メジロマックイーン
メジロマックイーンとは、ウマ娘プリティーダービーに登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは1990年代前半に活躍し、日本競馬史上初となる父子三代天皇賞制覇・天皇賞(春)2連覇などの功績から「史上最強のステイヤー(長距離戦に強い馬)」とも評され、「ターフの名優」の異名で親しまれた競走馬『メジロマックイーン』号。
合言葉は、輝かしきメジロ家に必ずや栄誉と名誉を……!
目次
プロフィール[編集]
- キャッチコピー:名門メジロ家の至宝。優雅で一途なお嬢様
- 誕生日:4月3日
- 身長:159cm
- スリーサイズ:B71・W54・H76
- 靴のサイズ:左右ともに22.5cm
- 学年:中等部
- 所属寮:栗東寮
- 得意なこと:テーブルマナー
- 苦手なこと:スイーツの誘惑に耐えること
- 耳のこと:人前ではツンと立ててしまいがち
- 尻尾のこと:スポーツの話をしていると振りが激しくなる
- 家族のこと:両親には「マックちゃん」と呼ばれている
- ヒミツ:①『かっとばせー!』という自分の寝言で起きることがある / ②ミルクティーはミルクインファースト派
- 自己紹介:メジロマックイーンと申します。我が生家、メジロ家の悲願である『天皇賞』の制覇――この両脚で、必ず果たしてみせますわ
- CV:大西沙織
名門メジロ家に生まれたお嬢様。優雅ながら思い上がらない性格と品格は、他のウマ娘の羨望の的である。 長距離走者としての才覚は一級で、メジロ家にとって特別なレース『天皇賞』の勝利を第一に目指している。 休日は同家の者でアフタヌーンティーを楽しむ。 公式ポータルサイトumamusume.jpより
- リニューアル前
名門メジロ家に生まれたお嬢様。 落ち着いた淑女的な物腰と気品から、周りから羨望の的となっている。 自身の血筋に強い誇りを持っており、母と祖母が獲得した「天皇賞」で3世代勝利を目指している。
- ソロ曲
「どこだって 希望の扉はあるから」 『**Waiting for Tomorrow**』 作詞:中村彼方 作曲:中土智博
「さぁ輝こう もっと果てしなく」 『**はじまりのSignal**』 作詞・作曲:永井正道
概要[編集]
非常に丁寧な物腰のお嬢様で、名家のプライドを背負い走るウマ娘。メジロ家の方針から天皇賞での勝利に並々ならぬ執念を注いでいる。 主に「ですわ」のようにてよだわ言葉で話すが、素というわけではなく、内心の台詞では女言葉。 所属チームはアニメではチームスピカ。ゲーム版ではチームシリウス。 ゲームではメインストーリーの1章から主役級の扱いで登場し、主人公のトレーナーと共に、チームシリウスの新生エースとして物語をスタートさせる。
スイーツが大の好物であるが、一方で太りやすい体質の持ち主。自身を叱咤して体型維持に日々神経をすり減らしているが、時々誘惑に負けてしまうこともあり、あるいは栄養が不足しすぎて貧血で倒れてしまったこともある。史実でも体重管理に悩まされていたことの再現か。 メインストーリー第3章ではレースの応援に来た函館で「メロンパフェ」を食べたがったり、[[ドーベル>メジロドーベル(ウマ娘)]]の正月イベントでは**おしるこ**を食べたがったりなど、公式でも各所でネタにされている。
ゲーム版や「うまよん」では、恐らくメジロライアンの影響で**野球好き**という一面を見せる。推し選手の名前は**ユタカ**。休日はライアンらと共に野球観戦しに行くのだが、名家のイメージを崩したくないのかメジロ家外の人間には「スポーツ観戦」とだけ称し、具体的な内容は秘密にしている。もっとも時折バレかけている。
ちなみにとある所の情報によると、**「かっとばせー!」**という自分の寝言で起きる事があるらしい。
映画鑑賞も趣味の1つであり、育成イベントでは映画を見に行っている。ただ、その題名は『**スペース野球ゾンビ**』というなんともB級映画っぽさの漂うタイトルだった。他にもそれっぽい映画タイトルに興味を持つイベントもあり、「**実はB級映画ハンターなのではないか?**」という疑惑も出ている。
ツインターボ、メイショウドトウ、サクラバクシンオー、ハルウララと言った面々程ではないがかなり特徴的な瞳をしており、瞳孔が黒ではなく白になっている。
料理は全て使用人に任せていたからか不慣れなようで、最初は「煮込む」「弱火」という言葉の意味すら知らなかった。トレーナーに教えてもらって何とか完遂しているので、センス自体は悪くなくただの経験不足な様子。 幼少期は「ウサリーナ」というウサギのぬいぐるみが手放せなかったとのこと。
ゴールドシップによく絡まれており、不条理な彼女の行動に振り回されている。気づけば側にいるような生活で長い時間を共に過ごしているため、映画館で出くわしても「映画を見る時にはなるたけ大きなポップコーンを買って膝の上に乗せておけば静かになる」など、ある程度ゴールドシップの生態を把握しているようだ。 アプリ版のメインストーリー2章ではライスに対する観客の反応に憤慨するゴルシを嗜める場面も見られるので、この辺りの力関係はその時々によって変化するらしい(漫画版のうまよんではゴルシにちょっとしたドッキリを仕掛けようとして見事に看破されている)。
