クラシック音楽
広い意味では本来西洋で始まった「芸術音楽」を指す。
クラシック音楽 |
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作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
カテゴリ |
クラシック音楽(クラシックおんがく)とは直訳では古典的(classic)音楽であり、狭い意味では 西洋の「芸術音楽」のJ・S・バッハが死んだ1750年からベートーヴェンの死までの「古典派」の時代を指す。この古典派にはウイーン学派だけではなく前古典派のベルリン学派やマンハイム学派が含まれる。
一般には西洋の芸術音楽を指して言う。「クラシック音楽」の対語としてしばしば「ポピュラー音楽」が使われる。
アラブやインド、中国など非西洋の古典音楽や純民衆的な伝統音楽は、民族音楽とされる。
西洋伝統音楽における狭義のクラシック音楽は、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに代表される古典派の音楽のことである。
クラシック音楽の分野一覧(時代別)
詳細は音楽史を参照。
演奏形式によるジャンル(楽種)
- 電子音楽
- 騒音音楽
- テープ音楽
- ミュージック・コンクレート
- ライヴ・エレクトロニクス
- (狭義の、電気的な合成音による)電子音楽
- 電子楽器(テルミン、オンドマルトノ、メロトロン、シンセサイザー等のための器楽曲)
楽曲形式
楽曲の分類
- 舞曲
- ルネサンス舞曲
- 宮廷舞曲、古典組曲の舞曲
- 民族舞曲・世俗舞曲
- 楽興の時
- 円舞曲:ワルツ
- 間奏曲:インテルメッツォ
- 奇想曲:カプリス(カプリース・カプリッチョ)
- 狂詩曲:ラプソディー
- 幻想曲:ファンタジア
- 行進曲:マーチ
- 子守歌:ララバイ(ベルスーズ)
- 序曲 :オーバーチュア
- 前奏曲:プレリュード
- 即興曲:アンプロンプチュ
- 舟歌 :バルカロール
- 無言歌 : リーダ・オーネ・ウォルテ
- 夜想曲:ノクターン
- 練習曲:エチュード
- 鎮魂歌:レクイエム
- インベンション(インヴェンション)
- エコー
- エアー(英語読み。仏語読みで「エール」とも)
- カッサシオン
- カンツォーナ(カンツォン・フランチェーゼとも)
- スケルツォ
- セレナーデ(仏語読みではセレナード)
- ディヴェルティメント
- バガテル
- バディヌリー
- バラード
- ロマンス
セールス上・鑑賞における区分
- 交響曲
- 協奏曲
- 管弦楽曲:上記2つ以外の管弦楽作品を指す。
- 室内楽曲
- 独奏曲(またはピアノ曲、鍵盤楽曲)
- 声楽曲:オペラ、歌曲と細分化することもある。
- 音楽史:バロック以前を指す。
現状
- 演奏
ピリオド系の歴史的演奏が導入され、1913年以前に作曲された音楽は、例えばヴィブラートなしが主流になりつつある。バロック方式の弦楽器などをそろえられない貧しいオーケストラなどでも弓などは最小限確保し、ヴァルヴ無しの金管などは予算的に容易なので最近ではどこのオーケストラでも使用しつつある。ピアノなどの鍵盤楽器もピアノフィルテやフォルテピアノなどの当時の古楽器の復元・開発が進んでそれをリサイタルなどで用いるピアニストも増加した。声楽部門ではカウンターテナーの台頭が上げられ、最近のバロックカンタータのアルトの声域は普通はカウンターテノールが受け持つのが常識化しつつある。
- 録音
CDの出現による、価格の下落は高額報酬をとる「スター主義」の大手のレーヴェルの経営を直撃しつつある一方、ナクソスやブリリアントなどの新興レーヴェルはその余り聴かれないレパートリーの多用さにより、クラシック・ファンを今までとは違った聴き方に誘導しつつある。それにつられて更に小さな新興レーヴェルが生まれレコード業界の再編成が急速に行われつつある。また大手のオーケストラでも大手の注文がなくなったのでどこでも独自のレーヴェルの立ち上げが進み、と同時にインターネットのダウンロード販売でも多大な効果をあげている。更に最近ではCDでも10倍の大容量のMP3や、DVDに於いてもAudioと称してMP3方式による70時間余りの録音物が欧米を中心に出てきている。
- 受容
クラシック・ファンはポピュラー音楽と比べると桁違いに少ないが、その割合は大体2桁の差がある。CDを例にとると数百万枚でヒットするポピュラーに比べてクラシック音楽は数万枚でヒットといわれている。現代音楽では数百枚で大ヒットといわれている。聴衆は日本においては団塊世代の定年によりこれからもっと多くなると予想されているが、長引く不況による若年層のファンが増えないことが将来のクラシック音楽の危機とされている。そのため欧米では毎週「公開練習」などにベビーからの無料入場を認めるなどの対策を取り、成功を収めている。