iPod touch
iPod touch(アイポッド タッチ)は、アップルが開発・販売する、フラッシュメモリを内蔵したiPodシリーズのポータブルメディアプレーヤーである。
目次
概要[編集]
同社が発売する携帯電話端末であるiPhoneと同様、物理的なボタンは極力少なくし、ほとんどの操作は画面にタッチして行うという特徴を持っている。また、一般的なタッチパネルとは異なり、「マルチタッチ」対応のタッチパネルを使用することにより、単に画面を触るだけではなく、複数の指を画面上で広げたり閉じたりするような操作で、画面に表示している写真などを直感的に拡大・縮小できる。また、どの程度の速度で指を動かしているかを認識し、表示している項目のスクロール速度をコントロールするなど、従来のタッチパネルにない高度な操作を可能としている[1]。
これまでのiPodでできた音楽や動画の再生のみならず、無線LANを通じて内蔵のiTunesでiPod touch単独で楽曲の購入が可能となり、Safariを搭載することによってウェブサイトの閲覧をはじめとするインターネット端末の役割をもつほか、App Storeからダウンロードしたゲームなどアプリケーションの実行機能も搭載されている。3G以外のiPhoneとの違いはGPSや電子コンパスの有無など。
歴代モデル[編集]
第1世代[編集]
第6世代iPod (iPod classic)、第3世代iPod nanoと共に2007年9月5日(日本時間9月6日)に発表された[2]。ラインナップは8GB(34,000円/$299)および16GB(46,000円/$399)、2008年2月5日に32GB(58,800円/$499)のモデルが追加され3種類で、色はブラックのみである。システム要件はUSB2.0ポート搭載で、iPod touch 1.1はiTunes 7.6以降、2.0はiTunes 7.7以降、2.1はiTunes 8.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.10以降のMacまたはWindows XP SP2以降、Windows VistaおよびWindows 7のパソコン。
発売当初に搭載されていたアプリケーションは、カレンダー・YouTube・時計・計算機の4つ。2008年1月15日(日本時間)出荷分より、メール・マップ・株価・メモ・天気の5つが追加され、それ以前に出荷されたiPodのユーザーは、1月のアップデートとしてアプリケーションをiTunes Storeで購入(2,480円)することで対応した。なお、マップと同時に凝似GPSも追加されたが日本は一部を除き非対応である。また、日本の株価は日経平均株価と円相場以外は表示できない。
2008年7月11日に、iPhone 2.0 Software Update for iPod touch が公開され、2.0にアップデートすることによって、App Storeへの対応、関数電卓、Safariやメールからの画像保存、iTunesのアプリケーションのデザイン変更、連絡先の検索機能強化、日本語入力式独自のテンキー採用、MobileMe対応など新機能を使用することができる。1月のアップデートでのアプリケーションも含まれていて、1,200円でアップデートできる。こちらは7月11日以降出荷分もアップデートが必要である。
2008年9月9日、第2世代iPod touchの登場に伴い、Genius機能の追加された iPod touch 2.1アップデートが公開された。アップデートは、2.0からは無料、1.1からは1,200円。
2009年3月17日、同年夏に提供されるiPhone/iPod touchの最新OSとなる「iPhone OS 3.0」が発表された。iPhoneは無料、iPod touchは9.95ドルでアップデートできる(日本では1200円)。 バージョン3.0にアップデートすることにより、100以上の新機能が追加される。例えば、すべてのアプリ間における文章のコピー&ペースト、メールやメモの横書き、写真・住所録・オーディオファイル・位置情報を送信できるMMS、全アプリケーションを対象とする検索といった機能に対応している。Bluetoothには非対応。
第2世代[編集]
2008年9月9日に第4世代iPod nanoと共に発表され、アメリカでは9月10日に発売、日本ではやや遅れ、無線LAN規格の認可が下りた数週間後に出荷された。
基本的な性能は第1世代を踏襲しているが、新たに音量調節ボタンとスピーカーが搭載された。また、Nike+iPodのワイヤレス機能も内蔵され、専用のセンサーを使用することによってNike+iPodのサービスを利用できる[3]。
価格は第1世代からは大幅に値下げされ、ラインナップは8GB(27,800円/$229)、16GB(35,800円/$299)および32GB(47,800円/$399)の3種類。システム要件はUSB2.0ポート搭載でiTunes 8.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.10以降のMacまたはWindows XP SP2以降、Windows VistaおよびWindows 7のパソコン。iPhone OS 2.1 for touchが標準搭載されている。本モデルにソフトウェア3.0以降をインストールすることによりBluetoothが使用可能になる。BluetoothではA2DPに対応した。