これはモデルとなった馬がゴルシ程ではないが意外に気分屋でヤンチャなところを再現したと思われる(下記の通り「気を抜くと太りやすい体質」もゲーム版ではちょいちょいネタにされる)。ぶっちゃけ**ゴルシが側にいるから普通に見えるだけでマックイーンも大概変人の部類に当てはまる**ので、やはりこの孫にしてこの祖父ありといった所か…。
トウカイテイオーとは終生のライバル。何かと好戦的な彼女の前では、マックイーンもついつい張り合う態度を見せてしまう。いくら濃いめのはちみーを飲んでも太らない彼女の体質には若干嫉妬している様子。
同じメジロ家出身のメジロライアンは、学年では先輩にあたるがレースでは同期。容姿端麗振る舞い完璧なマックイーンにライアンはコンプレックスを感じているが、マックイーンはそれに気づいていない。 その他、ライスシャワーやサトノダイヤモンドらからは実力者として慕われている。特にライスとは、後にライバルとして激しい一戦を繰り広げることとなる。
同室はイクノディクタス。どんな時も勤勉で徹底した自己管理を貫くイクノはマックイーンにとって深い尊敬の対象であり、逆にイクノとしても素直で努力家なマックイーンの性格を尊敬している、良好な関係。特に食事面での管理にはイクノに非常に助けられているようだ。 史実では産駒がいる組み合わせであり、史実における鞍上繋がりのある組み合わせでもある。 イクノの主戦であった村本善之元騎手がマックイーンの半兄・メジロデュレン号の主戦を務め、マックイーンの新馬時代にも村本騎手が騎乗している(デビュー戦から3戦)。また、古馬時代からの主戦である武豊騎手もイクノに代理で騎乗したことがある(計2戦)。
漫画版[編集]
- STARTING GATE!
「出過ぎた真似ですが、ちゃんと話し合った方がいいと私も思いますわ」** メジロ家の令嬢として一応登場してはいるのだが、ぶっちゃけスカーレットとウオッカの喧嘩を仲裁した所を除くと出番は殆どないので単行本の表紙でも登場していない(新装版の3巻ではゴルシと共に表紙入りした)。
なお、『STARTING GATE ! 』世界でもやっぱりゴールドシップとは腐れ縁で、彼女と協力してウオッカとスカーレットに和解の場を設けたりと息の合ったコンビであった。
アニメ版[編集]
ウマ娘界屈指の名家である"メジロ家"の令嬢。 落ち着いた淑女的な物腰と気品から、他のウマ娘たちから羨望の的となっており、彼女自身もメジロ家の血統に強い誇りを持っている。
天下無類の「ステイヤー」(長距離ランナー)と呼ばれ、その均整のとれたプロポーションは神々しいまでに美しいが、実はその体型を維持するために涙ぐましいダイエットをしているらしい。 年下のトウカイテイオーにライバル視されているが、持前の優雅さで軽くいなしているようだ。 ゴールドシップとは何か特別な縁を感じている。 アニメ公式サイトanime-umamusume.jpより。
Season1[編集]
season1ではまだチーム選びをする段階でスピカにはあまり興味を持っていなかったものの、ゴルシとテイオーの熱烈な勧誘(テイオー自身はライバルは同じチームに入れたくないと乗り気ではなかったが…)に折れてチームスピカに入ることになる。
良くも悪くも堅物な自身と自由奔放なスピカには最初「**やっぱり合わない**」と言及されていたが、ダイワスカーレット曰く「**意外と単純**」らしく、スピカメンバーとも比較的すぐ打ち解けていくようになる(それでも、やはりメンバーとの距離感からかサイドストーリーにおいてはチームについて占いを申し付ける場面もあった)。
生粋のお嬢様と思いきやゴルシと共に焼きそばを全て売り切ったりスズカを励ますべくゴルシとウマ娘の神(?)のコスプレもこなしたりと、スカーレットの言っていた通り意外とノリの良い場面も散見される。
その一方、トレーナーをシバく際、ゴルシ同様にプロレス技を出すのだが、マックイーンは何故か1期・2期通じて『キン肉マン』に登場する技ばかりを出して来ており、ゴルシよりエグい。どんなものかと言うとコチラ。 1期7話⇒パロスペシャル(ウォーズマン) 1期8話⇒スピニングトーホールド(テリーマン) 1期OVA14話⇒ロメロスペシャル(ラーメンマン) 2期1話⇒クロスボンバー(ネプチューンマン、ゴルシはビッグ・ザ・武道ポジ) 2期3話⇒タワーブリッジ(ロビンマスク)
Season2[編集]
テイオーと共に主人公格として抜擢、この頃にはスピカの面々とも十分馴染んでいるのか1期から更に落ち着いた性格となっている。今作ではトレセン学園への入学やテイオーとの馴れ初めも描かれており、本人曰く「最初から尊敬していた」とのこと。序盤やOPでは1期と共通の黒がメインカラーの勝負服を着ていたが、中盤以降から白を基調に緑が加わった所謂「メジロカラー」の勝負服を着用するようになった。
5話。迎えた天皇賞(春)。無敗のテイオーが勝つのか、前回王者マックイーンが勝つのかで世間の注目を浴びる。スタート前に蹄鉄が外れ(落鉄)、場内は一瞬どよめいた。しかし本番では、
杉本清(アニメでも使われた実際の実況)「春の盾は、春の盾は絶対に渡せないメジロマックイーン!春の盾こそ絶対に欲しいトウカイテイオー!」
激闘の末テイオーに勝利、天皇賞(春)2連覇を成し遂げる。
