鶴ケ峰駅
鶴ヶ峰駅(つるがみねえき)は、神奈川県横浜市旭区鶴ヶ峰二丁目にある、相模鉄道本線の駅である。駅番号はSO09。
長らくの間快速と各駅停車のみが停車する駅であったが、2019年11月30日以降、新たに通勤特急と通勤急行の停車駅となっている。
横浜動物園ズーラシアの最寄り駅となっている。
目次
歴史
- 1930年(昭和5年)10月25日 - 開業。
- 1962年(昭和37年)5月14日 - 橋上駅舎完成、15日より営業開始[1]。
- 1999年(平成11年)2月27日 - 快速の運転が開始され、当駅が停車駅となる。
- 2007年 (平成19年)9月6日 - 南口に再開発ビル「ココロット鶴ヶ峰」オープン。
- 2017年(平成29年)3月25日 - 同日開幕の全国都市緑化フェア「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」の開催に合わせ、鶴ケ峰駅がメイン会場の一つ「里山ガーデン」の最寄駅のひとつになることから公式テーマソングGReeeeNの「キミマツ」を列車接近メロディーに導入。閉幕の同年6月4日まで期間限定で使用される[2]。
- 2019年(令和元年)11月30日 - 相鉄・JR直通線開業等に伴うダイヤ改正より、新設される通勤特急と通勤急行の停車駅となる[3]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有する。改札口は一つだけ。上下線ホームそれぞれにトイレと待合室がある。
南口の再開発とともに、駅舎のバリアフリー設備対応工事によりエレベーターと階段部にエスカレーターが設置され、同時に再開発ビルへの連絡通路と店舗設置部分の増設工事も施工された。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 本線 | 下り | 大和・海老名・湘南台方面 |
2 | 上り | 横浜方面・JR線直通(西谷のりかえ) |
利用状況
2018年(平成30年)度の1日平均乗降人員は57,578人である[4]。急行通過駅の中では最も多い。
近年の1日平均乗降・乗車人員推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗降人員[6] |
1日平均 乗車人員[7] |
出典 |
---|---|---|---|
1980年(昭和55年) | 27,918 | ||
1981年(昭和56年) | 28,236 | ||
1982年(昭和57年) | 28,605 | ||
1983年(昭和58年) | 28,932 | ||
1984年(昭和59年) | 29,548 | ||
1985年(昭和60年) | 30,055 | ||
1986年(昭和61年) | 30,808 | ||
1987年(昭和62年) | 31,281 | ||
1988年(昭和63年) | 32,214 | ||
1989年(平成元年) | 32,110 | ||
1990年(平成 | 2年)32,096 | ||
1991年(平成 | 3年)32,333 | ||
1992年(平成 | 4年)32,107 | ||
1993年(平成 | 5年)32,452 | ||
1994年(平成 | 6年)32,110 | ||
1995年(平成 | 7年)31,706 | [8] | |
1996年(平成 | 8年)30,732 | ||
1997年(平成 | 9年)29,989 | ||
1998年(平成10年) | 29,626 | [* 1] | |
1999年(平成11年) | 57,580 | 29,759 | [* 2] |
2000年(平成12年) | 56,637 | 29,298 | [* 2] |
2001年(平成13年) | 56,096 | 28,931 | [* 3] |
2002年(平成14年) | 54,905 | 28,270 | [* 4] |
2003年(平成15年) | 53,986 | 27,764 | [* 5] |
2004年(平成16年) | 53,502 | 27,504 | [* 6] |
