塩尻市
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塩尻市(しおじりし)は、長野県中部(中信地方)の市である。県央部における交通の要衝となっている。
目次
地理[編集]
松本盆地の南端、長野県のほぼ中央に位置し、県内随一の交通の要衝となっている。地形は扇状地形で、東西約18km、南北約38km、面積290.18km²の地域を有する。塩尻峠と善知鳥峠、そして鳥居峠は太平洋と日本海への分水嶺。
地域[編集]
地区[編集]
電話[編集]
郵便[編集]
- 集配局:塩尻郵便局、洗馬郵便局、奈良井郵便局、小野郵便局(辰野町)
歴史[編集]
国指定の重要文化財5件、県指定6件。
江戸時代は塩尻宿や洗馬宿などが中山道や北国西街道の宿場町として栄え、明治以降は塩尻駅を中心として中央東線・中央西線・篠ノ井線が集約するジャンクションとなり、国道19号・国道20号線などの主要な幹線が交わる交通の要衝となっている。
行政区画の変遷[編集]
- 1874年10月25日 - 本洗馬村・岩垂村・小曽部村が合併し洗馬村となる。
- 1875年1月23日
- 北小野村と勝弦新田村が合併し筑摩地村となる。
- 北熊井村、南熊井村、中挟村、北内田村、南内田村が合併し片丘村となる。
- 日出塩村、本山町村、牧野村、洗馬町村、床尾村、平出村が合併し宗賀村となる。
- 1879年 - 【この年】東筑摩郡・西筑摩郡制施行。洗馬村、筑摩地村、片丘村、宗賀村、塩尻町村、柿沢村、金井村、上西条村、中西条村、下西条村、大小屋村、堀ノ内村、長畝村、桟敷村、大門村は東筑摩郡に、奈良井村、贄川村は西筑摩郡に属する。
- 1889年4月1日 - 市町村制施行。
- 塩尻町村、柿沢村、金井村、上西条村、中西条村、下西条村、大小屋村、堀ノ内村、長畝村、桟敷村、大門村が合併し塩尻村が発足。
- 郷原町村、堅石町村、原新田村、高出村、野村、吉田村が合併し広丘村が発足。
- 奈良井村、贄川村が合併し楢川村が発足。
- 筑摩地村、片丘村、宗賀村、洗馬村は単独で発足。
- 1927年4月1日 - 塩尻村が町制施行。
- 1959年4月1日 - 塩尻町、片丘村、広丘村、宗賀村、筑摩地村が合併し市制施行。
- 1960年4月1日 - 北内田地区(崖の湯を除く)が分市し松本市へ。
- 1961年4月1日 - 崖の湯地区が分市し松本市へ。
- 1961年6月28日 - 洗馬村を編入
- 1968年5月1日 - 郡名変更により西筑摩郡楢川村が木曽郡楢川村になる。
- 1982年4月1日 - 洗馬地区の一部(空港東)が境界線変更により松本市へ。
- 2005年4月1日 - 木曽郡楢川村を編入。
人口[編集]
600px | |
塩尻市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 塩尻市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 塩尻市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 }} |
塩尻市(に相当する地域)の人口の推移 テンプレート:人口統計/20 | |
総務省統計局 国勢調査より |
行政[編集]
- 歴代市長
- 初代:小松多喜雄(1959年4月30日-1967年4月29日 2期)
- 2代:高砂政郎(1967年4月30日-1971年4月29日 1期)
- 3代:花村政温(1971年4月30日-1978年8月20日 2期)
- 4代:小野光洪(1978年10月1日-1990年9月30日 3期)
- 5代:三沢光広(1990年10月1日-2002年9月30日 3期)
広域連合[編集]
警察・消防[編集]
所轄警察署[編集]
所轄消防署[編集]
立法[編集]
国政[編集]
衆議院小選挙区は長野県第4区(塩尻市、岡谷市、諏訪市、茅野市、諏訪郡、木曽郡)
県政[編集]
長野県議会の選挙区は塩尻市選挙区(定数2人)
市政[編集]
- 市議会議長:中野長勲
- 議員定数 24人(在籍議員 24人 任期 2011年4月まで)
教育[編集]
大学[編集]
高校[編集]
小中学校[編集]
小学校
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中学校
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経済[編集]
就業人口割合は第一次産業:第二次産業:第三次産業=10.24%:38.42%:51.33% となっている。
農業[編集]
- 都市近郊型農業
工業[編集]
