、硬式庭球部が相次いで創部され、さらに競走部、弓道部、硬式野球部と続き、現在43部を数える。近代日本スポーツ黎明期から、各競技の創始者や発展を支えてきた指導者らを輩出してきた。

精神性を重視し、強烈な個性を生み出してきた各部の伝統は“明治の体育会”として独特のニュアンスをもって語られ、学生スポーツ界の勢力図において揺るぎない存在感を放つ。1953年には日本初の学生スポーツ新聞明大スポーツ』を創刊。1959年には、野球部OB会の『駿台倶楽部』をはじめとした各部のOB組織により、体育会の総合組織として駿台体育会が結成されるなど、早くから独自のスポーツ文化・組織形態を確立。各競技大会の最多優勝記録などを保持する、傑出した歴史を誇るクラブを多数有する。 OBは、各競技の指導者や協会幹部として活躍する者の他、実業家或いは著名企業の経営層で活躍する者も少なくない。ラグビー、サッカー、トライアスロン、卓球等のプロスポーツ選手第1号もここから誕生している。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

開校翌年の1882年には校友規則が決められ、校友資格として卒業生、塾監、部長経験者を校友と称すこととした。「校友」という名称を使ったのは、同大学が初めてとしている。 校友組織は業界や地域毎に「駿台クラブ」や「駿台会」という名称がつけられることが多く、大学の紀要として「駿台史学」という名称のものが刊行されるなどしているが、これらは明治大学本部のある「駿河台」の地名からつけられたものである。因みに、これらの組織・紀要の表記方法と駿台予備学校の表記方法は似ているが、直接的な関係はない。(駿台予備学校の創立者は、元明治大学教授の山崎寿春

国内のOB連合組織である『連合駿台会』は、1953年に経済界OBの集いとして設立された『茗水クラブ』と、1964年に政界・学界・財界で活躍するOBで日本を代表する大学造りを目指して結成した『明友クラブ』が、2002年に統合し設立された。海外では、ニューヨークロサンゼルスなどを始め、世界10拠点に校友組織が置かれている。その他、業界ごとの主なOB組織として下記のものがある。

  • 明治大学法曹会
  • 駿台会計人倶楽部
  • 明治大学公認会計士会
  • 明治大学マスコミクラブ(MMC)
  • 明治大学社労士駿台会
  • 明治大学行政書士会
  • 建設不動産駿台会
  • 全国紫明クラブ(異業種交流会)
  • 紫紺クラブ
  • その他

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

駿河台キャンパス[編集]

東京都心部に位置し、街のランドマークでもある『リバティ・タワー』を中心とした都心型キャンパス。

街そのものがキャンパスともいえる御茶ノ水は、ニコライ堂湯島聖堂山の上ホテル等の文化施設が集積する、東京を代表する文化スポットであると同時に、フォークソングの名曲『学生街の喫茶店』等で歌われるなどした、国内最大の学生街でもある。世界最大級の書店街である神保町の他、日本最大の楽器店街とスポーツショップ街、文化人等の集う老舗街などにも隣接し、広範な文化ゾーンが形成されている。理工学部とハーバード大学大学院による神保町の街づくりに関する共同研究なども行われており、大学・街、千代田区による協議会の計画を元に、キャンパス周辺の都市整備が進行中である。

政治・経済・文化の中心が集積する東京都心部をフィールドにしてキャンパスライフを送れることが大きな魅力となっており、また、学生は都心にある国立美術館3館、国立科学博物館付属自然教育園等を無料(一部除く)で観覧することなどが出来る。(2012年度現在)

キャンパスが立地する付近一帯は駿河台という地名のとおり、江戸期に旗本の屋敷地であった高台にあり、坂が多く現在も大名庭園跡などが残る。皇居から程近く、明治・大正期には小松宮彰仁親王西園寺公望などの他、三菱財閥本社・岩崎家当主本邸など、政財界人、文化人等の屋敷が建ち並ぶ“お屋敷町”と呼ばれ、天皇皇族大臣参議らによる晩餐会が催されていた特別な地であった。現在の駿河台校舎は小松宮邸跡に建つ。(猿楽町校舎は原田熊雄男爵邸跡)

大学本部が入る『リバティ・タワー』は、世界の情報発信基地を目差し、国内外の著名建築家や大手設計事務所等による設計コンペの末、建設が進められ2000年に竣工。国土交通省による『都市景観大賞』などを受賞している。2004年には、旧13号館(大学院棟)跡地に法科大学院が入った11階建ての『アカデミーコモン』が完成。また、『紫紺館』(校友会館)が2006年末に完成した。その他にも『研究ラボタワー』、『文化リエゾン棟』、『スチューデントセンター』、『東京国際マンガ図書館』(仮称)などの建設を始めとした、大規模な再開発計画が進行中である。

長きに亘り大学の象徴であった『旧記念館』は関東大震災後、教職員はもとより学生・校友達がいち早く駆けつけ、自主的に復興活動を行って全学的に建設が進められたものであり(他にも西園寺公望の1000冊以上の図書購入、三菱合資会社の1万5千円(当時)の寄付金等多くの援助があった。後年、重要文化財指定候補となったが、維持運営等の問題により建替えに至る)、後身である『リバティ・タワー』はOBをはじめとした大学関係者等からの約100億円の寄付などにより建設された。大学の顔とも言える本部校舎は、常に学生・校友・関係者一丸となって大学を支えてきた歴史の象徴となっている。

和泉キャンパス[編集]

  • 使用学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・経営学部・情報コミュニケーション学部の各学部1・2年、国際日本学部の全学年
  • 使用研究科:教養デザイン研究科
  • 使用附属施設:Stub
  • 交通アクセス:京王線井の頭線 明大前駅

