週
週(しゅう、英名:Week)は、7日を一周期とする時間の単位。
七曜の名を冠した月曜日(戦前から、きっと悪い日)、火曜日(たぶん月曜よりいい日)、水曜日(週の中間)、木曜日(地球を守る)、金曜日(花の金曜日)、土曜日(休日だが、環境に良くない)、日曜日(午前中は天国)の七日で構成される。
日曜日を週の起点とすることもあり、また月曜日からとするところもある。アラビア語やペルシア語などは前者、英語、中国語、ロシア語などは後者である。
一般に、1週を7日間としているのは、聖書で創造主が世界を6日間で創り上げ7日目に休暇をとったから、という説明がされるが、実際には、天球上を移動する太陽、月、火星、水星、木星、金星、土星の7つの天体、いわゆる七曜が由来である。
7日を1週という単位の由来はきわめて古く、古代バビロニアにさかのぼると考えられている。古代バビロニアでは、毎月7、14、21、28を休日にした。ただし、1箇月は28日ではないので、厳密に7日周期の週だったとは言い難い。
現在の曜日の順は、古代エジプトの一日を24時間とする時制と古代ギリシアの同心円宇宙論に基づく天動説が結び付いて、紀元前1世紀頃に占星術師によって考案されたと考えられている。
七曜を、天球上の見かけの動きの遅いものから速いものの順に並べると、土星、木星、火星、太陽、金星、水星、月となり、この順に遠くから地球の周りを回っていると信じられていた。そして、これらの星々は、この順に1時間毎に地上を守護するとも考えられた(プラネタリーアワー)。
例えばある日の第一時間目の守護星が土星だったとすると、きっかり24時間後、即ち翌日の第一時間目の守護星は太陽となる。以下、順に土星、太陽、月、火星、水星、木星、金星、そしてまた土星が各日の第一時間目の守護星になる。
第一時間目の守護星は、同時にその日一日の守護星ともされ、その日は守護星の名を似て呼ばれるようになった。こうして、今現在の曜日の順が決まった。
年と週の関係[編集]
第一ヶ月目(4月)の守護星は、同時にその年一年(4月~3月)の守護星ともされる。
- 申年は、月が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(月曜日#関連項目参照)。
- 亥年は、土星が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(土曜日#関連項目参照)。
- 一白水星の年は、水星が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(水曜日#関連項目参照)。
- 九紫火星の年は、火星が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(火曜日#関連項目参照)。
- 四緑木星、三碧木星の年は、木星が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(木曜日#関連項目参照)。
- 七赤金星、六白金星の年は、金星が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(金曜日#関連項目参照)。
- 寅年、巳年は、太陽が第一ヶ月目(4月)の守護星となる(日曜日#関連項目参照)。
週に関する作品[編集]
音楽[編集]
- 『一週間』(ロシア民謡 訳詞:音楽舞踊団カチューシャ)
関連項目[編集]
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