ねこねこソフト

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ねこねこソフトは有限会社ソルジャーブルー(旧合名会社ねこねこソフト)によるアダルトゲームのブランド。埼玉県所沢市に本拠を置く。パートナーブランドの一員。同人ソフトサークルの「ステージなな」が母体となった。

多士済々のアダルトゲーム業界にあってなお独特の存在感を持つメーカーであったが、2006年5月26日に発売された『Scarlett』が最後の作品となり、惜しまれつつも制作活動を終了している(ただし、ソルジャーブルーを清算するということではない)。

最後の公的活動は、2006年8月11日~13日に行われたコミックマーケット70への参加であった。その後、ファン向けに製作したCD集「ねこサウンドコレクション」が最後の製品である(公式サイト上での通販のみで、すでに販売受付は終了)。

なお、公式サイトは2006年9月末までの更新とし、その後はサポートとトップページのみを残す縮小運営に切り替わった(「何か情報がある時だけお知らせする程度」とあるが、最終作品となったScarlettの発売から日が浅くサポートが必要なこともあるので、当面は完全になくなるわけではない。MMR日記も時たま更新されている)。

ねこねこソフトのスタッフはまた同じメンバーでゲーム制作を続けたいという意思を持っており、木緒なちを中心として『コットンソフト』という新規ブランドを立ち上げた。ただし、ねこねこソフト中心人物の片岡ともは渡米の為に離脱する事になる。

特徴[編集]

ぽんこつ[編集]

ねこねこソフトのほとんどのゲームに登場するキャラクター属性の一つで、おっちょこちょいで天然ボケのキャラクターが「ぽんこつ」と呼ばれる。

以下は各作品で「ぽんこつ」と呼ばれるキャラ。

  • White ~セツナサのカケラ~ - 宮原和泉(初代ぽんこつ)
  • 銀色 - 狭霧(ぽんこつ亜種)
  • みずいろ - 早坂日和(2代目ぽんこつ、キング・オブ・ぽんこつ、日和先生とも呼ばれる/コンシューマー版では「新ぽん」と呼ばれる)
  • - チュチュ(ぽんこつ亜種)
  • 120円の夏 - なつみ(当初は名前が無く、「ハコネさん」または「夏ハコネ」と呼ばれた)
  • ラムネ - 近衛七海(3代目ぽんこつ継承者、七海先生とも呼ばれる)・佐倉裕美(コンシューマー版の「新・佐倉」のみ)
  • サナララ - 椎名希未(ぽんこつ度は低いが、のぞみ先生と呼ばれる)
  • Scarlett - アメリア・ウィークス(ややぽんこつ、またはぽんこつ子爵)

当然ながら、キャラにより「ぽんこつ度」には差がある。2006年3月16日からWeb上で無料配布された「ぷちファンディスクみたいなの」には「ぽんこつカウンター 2006年版」が収録されており、ぽんこつ度に応じて以下のような順位づけがされている。

(MAX) 早坂日和 > 宮原和泉 > 近衛七海(以上3名は「王家の先生方」) > 新・佐倉 > アメリア(“ぽんこつ子爵”程度) > なつみ > 椎名希未 > 新ぽん(コンシューマー版の早坂日和) > チュチュ > 狭霧 (MIN)

おかえしCD[編集]

ねこねこソフトのファンクラブ「しょんぼりファンクラブ」会員に対し不定期に送られていたCD。完全無料なのが大きな特徴であった。

おかえしCDの歴史[編集]

  • White おかえしFD
  • 銀色 どうもありがとうですCD
  • みずいろ おかえしCDその1
  • みずいろ おかえしCDその2
  • FC おかえしCDその1
  • FC おかえしCDその3
  • FC おかえしCDその4
  • FC おかえしCDその5(銀色完全版(ボイス無し)同封版と、同封無し版の2種類存在する)
  • FC おかえしCDその5.5
  • ファンクラブ用小冊子
  • FC おかえしCDその6

(おかえしCDその2は欠番。スタッフの片岡ともコミケ限定で配ったもの(FCその1に近い内容らしい)を勘違いして数えた為)

コミックマーケット出展[編集]

コミックマーケットにおいて第70回(2006年夏)まで企業ブースに出展していたが、出展企業名を「ねーこねこソフト」や「ねこねこソフー」等とすることがしばしばあった。

また、出展時のスタッフはオリジナルのジャンパーを着ていたが、これには「ねこねこ製作所」と描かれていた。

垂れ幕[編集]

ソフマップなんばザウルス1号店で2002年5月~2006年5月の間、不定期でねこねこソフトの垂れ幕が計7枚掲示された。 主にゲーム発売前の時期に広告用で掲示されているが、最初の垂れ幕は人気投票優勝記念で企画されたものである。 また、メッセサンオーなんば店では2002年12月~2005年8月の間に、計4枚の垂れ幕が掲示された。

これらの垂れ幕に、一番登場回数が多かったキャラは「メカ進藤」であった(隅の方に小さく登場することが多かった)。

ユーザーに対する姿勢[編集]

片岡ともの『ゲーム以外では利益を上げない』という思想から、他のブランドと比較してかなりユーザーに対する姿勢が良いと言われた。無料のファンクラブやおかえしCDのほか(通常は年会費を取る)、コミケでの販売物の値段も他のブランドのものと比較しても安かった。そのため、もっともユーザーフレンドリーなブランドであるとも言われていた。 おかえしCD5.5(時期的にはラムネ発売前)では、片岡ともはスタッフルームにて「(おかえしCD5.5を作るために)販売元にまた借金をした」と漏らしており、PINKちゃんねるのスレッドなどでは、その姿勢が原因で活動終了となってしまったという点からも、むしろもう少し高額に設定してもいいから存続させてほしいという意見が出るほどであった(CIRCUSの俗に言『曲芸商法』の対極の存在であったともいえる)。またスカーレット発売後の最後の販売物と銘打たれた『ねこサウンドコレクションボックス』(ねこねこソフト製作ゲーム全作品の大半の曲を収めてある。10枚組み8000円)は、片岡ともは企画段階では5000円を予定していたが、怒られて値段を変更したというエピソードが、OHPにて公表されている。(それでも、1ゲームのサウンドトラックが2000~3000円相場であることを考えれば、十二分に安いと言える)

作品一覧[編集]

関連項目[編集]

リンク[編集]

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