「TBSテレビ系列土曜夜10時枠」の版間の差分

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(枠の歴史)
 
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== 枠の歴史 ==
 
== 枠の歴史 ==
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===1975年3月以前===
 
[[1969年]]3月まではTBSの制作枠で「土曜ロードショー」(金曜19:30へ「金曜ロードショー」として移動した後、さらに移動し「[[月曜ロードショー]]」に)等を放送。同年4月以降は、当時の[[準キー局]]である[[朝日放送]]([[ABCテレビ]])に移行した。ABCに移行後は、“脱ドラマ”と評された『[[お荷物小荷物]]』を生み出す。しかし、続編『[[お荷物小荷物・カムイ編]]』は、直接の[[裏番組]]である[[時代劇]]『[[木枯し紋次郎]]』([[C.A.L.]]製作、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])に人気を奪われてしまう(『お荷物~』の30分遅れスタートである)。『カムイ編』の後番組『[[君たちは魚だ]]』も不振で、キー局のTBSから制作枠の返上を通告される。そこで、『お荷物~』、『君たちは魚だ』の[[プロデューサー]]を務めた[[山内久司]](現・朝日放送[[顧問]])は、[[池波正太郎]]の小説『[[殺しの掟]]』を読み、同作を[[原作]]にした『[[必殺仕掛人]]』([[松竹]][[京都映画撮影所|京都]]製作)を開始。
 
[[1969年]]3月まではTBSの制作枠で「土曜ロードショー」(金曜19:30へ「金曜ロードショー」として移動した後、さらに移動し「[[月曜ロードショー]]」に)等を放送。同年4月以降は、当時の[[準キー局]]である[[朝日放送]]([[ABCテレビ]])に移行した。ABCに移行後は、“脱ドラマ”と評された『[[お荷物小荷物]]』を生み出す。しかし、続編『[[お荷物小荷物・カムイ編]]』は、直接の[[裏番組]]である[[時代劇]]『[[木枯し紋次郎]]』([[C.A.L.]]製作、[[フジテレビジョン|フジテレビ]])に人気を奪われてしまう(『お荷物~』の30分遅れスタートである)。『カムイ編』の後番組『[[君たちは魚だ]]』も不振で、キー局のTBSから制作枠の返上を通告される。そこで、『お荷物~』、『君たちは魚だ』の[[プロデューサー]]を務めた[[山内久司]](現・朝日放送[[顧問]])は、[[池波正太郎]]の小説『[[殺しの掟]]』を読み、同作を[[原作]]にした『[[必殺仕掛人]]』([[松竹]][[京都映画撮影所|京都]]製作)を開始。
  
 
『仕掛人』はその衝撃(殺し屋、つまり悪人が主人公で、演じる俳優は[[緒形拳]]、[[山村聰]]といったホームドラマに出てくる良識・知的なタイプ)と斬新な映像美、さらに[[平尾昌晃]]が作曲した[[劇伴]]音楽で、たちまち『紋次郎』から人気を奪い、「[[必殺シリーズ]]」の幕を開ける。「必殺シリーズ」は、次作『[[必殺仕置人]]』から原作を持たないオリジナル路線に変更。その『仕置人』で、当時はサブキャラクターであった[[町奉行|北町奉行所]]の落ちこぼれ[[同心]]・[[中村主水]]([[藤田まこと]])が同世代のサラリーマン層から支持され、藤田にとって『[[てなもんや三度笠]]』の「あんかけの時次郎」に続く当たり役となった。しかし、番組に影響されて起こしたとされる「[[必殺仕置人殺人事件]]」により、世論の糾弾を浴びるものの、事件と番組との関連性は否定された。その影響もあり、3作目『[[助け人走る]]』、主水が再登板した4作目『[[暗闇仕留人]]』と、メインタイトルから『必殺』の二文字が外されるが、5作目『[[必殺必中仕事屋稼業]]』で『必殺』の二文字が復活し、ついに歴代最高[[視聴率]]の34.8%(第8話「寝取られ勝負」([[1975年]][[2月22日]]放送、[[関西地方|関西地区]]))を記録。
 
