ワイルドアームズ

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ワイルドアームズ』(WILD ARMS)はメディア・ビジョンが開発しソニー・コンピュータエンタテインメントが販売したプレイステーション用のゲームソフト。ジャンルはロールプレイングゲーム。及びそのシリーズの総称である。

本項ではシリーズ1作目について扱う。

トータルゲームデザイン&シナリオは主に金子彰史。音楽はなるけみちこ

シリーズ一覧[編集]

ストーリー[編集]

大昔に全滅したと思われていた魔族が復活し、滅ぼされようとしつつある惑星ファルガイアを守るために、ロディ、ザック、セシリアの三人が魔族と戦う物語。

ゲームの舞台はファルガイアという荒廃しつつある世界であり、キーワードとして魔族、ガーディアン、ゴーレム、渡り鳥という名の冒険者達、ARM等が挙げられる。シリーズの各作品は直接関係していないが、「マカロニ・ウェスタン+SF」風の世界観は共通している。尚、ナンバリングタイトルに関しては、奇数作は西部劇の色合いが強く、偶数作はSF色が濃く西部劇の色調は薄い、などの特徴がある(5th までの時点において)。また敵対者に関して、従来のRPGよりも人間味や個性、クセの強い「人物」が設定されていたり、モンスターの方向性に「怪獣」が重点的に置かれている点もシリーズ全体の特徴と言える。


注意以降に核心部分が記述されています。

キャラクター[編集]

※()内はドラマCDのキャスト

プレイヤーキャラクター[編集]

  • ロディ・ラグナイト 15歳
アーム(ARM)と呼ばれる武器を使うことのできるガンウォリアー。またザックほどではないが剣の扱いもゼペットから教わっている。
アームを使うために必要なシンクロ率が並みの人間よりずば抜けて高い。
心優しいが、「魔族の力」であるアームの使い手のため、人々から恐れられ拒絶される事も。
一貫してセリフを喋らない。グラフィック上で頷いたりして意思表示することはある。
  • ザック・ヴァン・ブレイス(安井邦彦) 27歳
早撃ちと呼ばれる剣技の使い手ブレードスナッパー。
トレジャーハンターとして各地の遺跡を盗掘し、「絶対たる力」を探していた。
ハンペンというカゼネズミ(亜精霊)を相棒にしている。
口は悪く少々がさつな性格ではあるが、気さくな一面も。王族が嫌いで最初はセシリアの正体を知って避けていたことがある。
名前の由来はザック=お荷物、ヴァン・ブレイス(篭手)。この名は偽名で、ゲームの進行に伴い過去が明かされる。
  • セシリア・レイン・アーデルハイド(かかずゆみ) 17歳
紋章(クレスト)から引き出した魔法を使うクレストソーサレスで、アーデルハイド公国の公女。
母の形見だった「涙のかけら」を取り戻すために魔族と戦う決意をした。
魔法を使うのに大量のエネルギーを費やすため、大食漢。特に焼きそばが好物で、大盛5人前(+お代わり付き)を一人で平らげる。
性格は気高くも明るく優しいので結構好かれているも、公女としての立場と、両親の愛情に飢えているせいか、周りから愛されているのは『公女』としての自分であり、自分という人間は本当は愛されてはいないと思い込んでおり、自分の殻に閉じこもっている一面もある。

仲間達[編集]

