クレヨンしんちゃんの登場人物一覧
クレヨンしんちゃんの登場人物(クレヨンしんちゃんのとうじょうじんぶつ)では漫画・アニメ作品『クレヨンしんちゃん』に登場する架空の人物を列挙する。
目次
野原家[編集]
- 野原 しんのすけ(声:矢島晶子)
- 本作の主人公。アクション幼稚園(アニメではふたば幼稚園)に通う幼稚園児。5歳。
- 野原 みさえ(声:ならはしみき)
- しんのすけの母。専業主婦。29歳。
- 野原 ひろし(声:藤原啓治)
- しんのすけの父。双葉商事に勤務するサラリーマン。愛車はアンジェリーナ号。35歳。
- 野原 ひまわり(声:こおろぎさとみ)
- しんのすけの妹。0歳。愛称「ひま」「ひまちゃん」。原作16巻、アニメでは「赤ちゃんが生まれたゾ」(1996年9月27日放送)で誕生。
- シロ(声:真柴摩利)
- 野原家の飼い犬。雑種。性別はオス。原作1巻、アニメでは「子犬を拾ったゾ」(1992年5月25日放送)で登場。道端に箱に入れられて捨てられていたところを、しんのすけが拾ってきた。初登場時は家の中で糞をする、みさえのお気に入りドレスを食いちぎるなどかなり行儀が悪かったが、次第に気弱ながらもかなり利口な犬となり、一度アイドル犬の代役として芸をこなした経験がある。また、床を汚したら怒られるので家の中で雑巾を足の下にひいたり玉乗りをしながら移動するなどかなり器用でもある。人間の言葉が多少理解が出来るほど頭は良いが(SF的な話では日本語を話すこともある)、飼い主のしんのすけがいい加減でいつもフォローばかりさせられ大変苦労している。それでもしんのすけの事は人間の中で一番大好きな存在である。「メグ」というメス犬のガールフレンドがいる(メグの飼い主も美人の為、しんのすけは2匹の仲を応援している)。得意芸は、体を丸め球状になる「わたあめ」と、仰向けになって手足で股間を掻きむしる「チンチンカイカイ」。原作初登場時は現在のデザインとは全く異なっていた。映画「嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲」では、しんのすけが尿意を催した際、しんのすけによってバスの運転を任され、その後、バスが柱に衝突して止まるまでバスのハンドルを握っていたことがある。
みさえの親族[編集]
- 小山 よし治(こやま よしじ)(声:坂口賢一)
- みさえの父。63歳。熊本県アソ市(現実の阿蘇市とは無関係)に住んでいる。中学校の教頭をしていたため厳格で頑固いわゆる古典的な九州男児だが(妻であるひさえ曰く天然記念物に相当するほど頑固である)、美人には弱い一面も見せる。若者には簡単に捻じ曲げられてしまう。対照的な性格である野原銀の介とは犬猿の仲。しかし、銀の介から「よっちゃん」というあだ名をつけられおり、子供のような言い争いをする程度で実際は仲がいい。趣味は写経と囲碁、NHKの朝のニュース、午後7時のニュースを見ることである。
- 小山 ひさえ(こやま ひさえ)(声:上村典子)
- みさえの母。58歳。料理が得意。押し入れを開けると物が流れ出てくるしまい方は娘のみさえに受け継がれた。
- また小山家三姉妹の輪郭もひさえのを受け継いでいる(特に現在のみさえは髪型も似せている)。
- また夫のよし治がアナウンサーや美人に弱くなる一面を除かせるとみさえと同様、目が釣り目になり怒る。
- 普段はおとなしい性格でよし治と野原銀の助の関係が犬猿の仲であるのに対し、こちらはひろしの母である野原ツルとも仲がよい。
- 小山 まさえ(こやま まさえ)(声:宮寺智子)
- みさえの姉(長女)。35歳。未婚。熊本在住。普段着は和装。中学教師で担当教科は国語(原作では月刊まんがタウン2005年12月号、アニメでは2006年6月9日放送「女3人寄っちゃったゾ」で判明)。そのため言葉遣いに厳しいが、素はイタズラ好きで、妹(次女)のみさえに怒られたりもする。しんのすけの事はそのおバカっぷりに呆れつつも、それなりに好いている様だ(しんのすけのみさえに対するおちょくり方は伯母譲りと思われる)。むさえが無職の身となった事をしんのすけから電話で聞かされてからは度々上京し、むさえをなんとか社会復帰させようとしている。三姉妹が勢ぞろいして喧嘩をする様はまさに“女三人姦し”く、誰も手が付けられない。酒を飲んで酔っ払った時も同様で、その時はひろしがその犠牲者となっていた。みさえがしんのすけのお仕置きでよくする「グリグリ攻撃」はこの人譲りである。(「女3人寄っちゃったゾ」より)
- 小山 むさえ(こやま むさえ)(声:根谷美智子)
- みさえの妹(三女)。26歳。未婚。数年前OLをやめて以降消息不明状態だったが、その理由は世界中の子供の写真を撮る写真家根画 ヒルム(アニメでは根画 ヒロム)の助手となり共に旅をしていたからだった。しかし「才能がない」と言われ絶望。社会から逃避の果てにアパートからも追い出され、野原家に転がり込み一日の大半を寝て過ごすニートとしてだらしのない生活を送っている。野原家の面々とは邪魔者扱いされることもあるが仲良く暮らしている。末っ子特有の子供っぽさがあり、精神年齢はしんのすけとあまり差が無いほどである。みさえと比べてややスタイルが良く、肌がきれいらしい。特にバストはみさえより大きく、かなり差があるらしい。1度かすかべ書店でアルバイトをしていたが、1日で辞めている(ただし、店長や中村からは失うには惜しい人材と言われている)。
- 原作44巻(アニメ07年11月30日Bパート「アルバイトしてみたゾ」)では師匠である根画の「才能がない」発言が、自身も自然写真だけでは食ってゆけず、酒びたりの生活をし、魂のこもっていないヌード写真ばかりしか撮らなくなってしまった点を諫められたことに対する反発に過ぎなかったことが判明した。さらにむさえが幼い頃いたずらで撮った父よし治の写真を、よし治が今も持ち歩いていたことに感激し、写真家の夢を取り戻す。また、しんのすけを幼稚園へ送りに行った際に、幼稚園の写真をよく依頼される女性写真家に出会う。折しも撮影旅行の助手を探しているところだった彼女は、むさえに助手の話を持ちかけ、むさえは快諾。荷物をまとめ、野原家に感謝しつつ旅立っていった。
- アニメでは現在も居候中。原作者の臼井儀人とアニメ版監督のムトウユージの思い入れの差がアニメ版の出番の多さに繋がっていると思われる。しかし2007年9月放送でよし治が野原家に来た時に「3ヶ月でカメラマンとして芽が出なかったら熊本に帰郷する」と猶予期間を与えられている。2008年1月11日放送で「次週むさえちゃんのソーダイな旅立ちを放送する」と告知された。またよし治が野原家に来るのとむさえの過去が明かされる(根画に才能がないと言われる)順番が、原作とアニメでは逆になっている。
ひろしの親族[編集]
- 野原 銀の介(のはら ぎんのすけ)(声:松尾銀三→チョー(429話Bパートより))
- ひろしの父。65歳。秋田県に住んでいる。しんのすけの輪郭や性格は銀の介そのもので、いたずらやギャグを好むお茶目なおじいちゃん。野原家に来る時は、連絡もせず突然現れたり、電話や手紙より早く来ることがある(野原家の玄関前で携帯電話で連絡していたことも)。
- 老人の割には世間の流行に敏感で、銀の介が運転する車の中でMr.ChildrenのCDを見つけたしんのすけに「じいちゃん、ミスチル聞くの?」と尋ねられ、それを肯定して「桜井君最高!」と言ったことがある。また、原作では、幼稚園バスの中で「TRFいってみるべ」とも言っている。
- 車の運転はとても荒れており、アニメの場面でしんのすけとみさえが秋田へ行ったとき、2人が乗っており時速100kmで走っていた特急たざわ号と並走し、2人を驚かせた。さらに秋田駅から家までは、みさえが安全運転をお願いしたにもかかわらず、またも暴走運転をした。
- 単車も運転する事ができ、一度単車で全国一周旅行をした事があり、その時滞在した熊本の旅館の女将に一度だけの対面だったが顔を憶えられていた。
- スター・ウォーズのパロディ「クレヨンウォーズ」に、野原家以外の親族として唯一登場した人物でもある。
- 趣味はグラビアアイドルの写真集を見ることと夜7時からの「女だらけの水中大運動会」、「トゥナイト」(アニメ内では初期の内容の事を指す)などの低俗番組やエロ番組を見ることである。朝のニュースはよし治とは対象的に民放(局不明)の「おめざめズームアップ」(日テレの「ズームイン!!SUPER」とフジの「めざましテレビ」を捩っている)である。
- 松尾銀三の銀の助とチョーの銀の助は若干性格に違いがあり、故人である松尾の銀の助は声質のためかチョーのものよりもやや軽めの性格で、ミーハーな部分が多々見られた。一方チョーの銀の助は松尾に比べ声質が低いためかややおとなしめの演技となっている。
- 野原 つる(のはら つる)(声:北川智繪)
- ひろしの母。62歳。みさえとは嫁姑関係にあるものの、とても優しい。銀の介ほどではないがいたずらや芸が好きで、しんのすけと風呂に入ったときは「オッパイフラダンス」や「オッパイで蝶結び」なる一発芸を披露した事がある。入れ歯をはめているが、その効果は銀の介の悪ふざけのノリが過ぎた際に投げてくる。
- 野原 せまし(のはら せまし)
- ひろしの兄。40歳。独身。農業を営んでいる。原作24巻に初登場。顔はひろしにそっくりだが、名前通り心が狭く無表情。しんのすけ曰く「秋田一のケチ」で、野原家に居着いた銀の介を連れて帰るために秋田からヒッチハイクで春日部に来たことがある。その後酒の飲みすぎで二日酔になり、野原家に2泊してから銀の介とともに帰宅した。
幼稚園関係[編集]
ひまわり組[編集]
かすかべ防衛隊[編集]
- しんのすけらが結成した組織。原作では11巻、アニメでは「かすかべ防衛隊だゾ」(1995年5月1日放送)で結成。春日部の愛と平和を守ることを目的としている。秘密基地は石坂みどりやまつざか梅の自宅。
- 風間トオル(かざま とおる)(声:真柴摩利)
- しんのすけ曰く大親友かつ「お互いのホクロの数まで知り尽くした関係」。
- 桜田ネネ(さくらだ ねね)(声:林玉緒)
- 可愛くて少しおませな女の子。
- 佐藤マサオ(さとう まさお)声:一龍斎貞友)
- 坊主頭とまるい顔からあだ名は「オニギリ(君)」。
- ボーちゃん (声:佐藤智恵)
