「CLANNAD (ゲーム)」の版間の差分

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{{美少女ゲーム系|
 
{{美少女ゲーム系|
 
タイトル=CLANNAD
 
タイトル=CLANNAD
|対応機種=[[Microsoft Windows 98]]/[[Microsoft Windows 2000|2000]]/[[Microsoft Windows Millennium Edition|Me]]/[[Microsoft Windows XP|XP]]<br />[[プレイステーション2]]<br />[[Xbox 360]]
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|発売元=[[Key]](Windows)<br />[[インターチャネル]](PS2)<br />[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]](360)
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|発売元=[[Key]]/[[ビジュアルアーツ]](PC)<br/>[[インターチャネル・ホロン|インターチャネル]](PS2)<br/>[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]](360)(PSP)<br/>[[SoftBank 3G]](プロトタイプ)<br/>[[FOMA]](プロトタイプ)
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|発売日=2004年4月28日(PC)<br/>2006年2月23日(PS2)<br/>2008年2月29日(PCフルボイス)<br/>2008年7月17日発売予定(360)<br/>2008年5月29日発売予定(PSP)
 
|ジャンル=恋愛アドベンチャーゲーム
 
|ジャンル=恋愛アドベンチャーゲーム
|レイティング=全年齢対象(PC)<br />[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]][[CEROレーティング15才以上対象ソフトの一覧|(C)15才以上対象]](PS2)
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|レイティング=全年齢対象(PC)<br/>[[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]][[CEROレーティング15才以上対象ソフトの一覧|(C)15才以上対象]](PS2)
|コンテンツアイコン=(PS2版で記載)<br />麻薬<br />恋愛<br />セクシャル
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|コンテンツアイコン=(PS2版で記載)<br/>麻薬<br/>恋愛<br/>セクシャル
 
|キャラクター名設定=可
 
|キャラクター名設定=可
 
|エンディング数=13
 
|エンディング数=13
 
|セーブファイル数=100
 
|セーブファイル数=100
|画面サイズ=640x480(PC)<br />640x448(PS2)<br />1280x720(360)
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|画面サイズ=640x480(PC)<br/>640x448(PS2)<br/>1280x720(360)<br/>800x600(PCフルボイス)<br/>480x272 (PSP)
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|BGMフォーマット=PCM(PC)
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|キャラクターボイス=あり(PS2/360/PCフルボイス)
 
|CGモード=あり
 
|CGモード=あり
 
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|オートモード=あり
 
|オートモード=あり
 
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『'''CLANNAD'''』(クラナド)とはゲームブランド・[[Key]]が制作した第3作目の[[恋愛アドベンチャーゲーム]]、およびそれを原作として[[メディアミックス]]的展開がなされた[[アニメ]]や[[コミック]]などの作品群のことをいう。
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『'''CLANNAD'''』(クラナド)とはゲームブランド・[[Key]]が制作した第3作目の[[恋愛アドベンチャーゲーム]]、及びそれを原作として[[メディアミックス]]的展開がなされた[[アニメ]]や[[コミック]]などの作品群のことを指す。
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
Keyの前2作である『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』・『[[AIR (ゲーム)|AIR]]』とは異なり、PC版の時点で[[全年齢対象]]作品として発売された。
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Keyの前2作である『[[Kanon (ゲーム)|Kanon]]』・『[[AIR (ゲーム)|AIR]]』とは異なり、PC版の時点で[[全年齢対象]]作品として発売された。発表当時は[[2002年]]発売予定と公表されていたが、その後[[2003年]]発売予定に延期され、最終的に予定から2年後の[[2004年]][[4月28日]]に発売された。テレビアニメ版の声優を起用した『CLANNAD FULL VOICE』は[[2008年]][[2月29日]]に発売された。キャラクターボイスの実装に加え、ゲーム画面解像度の向上とイベントCGの追加(ただし1カットのみ)が公表されている<ref>「月刊ビジュアルスタイル」[[2008年]]1月号の記事にて、「渚たちがしゃべる」とすべきところを「渚や朋也たちがしゃべる」と誤報された。</ref>。また、後述する本作の[[智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜|スピンオフ作品]]は18禁作品である。
  
発表された当時は[[2002年]]発売予定と公表されていたが、その後[[2003年]]発売予定に延期され、最終的に発売は[[2004年]][[4月28日]]と2年も延期された。これはそれまでのKeyの作品には見られない複雑な[[フラグ (ストーリー)|フラグ]]システム(シナリオ分岐)が原因という説が有力である。
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[[インターチャネル・ホロン|インターチャネル]](現インターチャネル・ホロン→[[ガンホー・ワークス]])による[[プレイステーション2]]への移植版は[[2006年]][[2月23日]]に発売された([[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]]レーティング15才以上対象)。[[ソフトバンクモバイル]]の[[SoftBank 3G]]端末と[[NTTドコモ]]の[[FOMA]]向けアプリも[[2007年]][[1月16日]]に公開された。さらに[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]]より[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]版が[[2008年]][[5月29日]]に発売予定、[[Xbox 360]]版が2008年[[7月17日]]に発売予定である。また、登場人物の1人である坂上智代に関するシナリオの後日談的なストーリーは『'''[[智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜]]'''』に描かれ、[[2005年]][[11月25日]]に発売された。
  
[[インターチャネル・ホロン|インターチャネル]]によって[[プレイステーション2]]へ移植されることがKeyより[[2005年]][[6月24日]]に発表され、[[2006年]][[2月23日]]に発売された([[コンピュータエンターテインメントレーティング機構|CERO]]レーティング15才以上対象)。
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漫画版としては、2005年から[[月刊コミックラッシュ]][[ジャイブ]])に[[みさき樹里]]作画の『'''CLANNAD オフィシャルコミック'''』が連載されている。また、2007年からは[[メディアワークス]]発行の「[[電撃G's magazine]]」において[[しゃあ]]の作画、[[フレックスコミックス]]発行・ソフトバンククリエイティブ発売の「[[コミデジ+]]」において[[藤井理乃]]の作画(タイトル『'''CLANNAD 〜光見守る坂道で〜'''』)にそれぞれ連載された。
  
さらに、[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]]より[[Xbox 360]]へ移植されることが[[2007年]]9月に発表された<ref>http://www.famitsu.com/event/tgs/2007/1210620_1603.html</ref>。[[2008年]]春発売予定である。
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また、2005年12月には[[メディアワークス]]発行の「電撃G's magazine」内にて掲載されていたショートストーリー14話に描き下ろしの2話を追加したオフィシャルサイドエピソード集『'''光見守る坂道で'''』が発売され、2007年にはそのエピソードをドラマCD化したものがプロトタイプよりリリースされた。
  
また、登場人物の一人である坂上智代に関するシナリオの後日談的なストーリーは『[[智代アフター ~It's a Wonderful Life~]]』に描かれ、2005年[[11月25日]]に発売されている。
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アニメにおいては2007年[[9月15日]][[東映アニメーション]]による劇場版アニメが公開され、東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録した<ref>[http://www.clannad-movie.jp/blog/index.php?itemid=54 ミニシアター観客動員数ランキング第1位になりました!] 劇場版 CLANNAD ウラサイト</ref>。さらに、2007年[[10月4日]]から『AIR』・『Kanon』(第2作)の時と同じく[[京都アニメーション]]によるテレビアニメが放送を開始している。
  
2005年12月には[[メディアワークス]]発行の[[電撃G's magazine]]内にて掲載されていたショートストーリー14話に描き下ろしの2話を追加したオフィシャルサイドエピソード集『光見守る坂道で』が発売され、2007年にはそのエピソードをドラマCD化したものがプロトタイプよりリリースされている。
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明確な舞台設定は無いが、TVアニメ版の校舎等の背景には[[筑波大学附属駒場中学校・高等学校|筑波大学附属駒場中・高等学校]]とほぼ同一のロケーションとおぼしき物が使われている。これに関して[[東浩紀]]をはじめとする同校の在校生・OBがしばしば言及しており<ref>[http://www.hirokiazuma.com/blog/index.html 東浩紀の渦状言論]</ref>、ゲーム版でも1カット同一と見られる背景が存在することから同校である可能性が高い。ただし、制作スタッフによる公式の発表はない。なお、その他の背景は劇場版では[[西日本]]地方などからのおぼしき場面描写も見られ、顕著である。TVアニメ版では[[東京都]][[瑞穂町]]の瑞穂ビューパークなどからのおぼしき場面描写が見られる。
 
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「『CLANNAD』は[[アイルランド語|ゲール語]]の"家族"という意味ですが、『CLANNAD』のテーマは家族なのですか」との問いに対しシナリオライターの[[麻枝准]]は「根底の部分でやはり家族と言うテーマがあります。ちなみに『CLANNAD』って、最初は語感が良いなぁと言うだけで考えたタイトルなんですよ。「家族」と言う意味もありますし、字面もよいですし、今ではトータルで気に入っています」と述べている<ref>『pre-CLANNAD』 [[ソフトバンククリエイティブ|ソフトバンクパブリッシング]] 2004 ISBN 4-7973-2723-5 35頁</ref>(実際はゲール語で家族を意味する語は"clann"である)。そのほかにゲーム中に登場する「だんご大家族(''An Clann as Dango'')」をもじったものという説もある。
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2005年から[[月刊コミックラッシュ]]([[ジャイブ]])に[[みさき樹里]]作画の『CLANNAD オフィシャルコミック』が連載されている。また、2007年からは[[メディアワークス]]発行の電撃G's magazineにおいて[[しゃあ]]の作画、[[フレックスコミックス]]発行・ソフトバンククリエイティブ発売の[[コミデジ+]]において[[藤井理乃]]の作画(タイトル「CLANNAD ~光見守る坂道で~」)でそれぞれ連載が開始されている。
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2007年[[9月15日]]に[[東映アニメーション]]による劇場版アニメが公開され、ミニシアター観客動員数ランキングで初登場第1位を記録した<ref>http://www.clannad-movie.jp/blog/index.php?itemid=54</ref>
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2007年[[10月4日]]から『AIR』・『kanon(第2作)』の時と同じく[[京都アニメーション]]によるテレビアニメが放送開始。
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さらに、2007年には[[フロンティアワークス]]からドラマCDが順次発売中である。
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== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
ある町を舞台にして起こる[[不良少年]]として名前を知られている主人公と、主人公が通う学園で出逢うヒロイン達との交流と成長の物語。高校生の主人公とヒロイン達との出来事を収めた'''学園編'''と高校を卒業した主人公のその後を描いた'''AFTER STORY'''、本編の随所に挿入される 冬の物語が繰り広げられる'''幻想世界'''の3つのパートから成る。
+
ある町を舞台にして起こる[[不良少年]]として名前を知られている主人公と主人公が通う学園<ref>ゲーム本編において学園の名前を特定できる言及は見られないが少なくとも[[高等学校]]の課程にあることを特定できる描写があり、アニメ([[#劇場版|劇場版]]・[[#テレビアニメ|テレビアニメ]])、『CLANNAD オフィシャルコミック』([[みさき樹里]]作画)およびネットラジオでは『私立光坂(ひかりざか)高等学校』と特定できる描写がある。テレビアニメの[[製作委員会]]においては「光坂高校演劇部」名義でクレジットされている。また、テレビアニメ7話では公子が「光坂」と確かに発言していた。</ref>で出逢うヒロイン達との交流と成長の物語。高校生の主人公とヒロイン達との出来事を収めた'''学園編'''、高校を卒業した主人公のその後を描いた'''AFTER STORY'''、及び本編の随所に挿入される'''幻想世界'''の3つのパートから成る。
  
過去のKey作品に比べてあからさまに涙を誘うような演出は抑えられているが、人と人との「絆」をテーマに描かれた壮大な物語は深い感動をよび、またエンターテイメント性も充実しており、『Kanon』・『AIR』に続き三たび大ヒット作となった。
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<!--==棘がありますなぁ→⇒過去のKey作品に比べてあからさまに涙を誘うような演出は抑えられているが、-->人と人との「絆」をテーマに描かれた本作は『Kanon』・『AIR』に続き三たび大ヒット作となった。登場キャラクターの大半に、スタッフロールを伴う個別エンディングが存在する。
  
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== 登場キャラクター ==
 
== 登場キャラクター ==
PC版は[[声優|声]]が収録されていないため、声優は[[プレイステーション2]]版・ドラマCD・映像化作品等のキャスティングを記載している。
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2004年発売のPC版は[[声優|声]]が収録されていないため、声優は[[プレイステーション2]]版・ドラマCD・映像化作品及びPCフルボイス版等のキャスティングを記載している。
 
