SDガンダムフォースの登場勢力
SDガンダムフォースの登場勢力(-とうじょうせいりょく)はアニメ『SDガンダムフォース』に登場する組織、国家について記述する。
目次
ネオトピア
市長はマーガレット・ギャザームーン。中心部には街のシンボルであるネオトピアタワーが聳え立っている。人とロボット(モビルシチズン)の共存を実現した理想郷とよばれる都市で、市長の意向により芸術活動も盛んなようである。また、あらゆる武器の携行や使用は一切禁止されている。
ラクロアや天宮の存在する世界ソラディオラーマとは別の次元に存在するとされている。ダークアクシズの侵攻を事前に察知し、秘密裏に次元防衛組織S.D.G.を設立していた。
物語の主人公の一人であるシュウトの家はネオトピアの郊外にある。ちなみにSDガンダムフォースの監督である阿部雄一によると、裏設定として人間とあまりにも酷似するロボットは作ってはいけないという法律があるらしい。
組織
- S.D.G.
- 「Super Dimensional Guard(スーパーディメンショナルガード)」の略でネオトピアの自衛組織。マーガレット市長が承認しハロ長官が率いている。最高責任者はハロ長官。衛星軌道上から吊り下げられた空中基地『ブランベース』を司令部としている。基本的にSDGは防衛を目的としている組織のため、モビルアタッカー(攻撃兵)は一人もいない。
- 二年前に次元を超えて翼の騎士ゼロが現れ、ダークアクシズの存在が明るみとなったことがきっかけとなり設立された。ダークアクシズのネオトピア侵攻に対し、独自に設計した戦闘用ロボット(モビルディフェンダー)の他、ラクロアの騎士ガンダムや天宮の武者頑駄無の協力を受け、これに立ち向かっていく。なお、ネオトピアの一般市民にはダークアクシズの侵攻が本格化するまで、その存在と活動は隠蔽されていた。なお、後にブランベースは破壊されたため、基地機能は地上に移された。モビルシチズン系の隊員は主にジム系で構成され、潜水機などの大型装備品や特殊隊員は主にボールが担当している。隊員はそれぞれノーマル・ブロンズ・ゴールドの各エンブレムをつけている。
- ガンダムフォース
- キャプテンガンダムを戦闘隊長としたS.D.G.の特殊部隊。キャプテン以外の主要メンバーとして、彼の教官であり参謀核のガンバイカー(ガンパンツァー)、航空防衛戦闘員であるガンイーグル、特殊水中作業・工作・救助要員であるガンダイバーズがいる。後にシュウト・爆熱丸・ゼロ・リリ姫が参加。マドナックも本来はここに所属していた。メンバーはゴールドのエンブレムをつけている。
- 次元パトロール
- 異次元の警備、調査などを行っている組織。後日談でキャプテンガンダム、ゼロ、爆熱丸、シュウト、リリ姫はこの組織に参加した。
モビルスーツ・システム
- ガンダム
- SDGによって制作されたモビルディフェンダーの中で、もっとも高性能かつ主戦力として作られたガンダミウム合金を持つロボット。ラクロアの騎士ガンダム、天宮の武者頑駄無と違う点は、彼等は純然たる機械であるという事。短期間でのバージョンアップやパワーアップが可能だが、生命体でないために自己回復が不可能であり、常に人間もしくは技術者・メンテナンスシステムが必要不可欠である。
- GP-01/GP-04
- キャプテンガンダムとマドナッグに付けられているコードネーム。キャプテンガンダムにはGP-01、マドナッグにはGP-04と付けられている。02と03は存在しない(又は未登場)。由来はそれぞれのオリジナルである、「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」のガンダム開発計画における、GP-01とGP-04から。
- ソウルドライブ
- キャプテンガンダムなど、限られたロボットに装備されている特殊動力源。開発者は不明。ネオトピアのロボットは基本的にこれを装備しているという説もあるが、そうだとしてもキャプテンガンダムに装備されているものは特別なものと言える。人間との心のシンクロにより、その力を無限に発揮させることが可能で、稼動すると眩しい光を放ち、最大限の輝きを見せるときはさながら太陽を閉じ込めた小さな光球である。模造品もあるが、正規品は確認される限りGP-01キャプテンガンダムとGP-04マドナッグ(ガーベラ)が装備。
