北戸田駅
北戸田駅(きたとだえき)は、埼玉県戸田市大字新曽字芦原にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である。
当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は東北本線(別線)であるが、運転系統上は埼京線として案内される。
駅構造[編集]
戸田公園駅管理の業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。指定席券売機、自動改札機が設置されている。なお、みどりの窓口は指定席券売機の設置に伴い2007年10月31日をもって閉鎖された。
当駅付近で高架の東京外環自動車道を更に跨ぐため、埼京線では最も地上から高い位置にある駅である。改札からホームまで直接通じている階段がない。踊場まで長いエスカレーターが3本(うち2本が下り)あり、踊場からホームまで上がる部分にのみ階段がある。ホームへはこのほかにエレベーターがある。並行して通る東北新幹線は、この近辺では埼京線より位置が低くなっている。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1 | ■埼京線 | 池袋・新宿・大崎・りんかい線方面 |
2 | ■埼京線 | 武蔵浦和・大宮・川越方面 |
ステーションカラー[編集]
1985年(昭和60年)9月30日開業の埼京線の各駅(全10駅)には、駅ごとに色が付けられた。これは現在も引き継がれている。当駅のカラーはオレンジ色である。
利用状況[編集]
2013年度の1日平均乗車人員は19,045人である。埼京線の各駅停車しか停車しない駅の中では浮間舟渡駅に次ぐ利用者数である。近くに住宅街や高校、工場があるので、朝夕は特に混雑する。
近年の1日の平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2000年 | 14,125 |
2001年 | 13,372 |
2002年 | 13,515 |
2003年 | 13,833 |
2004年 | 14,057 |
2005年 | 14,505 |
2006年 | 15,092 |
2007年 | 15,605 |
2008年 | 16,163 |
2009年 | 16,103 |
2010年 | 16,583 |
2011年 | 17,133 |
2012年 | 17,945 |
2013年 | 19,045 |
駅周辺[編集]
- 日本銀行戸田分館
- イオンモール北戸田 - 駅から北西方向に徒歩10分ほど。駅とイオンの間に工場や日本郵政グループの社宅(北戸田住宅)があり、遠回りを余儀なくされる。
- マルヤ北戸田店
- さいたま市立浦和南高等学校
- 埼玉県立南稜高等学校
- さいたま市立南浦和中学校
- さいたま市立辻小学校
- 戸田市立芦原小学校
- 東京外環自動車道戸田東インターチェンジ
- 国道298号
- スポーツクラブ ルネサンス
- ムービング戸田物流センター
- 国際興業戸田営業所
- 戸田美女木東郵便局
- 北戸田ファーストゲートタワー(戸田市初30階建)(近鉄不動産・大京)
- 日本レストランエンタプライズCK本部・北戸田工場
バス路線[編集]
西口に、バス停留所があり、国際興業バスが1系統乗り入れるほか、戸田市のコミュニティバス「toco」も乗り入れている(運行は埼京タクシーが担当)。なお、このほかの系統は、駅東側へ2分ほど歩いたところにある「北戸田駅入口」バス停を通る。
北戸田駅
- 西川62 西川口駅西口(医療保健センター経由)⇔北戸田駅
- 戸田市コミュニティバス『toco』美笹循環(下笹目〜北戸田駅〜美女木〜美笹支所〜下笹目)
北戸田駅入口
- 南浦01 イオン北戸田ショッピングセンター⇔南浦和駅西口
- 南浦07 戸田車庫(浦和南高校・六辻経由)⇔南浦和駅西口
- 南浦84 戸田車庫(文蔵小学校経由)⇔南浦和駅西口
- 蕨80 戸田車庫(蕨市役所経由)⇔蕨駅西口
歴史[編集]
当初の計画では、通勤新線は笹目川の東側に建設され、浦和市(現・さいたま市南区)の辻小学校東側の辻5丁目付近に新駅が建設される予定だった。しかし、地元住民による反対運動が発生し、通勤新線の線路が計画よりも西側の現在の位置に建設されることになった。そのため、新駅は当初計画になかった戸田市新曽に設置されることになり、同地に当駅が建設された。
- 1985年(昭和60年)9月30日 - 国鉄の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
- 2007年(平成19年)8月1日 - 上り線の発車メロディが戸田市歌「ああ わが戸田市」に変更。