1970年代の日本
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1970年代の日本(1970ねんだいのにほん)では、1970年代の日本の出来事・流行・世相などについてまとめる。
できごと[編集]
1970年[編集]
詳細は 1970年の日本 を参照
- 第3次佐藤内閣発足
- 喜劇王・榎本健一が死去
- 青森放送で民放初のワイドニュース番組「RABニュースレーダー」放送開始。全国のテレビ局におけるワイドニュース番組の根幹となる
- ゴジラ・ウルトラマンを製作した特撮監督の円谷英二が死去
- 国産初の人工衛星おおすみが打ち上げ
- 日本万国博覧会(大阪万博)が開催
- 東京都港区浜松町に世界貿易センタービルが完成する
- よど号ハイジャック事件
- プロ野球で黒い霧事件が起き、池永正明らが5人が球界から永久追放される
- トミーがトミカ発売
- ロッテが10年ぶりパ・リーグ優勝
- 巨人がセ・リーグ6連覇(V6)達成して同時にセ・リーグの連覇記録更新
- 日本山岳会の登山隊、エベレスト登頂成功
- 東京都内ではじめての歩行者天国が銀座、新宿、池袋、浅草で実施
- 三島由紀夫が割腹自殺する(三島事件)
- 日本初のテレビショッピング番組を、フジテレビ「東京ホームジョッキー」内で放送
1971年[編集]
- 環境庁が発足
- マクドナルドの日本1号店が東京・銀座に開店
- 日清食品から世界初のカップ麺「カップヌードル」発売
- 朝日放送系列で桂三枝(現・六代目桂文枝)司会のトーク番組「新婚さんいらっしゃい!」放送開始。2019年現在も放送中
- 成田空港予定地の代執行が行われ、多数の負傷者を出しただけでなく東峰十字路事件で警察官が殉職した
- 毎日放送系列の特撮番組仮面ライダーシリーズが放送開始
- よみうりテレビ系列のテレビアニメ「天才バカボン」が放送開始
- TBS系列の刑事ドラマ「刑事くん」第1部が放送開始
- ボウリングブームが起こる
- 大相撲で横綱の大鵬幸喜が引退
- 大相撲で横綱の玉の海正洋が現役のまま死去
- 新宿副都心内初の超高層ビルである京王プラザホテルが完成する
- 画家の山下清が死去
- プロボクシングの輪島功一が当時日本最重量級(ジュニアミドル級)の世界王者となる
- 小説家の志賀直哉が死去
- 国語学者の金田一京助が死去
- ルパン三世シリーズが放送開始
- 大久保清逮捕
1972年[編集]
- 太平洋戦争の旧日本兵横井庄一さんが28年ぶりにグアム島から帰還する
- 札幌オリンピック
- あさま山荘事件
- 札幌市・川崎市・福岡市が政令指定都市に指定
- 千日デパート火災
- 沖縄返還
- 日本テレビで東宝制作による刑事ドラマ「太陽にほえろ!」が放送開始。約15年続いた刑事ドラマに発展した
- 朝日放送と松竹の制作による時代劇必殺シリーズ放送開始。第1作は「必殺仕掛人」
- 東京スタジアムが閉幕する
- 北陸トンネル火災事故
- 暴走族による富山事件が起き、これがきっかけで「暴走族」と言う言葉が世に登場する
- 佐藤栄作内閣総辞職、田中角栄内閣発足
- パンダの2頭が上野動物園に来日する
- 奈良県明日香村で高松塚古墳が発掘される
- 大相撲で高見山大五郎が史上初の外国人力士幕内最高優勝を飾る
- 山陽新幹線新大阪〜岡山間暫定開業
1973年[編集]
- 神戸港が日本の港として初めて海上コンテナ取扱量で世界第1位となる(1973年-1978年)[1]。
- プロボクサーの大場政夫が自家用車で事故死
- 足尾銅山閉山
- 上尾事件
- コナミ設立
- フジテレビ系列で「ポンキッキシリーズ」が開始する。
- 週刊少年マガジン連載の「あしたのジョー」が連載終了
- 地方競馬出身のハイセイコーが大旋風
- 大相撲で輪島大士が史上初の学士横綱となる。
- 大洋デパート火災
- 阪神・江夏豊が史上初の延長戦ノーヒットノーラン達成。最後は自らのサヨナラホームラン
- 巨人がV9を達成する。王貞治が三冠王を獲得する。
- 江崎玲於奈がトンネル効果の発明でノーベル物理学賞を受賞する。
- 日本科学技術振興財団テレビ事業本部(愛称・東京12チャンネル)が放送終了。翌日から株式会社東京12チャンネル(現・テレビ東京)の運営に移行すると同時に教育局から一般総合局に移行する。