  • ハンペン(松野太紀) 4000歳以上(本来は400歳以上のハズだったがが、誤植された年齢をそのまま公式設定に変えた)。
カゼネズミと呼ばれる亜精霊。ザックの相棒で主にザックのツッコミをこなす。頭脳労働担当。
  • エマ・ヘットフィールド ザックよりは年上
アーデルハイドに住むアームマイスター。モデル並みのプロポーションを持つ美女。
科学者としても非常に優秀で飛行艇を作れるほど。仕切り屋で恐ろしく人使いが荒い。
  • ジェーン・マックスウェル 14歳
凄腕の渡り鳥「カラミティ・ジェーン」、元富豪のマックスウェル家の娘。
アームマイスターである父ニコラの収集したアームを使いこなすことができる。
お金に目が無くがめつい印象だがそれは決して自分勝手な理由からではない。ロディを気に入っている。
  • マクダレン・ハーツ 51歳
ジェーンの執事で、いつも彼女と共に行動している。
彼女が凄腕の渡り鳥と呼ばれているのは、彼の活躍のおかげである部分が多い。
  • マリエル 幼く見えるが実は100歳以上
一人地上に残り、植物を育てているエルゥ族の少女。
住んでいる街で人間から迫害されており、それを助けてくれたロディに好意を寄せる事になる。
  • バシム
天空に移住したエルゥ族の一人で、マリエルの兄。鍛冶師であり、かつてガーディアンブレードを鍛えた。
  • ゼペット・ラグナイト
故人。ロディの育て親。とても腕のいいアームマイスターで世界中に弟子がいる。
  • バーソロミュー船長 35歳
商船スイートキャンディ号の船長。海賊と張り合うような荒くれ者だが、ロリコンらしい。
  • エルミナ・ニエット(平松晶子) アークティカ滅亡時25歳
アークティカ国のフェンリルナイツの一員。アークティカ城が襲撃された際、仲間のギャレットを逃がすために城に残った。

魔族[編集]

1000年前に彼らの母星ヒアデスに変わる居住地にしようとファルガイアへやってきた、鋼の肉体に水銀の血を持ち、構成物質こそ違う物のファルガイアの生き物に類似した身体を持つ、半生命半機械の異世界の侵略者達。1000年前の人間とエルゥ、そして守護獣の合同軍との戦いの末、敗れさるが、近年復活の兆しを見せ始める。

  • マザー
魔族の創造主。全ての魔族の母的存在。星を侵略しては魔族を産みだし、そこに存在する生命を全て滅ぼして次の星を攻撃する。星の再生のために人間が作ったユグドラシルシステムを取り込んだため、再生能力と魔族を生み出す能力が飛躍的に向上している。かつての大戦で、心臓を三つに分断され封印された。
その目的は全ての生命の断絶であり、そこには自らが産み出した魔族も含まれる。定期的に次元の壁が不安定になり、他の星と繋がる特性を持った異世界ヒアデスを拠点にして生命を滅ぼしてきたが、ヒアデスも自らの手で滅ぼしてしまい、現在に至る。
  • ジークフリード
ナイトクォーターズのリーダー。マザーにもっとも忠実に仕え、その復活に尽力するが、それは、マザーの力を手に入れようとする彼の野望からである。
ファルガイアを第二の故郷にすべくロディ達と戦う。魔槍グラムザンバーを武器として使う。
ナイトクォーターズの一員。策謀や魔法に長け参謀的な存在。
理知的な話し方だが酷薄な性格をしており、生物の命を弄ぶ実験を楽しみ繰り返している。アークティカを滅ぼした張本人。
普段は体を布で覆っており、主にエスペランザ、バスティス(赤いデバイスと青いデバイス)を使用して戦う。
"斬り姫"と呼ばれる。ナイトクォーターズの紅一点。ジークフリード以上に誇り高い騎士で奸計を使うアルハザードを嫌っている。
大鎌アズラエルを武器として使う。その戦いの様子はザックの早撃ちに似ている。
  • ベルセルク
ナイトクォーターズの一員。巨大なトゲ付の鉄球、重鉄球ディスラプトハンマーが武器。
主人公たちの前に最初に敵として現れる魔族。実はナイトクォーターズ最強だが、毎度毎度詰めが甘い。
戦うことに至福の喜びを感じているが騎士道精神は持ち合わせておらず力任せに相手を叩き潰すことを好む。
  • ブーメラン
ベルセルクの代わりにナイトクォーターズに入った魔族。元はイレギュラーナンバー。
月狼牙クレッセントファングを得物とする。
裏切り者や任務に失敗した魔族を処分している。欲望のガーディアンであるルシエドを従えるほど有り余る欲望を内に秘める。
  • ゼット
ナイトクォーターズのイレギュラーナンバー(補欠)で、作品中のギャグキャラクター的な扱い。
呪われしドゥームブリンガーが彼の武器だが、その呪いの影響か毎回不運に見舞われている。
大して強くないが、アルハザードの改造によって変身すると強くなれる(モンスターゼット)ようになった。
魔族ではあるが他の魔族とは違い、破壊や支配などに興味はない。さらにある少女の話から優しい一面もある為、どことなく憎めない存在。

