ハゲ
ハゲ(禿、禿げ)とは、老化、疾病および投薬、火傷、遺伝的要因などにより髪の毛が薄い、もしくは全くない頭部などを指す。またハゲた場合頭皮に艶が出やすい。頻繁に動詞化するが、その際「禿」の字が使われることはまれである。
目次
原因[編集]
毛が抜けることを総じて脱毛症という。医学的側面についてはそちらを参照のこと。
老化[編集]
もっとも普通に見られるのは、老化によるハゲである。年が進むにつれて毛の生える面積が狭くなる。その進み方は大きく二つあり、ひとつは生え際から額が広くなるように禿げる。これを禿げ上がるという。特に両こめかみからよく進む。
もう一つは頭頂部から次第に髪の密度が少なくなるように禿げ、その結果てっぺんに地肌が出るが、まわりの髪は残る。俗に「カッパ禿げ」とも呼ばれる。これを伸ばして禿の上を覆うようにし、毛がまばらになった隙間から肌が見えるのをバーコードに見立てたのがバーコードハゲという呼称になった。両者が同時に進む場合もあるが、最終的には後頭部に髪が残るか、すべて無くなることもある。 禿げはじめた男性が頭髪を丸刈りにして禿げていることを誤魔化そうとする例が散見されるが、髪の残った部分が再び伸びはじめると毛根が消失している部分との差異が際立ち禿げていることがはっきりするため、あまり有効な手段であるとはいえない。
一般的にハゲとは毛が生えていない状況を指すものと思われがちだが、毛根がいきなり死滅するのではなく、ひとつの毛根から生える頭髪の数が減るケースが多く(2 - 3本生えているものが1本になるなど)、また毛が十分育たないまま成長が止まったり、成長する前に抜け落ちてまた生え変わるといったサイクルが早くなったり、毛髪の太さが細くなるなどの原因により、髪の毛の本数自体は一般的な人の毛髪量と大差がないのに、髪の毛が細くなったことにより髪の密度が減少している状態も「ハゲ」と呼ばれることが多く、毛根の数自体が減少しているためであると誤解されるケースが多い。また、毛根が死滅していても産毛が生えてくるケースがあるが、密度的には薄いため当然ながらこのようなケースもハゲと呼ばれることがある。
女性の場合、完全に禿げることは少ないが、加齢と共に髪の密度が低くなるのは普通で、この場合頭頂部付近から全般に薄くなることが多い。
精神的理由[編集]
ストレスで髪が抜ける場合もある。円形脱毛症は代表的な例である。
病気[編集]
円形脱毛症にはアレルギーなどが原因の場合もある。他にケルズス禿瘡など。
薬[編集]
薬剤の副作用として頭髪が抜ける例もある。抗ガン剤はその点で有名。
放射線[編集]
ある程度の放射線に被曝した場合に起こる急性放射線症の症状のひとつとして脱毛が起こる場合がある。毛根細胞が被曝により障害を受け毛髪が細くなり切れやすくなることから起こる。参考:財団法人放射線影響研究所] 急性放射線症]
外傷[編集]
頭髪の出る部分の皮膚に怪我をすると再生した皮膚から頭髪が出ない。小さいものなら自他共に気付くことは無いが、ある程度の範囲があると、小さなハゲとして認識される。やけどの場合、広い範囲となる可能性がある。
自分で抜く[編集]
以上は毛が抜けたり生えなくなることでハゲになるものだが、中には自分自身の加工でハゲになるものもある。ファッションとしてのスキンヘッドや、職業による坊主等の例がある。その他、精神的なストレスのために自分で毛を抜いてしまう、という例もあり、抜毛症という。
但し、狭義で「ハゲ」と言った場合、不可抗力で自然に脱毛したものを呼ぶのが一般的である。いわゆる「坊主刈り」も、毛髪の極めて少ない状態をハゲになぞらえて呼んでいると言える。
文化[編集]
ハゲはじめは男性にとって恥ずかしく感じられることが多い。それを目立たなくするために髪型などを工夫すると「ハゲ隠し」と笑われることがある。しかし、いよいよ禿げてしまえば開き直るより仕方ないと考え、ハゲを自慢する方向に転じる場合もある。禿頭コンクールが開催されたこともある。中には禿頭に卵白でパックして艶を出す人もいるらしい。ツル多はげます会(青森県鶴田町)や光頭会(横手市雄物川町)、禿頭会といった団体もあり、「全国ひかりサミット」という団体交流の場も開かれている。あとは流行で、スキンヘッドや丸刈りにしてる方に対しても悪口で、ハゲと言う人もいる。
ハゲの問題は、古くから人々を悩ませてきており、例えば旧約聖書に登場するエリシャには、子供たちにハゲ頭をからかわれた時、その子供たちを呪い、結果として42人の子供たちが熊に襲われたという逸話が載っている。
頭髪以外での用例[編集]
ハゲ(剥げ)とは、年月の経過、天候・気温・湿度の影響などによって塗料などが剥がれてしまっている部分、またその状況をいう。意図して剥がした場合には言わないことが多い。接着剤で接合したものがはがれかかっている場合にも、言うことがある。この状態を表現する語としては「ハゲチョロ」も多用される。
その他では、木が乏しい山をハゲになぞらえてはげ山と呼ぶ。
社会人類学的考察[編集]
江戸時代、多くの身分の男の髪型は月代を剃った髷のスタイルである。この習俗は平安時代の後期からあったと見られている。武士の男性は元服とともに前髪を落とした。公的な場では必ず月代を剃り、髪型を整えた。このように髷のスタイルは成人であるための公的な証明であり、出仕している武士であることの証明でもあった。そのため、髪が抜けすぎて髷が結えなくなると隠居するという慣習があり[1]、禿げていても出仕する必要がある武士はかつらの使用を願い出ることもあった。
このような頭髪の一部をそりあげる習俗は世界各地にあり、後に清を建国する満州族にも頭頂部以外を剃り、残った髪の毛を長く編んだ辮髪の風習があった。清が中国大陸を支配すると、辮髪は全ての男性に義務付けられた。これは清の支配を受け入れたという証であり、髪を剃らない者は反逆者として扱われた。頭髪を剃ることが所属を表す形であったと見られている。
旧ソ連における歴代支配者を巡る頭髪の法則[編集]
ソビエト連邦及びロシア連邦において、レーニン、スターリン、フルシチョフ、・・・、ゴルバチョフ、エリツィン、プーチン(2000年 - 2008年)、メドベージェフ、現在のプーチン(2012年 - )に至るまで、歴代指導者の頭髪が、ハゲか否かで順繰りとなっている。これはジョークでつるふさの法則と呼ばれる。実際にはスターリンとマレンコフ、アンドロポフとチェルネンコというようにフサフサが連なっている時期が存在する。
スラムダンク風にハゲ・ズラ[編集]
- 何が増毛だ。何が髪の毛を太くしてやるだ。お前は毛根無しだ!ただの毛根なしじゃねーか。何が増毛技術NO1だ…夢見させるようなこと言うな!!
