青山一丁目駅
青山一丁目駅(あおやまいっちょうめえき)は、東京都港区にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
東京メトロの銀座線と半蔵門線、都営地下鉄の大江戸線が乗り入れており、接続駅となっている。各路線とも駅番号が付与されており、銀座線がG 04、半蔵門線がZ 03、大江戸線がE 24である。
目次
歴史[編集]
- 1938年(昭和13年)11月18日 - 東京高速鉄道の駅として開業。
- 1941年(昭和16年)9月1日 - 東京高速鉄道は再編により帝都高速度交通営団(営団地下鉄)へ経営を譲渡。
- 1978年(昭和53年)8月1日 - 営団地下鉄半蔵門線の駅が開業。
- 2000年(平成12年)12月12日 都営地下鉄大江戸線の駅が開業し、現在の形態となる。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄が民営化され、銀座線と半蔵門線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承される。
駅構造[編集]
半蔵門線ホームと大江戸線ホームの間には連絡改札口(都営管轄)がある。また、銀座線から大江戸線への改札内乗り換えは半蔵門線ホーム経由となる。半蔵門線ホームでの乗り換え案内の標識も都営仕様のものが設置されている。
東京メトロ[編集]
銀座線は相対式ホーム2面2線、半蔵門線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
青山通りの地下に2路線が通っているが、同一フロアにホームがある表参道駅とは異なり、銀座線は地下1階、半蔵門線は地下3階にホームがある。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 銀座線 | 表参道・渋谷方面 |
2 | 銀座線 | 銀座・浅草方面 |
3 | 半蔵門線 | 表参道・渋谷・中央林間方面 |
4 | 半蔵門線 | 大手町・押上〈スカイツリー前〉・久喜・南栗橋方面 |
- 半蔵門線渋谷方面からの最終電車は当駅終着である。客扱い後は留置のため半蔵門駅へ回送される。
- 3番線ホーム永田町寄りの壁面にはディスプレイが設置され、常時東京メトロのCMが無音声で放映されている。
- 半蔵門線が当駅から永田町駅まで延伸された際は、同区間が現在のB線(渋谷方面)を使用した単線運行であったが、半蔵門駅まで延伸された時に複線化された。その永田町寄りにはその際使われていたA線からB線に入る連絡線の痕跡があり、保線車両が留置されていることがある。
東京都交通局[編集]
島式ホーム1面2線を有する地下駅である。
かつては北青山方面改札前に定期券発売所が設置されていたが、後に閉鎖され、自動券売機ブースに併設して自動定期券発売機が設置された。定期券発売所の跡地には、2007年3月30日にナチュラルローソンが開業した。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | 都営大江戸線 | 六本木・大門・門前仲町方面 |
2 | 都営大江戸線 | 新宿・都庁前・光が丘方面 |
利用状況[編集]
- 東京メトロ - 2013年度の一日平均乗降人員は109,707人である[1]。
- 都営地下鉄 - 2012年度の一日平均乗降人員は67,755人(乗車人員33,997人、降車人員33,758人)である[2]。
各年度の一日平均乗車人員数は下表のとおり。
年度 | 東京メトロ | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
銀座線 | 半蔵門線 | |||
1992年 | 23,452 | 11,534 | - | [3] |
1993年 | 21,666 | 11,704 | - | [4] |
1994年 | 20,586 | 11,493 | - | [5] |
1995年 | 20,727 | 11,590 | - | [6] |
1996年 | 20,732 | 11,573 | - | [7] |
1997年 | 20,907 | 11,679 | - | [8] |
1998年 | 20,926 | 11,934 | - | [9] |
1999年 | 20,437 | 11,328 | - | [10] |
2000年 | 21,584 | 11,814 | 14,718[11] | [12] |
2001年 | 26,142 | 14,466 | 21,466 | [13] |
2002年 | 26,888 | 15,759 | 24,551 | [14] |
2003年 | 27,189 | 17,620 | 27,303 | [15] |
2004年 | 26,953 | 17,942 | 28,375 | [16] |
2005年 | 27,332 | 18,411 | 29,827 | [17] |
2006年 | 28,203 | 19,118 | 31,438 | [18] |
2007年 | 30,137 | 20,937 | 34,169 | [19] |
2008年 | 26,337 | 24,885 | 33,727 | [20] |
2009年 | 24,671 | 25,315 | 32,451 | [21] |
2010年 | 24,077 | 25,205 | 32,229 | [22] |
2011年 | 23,575 | 24,953 | 31,548 | [23] |
駅周辺[編集]
南青山 も参照
- 東宮御所(赤坂御用地)
- 秩父宮ラグビー場
- パークアクシス青山一丁目タワー
- 港区立赤坂図書館
- 明治記念館
- 赤坂郵便局
- ゆうちょ銀行 赤坂店
- 青山ビル
- 新青山ビル(青山ツインタワー)
- 青山タワープレイス
- 本田技研工業本社
- NHK文化センター本社・青山教室
- 東京都道319号環状三号線(外苑東通り)
- 国道246号(青山通り)
- 青山霊園
- 高橋是清翁記念公園
- 東京都立赤坂高等学校
- 港区立青山中学校
- 聖徳記念絵画館
- 草月ホール(草月会館)
- 港区役所 赤坂地区総合支所
- 港区赤坂区民センター
- 警視庁 赤坂警察署
- 駐日ドイツ大使館
- ドイツ文化会館
- 駐日カナダ大使館
- 駐日イラク大使館
- 駐日カンボジア王国大使館
- ユニバーサルミュージック 本社・青山オフィス
- ワールド 南青山オフィス
- 日鉄住金物産 東京本社
バス路線[編集]
最寄り停留所は、青山一丁目駅前(外苑東通り)[24]、青山(青山通り)[25]となる。以下の路線が乗り入れ、都営バス、フジエクスプレス、西東京バスにより運行されている。
なお、都営地下鉄大江戸線が開業するまでは、都営バスの田70系統、茶81系統が青山一丁目駅前停留所(外苑東通りと青山通り)[26]に乗り入れており、また、田70系統には青山一丁目駅南口停留所(外苑東通り)[26]が存在した。
青山一丁目駅前
- 品97系統:新宿駅西口行/品川駅前行(都営バス)
- ちぃバス赤坂ルート:六本木駅前・六本木ヒルズ方面/赤坂駅前方面(フジエクスプレス)
- ちぃバス青山ルート: 赤坂見附駅方面/表参道駅・六本木ヒルズ方面(フジエクスプレス)
青山
駅名の由来[編集]
銀座線を建設した東京高速鉄道が、駅を設置した当時の町名である赤坂区青山南町一丁目ならびに青山北町一丁目より採ったもの。青山南町と北町の境界は地下鉄が走っている青山通りであった。駅名は「青山一丁目」だが、「青山一丁目」という地名は過去も現在も存在しない。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 東京メトロ 各駅の乗降人員ランキング
- ↑ 東京都交通局 各駅乗降人員一覧
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)
- ↑ 2000年12月12日開業
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都交通局バス路線図より、2011年2月8日閲覧
- ↑ 25.0 25.1 楽々エクスプレスの案内、2011年2月8日閲覧
- ↑ 26.0 26.1 都バス路線案内、1997年9月発行、東京都交通局