ラレコ
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ラレコ(1971年12月10日 - 、男性、血液型B型)は茨城県出身のウェブアニメーター、Flash職人。シニカルで少々変わった作風を得意とする。代表作『やわらか戦車』では、文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」にてエンターテイメント部門1位など、数々受賞。日本を代表するクリエイターの一人。
茨城大学人文学部中退。大学時代は漫画研究会に所属し、在学中の1994年秋にはアフタヌーン四季賞にて佳作を受賞した。
概要[編集]
ライブドアとファンワークスのタイアップ企画であるライブドアネットアニメにて、ラレコの作品『やわらか戦車』が主婦や学生などを中心に支持されるようになり、その後マスメディアなどで積極的に取り上げられるようになる。以後も『くわがたツマミ』など、Flashを使用したアニメーション作品を制作・発表する。
作品が話題になってからもしばらくの間は、年齢・性別も含めた一切のプロフィールを公表しておらず、ラレコという名前や可愛らしいキャラクター、イラストのタッチなどから、女性と勘違いするファンも少なくなかった。また年齢に関しては、ジョークの一環として「14歳」と自称したこともあった(その後すぐに「14歳のわけないラレコ」と訂正した)。
それまで、インタビュー記事などでも本人の写真ではなく似顔絵やイラストなどが掲載されていたが、2007年「トップランナー」(日本放送協会、12月15日放送(NHK教育))に出演、初めて素顔やプロフィールを明らかにし、作品の制作過程が公開された。
主な作品[編集]
- カレーパンのうた - 2003年
- 当初、仲間うちで見せるためだけに作ったものであったが、インターネット上で広まった。Jugon(手足の生えたタラコを思わせるピンク色の生物。海洋生物のジュゴンとは形状がまるで異なる)がひたすら、カレーパンを袋から取り出して眺めては、「♪食べないよ〜」と歌いながらまた袋にしまう、という“永久ループ”のアニメーション。トップランナー出演時、この作品について「ほんとにいいかげんな気持ちで作った曲で、半日か一日くらいで作っているんですよ」「(お絵かき掲示板に投稿してくる他の投稿者に絵で敵わないと思い)動かして歌ったら勝つかなと思って」「ループする曲を作って延々聴かせて洗脳しよう、と思った」と述べている。
- 本来は、webページに添付されたアニメーションGIFとwav音声を同時に再生することで疑似的に音声付きアニメのように見せる形式だった[1]。しかしこの仕組みの本質的な問題に加え当時の低速な回線事情もあり、動画と音声の同期がズレやすく、ダウンロード終了後にページ保存やリロードをしなければならないなど手間が必要であった。そのためもあってか、その後ファンの手によってFlash版が作成され、一時はラレコ本人のサイトにおいて同時に公開されていたこともある。現在閲覧できるカレーパンのうたは、このFlash版の転載と思われるものがほとんどである。
- ぷっぷくちゃん - 2004年
- 「ラッパドロイド」。ラッパを吹いて幸せを届ける推定年齢4歳の幼女。しかし、その幸せの量が「強すぎて致死量に達している」ためラッパ一吹きで骨にして破裂死させてしまう。そのせいでいつも一人ぼっちだが、本当はとても寂しがり屋。
- コアラッコ - 2004年
- コアラとラッコのあいのこ。怒り顔で貝を叩きまくる。反抗的でひたすら悪さを繰り返すキャラクターだが、なぜかバイクだけは相手に返す。鼻が「脱着式」になっている。そんぽ24損害保険のCMキャラクター「ハナコアラ」と同じコンセプトであるが、ラレコによると「パパパ、パクリじゃねーぞ」「ショックですよ。正味の話」[2]。
- やわらか戦車 - 2005年12月
- 「やわらかチタン」という架空の素材でできた戦車。兵器ではあるが、武器を持たず「退却ー!!」の台詞とともに後ずさりする。ラレコによれば「『戦わない車』なので『戦車』」[3]とのこと。全53話。
- ちーすい丸 - 2010年
- オスなのに血を吸う蚊のちーすい丸とその仲間たち、そして大好物の血液の供給源であるノブオとその周辺の人々の攻防を描く。総じて人間が蚊たちに負けるのがオチである。2010年7月現在、日本テレビの関東ローカル限定で放映されているが、同局の動画サイト「第二日本テレビ」で関東以外でも閲覧可能である。
脚注[編集]
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関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- ウェブテント
- やわらか戦線異状なし - 本人による公式ブログ
- Livedoor ネットアニメ ラレコ先生
- 「ちーすい丸」公式サイト