- キャプテンシステム
- キャプテンガンダムの名前の由来でもある特別なシステム。ハッキング等で脅かされたモビルシチズン達の精神に直接アクセスし、的確な指示を与える事で正常な状態に戻す事ができる。しかし逆を言えば彼等を意のままに操ることも可能であり、装備されるのは後にも先にもキャプテン1人に限定されている。
- モビルシチズン
- ネオトピアに住むロボット達(一般市民)の総称。キャプテンガンダムを含めSDGメンバーは平常時は彼等に紛れて行動している。
- モビルアクター
- 役者活動をしているモビルシチズンの総称。原則として武器の所持を認められていないネオトピアにおいて(SDG隊員は一般モビルシチズンとして武装を偽装もしくは解除)、ゼロと爆熱丸は武器の所有を隠すため、撮影用の武器を所有するモビルアクターとしてシュウトの母けい子やセーラから認識されている。完全善大将軍もその豪華な格好や威厳ある振る舞いからそう見られた。
- モビルディフェンダー
- キャプテンガンダムを初めとしたネオトピアを守る戦闘用ロボットの総称。武器を持つことを許されないネオトピアにおいて唯一武器を持つことを許される存在である。
- 可変型モビルディフェンダー
- 人型のモビルスーツ形態、戦闘機・戦車型のモビルアーマー形態に変形する機能を持ったモビルディフェンダー。この機能が搭載されているモビルディフェンダーは、ガンダイバーズ(ガンチョッパーズ)とガンパンツァーのみ。
建築・建造物
- ブランベース
- S.D.G.の基地。責任者はハロ長官。自力で浮いているのではなく、衛星からのサテライトワイヤーによって吊られている。サテライトワイヤーはガンダミウムが使われているため頑丈だが、中間地点はそうではなくそこを外されると落下してしまう。中盤では自らワイヤーを外し、落下による攻撃でビグザムを撃墜した。終盤では修理されたのかまた宙吊りになっている。普段は下の方を雲で覆い、地上からは見えないよう秘匿されている。
- ロボクリニック
- 悪の心に染まったロボット達を更生させるための施設。通称『白い部屋』。平和の尊さを伝えるためのギミックが備えられており、壁にはネオトピアの映像などを上映できる装置がある。ザッパーザクはここに入れられ、結局効果のほどは無かったようだが、今まで嫌っていた有機物が平気になっている所からして全く無意味ということも無いようである。なお、ザコソルジャーなどからは、まるで洗脳施設であるかのように恐れられている。
- 次元転送装置
- ベル・ウッドが開発した装置。その名の通り次元を移動することのできる画期的な装置だが、未完成で、ザクレロゲートという羅針盤的装置が無いと使えない。一度は爆熱丸に破壊されてしまった。ゲーム版(次元海賊デ・スカール)では微妙に設定が違ったため、この装置が完成した状態で登場し、キャプテン達の移動手段となった。
- 換装リング
- モビルシチズンモードなど、SDG基地外でキャプテンが戦闘形態になるために使用する移動式整備機械。キャプテンシステム発動のための専用装置も兼ねる。単独での飛行が可能である。キャプテンシステムの作動中、マグナムサイに撃たれたキャプテンとともに海に落下しキャプテンにヘビーウェポンを装備させた後、そのまま海に沈んでしまったがその後海から引き上げたのか新しく作ったのかガンダムサイに格納されている。もっとも、その後のミノフス境界ではモビルシチズン形態に換装する必要が無かったため、あまり使用はされなかった。
- ガンダムサイ
- ダークアクシズの母艦「マグナムサイ」を改良、白にペインティングしたS.D.G.の反撃に使われた母艦。操舵はライミが行っている。自己修復機能を有しており、終盤では騎馬王丸により半壊されてしまったが、最終回間近で修理が完了した模様。武装はボールを模したビーム砲。デザインはムサイの艦橋にガンダムの頭に代えたもの。コムサイは無いので艦首のドッキングベイはそのまま換装リングの格納庫となっている。
- ガンペリー
- キャプテンたちが移動する時に使う輸送機。S.D.G.が乗るトランスポーターや、白くペインティングされているハロ長官専用機といったバリエーションがある。
