たんのう

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たんのうとは「足納」であり、満足の思いを心に納めることを言う。満足は願いがかなえられたとき、願わしい状況が出来たときに味わわれる充実感である。しかしながら、現実は必ずしも願わしい状況ではなく、願いがかなえられないことの方が多い。そうした中にあってもなお満足の思いを心におさめることは、その状況を変革するくらい偉大な心の在り方である。これが「たんのう」である。たんのうは自分がおかれてある状況をまるごと受け入れる心であり、親神様の親心を絶対に信ずる故に絶対肯定の立場である。親神様の守護の中に生かされてあるということを十分悟ったときにはじめて、すべてのことが喜びをもって受けとめることができるのである。