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; 岡崎 朋也(おかざき ともや)
; 岡崎 朋也(おかざき ともや)- 声:なし(PS2版本編) / [[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]](PS2版特典DVD) / [[遠近孝一]](ラジオCM) / [[野島健児 (声優)|野島健児]](ドラマCD・劇場版)) / [[中村悠一]](TVアニメ) / 少年時代の朋也:[[水沢史絵]](ドラマCD)
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: 声:なし(PS2版本編) / [[伊藤健太郎 (声優)|伊藤健太郎]](PS2版特典DVD) / [[遠近孝一]](ラジオCM) / [[野島健児 (声優)|野島健児]](ドラマCD・劇場版) / [[中村悠一]](TVアニメ) / 少年時代:[[水沢史絵]](ドラマCD) / 少年時代:[[大浦冬華]](TVアニメ)
: 主人公(名前はデフォルトのもので、変更が可能)。
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: 誕生日:[[10月30日]]。身長:173cm。体重:61kg。血液型:A型<ref name="no6">携帯サイトアプリより</ref>。
: 不良少年として[[高校]]中に名前を知られている高校3年生。しかし、それほど素行が荒れているわけではなく、進学校であるためそのように見られてしまっている節がある。中学の頃から今まで人との関わりをあまり持とうとせずに過ごしてきた。生い立ちから来た自堕落で影のある部分が目立つが、根は真面目かつ陽気な性格。しかし多少短気。遅刻常習犯であるが[[煙草]]は吸わず、真っ当な感性は持っている。幼い頃に母(岡崎敦子)を交通事故で亡くし、父・直幸と2人暮らしだが、他人行儀な父を敬遠している。
+
: 主人公(名前はデフォルトのもので、変更が可能)で3年生。
; 古河 渚(ふるかわ なぎさ)- 声:[[中原麻衣]]
+
: 幼い頃に母・敦子を交通事故で亡くしてから父・直幸と2人暮らしだった。中学の頃から他人との関わりをあまり持たずに過ごしてきておりストーリー開始当初に友人関係にあるのは陽平と杏ぐらいだが、いずれも悪友といえる<!-- 渚、ことみ、風子には友人がいない。-->。
: メインヒロイン。病気による[[長期欠席]]から復帰した日、学校へと続く坂の下で主人公と出会う。2度目の高校3年生で、主人公より1つ年上。2本の[[アホ毛]]を持つ。真面目かつ誰にでも優しい性格だが、気弱で自信を持てずにいて自分で自分に「食べたいものの名前」を言い聞かせ、それを励みに学校生活を過ごしている。演劇に興味をもっており、一度廃部になった[[演劇部]]の復活を目指す。おとなしいわりに意外と頑固で、譲れないものに関しては意志が強い。特に一昔前に作品中で流行っていた「だんご大家族」というキャラクターにはかなりのこだわりを見せる。
+
: 運動神経はよく、高校には[[バスケットボール]]の特待生として入学したが、父親との喧嘩で右肩を負傷して選手生命を絶たれたため今は部活動はしていない。飲酒・喫煙と言ったあからさまな不良行為は行っていないが、遅刻・授業怠業の常習犯であることから進学校である学園では不良と見なされている。
; 古河 秋生(ふるかわ あきお)- 声:[[置鮎龍太郎]]
+
: 困っている人や問題を抱えている人には積極的に関わって問題解決に協力するが、自分の問題や現実からは常に逃げ続けている。
: 渚の父親。古河パンを経営。渚と同じ、2本の[[アホ毛]]を持つ。柄と口は悪いがとても優しく世話焼きで、また無邪気な一面を持ち誰にでも好かれる男性。ヘビースモーカーでいつも煙草を銜えている。野球と[[ガンプラ|機動戦士のプラモデル]]が好き。パンの事でうっかり早苗を泣かせると売れ残りを大量にくわえて追いかけるのがお決まりになっている。普段は大人だがフリーになると子供っぽい遊びや趣味に走りやすく、たまに店番をさぼってしまうこともある。
+
: 自堕落で影のある部分が目立つが、根は真面目で陽気な性格。風子に「存在自体が変な人」と評された。
; 古河 早苗(ふるかわ さなえ)- 声:[[井上喜久子]]
+
: 現在は他人行儀で生気を失っている父を敬遠し、放課後は陽平の部屋に入り浸っている。クラスはD組。
: 渚の母親で秋生の妻。普段は子供っぽく泣き虫だが、肝心な時には頼りになる芯の強さと行動力を備えた一面も持つ。3本の[[アホ毛]]を持つ。夫婦で古河パンを経営するが、彼女の奇抜なアイデアで作られたパンはその味もまたひどく、毎日のように売れ残っている。だが彼女のパンについてうかつなことを言うと号泣して走り去り、それを夫の秋生に見られると厄介な状況になるのを恐れて周囲は美味いというか美味くごまかすことが暗黙の了解となっている。神秘的な程の若さを誇り、渚の姉と間違われることも多い。
+
; 古河 渚(ふるかわ なぎさ)
; 春原 陽平(すのはら ようへい)- 声:[[阪口大助]]
+
: 声:[[中原麻衣]]
: 主人公の悪友。実家は東北地方にあり、サッカーの[[スポーツ推薦]][[入学]]。実家は遠いため、運動部用の寮で暮らしている。喧嘩沙汰を起こして[[サッカー]]部を退部になり、それ以後は自堕落な学生生活を送っている(寮にはなんとか住み続けている)。朋也とあわせて不良コンビとして悪名が立っており、朋也よりかなり不良らしく振舞ってはいるが周囲からは「ヘタレ」のレッテルを貼られてしまっている。一応根はそれほど悪人ではないのだが、不用意な行動や言動が多いためにそれが原因で幾度となく杏や智代に攻撃をされたり、朋也などによって痛い目にあったりすることが多く、本編における体を張ったギャグの大半を担当する。[[ラグビー]]部が天敵。勉強は出来ないが単純に頭が悪いわけではなく、常識はいくらか弁えている。余計なことに対する執念や集中力には目を見張るところがある。進学は諦めている。
+
: テーマ曲:渚
; 春原 芽衣(すのはら めい)- 声:[[田村ゆかり]]
+
: [[誕生日]]:[[12月24日]]。身長:155cm。体重:43kg。[[血液型]]:A型。[[3サイズ]]:80/55/81(PC版の[[小冊子|ブックレット]]及び[http://www.enterbrain.co.jp/tg/TECHGIANSTYLE/CLANNAD/]、[http://www.dengekiya.com/ditails.asp?prdid=A0530750]より)。
: 陽平の妹。兄である陽平の生活が心配で陽平のもとを訪ねてくる。陽平とは違ってしっかりした性格で世話焼き。陽平の自堕落な現状に頭を悩ませながらも、陽平のことをとても慕っている。祐介の音楽の大ファンである。
+
: 幼少時より病弱で、前年度も病気による[[長期欠席]]のため3年次を[[原級留置|留年]]している。高校3年生は2度目で1歳年長であるが、主人公はじめ3年生が先輩として接する描写はない。人見知りが激しく友人を作ることを苦手としており、また前年度に同級生だった友人達が既に卒業したため現在のクラスでは孤立しがちになっている。
; 伊吹 風子(いぶき ふうこ)- 声:[[野中藍]]
+
: 外見の大きな特徴として2本の[[アホ毛]]を持つ。容貌に関しては比較的良いため、ときおりナンパの対象とされる。
: 一人で黙々と[[彫刻]]をする高校1年生。[[ヒトデ]]を愛し、彫刻で作ったヒトデを多くの人に渡したいと思っている。一見小柄で大人しそうな外見だが、独特の感性を持っているのか珍妙な言動や行動が多いはっちゃけた少女。特に朋也とは会話が成立しないことが多い。ああ言えばこう言うタイプで、また相当の頑固者である。作ったヒトデの彫刻のことを考えるだけで自分の世界に入ってしまい、完全に無防備になる。
+
: 話す時は常に敬語口調で真面目かつ誰にでも優しい性格だが、気弱で自信を持てずにいる。人が良すぎるうえに他人を気遣い、一方で要領が悪いため自分が損をしてしまうことが多い。<!-- 彼女の隠れた欠点と言える。← 主観的な評価ともとれる -->
; 伊吹 公子(いぶき こうこ)- 声:[[皆口裕子]]
+
: 「食べたいものの名前(例:[[あんパン]])」を呼称することで自身を鼓舞する癖がある。
: 風子の姉で主人公の通う高校の美術教師だった。古河パンの常連客で渚の恩師でもあり、教え子である祐介とは婚約中である。俊夫の教え子でもあり、俊夫を尊敬している。見た目通りおしとやかで優しい女性。
+
: 作品中で一昔前に流行していた「[[だんご3兄弟|だんご大家族]]」というキャラクターには並々ならぬこだわりを見せ、普段は自己主張の乏しい彼女もこれについて語る際は饒舌になる。また、その魅力を喧伝するに及んではヒトデの魅力を喧伝する風子と対等に張り合うなど他者との対立を忌避する普段の態度から一転する。
; 芳野 祐介(よしの ゆうすけ)- 声:[[緑川光]]
+
: 演技、鑑賞の経験は全くないが[[演劇]]に興味をもっており、廃部状態にある[[演劇部]]の再興を当面の目標としている。[[スポーツ]]は苦手。クラスはB組。
: 主人公たちと同じ高校の出身。電気工で元[[ロック (音楽)|ロック]][[ミュージシャン]]。ミュージシャンとして一度は成功するものの、とある出来事から歌手をやめてしまう。今でもたまにロックな魂を叫ぶ。その叫びはよく聞けばいいことを言っているのだが、あまりにも臭かったり2回同じことを言ったりするため、ギャグとなることもしばしばある。公子と婚約中。美佐枝の先輩。AFTER STORYにおいては朋也の仕事の先輩として登場。
+
; 藤林 杏(ふじばやし きょう)
; 藤林 杏(ふじばやし きょう)- 声:[[広橋涼]]
+
: 声:[[広橋涼]]
: 主人公の隣のクラスの[[生徒]]で2年の時は主人公と同じクラスだった。活発で男勝りな性格をしているが、かなりのおせっかい焼き。また妹思いでもあり、妹に危害を加えるものには容赦をしない。不良少年である主人公や春原にもためらわず声をかけ、歯に衣着せぬ恐ろしい物言いをする。怒らせると[[辞典]]で正確無比な遠距離砲撃を放ってくる。[[料理]]が得意な一面を持つ。ウソを付くのは苦手。妹同様隣のクラスにおいて委員長だが、そのわりには校則違反や遅刻をあまり重く見ていないところがある。基本的に下の名前で人を呼ぶ。[[|ウリボウ]]であるボタン(声優:[[川名真知子]])の飼い主。
+
: テーマ曲:それは風のように
; 藤林 椋(ふじばやし りょう)- 声:[[神田朱未]]
+
: 誕生日:[[9月14日]]。身長:160cm。体重:46kg。血液型:O型。3サイズ:82/56/82。
: 杏の双子の妹。主人公のクラスの委員長。姉の杏とは対照的におとなしい引っ込み思案かつ、真面目な性格。また、杏と違って料理は苦手。[[占い]]が趣味で[[トランプ]]を用いた独特の占いをするが、その占いの結果は必ず外れてしまう。その占い真知識は深く、占いをやっている時だけはいつもの内気な性格からは想像できないほど饒舌となる。ほんの些細なことからボタンに恐れられてしまっている。
+
: 2年の時は主人公と同じクラスで、本年度は隣の組の委員長。椋の[[双生児|双子]]の姉。2年進級時に他の友人が勉強に打ち込むようになったのに対し勉強に熱を入れられない彼女はそりが合わなくなり、やがて主人公達と親しくなった。
; 一ノ瀬 ことみ(いちのせ ことみ)- 声:[[能登麻美子]]
+
: 勝ち気で男勝りな性格で加えてスポーツ万能なため女子生徒に人気があり、大量の[[恋文|ラブレター]]を受け取っては全てに返事を書いている(なお男子生徒からは1枚も受け取っていない)。[[料理]]が得意な一面も持つが、字は下手である。
: [[図書館|図書室]]に一人でいる少女。全国でもトップレベルの学力を誇る[[天才]]で、英語で書かれた専門書も平然と読みこなす。学業は優秀だが、どこか浮世離れした点があり、はさみで図書室の本からページを無断で切り抜いたり、小さな子供のような言動をする。父母(一ノ瀬鴻太朗・一ノ瀬水恵)は世界的に有名な科学者である。ことみの名前は「世界は琴に満ちている」「K&M」「誕生日は5月13日」のトリプルミーニング。
+
: 不良少年である主人公や陽平にも物怖じせずに接し、歯に衣着せぬ恐ろしい物言いをする。怒らせると遠距離から正確無比に[[辞典]]を投げつける。妹思いであり椋に危害を加えるものには容赦をしない。基本的に下の名前で人を呼ぶ。かなりのおせっかい焼き。ウソを付くのは苦手。
: [[ロバート・F・ヤング]]の短編小説『たんぽぽ娘』の一節がシナリオにおいて引用されている。
+
: 椋と同様に委員長だが、不真面目体質で遅刻が多く授業や委員会をサボってしまうことも多々あるうえに禁止されている[[原動機付自転車|バイク]]登校をするなど校則違反や遅刻をあまり重く見ていないところがある。また、主人公と陽平に対して横暴な態度をとったり金銭に関してモラルを問われるような行動を取る。
; 坂上 智代(さかがみ ともよ)- 声:[[桑島法子]]
+
: ことみには友好的に接するが、智代にはやや敵対心を見せる。<!-- 智代ルートで理由が明らかにされる。← というのはやってみて知ると良いでしょう -->
: 春から[[転校]]してきた2年生。他校の不良生徒たちの間で伝説が残るほど喧嘩が強いが、転校を機に本人は女の子らしく過ごすと心に決めている。学校前の桜並木が切り取られるのを阻止するために[[生徒会]]長になろうとしている。2年生であり主人公たちの後輩にあたるのだが、雰囲気といい言動といい全く下級生らしさがない。'''鷹文'''という名の弟がいる。生徒会長を目指しているためか、(自他共に)不正や惰性が許せない。好きな人の事になると盲目になる。
+
: [[イノシシ|ウリボウ]]であるボタン(声優:[[川名真知子]])をペットにしている。進路に[[幼稚園]]の[[保育士|先生]]を考えている。クラスはE組。
; 宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)- 声:[[榎本温子]]
+
; 一ノ瀬 ことみ(いちのせ ことみ)
: 資料室にいる2年生。図書室の付属扱いになってしまった資料室を今でも愛する。その資料室には生徒から没収された雑誌なども保管されており、そこにあるおまじない本からおまじないを主人公らに教えるが、それは必ず成功する恐ろしいシロモノである。持ち前の温厚な性格から誰とでも仲良くする娘で、校外の不良たちからも慕われる存在。もともと「先輩」と呼ぶという設定があったが、本編ではそう呼ぶことはない。
+
: 声:[[能登麻美子]]
; 幸村 俊夫(こうむら としお)- 声:[[青野武]]
+
: テーマ曲:Étude pour les petites supercordes
: 古文の教師。主人公らの卒業と同時に定年を迎える。見かけの穏やかさからは想像もできない熱血教師で「不良生徒をちぎっては投げ、ちぎっては投げていた」という過去を持つ。老いているためか、会話の受け答えが遅いところがある。
+
: 誕生日:[[5月13日]]。身長:160cm。体重:48kg。血液型:A型。3サイズ:88/58/85。
; 相楽 美佐枝(さがら みさえ)- 声:[[雪野五月]]
+
: 世界的に有名な[[物理学者]]の父母(一ノ瀬鴻太朗・水恵)を持ち、本人も英語の専門書を読みこなす才媛である。ことみの名前は「世界は琴に満ちている(作中における[[超弦理論]]の表現)」「K&M(両親の名前の[[イニシャル]])」「誕生日は5月13日」からきている。
: 陽平の住む男子寮の寮母。主人公と同じ高校の出身で当時は生徒会長を務めていた。寮生達からは頼られるのと同時に、規律に厳しい一面から恐れられている存在。生徒会長を目指す智代に尊敬されている。他人に物事を頼まれると断れないところがある。
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: 全国でもトップレベルの学力を誇るため進学実績を挙げることを条件に授業に出席しないことを黙認されており、必要な授業時間以外は独学で[[学校図書館|図書室]]で勉強している。昼食も一般生徒と顔を合わせぬように時間をずらし、本来は飲食禁止の図書室で食べている。
; 柊 勝平(ひいらぎ かっぺい)- 声:[[白石涼子]]
+
: 料理が上手で、昼食は自身の手作り。
: 謎の旅を続けている19歳の少年。神出鬼没。女性的な外見と声色を持ち、よく女の子と間違われる。しかし本人は男らしく生きたいと思っている。極端な世間知らずで、傍若無人なところがある。たまにポエマーめいたことをつぶやく。
+
: おっとりとした性格で、語尾に[[助詞#終助詞|終助詞]]の「〜の」をつける話し方が特徴。ハサミで図書室や書店の本からページを無断で切り抜くなど、浮世離れした行動が見られる。読書に没頭していると「ことみちゃん」と呼ばれない限り一切反応しない。幼い頃に習っていた[[ヴァイオリン]]を弾くのが好きだが、他人には不快な騒音にしか聞こえない。また[[漫才]]の[[ツッコミ]]や古典的な[[駄洒落|ダジャレ]]も好きでよく披露しているが、あまり受けていない。
; 岡崎 直幸(おかざき なおゆき)- 声:[[中博史]]
