放送ファン
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放送ファン(ほうそうファン)とは、放送、またはこれに関する事象を対象とする趣味(放送趣味)を持っている人のことである。
本項では主に日本の放送ファンおよび放送趣味について述べる。
放送ファンの構成[編集]
ほとんどが男性である。10代半ばから放送関係に興味を示し出す者が現れるが、たまに20代に入ってから興味を持ち出す者もいる。また、「鉄道オタク」や「アニメオタク」等他の方面でのオタクと兼務する者もおり、特にアニメがテレビで放送される事やアニラジがあることから「アニメオタク」と兼務する者が多い。
呼称について[編集]
「放送ファン」に対する呼称は一様ではなく、定かではないが、「放送マニア」・「放送オタ」と呼ぶ場合もある。
放送趣味の分野[編集]
以下は放送趣味とされる趣味の例である。
- 放送施設巡り
- ベリカード収集
- 放送局に受信記録を送ると、その証明として送られてくる裏面に局舎の写真や局舎のイラスト等が描かれているポストカード。放送局によってさまざまな物があるので収集家が多い。
- 放送局グッズ収集
- 受信機器の収集
- ミニFM局
- CD、MD、マイク、パソコンなどを使って自分の手でミニFM局を作り放送することである。電波の送信にはFMトランスミッターを使用する。なかには放送局並みの高価な機器を購入して放送している人もいる。
- 放送する際、決められた出力以上の電波を出した場合や、現存の県域局やコミュニティFM局の電波に影響を与えた場合、電波法に触れる恐れがあるため注意が必要である。
- ラジオやテレビの遠距離受信
- 所在地から遠く離れたラジオ局やテレビ局の放送を自宅のアンテナを使い受信することである。特に地元にテレビ東京系などの系列局がない場合、その系列局がある他県のテレビ局を高性能アンテナで受信しているところも多い。国内だけに限らず諸外国(特に韓国や中国)も含む。国内や韓国などのテレビ・FMラジオを自宅で遠距離受信する際は素子数の多いアンテナや高性能のブースターを使用する。また、海外のBS・CSテレビ局を受信するときにも国内用のBSアンテナより高性能なものを使うときが多いため、遠距離受信をする人は家の外からでもアンテナが大きいため判別しやすい。また短波放送の遠距離受信に関してはBCLも参照のこと。
- 自宅だけでなく、車で山や半島など見通しのいい場所に行き、カーラジオや液晶テレビで遠く離れた局の電波を受信する人もいる。トロッポやEスポなどが発生すると、さらに遠くの局を受信することができる。
- 国内のラジオ局の遠距離受信は1990年代前半までは多く行われていたようだが、NHKが終夜放送の『ラジオ深夜便』を開始したことや、『オールナイトニッポン』の放送時間拡大・ネット局増加などで遠距離受信のメリットが薄れ、現在は放送されている局が限定されているアニラジを遠距離受信するアニメファン・声優ファンがいる程度である。
- しかし、現在でも定時ニュースのOPやステーションジングルや交通情報などのジングルを集めるために遠距離受信をする者は少なからずいる。
- 放送動画類収集
- テレビの開始・終了やニュースのOP・EDテレビ局のステーションジングル等の動画類を集めることである。またさまざまな放送事故を集める者もいる。さらには、ニュース速報のチャイム音をニュース速報の表示と共に集めている者もいる。
- インターネットでは、アップローダーでそれらをアップロードしたり、自身のホームページで公開したりしている。
- 特に、自身のホームページで公開している場合は、放送局にほぼ無許可で公開しているため、関係者からクレームがあった場合は、関係ファイルは削除したり差し替えせざるを得ないため、閉鎖されたホームページもある。[2]。また、著作権の絡む動画や静止画類を削除した上で公開し続けているサイトもある。
- 放送静止画類収集
- ラジオ音声類収集
- テレビのコラージュ動画作成および投稿
- 架空放送局新設
脚注[編集]
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