- 「機動戦士ガンダム」のガンペリーが元デザイン。
- デカボー
- シュウトやS.D.G.隊員が乗るボール型の乗り物。ヘリデカボーやサブマリンデカボー、タンクデカボーといったバリエーションがある。
- 「機動戦士ガンダム」のボールが原型。
武具
- キャプテンガンダム/ハイパーキャプテンガンダム
- ライトライフル・ライトシールド
- キャプテンガンダムが戦闘形態のときに装備するビームライフルとシールド。ライトシールドはハイブリッド装甲でできている。なお、ライトライフルはコムサイのビーム攻撃やクレーンロボの攻撃、グラップラーグフの斬撃で大破するほど耐久力がかなり低い。また、ライトシールドは回転させることでビーム撹乱幕を発生させることができる。
- ヘビーマシンガン・ヘビーシールド
- ヘビーウェポンを装備した時に装備されているビームマシンガンとシールド。なお、シールドにはミサイルやヴィンチが内蔵されている。後にハイパーキャプテンになった時にも装備していたが、ヘビーシールドは暴走したビグザムのミサイルを防いだ後砕けてしまい、ヘビーマシンガンはミサイルを打ち落とした際弾切れになった。
- オプションV/オプションF/オプションZ(V コアファイターII/F コアファイターIIFb/Z オーキス+ウェイブライダー)
- キャプテンガンダムのバックパックの種類。オプションV、オプションF、オプションZの順にバーニアの出力が高くなっている。オプションVは、接近戦の場合にはVロッド(またはビームサーベル)、遠距離戦の場合にはビームキャノンになる優れもので、バーニアの出力が一段と上がっている。オプションFは主に空中戦に優れている。そしてオプションZが、攻撃力とバーニアの出力がかなり上がっており、武器はビームランチャー・ミサイルポッド・ガトリングガンと種類が増えた。
- Vロッド
- キャプテンがオプションVに換装した時に装備している両刃の槍。ちなみにこの武器は片方だけを装備することでビームサーベルとして使用することも可能だが、本編では特にガーベラと戦う時に使用した。刃の部分は、刃と言えるほどは伸びず、薄くビームの膜を形成したようなものになる。回転させることで攻撃を防いだり、肩に収納されているときはビームキャノンにもなる優れものである。なお、ハイパーキャプテン時にもこの武器が装備されている。「機動戦士ガンダム」のガンダムの武器ビームジャベリンが原型だが、そちらの槍は一つである。
- 腕部グレネード/腕部ビームガン
- キャプテンの両下腕部にグレネードは各2門、ビームガンは各1門ずつ施されている。初期はグレネードだったが、ハイパーキャプテンになってビームガンに改装された。グレネードは破壊力に、ビームガンは連射性に優れている。
- ガンイーグル
- エアリアル・ビームライフル
- ガンイーグルが装備しているビームライフル。その威力はキャプテンのライトライフルをも上回る。ちなみに、発射口がフィン・ファンネルの形のようになっている。
- フィングライドユニット
- ガンイーグルが装着しているバックパック。高速移動時にはフィン・ファンネルが下に下がる。ファンネルを使っての援護攻撃はできない。デザインはνガンダム (ダブルフィン・ファンネル装備)が装着しているダブルフィン・ファンネル。
- ガンダイバー/ガンチョッパー
- シュノーケルビームトライデント
- ガンダイバーズが接近戦の時に使用する三叉の槍。ビームサーベル(後述)と違い水中でもビーム刃が出せる。名前の通りシュノーケルに収納されている。
- ビームガトリングガン・ミサイルランチャー
- ガンチョッパーズの火器各種。
- バックハイドロユニット
- ガンダイバーズが装着している海戦仕様バックパック。これを使ってのサブマリンフェイズの変形ができる。デザインはリ・ガズィ (B・W・S装備)が装着しているB・W・S(バックウェポンシステム)だが、分離はできない。
- バックヘリユニット
- ガンチョッパーズが装着している空戦仕様バックパック。これを使ってのヘリコプターフェイズの変形ができる。なお、このバックパックは主任カオ・リンがバックハイドロユニットを空戦仕様に改造したものらしい。
- マドナッグ
- ビームマシンガン・ロングビームライフル