+
: 折に触れて[[ロバート・F・ヤング]]の短編小説『たんぽぽ娘』の一節を口にする。クラスはA組。
: 主人公の父親。妻(主人公の母)を事故で亡くしてからも息子を手のかからない年齢まで男手一つでがむしゃらに育て上げたが、その後は全てを失い、堕落していった。主人公とどこか距離を置いている。
+
; 坂上 智代(さかがみ ともよ)
; 岡崎 史乃(おかざき しの)- 声:[[麻生美代子]]
+
: 声:[[桑島法子]]
: 主人公の祖母であり、直幸の母親。汐から見れば曾祖母。
+
: テーマ曲:彼女の本気
; 岡崎 汐(おかざき うしお)- 声:[[こおろぎさとみ]]
+
: 誕生日:[[10月14日]]。身長:161cm。体重:47kg。血液型:O型。3サイズ:86/57/82。
: AFTER STORYで誕生する、主人公と渚の間にできた子供。渚と違い、[[アホ毛]]は見られない。
+
: 春から2年次に[[転校]]してきた。足技を駆使した喧嘩が強く以前は喧嘩を繰り返していたため、近隣の不良生徒には畏怖の対象となったり遺恨を抱かれている。
; 謎の少女 と ガラクタの人形 - 声:なし
+
: 転校を機に本人は女の子らしく過ごすと心に決めているが、懲りずに挑戦を続ける陽平にだけは容赦なく実力を行使する。進学校へ編入するだけあって成績は優秀である。スポーツの経験はほとんどないものの運動神経は主人公や杏、陽平らを超えて抜群に良いため運動部から勧誘されるが、[[生徒会]]長になろうとしているため断っている。
 +
: 上級生である主人公達に対しての言動に全く後輩らしさがない。生徒会長を目指しているためか、自他共に不正や惰性を許さない性格である。一度決めたことには決して譲らず、好きなことに関しては盲目的になる。
 +
: 視力が悪く[[眼鏡]]を掛けることもある。鷹文と言う名前の弟がいる(『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』に主要キャラクターとして登場)。クラスはB組。
 +
; 伊吹 風子(いぶき ふうこ)
 +
: 声:[[野中藍]]
 +
: テーマ曲:は〜りぃすたーふぃっしゅ
 +
: 誕生日:[[7月20日]]。身長:150cm。体重:41kg。血液型:B型。3サイズ:78/54/79。
 +
: [[ヒトデ]]好きで、自分が彫ったヒトデの彫刻を多くの人に渡している。不器用なため彫っている時に[[ナイフ]]で怪我をし、手に[[包帯]]を巻いている。
 +
: 外見が小柄で一見大人しそうだが独特の感性を持っているのか珍妙な言動や行動が多く、毒舌家ではっちゃけており相当の頑固者である。ああ言えばこう言うタイプで、特に主人公とは会話が成立しないことが多い。自分のヒトデの彫刻のことを考えるだけで自分の世界に入って完全に無防備になり、その間にイタズラをされても気付かない。ことあるごとに大人の女性であると主張しているが、小学生か中学生並みの外見<ref>[http://www.mext.go.jp/b_menu/toukei/001/h16.htm 文部科学省の平成16年度学校保健統計調査]では小学校6年生と中学校1年生の平均身長は146.9cmと152.1cmである。</ref>と同様に性格、嗜好も子供っぽい。
 +
: 「最悪です」が口癖になっている。[[スポーツ]]は苦手。
 +
; 宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)
 +
: 声:[[榎本温子]]
 +
: テーマ曲:資料室のお茶会
 +
: 誕生日:[[8月7日]]。身長:157cm。体重:45kg。血液型:A型<ref name="no6"/>。
 +
: 2年生で、図書室に附属する倉庫として扱われている資料室によく駐留している。1本の[[アホ毛]]がある。
 +
: [[飲料|飲み物]][[軽食]]などを振る舞い、資料室の来訪者をもてなしている。持ち前の温厚な性格から誰とでも仲良くするので、校外の不良たちからも慕われている。
 +
: 資料室に保管されている雑誌などからピックアップしたおまじないを主人公らに教えるが、それらは必ず成功してしまう。
 +
: 成績は優秀で、おっとりした外見にも関わらずスポーツも得意である。もともと主人公を「先輩」と呼ぶという設定があったが、本編ではそう呼ぶことはない。
 +
: 通常版のパッケージには5人のヒロインと共に描かれている。
 +
; 藤林 椋(ふじばやし りょう)
 +
: 声:[[神田朱未]]
 +
: 誕生日:9月14日。身長:159cm。体重:47kg。血液型:O型<ref name="no6"/>。
 +
: 杏の双子の妹で主人公のクラスの委員長。遅刻、怠業の常習犯である主人公と陽平を出席させるために苦労している。
 +
: 目と髪型を除けば杏との外見上の差異はほとんどないが、おとなしく引っ込み思案かつ真面目な性格でスポーツ、料理は苦手であるなど、内面や身体能力は大きく異なる。[[バスト]]サイズが杏より大きいという描写があるが、3サイズの設定が公表されていないため真偽は不明である。
 +
: [[占い]]について造詣が深く、占いを鑑定するときだけは饒舌となる。得意とする[[トランプ]]を用いた独特の占いにはいつも女子生徒が列をなす。占いの結果は必ず外れるが、言い換えれば反対の解釈で必ず的中する。
 +
: 誤って茹でたことからボタンに恐れられてしまっている。
 +
: [[看護専門学校|看護学校]]への進学を考えていて、病院でアルバイトしている。クラスはD組。
 +
; 春原 陽平(すのはら ようへい)
 +
: 声:[[阪口大助]]
 +
: 誕生日:[[2月17日]]。身長:167cm。体重:55kg。血液型:AB型<ref name="no6"/>。
 +
: 主人公の悪友で同級生。[[サッカー]]のスポーツ推薦で入学したが、喧嘩沙汰を起こして退部になった後は自堕落な学生生活を送っている。実家が東北地方であるため運動部用の寮に強引に住み続けている。
 +
: 主人公とあわせて不良コンビとして悪名が立っており下級生を恫喝したり他校の不良生徒とトラブルを起こすなど主人公よりかなり不良らしく振舞ってはいるが、周囲からは「[[へたれ|ヘタレ]]」のレッテルを貼られている。根は悪人ではないものの不用意な言動が原因で杏、智代や天敵の[[ラグビー]]部に痛い目に遭わされたりいらぬ誤解をされることが多く、本編における体を張ったギャグの大半を担当する。それ故打たれ強く立ち直りも早い。頭髪が金髪だが、これは生来ではなく[[染髪]]したものである<ref>日本のアニメ・ゲームの作画では、頭髪・[[虹彩]]を現実で考えられない派手な[[有彩色]]([[赤]]・[[緑]]など)に着色されることが多いがこれはキャラクターの個性や特徴を引き立てる記号化のための演出であり、作中でも''頭髪の色について言及してはならない''ことが暗黙の了解となっている(制作サイドによる劇中での想定と異なっている可能性もある)。ただし金髪・茶髪については先天的(生まれつき)または染髪(後天的)で、実際にその色であることを前提とした演出が多い。</ref>。異性に対する興味が旺盛で魅力的な女子を見つけてはナンパにかかるが、交際にこぎ着けた相手はいない。自分の担任の先生の名前を覚えられず、岡崎の「動物のついた名前だったような」のヒントで「'''象印先生'''だった。間違いない。」といって思い出すが、もちろん間違いである。(正解は乾(いぬい))
 +
: 勉強は苦手だが頭が悪いわけではなく、余計なことに対する執念や集中力には目を見張るところがある。スポーツ特待生だけあって運動神経は主人公や杏と肩を並べるほど良い。クラスはD組。
 +
; 相楽 美佐枝(さがら みさえ)
 +
: 声:[[雪野五月]]
 +
: 誕生日:[[4月3日]]。身長166cm。体重51kg。血液型:B型<ref name="no6"/>。
 +
: 主人公の学校のOGで、[[東京都|都内]]の[[短期大学|短大]]を卒業後に陽平の住む男子[[寮]]の[[寮母]]になった。寮生からは頼られるのと同時に、規律に厳しい一面から恐れられている。
 +
: 面倒見が良く、他人に物事を頼まれると断れないところがある。
 +
: 規律を守らない寮生への[[しつけ]]として主人公に[[プロレス技]]を提案されてからは、[[体罰]]にプロレス技を使用するようになる。
 +
: 女子初の生徒会長を務めていた時期に全生徒に遅刻や欠席をさせなかったという快挙を成し遂げており、生徒会長を目指す智代に尊敬されている。
 +
: 寮で猫を飼育しているが、個体固有の命名をしていない。
 +
; 古河 秋生(ふるかわ あきお)
 +
: 声:[[置鮎龍太郎]]
 +
: 誕生日:[[7月20日]]。身長:175cm。体重:68kg。血液型:B型<ref name="no6"/>。
 +
: 渚の父親で古河パンを経営している。[[蟹座]]生まれ。渚と同じ2本のアホ毛を持つ。ヘビースモーカーでいつも煙草をくわえている。
 +
: 柄と口は悪いがとても優しく世話焼きで、また無邪気な一面を持ち誰にでも好かれる男性である。[[野球]]と[[ガンプラ|機動戦士のプラモデル]]が好き。しばしば子供っぽい遊びや趣味に走り、店番をさぼってしまうこともある。
 +
: 妻子を溺愛しているが[[セクシャルハラスメント|セクハラ]]まがいの発言が見られたり、妻に対して[[スカートめくり]]などの[[悪戯|いたずら]]をたびたび行ったりしている。
 +
: パンについての不用意な発言で泣かせた早苗を、売れ残りを咥えて追いかける演出がお決まりになっている。売れ残ったパンは主催したゲームの敗者に[[罰ゲーム]]として購入させ、処分することもある。
 +
; 古河 早苗(ふるかわ さなえ)
 +
: 声:[[井上喜久子]]
 +
: 誕生日:[[10月5日]]。身長:158cm。体重:45kg。血液型:A型<ref name="no6"/>。
 +
: 渚の母親で秋生の妻。夫婦で古河パンを経営するほか、自宅で近所の子供達相手に[[学習塾]]を開講している。渚の姉と間違われることもあるほど外見が若い。3本のアホ毛を持つ。
 +
: 普段は子供っぽく泣き虫だが、肝心な時には頼りになる芯の強さと行動力を備えた一面も持つ。
 +
: 彼女の奇抜なアイデアで作った独創的なパンは、毎回のように売れ残っている。しかしその事実を指摘されたりパンについて適正な批評を下されると悲嘆してしまうため、秋生と周囲の人たちの間ではごまかすことが暗黙の了解となっている。
 +
; 伊吹 公子(いぶき こうこ)
 +
: 声:[[皆口裕子]]
 +
: 誕生日:[[1月18日]]。身長:161cm。体重:49kg。血液型:AB型<ref name="no6"/>。
 +
: 風子の姉。3年前までは主人公の通う高校の美術教師だった。
 +
: 渚の恩師でもあり、古河パンの常連客で今も交友が続いている。教え子だった祐介とは婚約中。俊夫の教え子でもあり、彼を尊敬している。見た目通りおしとやかで優しい女性。
 +
; 幸村 俊夫(こうむら としお)
 +
: 声:[[青野武]]
 +
: 誕生日:[[8月27日]]。身長:162cm。体重:52kg。血液型:O型<ref name="no6"/>。
 +
: 古文の教師。主人公らの卒業と同時に定年を迎える。
 +
: 見かけの穏やかさからは想像もできない熱血教師で、過去には不良生徒相手の武勇伝を持つ。老いているためか会話の受け答えが遅いところがある。
 +
; 春原 芽衣(すのはら めい)
 +
: 声:[[田村ゆかり]]
 +
: 誕生日:[[6月11日]]。身長:152cm。体重:42kg。血液型:A型<ref name="no6"/>。
 +
: 陽平の妹。13歳の中学2年生。
 +
: 兄の生活が心配で寮を訪ねてくる。陽平とは違ってしっかりした性格で世話焼き。運動神経もいい。陽平の自堕落な現状に頭を悩ませながらも、とても陽平を慕っている。祐介の大ファンである。
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; 芳野 祐介(よしの ゆうすけ)
 +
: 声:[[緑川光]]
 +
: 誕生日:[[12月5日]]。身長:179cm。体重:63kg。血液型:O型<ref name="no6"/>。
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: 主人公たちの学校のOB。電気工として働いている。
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: [[ロック (音楽)|ロック]][[ミュージシャン]]として一度は成功するものの、引退して地元に戻った。今でもたまにロックな魂を叫ぶ。
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: よく聞けばいいことを言っているのだが、あまりにも臭かったり同じことを2度言ったりするためしばしばギャグとなる。
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: 公子と婚約中。美佐枝の先輩だが、問題児だったため因縁がある。
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; 柊 勝平(ひいらぎ かっぺい)
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: 声:[[白石涼子]]
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: 誕生日:不明。身長:165cm。体重:52kg。血液型:B型<ref name="no6"/>。
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: 謎の旅を続けている19歳の少年。神出鬼没。
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: 女性的な外見と声色のためよく女の子と間違われるが、本人は男らしく生きたいと思っている。極端な世間知らずで傍若無人なところがある。たまに[[詩人|ポエット]]めいたことをつぶやく。
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; 岡崎 直幸(おかざき なおゆき)
 +
: 声:[[中博史]]
 +
: 誕生日:[[5月1日]]。身長:170cm。体重:60kg。血液型:A型<ref name="no6"/>。
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: 主人公の父親。
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: 事故で妻を失って以来、男手一つで息子を育て上げた。その後は生気を失った日々を送っており、主人公とは他人行儀に接する為に疎遠状態となっている。
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; 志麻 賀津紀(しま かつき)
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: 声:[[朴ロ美|朴璐美]]
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: 美佐枝が高校時代に出会った年下の少年。
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: 彼が病院で入院している時に美佐枝に優しくしてもらったお礼に、自分ができる範囲で願いを叶えると言ってくる。美佐枝の当時の友人である「サキ」と「ユキ」にからかわれていた。また、女顔なのでカツラで女装をさせられてかわいいと言われたこともある。
 +
; 岡崎 史乃(おかざき しの)
 +
: 声:[[麻生美代子]]
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: 主人公の祖母であり直幸の母親。汐の曾祖母にあたる。
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; 岡崎 汐(おかざき うしお)
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: 声:[[こおろぎさとみ]]
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: AFTER STORYで誕生する主人公と渚の子供。渚や早苗と違い[[アホ毛]]は見られない。渚には「しおちゃん」と呼ばれる。
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; 謎の少女 と ガラクタの人形
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: 声:なし(PS2版・劇場版) / [[矢島晶子]](ガラクタの人形。TVアニメ)[[川上とも子]](謎の少女。TVアニメ)
 
