冨田尚希

冨田 尚希(とみた なおき)とは、竿竹を24万円で売る、名古屋市の22歳風俗店員である。

さおだけ24万円販売男を逮捕(2015年5月)

愛知県警は25日、さおだけの販売時に契約解除に関する書類を交付しなかったとして、特定商取引法違反で、名古屋市中区の風俗店員・冨田尚希(22)を逮捕した。

富田は2014年12月、名古屋市熱田区の女性に3万円、三重県松阪市の女性に約24万円でさおだけなどを販売した際、説明が義務づけられているクーリングオフ制度について記載した書面を渡さなかった。

冨田は軽トラックで走行しながら「さおだけ2本で1000円」などとアナウンス。女性が呼び止めて購入を申し出ると、実際は「売るのは特別なさお」と言って高額で売っていた。「クーリングオフの説明をしたら売れない」と容疑を認めている。

国民生活センターによると、全国の消費生活センターに2014年度に寄せられた物干しざおに関する相談件数は、5年前の173件の2.5倍にあたる452件。呼び止めた客の前でさおを切断して長さを調節して買わざる得ない心理に陥らせて販売するケースが多い。また業者名や連絡先が分からず、販売業者を特定できない例も多い。

2007年に同センターがホームページなどで注意喚起して2008年度には相談件数が65件まで減少したが、再び増加傾向にある。手口は変わっておらず、被害者の8割が中高年の女性だという。