『仕掛人』はその衝撃(殺し屋、つまり悪人が主人公で、演じる俳優は[[緒形拳]]、[[山村聰]]といったホームドラマに出てくる良識・知的なタイプ)と斬新な映像美、さらに[[平尾昌晃]]が作曲した[[劇伴]]音楽で、たちまち『紋次郎』から人気を奪い、「[[必殺シリーズ]]」の幕を開ける。「必殺シリーズ」は、次作『[[必殺仕置人]]』から原作を持たないオリジナル路線に変更。その『仕置人』で、当時はサブキャラクターであった[[町奉行|北町奉行所]]の落ちこぼれ[[同心]]・[[中村主水]]([[藤田まこと]])が同世代のサラリーマン層から支持され、藤田にとって『[[てなもんや三度笠]]』の「あんかけの時次郎」に続く当たり役となった。しかし、番組に影響されて起こしたとされる「[[必殺仕置人殺人事件]]」により、世論の糾弾を浴びるものの、事件と番組との関連性は否定された。その影響もあり、3作目『[[助け人走る]]』、主水が再登板した4作目『[[暗闇仕留人]]』と、メインタイトルから『必殺』の二文字が外されるが、5作目『[[必殺必中仕事屋稼業]]』で『必殺』の二文字が復活し、ついに歴代最高[[視聴率]]の34.8%(第8話「寝取られ勝負」([[1975年]][[2月22日]]放送、[[関西地方|関西地区]]))を記録。
  
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===毎日放送制作時期===
 
しかし、その[[1974年|前年]]の[[11月19日]]、当時のTBS-ABC、[[テレビ朝日|日本教育テレビ(NETテレビ、現在のテレビ朝日)]]‐[[毎日放送]](MBS)から、TBS-MBS、NETテレビ‐ABCと1975年[[3月31日]]をもって、[[東京都|東京]]・[[大阪府|大阪]]の[[Japan News Network|JNN]]/[[All-nippon News Network|ANN]]系列局を変更すること([[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|腸捻転ネットワークの解消]])が決定していた。これにより、『仕事屋稼業』は、それまでMBSが『[[皇室アルバム]]』『[[真珠の小箱]]』などを放映していた[[朝日放送制作金曜夜10時枠|金曜10時枠]]への変更を余儀なくされる。それと入れ替わりに、新たに準キー局となったMBSは、「必殺シリーズ」と同系統の時代劇『[[影同心]]』([[東映]][[東映京都撮影所|京都]]製作)を制作、20%を超える視聴率を記録し、多くの視聴者は「必殺」が打ち切られたと勘違いした(『仕事屋稼業』の視聴率が30%前後から半減してしまう。さらには強力な裏番組の存在もあった)。続編の『影同心II』も制作されるが、前作の二番煎じの感は拭えず、さらに直接の裏番組である『[[テレビ3面記事 ウィークエンダー]]』([[日本テレビ放送網|日テレ]])の視聴率上昇もあって人気は低迷(視聴率は関西地区のもの)。
 
しかし、その[[1974年|前年]]の[[11月19日]]、当時のTBS-ABC、[[テレビ朝日|日本教育テレビ(NETテレビ、現在のテレビ朝日)]]‐[[毎日放送]](MBS)から、TBS-MBS、NETテレビ‐ABCと1975年[[3月31日]]をもって、[[東京都|東京]]・[[大阪府|大阪]]の[[Japan News Network|JNN]]/[[All-nippon News Network|ANN]]系列局を変更すること([[ネットチェンジ#大阪準キー局「腸捻転」の解消|腸捻転ネットワークの解消]])が決定していた。これにより、『仕事屋稼業』は、それまでMBSが『[[皇室アルバム]]』『[[真珠の小箱]]』などを放映していた[[朝日放送制作金曜夜10時枠|金曜10時枠]]への変更を余儀なくされる。それと入れ替わりに、新たに準キー局となったMBSは、「必殺シリーズ」と同系統の時代劇『[[影同心]]』([[東映]][[東映京都撮影所|京都]]製作)を制作、20%を超える視聴率を記録し、多くの視聴者は「必殺」が打ち切られたと勘違いした(『仕事屋稼業』の視聴率が30%前後から半減してしまう。さらには強力な裏番組の存在もあった)。続編の『影同心II』も制作されるが、前作の二番煎じの感は拭えず、さらに直接の裏番組である『[[テレビ3面記事 ウィークエンダー]]』([[日本テレビ放送網|日テレ]])の視聴率上昇もあって人気は低迷(視聴率は関西地区のもの)。
  