: 物語の冒頭や途中に少しずつ挿入される「幻想世界」での登場人物。
 
: 物語の冒頭や途中に少しずつ挿入される「幻想世界」での登場人物。
 +
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== スタッフ ==
 +
* エグゼクティブプロデューサー:馬場隆博([[ビジュアルアーツ|株式会社ビジュアルアーツ]]代表取締役社長)
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* 企画:[[麻枝准]]
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* シナリオ:麻枝准、[[涼元悠一]]、魁
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* 原画:[[樋上いたる]]
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* 音楽:[[折戸伸治]]、戸越まごめ、麻枝准
  
 
== 主題歌・音楽 ==
 
== 主題歌・音楽 ==
 
; オープニングテーマ 『メグメル』
 
; オープニングテーマ 『メグメル』
: 作詞:[[riya]]、作曲:[[eufonius]]、編曲:[[菊地創|kiku]]、Mix:大久保将、歌:riya
+
: 作詞:[[riya]]、作曲:[[eufonius]]、編曲:[[菊地創|kiku]]、Mix:[[大久保将]]、歌:riya
 
; エンディングテーマ 『-影二つ-』
 
; エンディングテーマ 『-影二つ-』
: 作詞:魁、作曲 / 編曲:[[戸越まごめ]]、歌:riya
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: 作詞:[[魁]]、作曲 / 編曲:[[戸越まごめ]]、歌:riya
 
; 挿入歌 『Ana』
 
; 挿入歌 『Ana』
: 作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:[[Lia]]
+
: 作詞:[[萩原ゆう]]、作曲:[[traditional]]、編曲:戸越まごめ、歌:[[Lia]]
 
; AFTER STORY エンディングテーマ 『小さなてのひら』
 
; AFTER STORY エンディングテーマ 『小さなてのひら』
 
: 作詞 / 作曲:[[麻枝准]]、編曲:戸越まごめ、歌:riya
 
: 作詞 / 作曲:[[麻枝准]]、編曲:戸越まごめ、歌:riya
  
==メディアミックス展開==
+
== 劇場版 ==
=== ゲーム ===
+
=== 概要 ===
* エグゼクティブプロデューサー:馬場隆博([[ビジュアルアーツ|株式会社ビジュアルアーツ]]代表取締役社長)
+
2007年9月15日に[[東映アニメーション]]による劇場版アニメが公開された。2006年4月にKeyの公式サイトで発表されたが、東映が積極的なPR・宣伝活動を開始したのはその約1年後からである(しかし製作時間は余裕がなかったという)。監督は劇場版『AIR』の監督でもある[[出崎統]]が務めている。<br/>前作『AIR』への意見を踏まえてか前作より原作を意識した構成・つくりになっている(劇場パンフレット等の解説で、それらが垣間見える)ものの、「もう一つのCLANNAD」をコンセプトとしており前作同様な独自解釈に基づく[[世界観]]や設定の大幅な再構成も行われ、監修であるKeyに確認をとったうえで完成した。上映時間の制約もあって、ことみがゲスト出演に留まった。また、まったく出番の無いキャラクターも多数いる。
* 企画:麻枝准
+
* シナリオ:麻枝准、[[涼元悠一]]、[[魁]]
+
* 原画:樋上いたる
+
* 音楽:[[折戸伸治]]、戸越まごめ、麻枝准
+
  
=== 劇場版アニメ ===
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東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録。その後もロングランや公開拡大等が行われた。
{{未検証}}
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==== 概要 ====
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2007年9月15日に[[東映アニメーション]]による劇場版アニメが公開された。2006年[[4月1日]]にKeyの公式ページより情報の発表はあったが、それからはまったくといっていいほど情報が公開されなかった。本格的に東映から情報が開示されたのは、その約1年後となり、その後は積極的なPR・宣伝活動が行われた。監督は劇場版『AIR』の監督でもある[[出崎統]]が務めている。本編上映に先立ち、古河渚より劇場内の注意事項について説明アナウンスがなされる([[エクスドライバー]]劇場版の場合とは異なり、各映画館独自の注意事項アナウンスに追加する形で上映)。これは渚のほかにも智代verが存在する。前作『AIR』の反省を踏まえてか前作より原作を意識した構成・つくりになっている(劇場パンフレット等の解説でそれらが垣間見える)ものの、同様に独自解釈に基づく[[世界観]]や設定の大幅な再構成も行われている。
+
  
==== 評価 ====
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2008年[[3月7日]]に当作品のDVD版が3種類(通常版、コレクターズエディション、スペシャルエディション)発売された。後者2つは付属特典が異なる。
上記の試行錯誤の結果、「幻想世界」の解釈が違っていたり一部のキャラクター設定が変更されるなどしたため、原作を好む・重視するファンからの評価は低い。一方でキャラクターの立ち位置を原作と変えたことによって役割が変わった(重要度の変わった)キャラクターもおり、これらの独自解釈を作品のコンセプトの一つたる「もう一つのCLANNAD(パンフレットより)」として良しとする評価もある。結果、劇場版『AIR』と同じく評価が極端に賛否両論に分かれている傾向にあるが、前作のコンセプトから多少評価が柔軟化している節も見受けられる。だんご大家族の歌は本作独自のものになっており、麻枝准作詞・作曲のものとは違った子ども番組を意識した作曲・作詞が行われている(作詞は監督の出崎である)。なおミニシアターランキングでは初登場1位を飾っており、前作同様Key作品自体の人気の高さを見せつけた。
+
  
==== スタッフ ====
+
=== スタッフ ===
* 原作:Key / ビジュアルアーツ
+
* 製作:[[東映アニメーション]]・高橋浩、[[フロンティアワークス]]・及川武
* 監督:[[出崎統]]
+
* 原作・監修:[[ビジュアルアーツ]] / [[Key]]
* 脚本:[[中村誠]]
+
* キャラクター原案:[[樋上いたる]]
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* 原曲:[[折戸伸治]]、[[戸越まごめ]]、[[麻枝准]]
 +
* 企画:木戸睦、野村美加
 +
* 脚本:[[中村誠 (脚本家)|中村誠]]
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* 音楽:[[猪股義周]]
 +
* 音楽監督:[[鈴木清司]]
 +
* 製作担当:杉本隆一
 +
* 編集:後藤正浩
 +
* 音響監督:山田知明
 +
* 録音:はたしょうじ
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* 音響効果:[[横山正和]]、横山亜紀
 +
* 美術デザイン:河野次郎
 +
* 美術監督:スギ浦正一郎
 +
* 色彩設定:辻田邦夫
 +
* デジタル撮影監督:三晃プロダクション 福田岳志、白鳥友和
 +
* CGディレクター:吉安徹
 
* キャラクターデザイン:[[門之園恵美]]
 
* キャラクターデザイン:[[門之園恵美]]
* 総作画監督:[[大西陽一]]
+
* コスチュームデザイン補:堀江由美
* アニメーション制作:[[東映アニメーション]]
+
* 作画監督:大西陽一
 +
* 監督:[[出崎統]]
  
=== テレビアニメ ===
+
=== 主題歌 ===
2007年10月よりTBS系列4局で放送中。全24回。『AIR』・『Kanon(第2作)』と同じく[[京都アニメーション]]がアニメーション制作を担当している。
+
; 主題歌『メグメル』
 +
: 作詞:[[riya]]、作曲:[[eufonius]]、編曲:[[菊地創|kiku]]、歌:riya
 +
; 『小さなてのひら』
 +
: 作詞:麻枝准、作曲:麻枝准、編曲:菊地創、歌:eufonius
 +
; 『だんご だんご だんご』
 +
: 作詞:出崎統、作曲:猪股義周、編曲:猪股義周、歌:付属光坂高等学校在校生
 +
; イメージソング『マルメロ~fildychrom~』
 +
: 作詞:riya、作曲:菊地創、編曲:菊地創、歌:eufonius
 +
<!--=== 登場キャラクター ===
 +
; 岡崎 朋也
 +
: どこにも居場所は無いと感じ他人とは距離をとって過ごしている学生。子供の時から不思議な夢をみる。バスケット特待生であったが父親との突発的な事故により肩を怪我している。
 +
; 古河 渚
 +
: 通学途中の坂の下で出会った女生徒。演劇部を復活させようとする。病弱で何年か留年していた。
 +
; 坂上 智代
 +
: 生徒会立候補者。朋也達とも仲が良い。
 +
; 藤林 杏
 +
: 智代の選挙活動を応援している。朋也達とは2年の頃からの友人。
 +
; 春原 陽平
 +
: 朋也の悪友。直情的ですぐキレやすく、元はサッカー部所属だったが現在は退部処分。
 +
; 伊吹 公子
 +
: 2年担当の女性教師。元演劇部の顧問。合気道をやっており腕っ節が強い。
 +
; 古河 秋生
 +
: 渚の父親。野球好き。元劇団俳優。
 +
; 古河 早苗
 +
: 渚の母親。パン屋を経営。秋生と同じ劇団俳優だった。
 +
; 芳野 祐介
 +
: 春原のバイト先の先輩。元ミュージシャン。公子の恋人
 +
; 岡崎 直幸
 +
: 朋也の父親。男手一つで朋也を育てている。朋也の事を気にかけているが高校受験前の事故により疎遠な態度をとられている。
 +
; ピエロの人形
 +
: 朋也の見る夢に出てくる人形。誰かの気配を感じ彷徨っており、やがて約束の木にたどり着く。
 +
; なにもない世界の主人公
 +
: 一人芝居「なにもない世界」の登場人物。誰かを探して世界の果てを目指している。
 +
; 岡崎 汐
 +
: 渚と朋也の子供。-->
  
当初は[[BS-i限定放映深夜アニメ枠|BS-i限定放映]]と発表されていたが、「[[TBSアニメフェスタ]]2007」にて[[東京放送|TBS]][[毎日放送]](MBS)・[[中部日本放送]](CBC)の地上波各局での放映スケジュールが追加された事が発表(このような例は過去には『[[ちっちゃな雪使いシュガー]]』や『[[びんちょうタン]]』などがある)され、公式WebサイトもBS-i内からTBS内に移転した。
+
=== その他 ===
==== スタッフ ====
+
* 本編上映に先立ち、渚より劇場内の注意事項について説明アナウンスがなされる(『[[エクスドライバー]]』劇場版の場合とは異なり、各映画館独自の注意事項アナウンスに追加する形で上映)。渚のほかにも智代・杏verが存在するが、これらは池袋シネマサンシャイン限定であった。なお、これらはDVDスペシャルエディション版特典DVDに収録されている。
 +
* 池袋シネマサンシャインでは最長期間のロングラン公開が行われ、最終上映ではファン感謝祭の開催場所になった。また、公開直前には前作・劇場版『AIR』のリバイバル上映も行われている。
 +
* 本編には登場していないが、『AIR』のリバイバル上映の際には風子のデザイン画が掲載されたチラシが全員に配布されている。
 +
 
 +
== テレビアニメ ==
 +
[[東京放送|TBS]]および系列3局の計4局で2007年10月から2008年3月まで(TBSの場合)全22回+番外編1回が放映された。『AIR』・『Kanon』(第2作)と同じく[[京都アニメーション]]がアニメーション制作を担当している。
 +
 
 +
当初は[[BS-i限定放映深夜アニメ枠|BS-iのみの限定で放送]]と発表されていたが「[[TBSアニメフェスタ]]2007」において急遽[[東京放送|TBS]]で先行し、[[遅れネット]]により[[毎日放送]][[中部日本放送]]の各局でも放送されることが発表され[[全国放送]]であるBS-iでの放送を最も遅らせる形を取ることとなった<ref>このような例は過去には『[[ちっちゃな雪使いシュガー]]』や『[[びんちょうタン]]』などがある。</ref>。ただ、地上波では[[地上デジタルテレビジョン放送|地デジ]]も含めて画面端をカットした4:3映像(レンタルDVDも4:3映像)で放送された。一方、BS-iでは16:9サイズで放送されるが共にSD画質にダウンコンバートされたものとなっている。
 +
 
 +
テレビアニメは2部構成からなる原作の第1部のみをベースとして制作された。本来は[[パラレルワールド]]扱いで時系列が連続しないキャラクター個別のストーリーを統合し、また第1部の終盤にクライマックスを置くために特に後半では原作を踏襲しつつもストーリー展開に大胆なアレンジがなされた。一方で一部のヒロインについては個別のストーリーが簡略化された。
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「[[電撃G'sマガジン]]」2008年5月号および番外編放送終了直後に『'''CLANNAD 〜AFTER STORY〜'''』の制作が発表された。放送時期は未定だが、スタッフ・キャストは変更は無い。DVD第8巻(最終巻)にはアナザーストーリーとなる『'''智代編'''』が制作・収録となる事が「[[東京国際アニメフェア]]2008」イベント内で発表された(このストーリーには渚は登場しない。それに先駆けて都内で上映会が[[5月31日]]に開催される予定)。
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=== スタッフ ===
 
* 原作:Key / ビジュアルアーツ
 
* 原作:Key / ビジュアルアーツ
 
* プロデューサー:中山佳久(TBS)、中村伸一(ポニーキャニオン)、太布尚弘(ムービック)、八田陽子(京都アニメーション)
 
* プロデューサー:中山佳久(TBS)、中村伸一(ポニーキャニオン)、太布尚弘(ムービック)、八田陽子(京都アニメーション)
 
* 監督:[[石原立也]]
 
* 監督:[[石原立也]]
 
* シリーズ構成・脚本:[[志茂文彦]]
 
* シリーズ構成・脚本:[[志茂文彦]]
* キャラクター原案:[[樋上いたる]]
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* キャラクター原案:樋上いたる
 
* キャラクターデザイン・総作画監督:[[池田和美]]
 
* キャラクターデザイン・総作画監督:[[池田和美]]
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* 動画検査:清原美枝、中峰ちとせ、栗田智代、藤田奈緒子、村山健治、中野恵美
 
* 音楽:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准
 
* 音楽:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准
 
* 音響監督:[[鶴岡陽太]]
 
* 音響監督:[[鶴岡陽太]]
149行目: 299行目:
 
* 美術監督:篠原睦雄
 
* 美術監督:篠原睦雄
 
* 色彩設計:竹田明代
 
* 色彩設計:竹田明代
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* 色指定検査:竹田明代、石田奈央美、高木理恵、下浦亜弓
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* 色指定検査補:宮田佳奈、石原裕介、永安真由美
 
* 撮影監督:中上竜太
 
* 撮影監督:中上竜太
 
* 設定:高橋博行
 
* 設定:高橋博行
169行目: 321行目:
 
* アシスタントプロデューサー:大橋永晴、松永裕一、藤野麻耶
 
* アシスタントプロデューサー:大橋永晴、松永裕一、藤野麻耶
 
* 設定マネージャー:栗原一樹
 
* 設定マネージャー:栗原一樹
* 制作マネージャー:板原史岳
+
* 制作マネージャー:板原史岳、瀬波里梨、八田真一郎、横田圭佑
 
* アニメーション制作:[[京都アニメーション]]
 
* アニメーション制作:[[京都アニメーション]]
 