だが自身も怪我を負ったことで一度別荘に移動してリハビリを受けることに。同じく2度目の負傷となるテイオーがリハビリのためメジロ邸に来訪した際には「貴方の得意な距離でも勝たなければフェアではない」と再戦の約束を交わしている。
6話では天皇賞(春)の3連覇を目指すべく練習を積み重ね、実力をつけ始めてきたライスシャワーへは最初から目をつけていたのか出会った際に宣戦布告を申し込んだ(これが逆にライスが天皇賞に出ないと言い張る遠因となってしまったのだが)。続く第7話では自身を打ち倒すべく特訓を重ねたライスと熾烈な激闘を繰り広げるのだが…。
激戦の末、ライスの徹底したマークにペースを乱された上にラストスパートの真っ向勝負でも打ち負かされるという完敗を喫し、天皇賞3連覇を成し遂げることはできなかった。しかし、観客からブーイングを受けるライスへ最初に拍手を送ったのは、他ならぬマックイーンだった。
敗北後はイクノディクタスに対して「テイオーに対して申し訳ない」と吐露していたが、悔しさをバネに宝塚記念に向けて邁進することを語った。
たまたまこの会話を聞き付けていたテイオーもマックイーンと再びレースで走るために宝塚記念に向けて復帰することを決意、リハビリも順調である程度まで本気で走れるようになったのも束の間、練習の最中に**3度目の骨折**を発症してしまう。
マックイーンは宝塚記念を無事優勝したものの、テイオーは自身の度重なる骨折に加えてマックイーンの走りを突きつけられた結果、遂には引退を決断してしまう(実際にはテイオーを励ます意味で見せたのだが、皮肉にもこれが**『自身がもうマックイーンのようには走れない』**と諦めてしまう切っ掛けとなってしまった)。
マックイーンはテイオーの決断に対し深くは当初あまり介入はせず(ルドルフとの会話を見る限り敢えて深く考えないようにしていた可能性もある)、スピカメンバーたちと共にテイオーの引退ライブを行う感謝祭の準備に黙々と取り組んでいたが、感謝祭当日のツインターボ率いるチームカノープスの一計によって決意が揺らいでいたテイオーに対し、他のスピカの面々と共に復帰を促した。
「それでも元のようには走れない」と呟くテイオーへは、
- 「『奇跡』は起きます、それを望み奮起する者の元に、必ず、きっと」**
と語り、テイオーが再びレースを走るためにもう一度復帰をチャレンジする一因ともなった。その後もリハビリで奮闘するテイオーを見守りつつハロウィンで彼女と遊びに出かけるなどのささやかな日常を送る中、秋の天皇賞に向けて練習を続けていた。
しかし、練習の少し前から足に違和感を持っていたマックイーンは執事(じいや)にメジロ家の主治医を呼んで足の様子を診てもらうよう頼むが、診断をした主治医が彼女に突きつけたのは繋靭帯炎の発症であった。
祖母からは、これ以上のレースへの出走を続けた場合は、通常の日常生活にさえ、重大な障害を負う(通中の歩行すら困難な後遺症を負う体となる)ことを示唆され、マックイーンに競技者としての生活を終えるべきであると諭すが、当然マックイーンにとってそれは到底受け入れられるものではなかった。
持ち前のプライドで雨の中練習を続けていたマックイーンだが、当然のように足の痛みは悪化していく一方だった。遠くから駆けつけてきたテイオーの前でも取り繕う余裕すら残っておらず、遂には立つことすら満足にできない状態となってしまう。
テイオーに無理はしちゃ駄目と止められた際には、
- 「無理なんてしてません!!わたくしは、強くあらねばなりません…」**
- 「挫けることなく堂々と、最強のウマ娘の座に居続けなくては…」**
- 「そこで、テイオーを待つんです…ずっと、楽しみに……!最強の座を賭けて…!!」**
- 「なのに、動かない、動かせない…もう、走れないの…貴方との約束を、果たせないの…!」**
そこには、かつての崇高な意思とプライドを併せ持つライバル:マックイーンの姿はなかった。 心が折れてしまったマックイーンはもう元のようには走れないと嘆き、言葉を選ぶ余裕も残っていなかったからかつい**「あなた(テイオー)と一緒ですわ!!」**と今までのテイオーの努力も否定するような発言もしてしまう(この時点でのテイオーは**前回のレースから1年近く出走していない**上に全盛期の走りからは大きく衰えている状態でもあった)。
失言をすぐさま謝罪したマックイーンだったが、当のテイオーは怒るわけでも悲しむわけでもなく、かつての感謝祭の経験を胸にテイオーは**有馬記念に出走し、勝利すること**を宣言する。
自身が折れかけていた時に目標として支えてくれたマックイーンのため、今度は自分がマックイーンの目標になると有馬記念の勝利を誓ったテイオー。彼女は、敢えてマックイーンの手を取らずその場を去って行く。マックイーンが自分の力で再び立ち上がると信じて。
そして、有馬記念当日。マックイーンはレース会場に居合わせながらも、テイオーの姿を見に行くかで未だ踏ん切りがつけずにいた。 テイオーのことは信じたい。だが、もしもテイオーが負けてしまえば、それは即ち「奇跡なんて起きない」ことが証明されてしまう。 漸く決心を固め、テイオーの様子を伺おうとレースを見に来たマックイーン。彼女の目に写ったのは…。
ゲーム版[編集]
- 「トレーナーさんに、その覚悟はありますの?私と……その、"一心同体"のような関係になる覚悟が」**
