名神高速道路
高速自動車国道 | |
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名神高速道路 名神高速道路
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地図 | |
総距離 | 193.9 km |
陸上距離 | |
海上距離 | |
制定年 | 1956年 |
開通年 | 1963年 |
廃止年 | |
道路の方角 | |
起点 | 小牧IC(愛知県小牧市) |
環状線 通過都市 |
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主な経由国 | |
主な経由都市 | 大垣市、彦根市、大津市 京都市、吹田市 |
終点 | 西宮IC(兵庫県西宮市) |
主な接続道路 | 記事参照 |
テンプレート |
名神高速道路(めいしんこうそくどうろ、MEISHIN EXPRESSWAY)は、愛知県小牧市を起点とし、岐阜県、滋賀県、京都府、大阪府を経由し兵庫県西宮市へ至る、高速道路(高速自動車国道(A路線))の営業路線名である。一般に名神高速又は単に名神(英略称: MEISHIN EXPWY)と略される。法定路線名は中央自動車道西宮線であり、この一部区間である。
目次
概要[編集]
東名高速道路や中央自動車道、東名阪自動車道、西名阪自動車道とともに、東京・名古屋・大阪を結ぶ「日本の大動脈」の一つである。
東名高速道路と一体とした呼び名で「東名神」と呼ぶこともある。
小牧ICが東名高速道路との境界であり、IC番号とキロポストも通しとなっている。路線はほぼ中山道に沿って建設されている。便宜上、東名高速道路名古屋IC~小牧ICを含める場合もある。
なお、「名神高速道路」は小牧IC~西宮ICについて公式に用いられる通称であり、正式な法定路線名は、東京都から長野県を経て名神の区間をも含み兵庫県に至る路線が一貫して中央自動車道西宮線(東京都~西宮市)である。
ただし、小牧JCTから小牧ICは第一東海自動車道(東名高速道路)が主路線であり、中央自動車道西宮線は第一東海自動車道を重用している。これは、逆にすると、高速自動車国道の予定路線11,520kmの内訳である第一東海自動車道347kmと中央自動車道西宮線465kmと合わなくなることからもわかる。
- 「高速道路」の呼称が用いられるのは名神と東名のみであるが、これは両道路の計画・建設の進められる過程で広く民間において「高速道路」の呼称が使用され、両道路については一般的に定着しているという歴史的経緯に鑑みて、例外的に採用されたものである(国土交通省道路局ウェブサイト「道の相談室」「質問・高速道路と自動車道の違いを教えてください」より)。
- このため、両道路それぞれを指して「名神自動車道」「東名道」などと呼ぶのは誤りである。
- 東京~西宮の建設は、歴史的に岐阜県以東が山岳地帯に掛かる中山道ルート(中央道)より、太平洋岸を通る東海道ルート(東名)の方が建設し易かったため、東名が先行した。
- このため正式な中央道西宮線のうち、中京と近畿とを直結する事業として小牧IC~西宮ICを「名神高速道路」と呼称し、東名全通に先駆けて1963年7月に部分開通し、1965年6月には愛知県内の小牧IC~一宮ICを最後に全通を見た。
- そして東京IC~小牧ICが「東名高速道路」と呼称され、追って1969年5月に第一東海自動車道全通。東京~西宮が直結した。さらに1972年10月に小牧JCTが完成し本来の中央道の路線へ延伸。1982年11月の中央道勝沼IC~甲府昭和IC開通により、中央道西宮線としての東西直通も達成された。
- 正式な中央自動車道西宮線と第一東海自動車道との交点は小牧JCTであるが、「名神」と「東名」との交点は西寄りの小牧ICと異なっているのも、三線が交わる歴史的経緯によるものといえよう。
尼崎~栗東71.1kmは、1963年7月16日に日本初の都市間高速道路として開通した区間である。1965年7月1日に小牧~西宮の全線が開通した。開通当初は高速道路自体が観光名所となっていて、路肩に車を止めて弁当を広げたり記念撮影したりするなど、今となっては長閑なエピソードも残されている。又自動車の性能が高速連続走行に耐えられず、オーバーヒートなど故障する車が続出していた。