- 武蔵野線の新松戸〜府中本町間が開業する。
1974年[編集]
- 上野消火器商一家殺人事件
- 伊豆半島沖地震
- 三菱重工爆破事件
- 太平洋戦争の陸軍中野学校出の旧日本兵小野田寛郎がフィリピンで29年ぶりに発見される。
- 原子力船むつが放射線もれ事故
- 東京12チャンネルでテレビアニメ「スパイダーマン」の初の吹き替え版が放送開始。
- 宇宙戦艦ヤマト第1作放映
- 大相撲で北の湖敏満が21歳2ヶ月の史上最年少横綱となる。
- 佐藤栄作元首相にノーベル平和賞が贈られることが決定する。
- 中日が巨人のV10を阻止し20年ぶりセ・リーグ優勝。
- ロッテが24年振りの日本一。
- 巨人の長嶋茂雄選手が引退。
- 気象庁のアメダスが運用開始。
- 巨人の川上哲治監督が勇退し、後任に長嶋茂雄選手が就任する。
- 田中金脈問題で田中角栄首相辞任。三木武夫内閣発足。
- ハイセイコー引退。
- 日本初の正式なコンビニエンスストア第1号店『セブン-イレブン』が東京都江東区豊洲に開店する。
- 池田理代子作の少女漫画『ベルサイユのばら』が連載開始し宝塚歌劇の名物となる「ベルサイユのばら」が公演される。
- サンリオのキャラクター『ハローキティ』が誕生する。
- 家系ラーメンの原点となる吉村家が、横浜市磯子区の新杉田にオープン(現在は、横浜市西区の横浜駅西口の近くに移転)。
1975年[編集]
詳細は 1975年の日本 を参照
- 毎日放送系のテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」が放送開始
- 山陽新幹線・岡山駅~博多駅間開業。大ダイヤ改正をこれに伴い実施。
- 大阪の毎日放送(MBS)・朝日放送(ABC)のテレビネットワーク交換に伴い、腸捻転が解消。
- 歌手のザ・ピーナッツ・ロックバンドキャロル引退解散。
- ローソン(当時:ダイエーローソン)設立。
- 朝日放送系列でクイズ番組「パネルクイズ アタック25」が放送開始。現在も放送中。
- NETテレビ系列の特撮番組スーパー戦隊シリーズが放送開始
- TBSで東映制作による刑事ドラマ「Gメン'75」が放送開始
- ソニー、ベータマックスの家庭用ビデオテープレコーダ1号機、「SL-6300」を発売。
- 佐藤栄作元首相死去。
- 沖縄国際海洋博覧会開幕。
- ファッションスタイル「ニュートラ」が若者の間で全国的に流行。
- 三木首相が現職首相としてはじめて終戦記念日に靖国神社を参拝。
- 皇太子夫妻が初めて沖縄を訪問する
- エニックス設立。
- 広島、球団創設以来26年目で初優勝。古葉竹識監督就任1年目での快挙。
- 巨人が球団創設以来初の最下位転落。
- 阪急が日本シリーズで球団創設以来40年目で初の日本一(阪急黄金時代開幕)。
- 暴走族史上最大の抗争が鎌倉の七里ガ浜海岸で起こる(七里ガ浜抗争)
- 3億円事件が時効成立する
- エポック社から日本初の家庭用テレビゲーム機である「テレビテニス」を発売。
- 明治製菓(現・明治)から「きのこの山」が発売。
1976年[編集]
- 鹿児島市で日本初の5つ子誕生。
- NETテレビで黒柳徹子司会のトーク番組「徹子の部屋」が放送開始。現在も放送中。
- シングルの「およげ!たいやきくん」が453万枚による日本記録(更新中)で大ヒットとなる
- TBSで大橋巨泉司会のクイズ番組「クイズダービー」が放送開始
- NETテレビ「欽ちゃんのどこまでやるの!?」が放送開始
- 北海道庁爆破事件
- ロッキード事件で田中角栄前首相逮捕
- ベレンコ中尉亡命事件
- 三木改造内閣発足。
- フジテレビのスポーツアニメ「ドカベン」が放送開始。
- 酒田大火(山形県酒田市中心部)。焼失面積22.5ha・焼損棟数1,774棟・被災者3,300人。
- 日本ビクター、家庭用VHSビデオテープレコーダ1号機、HR-3300を発売。
- NECがワンボードマイコンのTK-80を発売。
- 秋本治の漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載開始。2016年まで40年間連載していた。
1977年[編集]
- 青酸コーラ無差別殺人事件
- 日米漁業協定調印。200海里経済水域規定に基づく初の漁業協定。