- 名前の通り『ボー』っとした男の子。
かすかべ防衛隊以外[編集]
- 酢乙女 あい(すおとめ あい)(声:川澄綾子)
- アクション幼稚園ひまわり組の園児。原作では25巻、アニメでは「嵐を呼ぶ園児・酢乙女あい登場だゾ」(1999年11月12日放送)から登場。世田谷区の一等地から庶民の生活を知るために春日部に引っ越し、ふたば幼稚園に転園してきた。登場初期は通園時(車から出る時)にBGM(モーリス・ラヴェルの『ボレロ』)をかけて通園。ボディガードの黒磯という男を引き連れている。一般庶民を馬鹿にする発言を繰り返すので、特に桜田ネネといさかいを起こしていた。多くの男子園児(特にマサオ)を恋の虜とし、ただ一人まったく興味を示さなかったしんのすけをも虜にしようと紛糾するも、「オラ、子供には興味ありません」と言われ逆にしんのすけに恋をした。しんのすけを「しん様」と呼んでいる。非常に運動神経や思考能力に優れている。
ばら組[編集]
- 河村 やすお(かわむら やすお)(声:大塚智子)
- アクション幼稚園ばら組の園児。あだ名は「チーター河村」で、いつもヒョウ柄の服を着ている。運動神経に優れているが、しんのすけの運の強さには勝てずひまわり組との競技ではいつもしんのすけに負かされている。そのためしんのすけたちをライバル視している。まつざか先生の影響もあってひまわり組を馬鹿にする発言をすることもあるが、しんのすけたちとサッカーをしたりボーちゃんを「メンバーが足りない」とサッカーに誘ったりする場面があることから、嫌っている訳ではないようである。しんのすけには一度「ターキー井上」と間違えられた。「ジャクソン」という名の犬を飼っている(アニメではクリントン)。出現頻度が極めて低い割には初期から登場しているメンバーのひとり(容姿も同)。
- ひとし(声:志乃宮風子→横山智佐→永澤菜教)
- アクション幼稚園ばら組の園児。刈り上げの髪型。いじめっ子で、よくてるのぶとともに佐藤マサオをいじめていた。故意ではないものの、頻繁にしんのすけに泣かされている。最近は出てこない。
- てるのぶ(声:白石文子→白鳥由里→瀧本富士子)
- アクション幼稚園ばら組の園児。太っている。いじめっ子で、よくひとしとともにに佐藤マサオをいじめていた。ひとし同様、最近は出てこない。
幼稚園職員と関係者[編集]
- よしなが みどり(本名:石坂(いしざか) みどり)(声:高田由美)
- アクション幼稚園ひまわり組の先生。24歳。バスト89cm(原作4巻で判明。但し、サバを読んだ可能性もある)。旧姓「よしなが」。普段は優しい先生だが怒ると怖く、保育士とは思えないほど乱暴な言葉遣いになる。酒癖が悪く、アルコール類を飲むとすぐに暴れだすほどで、しんのすけの家庭訪問で暴れた事もある。この話は原作10巻、アニメでは「よしなが先生は酒乱だゾ」(1995年5月8日放送)でのエピソードである。石坂純一と結婚したが、そのすぐ後で本人が「旧姓で呼んでいい」と言ったため、引き続き「よしなが」先生と呼ばれている。この話は原作27巻、アニメでは「よしなが先生の新婚家庭だゾ」(2000年7月7日放送)でのエピソードである。髪型はポニーテールで原作では黒髪に赤いリボンをしているが、アニメでは茶髪に水色のリボンをしている。結婚前は「荒間荘(あらまそう)」というアパートに居住していたが、結婚後は高級マンション「ハイムニクバナレ」に転居。住まいをかすかべ防衛隊の秘密基地にされている。学生時代はワンダーフォーゲル部で(原作9巻で判明)、荒間荘のベランダからロープで降りたこともある。この話は原作9巻。アニメでは「恋するよしなが先生だゾ」(1994年9月26日放送(スペシャル))に登場する。演歌が大好きで、結婚前・本格交際前の石坂とのデートの際、流れてきた流行歌『北埼玉ブルース』を周囲が引くほど熱を入れて歌ってしまっている。なお、この件と、このときのデート現場での野原家との遭遇のドタバタとが、恋人関係へのステップアップのきっかけとなった。なお、『北埼玉ブルース』は過去に野原ひろしが歌った挿入歌で、臼井儀人が作詞し(原作3巻)アニメでは曲も付加された。最近はお笑い好きであることも顕著に見られ、近年はお笑い芸人の実名が出てくることも少なくない。しょっちゅうまつざか梅と喧嘩をしているが、決して仲は悪くない。(2007年5月18日放送分で「あなたがいなくなると寂しくなるわね~」と泣きながら語っていたため、いなくなってほしいとは思ってないよう。さらに盲腸で苦しんださい、松坂先生にひまわり組の保母をたのんだりなど、親友と呼べる関係である。(『よしなが先生が急病だゾ』))
母親も一度登場。(『よしなが先生のお見舞いだゾ』)
- 石坂 純一(いしざか じゅんいち)(声:坂東尚樹)
- 石坂みどりの夫。24歳(一度原作で28歳という表示であったことがあった)。石田純一に似ていると常日頃から自慢されているが、しんのすけには石倉三郎に似ていると言われることもある。友達程度の交際時代からのストーリーがある。気が弱く優柔不断なのが玉に瑕で、一時は破局寸前まで進んだこともあった。しかしアクション幼稚園での野外結婚式の際、予想外の大雨になり中止しかけたところを雨の中に突っ立って凛々しい姿で結婚宣言をし、来客からの喝采を博した。飯田橋にある「ツーリーブス産業」(双葉の直訳であろう)という会社に勤務。原作では課長に昇進した。
- 石坂 桃(いしざか もも)
- 石坂夫妻の娘。石坂みどりが、野原みさえに借りた本を返しに野原家へ訪れた際、陣痛が始まり、たまたま居合わせた大屋主代の助産により誕生。桃のようにかわいい女の子になってほしいということで「桃」と命名。アニメ未登場(アニメでは石坂みどりが妊娠すらしていない)。
- まつざか 梅(まつざか うめ)(声:富沢美智恵)
- アクション幼稚園ばら組の先生。24歳(一度原作で23歳という表示であったことがあった)。独身。身長は157.5cm(2005年3月5日放送「先生たちの健康診断だゾ」より)。男運が皆無で化粧が濃くてブランド品好き。ばら組の園児を鼻にかけており、よくひまわり組を馬鹿にしている(だが、しんのすけからは逆にいじられることが多い)。そのため石坂みどりと口げんかすることが多いが、決して仲は悪くない。まつざか三姉妹の三女で、姉は小学校の先生と中学校の先生。名前が三姉妹で松竹梅になっており、姉妹揃って男とは無縁。「梅」という名前を嫌悪している。
- 自称六本木生まれの六本木育ちだが、実際は田舎生まれの田舎育ちで、両親に電話をする際はかなりの地方なまりが出ている。両親は椎茸を栽培しており中学時代は「田植え娘」「田植え姫」の異名を持つほど田植えが上手だった。そのため、両親がスーパーに卸して販売する椎茸に顔写真を勝手にパッケージに入れられた。高級マンションの「マンションジュリアナ」居住と自称するが、実際は「瀬古井荘(せこいそう)」(原作8巻)、「ウマレ荘」(原作43巻)というボロアパートに居住。クレジットカードの債務に追われているため倹しい生活を送っている。
- このようにかなり虚飾が強く性格が悪いと思われがちだが、男に振られた二人の姉を気遣う、ラブレターを渡してきた男子高校生が勉強に手つかずになっていたのを知り「しっかり勉強して早く親孝行しな」とその高校生のためを思って振る(原作17巻)など、実は優しさも持ち合わせている。劇場版『伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』では、自らを犠牲にしてしんのすけたちを助けたこともある。しんのすけには「ゆがんだ性格」とよく言われるが、しんのすけの行動や言動で勇気が出て、沖合いまで流された園児を助けたり、石坂みどり(アニメでは高倉園長)に頼んで幼稚園バスで成田空港まで行き南米に赴任する徳郎を見送ったりするなど、自分がこのような行動が出来たことをしんのすけに感謝したこともある。一度、私立で給料の高い幼稚園に勧誘されたことがあるが、スカウトマンの幼稚園を馬鹿にした態度が気に入らず断っている。
- 恋人は行田徳郎。泥酔して階段から転げ落ち負傷し、サンタバーバラ接骨院で診察を受けた時に出会う。この話は原作では20巻、アニメでは「まつざか先生に春の予感だゾ」(1998年6月12日放送)。アニメでは消息を絶っている。
- 夢に彼氏として出てくるほどのドラキュラ好き。よしながとは対照的にヘヴィメタル好き(しかしヘヴィメタル好きが分かったのは10年以上前で、今果たしてヘヴィメタルを好きかどうかは微妙である)。一度、しんのすけに出された酒に酔ってしんのすけに襲いかかったことがある。原作43巻から、住まいをかすかべ防衛隊の秘密基地にされている。
- アニメでは初期は黒髪であったが、途中から緑がかったような色へ変化している。また初期から専用BGMがある。
- まつざか 松(まつざか まつ)(声:勝生真沙子)
- まつざか三姉妹の長女で、まつざか梅の姉。28歳。独身。中学校教師(原作20巻では高校教師と名乗っている)。竹とともにしんのすけを利用して幼稚園での醜態を行田先生に暴露させ、サンタバーバラ接骨院に入院中のまつざか梅を破局に追い込もうとしたが、失敗に終わったばかりか、幼稚園にとって梅がかけがえのない存在であることを思い知らされる。和服を着ていることが多い。
- まつざか 竹(まつざか たけ)(声:速見圭)
- まつざか三姉妹の次女で、まつざか松の妹でありまつざか梅の姉。26歳。独身。小学校教師。
- 行田 徳郎(ぎょうだ とくろう)(声:井上和彦)
- サンタバーバラ接骨院に勤務する接骨医。26歳。恋人はまつざか梅だが、骨を見ると梅そっちのけで趣味の骨収集に熱中するため破局の危機にも瀕した。その際はかすかべ防衛隊の協力で和解したものの、南米のチリで恐竜の骨を発掘するチームに参加し、原作24巻・アニメ「まつざか先生の恋の決着だゾ」(1999年9月3日放送)で任地へ発った。原作では45巻で帰国したが、ふとした誤解から再び仲違いが始まり、そんな中徳郎はアフリカで恐竜の骨を発掘するチームに参加、梅は新たな男性に婚約を申し込まれ困惑する。構わず赴任の支度を始める徳郎だが、かすかべ防衛隊に説得されどうにか婚約者から梅を取り戻し、帰国後にプロポーズすることを約束し任地へ発った。しかし現地のホテルで発生したテロに巻き込まれ死亡(まんがタウン2007年9月号)。アニメではチリ赴任以来音沙汰なしである。ニックネームは「徳さん」。苗字は埼玉県行田市に由来する。