- 飲料・たばこ・飼料製造業
- 木材・木製品製造業
- 精密機械工業
- 昭和39年、松本・諏訪地区新産業都市に指定される。(2001年3月30日に廃止)
- 精密機械、電気機械、一般機械製造などの工場が立地している。
姉妹都市・提携都市[編集]
国内[編集]
海外[編集]
交通[編集]
空港[編集]
鉄道[編集]
路線バス[編集]
道路[編集]
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]
観光[編集]
- 信州塩尻農業公園チロルの森
- 平出歴史博物館
- 塩尻短歌館
- 釜井庵
- 中世豪族の陶庵で江戸時代には菅江真澄も滞在した
- 高ボッチ高原(八ヶ岳中信高原国定公園)
- 長野県の中央にある筑摩山地の南端、塩尻市の東に位置する。八ヶ岳中信高原国定公園の一部。
- 高ボッチ山(標高1,664.9m)と四沢山(標高1,617.3m)の平坦地が高ボッチ高原。
- 高ボッチ高原一帯の尾根筋が日本海側と太平洋側の分水嶺となり、西斜面は日本海に注ぐ犀川信濃川水系、東斜面は太平洋に注ぐ天竜川水系となっている。
- 例年8月第1土曜日には高ボッチ高原の競馬場で草競馬大会が開催される。
- 春から夏にかけレンゲツツジを始め多くの種類の高原の植物が咲く。
- 眺望もすばらしく、松本盆地、諏訪盆地、飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈を始めとする多くの山々、天候が良ければ富士山まで見渡すことができる。
- ただし、徒歩で登るための登山道はあるが、公共の交通機関を使って高ボッチに行くことはできず、タクシーかチャーターした超小型のパスまたは自家用車の利用による。
- 宿場町
- みどり湖
- 農業灌漑用として造成された人造湖。釣り場を整備してへらぶな幼魚を放流しているため、近くの田川浦湖と共にへらぶな釣の湖として人気がある。
- 以前はへらぶなの他に鯉、フナ、わかさぎ、にじますの魚影が濃く、時にはウナギや鯰が釣れたこともあったが、一時違法に放流されたブラックバスによって漁獲が激減してしまった。
- 現在はブラックバスを駆除して水質の浄化など環境改善にも取り組んでいるため、春から晩秋まで釣り人の人気を博している。
- また、湖畔には旅館跡地(旧 市営みどり湖会館跡地)を利用した花公園が整備されている。
- 塩尻市小坂田公園(道の駅小坂田公園、小坂田わくわく園、蝶の博物館)
- 日本の音風景100選:塩嶺の小鳥のさえずり
- 塩嶺御野立公園
- 塩尻峠の東山橋南付近にある。
- レザンホール(塩尻市文化会館)
- 塩尻市役所近くにある会館。レザン(raisin)とはフランス語でブドウの実という意味。
- 塩尻市役所
- 市役所庁舎敷地内には、D51が置いてある。
祭り[編集]
- 塩嶺御野立記念祭(年2回)
- 日本一短い祭りと言われる。
- 阿礼神社例大祭(7月)
- 上町、室町、中町、宮本町、堀の内、長畝、桟敷の7町会から豪壮な山車が繰り出す。
- 高ボッチ高原観光草競馬大会(8月)
- 競走馬、農耕馬、ポニーが参加する草競馬大会。
- 玄蕃まつり(8月)
- 大門商店街一帯が歩行者天国となり、キツネをイメージした音楽と踊りで商店街を練り歩く。
- 小坂田公園納涼花火大会(8月)
- 水上スターマインやナイアガラなどが楽しめる。
- 全国短歌フォーラム(10月)
- ハッピー ハロウィン in しおじり(10月)
- 1997年より毎年開催。玄蕃まつり同様、大門商店街一帯が歩行者天国となり、仮装した人々が商店街一帯を埋め尽くす。
- 全国短歌フォーラム in 塩尻(9月、12月)
- ヌーボーワインと新そばフェスティバル(11月)
神社仏閣[編集]
塩尻市出身の著名人[編集]
(五十音順)
- 潮みどり(歌人)
- 大瀬うたじ(漫才師)
- 太田水穂(歌人)
- 小澤美夏(スケート選手)
- 熊井英水(水産学者、近畿大学水産研究所所長)
- 熊谷岱蔵(医師、結核研究の第一人者)
- 小松慶也(旧軍人、アルゼンチンの酪農家)
- 高津聖志(免疫学者)
- 中村胤夫(三越会長)
- 古田晁(筑摩書房創業者)
- 古厩忠夫(歴史学者)
- 古厩智之(映画監督)
- 御子柴進(プロ野球)
- 百瀬晋六(富士重工業元社員、スバル360開発責任者)
- 柳田元三(旧軍人)
- 吉江孤雁(フランス文学者)
- 米窪満亮(政治家)
- 若山喜志子(歌人)
関連項目[編集]
- フェデックス硬式野球部(フェデックス日本法人が塩尻市に本拠地登録する社会人野球チーム)
- FCアンテロープ塩尻(北信越社会人リーグ2部に所属するフットボールクラブ)