新高島駅
新高島駅(しんたかしまえき)は、神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目にある、横浜高速鉄道みなとみらい線の駅である。駅番号はMM02。
当駅周辺地区(みなとみらい地区)は、横浜市における都心(ツインコア)の一つである「横浜都心」に指定されている[1]。
目次
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する地下駅である[注 1]。改札階は地下2階、ホーム階は地下5階でみなとみらい線の駅の中で最も深い位置にある。エスカレーター、エレベーターが設置されている。
自動改札機は開業時は2通路であったが、その後に乗降客が増加したため現在では4通路となっている。
- 出入口
- 高島口
- 大通り高島口
- 大通り臨港口
- 臨港パーク口
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■みなとみらい線 | 下り | 元町・中華街方面 |
2 | ■みなとみらい線 | 上り | 横浜・渋谷・池袋方面 |
当駅はみなとみらい線で唯一各駅停車のみが停車する駅であるが、臨時列車「みなとみらい号」(2007年4月以降)や臨時ダイヤで運行する特急・急行は停車する。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は4,714人である[2]。みなとみらい線の駅では乗降人員が最も少ない。
開業以来の1日平均乗降・乗車人員推移は下表のとおりである。
年度 | 1日平均 乗降人員 |
1日平均 乗車人員[3] |
---|---|---|
[4] 2003年(平成15年) | ||
2004年(平成16年) | 2,021 | 833 [5] |
2005年(平成17年) | 4,041 | 1,699 [6] |
2006年(平成18年) | 4,795 | 2,011 [6] |
2007年(平成19年) | 5,681 | 2,410 [7] |
2008年(平成20年) | 5,880 | 2,571 [7] |
2009年(平成21年) | 6,056 | 2,642 [8] |
2010年(平成22年) | 5,367 | 2,356 [8] |
2011年(平成23年) | 5,144 | 2,319 [9] |
2012年(平成24年) | 5,370 | 2,423 [9] |
2013年(平成25年) | 4,714 | 2,126 |
駅周辺[編集]
「横浜みなとみらい21#中央地区(18-67街区)」も参照 みなとみらい地区の中でも開発が遅れており、開業当時の駅周辺はほとんど更地に近い状態だったが、2004年、駅前にTBSテレビ運営のライブハウス「横浜BLITZ」やシネマコンプレックス「109シネマズ」などを備えた『GENTO YOKOHAMA』が完成した。また2007年、付近にJリーグ・横浜F・マリノスのホームタウン(通称「マリノスタウン」)がオープン。さらに2009年8月には、日産自動車の本社が東京都中央区銀座から当駅付近に移転した(日産自動車グローバル本社)。
横浜駅東口は徒歩圏であり、駅出入口付近からは横浜スカイビルやそごう横浜店、横浜ベイクォーターが見える。
各街区の施設[編集]
以下、みなとみらい地区の街区ごとに周辺施設を記載する。
- 41街区
- 横浜メディアタワー
- NTTドコモ神奈川支店
- NTT東日本神奈川
- 42街区
- 43街区
- 44街区
- アルカエフ(暫定施設)
- ホームセンターセキチュー
- プラザ栄光生鮮館
- プラザ栄光お酒館
- ジョナサン
- 45街区
- 三菱地所による研修施設(2015年2月完成予定・店舗あり)
- 46街区
- 47街区
- PCデポ(暫定施設)
- 西松屋みなとみらい店(暫定施設)
- スーパーオートバックス横浜みなとみらい(暫定施設)
- LIXIL横浜みなとみらいショールーム(暫定施設)
- 48街区
- 横浜アンパンマンこどもミュージアム(暫定施設)
- 49街区
- シンクロン本社ビル
- 50街区
- Brillia Grandeみなとみらい・Filmee
- ブリリア・ショートショートシアター
- まいばすけっとみなとみらい店
- 51街区
- 53街区
- GENTO YOKOHAMA(暫定施設)
- 109シネマズMM横浜(シネマコンプレックス)
- 横濱はじめて物語(アミューズメント)
- ベイサイド迎賓館・ベイサイドガーデンクラブ(結婚式場)
- 55街区
- 59街区
- 60街区
- 横浜みなとみらいスポーツパーク(暫定施設)
- 61街区
- マリノスタウン(暫定施設)
- 63・64街区
- 65街区
- 66街区
- 日産自動車グローバル本社
- グローバル本社ギャラリー
- はまみらいウォーク
- NISSANウォーク
- 水際線プロムナード
- 67街区
その他[編集]
- 閉鎖となった施設
- 横浜ジャックモール(2012年9月30日全館営業終了)
- キヤノン・キャッツ・シアター(2012年11月11日千秋楽)
- 横浜BLITZ(ライブハウス・2013年10月14日営業終了)
路線バス[編集]
新高島駅前
歴史[編集]
建設開始時には当駅の設置予定はなかったが、付近住民などの要望により計画が変更された。後から設計が変更されたため、当駅のみ相対式ホームになった。
年表[編集]
- 2004年(平成16年)2月1日 - みなとみらい21線の開業と同時に開業。
- 2005年(平成17年)10月31日 - 町区域変更に伴い、駅の住居表示がみなとみらい五丁目1番1号に変更となる。(従前は高島一丁目であった)
- 2007年(平成19年)4月21日 - 横浜アンパンマンこどもミュージアム開設を受けて臨時急行「みなとみらい号」の停車駅となる。
駅名の由来[編集]
計画段階での仮称は「高島駅」であった。明治期、当時横浜 - 神奈川間にあった湾に鉄道を通すための埋め立て工事を実施し、横浜の発展に貢献した高島嘉右衛門の功績を駅名に残し[10]、なおかつ横浜市営地下鉄「高島町駅」と、同名同地点で存在しみなとみらい線開業と引き換えに廃止になった東横線旧駅と混同させないため、「新高島駅」と命名された[11]。
その他[編集]
- トンネル補強工事
当駅付近のトンネルに変状が確認されており、現状でも列車の運行等に関する安全性は確保されているものの長期的な安全性の観点から補強が必要となるため、2012年8月より2015年3月末(予定)[注 2]までトンネル補強工事(地盤を改良する外部補強と補強材を用いる内部補強)を実施している[12]。
また、当駅ホームの一部には工事の資材置き場として仮囲いが設置されており、少し狭くなっている。
隣の駅[編集]
- 2010年までは神奈川新聞花火大会開催日に午後4時以降の特急・急行が臨時停車していた。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想)PDF 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ↑ 2.0 2.1 横浜市統計書
- ↑ 神奈川県県勢要覧
- ↑ 2004年2月1日開業。
- ↑ 神奈川県県勢要覧(平成17年度)224ページ
- ↑ 6.0 6.1 神奈川県県勢要覧(平成19年度)226ページ
- ↑ 7.0 7.1 神奈川県県勢要覧(平成21年度)240ページ
- ↑ 8.0 8.1 神奈川県県勢要覧(平成23年度)238ページ
- ↑ 9.0 9.1 神奈川県県勢要覧(平成25年度)236ページ
- ↑ 駅前さんぽ 新高島駅[リンク切れ](みなとみらい線)
- ↑ 廣瀬良一「ヨコハマ みなとみらい線 誕生物語」神奈川新聞社,2004年 ISBN 4-87645-343-8
- ↑ (2012-07-26) みなとみらい線工事のお知らせ PDF 横浜高速鉄道 [ arch. ] 2014-05-15