仁川アジア大会
仁川アジア大会は2014年に開催された第17回アジア競技大会。2014年9月19日から10月4日の日程で韓国・仁川で開催された。
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概要[編集]
韓国・仁川で開催されてたアジア大会の評判は最悪なものだった。サッカー男子準決勝・日韓戦の会場で、日本の初代総理大臣で初代韓国統監の、伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根(アン・ジュングン)の肖像画が掲げられただけでなく、各国選手があきれ果てるトラブルが続発した。
中国メディアも「スキャンダルだらけ」と指摘する同大会について、ジャーナリストの室谷克実氏が迫った。仁川アジア大会は、施設の質、大会運営の面で「史上最低の大会」との評価が固まってしまった。決して“嫌韓派”が言っているのではない。韓国のマスコミが「世界に恥をさらした」と批判しているのだ。
- 売れ残った開会式のチケットを商店が抱き合せで無料配布
- 開会式の「WELCOME」花火の点火がぼやけ「HELL COME」(地獄が来た)と表示
- パンフと放送で日本を「周辺国とトラブルを起こす問題国」と紹介。政治を絡め国際試合大会憲章に違反
- 開会式日本選手団行進に韓国人観衆が「帰れ」「死ね」と一斉ヘイト、中継ではそれらの観客席を映さず
- 22階建選手村で外国選手の部屋はエアコン未設置、浴室やエレベーターが故障、寝具も不潔
- プレスルームの一部に電源やネット回線は無く、WiFiもパス未公開、発展途上国記者はケータイで記事配信
- 選手用弁当からサルモネラ菌検出、大量廃棄処分
- サルモネラ菌弁当に代わるパンと牛乳を数時間後に配布する虐待措置
- アーチェリー会場で出された弁当が賞味期限切れ
- 天候不順や事故ではなく、不手際により聖火が消える失態がバレる
- 野球タイ代表チーム、球場の照明が点灯せず、係員対応怠り夜間練習が中止
- 野球場で、盗んだ大会公式球に韓国人係員が、有名プロ選手へサインを強要し過ぎてボール不足に
- 韓国と対戦した外国選手に観客から罵詈雑言、転倒に「ざまあみろ」と拍手喝采
- 韓国選手が優勝する度に試合中大騒ぎして隣の試合を妨害、敗退すると挨拶無視のマナー違反
- ビーチバレー会場に更衣室がなく、出場選手が簡易テントで着替え、丸見え状態
- 女子エアライフル団体で優勝した中国が「重量超過」の失格判定、実は審判こそが無資格者だと判明
- 重量挙げ表彰式でインドネシア旗を間違えて掲揚、抗議され「メダルを取り消すぞ」と韓国人運営が逆ギレ
- バドミントンの試合会場で謎の停電、それを理由に後日の空調操作の原因へと誤魔化す
- バドミントン、送迎の韓国人運転手が失踪、インドチームが選手村に帰れず45分以上孤立
- インド選手団の半数はベジタリアンなのに食事が未対応、朝鮮式プルコギを出す
- 大韓イエス長老会所属仁川教会、ヒンドゥ・イスラム教徒の選手をテロリスト扱い「地獄に落ちろ」と脅迫
- カバディ競技の韓国人運営が賭博し摘発
- フェンシング男子準決勝対韓国戦で、日本エース太田がいくら突いても効果点ランプが無反応
- フェンシング男子で、日本選手が獲得したポイントを強引に無効化し、地元韓国の勝利判定に覆す
- バドミントン会場で意図的と見られる空調のON/OFFを繰り返し、常に韓国側に追い風
- バドミントン対戦組み合わせを密室で決定、韓国のみ有利なブロック構成にしたことが発覚
- バドミントン会場のジャッジ席を一般人に売却
- 競泳男子決勝前、日本選手スタート台の平衡感覚を歪ませて設置
- バスケットボール女子でイスラム教徒の「ヒジャブ」を直前で着用禁止、激怒したカタールチームが試合放棄
- 男子サッカー予選で関係者が賭博行為、八百長疑惑が露呈
- 韓国のライバルチームのバスケット中国男子選手を、選手村のキッチンで就寝させる虐待
- 馬術で日本選手団の競技中に、出場馬の嫌がる周波の音楽を流し走行を妨害