育成ウマ娘としてリリース当初から星3[エレガンス・ライン]が、後にアニメ2期コラボとして新勝負服である星3[エンド・オブ・スカイ]が実装。それぞれ固有スキルが異なるほか、初期ステータス、成長率、勝負服イベント、覚醒Lvでの習得スキルが若干異なる。
育成シナリオでは同期かつ同じメジロ家のメジロライアンとの対決が主軸。かの有名な「メジロでもマックイーンの方だ!」の実況もしっかりと収録されており、特定条件下で聞くことが出来る。
なお、開発初期のマックイーンのグラフィックはデザイン原案に寄っており、髪色が実際のメジロマックイーン号の毛色に近かった(彩度が落ちている)。
メインストーリー[編集]
チームスピカ所属だったアニメとは異なり、ゴールドシップとともにチームシリウス所属となっている。
メインストーリー1章にて主役級の扱いを受けており、名トレーナーが引退し後釜に彼の弟子であったサブトレーナーが引き継ぎとして就任したことでメンバーの多くを失ってしまったチーム〈シリウス〉を盛り立てるべく、オグリキャップからエースの座を受け継ぎ天皇賞(春)を目標に邁進していく。
見事に最初の天皇賞を制すと、マックイーンに憧れた新たなメンバー獲得に成功。
なぜか以前から絡んできていたゴールドシップの加入と、その他数名のモブウマ娘をメンバーに招き入れたことで解散の危機を脱したのだった。 世間の評価もうなぎ上りで、「スターウマ娘」と称されるなど順風満帆な日々を過ごしていると思われたが、本人は周囲の期待に応えるべくオーバーワーク気味な練習を重ねていた。
そして1番人気で迎えた秋の天皇賞。見事に1位で入着し無事期待に応えた…かと思われた。 しかしスタート直後にコース内側へ寄せた事によって、あわや後ろのウマ娘が転倒寸前という事態を引き起こしていた事が分かり、進路妨害により**1着から18着に降着**という憂き目に遭ってしまう(史実でも同様な処分を受けている。なお、これだけ聞くと降着処分とは「最下位扱いにする」ことのように思えるが、実際には「進路妨害されたウマの一つ下の着順になる」ルールであり、たまたま進路妨害してしまったウマ娘が最下位に沈んだ結果の処分なのである)。
妨害してしまったウマ娘に丁重に謝罪し、周囲には「レースの失敗はレースで取り戻す」と気丈に振る舞うマックイーン。しかしその後のジャパンカップでは4着と実力を示せず、スランプに陥っていく。
ゴルシやトレーナーの励ましも虚しく、1人どこかへ行ってしまったマックイーン。チームの元エースである[[オグリキャップ>オグリキャップ(ウマ娘)]]は、彼女は今「すべての期待に応えなくてはいけない」と思い込む事によって、その期待が"障害"へと変わってしまっていると説いた。
マックイーンを見つけたトレーナーは語る。 チームの皆の期待は**レースの結果程度で変わるような薄っぺらいものではない**と。 終わったと言われても最後に花を咲かしたオグリキャップのように、**いつまでも信じたくなる、夢を見たくなる存在がエースなんだと。** その言葉を受けたマックイーンがチームに戻ると、メンバーやメジロ家の面々が彼女の帰りを待っていた。
彼女らに心配かけた事を詫びようとしたその時、急にゴールドシップに抱きかかえられるマックイーン。
- 「アタシらが聞きたいのは、そんな湿気た言葉じゃないっつーの!」**
- 「ほらほら、高らかに宣言しろって!オマエは何を言うために戻ってきたんだ?」**
吹っ切れたマックイーンは、抱き上げられたままに宣言する。これから先、負けることがあっても、落ち込んで泣くことがあっても、それでも期待を背に走り続けてみせると。チームシリウスのエースとして、胸を張って、期待を"力"に変えて走り続けると。
その後の有馬記念では好勝負の末2着に終わるも、期待に応えられなかったと重圧を背負うマックイーンの姿はもう無かった。 敗走から学び、周囲の期待を力に変えて、その後史上初の**春の天皇賞2連覇**を達制。 これからもチームの夢を背負っていくことを誓った。
そうしたマックイーンの姿を見て、新たなウマ娘が1人、また新たな物語を紡いでいく事になる。
なお、第二章の主役の史実を描く上でマックイーンの存在は欠かせないこともあり、第二章までは引き続き前に出てくることが多いが、その後のストーリーは元となる史実が自身引退後の時系列なため、若干出番は影を潜め出す。それでもチーム最古参ということもあり引き続きリーダー(兼エース)を務めていくのだが、追加加入する各章のメインキャラウマ娘がことごとく高等部所属キャラであるため、モブウマ娘を除いた場合に**チーム最年少にして、最低学年**という立ち位置なのにリーダーを務めているシュールな構図になっている(第5章でようやく中等部の子もといスペシャルウィークが入ってきたが、こちらは一学年上というのが確定してるため、結局は自身が一番下という構図は変わっていない)。
なお、天皇賞春三連覇は史実およびアニメ同様ライスシャワーの気迫の前に惜しくも叶わないことになるのだが、どこか割り切っていたアニメとは異なり、こちらでは気丈には振る舞いつつも負けた悔しさをやはり堪え切れず、トレーナーの前で泣き崩れてしまうなど、若干年相応な雰囲気となっている。
また、発動時のレース中とは思えぬ優雅にお茶会を楽しむ振る舞いや、**最後に見せるキメ顔がやたら丸っこい**ことも合わさって、数あるウマ娘たちの固有スキルの中でも一際存在感のある演出となった(一部のファンにはこの場面を通称「メジロ饅頭」として半ばネタ扱いされている)。
