「杉並区立和田中学校」の版間の差分
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− | {{自己責任}} | + | {{自己責任|date=2012年3月}}<!--ウィキペディア・ユアペディア共通の特筆性として、記述は「民間人校長」に関する内容に限定--> |
− | [[ファイル:民主党リクルート汚染 001Y.jpg|thumb|right|300px| | + | [[ファイル:民主党リクルート汚染 001Y.jpg|thumb|right|300px|[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]:[[仙谷由人|仙谷]][[政調会長]]ら、初の[[民間人校長|民間出身校長]]が在籍する杉並区立和田中を訪問.]] |
'''杉並区立和田中学校'''(すぎなみくりつ わだちゅうがっこう)は、[[東京都]][[杉並区]][[和田_(杉並区)|和田]]二丁目にある[[公立学校|公立]][[中学校]]。最寄り駅は[[東高円寺駅]]。 | '''杉並区立和田中学校'''(すぎなみくりつ わだちゅうがっこう)は、[[東京都]][[杉並区]][[和田_(杉並区)|和田]]二丁目にある[[公立学校|公立]][[中学校]]。最寄り駅は[[東高円寺駅]]。 | ||
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[[1949年]]に開校。初代[[校長]]は小川俊一郎である。 | [[1949年]]に開校。初代[[校長]]は小川俊一郎である。 | ||
− | [[2003年]]に都内公立中学校で初の[[民間人校長]]である[[藤原和博]]([[リクルート]] | + | [[2003年]]に都内公立中学校で初の[[民間人校長]]である[[藤原和博]]([[リクルート#教育関連|リクルート出身]])が就任すると、「私立を超えた公立校」を目指し大規模な学校改革を実施。補習の充実や[[習熟度別授業]]、[[少人数授業]]の導入、「よのなか」科の実施などを行ない、全国的な注目を集めている。 |
− | [[2008年]] | + | [[2008年]]3月31日に藤原が5年間の任期満了により退任。後任には同じくリクルート出身で、当時[[トップアスリート]]社[http://www.topathlete.net/news//]代表取締役だった[[代田昭久]]が就任。 |
+ | [[ファイル:トップアスリート 001Y.jpg|thumb|right|200px|前[[校長]][[代田昭久]]が[[代表取締役]]だった[[トップアスリート]]社の[[ホームページ]][http://www.topathlete.net/index.html]より]] | ||
+ | [[2013年]]4月以降は生徒の偏在等により、制度そのものが廃止される。 | ||
== 特色 == | == 特色 == | ||
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具体的には、大手進学塾[[SAPIX中学部|サピックス]]より講師を派遣してもらい、成績上位者を対象に有料(1万円~2万円)で補習を行う。一方で成績下位の生徒を対象とした「土曜寺子屋」という補習授業体制も組んでいる。[[マスメディア|マスコミ]][[報道]]される場合、この学力不足の生徒に対する(無料の)補習を既に行っていることはあまり報道されなかったため「成績上位者だけ補習」という間違えた指摘もあった。また、地域本部が実費を負担し、費用が払えない生徒には授業料を免除している。 | 具体的には、大手進学塾[[SAPIX中学部|サピックス]]より講師を派遣してもらい、成績上位者を対象に有料(1万円~2万円)で補習を行う。一方で成績下位の生徒を対象とした「土曜寺子屋」という補習授業体制も組んでいる。[[マスメディア|マスコミ]][[報道]]される場合、この学力不足の生徒に対する(無料の)補習を既に行っていることはあまり報道されなかったため「成績上位者だけ補習」という間違えた指摘もあった。また、地域本部が実費を負担し、費用が払えない生徒には授業料を免除している。 | ||
− | 〝夜スペ〟については「学校の特色としては良い」という意見がある一方、1月8日の実施前日になって[[東京都庁|東京都]][[教育委員会]]などから「[[法の下の平等|機会の均等]]に疑義がある」「特定の[[進学塾]]との関係についても同じく疑義がある。」「[[公務員]]の兼務・兼職を認めない原則から外れている。」などと指摘し、一時実施は見送られた経緯がある<ref>[[寺脇研]]は都教委の指導について、地域と中学校との連携など[[地方自治]]の本旨を阻害するもの、そもそも機会の均等の理念自体を理解していないものであると批判している。</ref>。東京都教育委員会は最終的に「指摘した疑義はクリアされた」と容認する方針を固めた<ref>その後も[[日本教職員組合]]の下部団体である東京都公立学校教職員組合(東京教組)とその構成組織である杉並区教職員組合(杉教組)は「公教育の破壊だ」などとして反対している[http://www4.ocn.ne.jp/~ttutokyo/sokuhou/080117yorusupe.htm][http://www6.ocn.ne.jp/~sugikyo/sinbun.html]。ただし、日教組委員長(当時)[[森越康雄]]は、雑誌『[[宝島 (雑誌)|宝島]]』2008年5月号のインタビューで、〝夜スペ〟を「面白い試み」と評価した上で、貧しい家庭の子供は授業を受けられないなどの問題点を指摘した。なお、校長(当時)の藤原和博は一コマ500円で私塾の相場の2~3分の1で塾に通うより安いものであり、逆に経済負担は軽くなると『[[産経新聞]]』(2008年1月26日付)で語った。また、〝夜スペ〟には教職員組合とは、これまで対立的だった東京都議会議員も反対を表明している[http://www.sugimina.com/files/deta/wada.pdf]。 | + | 〝夜スペ〟については「学校の特色としては良い」という意見がある一方、1月8日の実施前日になって[[東京都庁|東京都]][[教育委員会]]などから「[[法の下の平等|機会の均等]]に疑義がある」「特定の[[進学塾]]との関係についても同じく疑義がある。」「[[公務員]]の兼務・兼職を認めない原則から外れている。」