第3世代[編集]
2009年9月9日にiPod nano(第5世代)と共に発表された。当初Appleによる呼称は「Late 2009」「End 2009」だったが、2010年4月8日のiPhone OS 4.0発表イベントより第3世代となった(32GBと64GBモデル)[4]。
新たに64GBモデル(39,800円)が追加され、32GBモデルは第2世代よりも値下げされて29,800円となった。また、8GBモデルは第2世代のまま値下げされて19,800円となり、16GBモデルはラインナップから消えている。背面の鏡面に刻まれている文字の配置が変更されている。32GBと64GB両モデルはCPU/GPUが高速化され、メインメモリが倍増したことで、iPhone 3GSと同等の処理能力となったが、チップの型番は完全に同一ではない。
機能は第1世代、第2世代を受け継いでいる。32GBと64GBではiPhone 3GSと同じく音声コントロールが可能となり、同梱されているイヤホンはリモコンとマイクが搭載されたものに変更になった。さらに、32GBと64GBモデルでは、Wi-Fi接続でこれまでよりも早くウェブページがロードされるようになっている。システム要件はUSB2.0ポート搭載でiTunes 9.0以降がインストールされたMac OS X v10.4.11以降のMacまたはWindows XP SP3、Windows Vista、Windows 7およびWindows 8のパソコン。
第4世代[編集]
2010年9月2日にサンフランシスコのYerba Buena Centerで開催されたAppleのイベントで、マルチタッチをサポートしたiPod nano(第6世代)と、iPod shuffleと共に発表された。
高解像度ディスプレイ(3.5インチ、iPhone 4と同解像度(960×640)の「Retinaディスプレイ」)、Apple A4プロセッサ、3軸ジャイロセンサーなど、iPhone 4で搭載されるようになったハードウェアが多数加えられた。ただし、ディスプレイはiPhoneに比べ視野角がやや狭いなどの違いがあり、iPhone 4と全く同じではない。
また、本世代からカメラが搭載されるようになり、フロントカメラと背面カメラの2つを備えている。2つのカメラは720pのHD動画が撮影可能であり、それに伴いマイクロフォンも内蔵されるようになった。「FaceTime」でビデオ通話も可能となった。
一方で、iPhone 3G以降に搭載されているGPS機能や、iPhone 3GS以降に搭載されているデジタルコンパスは、このモデルにも搭載されていない。
今までは、iPhone 4でのみ利用可能だった「iMovie」が利用可能となったため、撮った動画を編集してそのままYouTubeなどにアップロードすることも可能となった。また、iOS 4.1搭載で「GameCenter」が利用可能となっている。システム要件はUSB2.0搭載でiTunes 10.0以降がインストールされているMac OS X 10.5.8以降のMacまたはWindows XP SP3、Windows VistaかWindows 7が搭載されたパソコンが必要である[5]。 価格は、8GBモデルを除いて若干値下がりしている。また、今回は8GBモデルも仕様変更されている。 8GBモデルが20,900円、32GBモデルが27,800円、64GBモデルが36,800円となっている。 発表日と同じ、9月2日より予約受付開始となった。9月15日よりApple Storeや一部の家電量販店で販売開始された。
2011年10月5日にホワイトモデルが追加され、8GBモデルが16,800円、32GBモデルが24,800円、64GBモデルが33,800円と価格が引き下げられた。同時に発売されたiPhone 4Sとは違い、仕様面でのバージョンアップはされなかったため、iPhoneシリーズとの差別化がより明確となった。
2012年9月12日に第5世代の発表と同時に、8GBモデル、64GBモデルの取り扱いは終了し、新たに第2世代以来の16GBモデルが追加された。価格は16GBモデルが16,800円、32GBモデルが20,900円となった。
第5世代[編集]
アップルは、2012年9月12日(米国時間)にプレスイベントを開催し、LTE対応の「iPhone 5」とともに新しい「iPod touch」と「iPod nano」を発表した。いずれもデザインを一新し、iPod touchには、初めて5つのボディカラーを用意した。
iPod touchは、IPS方式の4インチ「Retinaディスプレイ」(1136×640ピクセル)を搭載しつつ、サイズは58.6(幅)×123.4(高さ)×6.1(厚さ)ミリ、重量は88グラムと薄型・軽量化。販売時点で、ピンク、イエロー、ブルー、シルバー、スレートの5色を用意した。内蔵メモリは32GB版と64GB版がある。8GBは5世代目から外れた。2012年9月14日からApple Online Storeで先行注文を受け付けた。価格は32GBモデルが2万4800円、64GBモデルは3万3800円。当面は第4世代のiPod touchも併売された。 デュアルコアのA5チップを採用し、第4世代iPod touchの最大2倍の処理能力を持つ。iOSも最新のiOS6となり、初めてiPodで「Siri」も使えるようになった。またiCloudを使った共有フォトストリームやiMessage、FaceTime、メール、Game Centerなど、iOSの主要機能をカバー。AirPlayミラーリングも備えているため、写真や動画、ゲームなどを大画面テレビに映し出して楽しめる。
