ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン
ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(Jaap van Zweden、1960年12月12日 -)は、オランダ生まれの指揮者である。 ニューヨークフィルハーモニー交響楽団の『音楽監督』、香港フィルハーモニーの『音楽監督』である。
概要[編集]
1960年、オランダ・アムステルダムで生まれ。父はピアニストで5歳からヴァイオリンを学ぶ。15歳でオスカーバックヴァイオリン競技で優勝し、アメリカのジュリーアード音楽院に留学し、ドロシー・ディレイに師事した。1979年から1995年まで、アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の19歳でコンセルトヘボウ史上で最年少コンサートマスターを務めた。 レナードバーンスタインは、彼をオーケストラリハーサルに招待した。「コンセルトヘボウ管とのツアーでベルリンに行ったとき、ホールが改修後だったので、マエストロが音を聴きたいと言って、いきなりマーラー1番の指揮を任された。バーンスタインは『君は良いヴァイオリニストだがもっと良い指揮者になれるだろう』と言ってくれた。それから2〜3年勉強し、指揮者へなることを決意し、1995年にはヴァイオリンを置いて指揮に専念することとした。1997年から指揮者として働き、オランダ交響楽団で指揮のポストを得る。2000年から2005年までハーグ・レジデンティ管弦楽団首席指揮者となる、2008年から2011年までアントワープ交響楽団の首席指揮者。2006年にダラス交響楽団に出演し、2008年から2018年までダラス交響楽団音楽監督となる。2012年から香港フィルハーモニー管弦楽団の音楽監督、2012年にはニューヨークフィルハーモニー交響楽団に客演指揮し、2018年からニューヨーク・フィルハーモニックの音楽監督を務めている。2024年シーズンをもって退任する予定である。本人としては当初の契約が切れる2023年を持って辞任する意向だったが、説得されて1年だけ延長することに同意した。2024年には香港フィルの契約も切れるが、そちらも延長しない予定という。
受賞[編集]
来日[編集]
2000年11月(19日大阪、25日黒部市、)、ハーグ・レジデンティ管弦楽団を率いて初来日する。小山実稚恵のピアノでラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18を演奏する。 2018年3月(11日京都、13日、14日サントリーホール、15日名古屋)にニューヨーク・フィルハーモニック(NYフィル)の次期音楽監督として来日し、ピアノのユジャ・ワン、ヴァイオリンの五嶋龍と共演した。2020年3月5日(木)(大阪)、2020年3月7日(土) (東京)、香港フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日した。
人物[編集]
ハイチ出身のアタルティ・ブーレンと1983年に結婚し、娘と3人の息子を得た。