ピーター・フォーク
ピーター・フォーク
Peter Falk | |
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本名 | Peter Michael Falk |
---|---|
別名 | |
生年月日 | 1927年9月16日 |
没年月日 | 年月日 |
出生地 | ニューヨーク州オニシング |
死没地 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
民族 | |
身長 | |
血液型 | |
職業 | |
ジャンル | |
活動期間 | |
活動内容 | 1958年:映画デビュー |
配偶者 | Alice Mayo(1960-76年) Shera Danese(1977年-) |
家族 | |
公式サイト | http://www.peterfalk.com/Default.htm |
主な作品 | |
受賞 | |
エミー賞主演男優賞(1972、75、76、90年)
ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞特別功労賞 | |
備考 | |
ピーター・フォーク(Peter Falk,本名Peter Michael Falk, 1927年9月16日 - )はアメリカ・ニューヨーク州オニシング出身の俳優。ロシア系の父とポーランド系の母を両親に持ち、女優サマンサ・フォークは姪。日本ではTVシリーズ『刑事コロンボ』の主演で知られているほか、画家としての腕前も有名で人物画や静物画など多くの作品を描き、個展も開かれるなどしている。
略歴[編集]
少年時代より演劇に親しみ、12歳になると『ペンザンスの海賊』で舞台を経験する。その後、予算局に一時勤務したものの、1950年代に入り再び演劇の世界で生計をたてはじめた。なかでも舞台『ドンファン』の好演で注目され1955年にはオフブロードウェイからブロードウェイに進出。翌年にはTVデビューも果たし本格的に俳優業のキャリアをスタートさせる。
1958年、『ジャングル・ガードマン/エヴァグレイズを渡る風』で映画デビュー。以降は映画を中心に活躍し、数多くの作品に出演。そして1960年の映画『殺人会社』で非情かつ冷徹な殺し屋リールス役を演じて頭角をあらわし、この作品で同年のアカデミー助演男優賞にノミネートされた。その翌年、TVドラマ『Cold Turkey(原題)』で麻薬中毒者役という屈折した難役を演じエミー賞主演男優賞にノミネート。またコミカルなヒューマンドラマ『トマトの値段』に主演して好評を博し一気に知名度をあげる。映画でもフランク・キャプラ監督の名作『ポケット一杯の幸福』で存在感を見せ付け、ナレーションも兼ねた狂言回し的な役柄をコミカルに披露し、再びアカデミー助演男優賞に2年続けてノミネートされることとなった。
その後、1960年代はスマートな弁護士ダニエル役で人気となったTVシリーズ『The Trials of O'Brien(原題)』が代表作となり、同シリーズの劇場版が日本に上陸して日本でも初めて顔が知られるようになった。1968年にはマイケル・ヴィンセント・ガッツォーが脚色した戯曲の映画化『夜を逃れて』をTV版でリメイクしたTVドラマ『A Hatful of Rain(原題)』に主演。傷心のあまり麻薬に手を出した弟と、彼の更正を願うその妻との間で板ばさみになる悲哀ある中年男ポロ役を熱演している。
そして幅広い年代で世界中からファンを獲得した『刑事コロンボ』シリーズがスタートし、お茶の間の馴染みの顔として定着。2003年の放送まで全69話を数える長寿作品となり、この作品で4度エミー賞主演男優賞を受賞する。一方、実録犯罪ドラマとして有名な映画『ブリンクス』では実際に体重を大幅に落とし伝説の犯罪王トニー・ピノの半生を体当たりで演じたほか、1970年代から80年代にかけては『こわれゆく女』などでジョン・カサベテスと組みシリアスな演技派として新境地を開きながら、『あきれたあきれた大作戦』、『ビッグ・トラブル』などコメディタッチの作品にも主演し、とぼけた味を出すダンディな中年俳優として人気を保った。
親日家としても知られ、1990年代には日本のフジテレビ製作のTVドラマ『人間の条件』に出演したほか、トヨタやサントリーのCMでも登場し話題となった。なかでも後者ではバーのマスターに扮したフォークが、ひねりのきいた小噺を披露したり、失恋した女性をなぐさめるなどユニークな挿話が幾つも作られ、きわめて評価の高いものであった。
2000年代以降もライフワークとなっているコロンボをしばしば演じる傍ら、頑固者ながらも時に優しく人情味溢れる一家の父親的存在のような役柄を得意とし、2000年主演作で日本でもDVD化され好評を得た感動ヒューマンドラマ『ある夏の日』で新たな魅力を開拓。2005年の主演作であるロマンティックコメディ映画『47年目のプロポーズ』では初のヌードシーンを披露したほか、2008年までに映画・TVドラマともに1年に4本ほどのペースで主演を続けるなど、年齢を感じさせない活躍ぶりを見せている。また近年は、イタリアのダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞特別功労賞を受賞した。
出演作品[編集]
映画・TV作品[編集]
- Return Visit(原題)(1956年)
- The Mother Bit(原題)(1957年)
- Rudy(原題)(1957年)
- The New Class(原題)(1958年)
- Night Cry as Peter Faulk(原題)(1958年)
- ジャングル・ガードマン/エヴァグレイズを渡る風 Wind Across the Everglades(1958年)
- The Bloody Brood(原題)(1959年)
- The Girl from Nowhere(原題)(1959年)
- The Come Back(原題)(1959年)
- The Power and the Glory(原題)(1959年)
- 紫暗礁の秘密 The Secret of the Purple Reef (1959年)
- The Emperor's Clothes(原題)(1960年)
- 殺人会社 Shadow of Fear (1960年)
- 悪の実力者 Pretty Boy Floyd(1960年)
- The Islanders(原題)(1960~61年)