1934年4月、予科校舎として開設。杉並永福の閑静な住宅街をバックグラウンドとする一方、明大前駅渋谷新宿吉祥寺下北沢の結節点にあたり、それぞれから約3~10分という立地でもある。京王線沿線の至便の地での校舎開設には、京王グループの事実上の創業者でOBの井上篤太郎らによるバックアップがあったとされる。駅前は再開発などにより90年代後半以降、街並みが一新されたが、周辺には嘗ての面影を残す界隈も残る。また、次段階の大規模な駅前広場の整備なども予定されている。

“グローバル・ヴィレッジ・キャンパス”構想の下、明治大学に於ける国際化の拠点としての整備が進行中である。2005年4月には情報コミュニケーション学部開設に合わせ、全面ガラス張りの新校舎である「和泉メディア棟」が完成。学生用のPCが600台以上常備され、ラウンジにはWiFi環境が整備されている。2009年3月には国際日本学部開設に合わせ、「和泉インターナショナルハウス」(国際交流会館)が完成。2012年5月には総費用37億円を費やし最新鋭の滞在型図書館が完成した。今後も主要施設の建替え等が予定されている。

既存校舎、庭園及びランドスケープの多くは、近代日本を代表する建築家として名高い、元工学部長の堀口捨己による作品であり、特に第二校舎は『日本におけるDOCOMOMO150選』(日本を代表する現存する近代建築として選定された100件)に登録されている。また、正門脇にはランドマークにもなっている特徴的な曲線型の階段を持つ大型歩道橋があり、学生達の行き交う風景がキャンパスライフの象徴的シーンのひとつとして、メディア作品等に使用されている。映画・ゲームマニアの一部学生の間では『ギャッラルブルー』(ギャラル橋)若しくは『ギャラール』などとも呼ばれる(ファンタジー映画・ゲームなどに登場する、“異界への黄金の架け橋”の意。和泉キャンパスを異界と見立てたか、隣接する築地本願寺和田堀廟所を指すのかは不明。他にもいくつかの呼び名が存在する)。1日3万人以上の利用者があり、都内でも最も利用者の多い歩道橋のひとつとされ、2010年にはバリアフリー対応のエレベーターが設置された。

学生の間では、駿河台への進級後に和泉での授業を再履修することを「和泉返し」、留年することを「和泉止まり」と言う俗語が存在する。『キッド・アイラック・アート・ホール』など名所も多い。『I"s』、『BLUE SEED』、『空の境界』、『ちょこッとSister』などの映画・漫画作品で、明大前、和泉キャンパスが物語の舞台として登場する。

生田キャンパス[編集]

1950年5月、農学部校舎として開設。キャンパスは、新宿から電車で20分余の距離にある生田の高台に立地。17万m2の敷地に最新鋭の設備や大規模な実験装置などを擁する。周辺には、日本女子大学専修大学聖マリアンナ医科大学などのキャンパスの他、生田緑地川崎市岡本太郎美術館藤子・F・不二雄ミュージアム生田スタジオ(日本テレビ)等。

大学の入口(生田駅からの登校時に使用する入口)から建物までの間は急な坂となっており、学生の間では俗に「生田坂(いくたざか)」と呼ばれている。濃い緑に堀口捨己設計による白亜の塔が連なる景観は、有名な映画作品『白い巨塔』で物語の主要舞台として使用されるなどした。1945年10月から1949年4月までは、敷地は慶應義塾大学工学部予科の仮校舎として使用されており、更に以前には陸軍登戸研究所が設置されていた。

『明治大学平和教育登戸研究所資料館』が2010年に開館、『新化学棟』(D館)が2011年に完成した他、『先端科学技術研究センター(仮称)』の設置を予定。キャンパス周辺では2012年に、約1240m2の隣接地を取得し『地域産学連携研究センター』を開設、市民講座「リバティーアカデミー」の開設や、小中学生対象の夏休み科学教室の実施などを予定している他、12.8万m2の土地に農学部の研究・実習施設である黒川新農場を開設。 尚、敷地内には、大型のグラウンドの他、長年に渡り大学王座として君臨する馬術部などの練習所も設置されており、部員が駆る保有馬がキャンパス内を優雅に闊歩する田園的な光景を時折目にすることが出来る。

中野キャンパス[編集]

東京都中野区中野警察大学校跡地に、新たに『中野キャンパス』(仮称)が開設される予定である。先端研究拠点、社会連携拠点を形成させる他、既存キャンパスからの学部移転等を予定。

過去に存在したキャンパス[編集]

  • 秋葉原サテライトキャンパス(※2010年度廃止)
世界的な情報産業の研究開発拠点を目指す「秋葉原クロスフィールド」計画に参画し、IT関係を中心とした産官学連携事業を展開する拠点として2005年(平成17年)、秋葉原ダイビル内に開設された。セミナースペース・研究スペース・コラボレーションスペースから成り、理工学部などの技術セミナーや企業との共同研究、研究成果のプレゼンテーション・デモンストレーションなどに使用された。他に東大、筑波大等が入居。

講堂・ホール[編集]

  • 「アカデミーホール」(駿河台キャンパス)
    • アカデミーコモン内3~6階に設置された大ホール(約1200名収容)。最新の技術を採用し、自然光を巧みに採り入れた構造で、客席・ステージ共可動式。国際会議、シンポジウム、演劇、コンサートの他、海外映画のプレミア試写会等幅広い用途に利用され、数々の著名人が出演してきた。設備の豪華さで知られ、音響品質、ステージの広さ等、アーティスト達からの評価が高い。
  • 「リバティホール」(駿河台キャンパス)
    • リバティータワーに設置されたホール(約500名収容)。主に、シンポジウムや学会等で利用。
  • 「メディアホール」(生田キャンパス)
    • 生田キャンパスのメインホール(中央校舎)。主に、シンポジウムや学会等で利用。

スポーツ競技施設[編集]