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角川書店との提携によるシリーズ終了後は、[[片平なぎさ]]・[[あおい輝彦]]主演の時代劇『[[雪姫隠密道中記]]』を制作し、同作をもってMBSの制作枠は終了した。
 
角川書店との提携によるシリーズ終了後は、[[片平なぎさ]]・[[あおい輝彦]]主演の時代劇『[[雪姫隠密道中記]]』を制作し、同作をもってMBSの制作枠は終了した。
  
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===TBS制作時期===
 
[[1980年]][[10月4日]]、JNN初の大型[[報道番組]]『[[JNN報道特集]]』を開始する。[[アメリカ合衆国|米国]][[CBS]]『[[60 Minutes]]』に倣い、硬派の[[時事問題]]をさまざまな観点から分析。[[1982年]]4月には日曜夕方6時枠に移動(それまで同時間帯に(実際には5時半から)放送されていたMBS制作『[[ヤングおー!おー!]]』は昼1時に移動)、後番組として9時からの[[2時間ドラマ]]『[[ザ・サスペンス]]』を新設。しかし、直接の裏番組である『[[土曜ワイド劇場]]』(テレ朝)の壁は厚く2年半で打ち切りとなる。
 
[[1980年]][[10月4日]]、JNN初の大型[[報道番組]]『[[JNN報道特集]]』を開始する。[[アメリカ合衆国|米国]][[CBS]]『[[60 Minutes]]』に倣い、硬派の[[時事問題]]をさまざまな観点から分析。[[1982年]]4月には日曜夕方6時枠に移動(それまで同時間帯に(実際には5時半から)放送されていたMBS制作『[[ヤングおー!おー!]]』は昼1時に移動)、後番組として9時からの[[2時間ドラマ]]『[[ザ・サスペンス]]』を新設。しかし、直接の裏番組である『[[土曜ワイド劇場]]』(テレ朝)の壁は厚く2年半で打ち切りとなる。
  
[[1984年]]10月、それまで水曜夜9時から放送されていた『[[日立テレビシティ]]』がこの枠に移動。そのあとを継いだ[[クイズ番組]]『[[日立 世界・ふしぎ発見!]]』も好評を得る。[[1987年]]10月には1時間早く9時に移動し、同枠は連続ドラマを2作放映した後、[[1988年]]4月、再度2時間ドラマ『土曜ドラマスペシャル』を新設(実際には平日の[[帯_(放送業界用語)|帯]]([[ベルト]])の報道番組『[[JNNニュース22プライムタイム|ニュース22プライムタイム]]』の編成により終了となった『水曜ドラマスペシャル』の後継番組)。[[1989年]]10月には月曜日に移動(『[[月曜ドラマスペシャル]]』→『[[月曜ミステリー劇場]]』→『[[月曜ゴールデン]]』)し、同枠は恋愛ドラマやコメディドラマをメインにした『[[ドラマチック22]]』(深夜の[[帯ドラマ]]『[[ドラマ23]]』の流れを引き継いだもの)にリニューアル。
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[[1984年]]10月には、それまで[[TBSテレビ系列水曜夜9時枠|水曜夜9時]]から放送されていた『[[日立テレビシティ]]』がこの枠に移動し、TBS系列の土曜夜7時以後は『まんが日本昔話』→『クイズダービー』→ ドリフ枠<!--『8時だよ!全員集合』や『加トちゃんケンちゃんごきげんテレビ』--> → 大映ドラマ枠<!--『スクールウォーズ』や『ポニーテールは振り向かない』--> → 日立枠、という順番となった。『日立テレビシティ』を継いで1986年4月に始まった[[クイズ番組]]『[[日立 世界・ふしぎ発見!]]』も好評を得る。[[1987年]]10月には1時間早く[[TBSテレビ系列土曜夜9時枠|夜9時枠]]に移動し、夜10時枠は連続ドラマを2作放映した後、[[1988年]]4月、再度2時間ドラマ『土曜ドラマスペシャル』を設置(実際には平日の[[帯_(放送業界用語)|帯]]([[ベルト]])の報道番組『[[JNNニュース22プライムタイム|ニュース22プライムタイム]]』の編成により終了となった『水曜ドラマスペシャル』の後継番組)。[[1989年]]10月には月曜日に移動(『[[月曜ドラマスペシャル]]』→『[[月曜ミステリー劇場]]』→『[[月曜ゴールデン]]』)し、同枠は恋愛ドラマやコメディドラマをメインにした『[[ドラマチック22]]』(深夜の[[帯ドラマ]]『[[ドラマ23]]』の流れを引き継いだもの)にリニューアル。
  