後述する新衣装版と区別して、「**黒マック**」とも通称される。 史実でのステイヤーとしての活躍を反映した中~長距離に高い適正を持ち、脚質は先行が最も得意だが、逃げ適性もBと高め。覚醒スキルも使いやすい「**栄養補給**」やバランス調整で挙動が改善された「**余裕綽々**」など長距離先行の回復スキルに恵まれている一方、Lv3で覚える「**先陣の心得**」は長距離逃げ用のスキルである。固有スキルも逃げの方が発動させやすいので、スタミナに余裕があれば**逃げ育成の方が向いている**。その他、「**春ウマ娘○**」「**長距離コーナー○**」を自前で持っている点も高評価。 ステイヤーを対人戦で活躍させるには相応のスタミナや回復スキルとスピードの両立が肝となるが、幸いマックイーンは中距離適性とスタミナ成長率があるため、育成自体はそこまで難しくはない。
上に示す通りマックイーンは長距離が得意なはずなのだが、ステイヤーにしては珍しく有馬記念が目標に入っておらず長距離レースより中距離レースへの出走数の方が多くなりがちで、放っておくとURAファイナルズの距離部門が中距離になってしまう。長距離を狙うなら、有馬記念やGⅡ以下の長距離レースにも積極的に出走させよう。
マックイーンの育成で鬼門となるのは春天1着目標よりも、**ジュニア級12月後半**に設定されている「**ファン数3000人を達成**」という目標である。ゲームの仕様上ホープフルステークスに全てを懸けて玉砕→そのまま育成終了するトレーナーが大量発生し、同時に大量の**Eランクマックイーン**を生み出した。詳細は**メジロマックEーン**を参照。
その他、シニア級で**秋シニア三冠**を達成すると、[[サトノダイヤモンド>サトノダイヤモンド(ウマ娘)]]がお祝いしてくれる特殊イベントが発生する。条件には目標外のレースが含まれるが、大量のステータスが貰えるのでぜひ狙いたい。なお、クラシックの時点では天皇賞(秋)と目標の菊花賞が重複するため達成出来ない。
固有スキル発動時には**アニメ版2期のOPである「ユメヲカケル!」が流れる**熱い演出がある…のだが、ただ前の方にいれば固有が発動する黒マックとは異なって**発動条件がシビアかつ負けかかっている状況**であり、そのまま本当に負けてしまうこともしばしば。長く最弱固有スキルの筆頭格扱いをされ続け、主題歌が流れる激エモ演出のはずが「**負け確BGM**」と呼ばれる始末。どうしてこうなった… この惨状を見てか2022/2/24のバランス調整で強化を受けたのだが、発動率自体は緩和されたものの逆に加速中に暴発してしまうこともあるなど、依然として扱いづらいままである。同時実装の新衣装トウカイテイオーがバランス調整で大幅強化された一方でのこれなので、残念というほかない。次回のバランス調整に期待しよう。
一応覚醒スキルの面では元の勝負服とタメを張れるレベルではあり、Lv3で長距離用回復の「**クールダウン**」、Lv5でバランス調整による大幅強化を受けた「**ハヤテ一文字**」を覚える。春ウマ娘の代わりに「**秋ウマ娘○**」を覚えているのも特徴。
-**☆3[さざ波フェアレディ]メジロマックイーン** ストーリーイベント「大乱闘!?夏色☆バカンス」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。 詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名[編集]
名優[編集]
菊花賞、天皇賞(春)を勝利し、基礎能力[スタミナ]が1200以上、ファン数が320000人以上になる -**基礎能力1200**とは、現時点で獲得できるステータスの上限値、所謂**カンスト**である。通常版なら成長率が20%あるので、編成を工夫すればそこまで難しくはない。 -元ネタは史実のマックイーン号が実際に呼ばれていた二つ名。名前の元となったアメリカの俳優スティーブ・マックイーンに由来する。 -ちなみに、ナイスネイチャやマチカネタンホイザといった他ウマ娘などの育成シナリオで登場した際には、彼女の発言が成長の切っ掛けを担うことも少なくなく、ウマ娘でも二つ名通り「名優」というべき活躍を務め上げているといえる。
NPCとしてのマックイーン[編集]
史実での天皇賞連覇という成績から、天皇賞(春)を中心にランダム枠で登場する。 また史実でライバルとして競い合ったウマ娘の育成シナリオにおいても頻繁に登場するが、その中でもライスシャワーとトウカイテイオーのシナリオにおける最大の壁**となるのが彼女。ライスとテイオーの育成が難しいと言われる理由の大半はこの春天マックイーンに由来する。
というのもこのマックイーン、 -全ステータスC~C+で揃えており隙がない -スキルは固有スキルに加えて**金回復スキルを含めて回復スキルをズラリと揃えている** という仕様のため、ラストスパートに入ると潤沢なスタミナを生かして固有スキルで一気に突き放してくる。 そのためこちらも相応のスタミナおよび回復スキルを所持していないと、スパートするマックイーンに全く追いつけず大差負け、というのが頻発する。