- 日本教育テレビ(NETテレビ)が全国朝日放送に社名変更(愛称:テレビ朝日→2003年から正式社名に)教育専門局から総合局に。
- 和歌山県有田市で集団コレラが発生。
- 領海法施行、日本の領海を海岸より12海里と定める。
- 全日本柔道選手権大会で山下泰裕が19歳10ヶ月の最年少優勝(当時)を飾る
- 日本初の静止気象衛星「ひまわり」(後の「ひまわり1号」)打ち上げ。
- 有珠山が噴火活動を開始(〜翌年10月27日)。
- 巨人の王貞治が対ヤクルト戦でホームラン世界新記録の756号を達成。
- 国民栄誉賞が創設される。王貞治が受賞
- 沖永良部台風
- 南海の野村克也監督が解任される。
- 横浜米軍機墜落事件
- ダッカ日航機ハイジャック事件
- 長崎バスジャック事件
- 日本で再放送や外国番組の放送等の一部の例外を除き、白黒放送が消滅(完全カラー放送化)。最後まで白黒放送を行っていた放送局はNHK教育テレビ。
- 月刊アスキーが創刊される
1978年[編集]
詳細は 1978年の日本 を参照
- 成田空港管制塔占拠事件
- テレビ朝日で人気時代劇「暴れん坊将軍」放送開始。その後20年以上続く長寿番組に。
- TBS音楽番組で日本初の衛星中継番組「ザ・ベストテン」放送開始(1月19日-1989年9月28日)。
- 日本一の高層ビル(当時)サンシャイン60完成。
- 大阪府藤井寺市の三ツ塚古墳から古墳時代の修羅が出土する。
- 福岡県での旱魃のため、福岡市でこの日から翌年3月24日まで287日間にわたる給水制限開始。
- 新東京国際空港(現成田国際空港)開港。
- アイドルグループのキャンディーズが解散。
- 宮城県沖地震。
- 植村直己が世界初の北極点犬ゾリ単独行、北極点到達。
- 作曲家の古賀政男が死去。
- 農林水産省が発足。
- 郵便貯金がオンライン化。
- 日中平和友好条約調印。
- 昭和53年国鉄ダイヤ改正
- ヤクルトが球団創立29年目で初優勝&日本一。
- 西武鉄道グループがクラウンライターライオンズを買収し、球団名を西武ライオンズとする。
- ヤクルトの大杉勝男選手が日本シリーズで阪急の足立光宏投手から疑惑の本塁打放つ(俗にいう1時間19分の抗議、阪急の上田監督はシリーズ終了後辞任)(阪急黄金時代終焉)。
- プロ野球で江川卓による空白の一日起こる。
- 日本をはじめアジア各国において、中波放送の周波数間隔を10kc(キロサイクル)から9kHz(キロヘルツ)間隔に変更。
- 第1次大平正芳内閣発足。
- テレビゲーム「スペースインベーダー」が大ブーム。
- 京都市電全廃。
1979年[編集]
- 三菱銀行人質事件
- 西武ライオンズ球場が完成
- 日本テレビで当時同局アナウンサーの徳光和夫の司会による朝の情報番組「ズームイン!!朝!」放送開始(3月 - 2001年9月)。
- テレビ朝日系列のアニメ「ドラえもん」と名古屋テレビ制作のアニメ「機動戦士ガンダム」の放映開始。
- TBSで関口宏が司会を務めるクイズ番組「クイズ100人に聞きました」放送開始(4月 - 1992年9月)。
- テレビ朝日で石原プロモーション制作による刑事ドラマ「西部警察シリーズ」が放送開始
- 日本坂トンネル火災事故
- 東京サミット
- 箕島対星稜延長18回
- 広島が日本シリーズで近鉄を4勝3敗で下し球団創設30年目で初の日本一に。第7戦の江夏の21球が語り草となる。
- 女優の水谷八重子 (初代)が死去
- TBSで武田鉄矢主演による学園ドラマ「3年B組金八先生」シリーズが放送開始する
- 関西テレビが制作するお笑い番組「花王名人劇場」が放送開始(漫才ブームとお笑い第二世代のきっかけを作る)
戦争と政治[編集]
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
社会[編集]
- 学生運動が退潮する。
- 赤軍が日本国内外で暴動を起こす。
- 全国各地に暴走族が現れる
- 海外旅行の一般化が始まるが、アジア諸国で日本人男性の買春旅行が問題となった。
- 総理府の「国民生活に関する世論調査」(1979年5月調査)で、「物質的にある程度豊かになったので、これからは心の豊かさやゆとりのある生活をすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.9%)が「まだまだ物質的な面で生活を豊かにすることに重きをおきたい」とする人々の割合(40.3%)を初めて上回る[2]。
