海から来た男 (漫画)
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『海からきた男』（うみからきたおとこ）は「薔薇族」1984年12月号に掲載された山川純一の一話完結の漫画である。これを原作としてENKプロの製作で実写映画化され、1991年6月10日に公開された。
あらすじ[編集]
女の体に魅力を感じなくなった平山は、妻に見捨てられ家庭崩壊を引き起こしてしまったことに絶望し、とある人気の無い海岸で海を眺めていた。以前にこの海岸で起きた自殺記事に惹かれてこの海岸で入水自殺を試みるが、海からサーフィンをしていた見覚えのある青年が現れ、突然全裸となりホモ・セックスに誘われる。行為の中で平山は男とセックスに新しい世界を見出し、果ててしまう。一時が過ぎ、平山は海から来た男が幽霊の類で存在しないのではないかという現実に対する恐怖心から、目を覚ますのに躊躇する。しかし彼はそこに居た。彼は小津と名乗り、同性愛者で、以前この海岸で自殺したのは自分の恋人で、平山となら人生をやり直せるのではないのかと思い、セックスに誘ったと言う。平山も小津とともに人生をやり直す決意をする。
登場人物[編集]
- 平山
- 熟年の男性。何時からか女性の体に魅力を感じなくなり、妻に見捨てられる。自殺をしようとするが、小津とのホモ・セックスの最中に同性愛に目覚め、小津を生涯の伴侶とする。
- 小津
- 人気の無い海岸でサーフィンに興じていた青年。同性愛者であり、恋人が人生に疑問を持ち自殺をしている。小津も恋人を追い自殺をしようとしたが、平山とならやり直せると直感し、ホモ・セックスに誘った。
映画版[編集]
映画版は山川純一の作品を原作にしているが、主人公が熟年男性でないことをはじめ、大きく設定が異なる。あらすじ的にも、出逢いによって希望を見出す原作に対し、出逢いによって性的欲求に嵌っていくといったあらすじである。