- 大会ボランティアが食事や移動方法の「待遇がひどい」と大挙離脱も
- 韓国人ボランティアは選手村へ自由往来し人気選手とのツーショット写真撮影とサイン集めに奔走
- 選手村の食堂に韓国人不審者が侵入し逮捕
- 大韓柔道会長が入館許可の無い知人3人を連れ「俺は王だ。会長は試合を中断もさせられる」と発言し刑事告発さる
- 競泳日本代表の冨田尚弥が韓国報道陣のデジタル一眼レフを盗み韓国警察から事情聴取され、大会から追放処分
- 女子バレーボール中継をしたSBSが自国向けテロップで「大韓民国」を「大韓日本」と誤表記
- アーチェリー競技で、会場屋根に雨水が溜り崩壊危険発令、各国記者が退避する騒動
- 競泳日本代表4冠の萩野公介が、決勝後の4日間で4回も作為的なドーピング検査に指名されていたことが判明
- 香港紙が「大会の運営レベルは村の運動会程度」と酷評
- 自転車スプリント競技後、大会組織委が日本選手のビクトリーランのみに「ロード車でコースを走るな」と罰金を科す
- サッカー男子準々決勝対日本戦で、韓国サポーターがテロリスト安重根の肖像フラッグを掲示するFIFA規定抵触行為
- パレスチナ重量挙げ選手、ネパールのセパタクロー選手と武術選手2人らが続々と行方不明
- 卓球女子団体準決勝直前、日本チーム使用台の水平が傾き、ネットの高さも不正確だった妨害工作疑惑が発覚
- 大会取材の各国メディア関係者専用送迎バスの車内で、韓国抗日ドラマを放映していたことが判明
大会招致まで[編集]
2007年4月にクウェートで行われたアジアオリンピック評議会総会で、下記の2都市のうちから開催地が仁川に決まった。
低予算での大会実施[編集]
仁川アジア大会はこれまでにない「質素な」イベントとなっている。仁川の大会組織委員会は、五輪のようなけばけばしい大会ではなく、他国がお手本にできるような、低予算で斬新な大会作りを目指していると語っている。
わずか20億ドル(約2130億円)という低予算で計画された仁川大会は、2010年に広州で開催された前回大会の約10分の1の費用と算出されており、北京五輪の400億ドル(約4兆2500万円)、ソチ冬季五輪の500億ドル(約5兆3000万円)とは比べものにならない。金栄秀(キム・ヨンス)組織委員長は、「これまでよりも経済的で効率的なアジア競技大会になるだろう。仁川でのアジア競技大会が、今後の開催国のロールモデルになればいいと思う」とし、「質素な準備ができたことを誇りに思う」と話した。
仁川のように予算を削った開催国は少ない。仁川の大会組織委は、質素なアジア大会が成功に転じると証明されることを期待しており、「アジア大会は、非常に効率的かつ経済的に行わなければならない。われわれは、アジア大会の開催を模索しているほかの国に対して、このメッセージを伝えたい」としている。一方で大会を開催する仁川の市長は、総額20億ドル(約2130億円)が費やされた今大会で、市が赤字を抱えることを懸念しているという。
トラブルの続出[編集]
「簡素、効率化」を掲げた仁川アジア大会ではあるが、トラブルが相次いでいる。2006年ドーハや10年広州のように巨費を投じた過去の大会から転換を図り、持続可能性を重視したとされるが、低コストの運営はもろさを露呈、新華社通信は大会運営の稚拙さが各所で指摘されており、あちこちで笑うに笑えない情景が繰り広げられていると伝えている。
19日の開会式に出席した東京都の舛添要一知事は、「他山の石としなければいけないことがたくさんあった」とし輸送や誘導に問題があったとの印象を述べ、大会視察後には「失敗例」とも語っている。舛添によると、ホテルから会場に向かうバスは渋滞に巻き込まれ「30分の予定が1時間かかった」とされ、セキュリティーチェックはスタッフの不手際で通過に手間取ったという。21日には選手が食べる前の弁当からサルモネラ菌などが検出され、廃棄される騒ぎがあった。選手への弁当の配布を行わなかったり、チケット購入者が追い出されるといったことも起こった。