500万画素になったiSightカメラはオートフォーカス付きで、LEDフラッシュも装備。顔検出や手ぶれ補正付きのHD1080p動画の撮影をサポートしたほか、風景に沿ってカメラを動かすだけでパノラマ写真が撮影できる「パノラマ」も新たに搭載する。
従来の30ピンDockコネクタを廃し、小型の「Lightningコネクタ」を装備。従来のオプションも使えるように“Lightning-30ピン変換アダプター”(2800円)なども用意する(但し、これを以ってしても、可能なのは電気的接続だけ。Dockコネクタを活用したサードパーティー製品で立てることは出来ない)。
バッテリー駆動時間は音楽再生で最長40時間、動画再生で最長8時間。新デザインの「Apple EarPods」イヤフォン、およびビデオ録画時などに便利なリストストラップ「iPod touch loop」が付属する。
2013年5月31日に、16GBの背面カメラを省略したモデルを追加した。アメリカ市場で229ドル、日本国内では22,800円で販売される[6]。
2013年5月31日に、日本国内で32GBモデルが29,800円、64GBモデルが39,800円に価格が引き上げられた[7]。値上げ理由は、NHKなどの取材で「円安ドル高による改訂」としている[8]。アメリカ市場では値段は据え置かれている[9]。
2013年9月11日、新色のスペースグレーを32GB・64GBに設定。6色の設定になった[10]。
2014年6月26日、16GBモデルの仕様を変更。32GBモデル・64GBモデル同様、カラーバリエーションがピンク、イエロー、ブルー、シルバー、スペースグレイ、(PRODUCT) REDの6色に増えた。背面カメラも搭載したため、iPod touch loop ホルダーが付けられたが、iPod touch loop本体は付属してない。[11]。価格は全モデル値引きされ、16GBモデルが20,800円(199ドル)、32GBモデルが24,800円(249ドル)、64GBモデルが29,800円(299ドル)に改定された[12]。
仕様[編集]
基本的に従来のiPodシリーズに内蔵されている機能はすべてサポートしているが、USBマスストレージ規格上の、いわゆるUSBメモリとしては利用できない。内部へのアクセス、データ保存自体はiPhone explorerなどによって可能。またiTunes Storeで販売されているAir Sharing等を使うことにより、無線経由でのストレージとして使用可能。
ビデオプレイリストも利用できない。音楽プレイヤーとしての基本仕様はiPodの項を参照。以下はiPod touchオリジナルの仕様や機能である。
第1世代 | 第2世代 | 第3世代 (8GBモデル,第2世代Late 2009) |
第3世代 (32/64GBモデル) |
第4世代 | 第5世代 | |
---|---|---|---|---|---|---|
初期搭載iOS | iPhone OS 1.1 | iPhone OS 2.2 | iPhone OS 3.1 | iOS 4.1 または 5 | iOS 6.0 または 7.0 | |
iOS最終サポート | iPhone OS 3.1.3 | iOS 4.2.1 | iOS 5.1.1 | iOS 6.1.6 | 未定 | |
CPU | ARM11プロセッサ400MHz 後に412MHzが採用 |
ARM11プロセッサ533MHz | ARM Cortex-A8プロセッサ 600MHz | Apple A4プロセッサー 800MHz | Apple A5プロセッサー 800MHz | |
メインメモリ | Mobile DDR SDRAM 128MB | Mobile DDR SDRAM 256MB | Mobile DDR2 SDRAM 512MB[13] | |||
フラッシュメモリ | 8/16/32GB | 8GB | 32/64GB | 8/16/32/64GB(2012年9月12日に第5世代iPod touchが正式発表されたのと同時に16GBモデルが追加され、8GBおよび64GBの取り扱いは終了した。) | 16/32/64GB | |
ディスプレイ | 3.5インチ型マルチタッチ液晶 画素数:480×320ピクセル、解像度:163ppi |
3.5インチ型 マルチタッチ液晶 Retinaディスプレイ 画素数:960×640ピクセル、解像度:326ppi |
4インチ型 マルチタッチ液晶 Retinaディスプレイ 画素数:1136×640ピクセル、解像度:326ppi | |||
無線LAN | IEEE 802.11b/g | IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯のみ) | IEEE 802.11a/b/g/n(2.4GHz、5.0GHz) | |||
PPPoEには非対応。すべてのインターネットへのアクセスは無線LAN(Wi-Fi)を介する。 | ||||||