  • 「八幡山グラウンド」(東京・世田谷)
    明治大学体育会の本拠。2003年3月には、400mの全天候型トラックを有する陸上競技場の他、ラグビー場、サッカー場、アメリカンフットボール場、ホッケー場、アーチェリー場及び、第二合宿所等が完成。第二合宿所エントランスには全面ガラス張りの壁に通称“ビクトリーアーチ”と呼ばれる、大型の門構が設置されている。
  • 「明治大学内海・島岡ボールパーク」(東京・府中)
    明治大学及び付属校野球部が本拠とする練習・競技用施設。2006年10月、府中の三井物産グラウンド跡地に完成。約7.5万m²の敷地に公式試合にも使用される人工芝の第一球場、天然芝の第二球場の他、室内練習場、室内投球練習場、合宿所を完備。メイン球場には電光スコアボードを配するなど、国内屈指の施設内容を誇る。
  • その他
    硬式庭球部と卓球部の西調布合宿所が2004年に設置された。
  • 「(仮称)明治大学スポーツパーク」構想について
    体育会各部の練習場及び合宿所等の整備、新学部の設置の為、多摩テック跡の約20万m²の土地に「(仮称)明治大学スポーツパーク」を開設する構想が発表された(2010年6月)。三菱商事をパートナーに整備を進め、早ければ2014年から利用開始となる予定。

セミナーハウス等[編集]

  • 和泉インターナショナルハウス
  • 生田ゲストハウス
  • 清里セミナーハウス
  • 山中セミナーハウス
  • 菅平セミナーハウス
  • 桧原湖セミナーハウス
  • 誉田寮
  • その他、契約施設などが5ヶ所

学生食堂[編集]

  • 駿河台キャンパス
    • リバティータワー17Fにある「スカイラウンジ暁」はメディアにも多く登場している高層レストラン(全367席)。夜まで営業しており、お台場の観覧車やディズニーランドの花火といった夜景が展望出来る。駿河台キャンパスには他にもリバティータワー23階の「サロン燦」、アカデミーコモン「Café Pénsee」、紫紺館「レストランフォレスタ椿山荘」等があるが、キャンパス周辺は有名店を始め、数多くの飲食施設が集積する東京有数のグルメスポットであり、恒例のグルメラリーの開催や、“カレーの聖地”などと呼ばれる他、老舗の名店から新進チェーン(「スターバックス」が日本2号店を始め近隣に3店舗、多くの撮影で使用される『J-city Tokyo』内のタリーズ等)まで数多く犇めくカフェなど、多くの学生に利用されている。
  • 和泉キャンパス
    • レストラン棟である「和泉の杜」は1・2Fに定食・麺類等、3Fにはカフェや「BAGEL&BAGEL」等が出店。特定の曜日には屋外にネオ屋台村なども出現し、多国籍料理などで賑わう。一方、明大前は世田谷有数のグルメスポットとして知られるが、駅からの100m程度の通学路沿いには「WIRED CAFE」や「スターバックス」等のカフェが並び、周辺には「博多一風堂」等の有名ラーメン店など、学生向けの店がひしめく。当然のことながら、これらの利用者も多い。
  • 生田キャンパス
    • スクエア21(食堂館)の「HILLS(2F)」や「明大生田DINING(3F)」の他、32号棟(学生会館)1Fの「めん処」やカフェ「トゥリパーノ」、ネオ屋台村など。「トゥリパーノ」では、常時15種類以上のソフトクリームを販売。郊外の立地の為、他キャンパスに比べ、駅周辺の飲食施設は少なめである。

対外関係[編集]

国内[編集]

大学・研究機関[編集]

コンソーシアム
ファイル:明治大学駿河台研究棟.jpg
研究棟(駿河台キャンパス)
ファイル:リバティタワー3.jpg
Liberty Tower of twilight
包括交流協定
連携事業協定
  • 自治医科大学
    • 「医農連携による実験動物の開発と医学研究への利用に関する研究」に関する共同研究契約[17]
  • デジタルハリウッド大学大学院
    • 大学院理工学研究科新領域創造専攻ディジタルコンテンツ系との提携
  • 信州大学
    • 南信州地域の活性化と産業人材育成等を目的とした「連携・協力」協定

企業、独立行政法人等(一部のみ記載)[編集]

寄附講座開設機関

企業等、外部機関による寄附講座が充実しており、ジャーナリズム、メディア戦略からファッションビジネスまで様々な専門分野を網羅。


委託事業

厚生労働省文部科学省経済産業省三菱総合研究所

タイアッププロジェクト
ファイル:2010 Honda Insight--DC.jpg
学生達の企画により、ホンダ・インサイトmixiによるキャンペーンを展開
  • 商学部×HONDA
    ハイブリッド車インサイトを研究課題として、ホンダの商品企画担当者や開発責任者ら社員十数人の講義等により、自動車メーカーに於ける開発・生産・販売等の全体像について学ぶ。研究所などを訪ね、開発機密に触れるような講義も行う。学生が販売戦略をまとめ、役員やマーケティング部門リーダーである営業開発室長にコンペ形式で提案を実施。ホンダ側は外部プランナーとしての役割を学生に期待し、意見を将来の販売戦略に活かす。 SNSmixi」を使った一大キャンペーンなどへ展開された様子はTV番組『日経スペシャル ガイアの夜明け』などで取り上げられた。
  • 商学部×電通×朝日新聞
    朝日新聞本社などマスメディアの現場でのビジネスプロセス等の体験を通じて、競合分析を通じた朝日新聞のポジショニングや、他媒体との比較を通じた新聞のビジネスモデルなどを考え企画立案を行い、朝日新聞社幹部へ向けたプレゼンテーションを行う。
  • 商学部×電通×FM東京
    “産学連携特別授業『RADIO FUTURE』~大学生による、大学生のためのラジオ番組制作”として、ラジオという実際のビジネス・フィールドでの課題解決プロセスの体験を通じて、多角的な現象把握能力や課題抽出能力、チームによる課題解決能力などを育む。ラジオ番組制作・放送の一連のプロセスや考え方を学び、番組制作の企画立案を行い経営幹部へのプレゼンを経て、TOKYO FMスタジオにて報告内容に基づくラジオ番組を制作し、全12回に渡り放送する。
  • 商学部×JTB
    JTBとの産学連携による授業『サービス新事業開発の考え方とその手法を学ぶ』にて同社事業開発部長が講師を務め、学生達が同社社員らとともに旅を基軸とする新事業の提案を目指し、グループごとに関連業界へのヒアリング調査や企業見学会を実施し、最終的にJTB法人東京社長を始めとした同社経営幹部層にプレゼンを行い、優勝作品については事業化が検討される。
  • 商学部(ゼミ)×ロッテ洋菓子のヒロタ柳屋本店、メトロコマース等
    学生達の企画によるコラボレーション商品開発、広報戦略開発、店舗コンサルティング等
  • 農学部食料環境政策学科×アサヒビール
    中国における農業体験研修
  • その他、紀伊國屋書店とのコラボによる明治大学ブックフェア(教授陣の推薦書コーナー等)、学生達による模擬ベンチャー経営、店舗運営、出版社への企画提案による本の企画・出版、フリーペーパー発行等々

