原田曜平
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原田 曜平(はらだ ようへい、1977年 - )は日本のマーケティングアナリスト。
約7年をかけて日本全国をまわり1000人以上の若者に街頭インタビューを行う。若者の生の声を収集・詳細に分析して著書にまとめている。「今の若者は何を考えているのだ」という世間の非難や誤解に対する答えを出している。あくまでも中立的な視点で論じる。最初は「ガキの相手なんて」と嫌悪感を持っていたが次第に興味を持ち始めたという。
経歴[編集]
東京都生まれ。慶應義塾大学商学部卒業。株式会社博報堂に入社。
概要[編集]
かつて日本に存在した村社会という監視社会が現代の若者世代に復活し、掟と制裁が若者を苦しめているという。これを新村社会(しんむらしゃかい)と名付ける。いわゆる「空気が読めない」者は排除されてしまうので若者たちは周囲への気遣いによって過剰に神経質になっているという。また情報ネットワークに起因する、地元を出たがらない若者が増えておりこれを半径5キロメートル生活と呼ぶ。しかし負の側面だけではない。新村社会のネットワークを上手に使う若者もいることがわかった。例えば閉鎖的な生活環境を破り大規模なイベントを開催するなどである。立場の全く異なる人たちとの異文化交流のような性質があるという。携帯電話がカギとなって新村社会は巨大なネットワークを形成する。それゆえに新村社会においては学力よりもネットワークを駆使する力が物を言う。
著書[編集]
- 『近頃の若者はなぜダメなのか』 光文社 2010年 ISBN 978-4-334-03544-0