長介・工事のばか兄弟
長介・工事のばか兄弟とは、ドリフ大爆笑後期を支えた名コントである。
内容[編集]
初期の頃は前述のサイレントムービーで、船や電車に乗っているいかりやと仲本の演じる詐欺師兄弟が美人にアプローチするコントであったが、後に進化して「ばか兄弟」(最初のうちはアホ兄弟やプッツン兄弟など名前が多数あったが、最終的に「ばか兄弟」で落ち着いた)コントとなった。
ストーリーは、あんちゃん(いかりや)が弟(仲本)の住んでいる一軒家(元々は秘密ニセ札工場であった)にやって来るところから始まる。家に入るには2人にしか分からない合言葉やクイズ(毎回変わる)が必要である。
一時期は家が洋風で兄弟はオーバーオールを着ていたおめでた兄弟と言う名称もあった。弟の色々な質問に対し、あんちゃんが年上ぶってめちゃくちゃな事を答え、弟が「あんちゃん頭いいなぁ」と本気にするのが主流。典型的なツッコミタイプのコメディアンであるいかりやがボケを担当する、大変貴重なコントである。
2人ともおそろいのつなぎ(いかりやは赤色、仲本は黄色)を着ており、兄は口ひげを生やしているが会話は小学生レベルなので2人とも年齢不詳である。あんちゃんは途中から左肩にハート型の風船を付けるようになった。本人曰く「唯一無二の親友」で、ミスターバルーンという名前。登場初期は「くっつき野郎」とも呼ばれていた。あんちゃんの身振り手振りが激しい為、収録中に彼の手足がもぎ取れる事が度々あった。それをネタにした事すらある。コント終わりの際、彼の手のみがあんちゃんの肩にくっついているという哀愁漂う場面もあった。最終的には手足が透明テープで補強され、もぎ取れる事はなくなった。
タイトルとしては「ばか兄弟」のほかに、「バカ兄弟」、「ばカ兄弟」など数パターン存在した。もしものコーナー終了後はこのコントが最後の枠に入る事が多かった。
実在のばか兄弟[編集]
「夜景が見たかった」スカイツリーに登ろうと侵入。栃木のアルバイト兄(25)と無職弟(22)を現行犯逮捕[編集]
2012年5月に開業を控えた東京スカイツリー(東京都墨田区)に登ろうと隣接する複合施設に忍び込んだとして、警視庁本所署は4月17日、建造物侵入の疑いで、栃木県上三川町、アルバイト荒川政紀容疑者(25)と弟の無職充広容疑者(22)を現行犯逮捕した。
本所署によると、兄弟は「スカイツリーに登って夜景を見たかった」と供述している。
逮捕容疑は、17日午前3時10分ごろ、墨田区押上1丁目の東京スカイツリー直下に併設された複合施設「東京スカイツリータウン」西街区の工事用フェンスをこじ開け、敷地内に侵入した疑い。 ガードマンが取り押さえ、署員に引き渡した。
兄弟はスカイツリーを目指して午前0時ごろに栃木の自宅を車で出発したという。