などと指摘し、一時実施は見送られた経緯がある<ref>[[寺脇研]]は都教委の指導について、地域と中学校との連携など[[地方自治]]の本旨を阻害するもの、そもそも機会の均等の理念自体を理解していないものであると批判している。</ref>。東京都教育委員会は最終的に「指摘した疑義はクリアされた」と容認する方針を固めた<ref>その後も[[日本教職員組合]]の下部団体である東京都公立学校教職員組合(東京教組)とその構成組織である杉並区教職員組合(杉教組)は「公教育の破壊だ」などとして反対している[http://www4.ocn.ne.jp/~ttutokyo/sokuhou/080117yorusupe.htm]{{リンク切れ|date=2015年4月}}[http://www6.ocn.ne.jp/~sugikyo/sinbun.html]。ただし、日教組委員長(当時)[[森越康雄]]は、雑誌『[[宝島 (雑誌)|宝島]]』2008年5月号のインタビューで、〝夜スペ〟を「面白い試み」と評価した上で、貧しい家庭の子供は授業を受けられないなどの問題点を指摘した。なお、校長(当時)の藤原和博は一コマ500円で私塾の相場の2~3分の1で塾に通うより安いものであり、逆に経済負担は軽くなると『[[産経新聞]]』(2008年1月26日付)で語った。また、〝夜スペ〟には教職員組合とは、これまで対立的だった東京都議会議員も反対を表明している[http://www.sugimina.com/files/deta/wada.pdf]。 |
</ref>。 | </ref>。 | ||
− | [[2008年]]3月24日に、〝夜スペ〟は公共施設の目的外使用であると実施の中止を求めた仮処分申請を杉並区住民49人が[[東京地方裁判所|東京地裁]] | + | [[2008年]]3月24日に、〝夜スペ〟は公共施設の目的外使用であると実施の中止を求めた仮処分申請を杉並区住民49人が[[東京地方裁判所|東京地裁]]に提出した[http://lumokurago.exblog.jp/i38/]。なお、この49人の中には、和田中学校生徒の保護者は含まれていない。<ref>[http://s01.megalodon.jp/2008-0516-0048-48/sankei.jp.msn.com/affairs/trial/080324/trl0803241852032-n1.htm 2008年3月24日産経新聞]</ref> |
〝夜スペ〟を始めてから当校に入学を希望する者が[[学区]]内外から大幅に増えており、「公立中の成功例」として伝えられている<ref>[[AERA]] 2008年9月15日号 p31</ref>。 | 〝夜スペ〟を始めてから当校に入学を希望する者が[[学区]]内外から大幅に増えており、「公立中の成功例」として伝えられている<ref>[[AERA]] 2008年9月15日号 p31</ref>。 | ||
=== 「よのなか」科 === | === 「よのなか」科 === | ||
− | + | [[個人事業主|自営業者]]や[[ホームレス]]等の様々な立場の著名人・社会人を[[ゲスト]][[ティーチャー]]として招き、行なわれる授業。 | |
− | + | 後の[[内閣官房副長官]]の[[仙谷由人]]は、[[民主党 (日本 1998-)|民主党]][[政策調査会長]]として2005年1月17日に和田中学校を視察 | |
<ref>[[朝日新聞]]2005年1月20日</ref>[http://archive.dpj.or.jp/news/?num=4126][http://dpj-tokushima.jp/02seisaku/juku/juku04.html]。 | <ref>[[朝日新聞]]2005年1月20日</ref>[http://archive.dpj.or.jp/news/?num=4126][http://dpj-tokushima.jp/02seisaku/juku/juku04.html]。 | ||
− | + | 同じく[[文部科学副大臣]]の[[鈴木寛]]と当時[[校長]]の藤原とは、それぞれ[[議員]]になる前から、校長になる前からの関係で、和田中学校を取り上げた2006年11月放送の[[日本放送協会|NHK]]・[[ETV特集]][http://www.nhk.or.jp/etv21c/update/2006/1104.html]、[[TBSテレビ|TBS]]・[[NEWS23|筑紫哲也 NEWS23]][http://web.archive.org/web/20061118051408/http://www.tbs.co.jp/news23/tokusyu.html]には、それぞれ当時民主党[[参議院]]議員の鈴木が映り込んでいる[http://web.archive.org/web/20110722094015/http://suzukan.net/mediakeisai.html]。また、2007年の[[参議院議員通常選挙|参議院議員選挙]]の[[政見放送]]では、鈴木自身、藤原との交友を披瀝している。 | |
− | + | 後の[[国家戦略局|国家戦略]]([[新しい公共]])担当大臣の[[玄葉光一郎]]は、NHKの予算を審議する[[衆議院]][[総務委員会]](2008年3月24日)にて、藤原の最終授業に参加した感想を述べ、[[堀江貴文]]の[[ライブドア事件|事件]]前後の写真を題材とした授業について、所謂[[メディアリテラシー]]だとそれを評する[http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/169/0094/16903240094010.pdf]も、堀江と共に事件に関与した当時[[取締役]]の[[wiki:Wikipedia:削除依頼/岡本文人|岡本文人]]も、[[リクルート#IT・マーケティング関連|リクルート出身]]。 | |
[[田原総一朗]]責任編集の雑誌オフレコ!によると、[[文部科学大臣]]として和田中学校を視察した[[中山成彬]]が「よのなか」科を絶賛したとも。 | [[田原総一朗]]責任編集の雑誌オフレコ!によると、[[文部科学大臣]]として和田中学校を視察した[[中山成彬]]が「よのなか」科を絶賛したとも。 | ||