ゴーレム[編集]

1000年前に起こった魔族との大戦時に、魔族の体を研究して人間とエルゥ族が造り上げた人型兵器。 悪意ある使用を恐れたエルゥ族によって現在は各地に封印されており、人間の手に渡ったゴーレムは破損して動かなくなったものばかりである。

  • アースガルズ(神々の砦)
その名が示すとおり絶対的な防御力を誇るゴーレム。セシリアの呼びかけに応じて主人公らの力強い味方となる。
  • リリティア(氷の女王)
アーデルハイド付近の遺跡に眠っていたゴーレムで、全てを凍らせる力を持つ。大戦時最初にロールアウトしたゴーレムである。主人公達に発掘されて博覧会に展示されるが魔族に奪われる。
  • ディアブロ(深紅の暴風)
リリティア以前に発掘されていた炎攻撃が得意なゴーレム。リリティアと共に魔族に強奪されその力をヒトに向けて振るう。
  • バルバトス(魔弾の射手)
長距離砲撃を主としたゴーレムで射撃武装を多数装備している。砂漠を荒らしまわっている。隠しゴーレムの一体。
  • リヴァイアサン(海を征く者)
唯一海戦用に作られたゴーレム。内海で暴れまわり多数の船を沈めている。ストーリーにも関わるが戦わなくても済む隠しボス。
  • ベリアル(真銀の騎士)
マルドゥークに設置されているゴーレム。側面の巨大な車輪で動くという原始的な機体構造をしており、スピードを生かして両腕の槍で攻撃する。
  • ルシファア(灼光の剣帝)
1000年の長きに渡り、マルドゥーク内に封印されていた大戦後期のゴーレム。光の力を駆使する圧倒的な攻撃で主人公達を苦しめる。隠しゴーレム扱いで、戦わずやり過ごすことも出来る。
  • セト(深淵を統べる王)
1000年の長きに渡り、マルドゥーク内に封印されていた大戦後期のゴーレム。ルシファアと共に、大気圏外での活動が可能。闇の力を駆使して大規模な破壊を行う。ルシファアと同じく、隠しゴーレム。

ガーディアン(守護獣)[編集]

万物、果ては概念的な事象にまで宿る、八百万の神の様な超常存在。 エルゥや人間と共に、『秩序の輪』と呼ばれる星のエネルギーの循環システムを作り、星を繁栄させ、また守護してきたが、魔族の侵攻とその戦いによる星の生命エネルギーの減少、そして荒廃した環境に人々の心が疲弊した事で、その力はどんどん失われており、エルゥの残したほこらによりガーディアン同士の力を、相互に循環させる事でなんとか存在を保っている状況である。特にガーディアンロードと呼ばれるファルガイアに生きる命の心に関係するガーディアンは、ルシエドを除いてその存在さえ危うくなっている。

