曳舟駅
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曳舟駅(ひきふねえき)は、東京都墨田区東向島二丁目にある、東武鉄道の駅である。駅番号はTS 04。
乗り入れ路線[編集]
伊勢崎線と亀戸線が乗り入れており、亀戸線の起点となっている。また、伊勢崎線の当駅前後は「東武スカイツリーライン」の愛称区間に含まれている。
伊勢崎線は当駅で浅草方面と押上方面に分岐する。そのため、亀戸線を含めると、当駅からは4方向に路線が延びている。なお、支線にあたる当駅から押上駅までの区間は、正確には当駅からとうきょうスカイツリー駅までの区間の線増という扱いとなっている。
年表[編集]
- 1902年(明治35年)4月1日 - 開業。
- 1904年(明治37年)4月5日 - 亀戸 - 当駅間開業。
- 1986年(昭和61年)8月26日 - 当駅 - 南栗橋間で朝ラッシュ時の10両編成運転開始。
- 1990年(平成2年)9月25日 - 10両編成運行列車を業平橋まで延伸、当駅折り返しは廃止。
- 1994年(平成6年)8月2日 - 10両編成準急浅草行の後部4両を当駅で解放作業開始。
- 2003年(平成15年)3月19日 - 曳舟 - 押上間が開通。半蔵門線・東急田園都市線との直通運転を開始。同時に浅草行の解放作業を北千住駅に変更。
- 2003年(平成15年)頃 - 亀戸線ホーム(5番線)に発車メロディを導入。
- 2004年(平成16年)10月19日 - 亀戸線でワンマン運転開始。
- 2010年(平成22年)10月28日 - 伊勢崎線ホーム(1~4番線)に発車メロディを導入。
- 2011年(平成23年)3月17日 - TS 04の駅ナンバリングを導入。
- 2017年(平成29年) - 7階建ての駅ビルが開業し、白鬚橋病院が開院予定[1]。
駅構造[編集]
島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線、計3面5線を有する高架駅。
コンコースは高架下にあり、コンコースと各ホームを結ぶエスカレーターとエレベーターが設置されている。かつては、コンコースの3・4番線行エレベーターの付近にトイレが設置されていたが、2012年春に移転した。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■東武スカイツリーライン | 下り | 北千住・新越谷・東武動物公園・ ■伊勢崎線 久喜・■日光線 南栗橋方面 |
浅草方面からの到着ホーム |
2 | 押上方面からの到着ホーム | |||
3 | 上り | とうきょうスカイツリー・浅草・ 半蔵門線 渋谷・■東急田園都市線 中央林間方面 |
押上(一部浅草)方面への出発ホーム | |
4 | 浅草方面への出発ホーム | |||
5 | ■亀戸線 | - | 亀戸行 |
- 上記の路線名は旅客案内上の名称(「東武スカイツリーライン」は愛称)で表記している。
- 1・4番線は浅草発着列車、2・3番線は半蔵門線・田園都市線直通列車が発着する。半蔵門線直通運転開始当初は上下線の上り方に渡り線が設置され当駅で特急などを待避する場合やその前後で半蔵門線直通列車と接続する場合は1・4番線が使われ、浅草発着列車は2・3番線で待避していたが、2013年に渡り線が撤去され下り線はスルー化、上り線は3番線から浅草方面に向かう片渡り線化に変更された。
- 全ホームで発車メロディが使用されている。伊勢崎線ホーム(1 - 4番線)では2010年10月28日より導入された。伊勢崎線内の中間駅で導入されたのは、西新井駅に次いで2駅目である。亀戸線ホーム(5番線)では「PASSENGER」が使用されている。
- 亀戸線は、終着駅である当駅の手前で単線となり、4番線への分岐を経て5番線に達する。曳舟川通りを渡る都合上、かつては亀戸線は一旦4番線に合流してから5番線に分岐していたが、亀戸線専用に架橋されて本線系統から分離された。
- 通常、亀戸線は専用に5番線を使用しているが、6時25分発亀戸行き(平日・土休日共に)の1本のみが南栗橋車両管区春日部支所から回送で送り込まれる際の線路接続の都合上で4番線に入線し客扱をする。尚、4番線ホームにはこの旨が書かれた看板が設置されている。この他にも車両故障で車両の入れ替えを要した際にも入れ替え車両が4番線から発車したことがある。
- 東向島方に渡り線が設けられ、亀戸線用車両の回送や半蔵門線・田園都市線直通運転中止の際の折り返し(北千住から当駅までは回送)に使用される。2007年の構内改良工事により渡り線が両渡り線化され、直通運転中止時の折り返し能力向上が図られた。
- 早朝と深夜を除いて、浅草発着の列車と半蔵門線・田園都市線直通列車の接続がとられる。
