アーツビジョン
株式会社 アーツビジョン(英表記:ARTSVISION Inc.)は日本の芸能事務所。主に声優のマネージメントを手掛けている。
概要[編集]
東京俳優生活協同組合のマネージャーだった松田咲實が1984年に独立し設立。
初期に所属していた若手声優は板稽古(舞台稽古)の経験が少ないため(遠近感のある演技力を身につけるため、古参の養成所は舞台稽古を多くやらせる)、声に奥行きが無いと評されていた。また、かつて日本ナレーション演技研究所出身者の初期メンバーの女性声優を中心とする当時の人気声優が、1990年代後半に大量離脱する事態が起きている(以前から現在に至るまで離脱する者が少なくない)。原因については、付属養成所である日本ナレーション演技研究所出身者と、それ以外の声優との間に待遇面で格差があるのではないかという憶測や、フロムAで募集を行ったバイトのマネージャーの質の問題や、当時の全盛で声優業界にも進出していたゲーム業界の影響(事実上の引き抜き)を指摘する声もあるが、確証は無い。
アイドル声優ブームの中心的存在だったことでも知られており、ピーク時には林原めぐみを筆頭に、三石琴乃、椎名へきる、横山智佐、白鳥由里、天野由梨など名が売れていた声優を多く抱え、人気声優の宝庫でもあった。現在でも堀江由衣など、アイドル声優として活躍する所属声優が多い。だが近年は1997年に設立した子会社のアイムエンタープライズとの間で役割分担が行われており、若手声優の新規所属は少なめとなっている。
また、両事務所間において、2003年に鈴木千尋と浅野真澄がアイムからアーツへ移籍した事を「アイム(2軍)からアーツ(1軍)へ『昇格』した」とする一部声優ファンの主張がある。しかし、近年アイムが声優事務所としての組織作りや人材育成を進めるにつれて、アーツからの自立を強めている傾向が見られ、更に2007年1月にアーツの看板声優であった田村ゆかりがアイムへ移籍した事から、現在の実情は既に同一の社長(グループ)を戴くのみの別事務所に近い関係となっているとの見方が強まりつつある。ただし、田村に関しては専属マネージャーの異動に伴い移籍しただけなので、この話の対象外であるとの考えもある。
会社概要[編集]
- 代表取締役…町田泉
- 本社所在地…東京都渋谷区代々木1-14-3 松田ビル3階
- 関連会社…日本ナレーション演技研究所(付属養成所)、アイムエンタープライズ、VIMS、クレイジーボックス、澪クリエーション(旧「摂河泉21」。大阪を拠点とする系列事務所)
- 2005年の申告所得4400万円
所属声優[編集]
男性[編集]
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女性[編集]
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かつて所属していた声優[編集]
男性[編集]
- 有沢俊浩
- 飯田浩志(現所属:シグマ・セブン)
- 石塚堅(現所属:アクセント)
- 岩永哲哉(現・フリー)
- 今井浩司
- うえだゆうじ(旧名:上田祐司。現所属:大沢事務所)
- 押田浩幸
- 河合義雄
- 清田和彦
- 佐々木望(現所属:81プロデュース)
- 島香裕(現所属:ぷろだくしょん★A組)
- 関通利
- 龍田直樹(現所属:青二プロダクション)
- 額賀修一
- 野本礼三(故人)
- 二又一成(現所属:俳協)
- 増田淳
- ヤスヒロ(旧名:藤原泰浩。現所属:ケンユウオフィス)
- 山野井仁(現所属:大沢事務所)
女性[編集]
- あ行
- か行
- さ行
- た行
- 高木早苗(現所属:青二プロダクション)
- 高木礼子(現所属:シグマ・セブン)
- 竹内裕美
- 田中涼子(現所属:プロ・フィット)
- 田野恵(現所属:俳協)
- 田村ゆかり(現所属:アイムエンタープライズ)
- 千葉千恵巳(現所属:81プロデュース)
- 津野田なるみ(現所属:マウスプロモーション)
- 徳永愛(現・フリー)
- な行
- は行
- ま行
- や行
外部リンク[編集]
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