− | + | 元校長の藤原は在任当時より、マスコミを席巻、和田中学校を〝ショールーム〟とまで称し[http://wayback.archive.org/web/20071109145458/http://www.wadachu.info/recruit.html]、「よのなか」科の全国展開、[[民間人校長]]の大量登用を主張[http://wayback.archive.org/web/20100628041310/http://opinion.infoseek.co.jp/article/916]。「3000人の民間校長をリクルートせよ」とは、[[安倍政権]]時の[[教育再生会議|教育再生論議]]たけなわの[[中央公論]]での[[タイトル]]だが、これに先立つ[[2005年東京都議会議員選挙]]で民主党は「校長公募200人」を主張している[http://www.togikai-minsyuto.jp/seisakukobo/post_6.html]。 | |
− | ==== 主なゲストティーチャー | + | ==== 主なゲストティーチャー ==== |
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− | * [[三橋順子]] | + | * [[三橋順子]] - 女装家[http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw1_3_2.htm][http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw1_3_5.htm][http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw1_4.htm][http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw1_9.htm][http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw1_11.htm][http://www4.wisnet.ne.jp/~junko/jw2_6-1.htm] |
− | * [[加藤公一]] | + | |
− | * [[蓮舫]][http://renho.jp/archives/date/2010/12/09][http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1723] | + | 「よのなか」科を発案した[[宮台真司]]と三橋、和田中学校と[[藤原和博]]については、電気通信大学名誉教授[[西尾幹二]]、高崎経済大学助教授[[八木秀次 (法学者)|八木秀次]](当時)による共著『新・国民の油断――「ジェンダーフリー」「過激な性教育」が日本を亡ぼす』[http://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-63812-6]で問題が指摘されているが、その宮台も三橋共々、[[人権擁護法案#東村山〝職業差別〟騒動|東村山〝職業差別〟騒動]][http://wayback.archive.org/web/20090204235717/http://www.ganbareusui.com/]の賛同人[http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=47829071]。前記「[[NHK]]・[[ETV]]特集」では、番組冒頭に三橋と思しき[[女装]]姿の[[人物]]が'''「[[差別]]です!!」'''と'''[[絶叫]]'''するシーンが登場する。 |
− | * [[田原総一朗]] | + | |
+ | * [[加藤公一]] - 当時[[法務副大臣]][http://wadachu.jp/school/yononaka/690.html]・後国家戦略担当[[首相補佐官]]([[リクルート#出身の著名人|リクルート出身]]);2010年6月17日 | ||
+ | [[ファイル:プレス民主 2006年6月17日号外 003Y.jpg|thumb|right|300px|同じく[[リクルート#政界関連|リクルート出身]]の[[加藤公一|加藤]]が'''[[藤原和博|藤原]]'''の行っている「よのなか」科を称賛したプレス民主 2006年6月17日号外]] | ||
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+ | * [[蓮舫]][http://renho.jp/archives/date/2010/12/09][http://gendai.ismedia.jp/articles/-/1723] - 2010年12月<ref>[http://www2.city.suginami.tokyo.jp/guide/detail/8276/h23_tyuu_21_2.pdf]</ref> | ||
+ | その翌月、ある不祥事が発覚する[http://www.kinyobi.co.jp/kinyobinews/?p=656]が、その意味では政治家のパフォーマンスの裏側で由々しき自体が隠蔽されていたと考えられると同時に、'''『和田中はまともな先生方はみんな異動してしまいました。抜け殻のような学校です。』'''という「夜スペ」反対派の主張[http://kenken.cscblog.jp/content/0000601446.html]が、必ずしも出任せではない[http://ja.wikipedia.org/w/index.php?diff=36286933&oldid=36282839]と考える事が出来る。 | ||
+ | [[ファイル:P1000416.JPG|thumb|right|200px]] | ||
+ | [[ファイル:P1000421.JPG|thumb|right|200px]] | ||
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+ | * [[田原総一朗]] - 2011年1月 | ||
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+ | 上記三橋について、教育を取り上げた著書で[[性同一性障害]]と記しているが[[wikipedia]][http://ja.wikipedia.org/w/index.php?diff=41319972&oldid=41114740]的には上記加藤が副大臣時代に[[法テラス]](日本[[司法]]支援センター)「[[サポーター|サポーターズ]][[大使]]」に抜擢した[[はるな愛]][http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-26547.html]や[[女装]]家等々は概念上異なる存在であるとされている[http://examcoresera.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-93c4.html]。 | ||