- Cold Turkey (原題)(1961年)
- ヒッチコック劇場 男には情がある The Alfred Hitchcock Hour - Gratitude(1961年)
- トマトの値段 Dick Powell Show, The Price of Tomatoes(1961年)
- ポケット一杯の幸福 Pocketful of Miracles(1961年)
- The Poker Fiend(原題)(1961年)
- Kid Twist(原題)(1961年)
- Dr. Kildare(原題)(1961年)
- ベン・ケーシー Ben Casey(1961~66年)
- 87分署シリーズ 87th precinct(1962年)
- ミステリー・ゾーン/鏡 The Mirror(1962年)
- ヒッチコック劇場 狂神の炎 The Alfred Hitchcock Hour - Bonfire(1962年)
- A Sound of Hunting(原題)(1962年)
- Wagon Train(原題)(1963年)
- おかしなおかしなおかしな世界 It's a Mad Mad Mad Mad World(1963年)
- 七人の愚連隊 Robin and the Seven Hoods(1964年)
- Peter Falk in Ambassador at Large(原題)(1964年)
- グレート・レース The Great Race(1965年)
- Italiani brava gente(原題)(1965年)
- The Trials of O'Brien(原題)(1965~66年)
- Brigadoon(原題)(1966年)
- 泥棒がいっぱい Too Many Thieves(1966年)
- 美人泥棒 Penelope(1966年)
- アンツィオ大作戦 The Battle for Anzio(1968年)
- A Hatful of Rain(原題)(1968年)
- 明日よ、さらば Gli Intoccabili(1968年・伊)
- 刑事コロンボ(1968~78年)
- 新刑事コロンボ(1989~2003年)
- 大反撃 Castle Keep(1969年)
- ハズバンズ Husbands(1970年)
- 金庫破り A Step Out of Line(1970年)
- シシリー要塞異常なし Rosalino Paterno, Soldato(1972年・伊+ユーゴスラビア)
- こわれゆく女 A Woman Under the Influence(1974年)
- 恋人たちの絆 Griffin and Phoenix: A Love Story(1976年)
- マイキー&ニッキー/裏切りのメロディ Mikey and Nicky(1976年)
- 名探偵登場 Murder by Death(1976年)
- オープニング・ナイト Opening Night(1977年)
- ブリンクス The Brink's Job(1978年)
- 名探偵再登場 The Cheap Detective(1978年)
- あきれたあきれた大作戦 The In-Laws(1979年)
- カリフォルニア・ドールズ The California Dolls(1981年)
- ビッグ・トラブル Big Trouble(1986年)
- ベルリン・天使の詩 Der Himmel Uber Berlin(1987年・西独+仏)
- プリンセス・ブライド・ストーリー The Princess Bride(1987年)
- バイブス、秘宝の謎 Vives(1988年)
- ピーター・フォークの恋する大泥棒 Happy New Year(1988年)
- 私のパパはマフィアの首領 Cookie(1989年)
- ラジオタウンで恋をして Aunt Julia and the Scriptwriter Tune in Tomorrow(1990年)
- 霊感コメディ/イン・ザ・スピリッツ In the Spirit(1990年)
- ザ・プレイヤー The Player(1992年)
- 時の翼にのって Faraway, So Close!(1993年・ドイツ)
- フジテレビ金曜ドラマシアター/人間の証明(1993年)
- 最高のルームメイト Roommates(1994年)
- サンシャイン・ボーイズ/すてきな相棒 The Sunshine Boys(1995年)
- PRONTO(原題)(1997年)
- Money Kings(原題)(1998年)
- ある夏の日 A Storm In Summer(2000年)
- 消滅水域 Lakeboat(2001年)
- コーキー・ロマーノ FBI潜入捜査官? Corky Romano(2001年)
- デッドロック Undisputed(2002年・米+独)
- 最高の贈り物 A Town without Christmas(2002年)
- 失われた世界 The Lost World(2002年・米+英)
- ワイルダー・デイズ Wilder Days(2003年)
- 25年目のハッピー・クリスマス Finding John Christmas(2003年)
- Rain レイン Three Days of Rain(2003年)
- Wings of Desire: The Angels Among Us(原題)(2003年)
- Checking Out(原題)(2004年)
- 天使が街にやって来た! When Angels Come to Town(2004年)
- シャーク・テイル Shark Tail(2004年・声の出演)
- ピーター・フォークの47年目のプロポーズ The Thing About My Folks(2005年)
- The Book of Joe(原題)(2006年)
- NEXT -ネクスト- NEXT (2007年)
- Three Days to Vegas(原題)(2007年)
- American Cowslip(原題)(2008年)
- Char・ac・ter(原題)(2009年)
アニメ、声の出演[編集]
- Hubert's Brain(原題)(2001年)
- シャーク・テイル Shark Tail(2004年)
CM[編集]
舞台[編集]
- MR.PETERS' CONNECTIONS(原題)
- MAKE AND BREAK(原題)