また、全面開通するや否や、トヨタコロナ(RT40)の宣伝として小牧~西宮を10万キロ往復耐久テストのコースにもなった(因みに58日間で276往復走行)ほか、国鉄の高速バス専用車両開発時には、100km/hでの20万キロ連続走行が課題として各メーカーに要求されていた。
現在は八日市ICを境に、東側を中日本高速道路株式会社が、西側を西日本高速道路株式会社が管理している。なお、小牧~吹田間はアジアハイウェイ1号線に指定されている。
現在、新名神高速道路が建設中であるが、これは中山道ルートに沿う現在の名神高速道路と違い、亀山JCT~草津JCT間を東海道ルートに沿って建設されている。
接続高速道路[編集]
- 東名高速道路(小牧ICで直結)
- 名古屋高速道路11号小牧線(小牧ICで接続)
- 名古屋高速道路16号一宮線(一宮ICで接続)
- 東海北陸自動車道(一宮JCTで接続)
- 東海環状自動車道(養老JCTで接続:予定)
- 北陸自動車道(米原JCTで接続)
- 新名神高速道路大津連絡路(草津JCTで接続)(開通区間 草津田上ICのみ)
- 阪神高速道路8号京都線 (京都南JCTで接続):計画)
- 京滋バイパス(瀬田東JCT・大山崎JCTで接続)
- 京都縦貫自動車道(大山崎JCTで接続:予定)
- 新名神高速道路高槻連絡路(高槻第二JCTで接続:予定)
- 中国自動車道(吹田JCTで接続)
- 近畿自動車道(吹田ICで接続)
- 阪神高速道路11号池田線(豊中ICで接続)
- 阪神高速道路3号神戸線(西宮ICで接続)
歴史[編集]
- 1963年7月16日 - 栗東IC~尼崎IC開通(日本で一番最初の高速自動車国道の開通区間)
- 1964年4月12日 - 関ヶ原IC~栗東IC開通
- 1964年9月6日 - 一宮IC~関ヶ原IC、尼崎IC~西宮IC開通
- 1965年7月1日 - 小牧IC~一宮IC開通により全線開通
- 1968年4月25日 - 小牧ICで東名高速道路と接続
- 1970年3月1日 - 吹田JCT開通により近畿自動車道、中国自動車道と接続
- 1978年10月2日 - 今須トンネル開通により一部ルート変更(この付近は、急カーブによる事故多発地帯だった)
- 1979年5月15日 - 吹田JCT内の中国自動車道直結連絡橋が開通
- 1980年4月7日 - 米原JCT開通により北陸自動車道と接続
- 1981年8月28日 - 竜王IC開通
- 1983年3月24日 - 岐阜羽島IC開通
- 1988年8月29日 - 瀬田東ICで京滋バイパスと接続
- 1996年12月20日 - 栗東IC~瀬田東IC改築完了(4車線を6車線に拡幅。)
- 1998年7月19日 - 京都南IC~吹田IC改築完了(4車線を6車線に拡幅。トンネル部分は左右2ルート化(上下各ルート2車線)し、合計8車線に拡幅。)
- 1998年12月13日 - 一宮JCT開通により東海北陸自動車道と接続
- 2001年12月20日 - 上石津PAが廃止
- 2003年8月10日 - 大山崎JCT開通により瀬田東IC~大山崎JCTが京滋バイパスとの2ルート化
- 2003年10月19日 - 小牧ICで名古屋高速道路11号小牧線と接続
- 2003年12月24日 - 大山崎IC開通
- 2005年2月11日 - 一宮ICで名古屋高速道路16号一宮線と接続
- 2005年3月19日 - (新名神高速道路大津連絡路)草津JCT~草津田上IC開通
- 2005年9月29日 - 甲良PAが廃止
インターチェンジなど[編集]
※ICの番号は東名高速道路東京ICからの通し番号。
※養老SA~関ヶ原ICには上石津PA(下り線大阪方向のみ)が、多賀SA~秦荘PAには甲良PAが、大山崎IC/JCT~高槻BSには桜井PAがそれぞれあったが、現在は廃止されている(桜井PAは桂川PAに移転)。なお、上石津PAにはトイレさえもなかったことで有名だった。同名であるが伊吹PA(上り線)も移転している。
ハイウェイラジオ[編集]
- 一宮(小牧IC~一宮IC)