- 上尾 ますみ(あげお ますみ)(声:三石琴乃)
- アクション幼稚園の先生。23歳。原作では21巻、アニメでは「新しい先生は変わってるゾ」(1998年7月10日放送)から登場。はじめ骨折して入院したまつざかの代理先生として幼稚園に来たが、まつざかが復帰した後も引き続き勤務している(アニメではさくら組を担任)。当初は極端な恥ずかしがり屋で園児と接することもままならなかったが、現在はおおかた改善されている。普段はおとなしいが、眼鏡をはずすと性格が豹変し、思っていることがすぐ口に出る粗野な女になる。これは近視で眼鏡がないとほとんど何も見えないらしく、何も見えないと怖さが軽減され何ごとに対しても強気になれるからと本人が説明している。「ジョージ」という名の藁人形を携帯している。酢乙女あいのSP・黒磯に恋をしていて、両思いなのだが、なかなかうまくいかない。何か起こると携帯電話のムービーやカメラを駆使して一人興じている。携帯カメラに限らず、写真機、ハンディー型ムービーなどを扱う場面も見られる。また、パソコンに関しては高い技術・知識をもっており、「上尾のお部屋」というウェブサイトを開設しているが、訪れる者はいないらしい。このときの上尾は眼鏡をかけていてもすごい勢いである。ちなみにこの時、風間が「でも325人がこのサイトに訪れてるじゃないですか」と言うと、上尾は「(それは)自分で自分のサイトに訪れただけ」と言った。苗字は埼玉県上尾市に由来する。
- 熱繰 椎造(あつくる しいぞう)(声:田中一成)
- 出産休暇をとった石坂みどりの代理先生。アニメでは幼稚園研修生。22歳。独身。初登場は原作39巻、アニメでは「あつくるしいゾ」(2005年8月26日放送)。その名の通り暑苦しい性格で、典型的な体育会系教師である。出勤初日に寝坊をしてしまい、自宅のある大宮から走って春日部に来た。はじめは園児や職員からも煙たがられていたが徐々にうち解けていき、運動会後退任するもこれを撤回させようと園児たちが職員室に立てこもる事件が発生するほどまでに慕われた(若い幼稚園教諭も止めるどころか乗ってしまう)。この話は原作42巻、アニメでは「しいぞう先生やめないで!だゾ」(2005年11月11日放送)。「立派な幼稚園の先生になって帰ってくる」と誓い、原作42巻、アニメでは「さよならファイヤー!だゾ」(2005年11月18日放送)で幼稚園を去った。2006年2月3日放送「しいぞう先生と雪遊びだゾ」にて再登場し、園児たちと雪遊びに興じた。
- 幼少時、ウサギに手を咬まれて以来ウサギ恐怖症。それもオレンジ色好きな椎造がウサギの食べていたニンジンをとって食べようとしたためで、椎造は今までウサギが故意に咬んできたと考えていたが、それが誤解だということを思い出しウサギ恐怖症を克服した。この話はアニメ「苦手をコクフクするゾ」(2005年11月4日放送)。好きな言葉は「熱血」「熱烈」「熱中」「熱心」。好きな場所は熱海。好きな曜日は火曜日。嫌いな言葉は「クールビズ」。洋服には暑い・熱いものの名前がプリントされてあり、「キャンプファイヤー」や「火打ち石」、「熱帯夜」などさまざまである。さいたま市大宮区のアパート「カキクケコーポ」に居住。
- 高倉 文太(たかくら ぶんた)(声:納谷六朗。2013年まで。→。森田順平。2015年10月9日から。)
- 48歳。アクション幼稚園の園長。四国出身。ヤクザ風の強面のためしんのすけに組長呼ばわりされたり、石坂みどりに「ソープに売らないで」と言われたりしているが、根は優しくて気が小さく泣き虫。ネネちゃんに「泣き顔も怖い」と言われたことがある。家庭訪問に行くと近所の住民に凶暴な借金取りと誤解され、警察官が出動する騒ぎになったこともある(もっともこの場合は、本人が幼稚園で時々やっている凶暴な借金取りのモノマネを、しんのすけに野原家の玄関の前でやるようにいわれ、それをたまたま近所の人が見かけてしまい、誤解されたのである)。ただ「組長」と呼ばれたときには泣きながら「園長です」と言うことがあるかと思えば、特に初期において、その気になって任侠モードに入ってしまうこともある。初登場の原作1巻(アニメでは1992年5月4日放送「任侠ひまわり組だゾ」)ではしんのすけに「地上げ屋さん」と言われ、園児からも敬遠され自信をなくしていたが、園児からチンピラを追い払ったことがきっかけで徐々に自信を取り戻す。当時は右頬に傷があるかなり怖い顔であったが、現在は比較的穏やかな顔つきである。また、最近では子供どころか先生にも話を聞いてもらえないことが多く、そのたびに落ち込んでいる。趣味はカメラだが、長年やってきたのにもかかわらず、しんのすけとのカメラ対決でしんのすけの撮った「撮る人は撮られる人」と言う写真が雑誌の最優秀賞に選ばれたのに対し、自分の写真は落選したことがある。ちなみにこの話は唯一しんのすけが彼を「園長」と呼んだ話でもある(しかし、いつもの癖で「組長です」と答えてしまう)。上京したての頃、怖い顔のため周囲に避けられ落ち込んでいた時、ただ一人優しく接してくれたのが幼い子供だったので、「子供たちの役に立ちたい」と幼稚園の設立を決め、現在に至る。幼稚園で自分の初上京した日を毎年休園日にしている。またアニメ特別編の際のナレーションは大抵彼によるものである。
- なお、名前は高倉健と菅原文太に由来していると思われる。
- 高倉夫人(声:滝沢ロコ)
- 高倉文太の妻でアクション幼稚園の副園長。下の名は不明。通称園長夫人。夫とは基本的に仲が良いが、たまに「納豆にネギを入れなかった」など、些細なことで喧嘩をする。しんのすけに「極道の妻」と呼ばれたことがある。遠足の下見の前日、栗ご飯を六杯食べて下痢をした経験がある(そのため、かわりに上尾先生が園長と下見に行った)。
園児の保護者[編集]
- 風間 みね子(かざま みねこ)(声:玉川紗己子)
- 風間トオルの母。みね子という名前は原作45巻(初出『月刊まんがタウン』2006年5月号)で判明した。美人ではあるが、化粧はかなり濃い。自慢好き。息子のトオルを溺愛しており、トオルがトイレで用を足した後、その尻を拭いている。しんのすけが遊びに来たとき、「いやらしい下着を着てる」と言われて風間くんは泣き叫びながら否定したが、実はかなり大胆な下着を着ていた。とても変な人というイメージがあるが、実際は息子思いの優しい母親である。趣味は男装。原作とアニメではデザインが異なる。
- 風間くんのパパ
- 風間トオルの父。仕事で豪州のパースに赴任。息子思いの優しいサラリーマンの父親。アニメ未登場。
- 桜田 もえ子(さくらだ もえこ)(声:斉藤庄子→萩森侚子(98話Bパートより))
- 桜田ネネの母。28歳。もえ子という名前は原作37巻、アニメでは「雨にも負けず風にも負けないゾ」(2005年12月16日放送)で判明した。普段は優しいのだが、しんのすけに猫を被っており、しんのすけが家に来る度おやつの時間を台無しにされるので、そのストレス解消の為にうさぎのぬいぐるみを殴ったり蹴ったりするという二重人格的な面を持っている。なお、そのうさぎのぬいぐるみは家中の各所に隠してあり、時には外出の際にも持っていく。空気を入れて膨らませる非常用のうさぎもある。野原一家の図々しさには辟易しており、みさえとも時々対立する。「ネネママセヴン」に変身し、巨大化したぬいぐるみウサちゃんと戦ったことがある。現場に居合わせた川口によると若作りしているとのこと。この際に何故かヒーローであるはずのアクション仮面が応援に回っているが、恐らく彼が等身大ヒーローであるためであると考えられる。作る料理は常に「しつこいお味」。
- ネネちゃんのパパ(声:大滝進矢)
- 桜田ネネの父。クールな性格で、近所で評判の男性。野原一家とはお花見で会うことが多い。眼鏡をかけている(原作37巻では眼鏡をかけていないうえ、顔の印象もアニメとは大分異なる)。毛虫が嫌いであり、見ると錯乱してしまう。
- マサオくんのママ(声:大塚智子)
- 佐藤マサオの母。少し小太りで、顔はマサオくんにそっくり。テニスをしている。原作の連載初期では姿形が違っている。みさえとは仲が良いが、しんのすけには困らせられる事もたまにあり。
- ボーちゃんのママ
- ボーちゃんの母。原作10巻のしんのすけたちかすかべ防衛隊がボーちゃんを探ろうとする話に、一度だけ影のみで登場したことがある。この時、しんのすけたちはちんどん屋に気をとられ詳細は掴めなかった。アニメでは影さえも登場していないが、映画『嵐を呼ぶジャングル』ではしんのすけたちの親はボーちゃんの母親のことを知っている旨の発言がある(ただし姿の登場はない)。風間くん・ネネちゃん・しんのすけ・マサオくんで顔を想像して描いたことがある。
- 黒磯(くろいそ)(声:立木文彦)
- 酢乙女あいのボディガード。下の名は不明。サングラスをかけ、黒いスーツを着ている。あいを常にガードしており、送り迎えの車の運転もしている。仕事柄、口数は少なく感情はあまり表に出さない。しかし隠しごと(ゴルフクラブで盆栽やブロンズ像を壊した、豆大福をつまみ食いした等)があり、あいに弱みを握られている。上尾ますみに恋をしていて、両想いなのだが、なかなかうまくいかない。またネネが一時期恋をし、しんのすけにラブレターを渡させたが、名前が書かれていなかったため、しんのすけがラブレターを書いたと誤解したことがある(原作30巻)。このときも、あいに悩みを持っていると指摘された。翌日しんのすけに「自分のことは忘れてくれ」と断ったが、張本人のネネはすでに黒磯のことを忘れていた。カラオケの十八番は『鉄道唱歌』(アニメのみ)。映画「バイオ・ハザードランプ」シリーズの女優ミラジョボ・ビッチビチの大ファン(まんがタウン2007年12月号)。苗字は栃木県の黒磯市(現那須塩原市)に由来すると思われる。
またずれ荘の住人と関係者[編集]
またずれ荘住人[編集]
- 大屋 主代(おおや ぬしよ)(声:佳川紘子)
