徳姫女王(のりひめじょおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族・女官。宇多天皇の更衣。参議十世王の娘。名は「とくひめ」とも読む。
桓武天皇の曾孫で、祖父は贈一品太政大臣仲野親王(宇多天皇の外祖父)。宇多天皇とは従兄妹の関係(宇多天皇の母班子女王が十世王の姉妹)にある。
寛平4年(892年)12月、宇多天皇の後宮にて更衣の位を賜る。宇多天皇との間には皇女孚子内親王(?―958)がいたと考えられる。
参考文献[編集]
- 角田文衞監修『平安時代史事典』角川書店、1994年
- 祖田浩一監修『日本女性人名辞典』日本図書センター、1998年