- 2003年3月の改正までは当駅で10両編成の準急浅草行きの分割作業を行っていた。10両のうち切り離された4両は伊勢崎線と亀戸線の間にあったガーター橋の引き込み線まで行き、そこの引き込み線で切り離された4両同士を再併合し折返し回送にさせて運行していた。現在はガーター橋と車止め付近のレールのみが残っている。
配線図[編集]
利用状況[編集]
2012年度の一日平均乗降人員は24,135人である[2]。この数値には、伊勢崎線・亀戸線との乗り換え客は含まれていない。
東武伊勢崎線の急行停車駅としては和戸駅に次いで乗降人員が少ないものの、2003年に半蔵門線直通運転が開始してからは毎年乗降人員が増加している。
近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗降人員 |
一日平均 乗車人員 |
出典 | |
---|---|---|---|---|
伊勢崎線 | 亀戸線 | |||
1992年(平成 | 4年)6,721 | 3,775 | [3] | |
1993年(平成 | 5年)6,638 | 3,690 | [4] | |
1994年(平成 | 6年)6,586 | 3,597 | [5] | |
1995年(平成 | 7年)6,650 | 3,421 | [6] | |
1996年(平成 | 8年)6,460 | 3,296 | [7] | |
1997年(平成 | 9年)6,307 | 3,247 | [8] | |
1998年(平成10年) | 6,016 | 3,110 | [9] | |
1999年(平成11年) | 5,803 | 2,986 | [10] | |
2000年(平成12年) | 18,136 | 5,652 | 2,904 | [11] |
2001年(平成13年) | 16,845 | 5,353 | 3,019 | [12] |
2002年(平成14年) | 16,659 | 5,326 | 2,940 | [13] |
2003年(平成15年) | 17,837 | 5,243 | 2,615 | [14] |
2004年(平成16年) | 18,226 | 5,395 | 2,512 | [15] |
2005年(平成17年) | 18,331 | 5,427 | 2,463 | [16] |
2006年(平成18年) | 18,999 | 5,449 | 2,466 | [17] |
2007年(平成19年) | 19,995 | 7,689 | 2,410 | [18] |
2008年(平成20年) | 20,994 | 8,151 | 2,414 | [19] |
2009年(平成21年) | 21,862 | 8,573 | 2,422 | [20] |
2010年(平成22年) | 23,152 | 9,085 | 2,532 | [21] |
2011年(平成23年) | 23,244 | 9,142 | 2,404 | [22] |
2012年(平成24年) | 24,135 | 9,369 | 2,413 | [23] |
駅周辺[編集]
東向島 も参照 2009年時点では東側で再開発が進んでいる。
- 墨田区曳舟文化センター
- 墨田区役所 東向島出張所
- すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)
- 墨田区立寺島図書館
- 向島税務署
- 向島郵便局
- 墨田京島一郵便局
- 東向島一郵便局
- 京成曳舟駅(京成押上線) - 徒歩5分。京成線内などでの旅客案内では「曳舟駅」と称されるが、乗換駅としての機能はない。
- 国道6号
- 曳舟川通り
- 東京都立墨田川高等学校
- イトーヨーカドー曳舟店
バス路線[編集]
最寄の停留所は、「墨田区曳舟文化センター前」となる。以下の路線が乗り入れ、東京都交通局と京成バスにより運行されている。
- 墨38系統:東京都リハビリテーション病院行/両国駅行
- 墨田区コミュニティバスすみだ百景 すみまるくん・すみりんちゃん」北西部ルート:鐘ヶ淵駅・地蔵坂方面
隣の駅[編集]
- 東武鉄道
- ■東武スカイツリーライン
- ■快速・■区間快速
- 通過
- ■急行・■準急
- 押上〈スカイツリー前〉駅(TS 03) - 曳舟駅(TS 04) - 北千住駅(TS 09)
- ■区間急行・■区間準急・■普通
- とうきょうスカイツリー駅(TS 02) - 曳舟駅(TS 04) - 東向島駅(TS 05)
- ■快速・■区間快速
- ■亀戸線
- 小村井駅(TS 41) - 曳舟駅(TS 04)
脚注[編集]
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- ↑ 2017年度、曳舟駅に直結した病院が誕生します - 東武鉄道 2014年1月16日PDF
- ↑ 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)