- またずれ荘の大家。ガス爆発によって一時期家を失った野原一家をまたずれ荘に入居させてくれた。憂さ晴らしに部屋の抜き打ちチェックを行って住人いびりをするなど意地悪なところがあるが、原作ではペット持ち込み禁止のまたずれ荘にシロを連れてきたしんのすけを見逃してあげたり、ひまわりと打ち解けて和気藹々と遊んだりする心優しい一面も見せている。子供嫌いを自称しているが、その理由は30年前に夫と3歳の娘を交通事故で亡くしたためであった(原作のみの設定)。趣味は、入れ歯の形をしたパズルを高く積み上げる立体パズル「入れ歯タワー・中級者編」に挑戦すること(だが、上階のしんのすけが暴れるのでしょっちゅう崩れる)。元助産師で、原作では野原宅で産気づいた石坂みどりの助産を引き受けた。アニメでは「大家 主代」。
- 四郎(よんろう)(声:桜井敏治)
- 野原一家の隣人で、203号室(アニメでは201号室)の住人。外見はいわゆるオタク・アキバ系である。大学受験に三浪し、4年目も名前の通り四浪になりそうだったが、無事に東大こと東京カスカビアン産業大学に合格した(野原夫妻は東京大学と勘違いし、出世した時のお礼を期待して手厚いもてなしをしていた)。しんのすけといざこざを起こし部屋の壁に穴を開けてしまい、そこからしんのすけが乱入して勉強を妨害されたり、また野原一家との交流があったりした。なお、この穴はアニメではみさえがまたずれ荘を去った時に大屋に修理代をそっと渡していたが、原作ではオマタが崩壊したまたずれ荘を建て直した際にこの穴まで再現してしまい残されている。眠れない時、しんのすけに言われて羊のかわりにレースクイーンを数えながら眠ろうとしたら、興奮して眠れなくなったことも。また、みさえを数えたら気持ち悪くなった。モーニング娘。(当時のメンバー)では断然安倍なつみが好き(原作30巻で、野原一家と『ミュージックステーション』を見ていた時に判明。アニメでは2001年6月29日放送「お隣とつつぬけだゾ」で判明)。新潟県出身。
- 屈底 厚子(くつぞこ あつこ)(声:石川寛美)
- 18歳のギャルママで、205号室住人(原作ではまたずれ荘の住人ではない)。その名の通り常に厚底靴を履いている。みさえの子供に対する躾に感銘を受けたことから(アニメでは娘・アツミを助けてもらったことから)、みさえを「先輩」と呼んで尊敬している。原作では笑った表情をみせない。
- 屈底 アツミ(くつぞこ あつみ)(声:杉本沙織)
- 厚子の娘。2歳だが、既に厚底靴を履いていたり、「イケテル」が口癖であったりと、既にコギャル化している。ひまわりとは仲がいい。自分の言うことを聞いてくれないと、鼻糞をつけてくる癖がある。
- 屈底 アツシ(くつぞこ あつし)
- 厚子の夫。トラックの運転手をしている。アニメ未登場だが、原作でも名前が出ただけで姿を見せたことはない。
- にがりや 京助(にがりや きょうすけ)(声:石森達幸)
- またずれ荘の定住者ではないが、張り込みのため205号室(アニメでは204号室)を借りた、タウン警察署麻薬取り締まり課の刑事。身分を隠すため、汚田とは親子関係で「顔が原因で妻に逃げられ、さらには腕を骨折した」という設定になっていた。原作ではさらに「覗き趣味のある親子」と誤解される。モデルはドラマ『踊る大捜査線』で和久平八郎役を演じていたザ・ドリフターズの故いかりや長介(原作・アニメともに登場時はまだ健在であった)。いかりや長介の死去により、二度と登場しないと思われていたが、原作ではまんがタウン6月号、アニメでは「知らない人にはついていかないゾ」(2006年7月21日放送)で汚田と共に久しぶりの登場を果たした。
- 汚田 急痔(おだ きゅうじ)(声:福山潤)
- またずれ荘の定住者ではないが、張り込みのため205号室(アニメでは204号室)を借りた、タウン警察署麻薬取り締まり課の刑事。身分を隠すため、にがりやとは親子関係で「カードの使い過ぎで自己破産し、一発ギャグ発作病(5分に一度一発ギャグを発してしまうという、にがりやが創作した架空の病気)を持つ息子」という設定になっていた。モデルはドラマ『踊る大捜査線』で青島俊作役を演じていた俳優の織田裕二。
- 役津栗 優(やくづくり(アニメでは「やくつくり」) ゆう)(声:大本眞基子)
- 役者志望の女性で、201号室(アニメでは203号室)住人。普段から色々な役作りに徹しているため性格・容貌・服装がコロコロ変わる。ノーメイクだとおとなしく内気だが、メイクをすることで性格を変幻自在に変えることができる。「劇団四毛」主宰者の演出家・しじみこう太を尊敬し、同劇団のオーディションを受けるも、しじみに「メイクをするな。本当の自分をさらけ出せ」と酷評される。そこでしんのすけに恥ずかしくならない心得を教わり、内向的な性格は改善された。その甲斐あって二度目のオーディションは上首尾に終わり、念願の劇団四毛入団を果たし、入団早々大役に抜擢される快挙を成し遂げる。原作33巻・アニメ「さよなら優ちゃんだゾ」(2002年5月11日放送)で劇団の宿舎に引っ越し、またずれ荘を去った。
- 玄武 岩男(げんぶ いわお)
- ニューハーフで、204号室住人。ニューハーフ喫茶に勤務しており、源氏名の「スーザン 小雪」(すーざん こゆき)で呼ばれることが多い。既婚で、国内シェアベスト3に入る下着会社(株)ゲンブ元社長(現在は息子の玄武タツヤが継いでいる)・グリーンベレー隊員(米国陸軍特殊部隊中佐)・交通法規を守る優良暴走族「16号の黒豹」初代総長と型破りな経歴の持ち主であるが、「過去は捨てた」として現在はニューハーフを生業としている。原作のみのキャラだが、映画『伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』に登場するオカマバーのママ(声:長州小力)は姿形が玄武岩男そのものである。
- オマタ
- モロダシ共和国(旧名モロダシ王国)の王子で、206号室住人。原作のみのキャラ。みさえに「母国の家族に貢ぎ、不景気で仕事が見つからず困っている」と思い込まれていたが、実はモロダシ共和国の王子で非常に裕福な生活を送っていた。父親オオマタに婚約者を勝手に決められたことを快く思わず、自分で婚約者を見つけ出すために無断で訪日した。ヘマタという付き人がおり、自国のハイテク通信衛星を駆使し、約1万人の王室親衛隊を各国に散らばせ日本にやってきた。
- 日本とモロダシ共和国では美男・美女の基準が正反対らしく、神田鳥忍に一目惚れし一時期交際した。その後父オオマタも訪日し、あっさり忍と結婚することを認めたため忍はモロダシ共和国女王になるところだったが、忍にはプロレスラーになる夢があったため結婚を拒否。そこでオマタは「1分で僕を倒せなかったら結婚する」との条件で忍と戦うが、58秒でダウンとなったため二人は泣く泣く別れた。しかしオオマタは自分で婚約者を捜し出すオマタに感心し、婚約者を捜しに世界中を旅し、42巻で結婚している。ちなみに相手は日本からみれば美人であった(つまり、モロダシ共和国からみればそうではない)。
- また、モロダシ共和国ではビートたけしの一発ギャグ「コマネチ」は相手に敬意を示す挨拶、相手の両鼻に指を入れる行為はキス、その際に指を第2間接まで入れる行為はディープキスに相当する愛情表現である。またずれ荘に入居したのも、「またずれ」がモロダシ共和国の原語マタワリ語で「愛」を意味するからだった。冗談好きのお茶目な性格は父親譲りで、冗談が受けないとその場で縊死自殺しようとする。気前がよく、人から親切にされたり感銘を受けたりすると金の勲章を授与する癖がある(しかもその勲章は日本円にして時価数十万円もする本物の金。モロダシ共和国は金の産出率が世界一らしい)。日本語は少し話せるが、マタワリ語を話す場合は吹き出しの台詞が横書きになり、ひらがながすべてカタカナに置き換わる。結婚式の時、しんのすけと車で走行中にテロリストに襲われ拉致されたことがある。ちなみにテロリストの主犯はモロダシ共和国の副首相だった。
麻薬売買組織[編集]
- ステロイド 麻酢尾(すてろいど ますお)(声:真殿光昭)
- にがりやと汚田が追っていた、麻薬売買組織「モルヒーネ・ファミリー」の人間。くどい顔をしている。リサ・アスピリンに「ビッグになってくる」と言い残し旅に出たが、紆余曲折を経て麻薬売買組織に入り麻薬密売者となってしまった。リサに会うためまたずれ荘周辺に出没していたが、その際しんのすけ・汚田と知り合った(この時点では麻酢尾は汚田が刑事であることを知らず、汚田も麻酢尾が扮装していたため麻酢尾だとわからなかった)。リサの気持ちを察し麻薬売買組織から足を洗おうとするも、にがりやたちに見つかり御用となった。しかしその際麻薬売買組織に派遣された殺し屋に命を狙われ、またずれ荘の住人全員が人質にされる大事件にまで発展した。が、しんのすけのおかげでステロイドと殺し屋は罪を償う決心をし、事件は円満解決に終わった。その後、麻薬売買組織「モルヒーネ・ファミリー」は壊滅した。ところが、原作ではしんのすけが殺し屋のもっていた手榴弾のピンを引き抜いてしまったため、手榴弾がまたずれ荘に投げ込まれ爆発、またずれ荘は崩壊した。しかし、崩壊を知ったオマタと鬼瓦築造たちの力で同様のくたびれ具合の材木が集められ、まったく同じ元の状態で建て直された。
- リサ・アスピリン(声:小林沙苗)
- ステロイド麻酢尾の恋人で、モデルをしている。またずれ荘の向かいのマンションに住んでいる。
(有)鬼瓦リフォームと関係者[編集]
- 鬼瓦 築造(おにがわら ちくぞう)(声:辻親八)
- 建築会社(有)鬼瓦リフォームの社長で、娘のカンナ・八根浦工事とともに野原宅を建て直した。典型的な職人かたぎで、少しでも気に入らないこと(納豆のタレ袋を開封するのに失敗してタレがこぼれる、卵かけご飯を作る時にお椀から白身がこぼれる、ティッシュを取ろうとしてティッシュが破ける等)があると仕事を投げ出すため、野原宅が出来上がるまでに大幅に時間が掛かることになる。ペロペロキャンディー好き。妻に先立たれている。熱狂的な阪神ファンであり、背中に虎の入れ墨を彫っている。
- 鬼瓦 カンナ(おにがわら かんな)(声:茂呂田かおる)
- 鬼瓦築造の娘で、(有)鬼瓦リフォームの社員。しっかり者で、幼稚な父の築造に手を焼いている。
- 八根浦 工事(やねうら こうじ)(声:檜山修之)
- (有)鬼瓦リフォームの社員。ひそかに鬼瓦カンナと交際するも築造に認められずにいたが、大工の腕比べで直向きさが認められ、交際を許してもらえた。
- 白猪 天子(はくいの てんこ)
