前進 (前進社)
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前進社(ぜんしんしゃ)は日本の出版社。新左翼組織・「革命的共産主義者同盟全国委員会」(通称「中核派」)の公然拠点である。
概要[編集]
本社は東京都江戸川区松江一丁目12-7(都営バス・京葉交差点バス停付近)に存在し、日本各地に支社が存在する。「中核派」の活動拠点であることから、年に数回警視庁公安部による家宅捜索を受けている。周囲を高い塀で囲い、正面の入口は鉄板で封鎖されている。家宅捜査の際には警察がその鉄板を焼き破って中へ入ることもある。
かつては豊島区千早に存在しており、その鉄筋コンクリート5階建ての威容から、楠木正成の居城に擬えて「千早城」の異名をとった。豊島区の前進社は国際興業(国際興業バス池袋営業所)に活動費捻出のために売却され、比較的地価の安い江戸川区へ移転した。敵対する革マル派から「ブクロ派」と蔑称されるのは、千早移転以前に豊島区東池袋(ひがしいけぶくろ)にあったためである。
主な出版物[編集]
新聞[編集]
- 『前進』
雑誌[編集]
- 『国際労働運動』
- 「武装」―「コミューン」を経て現題名。中核派機関誌(月刊)。
- 『共産主義者』
- 通称・「イスト」(ist=Communist(コミュニスト)の略)。中核派機関誌(季刊)。
書籍[編集]
- 『清水丈夫選集』(全10巻)
- 中核派議長である清水丈夫の著書。
- 『本多延嘉著作選』(全7巻)
- 中核派の創設者・本多延嘉の著書。
他、中核派活動家の著作が多い。
支社[編集]
カッコ内は最寄り駅等。
- 神奈川支社
- 東北支社
- 京都支社
- 中国支社
- 広島県広島市南区宇品西1-2-36(広大附属学校前電車停留場)
- 九州支社
- 沖縄支局
略史[編集]
- 1974年9月3日 豊島区千早に移転
- 1994年10月 江戸川区松江に移転
関連項目[編集]
- 解放社 - 敵対する革マル派の出版社
- NONFIX - フジテレビのドキュメンタリー番組。1993年1月15日放送の「学生運動現在形 - ヘルメットの現代っ子たち」で初めて、テレビカメラが豊島区にあった頃の前進社を取材した。
外部リンク[編集]
- 中核派(前進)(前進社のサイトも兼ねる)