沼津OL強姦殺人事件
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沼津OL強姦殺人事件(ぬまづオーエルごうかんさつじんじけん)とは2004年11月に発生した殺人事件。
概要[編集]
2004年11月7日17時30分、静岡県沼津市で実家に帰省していたOLの望月敏子さん(25歳)が愛犬を連れて家から散歩に出かけた。15分後に愛犬だけが実家に帰り、女性は行方不明となった。2日後の11月9日13時頃、実家から1キロほど離れた山林で敏子さんの遺体が発見された。右と左の首筋に刃物で切られたような傷があり、首を鋭利な刃物でほぼ1周切られていた。現場付近からカッターナイフの折れた刃2枚が、約200メートル離れた山林ではナイフ本体が発見された。刃には女性の血液が付着しており、捜査本部はこれが凶器と判断した。着衣には乱れがあった。家から300メートルほど離れた場所で、敏子さんの懐中電灯が発見された。
2007年6月29日に有力情報の提供者に懸賞金が支払われる警察庁の捜査特別報奨金制度が適用されたが、2008年6月29日に期限が切れた。
2009年5月20日、犯人のDNAと一致したため、沼津市の建設作業員の松井健一が逮捕された。松井は当初は容疑を否認していたが、追及していくうちに容疑を認めた。
2009年6月9日、松井は殺人事件で起訴された。捜査特別報奨金制度で公示された事件では初めての立件である。裁判員制度の対象事件である。