- タウンクリニックの婦長。独身。鬼瓦築造がぎっくり腰で入院した時に出会い、一目惚れした。原作のみのキャラ。
劇団四毛[編集]
- しじみ こう太(しじみ こうた)(声:岸野幸正)
- 劇団四毛(げきだんしけ)主宰者の演出家で、日本演劇界の鬼才。ひそかに役津栗優を偵察し、彼女を「30年に一人の逸材」と高く評価した。なぜかいつもラーメンをすすっている。モデルは劇団四季の代表であり演出家、浅利慶太。"あさり"と"しじみ"をかけている。
友達関係[編集]
しんのすけの友達・知り合い[編集]
大原ななこの家族、親友[編集]
- 大原 ななこ(おおはら ななこ)(声:紗ゆり)
- しんのすけが恋をしている女子大生。20歳。保育士志望。しんのすけとの馴れ初めは、目のごみを取ってあげたことから。アパート「メゾン毒とかげ」(アニメでは「メゾン・ド・黒トカゲ」)で一人暮らしをしている。「うっちゃり寿司」という寿司屋でアルバイトをしたこともあった。
- 原作では茶髪であるのに対し、アニメでは黒髪で容姿もかなり異なっている。また、アニメではしんのすけの事を「しんちゃん」と呼んでいるのに対し、原作では「しんのすけ」と呼び捨てにしていたりする。
- 名前の元ネタは、月刊誌『クレヨンしんちゃん特集号』(現・『まんがタウン』:双葉社)に連載されていた『気ままにカジタくん』の作者、大原ななこ。顔は松嶋菜々子をモチーフにしている。
- 大原 四十郎(おおはら しじゅうろう)(声:麦人)
- 大原ななこの父。主人公の豪快な生き方を描く「豪快」シリーズ小説を25年に亘り執筆し続けるベストセラー作家であるが、四十郎自身はその正反対な性格で、極度の娘心配性。ななこのことが心配になると原稿の締め切りが迫っていてでも会いに行き、遠出する際は必ずついていく。ななこと親密なしんのすけに対してかなりの敵愾心を燃やしており、「お義父さま」呼ばわりされて激昂することも。シナリオ教室の講師を兼任している。
- 鈴木 けんすけ(すずき けんすけ)(声:成田剣)
- 大原四十郎の担当編集者。32歳。出版社フタバ出版(アニメではミツバ出版)に勤務。原作41巻・アニメ「オラをスキーに連れてってだゾ」(2006年1月27日放送)では、四十郎が原稿の締め切りに近づいているのにもかかわらず、ななこ・忍・しんのすけがスキーに行くのについていき、結果、鈴木もついていった。元テニスインストラクターで、散らかったテニスボールを箱に戻す癖がある。ホームパーティー好き。
- 神田鳥 忍(かんだどり しのぶ)(声:大塚海月)
- 大原ななこと同じ大学の友人で、女子プロレス同好会在籍。強靱な筋肉を持つ大柄な女性。原作ではモロダシ共和国の王子オマタに求婚されモロダシ共和国の女王になるところだったが、プロレスラーになる夢を捨てきれず結婚を断念した。モデルは、女子プロレスラーの神取忍。
埼玉紅さそり隊[編集]
- ふかづめ竜子(ふかづめりゅうこ)(声:伊倉一恵)
- 埼玉紅さそり隊という1980年代のようなレトロなスケバングループ(3人なのでトリオ)のリーダー。17歳で、高校3年生。本名「桶川 竜子(おけがわ りゅうこ)」。しかし不良少女としての素質はなく、むしろお笑い芸人の素質があり、しんのすけからお笑い芸人扱いされ「師匠」と呼ばれている。女子高生ながら携帯電話やルーズソックスを嫌う。家では密かにセーラームーンのコスプレをしたりする。ウサギやイチゴ、クマ柄のパンツを穿いている。男子高校生に暴行を受けた老人を助ける、決闘を申し込んだ女子高生の母親が交通事故に遭い、アルバイトをしてお見舞い金を贈る(アニメでは、けがをした猫を助けるために金を集めた)、母親と喧嘩し不良になろうとした風間を密かに諭すなど情に厚い一面もある。苗字は埼玉県桶川市に由来する。
- 魚の目お銀(うおのめおぎん)(声:星野千寿子)
- 埼玉紅さそり隊隊員の女子高生。×印のマスクとロンタイがトレードマーク。可愛い唇をしていて不良に似合わない為マスクを着用している。母親との二人暮しである。42巻では母親が病気で入院し、治療費を稼ぐために白ヘビ宅急便にアルバイトをしていた。そのため、紅さそり隊の集会には度々遅れていたが、その後母親は退院し元気になった。
- ふきでものマリー(声:むたあきこ)
- 埼玉紅さそり隊隊員の女子高生。体型は太っている。魚の目お銀の母親が入院していた時には、2人の気持ちを知っていて困った時期もあるが、とても友人思いな少女である。
みさえの友達[編集]
- 本田 ケイコ(ほんだ けいこ)(声:高山みなみ)
- みさえの友人。熊本県出身。中学・高校時代の同級生。年下の夫と0歳の長男を持つ。29歳。愛称「おケイ」、旧姓「最上川」。結婚前はフリーライター。しんのすけから「高望みして婚期を逃し、年下の男を巧く騙して結婚した」などと言われている。ケイコの出産時にはしんのすけが一役買った。出産病院は嵐産婦人科(原作では「流(ながれ)産婦人科」)である。声が高山みなみであることから、2002年9月28日放送(スペシャル)「トレジャーハンターみさえ 酢乙女家の一族」において、名探偵コナンのパロディ「名探偵コシン」でナレーションをさせられた。一軒家住まい。原作では埼玉県戸田市にある高級マンション「メスライオンズマンション」に転居した。オートバイの運転免許を持っており、転倒事故を起こして足を骨折した事がある。高山のギャラが高騰したためか、近年はあまり登場しない。
- 本田 悟史(ほんだ さとし)(声:永野椎菜→鈴木琢磨)
- 本田ケイコの夫。21~22歳(ケイコより7歳9ヶ月年下)。イラストレーター。アニメ好きで、アクション仮面のビデオやフィギュアをたくさん持っている。
- 本田 ひとし(ほんだ ひとし)(声:天野由梨、水田わさび(代役))
- 本田夫妻の息子。愛称「ひと君」。いつも笑っている。アニメではまだ0歳の赤ちゃんだが、原作では成長し立って少し喋るようになり、スイミングスクールに通っている。
- よしこ(声:水谷優子)
- みさえの旧友、漫画家。ベレー帽がトレードマーク。アクション仮面やカンタム・ロボなどのコレクターでもあり、しんのすけにまで指摘されるほどの、生粋のオタク。アシスタントが病気でダウンした際、みさえにバイト代と高級料理をえさにして手伝わせたが、しんのすけの落書きで台無しになる。しかし、それを怒りもせず、センスがあるとほめて、二人で「ワッハッハ」とアクション仮面の笑いをやるなど、しんのすけに対して広い寛容と理解、共感を示す。なお、このときの「高級料理」は、「バタフ社新人賞授賞式」のパーティであった。また、みさえとしんのすけを、「コミックマーケット46」と思われるイベントに連れ出し、同人誌やコスプレの魅力を教える。もちろん女性であるが、名前や行動から臼井儀人を意識したものとも考えられる。アニメオリジナルキャラクター。なお、このとき美少女戦士セーラームーンのパロディ、美少女軍団セーラームフーンHが登場した。
双葉商事関係[編集]
- 川口(かわぐち)(声:中村大樹)
- 双葉商事の社員で、ひろしの部下。24歳独身。草加ユミに恋をしており、過去にまつざか梅と交際したこともあるが、彼女はいない。ひろしのよき理解者でもあり、ひろしが欲しがっているものを買ってきたりもする。苗字は埼玉県の川口市に由来。
- 草加 ユミ(くさか ゆみ)(声:本井えみ→三浦雅子)
- 双葉商事の女性社員。ひろしはよく鼻の下を伸ばしている。ひろしと知り合ったきっかけは、入社前に死んだ「ゴンザレス」というペットのサルがひろしと顔が瓜二つであったため。ひろしは彼女と交際する夢をよく見ているが、いつも散々な終わり方をしている。苗字は埼玉県の草加市に由来。
- 部長(声:郷里大輔)
- 双葉商事の部長で、ひろしの上司。本名不明。ひろしは彼の夢をよく見ては魘されている。泣き上戸である。
- 課長(声:不明)
- 双葉商事の課長。野原一家は新築の課長の家に商品券を持って訪ねた。既婚。しんのすけとアクション仮面の歌を歌った。アニメオリジナルキャラクター。
春日部(アニメでは春我部)の住人[編集]
- 北本(きたもと)(声:鈴木れい子)
- 野原家の隣人。お喋り好きで、みさえと夕暮れになるまで立ち話をすることもしばしば。噂好きで「歩くワイドショー」という異名をもつ。甥にアメリカ人のロベルト・マクガイヤーがいるので、英語を流暢に話す。アニメのクレジットタイトルでは「隣のおばさん」名義である。苗字は埼玉県北本市に由来。下の名前は不明。
- ロベルト・マクガイヤー(声:堀之紀)
- 北本の甥。北本の姉がアメリカ人と結婚したため、その息子である。たまに旅行で北本の家に滞在する。しんのすけからは「ベルト君」と呼ばれている。日本マニアで思い込みが激しく、よくしんのすけに変なこと(ケツだけ星人やケツだけ歩きなど)を教えられそれを日本の文化・習慣・風習と勘違いする。日本語はあまり話せないが、原作では吹き出しの台詞を横書きにすることで英語を話していると想定し、アニメでは登場の際に「ロベルトさんは日本語を話しているようですが、これは吹き替えで、あくまでも英語を話しています」「日本語を英語だと思ってください」「クレヨンしんちゃんは分かりやすいアニメを目指します」という趣旨のテロップが出る。
- 鳩ヶ谷 ヨシりん(はとがや よしりん)(声:阪口大助)
- 野原家の裏側の一軒家(アニメでは近所のアパート)に住む若い夫婦の夫。かつてヨシリン&ミッチーというのは、所々に現れる脇役のカップルの名前であったが、後にこれらの人物に統一されるようになった。野原一家とはハワイ旅行で知り合い、その後野原家の隣に引っ越してきた。夫妻はいわゆるバカップルで、プライベート時では大抵服装がペアルックである。その光景は近所はもとより、会社に行く途中の駅、発車寸前の電車内、また心霊写真でも見ることができる。喧嘩をすると野原家に駆け込み、野原夫妻に仲裁を押しつけてはすぐ仲直りする。また、野原家の隣に転居してきたときはひろしに引っ越し作業を手伝わせる、野原家のご馳走をあわよくば横取りするなど図々しい行動が目立つため、野原夫妻(特にひろし)はこの2人が迷惑でかなりの重荷となっている。だが、ヨシりんが自殺騒動を起こした時には、すぐに駆けつけたりもする。これでも社会人で会社に電車通勤をしているが、ミッチーと離ればなれになるのがいやでミッチーが駅までついてきたり、勤務中ミッチーを思い出して号泣したりもした。趣味はかわいい人形集め。グラビアアイドル好きであり、インリン・オブ・ジョイトイなどのDVDを「仕事資料」と偽って隠している(原作43巻)。
