天王はるか
天王 はるか (てんおう はるか)は、武内直子作の漫画作品『美少女戦士セーラームーン』に登場する架空の人物。TVアニメ版での声優は緒方恵美。
人物[編集]
セーラーウラヌスに変身する。男装の麗人で、スプリンターにしてレーサー。風の騒ぐ声を聞くことができる。高校一年のはずであるが、TOYOTA2000GTそっくりの黄色いスポーツカーを愛車として走らせている。国際運転免許証をもっていると考えれば合法である。車にも乗るがバイクも所有している。モテる男は嫌いらしい。無限学園の生徒として男子の制服で通学し、土萠教授らの様子を覗っていた。原作では、女性と男性と2つの姿を持つ両性具有とされている。無限学園崩壊後はしばらくレーサーの仕事に専念していたが、第五期でうさぎ達と同じ十番高校へ編入した。
男装の麗人ということもあり、女性ファンが多かった。また、ゴールデンタイム放送での海王みちるとの同性愛に近いような妖しい仲は、一般の視聴者やファンの間で物議を醸した[1]。
プロフィール[編集]
- 年齢:16〜18歳
- 身長:176cm
- 誕生日:1月27日
- 誕生石:ガーネット
- 星座:水瓶座
- 血液型:B型
- 好きな色:金色
- 好きな食べ物:サラダ
- 苦手な食べ物:納豆
- 好きな教科:体育
- 苦手な教科:現代文
- 趣味:ドライブ
- 特技:陸上、自動車競技
- 将来の夢:レーサー
セーラーウラヌス[編集]
天王星を守護星に持つ天空と飛翔の戦士。 宝剣のタリスマンであるスペース・ソードで風を操り敵を切り裂く(なお形状は小太刀型で必殺技を放つ際に、さらに原作ではタリスマン同士の共鳴によって刃が伸びる。アニメ版では宝石の付いた鞘つきで、鞘に収められた状態で共鳴した。ただ原作版では劇中で伸びた形が殆ど直線状(ロングソード型)で表現されているので、原作版ではライトセーバーのような仕組みか、小太刀の刃はダミーで、伸縮自在のギミック型仕込み刀と思われる)。
決め台詞は「新たな時代に誘われて、セーラーウラヌス、華麗に活躍」3人集合時には「天空の星、天王星を守護に持つ、飛翔の戦士セーラーウラヌス」。戦闘力は極めて高く、肉弾戦も得意。その強さゆえ、敵の強さを表現するにあたり「ウラヌスですら適わない=強い敵」と演出されることも多い。 イメージカラーは紺。
第4部原作では天王星のプリンセスの城としてミランダキャッスルという城を持っている。
- 備考
- ローマ神話のウラヌス、ギリシャ神話のウラノスはゼウスの祖父、息子クロノスのクーデターで追われた先代の天空神。タリスマンであるスペース・ソードのモデルは三種の神器の天叢雲剣(草薙剣)から。現在の英名はかなりあとに他の惑星に倣い「未使用の神話上の大物」の名が付けられたため、天体の外見や運行上の特徴と付けられた神名の関わりは希薄で、中国の五行による名もない。これは海王星、冥王星も同様。そこで外部太陽系戦士の技は「神話から取材した背景イメージ画上でボイジャー2号の惑星探査データに基づくその惑星の姿を模したエネルギー球をぶつける」という演出で描写されている。
セーラーウラヌスの必殺技[編集]
- 天界震(ワールド・シェイキング)
- 風と大地のエネルギーを球体にして、地震のごとく地面に這わせながら敵に放つ技。
- 宇宙剣乱風(スペース・ソード・ブラスター)
- 魔具(タリスマン)の一つ宇宙の剣(スペース・ソード)での斬撃。アニメでは飛ぶ斬撃で相手を攻撃する。敵の数に合わせて単体型と複数型の衝撃波がある。
- 宇宙乱気流(スペース・タービュレンス。原作第5期)
- 気流を起こし、相手を絡め取る。
- ギャラクティカ宇宙乱気流(原作第5期)
脚注[編集]
- ↑ ちなみに、アニメ北米版放送では、はるか(アマーラ)とみちる(ミッシェル)は従姉妹という設定になっている。また日本のテレビ放送版のような同性愛を匂わせるはるか(アマーラ)とみちる(ミッシェル)の妖しい言葉、行動が、妖しくない(同性愛でない)ように改編されている。
このページは Wikipedia日本語版由来のコンテンツを利用しています。もとの記事は天王はるかにあります。執筆者のリストは履歴をご覧ください。 Yourpediaと同じく、WikipediaはGFDLのライセンスで提供されています。 コンテンツを再利用する際には同じくGFDLのライセンスを採用してください。