バドミントンでは停電による競技中断や、スタッフ用の席のチケットが誤って一般客に販売されるケースもあった。20日には仁川競技場にともされた聖火が安全装置の誤作動で一時消えた。地元韓国の中央日報も、開幕から事件・事故が連日発生し、それが海外メディアに毎日報道されたことで、韓国の国格はむしろこの大会で落ちたと報じた。
競技施設・会場[編集]
仁川では39会場のうち21会場を新設。
2014年5月、仁川広域市・西区連喜洞に仁川アジアド主競技場が完成。この、予算4億USドルのスタジアムは設計事務所POPULOUSが設計を担当。70,000人収容予定で、大会終了後は30,000席減らして活用する。
文鶴競技場など既存の施設も活用し、南区崇義洞には新たに仁川サッカー競技場が作られた。また近隣の京畿道、ソウル特別市で競技を分散開催。一時は北朝鮮の平壌で開催が計画されていた。
アジア競技大会のためのインフラ整備が重荷となり、仁川の負債は5年で倍増した。大会開催のために仁川市が投じた資金は、2兆5000億ウォン(約2600億円)となっている。
- 仁川アジアド主競技場(陸上)
- 文鶴朴泰桓水泳場(水泳)
- ドリームパークプール(水球・近代五種)
- 桂陽アジアドアーチェリー場(アーチェリー)
- マラソン・競歩コース(陸上)
- 桂陽体育館(バドミントン・空手)
- 文鶴野球場(野球)
- 木洞野球場(野球)
- 松島LNG野球場(野球)
- 三山ワールド体育館(バスケットボール)
- 華城総合競技タウン室内体育館(バスケットボール)
- 安養虎渓体育館(ボウリング)
- ソナク体育館(ボウリング)
- 河南渼沙里カヌー競技場(カヌー)
- ヨニクリケット競技場(クリケット)
- 仁川国際ベロドローム(自転車(トラック))
- 松島サイクルロードコース(自転車(ロード))
- ヨチョン白雲山MTBコース(自転車(マウンテンバイク))
- カンファアジアドBMX競技場(自転車(BMX))
- ドリームパーク乗馬場(乗馬・近代五種)
- 高陽体育館(フェンシング)
- 仁川文鶴競技場(サッカー)
- 仁川サッカー競技場(サッカー)
- 南洞ラグビーフィールド(ラグビー・サッカー)
- 安山ワースタジアム(サッカー)
- 高陽総合運動場(サッカー)
- 華城総合運動場(サッカー)
- ドリームパークカントリークラブ(ゴルフ)
- 南洞体育館(体操)
- 仙鶴ハンドボール競技場(ハンドボール)
- 水原体育館(ハンドボール・卓球)
- 仙鶴ホッケー競技場(ホッケー)
- 桃園体育館(柔道・レスリング)
- ドリームパーク複合コース(近代五種)
- 忠州彈琴湖国際漕艇競技場(ボート)
- 王山ヨット競技場(ヨット)
- 富川体育館(セパタクロー)
- 玉蓮国際射撃場(射撃)
- 京畿道総合射撃場(射撃)
- オルムルスカッシュ競技場(スカッシュ)
- 江華支石墓体育館(テコンドー・武術)
- オルムルテニス競技場(テニス)
- 松島セントラルパークトライアスロン場(トライアスロン)
- 松林体育館(バレーボール)
- 安山常緑樹体育館(バレーボール)
- 松島グローバル大学ビーチバレー場(ビーチバレー)
- ドリームパーク近代五種フェンシング競技場(近代五種)
- 月光祭公園重量挙げ競技場(重量挙げ)
- 松島グローバル大学体育館(カバディ)
選手村[編集]
大会後の転用を考慮した施設配置となっている。日本のサッカー代表の宿泊施設例では、大会後、分譲マンションとして利用されることが前提となっており、25度を超える気候の中でエアコンなし、22階のフロアなのにエレベーターが機能せず、さらに風呂の排水施設が不完全といった建設途上の建物が割り当てられている。
日程[編集]
OC | 開会式 | ● | 競技開催日 | 1 | 競技決勝 | CC | 閉会式 |
大会マスコット[編集]
仁川アジア大会のマスコットは、北朝鮮に近い黄海上の白翎島(ペンニョンド)の頭武津(ドゥムジン、奇岩群)に住むゴマフアザラシの「ピチュオン」「パラメ」「チュムロ」(すべて仮名)の3匹。韓国語でそれぞれ大会テーマの「光、風、舞」にちなんでいる。