- 原作では勤めていた会社をリストラされて自殺未遂をしたが、その後ひろしの勤務する会社双葉商事に入社となった。また、他部署に所属していたが、ひろしの直属の上司に気に入られ、事実上ひろしの部下に。苗字は埼玉県の鳩ヶ谷市に由来。
- 鳩ヶ谷 ミッチー(はとがや みっちー)(声:草地章江→大本眞基子(503話Aパートより))
- 野原家の裏側の一軒家(アニメでは近所のアパート)に住む若い夫婦の妻。趣味はホラー映画鑑賞、恐竜のぬいぐるみ集め。みさえとは時たま意気投合する。
- 門呂 マリ(もんろ まり)
- 野原家の近所に住んでいるマリリン・モンロー似の女性。「んふ」が口癖で、色っぽい話し方をする。夫が海外赴任中で男手がないため、困ったことがあると野原家を訪ね助けを求める。その際ひろしは色気につられてどんなことも引き受けてしまい、いつも悲惨な目に遭っている。好物はよっちゃんの酢漬けイカ。アニメ未登場。
- 門呂 オサム(もんろ おさむ)
- 門呂マリの息子。小学2年生。無表情かつ非常にこましゃくれた性格で、ひろしを内心馬鹿にしている。ひろしの行動に対する反応などでしんのすけとは気が合う。一回のみ「ふっ」と鼻で笑った(?)事がある。アニメ未登場。
アニメ、特撮関係[編集]
劇中劇にもかかわらず、単発でシリーズが作られるなど一部では評価が高い(あくまで『クレヨンしんちゃん』の中の一話であり、独立したシリーズは作られていない)。特に「アクション仮面」と「超電導カンタム・ロボ」は主題歌も用意されている。
アクション仮面[編集]
- アクション仮面(アクションかめん)(声:玄田哲章)
- 特撮番組「アクション仮面」の主人公。役名・芸名・本名共に郷 剛太郎(ごう ごうたろう)で、普段の職業はスタントマン(漫画内で登場している「アクション仮面ムスメ」では、職業は俳優と称している)。武道の達人で、柔道三段、空手三段、剣道二段、ムエタイ、少林寺拳法、サンボ、骨法、ブラジリアン柔術、カポエイラなどを修得、使用できる。しんのすけの尊敬する人物で、彼自身しんのすけを大切なファンと捉えており、信頼関係も厚い。しんのすけとは、アクション仮面ショーで知り合う。
- 本編で一時期パワーアップしアクション仮面Z(ゼット)→アクション仮面777(フィーバー)と言う名前だった。
- 主な必殺技は「アクションパンチ」「アクションキック」「アクションビーム」「アクションビームボール」「アクションスライサー」。また、しんのすけがアクション仮面の技を応募して採用された「アクション・ローリング・サンダー」と言う技もある。勝利した際に手を挙げ高らかに「ワッハハハハ」と哄笑するポーズはしんのすけがよく真似している。作品世界において、10年以上もの間子供達を虜にしている(実際作中で「10周年企画」をやっていた)。
- 死にかけた郷剛太郎が特殊科学技術でアクション仮面として生まれ変わった、とアニメ内で語られたが、主題歌『アクション仮面の唄』では、地球の平和を守るためにアクション星から来たと語られている。劇場版『アクション仮面VSハイグレ魔王』では、アクション仮面は別次元の地球からやってきた実在の超人が特撮番組を演じているという設定になっているが、同じ劇場版の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶジャングル』では超能力などないただのアクション俳優・郷剛太郎が演じているという設定であり、一貫していない。
- 桜 ミミ子(さくら みみこ)(声:小桜エツ子)
- アクション仮面の良きパートナー役の少女。セーラー服姿が特徴。いろいろなアイテムを持っている。いつも怪人たちに襲われ人質にされているが、アクション仮面に救い出され勝利の際にはともに「ワッハハハハ」と哄笑している。
- 郷博士(ごうはかせ)(声:納谷六朗)
- アクション仮面を開発した博士。超科学研究所を設立している。郷剛太郎の父という噂もある。
- 北春日部博士(きたかすかべはかせ)(声:増岡弘)
- 映画版に登場する博士。無類の小林幸子ファンで、彼女の紅白歌合戦の衣装をモチーフにした兵器「ペガサス」を造ってしまうほど。腹が弱いようで、いつも腹を抱えて「う~、トイレ~」と言っている。苗字は東武伊勢崎線の北春日部駅に由来。
- アクション仮面ムスメ(アクションかめんむすめ)
- アクション仮面の後継者。19歳。本名は八潮 ミサト(やしお みさと)。原作41巻にて登場。正義感が強く、長年戦い続けたため腰の痛みに悩んでいた郷剛太郎から後継者に選ばれた。苗字は埼玉県八潮市に由来。
- イーグルヘッド(声:小杉十郎太)
- アクション仮面と一時期激闘を繰り広げた怪人。実は行方不明になっていたミミ子の兄。最終的に記憶を取り戻してアクション仮面と共に自分を改造した組織の首領を倒した。
- うみうし長官ビジョー(声:不明)
- アクション仮面の悪役・メケメケ四天王の一。唯一の女でアクション仮面を愛していた描写がある。
- チンパン提督モンキッキー(声:龍田直樹)
- アクション仮面の悪役・メケメケ四天王の二。アクション仮面の悪役で最も彼を苦しめた悪役の一人で「モンキーバリア(初期はチンパンバリアだった)」でアクション仮面と渡り合うが、栄養ドリンクでパワーアップしたアクションビームに敗れる。アクションビームを完璧に防いだ最初の悪役でもある。後に劇場版「アクション仮面VSアクション仮面」に息子で暴走リーダーのヤンキッキが登場しており、声も同じ龍田直樹が担当した。
- カマキリ将軍ギリギリ(声:京田尚子)
- アクション仮面の悪役・メケメケ四天王の三。
- イグアナ大臣ズビズバ(声:不明)
- アクション仮面の悪役・メケメケ四天王の四。
- メケメケZ(声:青野武)
- アクション仮面の悪役で悪の集団・メケメケのボス。煙草のポイ捨てをアクション仮面に注意されていた。メケメケX・メケメケYという側近がおり、三人で技を繰り出すことができる。メケメケZの最期はクレヨンしんちゃんのスペシャル内で放映された「アクション仮面絶体絶命だゾ」の劇中映画で描かれ、アクションアタッチメントフォーメーションでミミ子と合体したアクション仮面のアクションアタッチメントスペシャルビームとメケメケZ最強攻撃の撃ち合いによる壮絶なバトルの末倒された。モデルは恐らくサイボーグ009に登場した「ブラックゴースト」だと思われる。
- フラワー男爵(フラワーだんしゃく)(声:結城比呂)
- アクション仮面の悪役。役者がイケメンで、みさえがアクション仮面にのめり込むきっかけになった。桜ミミ子を助けたこともある。最終的にはアクション仮面に滅ぼされたが、その後も次々とイケメンの悪役が現れた。現在イケメンシリーズは終了している。
超電導カンタム・ロボ[編集]
- カンタム・ロボ(声:大滝進矢)
- テレビアニメ「超電導カンタム・ロボ」に登場する巨大ロボット。名前こそ『機動戦士ガンダム』のもじりだが、形状や配色は『戦闘メカ ザブングル』のウォーカー・ギャリアに似ており、アニメ版で声を担当したのも同作の主役、ジロン・アモスを演じた大滝である。必殺技はカンタムパンチ(ロケットパンチ)や指先から発射するカンタムビーム、分離した下半身が体当たりするカンタムゴッドウィンド、背後のブースター付きウィングを投げるブーメランなど。基地は大仏内のカンタムロボ・シークレットベース。
- 最初はジョン少年がロボの頭の上に乗って指示を出していたが、カンタムロボ第8話「立て!カンタムロボ」において、ロボ内部で巨大ロボと同じ姿で人間サイズのカンタムが操作していたことが発覚。カンタムロボ本人の口から、ヒューマロボノイドは全員自分と同じ姿の巨大ロボの中で暮らしていることが語られた。以降はジョン少年も共に操縦している。未来の次元の穴から地球侵略を企む「秘密結社ミッドナイト」の野望を阻むため、カンタム自身も所属していたミッドナイトを裏切って未来のロボット帝国から現代に降り立ち山田ジョンと共に日々戦っている。
- またなかなかシニカルな一面も持ち、ギルギロス戦でパワーアップしていくだけの殺し合いはもう沢山だ!(ロボットアニメにおける、後続機や新型のおもちゃを売る会社への皮肉)と絶叫したりもする。
- アニメでは何度か変型し、顔やカラーリングが変わった。上半身と下半身が逆になり赤色になる正常合体「超カンタム・ロボ」、武器はカンタムハリセン。内部でバーベルを持ち上げると超超化して、目に瞳が現れ超高速戦闘形態の「超超カンタム」モードになり、必殺技はカンタム超電導アンマ。最終回においてはギルザム等ミッドナイト五人衆を一瞬で破壊するほどの凄まじさだが、戦闘後には機体の冷却のため全身のハッチが展開する為、長時間の戦闘が出来ない。また、シーラロボと合体すると白色の究極極限愛情合体「究極カンタム・ロボ」になり体躯もギルギロスと同じ位のサイズになる、必殺技は究極極限限界名物カンタムカニばさみ。
- モデルは『機動戦士ガンダム』や『マジンガーZ』など。
- 山田 ジョン(やまだ じょん)(声:松尾佳子)
- カンタム・ロボのパイロット。明るく正義感の強い少年。東京都東村山市出身。未来からやってきたカンタム・ロボと友達になり、共に戦っている。初めのうちは「KR」と刻まれたバッヂでカンタムを呼んで頭の上に乗っていた。映画『雲黒斎の野望』では最終回の後の話が描かれており、成長して山田ジョン青年(声:山口勝平)になっていた。
- ギルキロス大統領(声:渡部猛、青野武)
- 秘密結社ミッドナイトの最高指導者。ギルギロスを称える掛け声は「ハイホー」。ロボット族の未来のために過去の地球を侵略する。倒されたミッドナイト五人衆のパーツが集り、カンタムロボの上を行く巨躯の超巨大ロボ「ウルトラトラトラカイザム」となり、ギルキロス大統領が宿ってカンタムに最終決戦を挑んだ。必殺技はギルギロスデスショック、ギルギロスデスサンダー、必殺ギルギロスギロチン、更にはギロチンにミサイルが内蔵されている。
- カイザム・ロボ(声:石井康嗣)
