田澤稲舟
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田澤 稲舟(たざわ いなぶね、本名:田澤 錦(たざわ きん) 1874年(明治7年)2月28日 - 1896年(明治29年)9月10日)は、山形県鶴岡市出身の小説家。夫は、小説家の山田美妙。
略歴[編集]
- 1874年(明治7年)2月28日 鶴岡五日町川端の、外科医の田沢清の長女として生れる。
- 1877年(明治10年) 妹の田澤冨が生まれる。
- 1891年(明治24年) 朝暘小学校高等科を卒業する。
- 上京し、共立女子職業学校(後の共立女子大学)図画科に入学する。
- 1892年(明治25年) 小説家の山田美妙と恋愛におちいり、鶴岡に連れ戻される。
- 1894年(明治27年) 山田美妙の紹介により文芸倶楽部に小説を発表し、異色の女流作家として名を馳せる。
- 1895年(明治28年)12月 美妙と結婚する。
- 1896年(明治29年)2月 合作小説「峰の残月」を発表する
- 3月 病気のため美妙と離婚して鶴岡に帰えり、自宅で小説を書く。
- 9月10日 死去し、山形県鶴岡市日吉町・般若寺に葬られる。享年21。戒名は、浄徳院真如妙覚大姉。
- 1972年(昭和47年) 生家前の内川端に文学碑と銅像が建てられる。
主な作品[編集]
- 「峰の残月」
- 「医学修業」
- 「小町湯」
- 「片恋」
- 「忍び草」
- 「五大堂」
- 「しろばら」
- 「唯我独尊」
参考文献[編集]
- 庄内人名辞典