+ | |||
+ | * [[井上高志]] - [[ネクスト (不動産企業)|ネクスト]][[代表取締役]]([[リクルート#不動産関連|リクルート出身]]);2008年03月[http://www.lococom.jp/article/view/1452410/]{{リンク切れ|date=2015年4月}}、2012年1月[http://wadachu.jp/school/yononaka/1355.html][http://www.inouetakashi.net/2012/03/05/1-18/]、上記加藤へ[[政治献金]]の実績も[http://www.senkyo.metro.tokyo.jp/shikin/21teiki/pdf/ka/ka_062.pdf]{{リンク切れ|date=2015年4月}} | ||
== 企業との関係 == | == 企業との関係 == | ||
=== [[キャリアリンク]]社 === | === [[キャリアリンク]]社 === | ||
− | [[ファイル:キャリアリンク 001Y2.jpg|thumb|right|200px| | + | [[ファイル:キャリアリンク 001Y2.jpg|thumb|right|200px|[[キャリアリンク]]社のホームページ[http://wayback.archive.org/web/20100626115029/http://www.lab-warp.ne.jp/]より]] |
[[ファイル:キャリアリンク 002Y.jpg|thumb|right|200px]] | [[ファイル:キャリアリンク 002Y.jpg|thumb|right|200px]] | ||
[[ファイル:キャリアリンク 004Y.jpg|thumb|right|200px]] | [[ファイル:キャリアリンク 004Y.jpg|thumb|right|200px]] | ||
− | + | 「よのなか」科に関与[http://wayback.archive.org/web/20080316070457/http://www.wadachu.info/koucho.html]。[[自由民主党|自民党]]政権時代には、和田中学校の[[ボランティア]]本部をモデルとした[[学校支援地域本部]]の全国展開を同社[http://www.careerlink-edu.co.jp/]が受託[http://wayback.archive.org/web/20100715194354/http://www.tv-tokyo.co.jp/nms/shincyouryu/post_730.html]。 | |
当時同社のホームページのトップに登場する女性[[教授]][http://www.careerlink-edu.co.jp/educators/network/2009/10/interview01.php]は[[ジェンダーフリー]]関係の絵本の著者[http://www.otsukishoten.co.jp/author/a22528.html]。 | 当時同社のホームページのトップに登場する女性[[教授]][http://www.careerlink-edu.co.jp/educators/network/2009/10/interview01.php]は[[ジェンダーフリー]]関係の絵本の著者[http://www.otsukishoten.co.jp/author/a22528.html]。 | ||
=== [[ウィルシード]]社 === | === [[ウィルシード]]社 === | ||
− | + | [https://web.archive.org/web/20130613200433/http://wadachu.jp/about/schoolmanage.html 和田中学校の学校運営協議会の協力会社]。 | |
− | [[ | + | 同社の[[代表取締役]]・[[船橋力]]は[[日本教育再興連盟]]の[[発起人]][http://wayback.archive.org/web/20120718152903/http://kyouikusaikou.jp/about/]。 |
+ | 和田中学校で[[蓮舫]]が[[事業仕分け]]を模した授業を行った際[http://wadachu.jp/school/info/881.html]には、[[ベネッセコーポレーション]]退職後、同社に参画した民主党[[世田谷区|世田谷]][[区議会]][[議員]]・[[風間穣|風間ゆたか]]の[https://web.archive.org/web/20110910123607/http://www.kazamayutaka.com/2010/12/ 2010年12月09日のページ]([http://kazamayutaka.com/2010/12/09/2350/ 現在は削除])が検索トップに表示される。 | ||
+ | |||
+ | この学校の特徴は地域との関係であり、それ故、下記の如く[[マスコミ]]各社が礼賛的に取り上げてきたのだが、その一方で休日のクラブ活動を区外の企業に委託[http://www.s-databank.com/news/2012/09/post-5.html]、企業とのタイアップ[http://edu-expo.org/expo2012pr/pdf/42-next-edu.pdf]{{リンク切れ|date=2015年4月}}が一部地域住民の批判を招いている。 | ||
== メディアとの関係 == | == メディアとの関係 == | ||
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* 2005年1月20日、朝日新聞政治面〔[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]、[[コミュニティスクール]]([[地域協力学校]])について〕 | * 2005年1月20日、朝日新聞政治面〔[[民主党 (日本 1998-)|民主党]]、[[コミュニティスクール]]([[地域協力学校]])について〕 | ||
