アゲるテレビ

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『アゲるテレビ』は、2013年4月1日からフジテレビ系列で平日 13:58 - 15:30（JST）に生放送されているワイドショー・情報番組。

概要[編集]

番組開始までの経緯[編集]

フジテレビでは、2012年3月まで平日午前・一部ネット（以下「一部ネット版」と略記）で放送していた情報番組『知りたがり!』を、同年4月2日から平日午後・ネットワークセールス枠の情報番組（以下「全国ネット版」と略記）にリニューアル。同枠では『2時のホント』の終了（2000年3月）以来12年振りの情報番組であったが、視聴率の低迷などによって、1年で終了した。

当番組では、全国ネット版の『知りたがり!』に続いて、平日の14・15時台に生放送。ネットワークセールス枠（前半）とローカルセールス枠（後半）による2部構成や、14:58の飛び降りポイントも踏襲する。ただし、放送時間は『知りたがり!』から2分繰り上げ・20分短縮。ローカルセールス枠を常時放送するネット局も、同番組時代の5局から2局に減っている。

主な出演者・番組キャラクター[編集]

制作発表の時点では、大塚範一（フジテレビ『めざましテレビ』初代男性司会者）と、西尾由佳理（日本テレビ出身のフリーアナウンサー）のコンビで総合司会を務めることになっていた。急性リンパ性白血病の療養で2012年末までメディアでの活動を休止していた大塚にとっては、当番組が活動再開後初のレギュラー番組となる予定だった。

しかし大塚は、番組開始直前の2013年3月に受診した定期検査で、白血病の再発が判明。再び治療に専念することになったため、番組開始時には出演しない（出演開始時期も現時点では未定）。

フジテレビでは、当番組での大塚の扱いについて、「降板ではない。回復して番組に出演できる状態になれば、復帰をお願いすることになる」との見解を示している。そのため、番組開始から大塚に出演の目処が立つまでの間は、情報キャスターの中村光宏（フジテレビアナウンサー）が西尾と共に総合司会を担当する。

なお西尾は、日本テレビアナウンサー時代の2011年3月まで、『ズームイン!!SUPER』（日本テレビ系列、当時の『めざましテレビ』の裏番組）の2代目女性司会者であった。同年8月に日本テレビを退社。フジテレビでは、当番組で初めてレギュラーを務める。

また、2013年3月まで産前産後休業を取得していた武田祐子・佐々木恭子・中村仁美（いずれもフジテレビアナウンサー）が、当番組のコーナーレギュラーとして番組出演を再開。武田は、番組キャラクター『アゲるん』の声を担当している。

放送内容[編集]

当番組のキーワードは、日本人にとって「優れた能力」「最も得意」とされている「イノベーション」。当番組では、『めざましテレビ』での企画と連動させることを視野に、身近な暮らしやライフスタイルなどを「イノベート」するものを取り上げる。また、放送中には春風亭昇吉（東京大学出身の落語家・気象予報士）による生中継コーナー「SHOW UP STREET」を随時挿入。「イマつぶ」を通じて、視聴者からのメッセージを受付・紹介している。

その一方で、14時台に2回、15時台に1回のペースでストレートニュースを放送。事件や芸能人のスキャンダルについては、社会性・緊急性の強いトピックスだけを、ニュースコーナーの中で手短に伝える。

フジテレビ関係者も呆れた「アゲるテレビ」視聴率1％台、ミヤネ屋と勝負どころか、テレ東の午後のロードショーさえ下回る惨状[編集]

「放送から3回目で、早くも視聴率は1％台に低迷。ミヤネ屋と勝負するどころか、テレビ東京の『午後のロードショー』さえ下回る惨状ですよ」

フジテレビ関係者も呆れた。放送開始直前、大塚範一キャスター(64)の白血病再発が報じられ、図らずも注目された平日昼の新番組「アゲるテレビ」。

若手の局アナを代わりに立ててスタートしたが、早くもつまずいた。初回(4月1日)から2.1％と深夜番組並みの数字で、翌日こそ3％台と上向いたが、再び急降下。第1部の全国ネットで1.9％を出したのだ。

番組は茶の間の主婦の気分を“アゲアゲ”にする最新や最先端の情報を紹介するという触れ込み。元日テレアナで フリーの西尾由佳理(35)と、フジの中村光宏アナ(28)がＭＣを務め、日替わりで「アゲメン」と称する企業社長や気鋭の起業家が登場する。

