三井農林
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三井農林株式会社(みついのうりんかぶしきがいしゃ)は、三井物産のグループ企業の1つである。主なブランドに「日東紅茶」がある。
- 新生銀行をメインバンクとし、また同行が10.0%の第二位株主となっている(2006年1月現在)。
本社[編集]
沿革[編集]
- 1909年(明治42年) 「有価証券及び不動産の取得利用及び農林事業製茶業」を事業目的とする持株会社「三井合名会社」が設立され、その山林課(のちの農林課)は、台湾・朝鮮・北海道の各地において茶園、植林、牧畜、開墾事業を経営。
- 1927年(昭和2年) 日本初の国産包装ブランド紅茶「三井紅茶」を発売。
- 1930年(昭和5年) 商標を「三井紅茶」から「日東紅茶」に改める。
- 1936年(昭和11年) 「三井合名会社」の農林課を発展的に分離独立させ、「日東拓殖農林株式会社」を設立。
- 1937年(昭和12年) 「台湾拓殖製茶株式会社」を吸収合併。
- 1942年(昭和17年) 商号を「三井農林株式会社」に変更。南方諸島の熱帯産業に注力。
- 1949年(昭和24年) 敗戦により、台湾・朝鮮および南方諸島の資産を喪失したため、企業再建整備法に基づき、内地資産を基盤として第二会社「日東農林株式会社」を設立。
- 1950年(昭和25年) 小田急ロマンスカー車内で喫茶室「走る喫茶室」の営業を開始する。
- 1951年(昭和26年) 東京・本所で木材市売事業「日東市売」を開始。静岡県藤枝市に紅茶仕上げ包装工場を開設。
- 1952年(昭和27年) 財閥商号使用禁止令の解除に伴い、商号を「三井農林株式会社」に復す。
- 1960年(昭和35年) 「日東茶業株式会社」を吸収合併し、茶園・紅茶工場を直営。
- 1961年(昭和36年) 建材品の販売事業に本格着手。「日東ティーバッグ」を発売。
- 1969年(昭和44年) 宅地造成・分譲、一戸建住宅・マンション分譲等の住宅事業に進出。
- 1974年(昭和49年) 日東食品株式会社(現 三井農林株式会社)設立。
- 1975年(昭和50年) 外材(米材・南洋材)の輸入販売業務本格化。
- 1977年(昭和52年) 鹿児島県吉田町で、三井ニュータウン宮之浦開発開始。
- 1982年(昭和57年) 世界商品品質審査機関「モンド・セレクション」において、「日東紅茶フレバリーティー」が紅茶では世界初の金賞を受賞。高級注文住宅「1200シリーズ」の受注を首都圏において開始。
- 1983年(昭和58年) 静岡県藤枝市に食品総合研究所を開設、バイオテクノロジーの分野へ参入。名古屋日泰寺で霊堂事業開始。
- 1984年(昭和59年) 木材市場会社「株式会社三井木材建材センター」を吸収合併。
- 1987年(昭和62年) インドネシア・スラウェシ島に直営茶園を開園。山梨県須玉に清涼飲料の最新鋭自動化工場を設立。ティーの専門メーカーから総合飲料メーカーをめざし、BI(ブランド・アイデンティティ)システムを発表。愛知県高蔵寺で宅地分譲開始。
- 1988年(昭和63年) ティーベースの新タイプスポーツドリンク「ティー・アスリート」を全国で発売。三井カイハツ畳200万枚販売達成。
- 1993年(平成5年) 福岡ガーデンライフ和白丘分譲開始。 クレヨンしんちゃんのクリーミーココア発売。小田急ロマンスカーの「走る喫茶室」から撤退する。
- 1996年(平成8年) 静岡県藤枝市に宮原工場・新食品総合研究所を開設。
- 1999年(平成11年) 本社を東京都中央区から東京都新宿区に移転。増資、資本金10,091,785,500円。
- 2000年(平成12年) 住宅部門を「三井木材工業株式会社」へ営業譲渡。
- 2003年(平成15年) 日東食品(株)と合併。減増資、資本金7,374,750,000円。
- 2004年(平成16年) 東京フードテクノ(株)よりポリフェノン事業を吸収分割により継承。資本金7,424,750,000円
- 2005年(平成17年) 本社を東京都新宿区から東京都港区に移転。
主な事業[編集]
- 食品事業(食品の製造販売)
- 機能性食品素材事業
- 住空間サービス事業(木材・建材の製造販売)
- 山林の経営
- 保険代理販売 など