2005年(平成17年) | 53,946 | 27,665 | [* 7] |
2006年(平成18年) | 53,998 | 27,661 | [* 8] |
2007年(平成19年) | 55,206 | 28,311 | [* 9] |
2008年(平成20年) | 56,346 | 28,845 | [* 10] |
2009年(平成21年) | 56,463 | 28,855 | [* 11] |
2010年(平成22年) | 56,455 | 28,751 | [* 12] |
2011年(平成23年) | 55,747 | 28,349 | [* 13] |
2012年(平成24年) | 56,266 | 28,580 | [* 14] |
2013年(平成25年) | 57,067 | 28,990 | [* 15] |
2014年(平成26年) | 56,497 | 28,577 | [* 16] |
2015年(平成27年) | 57,367 | 29,011 | [* 17] |
2016年(平成28年) | 57,578 | 29,090 | [* 18] |
2017年(平成29年) | 57,607 | 29,070 | |
2018年(平成30年) | 57,578 |
駅周辺
横浜市旭区の行政機関が集中しており、隣接駅の二俣川駅周辺と共に横浜市における主要な生活拠点(旧:副都心)に位置付けられている[9][10]。駅南口地区では横浜市が中心となり『ゆめはま2010計画』という位置付けで、マンションを中心とした29階建ての再開発ビルが建設された。ビルの商業テナント部分は「ココロット鶴ヶ峰」という名称で2007年9月6日に開業、ビルの2階と駅舎部が直結する構造となっている。また、当駅は高梨乳業本社・横浜工場の最寄り駅でもある。
神奈川大附属や県立保土ヶ谷を筆頭とした様々な高校(但し、神奈川大学附属には中学校もあり)の最寄り駅として指定されており、やや学生街の様な雰囲気も見せている。
北口と南口を車両で往来するには駅傍にある踏切を渡るが、ラッシュ時は遮断時間が長くなる「開かずの踏切」となる。
北口
バスターミナルや国道16号線がある。周辺道路はすべて1車線であり、タクシーが駅舎近傍まで乗り入れ、さらに踏切の影響もあって慢性的な渋滞がある。帷子川の傍には帷子川親水緑道がある。
駅開業当初から多くの小売商店が集まり、金融・医療機関も複数種類がある。
- 横浜市旭区役所
- 横浜市旭消防署
- 横浜市立旭図書館
- 横浜市水道局 旭・瀬谷サービスセンター
- 旭土木事務所
- 資源循環局 旭事務所
- みずほ銀行鶴ヶ峰支店
- 横浜銀行鶴ヶ峯支店
- 横浜信用金庫鶴ヶ峰支店
- 鶴ヶ峯駅前郵便局
- 西友鶴ヶ峰店
- 帷子川親水緑道
- 白根神社
- 鶴ケ峰浄水場
- 国道16号(八王子街道)
- 神奈川県道40号横浜厚木線(厚木街道)
- よこはま動物園ズーラシア(北口バスターミナルから路線バス)
- 竜泉寺の湯 横濱鶴ヶ峰店(北口バスターミナルより路線バス)
- 神奈川大学附属中・高等学校(北口バスターミナルより路線バス)
- 横浜商科大学高等学校
- 旭プール
南口
駅舎から2階連絡通路で直結するココロット鶴ヶ峰が開業し、医療機関、保育園、スーパーマーケット、ファミリーレストラン、レンタルCDショップ、携帯電話ショップ等が集合した。
- ココロット鶴ヶ峰
- そうてつローゼン鶴ヶ峰店
- 旭区市民活動支援センター「みなくる」
- 横浜鶴ヶ峰郵便局
- 東京個別指導学院鶴ヶ峰教室
- 高梨乳業本社・横浜工場・神奈川中央営業所
- 神奈川県立保土ヶ谷高等学校(南口バスターミナルより路線バス)
バス路線
最寄りの停留所は「鶴ヶ峰駅」(鶴ヶ峰バスターミナル)、「鶴ヶ峰駅北口」、「鶴ヶ峰駅南口」の3か所があり、横浜市交通局(横浜市営バス)・神奈川中央交通(一部は神奈川中央交通東)・相鉄バスが運行する下記の路線バスが乗り入れている。ほとんどのバス路線は国道16号と結ばれているバスターミナルを経由、あるいは起終点としているが、市営バス75系統のみ「鶴ヶ峰駅南口」停留所が起終点となり、バスターミナルには乗り入れない。相鉄バス浜16・旭1系統はバスターミナルを出ると、「鶴ヶ峰駅北口」停留所、「鶴ヶ峰駅南口」停留所の順に経由する(鶴ケ峰駅行きはその逆の順番)。