地方自治体[編集]

下記の各自治体と、交流事業、地域支援等の協定を締結。数々の事業を展開。

中野区台東区三鷹市調布市
府中市東大和市
横須賀市箱根町湯河原町

高等学校[編集]

  • 神奈川県立多摩高等学校-理工学部:教育・研究・学術・文化などにおける連携・協力協定
  • 神奈川県立生田高等学校・その他-理工学部・農学部:「高大連携プログラム」(川崎市内の県立高校を対象にしたプログラム)による協定
  • 神奈川県立相原高等学校-商学部:連携・協力協定(広域連携支援プログラムに於ける、同校の農業生産物・ライフサイクルマネジメントを通じての地域産業振興への取り組みに関しての提携)

海外[編集]

国際交流の歴史/海外大学・研究機関との協定[編集]

1910年にはアメリカのコロンビア大学ペンシルベニア大学シカゴ大学等との間で留学生協約を結ぶなど[19]、当時の国際交流の最先端を進んでいたが、大戦等を挟みドメスティックな方向に流れ、近年になって国際化の流れを再開。現在では、主な協定校にケンブリッジ大学オックスフォード大学パリ大学などの他、伝統的に人事交流の強いアジア圏では、中国トップ5の4校(北京大学清華大学上海交通大学南京大学)、韓国トップ3(ソウル大学(経営学部)、高麗大学延世大学)など。研究機関ではフランス国立科学研究センター(ヨーロッパ最大の政府基礎研究機関)、ロシア科学アカデミー(ロシアの最高学術機関)など、各地域のトップ研究機関との国際的な連携体制の構築が進められている。また、学部卒業後にハーバードMITなどでMBAを取得する卒業生などもいる。急速なペースで増加する協定校留学の他、夏期集中語学研修、長期海外留学支援プログラム等により、海外の大学院等に於ける学位取得や研究支援を充実させ、更なる教育の国際化を促進している。

文部科学省『国際化拠点整備事業』(グローバル30)[編集]

文部科学省の平成21年度国際化拠点整備事業に、東大・京大等と共に日本を代表する国際化拠点校として採択され、今後、同事業に対し年間2~4億円程度の財政的支援を受ける[20]。世界トップレベルの大学を目指し、『グローバルコモン・プログラム』を立ち上げ、2020年度までに4000人の留学生を受入れ、1500人の学生を世界に送り出す計画を推進する。更なる国際競争力の強化に向け、国際的に活躍できる高度な人材の養成を図る。北京やモスクワの日本留学センターなどの他、シドニー、ニューヨーク、パリ等でも設置を進め、ワンストップサービスを日本の大学全体に提供する。また、教育・研究両面で更なる向上を果たすべく、世界各国・各界のエキスパートを集めた国際総合研究所を設置し、世界に向けた政策提言を発信する計画を進める。

コンソーシアム・海外留学プログラム[編集]

ファイル:明治大学駿河台校舎研究棟エントランス.JPG
国際交流センターのエントランス(駿河台キャンパス)
  • ルノー財団プログラム(フランス)
    パリにおけるフランス語集中講座、ヨーロッパ視察旅行を1ヶ月ずつ行い、残り期間で派遣先の大学での受講・研究、ルノーグループでの企業研修等を行うプログラム。旅費・学費・生活費はルノー財団から支給される。
    • パリ国際MBAプログラム
      • 新しい情報技術に基づいた国際マネジメント教育。パリ第1大学(パンテオン・ソルボンヌ)及び、パリ第9大学(パリ・ドフィーヌ)に於いて、1年間でMBA学位を取得する。
    • パリテック修士号プログラム
  • 日仏共同博士課程プログラム(フランス)
    • ソルボンヌパリ政治学院といったフランスの代表的な大学への博士後期課程在籍学生の派遣。明治大学が日本側の議長校である。(2011年9月を以って終了)
  • 日加戦略的留学生交流促進プログラム(カナダ)
    • 国内有数の国私立大が参加する日本側コンソーシアムとカナダの14大学との交流協定。明治大学が日本側の議長校である。
  • カリフォルニア大学バークレー校南カリフォルニア大学等との専門科目相互履修プログラムや短期・中期留学プログラムを設置。ノースイースタン大学のプログラムにおいては、国連本部世界銀行日本大使館ハーバード大学MIT等を訪問し、マイケル・デュカキス(元大統領候補・マサチューセッツ州知事)、藤崎一郎駐米大使、マサチューセッツ州議会議長等の要人と面会している。
  • 英国立リーズ大学大学院国際学修士号取得プログラム
ファイル:Walt Disney World Resort entrance.jpg
ディズニーの本拠で国際コミュニケーション力を養成するインターンシップ留学プログラムは人気を集める

国際交流(政治・経済・文化)[編集]

