神崎蘭子

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神崎蘭子
神崎蘭子

神崎 蘭子(かんざき らんこ)とは、『アイドルマスターシンデレラガールズ』に登場する偶像たちの集いし美姫の祭典における、選ばれし『瞳』の持ち主である。

概要[編集]

齢14にして衆愚を魅了する「力」を持つ。常人には理解の及ばぬ高貴な言葉を操るが、 同時に下々にも通ずる「声」に錬成されるため、凡愚な民草でも意思の疎通が可能である。 数多の天使をも討ちぬく異形の存在。 その「声」を鑑みるに、貴き容貌とは裏腹に質朴な心根を持っているようである。

(訳:14歳のアイドル候補生。 重度の中二病を患っており台詞の多くが過剰に比喩的で難解なため、 基本的には何を言っているのかがわからない事が多いが、 台詞の後に同時通訳がなされており、そのおかげで台詞の意味を理解しやすいようになっている事が多い。 色物だらけのモバマスの中でも特に異色のキャラだが、通訳された台詞から伺えるように、 浮世離れした外見や高飛車な口調とは相反し、素になれないだけの非常にいい子である。)

イメージから、四条貴音高垣楓高峯のあなどがライバルキャラとして挙げられている。 ただし、基本的に落ち着いている彼女達と違って普段のテンションは高め。 というか本人のノリ自体はキュートやパッションのそれに通じるものがあり、「クールなのは見た目だけ」や「クールなのはRの頃だけ」というのがもっぱらの評判。

『アイドルマスターシンデレラガールズ』[編集]

ゲーム稼働開始から2周年記念として公開された2周年記念アニメPVに登場。

2015年放送のTVシリーズでは、物語の中心を担う「シンデレラプロジェクト」の一員として登場。 アニメ誌「月刊ニュータイプ」の企画「デレマガ」でのインタビューによると、デビュー以前からモデルの経験があり、何度か雑誌に載っていたらしい。 邪気眼でノリの良い言動は相変わらずだが、アニメでは台詞の吹き替えがないため、視聴者(訓練された蘭子Pたちを除く)には何を言っているのかわからず、シンデレラプロジェクトのメンバーの多くも彼女の言葉の解釈に苦労している。 また、厨二病キャラの下の本質的にはシャイな芯の部分も健在。自分の本心や内面をそのまま見せることを非常に恥ずかしがってしまうため、ストレートに距離を詰められるのがちょっと苦手で、当初はプロデューサーに対しても上手く向き合うことができなかった。 実家が遠いため346プロの女子寮で生活をしており、言葉による意思疎通で苦労してるという点でシンパシーを感じるのか同じく寮生であるアーニャと仲が良い。

主役回である第8話では、さらなるキャラクターの掘り下げが行われた。 第5話予告から示唆されていた白坂小梅との関係は、同じ寮生としての交流であることが明らかになった。仲は良いようだが、蘭子自身はホラーが大の苦手であり、趣味の共有はできていない様子。 この回でソロでのCDデビューが決まった蘭子だったが、プロデュースの方針が彼女のイメージとは少し(だが決定的に)ズレたゴシックホラーを題材としたものであったため落胆してしまう。蘭子はグリモワール(スケッチブック)に自分のイメージを描き、自らが望むアイドル像をプロデューサーへ伝えようとするが……? 最終的にソロユニット名は「Rosenburg Engel」に決定。エンディングではそのデビュー曲「-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律」と共にPVが流れた。蘭子のイメージを反映したものとなっており、本人も大満足であったようだ。

このエピソードから蘭子にとってゴス衣装や邪気眼な嗜好はあくまで『彼女自身の感性でカッコイイと感じる物を追求した結果』であって、当初プロデューサーが彼女の外見や言動から想定していたであろうサブカルチャーとしての思想的背景を持つ『GOTH(ゴス)』とは大きく異なるものであるということを端的に伺い知ることができる。

ちなみにみりあは自然に蘭子の言葉を理解できるのだが、プロデューサーを含む他のメンバーは第8話のオチまでそれに気づいていなかった。 しかし、よく見るとそれ以前のエピソードでもみりあと蘭子が談笑している姿が背景に映っていることがある。

第10話では、行方がわからなくなった凸レーションの代役として渋谷凛新田美波とともにファッションブランド「PikaPikaPoP」のイベント会場に駆り出され、馴染みのゴス衣装とはかけ離れたカラフルポップな衣装を着る羽目になるのだが、意外にも好反応を示しており、凸レーションの3人が無事会場に到着したあとも1人だけ着替えずに衣装のままステージを見守るというお茶目な一面を見せている。