以前は相武台前駅経由座間四ツ谷行きの路線もあったが廃止されている。
バスターミナルは一般車両、およびタクシー等の進入は禁止されている。
鶴ヶ峰駅
駅から北西方向に約200m離れた「鶴ヶ峰バスターミナル」を発着する。
鶴ヶ峰駅北口
駅から約300m離れた旭区役所付近にある。以下の系統は平日の日中のみ運行。
系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行社局 |
---|---|---|---|
浜16 | くぬぎ台団地入口・市沢町 | 和田町駅 | ■相鉄 |
旭1 | くぬぎ台団地入口・市沢町・万騎が原大池 | 二俣川駅南口 | |
浜16 旭1 |
鶴ヶ峰駅 |
鶴ヶ峰駅南口
相鉄バスの浜16・旭1系統は平日の日中のみ運行。
系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行社局 |
---|---|---|---|
75 | くぬぎ台団地 | ■市営 | |
くぬぎ台団地 | 介護施設くぬぎ台 | ||
浜16 | くぬぎ台団地入口・市沢町 | 和田町駅 | ■相鉄 |
旭1 | くぬぎ台団地入口・市沢町・万騎が原大池 | 二俣川駅南口 | |
浜16 旭1 |
鶴ヶ峰駅 |
旧バスターミナル
鶴ヶ峰駅北口と旭区役所の中間地点に存在したバスターミナルで、現在は駐車場に整備されている。利用客増加に伴う周辺道路の混雑と発着路線増加に伴い、現在のバス専用ターミナルへ移転した。
脚注
- ↑ 『相鉄五十年史』1967年、102ページ
- ↑ 「第33回 全国都市緑化よこはまフェア」の公式テーマソングGReeeeNの「キミマツ」を列車接近メロディーに導入PDF (相鉄グループ 2017年3月23日)
- ↑ (2019-11-05) 直通運転開始により都心へのアクセスが向上 二俣川〜新宿最速44分 11月30日(土)相鉄線のダイヤ改正を実施 平日朝のラッシュ時間帯に通勤特急・通勤急行を導入 PDF 日本語 相模鉄道 arch. 2019-11-19 2019-11-30
- ↑ 1日平均各駅乗降人員PDF - 相模鉄道
- ↑ 横浜市統計書 - 横浜市
- ↑ レポート - 関東交通広告協議会
- ↑ 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県
- ↑ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 - 26ページ
- ↑ 横浜市都市計画マスタープラン(全体構想)PDF 平成25年3月発行。編集・発行、横浜市都市整備局企画部企画課。
- ↑ 上大岡が副都心に選ばれた理由、そして副都心の定義とは?(はまれぽ.com 2012年8月19日)
- 神奈川県県勢要覧
- ↑ 平成12年 - 225ページ
- ↑ 2.0 2.1 平成13年PDF - 227ページ
- ↑ 平成14年PDF - 225ページ
- ↑ 平成15年PDF - 225ページ
- ↑ 平成16年PDF - 225ページ
- ↑ 平成17年PDF - 227ページ
- ↑ 平成18年PDF - 227ページ
- ↑ 平成19年PDF - 229ページ
- ↑ 平成20年PDF - 233ページ
- ↑ 平成21年PDF - 243ページ
- ↑ 平成22年PDF - 241ページ
- ↑ 平成23年PDF - 241ページ
- ↑ 平成24年PDF - 237ページ
- ↑ 平成25年PDF - 239ページ
- ↑ 平成26年PDF - 241ページ
- ↑ 平成27年PDF - 241ページ
- ↑ 平成28年PDF - 249ページ
- ↑ 平成29年PDF - 241ページ
関連項目
外部リンク
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