  • 2009年4月、ノーベル平和賞国連人権賞等を受賞した世界最大規模の国際人権団体、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(本部NY)がアジア拠点として、アカデミーコモン内に東京オフィスを開設。代表の土井香苗が政財界等の識者を巻き込んで活動を展開する様子が、『地球ドキュメント ミッション』(NHK)で放映された。インターン派遣やキャンペーン活動などでの大学との連携が期待されている。その他、太平洋諸島センター(PIC)が紫紺館に入居等。
  • 2009年12月、名誉博士学位贈呈の為、ミハイル・ゴルバチョフ(元ソビエト連邦大統領・ノーベル平和賞受賞者)をロシアより招聘。鳩山由紀夫首相との会談等に続き、アカデミーホールでの特別フォーラム、その後行った学生達との対話集会及び、学生達によるプロジェクト活動の模様は『ゴルバチョフ 若者たちとの対話』という特集番組にまとめられ、NHKで放映された。旧東欧圏政治家への名誉博士号授与としては、同じくノーベル平和賞受賞者のレフ・ヴァウェンサ(元ポーランド大統領)に続き二人目。
  • 2009年12月、アフリカ連合(AU)議長のムアンマル・アル=カッザーフィーからの提案により、アカデミーホールにてサテライト対話集会を開催。明大軍縮平和研究所の主催により、学生の他、小池百合子防衛大臣、アフリカ各国の大使館関係者、報道陣などが多数参加。世界の名門大学のみを選定し開催されてきた同対話集会で、ジョージタウン大学コロンビア大学ケンブリッジ大学オックスフォード大学などと共に選定され、アジア初の開催校となった。
  • 各国の要人・大使等が来校し交流を深めているが、中でも伝統的にフランスとの関係は深く、フランス政府との連携による大学院レベルの学生を対象とした、フランス教育・研究講座の共同開設や、2009年には納谷廣美現学長がフランス政府からフランス国家功労勲章オフィシエに叙勲されている。
  • ハーバード大学ケネディ行政大学院(ケネディスクール)の訪問団やEU議員団が、国内で現職の議員・市長が院生として最も多く在籍することで知られるガバナンス研究科公共政策大学院)を訪問し、交流を深めている他。
  • 戦前から有数の国際派大学として、主にアジアから多くのトップクラスの留学生を受け入れてきており、特に中国台湾韓国北朝鮮では、周恩来(中国建国の1949年から自身が死去する1976までの間、首相を務めた)などをはじめOBから数十名以上の政府首脳が誕生しており、校友の存在なくして中国の共産党政権などは樹立しなかったともいわれる。1972年には、日中両国のOB首相(三木武夫と周恩来)によるトップ会談が実現している。最近では、駿河台にて中国経済政策当局幹部(局長クラスの中央官僚、学識者等)との座談会(日本側は明大関係者の他、政府関係者、シンクタンク研究者等)を開催し、日中協力の可能性について意見交換を行うなどしている。
  • 2001年以来、ウィーン大学との間で、東京・ウィーン交互に共同シンポジウムを開催。相互の大使館でのレセプション、外務省による祝辞等、学術を通した文化外交に寄与。多様な専門領域に跨る学際的コラボレーションを展開。その他、北京大学外国語学院と国際日本学部による共催講座などがある。
  • 2010年2月、明大が日本側代表校を務める『日加戦略的留学生交流促進プログラム』のメンバーによる、「日本・カナダ学術連携フォーラム」を駿河台キャンパス等で開催し、成果発表会を高円宮妃久子殿下や駐日カナダ大使臨席の下、カナダ大使館で実施。今後の相互開催等を調整中。
  • 国連が進める『アカデミックインパクト』の理念の下、国際的ネットワークによる様々な取組みを展開。2009年にジュネーヴの国連人権理事会で報告会を実施、2010年にはニューヨークの国連本部で行われた公式発足式典に参加するなど、国際的な人権問題にも積極的な取組みを見せる。また、2011年に世界各地から600名の大学生などが集い開催された、模擬国連の世界大会『グローバル模擬国連』には、日本からの参加者16名中、明冶からは最多の4名が参加。
  • 2010年6月、世界学長会議(IAUP)コアメンバーとの会合がリバティータワーで行われ、松浦晃一郎(元ユネスコ事務局長)の司会の下、バラム・マダイン・アユブ世界学長会議議長やフィデル・ラモス(元フィリピン大統領)らIAUP主要メンバーと国内大学関係者による活発な意見交換が行われた。

海外研究講座[編集]

英国、フランス、カナダ、アフリカ等の研究講座が設置され、企業トップ、文化人、学者、外交官等によるセミナー、シンポジウム等を展開。EUフォーラム(駐日欧州委員会代表部大使による講演会等)等の他、フランス留学フェアでは、フランス政府・大使館・企業要職者及び、HECESSECEMLYON他、欧州トップクラスのビジネススクール代表によるプレゼンテーションが行われるなどした[21]。最近では、エラスムス・ムンドゥスのカンファレンス、外資企業トップによる講演、在日フランス大使館後援による企画展示など。

社会との関わり[編集]

主要国家試験実績・ランキング関連[編集]

ファイル:Meiji Univ Flag.jpg
『岸本辰夫ホール』
  • 2011年度司法試験合格者数:90名(国内大学別順位:6位)
  • 2010年度公認会計士試験合格者数:102名(国内大学別順位:4位)
  • 2011年度一級建築士試験合格者数:80名(国内大学別順位:5位)
  • 2011年度出身大学別・社長数ランキング(帝国データバンク調査):11,039名(国内大学別順位:4位)[22]
  • 2011年度入試出願者数:115,700名(国内大学別順位:1位)
  • 大学人気ランキング
    • 日経進学Navi『大学イメージ調査ランキング』』(現役高三生対象):2008年の調査開始以来、全国第1位[23]
    • リクルート社『高校生に聞いた大学ブランドランキング2011』(2011年7月、現役高三生対象):志願度ランキング文系・理系とも第1位で、4年連続総合1位[24]
  • 大学コンテスト関連
    • 『日銀グランプリ』(日本銀行主催):経済系専攻の学生が毎回参加し、過去6大会中、グランプリ2回、準グランプリ3回
    • 『全国大学対抗簿記大会』:1996~2009年の綜合ランク(1級)で1位[25]
    • NHK大学ロボコン』:出場常連校であり、世界選手権出場者等が在籍
    • 『日経TEST学生団体対抗戦』:2010年大会で、経営学部チームが初エントリーし、個人部門1位、グループ部門2位に入賞