  • シトゥルダーク(みずのささやき)
水を司るガーディアン 玄武に由来
  • ムア・ガルト(れっかのいかり)
火を司るガーディアン 朱雀に由来
  • グルジエフ(だいちのうなり)
地を司るガーディアン 青龍に由来
  • フェンガロン(しっぷうのつめ)
風を司るガーディアン 白虎に由来
  • ディノギノス(やまのひびき)
山を司るガーディアン
  • イオニ・パウアー(せいじゃのかなしみ)
聖を司るガーディアン
  • ギィ・ラムトス(しのせっぷん)
死を司るガーディアン
  • ヌア・シャックス(らいめいのきば)
雷を司るガーディアン
  • ステア・ロウ(せんこうのいちげき)
光を司るガーディアン
  • ルカーディア(わだつみのこころ)
海を司るガーディアン
  • ソラス・エムス(てんのさばき)
天を司るガーディアン
  • アルスレート(ゆきのけっしょう)
雪を司るガーディアン
  • リグドブライト(ほしのかがやき)
星を司るガーディアン
  • オードリューク(いのちのほのお)
命を司るガーディアン
  • ドラス・ドラム(まかいのよびごえ)
魔を司るガーディアン
  • エクイテス(つるぎのまい)
剣を司るガーディアン
  • ゼルテュークス(じょうさいのまもり)
城を司るガーディアン
  • ダン・ダイラム(ときのはぐるま)
時空を司るガーディアン
  • ラフティーナ(あいのきせき)
愛を司るガーディアンロード
  • ジャスティーン(ゆうきのもんしょう)
勇気を司るガーディアンロード
  • ゼファー(きぼうのかけら)
希望を司るガーディアンロード
  • ルシエド
欲望を司るガーディアンロード、唯一実体を保っているガーディアンだが魔族に従っている。
  • 人間
ファルガイアを司るガーディアン。

秩序の輪[編集]

ファルガイアの均衡と繁栄を保つための生命エネルギー循環システム。
星の自然が豊かである事で、そこに住まう生命が繁栄し、その生命の持つ心の力により万物に宿るガーディアンの力が増し、そしてガーディアンの力により星の生命エネルギーは満ち、自然は豊かになるという物。
この作品に限らず、2nd3rdAC:Fにも同様のシステムがファルガイアに構築されていたが、いずれも崩壊している。

バトルシステム[編集]

基本はオーソドックスなターンバトルだが、独自要素も多い。ターンごとに上記のガーディアンを含む装備を変更することが出来る(その際の能力値変更も表示される)など、戦術的な幅は広い。

  • 左手装備
防御力を上げる盾、小手、魔力を上げる魔道書の他、属性リング(攻撃にその属性を付与、防御ではその属性を半減)、ステータス異常防止アイテムなど様々な種類がある。これを付け替える事が重要な戦術となる。
  • フォースポイント(FP)
戦闘中の行動(攻撃をする、受けるなど)によって溜まっていく闘気のようなもので、MPとは別物。バトルスタート時は常に0で、戦闘ごとにリセットされる。25毎に4段階のフォースアビリティがあり、溜まったFPを消費することでガーディアンの実体化(いわゆる召喚魔法)など強力な能力を発揮できる。前記の特性により、MPはいくらあっても初ターンでいきなり召喚魔法を使うことが出来ない、といった「縛り」となっている。またパラメーターの強化、100で満タンになると全てのステータス異常が治癒される、など溜める事での特典がある。
  • ガーディアン
ガーディアンの力を秘めたパワープレートをストーリーの進行につれて入手するが、それを装備することでパラメーターを一定割合強化できる。それを変更することで特性を変えたり、いわゆる召喚魔法の選択をしたりする。

ガーディアンブレード[編集]

  1. 1000年前にバシムが作り上げ広大な砂漠を生み出した武器。「絶対たる力」などと呼ばれ、多くの伝説として語り継がれている。
  2. 命のガーディアンと魔のガーディンの力を借りて作る命ある金属。失われたロディの左腕を治すのに用いられた。1は1000年前にこの金属によって作られた武器である。
  3. 欲望のガーディアン、ルシエドが変化した剣。魔剣ルシエド。ディバインウェポンという名称で入手できる。

ARM[編集]

ARMとは「Ancient Relics Machine」の略。古代の遺跡から掘り出した機械の総称。
精神をシンクロさせないと起動せず、シンクロさせられる人間は限られている。
魔族の体組織を利用して作られた1000年前の大戦の兵器であり、そして上記の限られた使用者が原因により、一般人の間では今もなお忌避されている。
因みに上記の「忌避されている」といった背景はタイトル毎に違っているが、全シリーズを通して「銃」という印象が強い。