* 製作協力:[[ポニーキャニオン]]、[[ムービック]]、京都アニメーション
 
* 製作協力:[[ポニーキャニオン]]、[[ムービック]]、京都アニメーション
 
* 製作:[[製作委員会方式|光坂高校演劇部]]、TBS
 
* 製作:[[製作委員会方式|光坂高校演劇部]]、TBS
  
==== 主題歌 ====
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=== 主題歌 ===
; オープニングテーマ 『メグメル~cuckool mix 2007~』
+
; オープニングテーマ 『[[メグメル 〜cuckool mix 2007〜/だんご大家族|メグメル 〜cuckool mix 2007〜]]』
: 作詞:riya、作曲:[[eufonius]]、編曲:菊地創、歌:[[eufonius]]
+
: 作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:[[菊地創]]、歌:eufonius
; エンディングテーマ 『だんご大家族』
+
; エンディングテーマ 『[[メグメル 〜cuckool mix 2007〜/だんご大家族|だんご大家族]]
: 作詞・作曲:麻枝准、編曲:[[たくまる]]、歌:[[茶太]]、コーラス:[[真理絵]]、[[くない瓜]]、[[Rio]]、[[Morrigan]][[藤枝あかね]]、茶太、たくまる
+
: 作詞・作曲:麻枝准、編曲:[[たくまる]]、歌:[[茶太]]、コーラス:[[真理絵]]、[[くない瓜]]、Rio、[[Morrigan]]、藤枝あかね、茶太、たくまる
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; 挿入歌
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: 『風の少女』(第9話)
 +
:: 作詞:key、作曲:戸越まごめ、編曲:[[MANYO]]、歌:riya
 +
: 『Ana』(第9話)
 +
:: 作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
 +
: 『オーバー』(第18話)
 +
:: 作詞:Key(麻枝准)、作曲:折戸伸治、編曲:MANYO、歌:riya
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: 『影二つ』(第22話)
 +
:: 作詞:魁、作曲 / 編曲:戸越まごめ、歌:riya
  
==== サブタイトル ====
+
=== サブタイトル ===
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" align="center" style="text-align:center"
+
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" style="background:#f9f9f9; margin:0 auto; text-align:center"
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|-style="background:#f2f2f2"
 
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!演出補佐!!作画監督!!作画監督補佐
 
!話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!演出補佐!!作画監督!!作画監督補佐
 
|-
 
|-
|第1話||桜舞い散る坂道で||rowspan="6"|[[志茂文彦]]||[[石原立也]]||石原立也||北之原孝将||[[池田和美]]||高橋真梨子
+
|第1話||桜舞い散る坂道で||rowspan="23"|[[志茂文彦]]||colspan="2"|[[石原立也]]||北之原孝将||[[池田和美]]||高橋真梨子
 
|-
 
|-
 
|第2話||最初の一歩||石立太一||北之原孝将||-||高橋博行||秋竹斉一
 
|第2話||最初の一歩||石立太一||北之原孝将||-||高橋博行||秋竹斉一
 
|-
 
|-
|第3話||涙のあとにもう一度||坂本一也||[[木上益治|三好一郎]]||||[[木上益治|多田文男]]||
+
|第3話||涙のあとにもう一度||坂本一也||[[木上益治|三好一郎]]||-||植野千世子||-
 
|-
 
|-
|第4話||仲間をさがそう||colspan="2"|石原立也||||西屋太志||
+
|第4話||仲間をさがそう||colspan="2"|石原立也||米田光良||西屋太志||-
 
|-
 
|-
|第5話||彫刻のある風景||colspan="2"|荒谷朋恵||||高橋真梨子||
+
|第5話||彫刻のある風景||colspan="2"|[[荒谷朋恵]]||-||高橋真梨子||-
 
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|-
|第6話||姉と妹の創立者祭||colspan="2"|高雄統子||||[[池田晶子 (アニメーター)|池田晶子]]||
+
|第6話||姉と妹の創立者祭||colspan="2"|高雄統子||-||[[池田晶子 (アニメーター)|池田晶子]]||-
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|-
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|第7話||星形の気持ち||colspan="2"|北之原孝将||-||[[堀口悠紀子]]||-
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|第8話||黄昏に消える風||石立太一<br/>石原立也||石立太一||山田尚子||高橋博行||-
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|第9話||夢の最後まで||colspan="2"|三好一郎||-||植野千世子||-
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|第10話||天才少女の挑戦||colspan="2"|[[武本康弘]]||-||西屋太志||-
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|-
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|第11話||放課後の狂想曲||colspan="2"|荒谷朋恵||-||高橋真梨子||-
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|-
 +
|第12話||かくされた世界||colspan="2"|高雄統子||山田尚子||池田晶子||-
 +
|-
 +
|第13話||思い出の庭を||colspan="2"|北之原孝将||-||堀口悠紀子||-
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|-
 +
|第14話||Theory of Everything||colspan="2"|石立太一||-||秋竹斉一||-
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|-
 +
|第15話||困った問題||坂本一也||米田光良||-||植野千世子||-
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|-
 +
|第16話||3 on 3||colspan="2"|武本康弘||-||西屋太志||-
 +
|-
 +
|第17話||不在の空間||坂本一也||山田尚子||-||高橋真梨子||-
 +
|-
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|第18話||逆転の秘策||colspan="2"|高雄統子||-||池田晶子||-
 +
|-
 +
|第19話||新しい生活||colspan="2"|北之原孝将||-||堀口悠紀子||-
 +
|-
 +
|第20話||秘められた過去||坂本一也||石立太一||-||秋竹斉一||-
 +
|-
 +
|第21話||学園祭にむけて||colspan="2"|米田光良||-||植野千世子||-
 +
|-
 +
|第22話||影二つ||colspan="2"|武本康弘||-||西屋太志||-
 +
|-
 +
|番外編||夏休みの出来事||colspan="2"|山田尚子||-||高橋真梨子||-
 
|}
 
|}
  
==== 放送局 ====
+
=== 放送局 ===
{{番組}}
+
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="3" style="background:#f9f9f9; margin:0 auto; text-align:center"
{| border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" align="center" style="text-align:center"
+
|-style="background:#f2f2f2"
!放送対象地域
+
!放送地域!!放送局!!系列!!放送期間!!放送日時!!備考
!放送局
+
!系列
+
!放送期間
+
!放送日時
+
!備考
+
 
|-
 
|-
|[[関東広域圏]]
+
|[[関東広域圏]]||[[東京放送]](TBS)||rowspan="3"|[[Japan News Network|TBS系列]]||[[2007年]][[10月4日]] - [[2008年]][[3月27日]]||木曜 25時55分 - 26時25分||'''制作局'''
|[[東京放送]](TBS)
+
|rowspan=3|[[Japan News Network|TBS系列]]
+
|2007年10月4日~
+
|木曜 25時55分~26時25分
+
|'''制作局'''
+
 
|-
 
|-
|[[近畿広域圏]]
+
|[[近畿広域圏]]||[[毎日放送]](MBS)||2007年[[10月13日]] - 2008年[[4月5日]]||土曜 25時55分 - 26時25分||[[アニメシャワー]]枠内
|[[毎日放送]](MBS)
+
|2007年10月13日~
+
|土曜 25時55分~26時25分
+
|[[アニメシャワー]]」第1部
+
 
|-
 
|-
|[[中京広域圏]]
+
|[[中京広域圏]]||[[中部日本放送]](CBC)||2007年[[10月17日]] - 2008年[[4月9日]]||水曜 26時45分 - 27時15分||[[あにせん]]枠内
|[[中部日本放送]]
+
|2007年10月17日~
+
|水曜 26時50分~27時20分
+
|[[あにせん]]」枠内
+
 
|-
 
|-
|[[全国放送]]
+
|[[全国放送]]||[[ビーエス・アイ|BS-i]]||[[衛星放送|BS放送]]||2007年[[10月25日]] - 2008年[[4月3日]]||木曜 25時00分 - 25時30分||16:9 SD画質
|[[ビーエス・アイ|BS-i]]
+
|[[BSデジタル放送]]  
+
|2007年10月25日~
+
|木曜 25時00分~25時30分
+
 
|}
 
|}
  
{{前後番組|
+
=== 番組の変遷 ===
放送局=[[東京放送|TBS]]|
+
{{前後番組
放送枠=[[TBSテレビ木曜深夜アニメ枠#25:55~26:25枠|木曜25:55枠]]|
+
|放送枠=[[東京放送|TBS]] [[TBSテレビ木曜深夜アニメ枠#25:55〜26:25枠|木曜25:55枠]] / [[ビーエス・アイ|BS-i]] 木曜25:00枠
前番組=[[怪物王女]]|
+
|前番組=[[怪物王女]]
番組名=CLANNAD|
+
|番組名=CLANNAD
次番組=-|
+
|次番組=[[To LOVEる -とらぶる-]]
 
}}
 
}}
{{前後番組|
+
{{前後番組
放送局=[[ビーエス・アイ|BS-i]]|
+
|放送局=[[毎日放送]]
放送枠=木曜25:00枠|
+
|放送枠=[[アニメシャワー]]第1部
前番組=怪物王女|
+
|前番組=[[ラブ★コン]]
番組名=CLANNAD|
+
|番組名=CLANNAD
次番組=-|
+
|次番組=[[機動戦士ガンダム00]]<br/>([[再放送]])
}}
+
{{前後番組|
+
放送局=[[毎日放送|MBS]]|
+
放送枠=[[アニメシャワー]]第1部|
+
前番組=[[ラブ★コン]]|
+
番組名=CLANNAD|
+
次番組=-|
+
 
}}
 
}}
  
=== ドラマCD ===
+
=== その他 ===
[[フロンティアワークス]]製作のものと[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]]製作のものの2種類存在する。
+
* 放送開始とほぼ同時にTVアニメ『CLANNAD』プロモーションの一環として2007年10月に約1ヶ月間限定で次のイベントが行われた<ref>[http://hakanai.neon.jp/report/2007/071008_01.html CLANNAD電車の紹介ページ]</ref>。
==== フロンティアワークス版 ====
+
** [[10月7日]]から[[11月3日]]まで[[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[中央・総武緩行線]]の[[JR東日本E231系電車|E231系]]1編成([[三鷹車両センター|三鷹電車区(現:三鷹車両センター)]]所属・ミツ1編成)に広告電車を運行していた。この「広告電車」は戸袋部分に1両当たり合計8枚の広告が貼られている。ヘッドマークや車内の中吊り広告の類は設置されていない。
 +
** JR[[秋葉原駅]]の中央・総武緩行線ホームにある[[保存パン|パンの缶詰]]自動販売機では各ヒロインを缶詰に描いた「CLANNADパン缶」というタイアップ製品を[[10月1日]]から[[10月31日]]までの期間限定(売り切れ次第終了)で発売していた。しかし販売期間中は自動販売機前に常に行列が出来て補充後にすぐ売り切れる状態が続き、予定期間の半分である[[10月15日]]をもって完売した<ref>[[10月16日|翌日]]にアニメ公式サイトで完売が発表された。</ref>。
 +
* ゲーム版以上に筑波大学附属駒場中・高等学校をモデルとしていると見られ、校舎外観のみならずグラウンドや教室、さらにはコモンスペースなどでも類似する場面が頻出している。
 +
* [[スポンサー]]は[[ポニーキャニオン|PONY CANYON INC.]]、[[ブロッコリー (企業)|ブロッコリー]]、[[マーベラスエンターテイメント]]の3社<ref>TBS(キー局)の場合。話によってはマーベラスエンターテイメントの代わりに[[フロンティアワークス]]、[[一迅社]]、[[月刊コミックラッシュ]]などが入った。</ref>。BS-iではノンスポンサーのため提供バックはない。
 +
 
 +
== ドラマCD ==
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[[フロンティアワークス]]製作のものと[[プロトタイプ (企業)|プロトタイプ]]製作のものと2種類存在する。
 +
=== フロンティアワークス版 ===
 
『ドラマCD CLANNAD -クラナド-』として2007年に全5巻で発売。『Vol.1 古河渚』は[[4月25日]]、『Vol.2 一ノ瀬ことみ』は[[5月25日]]、『Vol.3 伊吹風子』は[[6月22日]]、『Vol.4 藤林杏』は[[7月25日]]、『Vol.5 坂上智代』は[[8月24日]]に発売。
 
『ドラマCD CLANNAD -クラナド-』として2007年に全5巻で発売。『Vol.1 古河渚』は[[4月25日]]、『Vol.2 一ノ瀬ことみ』は[[5月25日]]、『Vol.3 伊吹風子』は[[6月22日]]、『Vol.4 藤林杏』は[[7月25日]]、『Vol.5 坂上智代』は[[8月24日]]に発売。
* 原作:Key / ビジュアルアーツ  
+
* 原作:Key / ビジュアルアーツ
* 製作:フロンティアワークス  
+
* 製作:フロンティアワークス
* プロデューサー:中村誠  
+
* プロデューサー:中村誠
* 脚本:佐藤和治  
+
* 脚本:佐藤和治
* 脚本潤色:中村誠  
+
* 脚本潤色:中村誠
* 音楽:折戸伸治 / 戸越まごめ / Key / 岡崎雄二郎  
+
* 音楽:折戸伸治 / 戸越まごめ / Key / 岡崎雄二郎
* 演出:鳥島和也(エックスワン)  
+
* 演出:鳥島和也(エックスワン)
* 音響効果:長谷川卓也(サウンドボックス)
+
* 音響効果:長谷川卓也([[サウンドボックス]])
* 音響製作:山田裕一(ダックスプロダクション)
+
* 音響製作:山田裕一([[ダックス・インターナショナル|ダックスプロダクション]])
 
* 収録スタジオ:ビーライン スタジオ
 
* 収録スタジオ:ビーライン スタジオ
  
==== プロトタイプ版 ====
+
=== プロトタイプ版 ===
『CLANNAD 光見守る坂道で』として2007年に全4巻で発売予定である。第1巻は[[7月25日]]、第2巻は[[8月22日]]、第3巻は[[9月19日]]に発売。第4巻は[[10月24日]]に発売予定。店頭販売は[[アニメイト]]限定、通信販売はアニメイト通販、[[アニメイトTV]]通販、[[Amazon.co.jp]]など少数である。
+
『CLANNAD 光見守る坂道で』として2007年に全4巻で発売。第1巻は[[7月25日]]、第2巻は[[8月22日]]、第3巻は[[9月19日]]、第4巻は[[10月24日]]に発売(店頭販売は[[アニメイト]]限定、通信販売はアニメイト通販、[[アニメイトTV]]通販、[[Amazon.co.jp]]など少数である)。
* 原作:Key / ビジュアルアーツ  
+
* 原作:Key / ビジュアルアーツ
 