- 1976年に行われた「国民における元号の使用に関する世論調査」によると、「元号を主に使用している」と答えたのは87.5%で、「併用している」が7.1%、「西暦のみを使用している」は2.5%とあり、この頃は西暦よりも元号の方がまだ国民の間で一般的であった。なお、新聞やテレビなどのメディアを筆頭に1980年代にかけて西暦の使用は増えていったが、公文書などを除いて元号より西暦が多用される転換となったのは、1989年に元号が昭和から平成に変わったことの影響が大きい。
経済[編集]
- 高度経済成長が一段落し、オイルショックにより高度成長は終焉を迎え低成長時代に移行する。
- 都市部で路面電車が次々に廃止される。東京などの大都市では地下鉄の整備が進む。
- 全国にスーパーマーケットが普及する。
- 海外炭の普及により国内炭は競争力を失い、九州・北海道の炭鉱の多くが閉山する。
- 都市部で高層建築物が次々着工され、マンションも多数建設されはじめる。
- 山陽新幹線が博多駅まで開業して、在来線特急列車は九州各地に移動。
- 自動車やオートバイが普及する一方、国鉄の運賃値上げが続き、鉄道離れが起こる。
- 電卓が急速に普及。歯車式計算機・そろばんを置き換える。
- マイコン制御の機器が現れる。
災害[編集]
科学と技術[編集]
文化と芸術[編集]
- 1970年辺りまでは、若者の街、若者文化の流行の発信地といえば、新宿だった。しかし、1973年に渋谷でPARCOの開店があり、日本における若者文化の歴史が大きく変化。その流れは「新宿から渋谷、または渋谷区全体へ」と移り変わっていく。
- 仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズなどの特撮ブーム。
- 昭和ゴジラシリーズが終焉を迎える。
- 蒸気機関車が定期輸送から引退。これに先立ってSLブームが起こった。
- ジーンズ、ベルボトム、男性の長髪の流行。
- 若者の国内旅行がピークを迎え、アンノン族やカニ族といった言葉が流行した。
- 若者男性の間でパンチパーマ・リーゼントの髪形が流行。
- 1975年に日本で初の家庭用ゲーム機となるエポック社の「テレビテニス」が発売された。また、1970年代後半にはタイトーのアーケードゲーム「スペースインベーダー」が一大ブームを巻き起こした。
- 21世紀以降になっても定番となっているカップ麺が次々発売される[3]。
アニメーション・漫画[編集]
詳細は 日本のテレビアニメ作品一覧 (1970年代) を参照
芸能界[編集]
- 渡辺プロダクションが1960年代に続いて大旋風を起こし、ザ・ドリフターズ・沢田研二・森進一などが活躍する。
- お笑いではコント55号・ザ・ドリフターズが大旋風を起こす。
- アイドルが事実上登場し、1970年代のアイドル黄金時代を迎える
- テレビ司会者の大橋巨泉がテレビ番組で大活躍する
- 作詞家の阿久悠・なかにし礼が人気歌手の作詞を手がけ大驀進を及ぼす。
- 郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎が「新御三家」と呼ばれ1970年代をリードする。
- アダルトモデルの麻田奈美による「林檎ヌード」写真集が大反響を及ぼす。
前半(1970年から1973年)
- 南沙織・天地真理・小柳ルミ子が「新三人娘」と呼ばれ大活躍する。
- グループ・サウンズが下火を迎え、新たにフォークソングが登場し男性歌手では吉田拓郎・ガロ・チューリップ・かぐや姫などが登場する。女性歌手では荒井(松任谷)由実など登場する。
- フォークデュオが流行し、トワ・エ・モワ・チェリッシュ・ビリーバンバンなどが登場する。
- 国内初となる兄弟バンドのフィンガー5が登場し大旋風を巻き起こす。
中期(1974年から1976年)
- 芸能事務所では日本テレビ系列「スター誕生!」で大成功を収めたホリプロが渡辺プロダクションと台頭する大手の事務所となる。
- 「スター誕生」をきっかけにデビューした森昌子・桜田淳子・山口百恵が「花の中三トリオ」と呼ばれ大活躍する。