入試動向・奨学金制度[編集]

大学別の入試出願者数は2010年度以降、3年連続で第1位。幅広く全国から受験生が集まるが、最難関クラスの名門進学校の受験者の増加が目立ち、[26][27]、東大併願率に於いても3位となっている[28]。現役入学率も大幅に上昇しており、浪人して他大を目指すよりも現役での明治入学を志向する受験生の割合が大多数を占めるようになってきている[29]。一方で、他の私大に比べ、内部進学推薦枠等の比率が低く一般入試枠が大きいため(一般入試枠による募集定員は上智大の3.3倍等)、入試においては他校より広き門となっていると同時に、入試実態に対し偏差値は低めに出る傾向があるといわれる[30][31]

奨学金については、総額約71億円に上る様々な種類のものが設定されており、約7割が返還義務のないもので、この制度を利用し旧帝大等を蹴って入学してくる学生も多い。対象額、人員枠が多いため、学生の3人に1人が何らかの形で奨学金制度を利用している。(2010年度現在)

就職/経済との関わり[編集]

卒業生の進路で最も多いのは民間企業で、帝国データバンクによる出身大学別・社長数ランキングでは第4位。就職支援体制の強さから“就職の明治”などとも呼ばれ、主要メディアによる大学別就職指導関連ランキングでは第1位となっている[32]。駿河台や生田キャンパスでは、企業約70社を集めて学内採用選考会・面接会などを開催する。また、特に金融の明治などとの呼称もあり、特定ゼミと大手都市銀行とのパイプの存在等も知られる。

公務員試験の指導機関としては、『行政研究所』(1学年定員約100名。筆記・面接試験により選抜)が設置されており、資格取得予備校から講師が招かれるなど、事実上の“学内予備校”ともいわれる。学生規模比でみた公務員試験合格者数はトップクラス。司法試験公認会計士試験等も含めた国家試験合格実績の一段の飛躍を掲げ、専用施設『国家試験指導センター』の建設などを予定している。

内外の著名企業トップやビジネスパーソンが大学を訪れ、最近では白川方明日本銀行総裁がリバティーホールでの講演で、財政破綻の可能性を示唆したなどとして一部で議論を呼んだことなどが記憶に新しい。インターンシップ制度の更なる充実が促進され、キャリア支援力強化のための「就職キャリア支援部」の設置が予定されている。

明治大学と現代文化[編集]

ファイル:The poster of VAN.jpg
メンズファッション界の総本山となった『VAN』は現代のライフスタイルの原型を創出した

東京の都心型大学として文化面においても時代をリードする人材を輩出してきた伝統を有し、演劇音楽ファッションなど各分野を代表する組織、イベントを創出するなど、日本の現代史を形成してきた文化風俗等において、関係者が与えてきた影響は計り知れない。学内恒例イベント、有名サークルなどハイレベルな研鑽の場が豊富であり、映画監督・俳優、モデル、作家などの卵たちを惹きつけ、在学中から名を馳せる者も多い。各分野での第一線を目指し、全国から集う多様な学生達が切磋琢磨してきた駿河台のキャンパスなくして、現在のカルチャーシーンを語ることは出来ない。

音楽界では、国内を代表する作詞家・作曲家などをはじめとした多くの音楽家及び、日本著作家連合会会長、日本レコード協会会長、日本歌手協会会長等の業界団体トップ、avexホリプロの創業者といった業界の大立者、日本レコード大賞ROCK IN JAPAN FESTIVAL日本作曲家協会等国内の代表的な音楽イベント・組織の創始者から東京のクラブシーンの創出者まで、現在の音楽シーンを語る上で欠かせない人材を輩出。演劇界では、数々のアカデミー(日本)監督・脚本家・俳優や、『日本俳優連合』理事長・副理事長等の他、三大新劇団(『劇団文学座』、『劇団俳優座』、『劇団民藝』)をはじめとした主要劇団の創立メンバー、また、日本における監督制度などに至るまでOBが創出してきたものは数多い。ファッション界では、現代のカルチャー・シーン、ライフスタイルのルーツそのものを創出したともいわれる日本メンズファッション協会最高顧問の石津謙介や、東京ファッションデザイナー協議会初代議長で東京コレクション等を創設した太田伸之等々。その他、芥川賞直木賞等の文学賞からファミレス文化や、世界最大級のサブカルチャーの祭典コミックマーケットなどに至るまで、明大関係者が創始者として深く関わっている文化の裾野は広い。国民栄誉賞において過去の受賞者19人・団体のうち、関係者が4名(高等部関係者含む)いることなども特筆される。また、都心型大学らしく、ポップカルチャーとの縁は深く、2011年度校友大会ではOB色の強い大手プロダクションのアーティストを始め、50名を越える俳優アーティスト等の提供グッズによるチャリティオークション(東日本大震災復興支援)などが開催された[33]

明治大学の女子文化[編集]

ファイル:明治大学女子部生による模擬裁判.jpg
女子部生による模擬裁判</span>
(昭和初期)</span>

1929年に専門部女子部を創設、また、日本の大学として初の法学部女子部を創立するなど、先駆的に日本の女子高等教育を担ってきた歴史をもつ。女性の公的領域への進出に対して閉鎖的であった日本の近代にあって、フェミニズム教育を積極的に推し進め、女性の社会進出に大きな役割を果してきた。