* 製作:プロトタイプ
 
* 製作:プロトタイプ
  
=== インターネットラジオ ===
+
== 外伝小説 ==
『[[渚と早苗のおまえにレインボー]]』が2007年[[10月5日]]より[[音泉]]で配信される予定。パーソナリティーは古河渚役の中原麻衣と古河早苗役の井上喜久子。
+
'''Official Another Story CLANNAD 光見守る坂道で'''』。メディアワークス発行の「電撃G'sマガジン」2004年9月号から2005年10月号までに掲載された、Keyシナリオスタッフによるオフィシャル外伝エピソード集。イラストは[[ごとP]]。掲載時の14編に加え、書籍が発売される際2編が追加された。
 +
* 第1話 勇気を出して(古河渚編) 著:麻枝准
 +
* 第2話 ワンピース(一ノ瀬ことみ編) 著:涼元悠一
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* 第3話 男友達(藤崎杏編) 著:魁
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* 第4話 あのころの私(坂上智代編) 著:麻枝准
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* 第5話 公子の日記(伊吹風子編) 著:麻枝准
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* 第6話 ときめく瞬間(藤林椋編) 著:魁
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* 第7話 特別な夜(古河秋生編) 著:麻枝准
 +
* 第8話 わたしのおにいちゃん(春原芽衣編) 著:丘野塔也
 +
* 第9話 いろいろなにおい(ボタン編) 著:魁
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* 第10話 おまじないのヒミツ(宮沢有紀寧編) 著:麻枝准
 +
* 第11話 ふたりの思い出(相楽美佐枝編) 著:麻枝准
 +
* 第12話 先生の思い出(幸村俊夫編) 著:麻枝准
 +
* 第13話 四年前の因果(柊勝平編) 著:魁
 +
* 第14話 古河ベイカーズ再結成(Allキャスト) 著:麻枝准
 +
* 第15話 みんなで温泉(Allキャスト) 著:魁
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* 第16話 町の思い(岡崎汐編) 著:麻枝准
  
== 関連項目 ==
+
== インターネットラジオ ==
* [[Key Sounds Label]]
+
* [[渚と早苗のおまえにレインボー]] - 2007年[[10月5日]]より[[音泉]]にて配信されている。パーソナリティは古河渚役の中原麻衣と古河早苗役の井上喜久子。
* [[泣きゲー]]
+
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
{{脚注ヘルプ}}
 
{{脚注ヘルプ}}
 
<references />
 
<references />
 +
 +
== 関連項目 ==
 +
* [[TBS系アニメ]]
 +
* [[深夜アニメ一覧]]
 +
* [[泣きゲー]]
 +
* [[Key Sounds Label]]
  
 
== 外部リンク ==
 
== 外部リンク ==
* [http://key.visualarts.gr.jp/product/clannad/index.htm CLANNAD 公式サイト(Key)]
+
* [http://key.visualarts.gr.jp/product/clannad/index.html PC版公式サイト(Key)]
* [http://www.interchannel.jp/game/clannad/index.html PS2版CLANNAD 公式サイト(インターチャネル・ホロン)]
+
* [http://www.gunghoworks.jp/game/clannad/index.html PS2版公式サイト(現ガンホー・ワークス)]
* [http://www.clannad-movie.jp/index.html 劇場版 クラナド 公式サイト]
+
* [http://www.clannad-movie.jp/index.html 劇場版公式サイト]
* [http://www.tbs.co.jp/clannad/index-j.html TVアニメ クラナド 公式サイト(TBS)]
+
* [http://www.tbs.co.jp/clannad/index-j.html TVアニメ版公式サイト(TBS)]
* [http://www.prot.co.jp/similarities/clannad_doramacd/index.html ドラマCD CLANNAD 光見守る坂道で 公式サイト(プロトタイプ)]
+
* [http://www.prot.co.jp/similarities/clannad_doramacd/index.html ドラマCD 光見守る坂道で 公式サイト(プロトタイプ)]
 +
* [http://www.prot.co.jp/psp/clannad/index.html PSP版公式サイト(プロトタイプ)]
  
 
{{Key}}
 
{{Key}}
297行目: 493行目:
  
 
{{DEFAULTSORT:くらなと}}
 
{{DEFAULTSORT:くらなと}}
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[[Category:CLANNAD|*]]
 
[[Category:Windows用ゲームソフト]]
 
[[Category:Windows用ゲームソフト]]
 
[[Category:ソフ倫審査一般向け作品]]
 
[[Category:ソフ倫審査一般向け作品]]
302行目: 499行目:
 
[[Category:プレイステーション2用ソフト]]
 
[[Category:プレイステーション2用ソフト]]
 
[[Category:Xbox 360用ソフト]]
 
[[Category:Xbox 360用ソフト]]
[[Category:恋愛アドベンチャーゲーム]]
 
 
[[Category:2004年のコンピュータゲーム]]
 
[[Category:2004年のコンピュータゲーム]]
 
[[Category:漫画作品 く|らなと]]
 
[[Category:漫画作品 く|らなと]]
 
[[Category:月刊コミックラッシュ]]
 
[[Category:月刊コミックラッシュ]]
 
[[Category:電撃G's magazine]]
 
[[Category:電撃G's magazine]]
[[Category:Key]]
+
[[Category:コミデジ+]]
 
[[Category:アニメ作品 く|らなと]]
 
[[Category:アニメ作品 く|らなと]]
 
[[Category:東映アニメーション]]
 
[[Category:東映アニメーション]]
315行目: 511行目:
 
[[Category:TBSの深夜アニメ]]
 
[[Category:TBSの深夜アニメ]]
 
[[Category:2007年のテレビアニメ]]
 
[[Category:2007年のテレビアニメ]]
<div style="margin:0.5em 0; background-color:#f6f6f6; border:1px solid #ccc; padding:3px; font-size:80%">
+
[[Category:ドラマCD]]
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+
{{Wikipedia/Ja}}
</div>
+

2020年1月8日 (水) 06:22時点における最新版

CLANNAD
対応機種 Microsoft Windows 98/2000/Me/XP(PC)
プレイステーション2
プレイステーション・ポータブル[1]
Xbox 360
Microsoft Windows 2000/XP/Vista(PCフルボイス)

SoftBank 3G
FOMA

開発
発売元 Key/ビジュアルアーツ(PC)
インターチャネル(PS2)
プロトタイプ(360)(PSP)
SoftBank 3G(プロトタイプ)
FOMA(プロトタイプ)
発売日 2004年4月28日(PC)
2006年2月23日(PS2)
2008年2月29日(PCフルボイス)
2008年7月17日発売予定(360)
2008年5月29日発売予定(PSP)
価格
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
レイティング 全年齢対象(PC)
CERO(C)15才以上対象(PS2)
コンテンツアイコン (PS2版で記載)
麻薬
恋愛
セクシャル
キャラクター名設定
エンディング数 13
セーブファイル数 100
セーブファイル容量
メディア
ゲームエンジン
画面サイズ 640x480(PC)
640x448(PS2)
1280x720(360)
800x600(PCフルボイス)
480x272 (PSP)
BGMフォーマット PCM(PC)
キャラクターボイス あり(PS2/360/PCフルボイス)
CGモード あり
音楽モード あり
回想モード なし
メッセージスキップ あり
オートモード あり
備考

CLANNAD』(クラナド)とはゲームブランド・Keyが制作した第3作目の恋愛アドベンチャーゲーム、及びそれを原作としてメディアミックス的展開がなされたアニメコミックなどの作品群のことを指す。

概要[編集]

Keyの前2作である『Kanon』・『AIR』とは異なり、PC版の時点で全年齢対象作品として発売された。発表当時は2002年発売予定と公表されていたが、その後2003年発売予定に延期され、最終的に予定から2年後の2004年4月28日に発売された。テレビアニメ版の声優を起用した『CLANNAD FULL VOICE』は2008年2月29日に発売された。キャラクターボイスの実装に加え、ゲーム画面解像度の向上とイベントCGの追加(ただし1カットのみ)が公表されている[2]。また、後述する本作のスピンオフ作品は18禁作品である。

インターチャネル(現インターチャネル・ホロン→ガンホー・ワークス)によるプレイステーション2への移植版は2006年2月23日に発売された(CEROレーティング15才以上対象)。ソフトバンクモバイルSoftBank 3G端末とNTTドコモFOMA向けアプリも2007年1月16日に公開された。さらにプロトタイプよりPSP版が2008年5月29日に発売予定、Xbox 360版が2008年7月17日に発売予定である。また、登場人物の1人である坂上智代に関するシナリオの後日談的なストーリーは『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』に描かれ、2005年11月25日に発売された。

漫画版としては、2005年から月刊コミックラッシュジャイブ)にみさき樹里作画の『CLANNAD オフィシャルコミック』が連載されている。また、2007年からはメディアワークス発行の「電撃G's magazine」においてしゃあの作画、フレックスコミックス発行・ソフトバンククリエイティブ発売の「コミデジ+」において藤井理乃の作画(タイトル『CLANNAD 〜光見守る坂道で〜』)にそれぞれ連載された。

また、2005年12月にはメディアワークス発行の「電撃G's magazine」内にて掲載されていたショートストーリー14話に描き下ろしの2話を追加したオフィシャルサイドエピソード集『光見守る坂道で』が発売され、2007年にはそのエピソードをドラマCD化したものがプロトタイプよりリリースされた。

アニメにおいては2007年9月15日東映アニメーションによる劇場版アニメが公開され、東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録した[3]。さらに、2007年10月4日から『AIR』・『Kanon』(第2作)の時と同じく京都アニメーションによるテレビアニメが放送を開始している。

明確な舞台設定は無いが、TVアニメ版の校舎等の背景には筑波大学附属駒場中・高等学校とほぼ同一のロケーションとおぼしき物が使われている。これに関して東浩紀をはじめとする同校の在校生・OBがしばしば言及しており[4]、ゲーム版でも1カット同一と見られる背景が存在することから同校である可能性が高い。ただし、制作スタッフによる公式の発表はない。なお、その他の背景は劇場版では西日本地方などからのおぼしき場面描写も見られ、顕著である。TVアニメ版では東京都瑞穂町の瑞穂ビューパークなどからのおぼしき場面描写が見られる。

ストーリー[編集]

ある町を舞台にして起こる不良少年として名前を知られている主人公と主人公が通う学園[5]で出逢うヒロイン達との交流と成長の物語。高校生の主人公とヒロイン達との出来事を収めた学園編、高校を卒業した主人公のその後を描いたAFTER STORY、及び本編の随所に挿入される幻想世界の3つのパートから成る。

人と人との「絆」をテーマに描かれた本作は『Kanon』・『AIR』に続き三たび大ヒット作となった。登場キャラクターの大半に、スタッフロールを伴う個別エンディングが存在する。


注意以降に核心部分が記述されています。

登場キャラクター[編集]