番組を見たコラムニストの桧山珠美氏は、「低視聴率で打ち切りとなった『知りたがり！』と、なーんにも変わらない。失敗がこれっぽっちも生かされていない」と、指摘した。

「住吉美紀で懲りたはずなのに、同じようにデキる女気取りの西尾を起用するあたりからしてダメ。ああいう隙のないタイプは、主婦受けがいいとは思えません。アゲメンのネーミングも視聴者をバカにしている感じ。東大卒というブランドだけで選ばれたと思わせる、名の知れない若手落語家が 天気予報を読むのもどうしたものか。キャラ弁や料理レシピサイトを紹介した特集もヒドかった。手あかのついた企画や情報ばかり。放送中に『アゲる』を連呼するもんだから、懸賞番組かと期待する人もいたはず。看板に偽りありとはこのこと。気分はダダ下がりでした……」

大塚キャスターは再入院し、治療に専念中。本人も血縁者も高齢で骨髄移殖は困難という報道もある。すぐの復帰は見込めないし、いざ回復しても、番組があるのか疑わしくなってきた。ま、戻っても地獄か。

放送時間[編集]

出演者[編集]

総合司会[編集]

情報キャスター[編集]

  • 中村光宏（フジテレビアナウンサー） - 番組開始時点から大塚が出演できるまでの間は、大塚の代理として総合司会を兼務する。

ニュースキャスター[編集]

エンタメキャスター[編集]

  • 佐々木恭子（フジテレビアナウンサー） - 一部ネット版の『知りたがり!』にもレギュラーで出演。

リポーター[編集]

「SHOW UP STREET」

「ゴゴ調」

  • 中村仁美（月曜日）（フジテレビアナウンサー）
  • 田淵裕章（火曜日）（同上）
  • 斉藤舞子（水曜日）（同上）
  • 戸部洋子（木曜日）（同上）
  • 桜庭亮平（金曜日）（同上）※全国ネット版の『知りたがり!』から続投

「アゲメン」（コメンテーター）[編集]

番組サイドが「実際に日本をアゲている（活気付かせている）」と見込んだメンズ（男性）の総称で、放送中に「アゲるヒント」を披露することを想定。以下の人物（初登場日順に記載）が、日替わりで1名ずつ出演する。

タイムテーブル[編集]

  • 第1部（13:58 - 14:58）
    • 13:58「番組オープニング」
    • 14:00頃「UP! 2：00」
    • 14:05頃「アゲるNEWS」
    • 14:15頃「ゴゴ調」
    • 14:30頃「石本沙織の最新NEWS」
    • 14:35頃「SHOW UP STREET」
    • 14:40頃「まるみせクルーズ」
    • 14:54頃「SHOW UP STREET」
    • 14:56頃「全国の天気」（※フジ・NST・TKUの3局以外のネット局ではこのコーナー後に西尾・中村が天気に関するコメントをした後、裏送り送出でエンドカードを14:57.55-14:58.00に5秒間挿入して14:58で飛び降り。）
  • 第2部（14:58 - 15:30）
    • 14:58頃「関東の天気」（※テンプレート:要検証）
    • 15:00頃「UP! 3：00」
    • 15:03頃「アゲるエンタ」
    • 15:20頃「SHOW UP STREET」
    • 15:25頃「アゲるDOGA」
    • 15:27頃「番組エンディング」

レギュラーコーナー[編集]

「UP! 2：00」・「UP! 3：00」
スタジオから総合司会（放送開始時点では西尾・中村）が伝える14時（ネットワークセールス枠）・15時（ローカルセールス枠）の定時フラッシュニュース。最新のトピックスをまとめて伝えるほか、芸能関係の主要ニュースも当コーナーで手短に扱う。
14:30頃には、当コーナーとは別に、フジテレビの報道センターから石本が最新のストレートニュースを伝える。
「アゲるNEWS」
「UP! 2：00」に続いて14時台の前半に放送するニュース特集。“気分が上がる”を合言葉に、ワクワクする最先端の内容をどこよりも速く伝える。特集によっては、中村光宏がVTRリポーターを務めたり、フジテレビ報道局の解説委員がコメンテーターとしてスタジオへ出演したりすることもある。
「SHOW UP STREET」
春風亭昇吉による“神出鬼没の生中継”で、ネットワークセールス枠では2回に分けて放送。世の中の「アゲるスポット」「アゲる人」を紹介する。
飛び降りポイント近く（14:55頃）の中継では、中継先から全国の天気予報を放送。当番組の放送中に東京近辺の地域が異常気象に見舞われている場合には、全編を気象中継に差し替える。
当コーナーの中継では、最新鋭のポータブル中継システムを使用。中継映像にも、その旨を字幕で画面の上部に表示している。また、放送中には「イマつぶ」を通じて、昇吉へのメッセージを募集。その一部を、投稿者のハンドルネームとともに、中継映像の下部で随時紹介している。なお、気象中継として放送する場合には、「イマつぶ」を通じて視聴者から居住地・滞在地の気象に関する情報を受け付ける。
「まるみせクルーズ」
「疑似体験」をコンセプトに、話題のスポット・イベント・エンターテインメントを、裏側までまるっとまるごと紹介する映像取材コーナー。映像にはリポーターやスタッフが登場しないため、CGで作られた「アゲるん」がナビゲーターを務める。
「ゴゴ調」
『めざましテレビ』内の調査コーナー「ココ調」とのコラボレーション企画。「ココ調」で取り扱ったテーマを、午後帯の視聴者層に合わせて“イノベーション”する。
「ココ調」と同じく、フジテレビのアナウンサーが日替わりで調査員を担当。調査内容を放送する日には、スタジオにも出演する。
「アゲるエンタ」
ローカルセールス枠で放送。最新の音楽、映画、アート、本、人物を「大人のエンターテイメント」として特集する。