日本の最初の女性法曹裁判官キャリア官僚女性政治家東大大学院合格者などを輩出した他、iモード開発者などに代表される女性実業家や、女子野球部員バトンチアリーディング部を初めて導入してきた体育会など、時代をリードしてきたOG達の歴史があり、自立した存在として各界に進出し、日本社会における女性史を開拓してきたその系譜は、近年、演劇・ファッション界を席巻する、若手女優ファッションモデルらの活躍にも連なる。

最近では女子の活躍が男子のそれを凌駕しているとの評もあり、主要メディアの調査では女子の志願度ランキングも男子と並んで1位になるなど、入学者に於ける女子比率は更なる上昇傾向をみせる。女子学生の割合は35%、約9,000人に上り(2010年度)、首都圏の主要な女子大の1.5~2倍以上の規模を誇る(日本女子大津田塾大を内包した規模に相当)。OG及び在学生は関係者の間では“明女”とも呼ばれ、政治家志望の女子学生など“政治ガール”による研究会から明女アイドルユニットまで、“元気な明女”“明女の女子力”が発信されている。

女子部は、1950年に唯一の社会科学系女子教育機関として、明治大学短期大学部(法律科・経済科)に改組された後、2004年には更に情報コミュニケーション学部に改組され、現在に至る。2010年には、男女共同参画社会の更なる推進や女性のキャリア形成の探究など、ジェンダー研究という新しい学問分野を切り開き発展させるべく、同学部内にジェンダーセンターが設置された。

女子部をめぐる主な動き

ボランティア・社会貢献活動[編集]

「ボランティアセンター」を各キャンパスに設置し、学生によるボランティア活動を積極的に支援する。福祉・地域連携・災害等のテーマで学生の社会性・自主性を涵養することを通じ、有用な人材の育成を目指す。

2011年の東日本大震災においては、いち早い対応により各キャンパスを一般市民に開放し食料・毛布等を提供するなど、数千名の帰宅困難者等を援助した(駿河台キャンパスなどには学生や近隣の人々向けの食料が備蓄されている)。また、被災地域への義援金寄付、被災した2012年度入試の受験生を対象に受験料の全額免除などの措置をとると同時に、「明治大学震災復興支援センター」を立ち上げ、被災地連携復興支援プロジェクトを策定。被災地でのボランティアを単位として認定する実習科目をはじめ、様々な施策を実施。更に、“一人ひとりの学生が何を出来るのか考え、そのことを念頭に学生生活を送ってもらいたい”とし、復興支援リストバンド『Meiji University 3.11 AID』を学生に配布(ネットオークション市場に出回るなどした)。多くのサークル、ゼミ、学生達の参加による義援金募金活動などが実施された。若いボランティアサークルの活動なども活発であり、東京大学の学生達と共同で設立した団体「ユースフォー3・11」は、震災後から延べ8000人以上の学生を集めた。大学側は宮城県、福島県などと復興協力協定を締結し、現在も産業活性化や人材育成など幅広い分野で復興支援に取組んでいる。

OB・在学生動向[編集]

近年、若手OBや在学生達の活躍がメディアを賑わす機会が増え、特にリバティー世代などとも呼ばれるニューカマー達が活動領域を拡げているともいわれる。ジャンルを越えたOB同士の交流も盛んであり、各界でフロントランナーとして台頭してきた彼らの存在が、新世代の明治のアイコンとして注目を集める。また、後述の北川、向井、長友らをはじめ、その多くが入学時は全くの無名か、入学後に短期間でブレークを果していることなども注目に値する[34]。以下、若手OBを中心とした最近の主なトピック。

ファイル:Osamu Mukai in the premier film preview in alma mater Meiji University.jpg
主演映画の“プレミア試写会&特別授業”で、リバティーホールに凱旋した向井理(中央)。運営は東映の協力の下、企画サークルの学生達が取り仕切った。
ファイル:FC Internazionale 2011-2012.jpg
世界最高峰のインテルミラノで活躍する“サッカー界の出世頭”長友佑都

メディアにおける明治大学[編集]

多くの個性がフィクション、ノンフィクションを問わず、メディア作品によって描かれてきた。時代を代表する俳優、スター達が、伝統のユニフォームや学生服姿などでスクリーンに登場、学生文化の一端を垣間見ることが出来る。以下、一部作品を掲載。

ファイル:Totinoki-st1.JPG
『とちの木通り』(駿河台キャンパス) </span>
近世史に名を連ねる著名人達縁の地であると同時に、様々なメディア作品の舞台となってきたスポット</span>
  • その他
    • 山岳部の白馬岳合宿(1957)に於ける遭難劇がラジオドラマ化された
    • ラジオバラエティ『サントリー・サタデー・ウェイティング・バーアヴァンティ”』(1998 TOKYO FM) レギュラー出演者(明治OG)の元夫がラグビー部OBという設定のストーリー。その他、実際のラグビー部OBによる、部及び北島監督についての挿話等
    • 在学中の“ミスタートライアスロン”中山俊行(自転車部)が、フジテレビ・イメージキャラクターを務める
    • NHK連続テレビ小説『わかば』(2004)や『花より男子』シリーズ(2005~2008)、月9ドラマ等、国民的ドラマ、映画話題作などで在校生俳優が主演を務める
    • TVドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』(2009 フジテレビ) 山下智久北川景子の主演による、2009年最大の話題作となった月9ドラマ。商学部学友コンビによるラブストーリーが、実生活での恋愛報道とも相俟って話題を集めた[40]。また、「月9」に出演してほしい俳優として、女優では北川、男優では向井理(OB)が1位に選出されている。(同じく二人は映画『Paradise Kiss』(2011)で共演)[41]
    • 映画『僕の初恋をキミに捧ぐ』 2009年秋の大ヒット作品。主役以下、主要キャストとして、文学部演劇学科の学友、井上真央原田夏希寺田有希が共演[42]
    • TV、雑誌等で、各クラブ(野球部、ラグビー部、サッカー部、軽音学部等々)の歴史や、OB対談等の特集番組・企画が度々組まれ、伝統の一端が紹介されてきた。特に、野球部島岡吉郎監督、ラグビー部北島忠治については、主人公にした2時間ドラマや特集番組がゴールデンタイムに放映されるなど、大学スポーツ関係者としての枠を超えた存在感を放っていた。
    • AERAMook『Meiji University by AERA 明治大学、わたしのプライド。』(2010 朝日新聞社) 在学中の現役モデル達がナビゲーターを務めた[43]

