鷲宮駅
鷲宮駅(わしのみやえき)は、埼玉県久喜市鷲宮中央一丁目にある東武鉄道伊勢崎線の駅。
1955年(昭和30年)1月1日から2010年(平成22年)3月22日までは、行政上の「鷲宮町」を「わしみやまち」と読んでおり、「鷲宮」の読みが当駅と異なっていた。
年表
- 1902年(明治35年)9月6日 - 鷲ノ宮駅として開業。
- 1955年(昭和30年)1月1日 - 鷲宮駅に改称。
- 1973年(昭和48年)3月 - 現行の橋上駅舎が完成[1]。
- 2012年(平成24年)3月17日 - TI 03の駅ナンバリングを導入。
駅構造
単式ホーム並列(複合式ホーム)2面2線の地上駅で橋上駅舎を有する。2010年(平成22年)3月19日より、改札階とホームおよび東口・西口をそれぞれ連絡するエレベーター並びに多機能トイレが新設された。
自動精算機は設置されておらず、改札の駅員に申し出て精算する必要がある。
2006年(平成18年)までは単式ホームと島式ホームから構成される2面3線の構造であった。中央の旧2番線は上下両用の待避線であり、朝の上り、夕方の下りの準急(現・区間急行)の一部が特急「りょうもう」を待避していたが、同年3月18日のダイヤ改正で久喜駅のホームが増設され、同駅で待避するように変更され、当駅での待避列車は消滅した。現在は旧2番線では殆どの線路や架線が撤去され、フェンスやエレベーターが設置されて、残された線路には保線用の車両が日中に停泊していることが多く、旧3番線が現行の2番線となっている。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■伊勢崎線 | 上り | 久喜・東武動物公園・ ■東武スカイツリーライン 北千住・とうきょうスカイツリー・浅草方面 |
2 | 下り | 館林・足利市・太田方面 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
利用状況
2012年度の1日平均乗降人員は7,210人である[2]。2006年度には乗降人員が7,401人にまで減少していたが、鷲宮町の町おこしなどもあり、2007、2008年度には上昇に転じた。
かつては鷲宮町民(当時)の多くが当駅を利用していた。しかし、旧鷲宮町域の東側を走る東北本線(宇都宮線)に東鷲宮駅が開業した1980年代以降は利用者が次第に転移し、乗降人員は減少基調にある。
近年の1日平均乗降人員および乗車人員の推移は下記の通りである。
年度 | 1日平均 乗降人員[4] |
1日平均 乗車人員[5] |
---|---|---|
1999年(平成11年) | 8,265 | |
2000年(平成12年) | 8,214 | |
2001年(平成13年) | 7,987 | |
2002年(平成14年) | 7,737 | |
2003年(平成15年) | 7,595 | |
2004年(平成16年) | 7,583 | |
2005年(平成17年) | 7,547 | |
2006年(平成18年) | 7,401 | |
2007年(平成19年) | 7,505 | |
2008年(平成20年) | 7,572 | 3,808 |
2009年(平成21年) | 7,421 | 3,730 |
2010年(平成22年) | 7,323 | 3,674 |
2011年(平成23年) | 7,214 | 3,606 |
2012年(平成24年) | 7,210 | 3,594 |
駅周辺
かつて東武ストアが駅舎に併設されていたが、後に撤退し、駅前は閑散としている。
- 久喜市役所 鷲宮総合支所(旧・鷲宮町役場)
- 葛西用水路 - コスモスふれあいロードがあり、「わしのみやコスモスフェスタ」等が開催される
- 鷲宮郵便局
- 埼玉りそな銀行 鷲宮支店
- JA埼玉みずほ 鷲宮支店
- 久喜市立鷲宮図書館・郷土資料館(旧・鷲宮町立図書館・郷土資料館)(同一の建物)
- 鷲宮神社
- 埼玉県立鷲宮高等学校
- マルヤ 鷲宮店
- カスミ 鷲宮店
その他
旧・鷲宮町がテレビアニメ『らき☆すた』の舞台の一つとなったことがきっかけで制作された「『らき☆すた』神輿」が2009年(平成21年)4月1日より駅構内に展示されていた(「『らき☆すた』神輿」が催事で使用される時を除く)。2013年(平成25年)7月12日、神輿が強風で倒れて破損したため、2014年(平成26年)現在は展示していない。
隣の駅
脚注
- ↑ 鷲宮町企画財政課 『鷲宮町史ふるさとガイド』 鷲宮町企画財政課、鷲宮町(埼玉)、1990年3月。全国書誌番号:91000077。
- ↑ 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
- ↑ 埼玉県統計年鑑
- ↑ 関東交通広告協議会レポート
- ↑ 統計くき - 久喜市