逆に言えばこちらも同等以上のスピードとスタミナに金回復を所持していればマックイーンに負けることもないし、逆に大差勝ちを決めることも可能。 春天でマックイーン(とスーパークリーク)に安定して勝てるようになれば、長距離ウマ娘のトレーナーとしては一人前、と言えるだろう。
第4回レジェンドレースでは2人目の相手として登場。 性能としては育成で登場する春天マックイーンのステータスを一回り強化したような性能ではあるが、3200mを走り切るだけの十分なスタミナさえ所持していればマックイーンに苦戦することは少ない。
むしろ最大の敵は長距離走れるだけのスタミナを持っていない。その他のモブウマ娘(トウカイテイオー含む)で、マックイーンが抜け出す一方でスタミナが足りずスパートできない逃げ~先行のモブがズルズルと下がって壁になってそのまま負ける……といったことがしばしば起こる。 育成であればそれなりのステータスを持ったネームドウマ娘がそれなりにいるのでこういったことは起こりづらいのだが……。
ところでレジェンドウマ娘はそれぞれの固有二つ名をひっさげて登場するのがセオリーであり、マックイーンも固有二つ名「名優」を掲げて立ちはだかる。上記の通り二つ名取得条件には**スタミナ1200(カンスト)**が含まれていたはずなのだが、なんと実際に戦うマックイーンのスタミナは**「727」**。強すぎず弱すぎずといった程度の数値に抑えられているのだが、果たしてどうやって固有二つ名を獲得したのだろうか? ……育成よりも多すぎるモブといい称号といい、メジロ家への疑惑は深まるのであった。
サポートカード[編集]
- SSR[『エース』として]メジロマックイーン
メインストーリー第1章のクリア報酬として登場したSSRサポート。タイプはスタミナ。有用なスキルを揃えており、配布SSRとしては比較的使いやすい部類。初心者のみならず中級者でも採用候補に挙がるので、できるだけ早くサークルpt交換で完凸させておきたい。
外部出演[編集]
コラボイベント『蒼空に響くファンファーレ』にて参戦することになった。 ゴールドシップと共に召喚石として実装される。
『シャドウバース × ウマ娘 プリティーダービー』コラボにて「ビショップ」クラスのリーダースキンとして登場。 また、ペガサスナイトというカードのイラスト違いプレミアムカードとしても登場した。
競走馬「メジロマックイーン」[編集]
- 91年 天皇賞(春)**
- メジロマックイーン、父子三代制覇。**
- 絶対の強さは、時に人を退屈させる。**
―[[2011年 JRA天皇賞(春)CMより>JRAの本気(CM)]]
1987年(昭和62年)生まれの芦毛の牡馬。父メジロティターン、母メジロオーロラ、母父リマンド。半兄に、菊花賞と有馬記念を制しているメジロデュレン(父フィディオン)がいる。 血統は当時の基準でも独特。まあ父子三代続く天皇賞馬なので当然っちゃ当然ではある。 父系を遡るとバイアリータークにたどり着くヘロド系。日本では実質パーソロン系としてそれなりの勢力を保っていた(シンボリルドルフやトウカイテイオーなどが有名)血統だが、世界のサラブレッドの9割はダーレーアラビアンの系統(エクリプス系)であり、その意味では外れた血統と言える。
生まれは日本屈指のオーナーブリーダー(馬主兼生産者)・メジロ牧場との繋がりを持つ吉田堅牧場で、メジロ系列のメジロ商事が馬主となって所有した。この年のメジロの命名はアメリカの偉人がテーマで、マックイーンは俳優スティーブ・マックイーンに由来する。 同期にメジロライアン(ノーラン・ライアン)、メジロパーマー(アーノルド・パーマー)などG1ホースが複数存在し、メジロ軍団(後述)の最強世代とも言われる世代の代表馬。ただ成長が遅かったこともあり、幼駒時代は2、3番手の評価だった。
1990年(平成2年)2月にデビュー(最初の3戦は村本善之が騎乗)。同年菊花賞優勝(内田浩一騎乗)。兄デュレンに続く兄弟制覇となった。 翌1991年(平成3年)には天皇賞(春)を優勝し、史上初の親子3代天皇賞(春)制覇(春制覇はマックイーンのみ、父・祖父は天皇賞秋の方である)を成し遂げる。この年以降、武豊が手綱を握ることとなった。 1992年(平成4年)の天皇賞(春)では史上初の連覇を懸け、こちらも史上初無敗の天皇賞制覇がかかるトウカイテイオーと対決。「TM対決」とも称されたこの世紀の対決はマックイーンに軍配が上がり、史上初の天皇賞(春)連覇を達成する。 1993年(平成5年)は3連覇をかけて天皇賞(春)に出走するも、的場均が騎乗する[[ライスシャワー>ライスシャワー(競走馬)]]の2着に終わる。続く宝塚記念と京都大賞典を制し、史上初となる獲得賞金10億円突破を果たした。 しかし、秋の天皇賞直前に繋靭帯炎を発症。全治に最低でも半年かかると予想された上、既に種牡馬シンジケートが結成されていたこともあり、引退して翌年から種牡馬となった。