スローガン[編集]
2010年9月に「Diversity Shines Here(多様性がここで輝く)」で決定。アジアではそれぞれの歴史・文化・伝統・宗教の多様性を認めた上で、アジア全体で真の統一感・潜在力を築くことを目標としている。
実施競技[編集]
実施競技に関しては2011年に東京で行われたOCA総会で決定され、オリンピック競技28競技(ゴルフ・ラグビー含む)、独自競技8の合計36競技で行われる。
- 五輪種目:水泳、アーチェリー、陸上競技、バドミントン、バスケットボール、ボクシング、カヌー、自転車競技、馬術、フェンシング、サッカー、ゴルフ、体操、ハンドボール、ホッケー、柔道、近代五種、ボート、ラグビー、セーリング、射撃、卓球、テコンドー、テニス、トライアスロン、バレーボール、重量挙げ、レスリング
- 非五輪種目:野球、ソフトテニス、ボウリング、クリケット、カバディ、空手、セパタクロー、スカッシュ、武術太極拳
事件・トラブル・運営への批判[編集]
開幕から連日、運営方針への批判、選手への待遇面への批判、競技の公平性に対する疑問などが報道された。
9月19日[編集]
- 開会式は、3分の1以上が空席という中で行われた。加えて、通常スポーツ関係者が務める最終聖火ランナーが9年ぶりの芸能活動となるイ・ヨンエであったことにも批判があがった。また、自国選手が登場する競技以外ではチケットの販売率がほぼ0であるとみられている。これについて組織委員会は「セウォル号の事故と2014 FIFAワールドカップの1次リーグ敗退などでスポーツへの関心が落ちたため」と説明しているが、ガラガラの競技場などで大規模な赤字が出れば、仁川市が「財政危機地方自治体」となる可能性があるため、ソウル市などの大きな市場で入場券の販売に力を注ぐよう求められた。
9月20日[編集]
9月21日[編集]
大会初日の20日午前にバドミントンの試合中に停電が発生していたことが報道された。また20日午後には重量挙げ女子48キロ級の表彰式では運営側がインドネシア国旗の用意を間違え、インドネシア人選手が持っていた国旗を借用するという騒動もあったと報道された。
9月22日[編集]
- 組織委員会が選手用の弁当からサルモネラ菌が検出され、すべて廃棄処分したことにより食中毒を未然に防いだことを公表、選手たちには代替の軽食が用意されたが、数時間後であったため結局昼食を食べなかった選手もいたという。
- バドミントン男子団体準々決勝の日本対韓国戦で、田児賢一が第1ゲームを先取した後、2ゲーム以降に不可解な向かい風が吹いて逆転負けした。第1ゲームでは無風だったが、第2ゲームでは向かい風が吹き、コートチェンジした第3ゲームでは風向きが変わるはずだが何故か再び向かい風であった。空調の変化があったとされ、日本は大会運営にエアコンのコントロールについて質問を出している。隣のコートで競技中であったインドネシア選手も風の影響を受けて大逆転負けを喫し、日本チームに対し「おまえらがコートを移動したら風向きが変わった」と語った。日本チームコーチは「韓国にとって、タイミングが良すぎた」ので抗議したが、韓国選手も、風の影響で試合をしづらかったと語っている。韓国のイ・ヨンデ選手は、試合前に3~4日程度練習する機会があったため風に順応できたとしている。韓国側は、電力消費量を抑えるために空調を1時間稼働させた後は30分停止させる措置を取っていたと説明し、操作を否定した。その後の調査で、2カ所の扉が開けっ放しになっていたことが原因であるとの分析もなされた。
9月24日[編集]
- 大会予算が2600億円に対して競技場などの建設に2100億円を投じてしまったため、運営費用が500億円となってしまい、選手村や各国メディアなどから苦情の声があがっている。中国紙・揚子晩報は「あらゆる方面からツッコまれる『ツッコミ大会』になった」と報じた。
- SBS (韓国)は「待遇がひどい」と訴えるボランティアが大挙離脱していると報じた。一方の側も、単にスター選手と記念写真が撮りたいという理由で勝手に持ち場を離れるなど、質の低さが指摘されている。カバディの会場では、ボランティアがカジノを設置し除名された。