トリヴィア[編集]

OB・関係者が創始者(若しくは創設メンバー)である文化、団体、賞等

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明大スクエア・プラネット
Use the interactive viewer</span>

その他[編集]

  • 明治大学のサポーターとして、関係者のみでなく一般からも幅広く寄付の受付が可能な『明治大学未来サポーター募金』が設定されており、寄付金の用途が、奨学金、国際、研究、キャンパス、スポーツの各項目から選択可能なシステムとなっている。
  • 文部科学省“グローバル30”の採択により、日本を代表する国際化拠点形成の取組として認定を受け、その一環として、ベネッセコーポレーション、JTB、(財)アジア学生文化協会との共同研究により、日本中の大学が利用可能な共同基盤「留学促進共同プラットフォーム(仮称)」を構築、共同利用の展開を促進。
  • 主要大学の2008年度決算に於いて、リスク性資産を多く保有する他大学が金融危機の余波を受け、数億~数百億円単位の損失を計上する中で黒字計上を果たし、金融資産の堅実運用の姿勢が脚光を浴びた。
  • “世界最大級の漫画・アニメ・ゲームのアーカイブ施設”として、『東京国際マンガ図書館』(仮称)の建設を計画中であり、将来的には世界最大級のポップカルチャー・ミュージアムを構築し、“クールジャパンの世界的拠点”を目指す。
  • 斎藤孝文学部教授は、専攻する教育学、身体論、コミュニケーション技法等を基に新たな教育スタイル論を喚起し、ミリオンセラー『声に出して読みたい日本語』などで日本語ブームを引き起こすなど、最もメディアの注目度の高い大学教授として知られる。駿河台キャンパスを会場に、小学生向けに身体論・発声論等を指導する塾「斎藤メソッド」などを主宰し、多くの受講生を集めている。
  • 他の私大同様、スポーツ選手用の推薦入学枠を相当数設置しており、中には書類選考と面接だけで入学を許可するコースなどもあり、一部の学生や関係者の中にはそのやり方に異を唱える向きもある。最近では、明大進学を志望したゴルフの石川遼の推薦手続が進められていたことがスクープされたことなどが記憶に新しい。

系列校[編集]

ファイル:Meiji1.jpg
明治大学短期大学閉学記念碑『暁の鐘を撞きつづけて』

附属学校[編集]

附属学校は中高それぞれ3校あるが、学校法人明治大学が管掌しているのは明治大学付属明治中学校・高等学校のみで、残る2校は別法人の所属である。

脚注[編集]

  1. MICBR(明治大学バイオリソース研究国際クラスター)
  2. SMAPコンサート・データ
  3. チャットモンチー・学園祭
  4. お茶の水JAZZ祭
  5. 明治大学小史 P.99参照
  6. 国際日本学部主催 特別講義「狂言身体論/野村萬斎氏1」
  7. 国際日本学部主催 特別講義「狂言身体論/野村萬斎氏2」
  8. 商学のフロンティアとファッションビジネス
  9. ルイ・ヴィトン ジャポン社長講演~Luxury Market Overview~
  10. フランス研究講演会「CHANEL」~シャネルはなぜ永遠なのか~
  11. 創部以来のゲスト・特別出演者など
  12. 男声ア・カペラの日米競演 ハーバード大・クロコディロスと明大・グリークラブの合同演奏会
  13. ピティナ・ピアノコンペティション1
  14. ピティナ・ピアノコンペティション2
  15. 大阪国際音楽コンクール
  16. 早稲田VS明治
  17. 明治大学・自治医科大学が共同研究契約を締結
  18. 明大、フランス政府と連携 フランス教育・研究講座開設へ
  19. 「明治大学史」及び、「明治大学広報」615号より
  20. 平成21年度国際化拠点整備事業(グローバル30)の採択拠点の決定について
  21. フランス留学フェア
  22. 『出身大学別社長数』(『全国社長分析2010』より)
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  24. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「ranking2」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  25. 「大学ランキング」(毎日新聞出版)より
  26. 合格率の相関関係-東大合格者トップ20
  27. 大学合格者高校別ランキング
  28. 河合塾独自調査データ編・東大受験者の主な私大併願先
  29. プレジデントFamily 2012年1月号
  30. 都内主要私立大2007年度入試、一般枠・推薦枠比率
  31. 2011年入試結果 偏差値60.0~69.9の各大学合格率(代ゼミ)
  32. 【ガラリと変わった 大学ランキング】明大が断トツで就職力ナンバーワンになったワケ
  33. 東日本大震災復興支援チャリティオークション
  34. 『FLASH』(光文社)2011年3月15日号「明治大学出身者ばかりが今“強い”秘密」
  35. 「月9」出演希望は向井理と北川景子
  36. 植村直己生誕70周年
  37. 月9ドラマでキムタクが演じた主人公のモデルとなった業界の風雲児
  38. 登張竹風先生―泉鏡花『婦系図』の隠れたモデル―
  39. 姿節雄"三四郎"物語
  40. 「山下智久&北川景子の明大卒コンビで月9」
  41. 向井理、北川景子が「月9」に出演してほしい芸能人1位に
  42. 「明大トリオ」
  43. 「明治大学、私のプライド。」
  44. 明治大学短期大学・柔軟な進路の選択

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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