種牡馬として父子4代連続天皇賞制覇を期待されたものの、直仔からはGⅠ優勝馬は出なかった。しかし、母の父として孫世代で三冠馬オルフェーヴル、GⅠ6勝のゴールドシップなどを輩出した。 2006年(平成18年)4月3日、現役種牡馬のまま心不全のため死去。19歳没。死後、メジロ牧場に墓が建てられており、2011年のメジロ牧場閉場後に設備などを引き継いだレイクヴィラファームに今もその墓が残されている。 後継種牡馬はギンザグリングラス(JRA11戦1勝、南関東98戦2勝)が唯一頭いるが、クワイトファイン(トウカイテイオー産駒唯一の後継種牡馬)とともに日本馬産界におけるヘロド系存続の役割を担っている。(ヘロド系存続に関しては世界的レベルで見ても危機的状況であり、種牡馬実績のある馬は世界全体で20頭以下と文字通り数えるほどしかいない)ちなみに、名馬としては珍しく生没同日の馬である。
1994年に**JRA顕彰馬**に選出されており、現在でも**「最強のステイヤー」**(長距離馬)と言われている他、その馬名から**「名優」**という二つ名もある。 ただ、芦毛で鞍上が武豊ということもあってファンから『芦毛の怪物』オグリキャップの後継者としての役割を期待されていた節があり、当時の競馬ファン的には**「強いんだけど地味」**という印象を拭い切れなかった感もある。[[次の芦毛の王者>ビワハヤヒデ(ウマ娘)]]も似たような評価に落ち着いてしまう辺り、**競走生活ほぼ全てがドラマと名勝負そのものとでも言うべき希代のアイドルホース**と比べられても困るという話ではあるのだが。
なお、上記のオルフェーヴルやゴールドシップら父ステイゴールド母父メジロマックイーンという組み合わせは、ファンから『ステマ配合』と呼ばれるなど素晴らしい競走成績を残した産駒を数多く送り出すと同時に、**どいつもこいつも気性がアレな曲者揃い**ということでも評判であった。 一般的には「まあ、ステゴの仔だし」という扱いをされることが多いのだが、実は**気性面に関してはあんまりステゴのことを笑えないエピソードも少なくなかったりする**。 特に晩年になると相当に頑固で気難しくなっていたとのことで、あからさまにレースや調教を嫌がる場面も多かったらしい。 特に三連覇のかかった1993年の天皇賞・春において、延々とゲート入りの際にゴネ倒していたのは当時のファンの間では割と有名。 また、『宝塚記念でやらかして120億の馬券を紙屑にした』ことで有名なゴールドシップに関しては、実はマックイーンも**一番人気だった91年の天皇賞・秋で斜行による進路妨害をやらかして1着→18着の降着**(ちなみに鞍上は若き日の武豊氏)からの**140億円紙屑事件**という前科があるため、「実はコイツに関しては父方(ステゴやサンデー)よりも母方(マックイーンやディクタス)由来なのでは?」と言われることもしばしば。 ウマ娘において愉快な一面がチラホラ見られるのも、そういった部分の再現なのかもしれない。
また、種牡馬入りした後には何の因果か、暴れん坊として知られるサンデーサイレンスとは、一部の厩務員から「恋人」と呼ばれるほどの大の仲良しだったという。 何でも、サンデーサイレンスが威嚇しまくるのをメジロマックイーンがガン無視し続けたところ、何時の間にやら何となく仲良くなっちゃったそうな。 名門育ちのエリートと雑草から這い上がったヤンキーの友情とでも表現すれば、一部界隈から黄色い声が上がりそうな話である。
先述のステイゴールドはサンデーサイレンス産駒であり、母方の祖父ディクタスはターフで鎬を削ったイクノディクタスの父(実は惚れてた説もある)。 『ステマ配合』の裏にそんなエピソードがあったと思うと、どこか微笑ましくも浪漫のある話ではないだろうか。
メジロ家[編集]
競馬メディアで"メジロ家"を用いるのは主に***「ウマ家」でわかる馬ゴコロ***のシリーズ。 競馬界では馬名にメジロを冠した競走馬たちの非公式な総称として主にメジロ軍団が使われる。 メジロ軍団の特色は「日本ダービーより天皇賞」という目標設定に集約される。 3200mの天皇賞を勝つために配合、生産、調教を行い、メジロムサシ、メジロタイヨウやメジロアサマ-メジロティターン-メジロマックイーンの親子3代で制している。 また、障害レースにも重賞勝ち馬を多数輩出しており、中にはメジロワースのように、平地重賞(マイラーズカップ)と障害重賞(中京障害ステークス3連覇)両方を制した二刀流もいたりする。 馬主の名義は主にメジロ牧場とメジロ商事で(少数ながらオーナー一族の個人名義のこともある)、一般的にはメジロ牧場生産馬はメジロ牧場名義、他の牧場生産はメジロ商事となることが多かった。 メジロマックイーン、メジロドーベルはメジロ商事名義。メジロライアン、メジロパーマーはメジロ牧場名義。 勝負服は白と緑を基調にしたほぼ同じデザインだが袖が異なる。メジロ商事は緑袖。メジロ牧場は白緑縦縞。 2011年5月にメジロ牧場及びメジロ商事は成績不振などを理由に**解散**。残っていた競走馬は名義変更、牧場は売却され、日本有数のオーナーブリーダーであった「メジロ」の歴史に終止符が打たれた。 解散した後も所謂ステマ配合(父ステイゴールド・母父メジロマックイーン)のオルフェーヴルやゴールドシップ、メジロの母系を持つモーリスといった末裔たちが活躍した。 2018年11月にサトノノブレスの引退を最後に中央競馬からメジロ牧場の生産馬は消滅。 しかし2019年2月にメジロ牧場の元場長であった武田茂男氏所有のインティがフェブラリーステークスを制覇し、新たな歴史の第一歩となった。
