キム・ウォーカー

キム・ウォーカー（Kim Walker, 1957年9月26日 - ）は、アメリカのファゴット奏者。

イリノイ州エバンストンの出身。インターロッケン芸術アカデミーとカーティス音楽院を1977年に卒業した後、スイスに留学し、1979年にジュネーヴ音楽院でプルミエ・プリを取得してから演奏活動を行うようになった。1980年からジュネーヴ音楽院でファゴットを講じ、1982年からローザンヌ音楽院の教職も兼任。任期中の1982年から翌年までバーゼル・スコラ・カントルムに通い、古楽の奏法も会得した。修業時代の師として、ジェームズ・バーケンストック、ラリー・スチュワート、スタンフォード・ベリー、ソル・シェーンバック、ロジャー・バーンスティングルとヴァルター・シュティフトナーの名が挙げられている。1993年にフランスのアルシニーで音楽祭「レゼトワール・ムジカーレ」を創設して1995年まで総監督を務め、1994年からインディアナ大学に奉職。2004年からシドニー大学に転出し、附属のシドニー音楽院の院長を務めた。2018年からテキサス工科大学音楽学校で後進の指導に当たり、着任時から2020年まで同音楽学校のディレクターを務めた。