東武練馬駅
東武練馬駅(とうぶねりまえき)は、東京都板橋区徳丸二丁目にある、東武鉄道東上本線の駅である。駅番号はTJ-08。
年表[編集]
- 1931年(昭和6年)12月29日 - 開業。
- 2005年(平成17年)3月 - 下りホーム側に設置されているトイレが改修され、ユニバーサルデザインの一環として多機能トイレも設置。同時に、上下ホームと改札の間に車椅子対応の緩やかなスロープも設置。
- 2007年(平成19年)11月 - 南口改札付近の大幅な改修工事が完了。
- 2009年(平成21年)3月31日 - 発車メロディの使用開始。
駅構造[編集]
駅舎・改札口は上りホーム側の北口と下りホーム側の南口の2か所があり、それぞれホーム西端に直結している。上りホーム中央部には平日朝7時30分から8時30分までの1時間限定で供用される入場専用の臨時改札口がある。「臨時改札口の常時使用」を掲げる区民有志による署名活動があり、練馬区と東武鉄道で話し合いが持たれたが、東武鉄道が消極的であるために話は平行線をたどったままである。
各ホーム間は地下通路により連絡している。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東上線 | 下り | 成増・志木・川越・森林公園・小川町方面 |
2 | ■東上線 | 上り | 上板橋・大山・池袋方面 |
利用状況[編集]
2012年度の1日平均乗降人員は59,495人である[1]。2006年度から2008年度にかけて3,000人以上増加し、2011年度に急行停車駅である成増駅を上回った。
近年の1日平均および乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員[5] |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)27,636 | |
1993年(平成 | 5年)27,545 | |
1994年(平成 | 6年)27,203 | |
1995年(平成 | 7年)27,391 | |
1996年(平成 | 8年)26,803 | |
1997年(平成 | 9年)26,104 | |
1998年(平成10年) | 25,556 | |
1999年(平成11年) | 25,481 | |
2000年(平成12年) | 27,789 | |
2001年(平成13年) | 56,885 | 28,795 |
2002年(平成14年) | 56,767 | 28,713 |
2003年(平成15年) | 56,996 | 28,823 |
2004年(平成16年) | 56,458 | 28,525 |
2005年(平成17年) | 56,295 | 28,430 |
2006年(平成18年) | 55,985 | 28,274 |
2007年(平成19年) | 58,184 | 29,276 |
2008年(平成20年) | 59,233 | 29,776 |
2009年(平成21年) | 58,979 | 29,673 |
2010年(平成22年) | 58,875 | 29,608 |
2011年(平成23年) | 58,264 | 29,200 |
2012年(平成24年) | 59,495 | 29,815 |
駅周辺[編集]
徳丸 も参照
北口[編集]
東上線の電車に乗っていると判らないが、駅の北側には太古において荒川に流れ込んでいた支流の跡であるV字谷が存在し、谷の上下で道路が立体交差する地形である。谷の端は上りホームの真下まで達しているため、上りホームの一部は脚部を伸ばした状態で建てられている。
- イオン板橋ショッピングセンター - サティ開店により、駅周辺ではマンションの開発ラッシュが起こり人口が増加した。また一方で、昔から営業していた駅周辺の個人商店が次々に閉店し、大手チェーンの飲食店などが進出したり、休日には買物客の車により周辺道路が渋滞するといった弊害も出ている。2011年3月1日に「板橋サティ」から名称を変更。
- 徳丸スクエア - 駅北側に隣接している大木伸銅工業所有地に2009年11月30日にオープンした2階建て複合施設。飲食店、コンビニ、花屋、歯科医院、保育園、有料駐輪場等が入居しており、2階は駅北口の正面に接続している。板橋区が駅前広場整備を検討していたが、具体的な整備計画等が策定されぬまま、暫定的に駐車場として利用されていた。当初は1階部分を医療モールとして開発する計画だった。出店店舗の詳細は公式サイト「施設のご案内」を参照。
- 東京都立板橋有徳高等学校
- 板橋徳丸郵便局
- 板橋徳丸三郵便局
南口[編集]
東上線沿線では最長となる商店街が、旧川越街道沿いに発達している。
- 北一商店街
- きたまち商店街
- 練馬区役所第八出張所
- 三迫ボクシングジム
- 陸上自衛隊練馬駐屯地 - 南口から400m南側に立地。陸上自衛隊東部方面隊第一師団司令部がある。
- 光が丘消防署北町出張所
- 国土交通省東京運輸支局練馬自動車検査登録事務所 - 交付ナンバープレートは「練馬」。国道254号(川越街道)沿いに立地。
- 田柄川緑道 - 桜の名所で、板橋区側は「桜川緑道」と称する。
- 徳川綱吉御殿之碑 - 江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉がこの地に鷹場とし、宿泊所として鷹狩御殿を建てたことから、この一帯は御殿と呼ばれた。
- トーホープラザ - ボウリング場やドン・キホーテ練馬店が入居。
- 国際興業バス練馬営業所(「練馬北町車庫」停留所)
バス路線[編集]
東武練馬駅(北口)
東武練馬駅入口(南口、旧川越街道沿い)
- 国際興業バス
- [みどりバス北町ルート] 光が丘駅行き(コミュニティバス)
- [みどりバス氷川台ルート] 氷川台駅・練馬駅・光が丘駅経由練馬光が丘病院行き(コミュニティバス)
駅名の由来[編集]
当駅が開業した1931年時点では、駅の北側は北豊島郡赤塚村徳丸、南側は北豊島郡練馬町であった。駅南口に面する道路が町村の境目であったため所在地は赤塚村側であったが、東武鉄道が赤塚村の「徳丸」という名に知名度がないという理由と、駅南側を通る旧川越街道の下練馬宿にちなみ、駅名に「練馬」を使うことにした。しかし、すでに武蔵野鉄道(現在の西武池袋線)に練馬駅があったことから「東武練馬」となった。なお、練馬町南部にあった練馬駅とは大きく離れており、徒歩連絡の関係にはない。
翌1932年に当時の東京市の市域拡張に伴い、赤塚村と練馬町はともに東京市板橋区となる。さらに、1947年に現行の23区に再編された際、旧練馬町側は板橋区から分区され、練馬区とされた。したがって、板橋・練馬の区境の板橋区側に駅があることになる。