** 1月28日、朝日新聞5ページ([[ベネッセコーポレーション]]1面全面広告・藤原校長Benesse賞受賞) | ** 1月28日、朝日新聞5ページ([[ベネッセコーポレーション]]1面全面広告・藤原校長Benesse賞受賞) | ||
− | * 2008年1月9日、朝日新聞[[天声人語]](〝夜スペ〟を好意的に評価[http:// | + | * 2008年1月9日、朝日新聞[[天声人語]](〝夜スペ〟を好意的に評価[http://d.hatena.ne.jp/waku2/20080110]) |
** 4月1日 - 12日、朝日新聞の第3面に藤原前校長の連載 | ** 4月1日 - 12日、朝日新聞の第3面に藤原前校長の連載 | ||
** 5月11日、朝日新聞([[トライグループ]]の参入をスクープ) | ** 5月11日、朝日新聞([[トライグループ]]の参入をスクープ) | ||
** 7月23日、[[読売新聞]]([[2008年の教育#6月|大分県での教員不正採用]]について、藤原前校長のコメント掲載) | ** 7月23日、[[読売新聞]]([[2008年の教育#6月|大分県での教員不正採用]]について、藤原前校長のコメント掲載) | ||
− | * 2010年5月16日 - | + | * 2010年5月16日 - 6月27日、朝日新聞の日曜教育面に校長・代田の「あめはれくもり」連載 |
− | <!--藤原和博で検索したところ、-->[[朝日新聞社]] | + | <!--藤原和博で検索したところ、-->[[朝日新聞社]]のデータベースでは2003年4月~08年3月末の間で、朝日新聞本紙([[朝刊]]・[[夕刊]])・AERA・週刊朝日(論座は除く)にて126件の掲載。 |
=== 主な雑誌掲載等 === | === 主な雑誌掲載等 === | ||
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* 2005年1月 新・[[国民の油断]]([[PHP研究所]]・「よのなか」科への批判) | * 2005年1月 新・[[国民の油断]]([[PHP研究所]]・「よのなか」科への批判) | ||
** 5月号[[正論 (雑誌)|正論]]([[産経新聞社]]・[[NHKウオッチング]]にて、「よのなか」科及び藤原校長を出演させ続ける[[日本放送協会|NHK]]への批判) | ** 5月号[[正論 (雑誌)|正論]]([[産経新聞社]]・[[NHKウオッチング]]にて、「よのなか」科及び藤原校長を出演させ続ける[[日本放送協会|NHK]]への批判) | ||
− | * 2006年11月号[[文藝春秋]] | + | * 2006年11月号[[文藝春秋]](藤原校長の論考掲載[http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/94]) |
− | ** 11月号[[中央公論]](藤原校長と[[中井浩一]] | + | ** 11月号[[中央公論]](藤原校長と[[中井浩一]]との対談[http://www.amazon.co.jp/dp/B000IY05EY]) |
** 11月号[[ベンチャー通信]](藤原校長へのインタビュー) | ** 11月号[[ベンチャー通信]](藤原校長へのインタビュー) | ||
− | ** 12月号[[文藝春秋]](藤原校長と[[陰山英男]]、[[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]] | + | ** 12月号[[文藝春秋]](藤原校長と[[陰山英男]]、[[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]]との対談[http://gekkan.bunshun.jp/articles/-/95]) |
* 2007年3月2日号[[週刊ポスト]](〝ナナメの関係〟について) | * 2007年3月2日号[[週刊ポスト]](〝ナナメの関係〟について) | ||
* 2008年1月28日号AERA(〝夜スペ〟と[[サピックス中学部|サピックス]]との関係) | * 2008年1月28日号AERA(〝夜スペ〟と[[サピックス中学部|サピックス]]との関係) | ||
103行目: | 121行目: | ||
** 7月25日号[[週刊朝日]]([[2008年の教育#6月|大分県での教員不正採用]]について、藤原前校長のコメント掲載) | ** 7月25日号[[週刊朝日]]([[2008年の教育#6月|大分県での教員不正採用]]について、藤原前校長のコメント掲載) | ||
* 2010年4月号[[現代思想 (雑誌)|現代思想]](〝夜スペ〟・学校支援地域本部等、教育市場化への批判) | * 2010年4月号[[現代思想 (雑誌)|現代思想]](〝夜スペ〟・学校支援地域本部等、教育市場化への批判) | ||
− | <!--藤原和博で検索したところ、--> | + | <!--藤原和博で検索したところ、-->国立国会図書館・雑誌記事データベースでは2003年4月 - 08年3月末の間で、31件の掲載。 |
=== 主なテレビ取材・テレビ出演 === | === 主なテレビ取材・テレビ出演 === | ||
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* 2004年4月27日(7月2日再放送)、[[テレビ東京]]・[[日経スペシャル ガイアの夜明け|ガイアの夜明け]]「社長候補は23歳」([[エリート]]社員の育成・前記六本木ヒルズでのクッキー売り) | * 2004年4月27日(7月2日再放送)、[[テレビ東京]]・[[日経スペシャル ガイアの夜明け|ガイアの夜明け]]「社長候補は23歳」([[エリート]]社員の育成・前記六本木ヒルズでのクッキー売り) | ||
* 2005年2月20日、NHK・[[日曜討論]]「大丈夫か?子どもの[[学力]]」 | * 2005年2月20日、NHK・[[日曜討論]]「大丈夫か?子どもの[[学力]]」 | ||
** 7月30日、NHK・[[土曜フォーラム]]「今こそ[[金融教育]]」 | ** 7月30日、NHK・[[土曜フォーラム]]「今こそ[[金融教育]]」 | ||
* 2006年11月4日、NHK・[[ETV特集]]「学校が変わる子どもが変わる」(イギリスのリバプールで起きた[[ジェームス・バルガー事件]]を題材とした[[裁判員制度]]を意識した討論等) | * 2006年11月4日、NHK・[[ETV特集]]「学校が変わる子どもが変わる」(イギリスのリバプールで起きた[[ジェームス・バルガー事件]]を題材とした[[裁判員制度]]を意識した討論等) | ||