2004年発売のPC版はが収録されていないため、声優はプレイステーション2版・ドラマCD・映像化作品及びPCフルボイス版等のキャスティングを記載している。

岡崎 朋也(おかざき ともや)
声:なし(PS2版本編) / 伊藤健太郎(PS2版特典DVD) / 遠近孝一(ラジオCM) / 野島健児(ドラマCD・劇場版) / 中村悠一(TVアニメ) / 少年時代:水沢史絵(ドラマCD) / 少年時代:大浦冬華(TVアニメ)
誕生日:10月30日。身長:173cm。体重:61kg。血液型:A型[6]
主人公(名前はデフォルトのもので、変更が可能)で3年生。
幼い頃に母・敦子を交通事故で亡くしてから父・直幸と2人暮らしだった。中学の頃から他人との関わりをあまり持たずに過ごしてきておりストーリー開始当初に友人関係にあるのは陽平と杏ぐらいだが、いずれも悪友といえる。
運動神経はよく、高校にはバスケットボールの特待生として入学したが、父親との喧嘩で右肩を負傷して選手生命を絶たれたため今は部活動はしていない。飲酒・喫煙と言ったあからさまな不良行為は行っていないが、遅刻・授業怠業の常習犯であることから進学校である学園では不良と見なされている。
困っている人や問題を抱えている人には積極的に関わって問題解決に協力するが、自分の問題や現実からは常に逃げ続けている。
自堕落で影のある部分が目立つが、根は真面目で陽気な性格。風子に「存在自体が変な人」と評された。
現在は他人行儀で生気を失っている父を敬遠し、放課後は陽平の部屋に入り浸っている。クラスはD組。
古河 渚(ふるかわ なぎさ)
声:中原麻衣
テーマ曲:渚
誕生日12月24日。身長:155cm。体重:43kg。血液型:A型。3サイズ:80/55/81(PC版のブックレット及び[1][2]より)。
幼少時より病弱で、前年度も病気による長期欠席のため3年次を留年している。高校3年生は2度目で1歳年長であるが、主人公はじめ3年生が先輩として接する描写はない。人見知りが激しく友人を作ることを苦手としており、また前年度に同級生だった友人達が既に卒業したため現在のクラスでは孤立しがちになっている。
外見の大きな特徴として2本のアホ毛を持つ。容貌に関しては比較的良いため、ときおりナンパの対象とされる。
話す時は常に敬語口調で真面目かつ誰にでも優しい性格だが、気弱で自信を持てずにいる。人が良すぎるうえに他人を気遣い、一方で要領が悪いため自分が損をしてしまうことが多い。
「食べたいものの名前(例:あんパン)」を呼称することで自身を鼓舞する癖がある。
作品中で一昔前に流行していた「だんご大家族」というキャラクターには並々ならぬこだわりを見せ、普段は自己主張の乏しい彼女もこれについて語る際は饒舌になる。また、その魅力を喧伝するに及んではヒトデの魅力を喧伝する風子と対等に張り合うなど他者との対立を忌避する普段の態度から一転する。
演技、鑑賞の経験は全くないが演劇に興味をもっており、廃部状態にある演劇部の再興を当面の目標としている。スポーツは苦手。クラスはB組。
藤林 杏(ふじばやし きょう)
声:広橋涼
テーマ曲:それは風のように
誕生日:9月14日。身長:160cm。体重:46kg。血液型:O型。3サイズ:82/56/82。
2年の時は主人公と同じクラスで、本年度は隣の組の委員長。椋の双子の姉。2年進級時に他の友人が勉強に打ち込むようになったのに対し勉強に熱を入れられない彼女はそりが合わなくなり、やがて主人公達と親しくなった。
勝ち気で男勝りな性格で加えてスポーツ万能なため女子生徒に人気があり、大量のラブレターを受け取っては全てに返事を書いている(なお男子生徒からは1枚も受け取っていない)。料理が得意な一面も持つが、字は下手である。
不良少年である主人公や陽平にも物怖じせずに接し、歯に衣着せぬ恐ろしい物言いをする。怒らせると遠距離から正確無比に辞典を投げつける。妹思いであり椋に危害を加えるものには容赦をしない。基本的に下の名前で人を呼ぶ。かなりのおせっかい焼き。ウソを付くのは苦手。
椋と同様に委員長だが、不真面目体質で遅刻が多く授業や委員会をサボってしまうことも多々あるうえに禁止されているバイク登校をするなど校則違反や遅刻をあまり重く見ていないところがある。また、主人公と陽平に対して横暴な態度をとったり金銭に関してモラルを問われるような行動を取る。
ことみには友好的に接するが、智代にはやや敵対心を見せる。
ウリボウであるボタン(声優:川名真知子)をペットにしている。進路に幼稚園先生を考えている。クラスはE組。
一ノ瀬 ことみ(いちのせ ことみ)
声:能登麻美子
テーマ曲:Étude pour les petites supercordes
誕生日:5月13日。身長:160cm。体重:48kg。血液型:A型。3サイズ:88/58/85。
世界的に有名な物理学者の父母(一ノ瀬鴻太朗・水恵)を持ち、本人も英語の専門書を読みこなす才媛である。ことみの名前は「世界は琴に満ちている(作中における超弦理論の表現)」「K&M(両親の名前のイニシャル)」「誕生日は5月13日」からきている。
全国でもトップレベルの学力を誇るため進学実績を挙げることを条件に授業に出席しないことを黙認されており、必要な授業時間以外は独学で図書室で勉強している。昼食も一般生徒と顔を合わせぬように時間をずらし、本来は飲食禁止の図書室で食べている。
料理が上手で、昼食は自身の手作り。
おっとりとした性格で、語尾に終助詞の「〜の」をつける話し方が特徴。ハサミで図書室や書店の本からページを無断で切り抜くなど、浮世離れした行動が見られる。読書に没頭していると「ことみちゃん」と呼ばれない限り一切反応しない。幼い頃に習っていたヴァイオリンを弾くのが好きだが、他人には不快な騒音にしか聞こえない。また漫才ツッコミや古典的なダジャレも好きでよく披露しているが、あまり受けていない。
折に触れてロバート・F・ヤングの短編小説『たんぽぽ娘』の一節を口にする。クラスはA組。
坂上 智代(さかがみ ともよ)
声:桑島法子
テーマ曲:彼女の本気
誕生日:10月14日。身長:161cm。体重:47kg。血液型:O型。3サイズ:86/57/82。
春から2年次に転校してきた。足技を駆使した喧嘩が強く以前は喧嘩を繰り返していたため、近隣の不良生徒には畏怖の対象となったり遺恨を抱かれている。
転校を機に本人は女の子らしく過ごすと心に決めているが、懲りずに挑戦を続ける陽平にだけは容赦なく実力を行使する。進学校へ編入するだけあって成績は優秀である。スポーツの経験はほとんどないものの運動神経は主人公や杏、陽平らを超えて抜群に良いため運動部から勧誘されるが、生徒会長になろうとしているため断っている。
上級生である主人公達に対しての言動に全く後輩らしさがない。生徒会長を目指しているためか、自他共に不正や惰性を許さない性格である。一度決めたことには決して譲らず、好きなことに関しては盲目的になる。
視力が悪く眼鏡を掛けることもある。鷹文と言う名前の弟がいる(『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』に主要キャラクターとして登場)。クラスはB組。
伊吹 風子(いぶき ふうこ)
声:野中藍
テーマ曲:は〜りぃすたーふぃっしゅ
誕生日:7月20日。身長:150cm。体重:41kg。血液型:B型。3サイズ:78/54/79。
ヒトデ好きで、自分が彫ったヒトデの彫刻を多くの人に渡している。不器用なため彫っている時にナイフで怪我をし、手に包帯を巻いている。
外見が小柄で一見大人しそうだが独特の感性を持っているのか珍妙な言動や行動が多く、毒舌家ではっちゃけており相当の頑固者である。ああ言えばこう言うタイプで、特に主人公とは会話が成立しないことが多い。自分のヒトデの彫刻のことを考えるだけで自分の世界に入って完全に無防備になり、その間にイタズラをされても気付かない。ことあるごとに大人の女性であると主張しているが、小学生か中学生並みの外見[7]と同様に性格、嗜好も子供っぽい。
「最悪です」が口癖になっている。スポーツは苦手。
宮沢 有紀寧(みやざわ ゆきね)
声:榎本温子
テーマ曲:資料室のお茶会
誕生日:8月7日。身長:157cm。体重:45kg。血液型:A型[6]
2年生で、図書室に附属する倉庫として扱われている資料室によく駐留している。1本のアホ毛がある。
飲み物軽食などを振る舞い、資料室の来訪者をもてなしている。持ち前の温厚な性格から誰とでも仲良くするので、校外の不良たちからも慕われている。
資料室に保管されている雑誌などからピックアップしたおまじないを主人公らに教えるが、それらは必ず成功してしまう。
成績は優秀で、おっとりした外見にも関わらずスポーツも得意である。もともと主人公を「先輩」と呼ぶという設定があったが、本編ではそう呼ぶことはない。
通常版のパッケージには5人のヒロインと共に描かれている。
藤林 椋(ふじばやし りょう)
声:神田朱未
誕生日:9月14日。身長:159cm。体重:47kg。血液型:O型[6]
杏の双子の妹で主人公のクラスの委員長。遅刻、怠業の常習犯である主人公と陽平を出席させるために苦労している。
目と髪型を除けば杏との外見上の差異はほとんどないが、おとなしく引っ込み思案かつ真面目な性格でスポーツ、料理は苦手であるなど、内面や身体能力は大きく異なる。バストサイズが杏より大きいという描写があるが、3サイズの設定が公表されていないため真偽は不明である。
占いについて造詣が深く、占いを鑑定するときだけは饒舌となる。得意とするトランプを用いた独特の占いにはいつも女子生徒が列をなす。占いの結果は必ず外れるが、言い換えれば反対の解釈で必ず的中する。
誤って茹でたことからボタンに恐れられてしまっている。
看護学校への進学を考えていて、病院でアルバイトしている。クラスはD組。
春原 陽平(すのはら ようへい)
声:阪口大助
誕生日:2月17日。身長:167cm。体重:55kg。血液型:AB型[6]
主人公の悪友で同級生。サッカーのスポーツ推薦で入学したが、喧嘩沙汰を起こして退部になった後は自堕落な学生生活を送っている。実家が東北地方であるため運動部用の寮に強引に住み続けている。
主人公とあわせて不良コンビとして悪名が立っており下級生を恫喝したり他校の不良生徒とトラブルを起こすなど主人公よりかなり不良らしく振舞ってはいるが、周囲からは「ヘタレ」のレッテルを貼られている。根は悪人ではないものの不用意な言動が原因で杏、智代や天敵のラグビー部に痛い目に遭わされたりいらぬ誤解をされることが多く、本編における体を張ったギャグの大半を担当する。それ故打たれ強く立ち直りも早い。頭髪が金髪だが、これは生来ではなく染髪したものである[8]。異性に対する興味が旺盛で魅力的な女子を見つけてはナンパにかかるが、交際にこぎ着けた相手はいない。自分の担任の先生の名前を覚えられず、岡崎の「動物のついた名前だったような」のヒントで「象印先生だった。間違いない。」といって思い出すが、もちろん間違いである。(正解は乾(いぬい))
勉強は苦手だが頭が悪いわけではなく、余計なことに対する執念や集中力には目を見張るところがある。スポーツ特待生だけあって運動神経は主人公や杏と肩を並べるほど良い。クラスはD組。
相楽 美佐枝(さがら みさえ)
声:雪野五月
誕生日:4月3日。身長166cm。体重51kg。血液型:B型[6]
主人公の学校のOGで、都内短大を卒業後に陽平の住む男子寮母になった。寮生からは頼られるのと同時に、規律に厳しい一面から恐れられている。
面倒見が良く、他人に物事を頼まれると断れないところがある。
規律を守らない寮生へのしつけとして主人公にプロレス技を提案されてからは、体罰にプロレス技を使用するようになる。
女子初の生徒会長を務めていた時期に全生徒に遅刻や欠席をさせなかったという快挙を成し遂げており、生徒会長を目指す智代に尊敬されている。
寮で猫を飼育しているが、個体固有の命名をしていない。
古河 秋生(ふるかわ あきお)
声:置鮎龍太郎
誕生日:7月20日。身長:175cm。体重:68kg。血液型:B型[6]
渚の父親で古河パンを経営している。蟹座生まれ。渚と同じ2本のアホ毛を持つ。ヘビースモーカーでいつも煙草をくわえている。
柄と口は悪いがとても優しく世話焼きで、また無邪気な一面を持ち誰にでも好かれる男性である。野球機動戦士のプラモデルが好き。しばしば子供っぽい遊びや趣味に走り、店番をさぼってしまうこともある。
妻子を溺愛しているがセクハラまがいの発言が見られたり、妻に対してスカートめくりなどのいたずらをたびたび行ったりしている。
パンについての不用意な発言で泣かせた早苗を、売れ残りを咥えて追いかける演出がお決まりになっている。売れ残ったパンは主催したゲームの敗者に罰ゲームとして購入させ、処分することもある。
古河 早苗(ふるかわ さなえ)
声:井上喜久子
誕生日:10月5日。身長:158cm。体重:45kg。血液型:A型[6]
渚の母親で秋生の妻。夫婦で古河パンを経営するほか、自宅で近所の子供達相手に学習塾を開講している。渚の姉と間違われることもあるほど外見が若い。3本のアホ毛を持つ。
普段は子供っぽく泣き虫だが、肝心な時には頼りになる芯の強さと行動力を備えた一面も持つ。
彼女の奇抜なアイデアで作った独創的なパンは、毎回のように売れ残っている。しかしその事実を指摘されたりパンについて適正な批評を下されると悲嘆してしまうため、秋生と周囲の人たちの間ではごまかすことが暗黙の了解となっている。
伊吹 公子(いぶき こうこ)
声:皆口裕子
誕生日:1月18日。身長:161cm。体重:49kg。血液型:AB型[6]
風子の姉。3年前までは主人公の通う高校の美術教師だった。
渚の恩師でもあり、古河パンの常連客で今も交友が続いている。教え子だった祐介とは婚約中。俊夫の教え子でもあり、彼を尊敬している。見た目通りおしとやかで優しい女性。
幸村 俊夫(こうむら としお)
声:青野武
誕生日:8月27日。身長:162cm。体重:52kg。血液型:O型[6]
古文の教師。主人公らの卒業と同時に定年を迎える。
見かけの穏やかさからは想像もできない熱血教師で、過去には不良生徒相手の武勇伝を持つ。老いているためか会話の受け答えが遅いところがある。
春原 芽衣(すのはら めい)
声:田村ゆかり
誕生日:6月11日。身長:152cm。体重:42kg。血液型:A型[6]
陽平の妹。13歳の中学2年生。
兄の生活が心配で寮を訪ねてくる。陽平とは違ってしっかりした性格で世話焼き。運動神経もいい。陽平の自堕落な現状に頭を悩ませながらも、とても陽平を慕っている。祐介の大ファンである。
芳野 祐介(よしの ゆうすけ)
声:緑川光
誕生日:12月5日。身長:179cm。体重:63kg。血液型:O型[6]
主人公たちの学校のOB。電気工として働いている。
ロックミュージシャンとして一度は成功するものの、引退して地元に戻った。今でもたまにロックな魂を叫ぶ。
よく聞けばいいことを言っているのだが、あまりにも臭かったり同じことを2度言ったりするためしばしばギャグとなる。
公子と婚約中。美佐枝の先輩だが、問題児だったため因縁がある。
柊 勝平(ひいらぎ かっぺい)
声:白石涼子
誕生日:不明。身長:165cm。体重:52kg。血液型:B型[6]
謎の旅を続けている19歳の少年。神出鬼没。
女性的な外見と声色のためよく女の子と間違われるが、本人は男らしく生きたいと思っている。極端な世間知らずで傍若無人なところがある。たまにポエットめいたことをつぶやく。
岡崎 直幸(おかざき なおゆき)
声:中博史
誕生日:5月1日。身長:170cm。体重:60kg。血液型:A型[6]
主人公の父親。
事故で妻を失って以来、男手一つで息子を育て上げた。その後は生気を失った日々を送っており、主人公とは他人行儀に接する為に疎遠状態となっている。
志麻 賀津紀(しま かつき)
声:朴璐美
美佐枝が高校時代に出会った年下の少年。
彼が病院で入院している時に美佐枝に優しくしてもらったお礼に、自分ができる範囲で願いを叶えると言ってくる。美佐枝の当時の友人である「サキ」と「ユキ」にからかわれていた。また、女顔なのでカツラで女装をさせられてかわいいと言われたこともある。
岡崎 史乃(おかざき しの)
声:麻生美代子
主人公の祖母であり直幸の母親。汐の曾祖母にあたる。
岡崎 汐(おかざき うしお)
声:こおろぎさとみ
AFTER STORYで誕生する主人公と渚の子供。渚や早苗と違いアホ毛は見られない。渚には「しおちゃん」と呼ばれる。
謎の少女 と ガラクタの人形
声:なし(PS2版・劇場版) / 矢島晶子(ガラクタの人形。TVアニメ)川上とも子(謎の少女。TVアニメ)
物語の冒頭や途中に少しずつ挿入される「幻想世界」での登場人物。

スタッフ[編集]

主題歌・音楽[編集]

オープニングテーマ 『メグメル』
作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:kiku、Mix:大久保将、歌:riya
エンディングテーマ 『-影二つ-』
作詞:、作曲 / 編曲:戸越まごめ、歌:riya
挿入歌 『Ana』
作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
AFTER STORY エンディングテーマ 『小さなてのひら』
作詞 / 作曲:麻枝准、編曲:戸越まごめ、歌:riya

劇場版[編集]

概要[編集]

2007年9月15日に東映アニメーションによる劇場版アニメが公開された。2006年4月にKeyの公式サイトで発表されたが、東映が積極的なPR・宣伝活動を開始したのはその約1年後からである(しかし製作時間は余裕がなかったという)。監督は劇場版『AIR』の監督でもある出崎統が務めている。
前作『AIR』への意見を踏まえてか前作より原作を意識した構成・つくりになっている(劇場パンフレット等の解説で、それらが垣間見える)ものの、「もう一つのCLANNAD」をコンセプトとしており前作同様な独自解釈に基づく世界観や設定の大幅な再構成も行われ、監修であるKeyに確認をとったうえで完成した。上映時間の制約もあって、ことみがゲスト出演に留まった。また、まったく出番の無いキャラクターも多数いる。

東京単館(ミニシアター)公開作品の週末観客動員数ランキング(ぴあ調べ)で初登場第1位を記録。その後もロングランや公開拡大等が行われた。

2008年3月7日に当作品のDVD版が3種類(通常版、コレクターズエディション、スペシャルエディション)発売された。後者2つは付属特典が異なる。

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

主題歌『メグメル』
作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:kiku、歌:riya
『小さなてのひら』
作詞:麻枝准、作曲:麻枝准、編曲:菊地創、歌:eufonius
『だんご だんご だんご』
作詞:出崎統、作曲:猪股義周、編曲:猪股義周、歌:付属光坂高等学校在校生
イメージソング『マルメロ~fildychrom~』
作詞:riya、作曲:菊地創、編曲:菊地創、歌:eufonius

その他[編集]