- ズラに定評のある池上
- 左手にズラを添えるだけ…
- ハゲたらそこで試合終了だよ
- わたしだけかね?まだ生えると思ってるのは
- もうオレには、生え際しか見えねえ。
- 安西「抜け毛2万本です」
- 先生、髪が欲しいです。
- 出たー!ゴリのハゲ叩き!!
- 頭皮を要チェックやで!
- 髪の毛を添えるだけ
- 福田「もっと...もっと増えてくれ...」
- …まるで成長していない
- さあ 1本生やすか
- 池上だ!! 増毛に定評がある池上だ
- 「はげている」というのが、いつか大きな財産になる
- 禿げ上がろう。いつか禿げ上がる事が禿げ上がる事になる
- 牧 『赤木の方がハゲてるぞ』
- 育毛は好きですか?
- オイみてるか・・横山(ノック)おまえを越える逸材(若ハゲ)がここにいるのだ・・!!
- 頭頂部のビデオを見せられる桜木
- 桜木「ウソだ………コレがオレ?」
- 水戸「どーみても花道じゃねーか」
- 桜木(違う…!!こんなのはオレじゃねぇ…!!ウソだ…)
- 桜木によるセルフイメージ~髪の毛編~
- 鏡の前で髪をセットする自分 フサフサ 桜木「ふう。よし、まあまあだ」
- 桜木(こ……このカッコ悪いのは誰だ……)
- 高宮「わっはっはっ」
- 桜木「高宮!!おめーの撮り方が悪いんだ!!オレはこんな頭頂部してねーぞ!!」
- 高宮「してるって」
- 桜木「認めん!!おめーカメラになんか細工しただろーが!!」
- 「ハゲ始めたのはいつですか?」将来絶対聞かれるよ・・・・・!!
- 安西「君たちはつらい。」
- どんどんハゲる君を見ていたかった、指導者失格です。
- 安西「ハゲたくないですか?ハゲるには断固たる決意が必要ですよ。」
- 湘北メンバー一同「俺たちは薄い」
- スゴイわ桜木君…なんだか私の想像が追いつかないくらいどんどん、どんどん薄くなる…
- 鉄男「サラリーマンっぽい頭になったじゃねーか!おめえにゃそっちのほうが似合ってるよ。」三井「鉄男(涙)」
- まずは日本一髪の薄い高校生になりなさい。
- あの子はわずか4か月で異様なほど急速に髪を増やしてきた。いろんな髪型を身につけてきた。スタイリングや毛染めにもし時間がかかるなら、育毛から長い間離れてしまったら、それが失われていくのもまた早い
- お前の為にカツラがあるんじゃねえ。カツラの為にお前がいるんだ!!
- もうオレにはリーブしか見えねえ…
- ここでは誰も僕に育毛剤をくれません。育毛の国アメリカの空気を吸うだけでハゲが早く治ると思っていたのかなぁ・・・
- 安西「それで…話というのは…? 流川君」
- 流川「アートネイチャーに行こうと思ってます」
- 安西「アートネイチャー… かつらかね…?」
- 流川「もっと髪を増やしたい ただそれだけす」
- 安西「私は反対だ」
- 流川「……!!」
- 安西「頭皮のビデオを見たが… 君はまだISSA君には及ばない」
- 流川「……!!」
- 安西「今アートネイチャーに行くと言う… それは逃げじゃないかね?」
- 流川「ちが…」
- 安西「まして全国にはもっと上がいるかも」
- 流川「……」
- 安西「とりあえず… 君は日本一の若ハゲになりなさい。アートネイチャーはそれからでも遅くはない」
- 藤真「見たくはない… 自分の生え際も… 頭頂部も…」花形「藤間…」
- 流川「ジャニーズには…… おめーよりハゲがいるのか?」
- 中居「………… さあ 知らねーな」
- 流川「………」
- 中居「いるよ 夜のヒットスタジオんとき1回見ただけだが勝てなかった奴がいる」
- 流川「名前は?」
- 中居「原田……」
- 流川「原田? 田原(俊彦)じゃねーか…どあほう!!」
- 生え際のバランス、指先の毛根のかかり具合い、襟足の返し、ピシャリだ。ズラな気がしねえ
- こいつ…薄毛を通り越して頭皮が見えてきやがった…なぜ交代しない…そんなに控えが薄いのか
脚注[編集]
- ↑ 「武士は禿げると隠居する」 山本博文 (双葉社)ISBN 978-4575153118