- 自国選手の勝ちにこだわりすぎる運営に対して、「小細工して勝っても、評判を落とすだけだ」といった批判が中国・台湾などから上がっている。
9月25日[編集]
- 食事について、「メニューの半分はキムチ、肉は見当たらない」「選手の栄養面を満足させられる食事が提供されていない」「メニューの数は多いように見えるが、半分はキムチだ」といった指摘がみられた。また、アジアオリンピック評議会の魏紀中・終身名誉主席は「すでに複数の代表団から食事の問題でクレームが来ている。食事の時間に間に合わない場合には、選手1人に1個の弁当が支給されるが、これがまずいだけでなく、先日はサルモネラ菌も検出された」と述べた。テニスコートの脇には食べ残された弁当が山積みになっており、量が少ないのに食べ残されているということは、よほど味が悪いということだと取材中の記者は語っている。
9月26日[編集]
- 競泳の日本代表選手冨田尚弥が、韓国メディアの高級カメラを窃盗したとして現地の仁川警察から事情聴取を受けた。事情聴取に対し冨田は「カメラを見たら欲しくなってしまった」などと話した。上野広治総監督は記者会見で「大変残念に思う。二度とこのようなことが起こらないように競技力向上、人間力向上に努めていく」と述べ、選手は選手団からの追放処分となった。その後、金浦空港で報道陣に対して「僕やってないです」と語ったとされたが、本人は報道を否定した。
9月29日[編集]
- サッカー男子で八百長疑惑が持ち上がり、アジア・サッカー連盟(AFC)がアジア・オリンピック評議会(OCA)とともに調査に乗り出した。疑惑は、スポーツ賭博を監視する会社が試合結果を見越して異常なオッズの動きがあることを指摘したことから発覚した。
- クリケット男子で、クウェート代表とモルディブ代表の試合が雨で中止となったが、順延や期日変更は行われずコイントスによって勝敗が決められた。その結果、クウェート代表の勝利となり、ベスト8入りを果たした。順延または期日変更をしなかった理由について、組織委はノーコメントとした。勝ち進んだクウェートは「初めてこれほど大きな大会に出場し、初めてコイントスで勝負を決めた」と話している。
9月30日[編集]
- 卓球の女子団体準決勝の日本対シンガポール戦の試合直前に福原愛が卓球台の異常に気付き、修正を要請した。報道によれば台が斜めになりネットの高さも均一ではなかったという。新華社通信は史上最も不可解な卓球台と報じている。
- ボクシング男子バンタム級のモンゴル選手と韓国選手との試合において、モンゴル選手の優勢試合だったが、3-0で韓国の勝利となった。この試合に対して朝青龍はTwitter上において激怒し、「こんな感じですが、モンゴル選手負けた」と上記の韓国選手の流血の姿の写真を出し、疑惑の判定と指摘している。
- ボクシング女子ライト級では、インドの選手のサリタ・デビが韓国のパク・チンアと対戦し、乱打戦でデビがやや優勢の試合を進めたように見えたが、3-0で韓国の勝利となった。これに対しインドのコーチ陣は抗議したが受け入れず、翌日の表彰式においてもデビは号泣して、銅メダルを受け取りを拒否し、自ら敗れたパクに対して銅メダルを手渡しして去った。拒否した理由としては「世界中のスポーツ選手、男女全員のために、スポーツ界の不正に対して抗議したもの」「今後も競技を続けていくために、屈辱的な記憶を去らなければいけない」としている。一方韓国メディアは「韓国選手に忘れられない恥辱をもたらした」とこの行動を批判した。
大会協賛社[編集]
- オフィシャルスポンサー
- オフィシャルサプライヤー
テレビ放送[編集]
- 本大会の国際映像はKBS・MBC・SBSなどによる仁川アジア大会放送機構によって組織され、アジア45カ国に配信された。
- 日本国内ではTBSとNHKの共同制作にて放送。TBS系列局での生中継を中心に、NHK(BS1・総合)、BS-TBSにて放送された。