タイトルロゴ[編集]

色は黄緑で、下段には3段の楕円形が表示されている。

テーマソング[編集]

ネット局[編集]

『アゲるテレビ』ネット局
対象地域 放送局 系列 第1部
月曜 - 金曜
13:58 - 14:58		 第2部
月曜 - 金曜
14:58 - 15:30		 備考
関東広域圏 フジテレビ (CX)
（『アゲるテレビ』制作局）		 フジテレビ系列 ○ ○
北海道 北海道文化放送 (uhb) ×
岩手県 岩手めんこいテレビ (mit)
宮城県 仙台放送 (OX)
秋田県 秋田テレビ (AKT)
山形県 さくらんぼテレビ(SAY)
福島県 福島テレビ (FTV)
新潟県 新潟総合テレビ (NST) ○
長野県 長野放送 (NBS) × 編成上は15:00まで。
静岡県 テレビ静岡 (SUT)
富山県 富山テレビ (BBT) 編成上は15:00まで。
石川県 石川テレビ (ITC)
福井県 福井テレビ (FTB)
中京広域圏 東海テレビ (THK)
近畿広域圏 関西テレビ (KTV) 14:58からステブレレスで自社制作番組『ハピくるっ!』を15:50まで放送。
島根県・鳥取県 山陰中央テレビ (TSK)
岡山県・香川県 岡山放送 (OHK) 14:58 - 15:50は自社制作番組『エブリのまち』を放送。
広島県 テレビ新広島 (TSS)
愛媛県 テレビ愛媛 (EBC)
高知県 高知さんさんテレビ (KSS)
福岡県 テレビ西日本 (TNC) 14:58 - 15:50は『ハピくるっ!』（関西テレビ制作）を放送。
佐賀県 サガテレビ (STS)
長崎県 テレビ長崎 (KTN)
熊本県 テレビくまもと (TKU) ○
大分県 テレビ大分 (TOS) フジテレビ系列
日本テレビ系列		 ×
宮崎県 テレビ宮崎 (UMK) フジテレビ系列
日本テレビ系列
テレビ朝日系列
鹿児島県 鹿児島テレビ (KTS) フジテレビ系列 編成上は15:00まで。
沖縄県 沖縄テレビ (OTV)

スタッフ[編集]

  • 演出：高橋龍平
  • プロデューサー：安田美智代、大林潤
  • チーフプロデューサー：西村陽次郎
  • ゼネラルプロデューサー：角谷公英
  • 製作著作：フジテレビ

関連項目[編集]

  • めざましテレビ - 大塚が初代の男性メインキャスターを務めた他、中村光宏が2013年3月までスポーツキャスターとして出演。「ゴゴ調」の母体企画に当たる「ココ調」を放送中。ただし、クロスネット局のテレビ大分ではネットしていない。

外部リンク[編集]

出典[編集]

フジテレビ系 平日午後のワイドショー枠
前番組アゲるテレビ
（2013.4 - ）		次番組
知りたがり!
※14:00 - 15:52
↓
14:00 - 14:58
（2012.4 - 2013.3）
フジテレビ 平日13:58 - 14:00枠
モメる門には福きたる
【ここまで東海テレビ制作昼の帯ドラマ】
※13:30 - 14:00
（次作品の『白衣のなみだ』からは
13:58までの放送となる）		アゲるテレビ（第1部）
（2013.4 - ）
フジテレビ系列 平日14:00 - 14:58枠
知りたがり!（第1部）
（2012.4 - 2013.3）		アゲるテレビ（第1部）
（2013.4 - ）
フジテレビ 平日14:58 - 15:30枠
知りたがり!（第2部）
（2012.4 - 2013.3.8）
↓
（つなぎ番組）
（2013.3.12 - 2013.3.29）
※14:58 - 15:52		アゲるテレビ（第2部）
（2013.4 - ）

テンプレート:平日午後のワイドショー

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