- カンタムの実兄。秘密結社ミッドナイトが誇る強力ロボット軍団「ミッドナイト五人衆」の一人で、すべての能力においてカンタムを上回っている。「人類は自然環境を破壊する」とカンタムを諭すも話は決裂。武装はカイザムミサイルやカイザムパンチなど。カンタムと違って分離せずに「超カイザム」に変形する。「超」の武器はカンタム同様カイザムハリセン。
- なお、ミッドナイト五人衆はすべてカンタム・ロボの従兄弟兄弟や家族であり、残り4人はオータム叔父さん(声:不明)、いとこのザンザム(声:郷里大輔)、キンタム叔母さん(声:京田尚子)、ジジザムお爺さん(声:不明)。カイザム同様に「超」にハイパー化変形できる。最終話のおけるカンタムの強さは同人衆ひとりひとりと互角で互いにハイパー化したが、即座に超超化したカンタムの超高速の必殺技の猛攻に敗れ去った。
- シーラ・ロボ(声:萩森侚子)
- カンタム・ロボの婚約者。最終回にロボ社会を裏切り、カンタムを追って未来からやってきた。山田ジョン曰くカンタム・ロボとはやることはやっていて、一子を儲けている。
- カンタム・Jr(カンタム・ジュニア)
- カンタム・ロボの遺児で、カンタム・ロボとシーラ・ロボの間に生まれた。映画『雲黒斎の野望』では、成長した姿で登場し、青年になった山田ジョンと共にカンタム・ロボに搭乗して戦った。
- あきら
- 車椅子の少年。カンタムロボ第20話「燃えよ!友情の炎」で立てるようなった。
ふしぎ魔女っ子マリーちゃん[編集]
- 師走 マリー(しわす まりー)(声:國府田マリ子)
- 少女向け特撮「ふしぎ魔女っ子マリーちゃん」の主人公である魔法少女。アニメ版もある。魔法高校を落第され、それを阻止するために人界の高校に転校してきた。正体を知られてしまうと皆の記憶を消し去り、また別の高校へ転校していく。
- セイン(声:大谷育江)
- 師走マリーの弟で、いつもマリーのそばにいる。呪いをかけられ、姿をラッコにさせられている。
- シーラ(声:川村万梨阿)
- 師走マリーのライバルである魔法少女。いつもマリーが正体を現すよう仕向ける。セクシーな風貌のため、しんのすけとひろしは「シーラおねいさん」と呼び夢中になっていた。
ま・ほー少女もえP[編集]
いわゆる萌えアニメで、魔法少女アニメにもかかわらず、一度も魔法が使われることなく終了する放送回がある。特撮版もある。風間トオルや鳩ヶ谷ヨシりんが溺愛し、桜田ネネは好意を持っている描写も、嫌悪している描写もありあやふや。靴や下着などのキャラクターグッズやお菓子付きフィギュアやトレーディングカード、カツラやコスチュームでもえPにメイクアップするセットなどが発売されている。
春日部の店員[編集]
アクションデパート[編集]
- 越谷 順子(こしがや(初期は「こしたに」) じゅんこ)(声:小林優子)
- アクションデパート迷子センターの係員。しんのすけをブラックリストワースト1にするほど恐れている。苗字は埼玉県越谷市に由来する。
- メジャーのヨゥコ(めじゃーのようこ)(声:緒方恵美)
- アクションデパート紳士服売場の店員。複数のメジャーを自在に操り、客の胸囲や首周りを瞬時にして測ることができる。
- アニメ「父ちゃんとデパートだゾ」でしんのすけのいたずらでパンツまで下ろされたひろしの陰部を眼前で目撃している。なお、その時しんのすけのいたずらにノリ、ひろしの陰部の長さを測ろうとしていた。
かすかべ書店[編集]
原作・アニメとも(劇場版では店員が一住人として登場していた例外を除いて)長らく出番がなかったが、原作では「帰ってきたかすかべ書店」と改名して(しんのすけ達のせいで一度潰れたらしい)まんがタウン12月号で再登場。小山むさえがアルバイトを始めたが一日で辞めてしまった店である。しかし、重い本の束をいくつも持ったり、立ち読みをしていたしんのすけを追い払った(実際には、カンタムロボの放送時間が近い事を伝えただけ)事から働き振りはなかなかのものと店長も絶賛していた。また、野原みさえもアルバイトをした(このときは、野原ひろしにはナイショで、結局、ひろしが店内に入ってきてバレてしまったが、ひろしは自分に内緒で、みさえがアルバイトをしていたことに、大変嘆いていた)ことがあるが、1日で解雇された。ブラックリストワースト1にされている、しんのすけが、店内に入ってきたとき、しんのすけの親が自分だとわかったら、間違いなく解雇されるとして、親子関係であることを隠すことにしたが、しんのすけはそれをいいことに、「しわが増えたのをオラのせいにするの」とか、中村に訴えかけたり、挙句の果てには、本当はそんなことはないのに、みさえの悪口をべらべらとしゃべり、ついに、みさえが本気で怒ってしまった。それで、2人で店内を暴れまわり、結局、本棚を倒壊させてしまった。言うまでもなく、落とした本を買い取らされ、1日でクビとなった。
- かすかべ書店店長(声:京田尚子)
- しんのすけがよく行く書店「かすかべ書店(原作ではかすがべ書店)」の女性店主。本名不明。とがった眼鏡をかけていて、まるでカマキリを擬人化したような風貌である。店での立ち読みを無くすべく、様々な作戦を立てて立ち読みする人に対抗しているが、しんのすけやみさえ達には通用しなかった。ちなみに、しんのすけのことは「ジャガイモ小僧」と呼ぶ。何故立ち読みする人を目の敵にするのかというと、父親が経営していた書店が客に好き放題立ち読みされた挙げ句、潰れてしまったからである。ちなみにこの考えは今では古臭い物として認識されており、またその追い払う方法がかなり個性的であったり、ジェスチャーで会話していたりと、力を入れるところが微妙に間違っているのでバイトに来たむさえからは「この店長くねえな」と評された。なお、四郎はエロ本を立ち読みだけして帰るためブラックリストワースト3にランクインしている。本屋さんとなじみ深い「はたき」の先にハエのレプリカを取り付けて、立ち読み客に「あたかもハエを追いかけているようにみせかけ」嫌がらせ帰らせるという得意技「非情の舞い 偽りのハエ退治」をもつ。しかし、この「ハエ」をしんのすけは、店長の手伝いをしたつもりであろうか、1発でしとめたため、やはり通用しなかった。この後、例のレプリカがはたきについていなかったため、その後の行方は不明である。ちなみに、この得意技は、冬に使用された。「立ち読みするな」という気持ちが少しでも立ち読み客に伝わればいいということだ。なお、ほかにもいろいろな技があると、本人はいう。
- 中村(なかむら)(声:稀代桜子)
- かすかべ書店のベテラン女性店員。下の名前は不明。店長と共に、立ち読みを一掃するべく奮闘している。なお、書店内では「書店協会公認のブロックサイン」という一種のジェスチャーを使って会話をする(それは無駄に凝った物であり、むさえを呆れさせた)。初期は出現頻度が高く、2代目オープニングテーマ『夢のENDはいつも目覚まし!』のオープニングアニメーションではまつざか・よしなが・中村の3人が踊るシーンも見られた。ムダに書物の並べ替えを行い、なかなか立ち読み客の手に書物がわたらないようにするという得意技「用もないのに、雑誌入れ替えディフェンス」をもつ。しかし、しんのすけには通用しなかった。もっとも、このときは、しんのすけに子ども魂の手に乗せられたまでである。また、ミッチー・ヨシリンが来店した際には立ち読みを妨害しつつも終始、そのアツアツぶりを羨ましがっていた。(ご無沙汰である可能性が高い。)
かすかべ書店には、このほかにも店員の存在を確認できる(みさえやむさえがアルバイトをしていた場合を除く)が、いわゆるレギュラーとして登場するのは、上記の2名に限られる。
セールス[編集]
- 売間 久里代(うりま くりよ)(声:津野田なるみ)
- まゆつば社の訪問販売員。社内業績トップで、通称「地獄のセールスレディ」。27歳独身。星座は水瓶座。訪問販売をしており、一度狙いを定めたら買うまで話し込む。商品を売る為に、様々な道具を使う事がある。顔立ちが男っぽい為、しんのすけからは「おかまのおねえさん」と呼ばれ、近所の人に怪しいオカマとして警察に通報されたりした(そのたびに戸籍を見せている)。野原家にもセールスに訪れるもののしんのすけに邪魔され失敗。山に修行に篭ったりもした。原作では勤めていた会社(まゆつば社)が倒産。その際、魚介類の叩き売りを、熊などの動物相手に成功させている。売っている商品は、幼児教育セットや赤ちゃんの離乳食と幼児用商品が多い。度々警察に通報された事もあってか、アニメでは1997年4月25日放送「ひまわりと地獄のセールスレディだゾ」以来消息を絶っている。担当声優の津野田をモデルにしたらしい。登場する際はラジカセで映画『ターミネーター』のBGMを流しながら登場し、自分についての解説を独り言で言う。
- 根苦羅田 ジュン子(ねくらだ じゅんこ)(声:林玉緒)
- アクション生命保険ゆらめきのセールス。その名の通り根暗だが、しんのすけとは気が合う。自称「結構明るい性格」。奥かすかべ渓谷のツアーで迷子になった際、同じく幼稚園の遠足で迷子になっていたしんのすけと知り合い、野原家への訪問販売で再会する。
車屋[編集]
- 車 ウリ子(くるま うりこ)(声:麻見順子)
- 車屋の販売員。馬鹿正直な性格に野原一家は神経を逆撫でされるが、最終的に現在の車を購入した。
えんぴつしんちゃん[編集]
「えんぴつしんちゃん」は、しんのすけが小学校に進学する物語。原作では29巻に初めて掲載。アニメでは2001年4月20日に初めて放送。この物語中では、風間くんだけ私立小学校に進学し、しんのすけ・ネネ・マサオ・ボーちゃんは公立のアクション小学校に進学している。なお、しんのすけ・マサオ・ボーちゃんは1年1組、ネネは1年3組に在籍。
なお、クレヨンしんちゃん内で見受けることのできる「エンピツしんちゃん」(1994年1月31日放送)とは無関係。こちらの「エンピツしんちゃん」は、クレヨンしんちゃん自身のパロディアニメで、エンピツしんちゃんという言葉遣いの荒い少年が登場しそれを真似する園児が続出、保護者が困惑するという『クレヨンしんちゃん』に対する世間の評価を戯画化したメタフィクションである。この話には、アニメの影響を懸念するみさえに対しひろしが「でも俺たち、大人になってもシェーだのタメ五郎だの言ってないだろう?」と反論するという、クレヨンしんちゃんに対する世間の批判への反駁ともとれるシーンがある。詳細は石臼登代を参照。