  • 本編上映に先立ち、渚より劇場内の注意事項について説明アナウンスがなされる(『エクスドライバー』劇場版の場合とは異なり、各映画館独自の注意事項アナウンスに追加する形で上映)。渚のほかにも智代・杏verが存在するが、これらは池袋シネマサンシャイン限定であった。なお、これらはDVDスペシャルエディション版特典DVDに収録されている。
  • 池袋シネマサンシャインでは最長期間のロングラン公開が行われ、最終上映ではファン感謝祭の開催場所になった。また、公開直前には前作・劇場版『AIR』のリバイバル上映も行われている。
  • 本編には登場していないが、『AIR』のリバイバル上映の際には風子のデザイン画が掲載されたチラシが全員に配布されている。

テレビアニメ[編集]

TBSおよび系列3局の計4局で2007年10月から2008年3月まで(TBSの場合)全22回+番外編1回が放映された。『AIR』・『Kanon』(第2作)と同じく京都アニメーションがアニメーション制作を担当している。

当初はBS-iのみの限定で放送と発表されていたが「TBSアニメフェスタ2007」において急遽TBSで先行し、遅れネットにより毎日放送中部日本放送の各局でも放送されることが発表され全国放送であるBS-iでの放送を最も遅らせる形を取ることとなった[9]。ただ、地上波では地デジも含めて画面端をカットした4:3映像(レンタルDVDも4:3映像)で放送された。一方、BS-iでは16:9サイズで放送されるが共にSD画質にダウンコンバートされたものとなっている。

テレビアニメは2部構成からなる原作の第1部のみをベースとして制作された。本来はパラレルワールド扱いで時系列が連続しないキャラクター個別のストーリーを統合し、また第1部の終盤にクライマックスを置くために特に後半では原作を踏襲しつつもストーリー展開に大胆なアレンジがなされた。一方で一部のヒロインについては個別のストーリーが簡略化された。

電撃G'sマガジン」2008年5月号および番外編放送終了直後に『CLANNAD 〜AFTER STORY〜』の制作が発表された。放送時期は未定だが、スタッフ・キャストは変更は無い。DVD第8巻(最終巻)にはアナザーストーリーとなる『智代編』が制作・収録となる事が「東京国際アニメフェア2008」イベント内で発表された(このストーリーには渚は登場しない。それに先駆けて都内で上映会が5月31日に開催される予定)。

スタッフ[編集]

  • 原作:Key / ビジュアルアーツ
  • プロデューサー:中山佳久(TBS)、中村伸一(ポニーキャニオン)、太布尚弘(ムービック)、八田陽子(京都アニメーション)
  • 監督:石原立也
  • シリーズ構成・脚本:志茂文彦
  • キャラクター原案:樋上いたる
  • キャラクターデザイン・総作画監督:池田和美
  • 動画検査:清原美枝、中峰ちとせ、栗田智代、藤田奈緒子、村山健治、中野恵美
  • 音楽:折戸伸治、戸越まごめ、麻枝准
  • 音響監督:鶴岡陽太
  • 編集:重村建吾
  • 美術監督:篠原睦雄
  • 色彩設計:竹田明代
  • 色指定検査:竹田明代、石田奈央美、高木理恵、下浦亜弓
  • 色指定検査補:宮田佳奈、石原裕介、永安真由美
  • 撮影監督:中上竜太
  • 設定:高橋博行
  • 特殊効果:三浦理奈
  • エフェクト:京都アニメーションデジタル映像開発室
  • 音響効果:森川永子
  • 録音:名倉靖
  • 録音助手:亀本美佳
  • 音響制作担当:杉山好美
  • 録音スタジオ:スタジオごんぐ
  • 音響制作:楽音舎
  • 宣伝プロデューサー:西口美希恵
  • 宣伝:田中瑞穂
  • 企画協力:馬場隆博、中嶋嘉美
  • ロゴデザイン協力:マエカワケイコ
  • ウェブデザイン:野口亜希子
  • 編集担当:重村建吾、佐藤とも子(スタジオごんぐ)
  • オンライン編集:IMAGICA
  • オンライン編集担当:金沢直樹
  • アシスタントプロデューサー:大橋永晴、松永裕一、藤野麻耶
  • 設定マネージャー:栗原一樹
  • 制作マネージャー:板原史岳、瀬波里梨、八田真一郎、横田圭佑
  • アニメーション制作:京都アニメーション
  • 製作協力:ポニーキャニオンムービック、京都アニメーション
  • 製作:光坂高校演劇部、TBS

主題歌[編集]

オープニングテーマ 『メグメル 〜cuckool mix 2007〜
作詞:riya、作曲:eufonius、編曲:菊地創、歌:eufonius
エンディングテーマ 『だんご大家族
作詞・作曲:麻枝准、編曲:たくまる、歌:茶太、コーラス:真理絵くない瓜、Rio、Morrigan、藤枝あかね、茶太、たくまる
挿入歌
『風の少女』(第9話)
作詞:key、作曲:戸越まごめ、編曲:MANYO、歌:riya
『Ana』(第9話)
作詞:萩原ゆう、作曲:traditional、編曲:戸越まごめ、歌:Lia
『オーバー』(第18話)
作詞:Key(麻枝准)、作曲:折戸伸治、編曲:MANYO、歌:riya
『影二つ』(第22話)
作詞:魁、作曲 / 編曲:戸越まごめ、歌:riya

サブタイトル[編集]

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 演出補佐 作画監督 作画監督補佐
第1話 桜舞い散る坂道で 志茂文彦 石原立也 北之原孝将 池田和美 高橋真梨子
第2話 最初の一歩 石立太一 北之原孝将 - 高橋博行 秋竹斉一
第3話 涙のあとにもう一度 坂本一也 三好一郎 - 植野千世子 -
第4話 仲間をさがそう 石原立也 米田光良 西屋太志 -
第5話 彫刻のある風景 荒谷朋恵 - 高橋真梨子 -
第6話 姉と妹の創立者祭 高雄統子 - 池田晶子 -
第7話 星形の気持ち 北之原孝将 - 堀口悠紀子 -
第8話 黄昏に消える風 石立太一
石原立也
石立太一 山田尚子 高橋博行 -
第9話 夢の最後まで 三好一郎 - 植野千世子 -
第10話 天才少女の挑戦 武本康弘 - 西屋太志 -
第11話 放課後の狂想曲 荒谷朋恵 - 高橋真梨子 -
第12話 かくされた世界 高雄統子 山田尚子 池田晶子 -
第13話 思い出の庭を 北之原孝将 - 堀口悠紀子 -
第14話 Theory of Everything 石立太一 - 秋竹斉一 -
第15話 困った問題 坂本一也 米田光良 - 植野千世子 -
第16話 3 on 3 武本康弘 - 西屋太志 -
第17話 不在の空間 坂本一也 山田尚子 - 高橋真梨子 -
第18話 逆転の秘策 高雄統子 - 池田晶子 -
第19話 新しい生活 北之原孝将 - 堀口悠紀子 -
第20話 秘められた過去 坂本一也 石立太一 - 秋竹斉一 -
第21話 学園祭にむけて 米田光良 - 植野千世子 -
第22話 影二つ 武本康弘 - 西屋太志 -
番外編 夏休みの出来事 山田尚子 - 高橋真梨子 -

放送局[編集]

放送地域 放送局 系列 放送期間 放送日時 備考
関東広域圏 東京放送(TBS) TBS系列 2007年10月4日 - 2008年3月27日 木曜 25時55分 - 26時25分 制作局
近畿広域圏 毎日放送(MBS) 2007年10月13日 - 2008年4月5日 土曜 25時55分 - 26時25分 アニメシャワー枠内
中京広域圏 中部日本放送(CBC) 2007年10月17日 - 2008年4月9日 水曜 26時45分 - 27時15分 あにせん枠内
全国放送 BS-i BS放送 2007年10月25日 - 2008年4月3日 木曜 25時00分 - 25時30分 16:9 SD画質

番組の変遷[編集]

TBS 木曜25:55枠 / BS-i 木曜25:00枠
前番組CLANNAD次番組
怪物王女To LOVEる -とらぶる-
毎日放送 アニメシャワー第1部
前番組CLANNAD次番組
ラブ★コン機動戦士ガンダム00
再放送

その他[編集]

  • 放送開始とほぼ同時にTVアニメ『CLANNAD』プロモーションの一環として2007年10月に約1ヶ月間限定で次のイベントが行われた[10]
    • 10月7日から11月3日までJR東日本中央・総武緩行線E231系1編成(三鷹電車区(現:三鷹車両センター)所属・ミツ1編成)に広告電車を運行していた。この「広告電車」は戸袋部分に1両当たり合計8枚の広告が貼られている。ヘッドマークや車内の中吊り広告の類は設置されていない。
    • JR秋葉原駅の中央・総武緩行線ホームにあるパンの缶詰自動販売機では各ヒロインを缶詰に描いた「CLANNADパン缶」というタイアップ製品を10月1日から10月31日までの期間限定(売り切れ次第終了)で発売していた。しかし販売期間中は自動販売機前に常に行列が出来て補充後にすぐ売り切れる状態が続き、予定期間の半分である10月15日をもって完売した[11]
  • ゲーム版以上に筑波大学附属駒場中・高等学校をモデルとしていると見られ、校舎外観のみならずグラウンドや教室、さらにはコモンスペースなどでも類似する場面が頻出している。
  • スポンサーPONY CANYON INC.ブロッコリーマーベラスエンターテイメントの3社[12]。BS-iではノンスポンサーのため提供バックはない。

ドラマCD[編集]

フロンティアワークス製作のものとプロトタイプ製作のものと2種類存在する。

フロンティアワークス版[編集]

『ドラマCD CLANNAD -クラナド-』として2007年に全5巻で発売。『Vol.1 古河渚』は4月25日、『Vol.2 一ノ瀬ことみ』は5月25日、『Vol.3 伊吹風子』は6月22日、『Vol.4 藤林杏』は7月25日、『Vol.5 坂上智代』は8月24日に発売。

  • 原作:Key / ビジュアルアーツ
  • 製作:フロンティアワークス
  • プロデューサー:中村誠
  • 脚本:佐藤和治
  • 脚本潤色:中村誠
  • 音楽:折戸伸治 / 戸越まごめ / Key / 岡崎雄二郎
  • 演出:鳥島和也(エックスワン)
  • 音響効果:長谷川卓也(サウンドボックス
  • 音響製作:山田裕一(ダックスプロダクション
  • 収録スタジオ:ビーライン スタジオ

プロトタイプ版[編集]

『CLANNAD 光見守る坂道で』として2007年に全4巻で発売。第1巻は7月25日、第2巻は8月22日、第3巻は9月19日、第4巻は10月24日に発売(店頭販売はアニメイト限定、通信販売はアニメイト通販、アニメイトTV通販、Amazon.co.jpなど少数である)。

  • 原作:Key / ビジュアルアーツ
  • 製作:プロトタイプ

外伝小説[編集]

Official Another Story CLANNAD 光見守る坂道で』。メディアワークス発行の「電撃G'sマガジン」2004年9月号から2005年10月号までに掲載された、Keyシナリオスタッフによるオフィシャル外伝エピソード集。イラストはごとP。掲載時の14編に加え、書籍が発売される際2編が追加された。

  • 第1話 勇気を出して(古河渚編) 著:麻枝准
  • 第2話 ワンピース(一ノ瀬ことみ編) 著:涼元悠一
  • 第3話 男友達(藤崎杏編) 著:魁
  • 第4話 あのころの私(坂上智代編) 著:麻枝准
  • 第5話 公子の日記(伊吹風子編) 著:麻枝准
  • 第6話 ときめく瞬間(藤林椋編) 著:魁
  • 第7話 特別な夜(古河秋生編) 著:麻枝准
  • 第8話 わたしのおにいちゃん(春原芽衣編) 著:丘野塔也
  • 第9話 いろいろなにおい(ボタン編) 著:魁
  • 第10話 おまじないのヒミツ(宮沢有紀寧編) 著:麻枝准
  • 第11話 ふたりの思い出(相楽美佐枝編) 著:麻枝准
  • 第12話 先生の思い出(幸村俊夫編) 著:麻枝准
  • 第13話 四年前の因果(柊勝平編) 著:魁
  • 第14話 古河ベイカーズ再結成(Allキャスト) 著:麻枝准
  • 第15話 みんなで温泉(Allキャスト) 著:魁
  • 第16話 町の思い(岡崎汐編) 著:麻枝准

インターネットラジオ[編集]

脚注[編集]

  1. 『Kanon』、『AIR』に続きハートフル恋愛AVG『CLANNAD』のPSP版が発売決定!
  2. 「月刊ビジュアルスタイル」2008年1月号の記事にて、「渚たちがしゃべる」とすべきところを「渚や朋也たちがしゃべる」と誤報された。
  3. ミニシアター観客動員数ランキング第1位になりました! 劇場版 CLANNAD ウラサイト
  4. 東浩紀の渦状言論
  5. ゲーム本編において学園の名前を特定できる言及は見られないが少なくとも高等学校の課程にあることを特定できる描写があり、アニメ(劇場版テレビアニメ)、『CLANNAD オフィシャルコミック』(みさき樹里作画)およびネットラジオでは『私立光坂(ひかりざか)高等学校』と特定できる描写がある。テレビアニメの製作委員会においては「光坂高校演劇部」名義でクレジットされている。また、テレビアニメ7話では公子が「光坂」と確かに発言していた。
  6. 6.00 6.01 6.02 6.03 6.04 6.05 6.06 6.07 6.08 6.09 6.10 6.11 6.12 携帯サイトアプリより
  7. 文部科学省の平成16年度学校保健統計調査では小学校6年生と中学校1年生の平均身長は146.9cmと152.1cmである。
  8. 日本のアニメ・ゲームの作画では、頭髪・虹彩を現実で考えられない派手な有彩色など)に着色されることが多いがこれはキャラクターの個性や特徴を引き立てる記号化のための演出であり、作中でも頭髪の色について言及してはならないことが暗黙の了解となっている(制作サイドによる劇中での想定と異なっている可能性もある)。ただし金髪・茶髪については先天的(生まれつき)または染髪(後天的)で、実際にその色であることを前提とした演出が多い。
  9. このような例は過去には『ちっちゃな雪使いシュガー』や『びんちょうタン』などがある。
  10. CLANNAD電車の紹介ページ
  11. 翌日にアニメ公式サイトで完売が発表された。
  12. TBS(キー局)の場合。話によってはマーベラスエンターテイメントの代わりにフロンティアワークス一迅社月刊コミックラッシュなどが入った。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

Key
Kanon / AIR / CLANNAD / planetarian / 智代アフター / リトルバスターズ!
月刊コミックラッシュ連載中の漫画作品
オリジナル:おじいちゃんは少年探偵 | 学園革命伝ミツルギ | カプレカ | 銀色のシィナ | キングアビス | クロウズヤード | サイレントブレイド | 人造人間カティサーク | そらのカナタの! | 魂☆姫 | DOLL MASTER -彷徨の六花- | となグラ! | なおざりダンジョン | 昼の月 夜の虹 | ふんじゃかじゃんmiracle | 魔法少女チキチキ | モントリヒト -月の翼- | ラーメンの鳥 パコちゃん | ルテナン・スカーレット | レイスイーパーCROSS
休載中:ブラフマン | シリーズ連載:超神ネイガー

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