高大連携推薦

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高大連携推薦とは、高校大学が協定を結ぶことにより、一定数枠(10名程度から60名を超えるものもある)の高校生に、協定の大学の推薦入試受験資格を与える制度である。指定校推薦の場合は、推薦枠に入るために、評定平均をそろえることが必要であるが、高大連携推薦の場合は、大学側の4~6回の講義を受講し、感想文などを提出することで、事実上合格を確保することができ、評定平均が要求されない場合もある[1]。また、大手有名私大などが実施する高大連携推薦入試でも、その枠にさえ入れば、事実上全入になっている。受験生側から見れば、最も確実に合格できる入試形態といえるだろう。また、大学側の定員確保策としては極めて有効である。

この高大連携推薦入試のもう一つの特徴は、高校によっては相当数の割り当てがあり、大学側から見ても、非常に大きな比率の入学生を確保するにもかかわらず、対外的には入試としてほとんど公表されていない点である。高大連携推薦入試を、ここ数年大規模に実施している有名私立大学のHPを見ても、高大連携を入試として、実数などその具体的内容を紹介しているページは見当たらない。枠のある高校にとっては、ほぼ全入を意味するにもかかわらず、枠のない高校にとっては、その存在すら知ることができないという点で、受験生への情報開示、受験生間の公平性という点では、著しく問題をはらんだ入試方式といえよう。もちろん、大学側から見れば、大学側の要求する水準の学生を独自の視点で選抜しているという論理を立てるのであろうが、わずか数回の講義と感想文で、その選抜が可能であるというなら、その独自の視点の水準はかなり低いと見られても仕方がない。

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関連項目[編集]

脚注[編集]