下記はロディの使用できるARM一覧。

  • ハンディキャノン
小型のグレネード弾を発射できる小型の銃。
  • プリスムレーザー
拡散レーザーで敵グループを攻撃できる。
  • ABMランチャー
6発のミサイルを発射して敵グループを攻撃する。
「ABM」は「アンチビーストミサイル」の略称である。
  • ツインデバイス
精神感応式ユニットで2体のビットによる連携攻撃をする。
  • ナパームフレア
敵グループに火属性の高性能小型焼夷弾を発射して攻撃する。
  • バニシングレイ
携帯式荷電粒子砲で攻撃する。
  • ワイルドバンチ
加速して敵に突進する攻撃をする。
プレイステーションのロットによっては使用すると高い確率でゲームがフリーズしてしまう。The Best版にて修正されている。
  • アークスマッシャー
空間に作用する相転位兵器で敵全体に攻撃を行う。

魔法[編集]

本作(及びリメイク作AC:F)と2ndでの魔法は超自然的な現象や奇跡ではなく、単純に方程式の解として捉えられている。術式に地水火風といった要素(エレメンタル)を組み込む事で得られる結果が魔法という力なのである。

通常は地面に魔方陣を描き、その場所のエレメンタルを集め、複雑な術式に則った儀式をしなければならないが、特に戦闘ではそんな悠長な時間は取れない。そこで予めエレメンタルの力が込められた2つの紋章(クレスト)を組み合わせ、クレストグラフというカードに(縦軸と横軸にどのエレメンタルを組み合わせるか、レベル1or2、白or黒かといった術式を)記入しておく。そうすればクレストグラフに魔力を注入することで瞬時に発動させることが出来るので、比較的扱い易い魔法として普及している。これが紋章魔法クレストソーサーであり、その術者の女性形がセシリアのキャラクタークラスのクレストソーサレスである。

ゲームシステムとして見れば、本作では初期では32種類の中から必要とするものを選んで魔法が持てて、そしてまた別の場面では任意に書き換えることが出来る。特に初期は所持しているクレストグラフの数が少ないので(最終的には全種類分入手できる)、目的に合った魔法に書き換える事が重要になる。

この世界では特にクラン修道院が魔法学校として機能している。一般的に魔法の資質は女性の方が上で学ぶ者も大半が女性のため、全寮制の女子校となっている。

その他[編集]