 
[[1991年]]4月、『[[ブロードキャスター]]』(当初は『情熱ワイド!ブロードキャスター』)を開始し、安定した視聴率を記録していたが、晩年は『土曜ワイド劇場』や『[[土曜プレミアム]]』(フジ)、『[[エンタの神様]]』(日テレ)の裏番組に苦戦し、[[2008年]]9月末で終了。後番組は[[ビートたけし]]とTBS[[アナウンサー]]の[[安住紳一郎]]の司会による『[[情報7days ニュースキャスター]]』。現番組の視聴率は15%前後で、各裏番組との四つ巴の争いを演じている。
 
[[1991年]]4月、『[[ブロードキャスター]]』(当初は『情熱ワイド!ブロードキャスター』)を開始し、安定した視聴率を記録していたが、晩年は『土曜ワイド劇場』や『[[土曜プレミアム]]』(フジ)、『[[エンタの神様]]』(日テレ)の裏番組に苦戦し、[[2008年]]9月末で終了。後番組は[[ビートたけし]]とTBS[[アナウンサー]]の[[安住紳一郎]]の司会による『[[情報7days ニュースキャスター]]』。現番組の視聴率は15%前後で、各裏番組との四つ巴の争いを演じている。

2015年1月10日 (土) 18:12時点における最新版

TBSテレビ系列土曜夜10時枠(ティービーエステレビけいれつどようよる10じわく)は過去にTBSテレビ系列で毎週土曜夜10時台に放送されたテレビ放送枠である。

枠の歴史[編集]

1975年3月以前[編集]

1969年3月まではTBSの制作枠で「土曜ロードショー」(金曜19:30へ「金曜ロードショー」として移動した後、さらに移動し「月曜ロードショー」に)等を放送。同年4月以降は、当時の準キー局である朝日放送ABCテレビ)に移行した。ABCに移行後は、“脱ドラマ”と評された『お荷物小荷物』を生み出す。しかし、続編『お荷物小荷物・カムイ編』は、直接の裏番組である時代劇木枯し紋次郎』(C.A.L.製作、フジテレビ)に人気を奪われてしまう(『お荷物~』の30分遅れスタートである)。『カムイ編』の後番組『君たちは魚だ』も不振で、キー局のTBSから制作枠の返上を通告される。そこで、『お荷物~』、『君たちは魚だ』のプロデューサーを務めた山内久司(現・朝日放送顧問)は、池波正太郎の小説『殺しの掟』を読み、同作を原作にした『必殺仕掛人』(松竹京都製作)を開始。

『仕掛人』はその衝撃(殺し屋、つまり悪人が主人公で、演じる俳優は緒形拳山村聰といったホームドラマに出てくる良識・知的なタイプ)と斬新な映像美、さらに平尾昌晃が作曲した劇伴音楽で、たちまち『紋次郎』から人気を奪い、「必殺シリーズ」の幕を開ける。「必殺シリーズ」は、次作『必殺仕置人』から原作を持たないオリジナル路線に変更。その『仕置人』で、当時はサブキャラクターであった北町奉行所の落ちこぼれ同心中村主水藤田まこと)が同世代のサラリーマン層から支持され、藤田にとって『てなもんや三度笠』の「あんかけの時次郎」に続く当たり役となった。しかし、番組に影響されて起こしたとされる「必殺仕置人殺人事件」により、世論の糾弾を浴びるものの、事件と番組との関連性は否定された。その影響もあり、3作目『助け人走る』、主水が再登板した4作目『暗闇仕留人』と、メインタイトルから『必殺』の二文字が外されるが、5作目『必殺必中仕事屋稼業』で『必殺』の二文字が復活し、ついに歴代最高視聴率の34.8%(第8話「寝取られ勝負」(1975年2月22日放送、関西地区))を記録。

毎日放送制作時期[編集]