− | ** 11月20日、[[TBSテレビ|TBS]]・[[NEWS23|筑紫哲也 NEWS23]] | + | ** 11月20日、[[TBSテレビ|TBS]]・[[NEWS23|筑紫哲也 NEWS23]][http://wayback.archive.org/web/20061231192243/http://www.tbs.co.jp/news23/onair/monday/index-j.html] |
** [[テレビ朝日]]・[[サンデープロジェクト]](藤原校長他、教育担当[[首相補佐官]][[山谷えり子]]の出演) | ** [[テレビ朝日]]・[[サンデープロジェクト]](藤原校長他、教育担当[[首相補佐官]][[山谷えり子]]の出演) | ||
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− | * | + | * 2010年5月5日、NHK・[[ニュースウオッチ9]]「自分たちの将来って?」(大学生の[[就職難]]について論じる「よのなか」科の授業に、キャスターの[[大越健介]]自らが参加[http://megalodon.jp/2013-0103-0416-21/wadachu.jp/school/principal/637.html]) |
− | * 2011年5月2日深夜、日本テレビ[[iCon]]([[任天堂DS]] | + | [[ファイル:「杉並区立和田中学校」での大越健介(NHKとリクルート2).png|thumb|right|200px]] |
+ | * 2011年5月2日深夜、日本テレビ[[iCon]]([[任天堂DS]]を使った取り組みについて、校長・代田へのインタビュー | ||
+ | * 2012年5月、[[東日本大震災]]によって生じた「瓦礫の受け入れ」を巡り、上記大越が参画した授業が中学生をダシにした'''洗脳報道'''との批判を浴びる[http://www.asyura2.com/12/genpatu23/msg/644.html]。 | ||
+ | * 2013年1月、NHK・[[ハーバード白熱教室]][[ファイル:NHK・白熱教室(NHKリクルート汚染) 003Y.jpg|200px|thumb|right|元[[校長]]・'''藤原'''が仕掛けたと明言する[http://www.radionikkei.jp/podcasting/hot-age-wide/2013/01/player-15804.html]{{リンク切れ|date=2015年4月}}[[日本放送協会|NHK]]・[[ハーバード白熱教室]]の取り組みを伝える[[朝日新聞]]の記事([[ゲスト]]の後任校長・[[代田昭久]]も、[[横浜市立市ヶ尾中学校]]校長の[[平川理恵]]も、藤原同様、[[リクルート#教育関連|リクルート出身]]。藤原は就任早々、[[朝日新聞]][[東京]]版に「[[杉並]]校長[[日記]]」を、平川は留学図書館の[[代表]]当時に、朝日新聞[[別刷り]]beに「benglish」を[[連載]]。当該記事を担当した[[女性]][[編集委員]]は次の記事にも関与[http://www.s-databank.com/news/2012/09/post-5.html]。)]] | ||
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+ | * [[石原伸晃]] - [[鎌倉]][[市長]]・[[松尾崇]]が代田を新[[教育長]][[候補]]として[[教育委員]]に選任しようとした際、[[反対派]]の[[市議]]の賛同を得る為、[[推薦書]][http://politics-kamakura.cocolog-nifty.com/blog/files/13032904.PDF]([http://politics-kamakura.cocolog-nifty.com/blog/2013/03/post-1ccf.html]より)を記したとされる[http://ameblo.jp/nakazawakatsuyuki/entry-11503905047.html]。なお、元校長藤原らは、当時[[千葉県知事]]の[[堂本暁子]]が後継に[[リクルート#政界関連|リクルート出身]]の[[吉田平 (実業家)|吉田平]]を抜擢した際は、上記加藤と共にその応援に参じている[http://d.hatena.ne.jp/tsutsumihidetoshi/20090301%7C]。 | ||
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+ | * [[樋渡啓祐]] - [[佐賀県]][[武雄市|武雄]]市長[http://hiwa1118.exblog.jp/12371273/][http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201309/201309enkoku.html]、「日本を立て直す100人」<ref>[[AERA]] 2012年1月2-9日合併号[http://megalodon.jp/2012-0915-0059-23/www.city.takeo.lg.jp/000271.html]</ref>。上記代田に密着取材を行ったTBS・NEWS23(2013年8月21日)にて、校長時代の名刺に手を加える様子が映し出される[http://www.tbs.co.jp/news23/feature/f201308210000.html]。尚、代田は10月1日より同市の教育監に就任[http://hiwa1118.exblog.jp/19705829/][http://www.city.takeo.lg.jp/kouhoutakeo/201311/201311_05.pdf]。 | ||
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* [http://wadachu.jp/ 杉並区立和田中学校と地域を結ぶホームページ] | * [http://wadachu.jp/ 杉並区立和田中学校と地域を結ぶホームページ] | ||
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杉並区立和田中学校(すぎなみくりつ わだちゅうがっこう)は、東京都杉並区和田二丁目にある公立中学校。最寄り駅は東高円寺駅。
