カカオトーク
カカオトーク はスマートフォン用の無料通話・メッセンジャーアプリケーション。対応するモバイルOSはiOS、Android、Bada OS、BlackBerry、Windows Phoneである。
概要[編集]
韓国・ソウル市に拠点を置く韓国企業カカオ社が開発、提供している。無料通話、テキストメッセージサービスだけでなく、写真、動画、音声メール、URLを共有できる。Wi-Fiまたは3Gを利用して一対一のチャット、及びグループチャットが可能で、後者に参加人数の制限はない。
カカオトークは自動的に同サービスを利用しているユーザーの友達を見付けてコンタクトリストと同期する。お互いの電話番号を知らなくてもカカオトークIDだけで検索が可能である。
歴史[編集]
2010年3月18日、韓国企業カカオ社によってリリースされた。カカオ社は韓国最大のIT企業 NHNの前身ハンゲームの創設者であり、NHNの元CEOであるキム・ボムス (Beom-Soo Kim) によって設立された。2012年8月には5700万人の登録ユーザーに到達した。1日に2400万人のユーザーがこのアプリを使用しており、34億のメッセージが行き交っている。カカオ社はアンドロイド・マーケット(現Googleプレイ)から「Top Developer」(最高の開発者)の称号を得た。また、CnetからNo.1フリーSMSアプリに選ばれた。
2012年10月にはヤフー・ジャパンがカカオの日本法人・カカオジャパンに出資し、現在同社株式の50%を保有している。この関係でYahoo! JAPANにおいては、スマートフォン向けの標準メッセンジャーアプリとなっている。なお韓国のカカオ社本体に対しては、2011年8月にサイバーエージェントが出資している。
特徴[編集]
前述した特徴に加え、
- ボイストークと呼ばれる5人までの電話会議が可能
- データの暗号化
- 12言語サポート
- ウォーキートーキー機能
- 初のISO 27001認定モバイルメッセンジャー
- ユーザーテーマ(iPhone, Android)
- バナー広告が出ない
- ゲーム・プラットフォームになる
関連項目[編集]
- 類似するインターネット電話サービス
- 固定、携帯電話へ通話可能
- Skype(スカイプ) - アメリカのマイクロソフトが提供するインターネット電話サービス。
- SMARTalk(スマートーク) - 日本のフュージョン・コミュニケーションズが提供するインターネット電話サービス。
- Viber(バイバー) - キプロスのViber Mediaが提供するインターネット電話サービス。
- 固定、携帯電話へ通話不可
- 類似するインスタントメッセンジャー
- WhatsApp - アメリカのWhatsAppが提供するモバイルインスタントメッセンジャーアプリケーションソフトウェア。
- 微信(WeChat、ウィーチャット) - 中国のテンセントが提供するモバイルメッセンジャーアプリケーションソフトウェア