ワイルドアームズシリーズはシリーズ毎に様々なキャラクター・モンスター・用語・お決まりのネタや台詞が共通して登場する。ただ、シリーズで時代や世界が繋がっているわけではない。(ただし5thではXFとの連動があり、サブイベントでのアイテムの受け渡しにより僅かではあるが世界が繋がっている事になっている)
  • 主なシリーズ伝統要素
    • 「ッ!」と語尾に付ける独特な台詞回し (金子氏曰く「惑星ロボ ダンガードAのオープニングテーマ『すきだッ ダンガードA』が元ネタ」らしい)
    • ARMという名の武器 (XFでは武器ではないものの物語に強く絡んでくるアイテムとして登場する)
    • 惑星ファルガイアが舞台 (遠い地球=far gaiaから生まれた造語。ただし英語版では「Filgaia」で表記される)
    • フォースポイント(FP)が大きな意味を持つバトル
    • パズル要素の強いトラップを解除しつつ進んでいくダンジョン
    • アースガルズ (ほぼ全シリーズに登場するゴーレム。作品によって大きさ、立場、役割が異なっている。一貫した特徴としては大きな2本の角と腕に搭載されたバリア機構である。4thの世界にはゴーレムが居ないのでファルメルのクラス名として登場する)
    • トニー (序盤に登場するサブキャラクター。これも作品によって年齢、職業等が異なっている。金子氏曰く「ワイルドアームズはトニーに始まりラギュ・オ・ラギュラに終わるゲーム」との事。シリーズが進むごとに『トニー』の年齢が上がる傾向が見られている。XFでは今までの人間という枠を超えて雑種犬となったが、シリーズで初めて主人公達のパーティに参加するという快挙を成し遂げた)
    • ラギュ・オ・ラギュラ (ゼットンをモチーフにしたシリーズ最強の怪獣。明らかにゼットンに酷似した体のパーツや「1000000000000℃」(1兆度)の火球を放つのが特徴。5thでは「-1000000000000℃」という物理法則を超越した温度で攻撃してくる)
    • 魔王アンゴルモア (元ネタはノストラダムスの『予言集』百詩篇第10巻72番に登場する「恐怖の大王」から。「The 7th Moon」という予言内容に関連した名前の技を使用してくる。3rdでは元ネタが降臨するはずだった1999年を過ぎた事から隠しボスから中ボスに降格し、『時代遅れの魔王』とまで称された。それ以降、強さに波はあるもののシリーズを重ねる事に弱体化していっている傾向がある。ハードがPS2に移った3rd以降デザインが大きく変更された。)
    • 這い寄る混沌 (フラットウッズ・モンスターをモチーフにした敵キャラ。ファルガイアを侵略する異星人であり、3rdでは這い寄る混沌関連のサブイベントが登場する)
    • ネクロノミコン (強力な効果を持つ魔道書、及び通常確率1%でそれを落とす雑魚敵。殊に本作WAと3rdでは入手すると魔法の威力が格段に跳ね上がる) (AC:Fまで)
    • シェリフスター (保安官バッジ。装備すると各パラメーター大幅上昇等、強力な効果を持つ装備アイテム)
    • OPのアニメムービー (4thまで)
    • 荒野の果てへ (なるけみちこが作曲したシリーズのメインテーマとも言える曲。本作ワイルドアームズのOPテーマである。5thを除き、全シリーズで流れる。シリーズによってはアレンジが加えられている)
    • パーティーメンバー単独でのシナリオを終えた後で、本シナリオがスタートする (AC:Fまで)
    • ヤキソバ (誰かの好物であったり一場面で出てきたりと毎作品どこかしらに登場する。スタッフのイメージではWAのヤキソバは日清製のイメージらしいが誰が決めたのかは不明)
    • スケベ本 (3rd以降では敵として出現。勝利時には各キャラ特有の台詞がある)
    • アーメンガード (3rdAC:F4thに登場する謎の少女。シリーズごとに記念日ことわざオカルト話が好きという設定で、PS2の内蔵時計の日にちに合わせてそれらにまつわる、ある意味妄言とも取れる様々な話を366日分も聞かせてくれる)
  • コンシューマーゲームにも関わらず他作品のオマージュやパロディが著しく多い。代表的なネタはラギュ・オ・ラギュラを筆頭とするウルトラ怪獣やその他特撮物の怪獣のパロディ(なお、これらのモンスターは基本的にモンスターデザイン担当の大窪哲也がデザインしている)。
  • 日本テレネットPCエンジン用ゲームソフト天使の詩II ~堕天使の選択~にはワイルドアームズの製作スタッフが幾人か関わっており、ワイルドアームズシリーズの設定にも天使の詩II ~堕天使の選択~に登場した用語や設定などがいくらか使われている(例:仙草アルニム、魔剣ルシエド、など)。

関連作品[編集]

アニメ[編集]

ゲーム[編集]

  • PS ワイルドアームズ
  • PS ワイルドアームズ PlayStation the Best 
  • PS ワイルドアームズ PS one Books 

和書[編集]

  • 攻略本:ワイルドアームズ 公式ガイドブック ザ・コンプリート
  • 攻略本:ワイルドアームズ 公式ガイドブック
  • 設定資料:ワイルドアームズ ~ファルガイア年代記~

漫画[編集]

  • ワイルドアームズ 花盗人(全2巻)

サントラCD[編集]

  • ワイルドアームズ オリジナル・サウンドトラック
  • alone the world ~ワイルドアームズ・ヴォーカルコレクション~
  • ワイルドアームズ Complete Tracks

ドラマCD[編集]

  • ドラマCD ワイルドアームズ

外部リンク[編集]

ワイルドアームズシリーズ
WA - WA 2nd - WA 3rd - WA:F - WA 4th - WA 5th - WA XF - アニメ - 漫画
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