新井薬師前駅
新井薬師前駅(あらいやくしまええき)は、東京都中野区上高田五丁目にある、西武鉄道新宿線の駅である。駅番号はSS05。
目次
歴史[編集]
- 1927年(昭和2年)4月16日 - 開業。
- 1960年(昭和35年)7月12日 - 構造を島式ホーム1面2線から相対式ホーム2面2線に変更[1]。
- 1969年(昭和44年)3月10日 - 跨線橋の使用開始[1]。
- 1975年(昭和50年)6月16日 - 北口開設・使用開始。
- 1981年(昭和56年)10月30日 - 南口新駅舎使用開始[2]。
- 1992年(平成4年)2月8日 - 南口自動改札機使用開始。
駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。ホーム有効長は8両編成分である。当初は島式ホーム1面2線だったが、後に相対式ホームに改修されている。ホームは急カーブ上に立地し、見通しが悪いため、カーブ外側になる下りホーム上には常に監視する駅員が立っている。ただし、初電から7時頃まで駅員の配置はない。また、通過列車はかなり速度を落として(下り45km/h、上り60km/h制限)通過する。
下りホーム側に立地する駅舎に南口改札が、上りホーム側に直結して北口改札がある[3]。北口は初電から上り終電までの営業である[3]。各ホームは跨線橋により連絡している。トイレは駅舎の改札内に立地するが、多機能トイレは併設されていない[3]。
西武新宿線連続立体交差事業[編集]
2011年8月に都市計画決定した中井 - 野方間の連続立体交差事業案では島式ホーム1面2線を有する地下駅となる予定である[4][5]。 これにより、当駅は、現在の位置よりも北側へ移動し、地上からの深さは約15~16 m、トンネル幅約16~17 mを有する構造となる見込みである。[6] 西武鉄道はこの工事に2014年(平成26年)に着手し、2020年度(平成32年度)までの完成を目指している。[7]
のりば[編集]
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■新宿線 | 下り | 所沢・本川越・拝島方面 |
2 | ■新宿線 | 上り | 高田馬場・西武新宿方面 |
利用状況[編集]
2013年度の一日平均乗降人員は22,645人であり、西武鉄道全92駅中48位だった[8]。近年の一日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年 | 16,918 | [9] |
1991年 | 16,896 | [10] |
1992年 | 16,293 | [11] |
1993年 | 16,066 | [12] |
1994年 | 15,781 | [13] |
1995年 | 15,314 | [14] |
1996年 | 15,071 | [15] |
1997年 | 14,255 | [16] |
1998年 | 13,652 | [17] |
1999年 | 13,322 | [18] |
2000年 | 13,153 | [19] |
2001年 | 12,025 | [20] |
2002年 | 11,581 | [21] |
2003年 | 12,202 | [22] |
2004年 | 12,175 | [23] |
2005年 | 12,099 | [24] |
2006年 | 12,063 | [25] |
2007年 | 12,019 | [26] |
2008年 | 11,997 | [27] |
2009年 | 11,860 | [28] |
2010年 | 11,559 | [29] |
2011年 | 11,433 | [30] |
2012年 | 11,464 | [31] |
駅周辺[編集]
上高田 も参照
- 梅照院(新井薬師) - 駅名の由来となった。
- 中野区上高田区民活動センター
- 中野区立上高田図書館・上高田児童館
- 中野区松が丘高齢者福祉センター
- 中野区清掃事務所
- 野方警察署 薬師駅前交番
- 哲学堂公園
- 中野上高田郵便局
- 三井文庫本館(史料館)
- 童謡「たきび」発祥の地
- 妙正寺川
- 中野通り(東京都道420号鮫洲大山線)
- 目白大学 新宿キャンパス
- 東亜学園高等学校
- 野方配水塔
- 芸術教育研究所
- 自性院
- 日本福音ルーテル スオミ・キリスト教会
- トムス・エンタテインメント(アニメーション制作会社、旧・東京ムービー)
- シオンの群教会
バス路線[編集]
南口より徒歩1分のところに新井薬師前駅停留所[32]があり、このほか中野駅行のみ停車する降車専用の新井薬師前駅北口降車場停留所がある。
すべて関東バスによって運行されている(池11のみ国際興業バスと共同運行)。なお、新井薬師前駅停留所はバスの系統番号によって乗降場所が異なる。のりば番号については関東バス公式サイト「関東バスナビ」で表示されている便宜上の番号であり[33]、実際は何も表記されていない[34]。
北野神社を経由する路線[編集]
のりば1
のりば2
中野五丁目を経由する路線[編集]
のりば3
- のりば4
以前は東京駅北口、代田橋、新宿伊勢丹前(新宿三丁目駅)、豊島園(急行)、南田中車庫、城北高校前、西武百貨店前(池袋駅東口)など多くの行先の路線が存在し、都営バス、西武バスなども乗り入れていた交通の要であったが、順次廃止された。
隣の駅[編集]
脚注[編集]
- ↑ 1.0 1.1 『写真で見る西武鉄道100年』(ネコ・パブリッシング)92ページ
- ↑ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
- ↑ 3.0 3.1 3.2 新井薬師前駅 駅構内マップ - 西武鉄道
- ↑ 連続立体交差事業について - 中野区役所
- ↑ 西武鉄道新宿線(中井駅〜野方駅間)連続立体交差化計画についてPDF - 中野区役所
- ↑ 工事の順序:新井薬師前駅:西武鉄道Webサイト-西武鉄道
- ↑ 西武鉄道かわら版 2014.3-西武鉄道
- ↑ 駅別乗降人員 2013(平成25)年度 1日平均PDF - 西武鉄道
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)225ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)231ページ
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年)PDF
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 丸山営業所管轄・停留所名称の変更について - 関東バス 新着情報 2011年9月3日
従来は駅名の「新井薬師前」に対してバス停は「新井薬師駅」の名称であったが、2011年9月16日に名称変更された。 - ↑ 「関東バスナビ」での表示例
- ↑ 関東バス公式サイト「乗り場案内」ではのりば番号は表記されていない。