カメラ | 非搭載 | 背面と前面に搭載。960×720ピクセル(ビデオ撮影対応,背面カメラで720p HD 30fps)、タップで露出調整 | 新16/32/64GB : 背面と前面に搭載。前面に120万画素、背面には500万画素のiSightカメラ、LEDフラッシュ、HD(1080p 30fps)ビデオ撮影、タップで露出とフォーカス調整 旧16GB : 前面に搭載。前面に120万画素のiSightカメラ | |||
外部接続端子 | Apple Dockコネクタ | Lightningコネクタ | ||||
電池 | 充電式リチウムイオンバッテリー | |||||
カラー | 前面ブラック、背面ステンレス | 前面(ブラック、ホワイト)、背面ステンレス | 新16/32/64GB : ブラックは前面・背面共に黒色。前面ホワイト、背面アルミニウム6色(シルバー、ピンク、イエロー、ブルー、テンプレート:Product Red、スペースグレー) 旧16GB : ブラック&シルバー | |||
サイズ | 110mm(縦)× 61.8mm(横)× 8mm(厚) | 110mm(縦)× 61.8mm(横)× 8.5mm(厚) | 111mm(縦)× 58.9mm(横)× 7.2mm(厚) | 123.4mm(縦)× 58.6mm(横)× 6.1mm(厚) | ||
重さ | 120g | 115g | 101g | 新16/32/64GB : 88g 旧16GB : 86g |
- iPhoneと同様に、オペレーティングシステム(OS)にOS XベースのiOS(旧称 iPhone OS・OS X iPhone)を搭載。
- 加速度センサーによる重力加速度方向検出による縦横の感知。
- iCloudをサポート。
- Safariによるウェブブラウズ。
- YouTubeアプリをApp Storeからダウンロードすることにより、YouTubeの動画の閲覧が可能(iOS 5まではYouTubeのアプリがプリインストールされていた)。通常のYouTubeではFLV(MPEG-4)形式で動画が提供されるが、アプリからはより高画質なH.264形式の動画が視聴できる。ただし、H.264に変換されていない動画は視聴できない。
- メールでは、PDF、HTML、Microsoft Word、Microsoft Excelの添付ファイルの表示もできる。
- iPhone、iPad、OS X Mountain Lionのユーザーとメッセージをやりとりできる「iMessage」が利用できる。
- アップルによる独自のマップアプリ(iOS 5まではGoogle マップのデータを利用していた)。
- 閲覧・編集・検索機能付き住所録。
- 10桁電卓機能。iOS 2.0以降では横画面表示で関数電卓に対応。
- Passbookで、クーポンやメンバーズカードなどを一元管理できる。
- iTunes Storeに接続しiPod touch単体で音楽やビデオをダウンロード。
- App Store(iOS 2.0 以降)に接続しAppをダウンロード。
2008年3月6日にiPhoneおよびiPod touch向けネイティブアプリケーションソフトウェア開発キット(SDK)を6月にリリース予定と発表[14]。7月11日にiPhone 2.0と同時にApp Storeが公開され、アプリケーションの追加が可能となった。
ファームウェア・アップデート履歴[編集]
- 詳しくはiOSを参照。
バージョン | 内容 |
---|---|
1.0 |
|
2.0 |
|
3.0 |
|
4.0 |
|
5.0 |
|
6.0 |
|
公表されている誤動作など[編集]
iPod touch は、コンテンツ(アドレスデータ、カレンダー、曲、写真、ビデオ、Podcast など)の為に、正常に動作しなくなることがある。この場合は、異常な動作の原因と考えられるコンテンツを選択して削除する[17]と回復することが多い。しかし、リストアなどの復帰処理を試しても回復不能となる場合もある[18]。また、米国では発火事件(アップルは製品の故障によるものではないとしている)、フランスでは2010年8月5日にフランス政府のコンピューターセキュリティー機関CERTAから、iOS3.1.2 - 4.0を搭載するiPod Touchの脆弱性も報告されている。
ファームウェアハック[編集]
iPhoneと同様に、アップル社非公式のファームウェアに書き換えることで、アップル社からの認証を受けていないアプリケーション、Tweakなどをインストールし、動作させることができる(通称:"Jailbreak"、日本語では「脱獄」)。しかし、この行為により、アップル社のサポートを受けられなくなるほか、故障その他の可能性もある。
備考[編集]
PPPoEに非対応であるので、「PPPoEを使用する無線LANアクセスポイント」(NTTの提供するフレッツ・スポットのうちWeb認証が導入されていない箇所など)を利用することはできない。
無料Wi-FiスポットではFREESPOT、FONなどが利用できる。また、個人で使用している無線LANに接続しWi-Fiを利用する事ができる。ただし無断で他人の暗号化されている無線LANを利用すると不正アクセスとなる恐れがある。
第1世代iPod touchの発売直後に、日本語版など主に2バイト文字の言語圏[19]のWindowsでロックの解除ができない不具合が見つかったが[20][21]、Windows版iTunesの改版、iPod touchのソフトウエア・アップデートにて改善した[22]。