背乗り
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背乗り(はいのり)とは、工作員が他国人の身分・戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語。
概要[編集]
元々はソ連の情報機関が古くから用いた方法だというが、北朝鮮情報機関がよく使う方法でもあるため、旧ソ連からその影響下にあった北朝鮮にもたらされたとする指摘がある。日本人拉致事件に背乗りを目的としたものが多いのは、日本で工作活動を行うほか、韓国に入国するためのパスポートを得るためといわれている。周囲に気付かれないよう身寄りのない人が狙われやすいという。
事件例[編集]
- 西新井事件 - 北朝鮮の工作員チェ・スンチョルは日本人に成りすまして日本や韓国、ヨーロッパで活動した。1985年に発覚。
- 辛光洙と共犯者による日本人拉致事件。
- 黒羽・ウドヴィン事件 - 1995年に、東アジア系のソ連工作員が失踪した日本人の黒羽一郎に成りすまして諜報活動を行っていた事が警視庁公安部外事第一課の捜査で判明した。捜査に気付いたこの男は行方を絶ち、公安部は国際刑事警察機構(ICPO、通称インターポール)に男を手配したが、未だに行方は分かっていない。
- 2012年10月に兵庫県尼崎市で発覚した通称「尼崎事件」。
参考文献[編集]
- 軍事研究 「ワールド・インテリジェンス」 2006年11月号「北朝鮮&中国の対日工作」