- アイドルグループのキャンディーズが大活躍し、ファンクラブに主催のコンサートが初めて開かれるようになる。
- アイドルや歌謡歌手による新たなスターの登場が前半に比べて不作だが、アイドルでは太田裕美・岩崎宏美などが登場。
- フォークソングではさだまさし・中島みゆきなどが登場する。
後半(1977年から1979年)
- アイドルデュオのピンク・レディーが大旋風を起こす。
- 演歌によるヒット曲が減少し始める。
- ニューミュージックの隆盛、第一次バンドブーム。矢沢永吉・アリス・松山千春・ツイスト・サザンオールスターズ等が登場し活躍する。
- この時期のアイドル歌手は上記のスター達による大活躍の中で新たな大型スターの凶作であったが、それでも榊原郁恵・大場久美子・石野真子などが登場した。石野真子によるぶりっ子が1980年代のアイドルの主流となり黄金時代に結びつくこととなった。
スポーツ[編集]
- プロ野球ではセ・リーグは読売ジャイアンツのV9時代の終止符が打たれ、広島東洋カープ・ヤクルトスワローズのリーグでの初優勝。パ・リーグでは阪急ブレーブスの黄金時代を迎える。後半頃にはスピード測定器が試合で使われるようになる。
- 高校野球では黄金時代を迎え始めPL学園が屈指の強豪校として実力をつけて来た。鹿児島実業の定岡正二、東邦高校の坂本佳一などのスターが登場した。
- アマチュア野球で江川卓・原辰徳が高校野球や大学野球で大旋風を起こす。
- 大相撲では北玉時代を経て輪湖時代を迎える。力士の平均体重が急上昇し、平均体重が140kg超となっていった。
- プロレスではアントニオ猪木が新日本プロレスを旗揚げしさらに異種格闘技戦を行い、ジャイアント馬場も全日本プロレスを旗揚げし、国内のプロレス団体を2分する。女子プロレスではビューティ・ペアが話題となる。
- 日本のサッカーでは、サッカー日本代表がFIFAワールドカップ・予選やオリンピック予選での敗退が続き、日本サッカーリーグの人気が落ち込むなど低迷期を迎える。
- 柔道では上村春樹、遠藤純男、二宮和弘、高木長之助が活躍し四天王と呼ばれた。後半には山下泰裕が新たに登場する。
人物[編集]
政治と防衛[編集]
- 政治
- 佐藤榮作(1901年 - 1975年)
- 椎名悦三郎(1898年 - 1979年)
- 福田赳夫(1905年 - 1995年)
- 田中角榮(1918年 - 1993年)
- 灘尾弘吉(1899年 - 1994年)
- 保利茂(1901年 - 1979年)
- 橋本登美三郎(1901年 - 1990年)
- 三木武夫(1907年 - 1988年)
- 大平正芳(1910年 - 1980年)
- 松野頼三(1917年 - 2006年)
- 政治活動家
- 旧日本陸軍帰還兵
哲学と思想[編集]
- 中村元(1912年 - 1999年)
- 大森荘蔵(1921年 - 1997年)
- 梅原猛(1925年 - )
- 中村雄二郎(1925年 - )
- 廣松渉(1933年 - 1994年)
- 柄谷行人(1941年 - )
学者[編集]
- 井筒俊彦(1914年 - 1993年)
- 猪木正道(1914年 - 2012年)
- 中尾佐助(1916年 - 1993年)
- 梅棹忠夫(1920年 - 2010年)
- 谷川健一(1921年 - 2013年)
- 永井陽之助(1924年 - 2008年)
- 江崎玲於奈(1925年 - )
- 渡部昇一(1930年 - 2017年)
- 山口昌男(1931年 - 2013年)
- 蓮實重彥(1936年 - )
文学[編集]
- 村上龍(1952年 - )
- 丸谷才一(1925年 - 2012年)
- 小松左京(1931年 - 2011年)
- 平岩弓枝(1932年 - )
- 堺屋太一(1935年 - )
- 中上健次(1946年 - 1992年)
芸術[編集]
- 写真
- 建築
- 漫画
ファッション[編集]
音楽[編集]
- クラシック音楽と現代音楽
- ポピュラー音楽
映画・演劇・舞踏[編集]
- 俳優
- 映画監督
スポーツ選手[編集]
- 野球
- 相撲
- 柔道
- プロレス
科学と技術[編集]
探検[編集]
その他[編集]
- 実業家
フィクションのできごと[編集]
