判子絵
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判子絵(はんこえ)とは、漫画・イラストの作風のひとつ。 「ハンコで押したように変化のない絵」という意味で、どちらかと言うと蔑称。
漫画やゲーム(特に美少女ゲーム)では、総じて多数の人物が作中に登場するが、「判子絵」とはその作品内の登場人物(特に女性)の顔のパーツがほとんど変化されずに描かれている絵のことを指す。
このような絵は「キャラの描き分けが出来ていない」とされ、人物画の技術が低く見られる要因の一つである。単に「違いが見受けられない」「マンネリに見える」という批判も受けやすい。 しかし「自己の描画スタイルが確立している」という見方も出来る。このような絵は一目見ただけでその人の作であることがわかり、著名な作者であればそれだけでゲームなどの購買価値となりうる。また良くも悪くも作画が安定しているため、作画を依頼する側からすれば時と場合による絵柄や品質のバラツキがない絵が手に入るというメリットがある。
四天王[編集]
諸説様々存在するが、美少女ゲーム業界では、上に書いた作風を持つとされている西又葵、七尾奈留、山本和枝、べっかんこうの4人の原画家を「判子絵四天王」と指す場合が多い。
漫画における判子絵[編集]
- 鳥山明は女性キャラの描き分けが出来ないことを自ら明かしている。『Dr.スランプ』ではそれをネタとし、木緑あかねが他の女性キャラと髪型を変えるだけで入れ替わるという話が何度か書かれている。
- あだち充は男性・女性キャラともに書き分けが少ないことで知られており、マニアでも見分けるのが難しいと言われている。
関連項目[編集]
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