- 大垣(岐阜羽島IC~大垣IC)
- 養老(大垣IC~関ヶ原IC)
- 伊吹(関ヶ原IC~米原JCT)
- 米原(米原JCT~彦根IC)
- 秦荘(彦根IC~八日市IC)
- 八日市(八日市IC~竜王IC)
- 菩提寺(竜王IC~栗東IC)
- 栗東(栗東IC~草津田上IC)
- 瀬田(瀬田西IC~大津IC)
- 京都(京都東IC~京都南IC)
- 向日(京都南IC~大山崎JCT)
- 高槻(大山崎JCT~茨木IC)
- 茨木(茨木IC~吹田JCT)
- 尼崎(豊中IC~尼崎IC)
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
主なトンネルと橋[編集]
- 木曽川橋(一宮IC~羽島PA)
- 長良川橋(岐阜羽島IC~大垣IC)
- 揖斐川橋(岐阜羽島IC~大垣IC)
- 今須トンネル(関ヶ原IC~米原JCT)
- 関ヶ原トンネル(関ヶ原IC~米原JCT)
- 米原トンネル(米原JCT~彦根IC)
- 彦根トンネル(米原JCT~彦根IC)
- 蝉丸トンネル(大津IC~京都東IC)
- 桂川橋(京都南IC~桂川PA)
- 天王山トンネル(大山崎JCT~茨木IC)
- 梶原トンネル(大山崎JCT~茨木IC)
- 千里山トンネル(吹田IC/JCT~豊中IC)
- 猪名川橋(豊中IC~尼崎IC)
- 武庫川橋(尼崎IC~西宮IC)
トンネルの数[編集]
区間名 | 上り線 | 下り線 |
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小牧IC - 関ヶ原IC | 0 | 0 |
関ヶ原IC - 伊吹PA | 2 | 2 |
伊吹PA - 米原JCT | 0 | 0 |
米原JCT - 彦根IC | 2 | 2 |
彦根IC - 大津IC | 0 | 0 |
大津IC - 京都東IC | 2 | 2 |
京都東IC - 大山崎IC | 0 | 0 |
大山崎IC - 茨木IC | 3 | 3 |
茨木IC - 吹田SA | 0 | 0 |
吹田SA - 豊中IC | 1 | 1 |
豊中IC - 西宮IC | 0 | 0 |
合計 | 10 | 10 |
- 京都~大阪を連絡する道路や鉄道のうち、この区間にトンネルがあるのは名神高速だけである。
- 大山崎~茨木のトンネル数は名古屋・東京方面と西宮方面右ルートの場合。西宮方面左ルートはは2本(梶原トンネルが西宮方面左ルートは1本、その他は、第一、第二と分離しているため。1を参照。)
管理区間[編集]
制限速度[編集]
区間 | 制限速度(上下線) |
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小牧IC~養老SA | 100km/h |
養老SA~彦根TN | 80km/h |
彦根TN~旧・甲良PA跡 | 100km/h |
甲良PA跡~百済寺BS | 80km/h |
百済寺BS~竜王IC | 100km/h |
竜王IC~栗東IC | 80km/h |
栗東IC~大津IC | 100km/h |
大津IC~千里山TN付近 | 80km/h |
千里山TN | 70km/h |
千里山TN西出口付近 | 80km/h |
千里山TN西方~西宮TB | 100km/h |
通過市町村[編集]
利用状況[編集]
2002年度(2003年度日本道路公団年報より)
- 日平均交通量
- 全区間平均 - 71,810台(前年度比98.8%)
- 最大 - 茨木IC~吹田JCT:120,584台(前年度比99.2%)
- 最小 - 尼崎IC~西宮IC:44,024台(前年度比97.4%)
- 交通量
- 年間 - 90,515,442台(前年度比99.6%)
- 日平均 - 247,988台
- 料金収入
- 年間 - 136,142,398,000円(前年度比98.4%)
- 日平均 - 372,993,000円
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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