- 前半 - 中国青海省北西部に地球外生物の円盤が着陸し、未知の科学兵器を用いて周辺への攻撃を開始。人民解放軍が応戦するも、通常兵器は通用せず大損害を受け、戦闘はチベット地区および新疆ウイグル自治区や甘粛省、さらにはソ連の中央シベリアやインド、ネパールなどの中国国外へも拡大する。これを受け国連は「世界非常事態宣言」を採択し「大国連軍」を設置する。(小説『見知らぬ明日』)[4]
- 後半(昭和5×年) - 地震研究所が築かれたノロシ山の松代皇居にあるトンネルが、1945年7月の工事中の松代皇居の中央坑道と繋がる。その後、昭和5×年の日本政府と帝国陸軍が接触し、決号作戦の援助のため1945年への自衛隊の介入が開始される。(小説『パラレルワールド大戦争』)[5]
- 197X年(後半)6月 - タッシリ・ナジェールの先史遺跡から、かつて白鳥座方向から来訪したと見られる地球外の珪素型生物の頭脳「緑の石」が、関連する土偶や壁画、石板などとともに発掘される。同時期に、米国国立電波天文台が銀河系中心核から放たれるガンマ線強度の上昇を観測する。(小説『緑の石』)[6]
- 197×年1月半ば - 富士山の噴火とともに「東京大地震」が発生し東京は壊滅。直後に川崎市と直江津市を結ぶ形で本州を二分する地割れが生じ、そこから現れた「怪物」が世界中の通信機に向けて脅迫を発する。その後の調査により、一連の出来事は1億年前(または6千万年前)に太陽系外から飛来した他天体の生物の機械によるものと判明する。(小説『北北東を警戒せよ』)[7]
- 197×年 - 日本各地で中型地震や火山の噴火が多発し、7月26日には天城山と三原山の噴火を伴う「伊豆地震」が、8月16日には「京都大地震」が発生する。同時期に、地球物理学者の田所博士が、日本列島近傍のマントル対流のパターン急変の兆候を察知し、急変の結果としての「日本沈没」を予測。これに対する調査研究を目的とした「D計画」が開始される。(小説『日本沈没』)[8]
- 197*年2月1日 - 稲荷の境内で決闘に臨もうとしていた横田順弥と鏡明、そしてその介添人ら6名の中学生が、突然出現した空飛ぶ円盤の中に吸いこまれ、宇宙人Xによって人間の脳細胞にひそむ超人能力をひきだされる。その後、6名は「超革命的中学生集団」を結成する。(小説『超革命的中学生集団』)[9]
脚注[編集]
注釈
出典
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- ↑ 神戸を例とした日本港湾への提言1
- ↑ 「国民生活に関する世論調査」(昭和54年)(内閣府政府広報室)
- ↑ 日清食品から「カップヌードル」(1971年)、「日清焼そばU.F.O.」(1976年)、「どん兵衛きつねうどん」(1976年)。まるか食品から「ペヤングソースやきそば」(1974年)。東洋水産から「マルちゃん赤いきつね」(1978年)
- ↑ 小松左京 (1998) 小松左京 [ 見知らぬ明日 ] 角川春樹事務所 1998 978-4-89456-426-8 11・22 - 27・41・51・57・58・68・99 - 110・123 - 126・158・172・183 - 186・200・216 - 222頁
- ↑ 豊田有恒 (1980) 豊田有恒 [ パラレルワールド大戦争 ] 角川書店 1980 978-4-04-137720-8 10・19 - 79・96 - 98・106 - 113・121・123頁
- ↑ クライン・ユーベルシュタイン 『緑の石』 ダイヤモンド社、1977年、1・3 - 7・14 - 43・83頁。NCID BN11710047。
- ↑ 光瀬龍 (1975) 光瀬龍 [ 北北東を警戒せよ ] 朝日ソノラマ 1975 978-4-257-76003-0 146 - 179・185・186・210 - 220頁
- ↑ 小松左京 (1973) 小松左京 [ 日本沈没(上) ] 光文社 1973 978-4-334-72043-8 11・90 - 95・101 - 104・128・133・135・181・196 - 210頁
- ↑ 平井和正 (1974) 平井和正 [ 超革命的中学生集団 ] 早川書房 1974 978-4-15-010144-2 13 - 35・49 - 53頁
関連項目[編集]