しかし、その前年11月19日、当時のTBS-ABC、日本教育テレビ(NETテレビ、現在のテレビ朝日)毎日放送(MBS)から、TBS-MBS、NETテレビ‐ABCと1975年3月31日をもって、東京大阪JNN/ANN系列局を変更すること(腸捻転ネットワークの解消)が決定していた。これにより、『仕事屋稼業』は、それまでMBSが『皇室アルバム』『真珠の小箱』などを放映していた金曜10時枠への変更を余儀なくされる。それと入れ替わりに、新たに準キー局となったMBSは、「必殺シリーズ」と同系統の時代劇『影同心』(東映京都製作)を制作、20%を超える視聴率を記録し、多くの視聴者は「必殺」が打ち切られたと勘違いした(『仕事屋稼業』の視聴率が30%前後から半減してしまう。さらには強力な裏番組の存在もあった)。続編の『影同心II』も制作されるが、前作の二番煎じの感は拭えず、さらに直接の裏番組である『テレビ3面記事 ウィークエンダー』(日テレ)の視聴率上昇もあって人気は低迷(視聴率は関西地区のもの)。

『影同心』シリーズ終了後は三船プロダクション制作の時代劇を2作放映(『隠し目付参上』、『江戸特捜指令』)。1977年4月、古谷一行主演による『横溝正史シリーズ』を皮切りに、角川書店との提携によるシリーズを開始。おりしも角川書店は劇場映画で次々とヒット作品を飛ばしていた時期であった。

角川書店との提携によるシリーズ終了後は、片平なぎさあおい輝彦主演の時代劇『雪姫隠密道中記』を制作し、同作をもってMBSの制作枠は終了した。

TBS制作時期[編集]

1980年10月4日、JNN初の大型報道番組JNN報道特集』を開始する。米国CBS60 Minutes』に倣い、硬派の時事問題をさまざまな観点から分析。1982年4月には日曜夕方6時枠に移動(それまで同時間帯に(実際には5時半から)放送されていたMBS制作『ヤングおー!おー!』は昼1時に移動)、後番組として9時からの2時間ドラマザ・サスペンス』を新設。しかし、直接の裏番組である『土曜ワイド劇場』(テレ朝)の壁は厚く2年半で打ち切りとなる。

1984年10月には、それまで水曜夜9時から放送されていた『日立テレビシティ』がこの枠に移動し、TBS系列の土曜夜7時以後は『まんが日本昔話』→『クイズダービー』→ ドリフ枠 → 大映ドラマ枠 → 日立枠、という順番となった。『日立テレビシティ』を継いで1986年4月に始まったクイズ番組日立 世界・ふしぎ発見!』も好評を得る。1987年10月には1時間早く夜9時枠に移動し、夜10時枠は連続ドラマを2作放映した後、1988年4月、再度2時間ドラマ『土曜ドラマスペシャル』を設置(実際には平日のベルト)の報道番組『ニュース22プライムタイム』の編成により終了となった『水曜ドラマスペシャル』の後継番組)。1989年10月には月曜日に移動(『月曜ドラマスペシャル』→『月曜ミステリー劇場』→『月曜ゴールデン』)し、同枠は恋愛ドラマやコメディドラマをメインにした『ドラマチック22』(深夜の帯ドラマドラマ23』の流れを引き継いだもの)にリニューアル。

1991年4月、『ブロードキャスター』(当初は『情熱ワイド!ブロードキャスター』)を開始し、安定した視聴率を記録していたが、晩年は『土曜ワイド劇場』や『土曜プレミアム』(フジ)、『エンタの神様』(日テレ)の裏番組に苦戦し、2008年9月末で終了。後番組はビートたけしとTBSアナウンサー安住紳一郎の司会による『情報7days ニュースキャスター』。現番組の視聴率は15%前後で、各裏番組との四つ巴の争いを演じている。

現在放送中の番組[編集]

過去にこの枠で放送された番組[編集]

1969年3月まで TBS制作時代[編集]

1975年3月まで ABCとのネット時代[編集]

その後は在京局をテレビ朝日に移し金曜夜10時に移行。

1975年4月~1980年9月 MBS制作時代[編集]

1980年10月~現在 制作局をTBSに再度変更[編集]

その後は日曜夕方6時に移行。
枠移行前は水曜夜9時に放送していた(日立が当時間枠に移行する代わりに従来のスポンサーは水曜夜9時枠へ移動)。
翌10月に土曜夜9時に移行(日立が土曜夜9時枠へ移動する代わりに従来の同時間枠のスポンサーが当時間枠へ移行)。

1980年9月までの放映ネット局[編集]

※は遅れネット局

上記の遅れネット局は、JNN系列局の場合NTV系の土曜グランド劇場の遅れネットなどを放送した局があった。