宣子女王(よしこ/せんしじょおう、生没年不詳)は、平安時代前期の皇族。式部卿宮仲野親王(桓武天皇の皇子)の娘。母は菅野氏。異母妹に皇太后班子女王(光孝天皇女御・宇多天皇母)がいる。淳和天皇朝の伊勢斎宮。宜子女王(よしこ/ぎしじょおう)とも表記することもある。
天長5年(828年)2月12日、前年の氏子内親王の退下を受けて、斎宮に卜定され、同7年(830年)8月27日、賀茂川で御禊、同年9月6日、伊勢へ群行した。同10年(833年)2月28日、淳和天皇の譲位により在任5年で退下。以後の消息は不明。