目次
概要[編集]
2003年に都内公立中学校で初の民間人校長である藤原和博(リクルート出身)が就任すると、「私立を超えた公立校」を目指し大規模な学校改革を実施。補習の充実や習熟度別授業、少人数授業の導入、「よのなか」科の実施などを行ない、全国的な注目を集めている。
2008年3月31日に藤原が5年間の任期満了により退任。後任には同じくリクルート出身で、当時トップアスリート社[10]代表取締役だった代田昭久が就任。
2013年4月以降は生徒の偏在等により、制度そのものが廃止される。
特色[編集]
- 全国で初めて四季制を導入した。(現在はしていない)
- 主要教科のコマ数を最大限に増やし、通常より多い授業時間を確保している。
- 少人数授業が理科と社会科でも実施されていた。(現在は実施していない)
- 放課後には希望者を対象とした英語の講習などが実施されており、中学英語を超えた発展内容の先取りも可能である。
- 毎週火曜日には漢検に取り組んだり、作文講座を実施していた。(現在はしていない)
- 土曜日には「土曜日寺子屋」(ドテラ)が実施され、教員志望の大学生・院生ボランティアの支援により勉強をサポートしている。
- 「よのなか」科の実施(現在は「よのなか」科ネクストとなり、3年生向けが中心。1・2年生への実施回数は少ない)。校長自らがメインティーチャー兼コーディネーターとして授業を展開する。外部講師を招聘しての授業も実施されている。学校で習った知識を、実際の世の中で役立てることを目的とする。
- 校長室が開放されており、生徒の出入りが非常に活発である。「校長文庫」と呼ばれる本が常時置かれている、著名人もたびたび訪れる。
- 2008年3月、PTAの2007年度限りでの廃止を発表[1]。公立校では初めてのことであった。これに伴って区PTA協議会はもちろん、全国の公立小中学校PTAで構成される日本PTA全国協議会からも脱退した。学校は保護者有志の作った独自の「和田中学校地域本部」に編入された。
- 杉並区と連携し学校行事以外の地域活動にも積極的に参加している。
夜スペ[編集]
『夜スペシャル』の略。2008年1月26日より実施されている「和田中学校地域本部」が主催する(3年生を対象とした)補習授業。
これは公立中学校では難しいとされる学力上位層の学力伸張を目指し、都立の進学指導重点校や私立の中上位校を目標とするものである。
具体的には、大手進学塾サピックスより講師を派遣してもらい、成績上位者を対象に有料(1万円~2万円)で補習を行う。一方で成績下位の生徒を対象とした「土曜寺子屋」という補習授業体制も組んでいる。マスコミ報道される場合、この学力不足の生徒に対する(無料の)補習を既に行っていることはあまり報道されなかったため「成績上位者だけ補習」という間違えた指摘もあった。また、地域本部が実費を負担し、費用が払えない生徒には授業料を免除している。
〝夜スペ〟については「学校の特色としては良い」という意見がある一方、1月8日の実施前日になって東京都教育委員会などから「機会の均等に疑義がある」「特定の進学塾との関係についても同じく疑義がある。」「公務員の兼務・兼職を認めない原則から外れている。」などと指摘し、一時実施は見送られた経緯がある[2]。東京都教育委員会は最終的に「指摘した疑義はクリアされた」と容認する方針を固めた[3]。
2008年3月24日に、〝夜スペ〟は公共施設の目的外使用であると実施の中止を求めた仮処分申請を杉並区住民49人が東京地裁に提出した[11]。なお、この49人の中には、和田中学校生徒の保護者は含まれていない。[4]
〝夜スペ〟を始めてから当校に入学を希望する者が学区内外から大幅に増えており、「公立中の成功例」として伝えられている[5]。
「よのなか」科[編集]
自営業者やホームレス等の様々な立場の著名人・社会人をゲストティーチャーとして招き、行なわれる授業。
後の内閣官房副長官の仙谷由人は、民主党政策調査会長として2005年1月17日に和田中学校を視察 [6][12][13]。
同じく文部科学副大臣の鈴木寛と当時校長の藤原とは、それぞれ議員になる前から、校長になる前からの関係で、和田中学校を取り上げた2006年11月放送のNHK・ETV特集[14]、TBS・筑紫哲也 NEWS23[15]には、それぞれ当時民主党参議院議員の鈴木が映り込んでいる[16]。また、2007年の参議院議員選挙の政見放送では、鈴木自身、藤原との交友を披瀝している。
後の国家戦略(新しい公共)担当大臣の玄葉光一郎は、NHKの予算を審議する衆議院総務委員会(2008年3月24日)にて、藤原の最終授業に参加した感想を述べ、堀江貴文の事件前後の写真を題材とした授業について、所謂メディアリテラシーだとそれを評する[17]も、堀江と共に事件に関与した当時取締役の岡本文人も、リクルート出身。
田原総一朗責任編集の雑誌オフレコ!によると、文部科学大臣として和田中学校を視察した中山成彬が「よのなか」科を絶賛したとも。
元校長の藤原は在任当時より、マスコミを席巻、和田中学校を〝ショールーム〟とまで称し[18]、「よのなか」科の全国展開、民間人校長の大量登用を主張[19]。「3000人の民間校長をリクルートせよ」とは、安倍政権時の教育再生論議たけなわの中央公論でのタイトルだが、これに先立つ2005年東京都議会議員選挙で民主党は「校長公募200人」を主張している[20]。
主なゲストティーチャー[編集]
この節を書こうとした人は途中で寝てしまいました。後は適当に頑張って下さい。 |
「よのなか」科を発案した宮台真司と三橋、和田中学校と藤原和博については、電気通信大学名誉教授西尾幹二、高崎経済大学助教授八木秀次(当時)による共著『新・国民の油断――「ジェンダーフリー」「過激な性教育」が日本を亡ぼす』[27]で問題が指摘されているが、その宮台も三橋共々、東村山〝職業差別〟騒動[28]の賛同人[29]。前記「NHK・ETV特集」では、番組冒頭に三橋と思しき女装姿の人物が「差別です!!」と絶叫するシーンが登場する。
その翌月、ある不祥事が発覚する[33]が、その意味では政治家のパフォーマンスの裏側で由々しき自体が隠蔽されていたと考えられると同時に、『和田中はまともな先生方はみんな異動してしまいました。抜け殻のような学校です。』という「夜スペ」反対派の主張[34]が、必ずしも出任せではない[35]と考える事が出来る。
- 田原総一朗 - 2011年1月
