高柳駅
高柳駅(たかやなぎえき)は、千葉県柏市高柳にある、東武鉄道野田線(東武アーバンパークライン)の駅。駅番号はTD 28。1923年(大正12年)12月27日に開業した。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。駅舎は船橋方面ホーム側にあり、柏方面ホームとは跨線橋で連絡している。橋上駅舎化の計画があり[1]、西側では用地が一部確保されているが、2011年時点では着工には至っていない。
ホーム下には赤色LED灯(曲線部)と転落検知マットが設置されている。
当駅の柏寄りに留置線がある。これにより、早朝を中心に当駅始発船橋行の列車が設定されるようになった。しかし、列車の行先表示器には「高柳」の設定があるにもかかわらず船橋方面から留置線に入線する場合は南隣の六実駅から回送する形をとっているため、当駅終着の列車は設定されていない。
当駅の柏寄りは曲線(50km/h制限)となっており、また船橋方面から柏方面に向かって若干下り勾配になっている(勾配標はレベル表記)。当駅において朝と深夜の一部以外は列車交換が行われており、警戒信号で進入しATSによる15km/h制限がある。構内の勾配の関係か、船橋行は上り勾配で低速に落ち、柏方面行は下り勾配のため早いタイミングでかなり低速に落としている。結果として他の駅で交換する時よりも低速で駅に進入している。2011年現在、野田線の柏駅 - 船橋駅間では当駅両側の逆井駅 - 六実駅間が単線となっている。しかし2014年4月30日に策定された「東武グループ中期経営計画 2014~2016」の中で、この区間の複線化計画の推進が明記された[2]。
2010年度には、駅舎の駅名板とホーム柱の駅名標が更新された。2011年度には、駅名標と路線図が従来の吊下型から自立式案内板に、駅構内の案内板がピクトグラムを用いたデザインのものに更新された。 2012年度に駅入口右手に日本オート・フォート株式会社製の証明写真機が設置された。 2013年3月駅舎の駅名板が更新され、新CIロゴと駅ナンバリング付きの新型になった。 2013年度内にエレベーター2基と多機能トイレ1個室が設置される予定[3]。2014年3月21日からエレベーター・多機能トイレ・駅入口のスロープ(改良)を使用開始。またスロープの改良により入口の階段が右半分に縮小された。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■東武アーバンパークライン | 下り | 六実・新鎌ヶ谷・船橋方面 |
2 | ■東武アーバンパークライン | 上り | 柏・春日部・大宮方面 |
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗降人員は12,814人である[4]。
近年の1日乗降・乗車人員の推移は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[5] |
1日平均 乗車人員[6] |
---|---|---|
2001年(平成13年) | 5,900 | |
2002年(平成14年) | 5,747 | |
2003年(平成15年) | 5,733 | |
2004年(平成16年) | 5,812 | |
2005年(平成17年) | 5,856 | |
2006年(平成18年) | 11,953 | 5,965 |
2007年(平成19年) | 12,206 | 6,102 |
2008年(平成20年) | 12,228 | 6,109 |
2009年(平成21年) | 12,147 | 6,079 |
2010年(平成22年) | 12,127 | 6,082 |
2011年(平成23年) | 11,972 | 6,029 |
2012年(平成24年) | 12,382 | |
2013年(平成25年) | 12,814 |
駅周辺[編集]
柏市の南端部(旧沼南町地域の南西端)に位置し、松戸市および鎌ケ谷市との境界線に近く、両市の一部地域の最寄り駅でもある。
- マルヤ 高柳店
- 柏市 高柳近隣センター
- 柏市立図書館高柳分館
- 千葉県立松戸六実高等学校
- 千葉県立沼南高柳高等学校
- 柏市立高柳中学校(旧:沼南町立高柳中学校)
- 柏市立高柳小学校(旧:沼南町立高柳小学校)
- 海上自衛隊 下総航空基地
- 千葉県動物愛護センター 東葛飾支所
- 沼南高柳西郵便局
- 沼南高柳郵便局
- 千葉県警察柏警察署 高柳交番
バス[編集]
下総航空基地・白井市・鎌ケ谷市方面への路線バスと、柏市運営の乗合タクシーが駅東側のマルヤ高柳店前を発着する。また、松戸市方面への路線バスも駅西側を発着する。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 | 所管 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
高柳駅 | 鎌ヶ谷線 | 下総航空基地・白井工業団地・白井保育園 | 白井駅 | ちばレインボーバス | ||
白井車庫 | ||||||
佐津間・新鎌ヶ谷駅 | 鎌ヶ谷市役所 | |||||
佐津間・六実駅(入口)・クリーンセンター | 五香駅 | 朝のみ | ||||
高柳・金山コース | 沼南の里・金山・沼南体育館・高柳駅 | 沼南庁舎バス乗継所 | かしわ乗合ジャンボタクシー | |||
南部老人福祉センター・沼南社会福祉センター・大津ヶ丘2・3丁目 | ||||||
高柳駅西口 | 鎌ヶ谷線 | しいの木台 | 五香駅 | ちばレインボーバス |
- かつては東武バスイーストの柏駅行も乗り入れていた。
- 高柳駅西口乗り場は、橋上駅舎化に合わせて西口駅前広場を設置する計画があるため、現在は仮設停留所を設置している。
その他[編集]
- 当駅から逆井駅へ向かう場合、線路の左側の途中に「つぎは さかさい」と表記されたひらがな文字が装飾された民家がある。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 高柳駅整備の計画案についてPDF - 柏市 平成25年3月13日
- ↑ 「東武グループ中期経営計画 2014~2016」の策定についてPDF 東武鉄道 2014年4月30日
- ↑ 2013年度の鉄道事業設備投資計画PDF - 東武鉄道
- ↑ 駅情報(乗降人員) - 東武鉄道
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ 千葉県統計年鑑