ウマ娘におけるメジロ家の詳細な設定は不明だが、アニメでは名家であることは明言されており裕福な家庭である描写がある。[[メジロドーベル>メジロドーベル(ウマ娘)]]、メジロライアンと自宅において食卓をともにする描写もある。
また、上述した公式サイトの解説やアニメでかつて天皇賞を制したウマ娘であるとして存在が語られていたマックイーンの「おばあさま」がアニメ2期で登場している。 マックイーンも含め3代で天皇賞を制したという点から史実におけるメジロマックイーン号の父の父に当たるメジロアサマのウマ娘(この場合マックイーンの母親はメジロティターンか)と推察されるが、ウマ箱の解説によると夫である北野豊吉氏と共にメジロ牧場を設立し、「メジロティターンの子で天皇賞を勝て」という豊吉氏の遺言を受けてメジロ牧場を引き継ぎ、メジロマックイーン号での天皇賞制覇を実現して「メジロのおばあちゃん」の愛称で親しまれた北野ミヤ女史もモデルであるとされている。
余談[編集]
阪神タイガースファン?[編集]
野球観戦が趣味のマックイーンだが、応援しているチーム名はうまよんでは「**TAKES**」、ゲームでは「**ヴィクトリーズ**」となっている。TAKESのユニフォームは**白黒の縞模様**であり、ヴィクトリーズというネーミングも**[[これ>Vやねん!タイガース]]**を連想できなくもない。ここから「**マックイーンの応援球団のモデルは阪神タイガースではないか?**」と言われている。 推し選手「ユタカ」の名前の由来は主戦騎手の武豊で間違いないと思われる一方、マックイーンの現役時代に現役選手だった**和田豊**(元阪神監督)ではないかとの説もある。(他に横浜大洋ホエールズの高木豊も当時現役選手だった。) 実は武豊自身もタイガースファンである。
二次創作ではこの設定が変な方向に解釈されることもあり、「やきうのお馬さん」というタグも存在する。
ちなみに、マックイーンの誕生日・4月3日は、奇しくもタイガースで選手・監督を務めた金本知憲と同じだったりする。そこ、なんでや!阪神関係ないやろ!とか言わない。
言ってない台詞[編集]
2019年頃から「関西人の『○○ですわ』という方言がお嬢様言葉に聞こえる」という叙述トリック的なネタは存在していたが、2021年4月、スーパー万代のPOP広告がお嬢様言葉に見えるとしてツイッターで話題を呼んだ。 するとその流れが、当時流行の波に乗っていたウマ娘プリティーダービーに飛び火。同じく「ですわ」口調を行うマックイーンの画像を当該POP広告「チョコが一番ですわ」と重ねたツイートが話題になる。
「**スイーツが大好き**」という公式設定のみならず、ゲーム版[[メインストーリー>メインストーリー(ウマ娘)]]の**メンバー勧誘の描写がスーパーの店頭風だった**ことや、既に「マックイーン=阪神ファン」という関西絡みの二次創作設定が形成されつつあったことも後押しし、「スーパーに勤務するスイーツ[[パクパク>パクパクですわ]]お嬢様・メジロマックイーン」はインターネットミーム及び二次創作設定として広く浸透する羽目になってしまった。もっとも、スイーツに対する執着という点では公式も負けず劣らずではあるのだが。
ちなみに2022/2/24にゲームに新たに追加された1コマ漫画では、映画鑑賞中にポップコーンを頬張る姿が描かれており、その際の擬音が「シュパパパパ」「サクサクサク」となっている。関連性は不明だが、このミームが頭をよぎったトレーナーも多い様子。
名前ネタ[編集]
名前がマックイーンからか、名前繋がりでこんなネタもある。元ネタになったライトニング・マックィーンもまたレーサーである。但し、こちらが**マックイーン**になのに対してあちらは**マックィーン**である。
キャラクターの変遷[編集]
「STARTING GATE 05」でテイエムオペラオー、エルコンドルパサーともにメインキャラを担当しているのだが、その性格は今とはまるで違い、グラスワンダーを**「何故こんな才能の無いウマ娘と仲良くするのか」**と貶す、ウオッカとダイワスカーレットを落ちこぼれ扱いするなど、悪役令嬢っぷりを十二分に発揮しており、現行設定では親友かつライバルであるトウカイテイオーとの関係も犬猿の仲であった。
まあ初期設定に限って言えばナイスネイチャ]]やマンハッタンカフェのような強烈な設定持ちがいるのだが。比較的シリーズ開始の初期に作られたアニメ版1期とも性格が異なるので正直に言ってしまえば**完全な死に設定**である。
実際のレースで多大な功績を残した実在する名馬をモデルとする以上、上記のやや悪辣なキャラクター路線で進めるには史実のイメージ的にもシナリオ的にも扱い辛い面があったとも言えるので、現在の彼女の人気を考えると最初期にこれらの設定を路線変更したのは英断だろう。
現在の設定と比べると、キャラ造形にあまりにも差があるが、これはメジロマックイーンがメジロの代表的な競走馬であるメジロティターンの代表的な産駒であることに由来していたと思われる。
当時はメジロライアンのほうがメジロ産駒の嫡流として、メジロの二代目総帥の北野ミヤ女史から期待されており、あまり厚遇されていなかったという経緯がある(後にこの評価を覆したのは先述した通り)。
メディア本格展開化後における『清楚でありながらも、ストイックさ、人懐っこさを併せ持つ』キャラ付けは実際のメジロマックイーンの成長、その境遇を反映させたからであると推測できる。