上記三橋について、教育を取り上げた著書で性同一性障害と記しているがwikipedia[36]的には上記加藤が副大臣時代に法テラス(日本司法支援センター)「サポーターズ大使」に抜擢したはるな愛[37]や女装家等々は概念上異なる存在であるとされている[38]。
企業との関係[編集]
キャリアリンク社[編集]
「よのなか」科に関与[43]。自民党政権時代には、和田中学校のボランティア本部をモデルとした学校支援地域本部の全国展開を同社[44]が受託[45]。 当時同社のホームページのトップに登場する女性教授[46]はジェンダーフリー関係の絵本の著者[47]。
ウィルシード社[編集]
和田中学校の学校運営協議会の協力会社。 同社の代表取締役・船橋力は日本教育再興連盟の発起人[48]。 和田中学校で蓮舫が事業仕分けを模した授業を行った際[49]には、ベネッセコーポレーション退職後、同社に参画した民主党世田谷区議会議員・風間ゆたかの2010年12月09日のページ(現在は削除)が検索トップに表示される。
この学校の特徴は地域との関係であり、それ故、下記の如くマスコミ各社が礼賛的に取り上げてきたのだが、その一方で休日のクラブ活動を区外の企業に委託[50]、企業とのタイアップ[51][リンク切れ]が一部地域住民の批判を招いている。
メディアとの関係[編集]
肩書きは掲載・取材当時のもの
主な新聞掲載[編集]
- 2003年5月17日~04年9月18日、朝日新聞朝刊の土曜地域面に藤原和博の「杉並校長日記」連載
- 2005年1月20日、朝日新聞政治面〔民主党、コミュニティスクール(地域協力学校)について〕
- 1月28日、朝日新聞5ページ(ベネッセコーポレーション1面全面広告・藤原校長Benesse賞受賞)
- 2008年1月9日、朝日新聞天声人語(〝夜スペ〟を好意的に評価[52])
- 4月1日 - 12日、朝日新聞の第3面に藤原前校長の連載
- 5月11日、朝日新聞(トライグループの参入をスクープ)
- 7月23日、読売新聞(大分県での教員不正採用について、藤原前校長のコメント掲載)
- 2010年5月16日 - 6月27日、朝日新聞の日曜教育面に校長・代田の「あめはれくもり」連載
朝日新聞社のデータベースでは2003年4月~08年3月末の間で、朝日新聞本紙(朝刊・夕刊)・AERA・週刊朝日(論座は除く)にて126件の掲載。
主な雑誌掲載等[編集]
- 2004年3月29日号AERA「現代の肖像・奮闘するスーパーエリート」(佐保美恵子)
- 2005年1月 新・国民の油断(PHP研究所・「よのなか」科への批判)
- 2006年11月号文藝春秋(藤原校長の論考掲載[53])
- 2007年3月2日号週刊ポスト(〝ナナメの関係〟について)
- 2008年1月28日号AERA(〝夜スペ〟とサピックスとの関係)
- 2010年4月号現代思想(〝夜スペ〟・学校支援地域本部等、教育市場化への批判)
国立国会図書館・雑誌記事データベースでは2003年4月 - 08年3月末の間で、31件の掲載。
主なテレビ取材・テレビ出演[編集]
- 2004年4月27日(7月2日再放送)、テレビ東京・ガイアの夜明け「社長候補は23歳」(エリート社員の育成・前記六本木ヒルズでのクッキー売り)
- 2005年2月20日、NHK・日曜討論「大丈夫か?子どもの学力」
- 2006年11月4日、NHK・ETV特集「学校が変わる子どもが変わる」(イギリスのリバプールで起きたジェームス・バルガー事件を題材とした裁判員制度を意識した討論等)
- 2007年11月? TBS・みのもんたの朝ズバッ!(〝夜スペ〟について、藤原校長他、コメンテーターの元文部官僚寺脇研の出演)
- 2008年1月の〝夜スペ〟初日当日はNHK正午のニュース・ニュース7を筆頭にTBS・イブニング・ファイブ等々、各社が競って、これを取り上げ、好意的なメッセージを発する[57][58]。
- 2010年5月5日、NHK・ニュースウオッチ9「自分たちの将来って?」(大学生の就職難について論じる「よのなか」科の授業に、キャスターの大越健介自らが参加[59])
- 2011年5月2日深夜、日本テレビiCon(任天堂DSを使った取り組みについて、校長・代田へのインタビュー
- 2012年5月、東日本大震災によって生じた「瓦礫の受け入れ」を巡り、上記大越が参画した授業が中学生をダシにした洗脳報道との批判を浴びる[60]。
- 2013年1月、NHK・ハーバード白熱教室
主な進学高校要出典[編集]
著名な卒業生[編集]
関連項目[編集]
- 石原伸晃 - 鎌倉市長・松尾崇が代田を新教育長候補として教育委員に選任しようとした際、反対派の市議の賛同を得る為、推薦書[61]([62]より)を記したとされる[63]。なお、元校長藤原らは、当時千葉県知事の堂本暁子が後継にリクルート出身の吉田平を抜擢した際は、上記加藤と共にその応援に参じている[64]。
- 樋渡啓祐 - 佐賀県武雄市長[65][66]、「日本を立て直す100人」[8]。上記代田に密着取材を行ったTBS・NEWS23(2013年8月21日)にて、校長時代の名刺に手を加える様子が映し出される[67]。尚、代田は10月1日より同市の教育監に就任[68][69]。
脚注[編集]
- ↑ [PTA:杉並区立和田中が廃止 地域全体で支える仕組みに] 毎日新聞 2008年3月23日
- ↑ 寺脇研は都教委の指導について、地域と中学校との連携など地方自治の本旨を阻害するもの、そもそも機会の均等の理念自体を理解していないものであると批判している。
- ↑ その後も日本教職員組合の下部団体である東京都公立学校教職員組合(東京教組)とその構成組織である杉並区教職員組合(杉教組)は「公教育の破壊だ」などとして反対している[1][リンク切れ][2]。ただし、日教組委員長(当時)森越康雄は、雑誌『宝島』2008年5月号のインタビューで、〝夜スペ〟を「面白い試み」と評価した上で、貧しい家庭の子供は授業を受けられないなどの問題点を指摘した。なお、校長(当時)の藤原和博は一コマ500円で私塾の相場の2~3分の1で塾に通うより安いものであり、逆に経済負担は軽くなると『産経新聞』(2008年1月26日付)で語った。また、〝夜スペ〟には教職員組合とは、これまで対立的だった東京都議会議員も反対を表明している[3]。
- ↑ 2008年3月24日産経新聞
- ↑ AERA 2008年9月15日号 p31
- ↑ 朝日新聞2005年1月20日
- ↑ [4]
- ↑ AERA 2012年1月2-9日合併号[5]
外部リンク[編集]
wikipediaとの比較[編集]
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