- 鳩ヶ谷(はとがや)(声:斎賀みつき→西村ちなみ)
- アニメでは「持田」(もちだ)。アクション小学校6年1組の女子(のわりには、身長が小さすぎる)。地区別集団登校B町13地区班長で、今回しんのすけが班員になった。10年連続で一人も遅刻者を出していなかったが、しんのすけのせいで10日連続遅刻になってしまう。ちなみにしんのすけがそれに落ち込んでいた鳩ヶ谷を励まそうと「記録は破られるためにあるのさ」と言ったところ火に油を注ぐ結果となった。苗字は鳩ヶ谷市に由来。
- 久喜(くき)(声:若菜ようこ)
- しんのすけのクラスメイトで、最初しんのすけの隣の席にいた。意地目鯛造がちほちゃんを好きであることを見抜く。鯛造がそれに怒ってブスと言うと、鯛造を殴り倒して強烈な言葉で脅した。しかし、クラスで捕まえたカエルが解剖されそうになった時、カエルがかわいそうだと言うやさしい一面もある。苗字は埼玉県の久喜市に由来。
- ちほちゃん
- しんのすけのクラスメイト・隣の席の女子。しんのすけのことが好き。同じクラスの意地目鯛造にいじめられた時、助けてもらったことがある。原作35巻で初登場。アニメ未登場。
- 意地目 鯛造(いじめ たいぞう)
- しんのすけのクラスメイト。いじめっ子。ちほちゃんが好き。原作35巻で初登場。アニメ未登場。
- 意地目 鯛太郎(いじめ たいだろう)
- 意地目鯛造の兄。5年生。しんのすけに因縁をつけて決闘しようとしたが、ひょんなことでしんのすけに鉄棒の逆上がりを教えてもらい、仲良くなった。アニメ未登場。
- 姫宮(ひめみや)(声:鷹森淑乃)
- しんのすけのクラス、1年1組の担任。31歳独身。彼氏(飽彦(あきひこ)さん)がいたが、大便小僧の銅像前で別れさせられた。原作33巻で初登場。また、窓のサンに少しの埃がついているのを見て注意をしたりと、若干潔癖症の気がある。苗字は東武鉄道伊勢崎線の姫宮駅に由来。
- 南桜井(みなみさくらい)(声:川上とも子)
- 1年2組の担任。自分を一番の美人と自負しており、姫宮が敵対心を抱いている。先生に釣られてしんちゃんが1年2組の方に入ろうとした事がある。苗字は東武鉄道野田線の南桜井駅に由来。
その他[編集]
- 団 羅座也(だん らざや)(声:茶風林)
- ニュースキャスター。将棋の角行の駒が描かれた蛍光ピンクの背広を着ている。名前はアメリカ人の元CBSキャスターダン・ラザーに由来。みさえがよく見る、ワイドショーにも出演。リポーターも務める。
- 武蔵野 剣太(むさしの けんた)(声:野島健児)
- 剣道教室の館長。原作34巻・アニメ「オラは剣の達人だゾ」(2003年4月26日放送)で初登場。公園で修行中しんのすけと出会い、才能を見込まれ無料で剣道を教えることになった。原作36巻・アニメ「対決!剣道大会ヘンなわざ大集合」(2004年1月31日放送)で修行の旅に出るため春日部を去った(剣道教室の館長は父親が継いだ)。
- 須毛駒 志郎(すけこま しろう)(声:森川智之)
- 22歳の大学生。しんのすけには親のすねかじり大学生と思い込まれている。「母性本能をくすぐる眼差し」で多くの女性をオトそうとしたが、いつもしんのすけに邪魔されている。大原ななこもオトそうとしたが、しんのすけによって阻止された。
- 三木 和目男(みき わめお)(声:田中康郎)
- みさえが通っていた自動車学校の教習指導員。ベテラン鬼教官である。縦長の楕円形の顔で典型的なバーコードハゲ。そのことを気にしている。ふた言目には「おバカですねー」といい、他にも「バカモン」、「ジョーシキでしょうが」が口癖で、みさえから暴行を受けたことがある。みさえからは「ラッキョウおやじ」、「すだれはげ」、「バーコード」と揶揄されがち。みさえの最後の実技試験で担当になり、みさえは絶望に陥ったが、しんのすけのおかげで合格した。合格を言い渡した際、三木は普段見せない笑顔を見せた。それを見たしんのすけは「バーコードが笑った」と言った。
- 佐藤 靖(さとう やすし)(声:関智一)
- みさえが一時期本気で惚れ込んだ、八百屋でバイトをしていた青年。野口五郎の本名と同姓同名で、母親が野口五郎の大ファンであったためこの名前をつけられたという。しんのすけのせいでみさえがローン地獄で苦しんでいると勘違いし、みさえに「朝の来ない夜はありません」と励ましの手紙を出したのだが、みさえはこれをラブレターと誤解し恋におちてしまう。
- もとひさ(声:渡辺久美子)
- しんのすけをライバル視している少年。子供ながら映画『ロッキー』やアラン・ドロンに感化されており、不良少年グループ「埼玉レッドサン」を結成していた。桜田ネネに一目惚れし、ネネをめぐってしんのすけと対決したことがある。のりやすい性格。
- クリス・エバート(声:林原めぐみ)
- 「クレヨンしんちゃんスペシャル 大西部劇 野原の用心棒」に登場。27歳独身女性保安官。拳銃の腕前は天才的。野原家と協働して村を強盗団マジー・デ・ガメッチーニ一味から守ったが(ガメッチーニはひろしの煽動する牛の大群に江戸城まですっ飛ばされ、謀反者としてお縄につく)、現金輸送車強盗団シーラ・バックレー一味との攻防で100万ドルを灰にし(直接的にはしんのすけがダイナマイトを投げてやっつけた際に現金輸送車も燃やしてしまった)、保安官を引責辞任、テキサス幼稚園の運転手兼ボディーガードの職に落ち着く。
- 北与野博士(きたよのはかせ)
- 原作のクレしん外伝「北与野博士の大発明」に登場。研究所で奇妙な発明品を開発しているが、その発明がきっかけでいつも野原一家がトラブルに巻き込まれている。アニメ未登場。名前の由来はさいたま市中央区の元となった旧与野市と、Dr.スランプ アラレちゃんのオープニングテーマの「ワイワイワールド」からの「きたよ、きたよ」が基になっていると推測される。
- 酒井 しのぶ(さかい しのぶ)(声:伊藤美紀→西原久美子)
- 初期に野原家の近所に住んでいた女子大生。アルバイト先にしんのすけが現れるとミスをしてしまい、そして解雇されてしまう。最終的に酒井は春日部から引っ越してしまった。原作では名前が出てきていない。普段着はTシャツにパンツだけという格好。アパート「フタバコーポ」に居住していた。
- かすかべガーディアンキッズ
- 春日部の平和を守るために活動している組織。かすかべ防衛隊のライバル的存在で、メンバーは全員私立クローバー幼稚園に通っている。男子4人と女子1人からなる5人組だが、後に男子2人と女子1人しか登場しなくなった。メンバーは男子の木村(きむら、声:冬馬由美)とマコト(声:田野恵)、女子のトモ(声:嶋村カオル)、名前不明の男子2人から成る。トモはしんのすけに惚れており、ネネと壮絶な女のバトルを繰り広げた。
- 宇集院 魔朱麿(うじゅういん ましゅまろ)(声:森田チアキ)
- 宇集院家のお坊ちゃん。双葉幼稚園の園児。しんのすけのせいでいつもひどい目に遭わされるが、仲の良い描写もある。彼の母親(声:川浪葉子)はしんのすけのことを「お下品くそボーズ」と呼んでひどく嫌っている。
- 東松山 たね(ひがしまつやま たね)(声:高乃麗)
- 宇集院家の使用人。年齢は76歳で独身。大抵は監視カメラのモニター室におり、壁に落書きする子供をマイクを通じて叱る。仕えている宇集院夫人からは(主にしんのすけの事で)叱責を受ける事が多く、ストレス解消のため夜中に夫人の悪口(「厚化粧」「イヤミ」等)を屋敷の壁に落書きしたこともある。苗字は埼玉県の東松山市に由来。
よしいうすとと関係者[編集]
- よしい うすと(声:土師孝也)
- 野原家の近所に住んでいる漫画家。37歳。代表作は「少年忍者吹雪丸」、もといヒット作はこれだけ。よくしんのすけに執筆を邪魔され、原稿を落とすことが多い。よしいのファンである佐藤マサオに「人間性は最低」と言われてしまっており、実際に性格も悪くケチで陰険。その性格が災いとなって故か、編集者達からも内心では馬鹿にされている。トイレの時間が長く、排便後いつも便を観察しその度に「このまま流すには惜しい作品だ」などと流すのを惜しんでいる。名前は臼井儀人のパロディ。
- よしい たえ子(よしい たえこ)(声:勝生真沙子)
- よしいうすとの妻。夫うすとのアシスタントをしているが、自分で好き勝手に絵柄を変えてしまうためいつも口汚く罵られている。怒ると性格が豹変し、うすとの作業机を激しく揺らしたり作業机に乗ってコサックダンスをしたり回転したりして大暴れし、机の上のものをめちゃめちゃにして外出していく。
- 戸津加 源久(とつか もとひさ)(声:沼田祐介)
- よしいうすとの担当編集者。35歳。顔は怖いが優しい。学生時代ラグビーをやっていたせいか、ときどき何かにタックルしないと落ち着かないらしい。勘が鋭い。出版社双葉出版に勤務。
- 戸津加 源基(とつか げんき)(声:不明)
- 戸津加源久の息子。1996年誕生。託児所に預けられたとき、居合わせたひまわりに一目惚れした。目や鼻が父親にそっくりである。
- 染谷(そめたに)(声:岡野浩介)
- よしいうすとの担当編集者。果物好き。よしいうすとを内心見下げているが、しんのすけとは気が合う。出版社双葉出版に勤務。
- 増尾 とおる(ますお とおる)
- よしいうすとの担当編集者。顔はくどいが性格はさっぱりしている。最近マンションを購入。阪神ファン。
- モデルは双葉社の社員で、臼井儀人の担当編集者である増尾徹。増尾はパロディにされやすく、料亭ふたばの板前、麻薬の売人ステロイド麻酢尾(別記)、育毛の精カロヤン増尾、殺し屋のラベンダー増尾(声:一条和矢)などとして、原作の外伝物語を中心に登場。なお、増尾以外によくパロディにされる人物では、松浦(実在の漫画家、松浦せいじがモデルであると考えられる)、茂木(チーフプロデューサーの茂木仁史がモデルか)などが挙げられる。
しんのすけ自作[編集]
- ぶりぶりざえもん(声:塩沢兼人→神谷浩史。2016年5月13日。20日。5月12日のヤフーより)
- 侍の姿をした豚。しんのすけが発案した「救いのヒーロー」のはずなのだが、立体化すると有利な方にころころ寝返る卑怯者になる。「~代」といて、自分が少しでもいいことをしたと思う(実際にはよくない場合も含める)と、「1億万円」とわけのわからない金額を請求する。担当声優の塩沢の没後、アニメ・劇場版では一切台詞がない。