- マドナッグが装備している飛び道具。さらにこの武器は連結させることが可能で、メガ・ビームランチャーとして使用する。ロングビームライフルは、「GUNDAM WEAPONS」のガンダムGP04Gの武器ロングビームライフルが原型。なおビームマシンガンは、「機動戦士ガンダム0083」のガーベラ・テトラが装備している。
- 共通
- バルカン
- 殆どのモビルディフェンダーの頭部にある、ガンダムシリーズではお馴染みの火器。
- ビームサーベル
- キャプテン・ガンイーグル・マドナッグが接近戦の時に使用する剣状の武器。水中では一瞬しかビーム刃を発生できないため水中戦には向いていない。ビームサーベルは使われているモビルディフェンダーによって収納されている部分は異なっていてキャプテンガンダムはバックパックの左側、ガンイーグルはグレネードランチャー、マドナッグはバックパックのサーベルラックに収納されている。
- グレネードランチャー
- キャプテン・ガンイーグル・ガンダイバーズ(ガンチョッパーズ)・ガンパンツァーの腕に装備されている火器。実際に使用したモビルディフェンダーは少なからずともキャプテンとガンダイバーのみ。なお、ガンダイバーは魚雷として使用している。
シュウトの発明品
- タコ
- シュウトが3話において自分で作ったタコ。空中から安全にキャプテンを支援できるようにと作られたものだが、木槌やボンドを発射して援護することも出来る。しかしその回の終盤で墜落、破壊される。
- マグネローラー
- シュウトが4話において自分がいつも履いているローラーシューズに磁力機能をつけたもの。磁石がくっ付くものであればどこにでも張り付くことが出来る。ONとOFFも自由にできる。
- ボイスチェンジャー
- シュウトが4話において開発した発明品。どんな声でも真似することが出来る。
- シュウトボンド
- その名の通り、シュウトが使う自衛用の武器。最初はタコなどの武器として使われていた強力接着剤だったが、後に接着力を改良したのかシュウトボンドという名前がつくようになった。バックパックのビームサーベルの柄の形をしたものから発射される。
ラクロア
SDガンダム外伝のラクロア王国がモデルとなった、ソラジオラーマ世界の騎士社会国家。精霊の樹と呼ばれる大樹とそれを管理するラクロア王家が統治する。
精霊魔術が発達している国であり、王族・ガンダム・MS族の大部分が自身と契約した精霊による魔法を駆使する。
三国の中では唯一物語開始前に敗北してしまった国であり、本編開始の2年前にダークアクシズの協力を得たデスサイズによって滅亡。ゼロを除いた騎士ガンダムとMS族は全滅、のほとんどがダークアクシズに連れ去られジェネラルジオング再生の為の材料にされる。人間と動植物はほぼ石化するなど(一部の人間は奴隷として、植物は僅かに残っている)、被害も最も大きい。また、最終回まで国の機能は石化によって凍結されていた。
町全体を精霊の樹が覆っているようになっており、プリンセスローズなど美しい花々が飾られている。また、住民達のファッションは、それぞれかなり特徴的なものになっている。
一応、設定上では近隣にブリティス王国など他国が存在するらしいが、本作では未登場。尚、この作品に登場している騎士ガンダムと人物はSDガンダム外伝 円卓の騎士編及び新SDガンダム外伝 鎧闘神戦記に登場するモビルスーツ・人物がモチーフとなっている。
人・集団
- 騎士ガンダム
- 精霊の樹によって生み出されるガンダリウム細胞を持つ生命体。ネオトピアのガンダム、天宮の武者頑駄無と違う点は、彼等はマナクリスタルと呼ばれる卵状の物体から孵化する為に製作者=親という者を持たずに誕生する。そのあたりの構造メカニズムは不明だが、翼の騎士の証言によれば、生まれた時にはある程度の知識を有し、子供ではなく成体で生まれてくるらしい。精霊と共に生まれることから精霊の化身と呼ばれており、一種神聖視されている。人間族との混血は不可能と言われており、後にこの慣習が悲劇を生む。現在、ラクロア周辺のガンダムは翼の騎士以外存在しない。
- ラクロア騎士団
- ラクロアにいる選りすぐりの騎士達の集まりの中でもっとも強く美しいとされる騎士達の集団。
- ラクロア親衛隊
- 熱砂の騎士ロック、翼の騎士ゼロ、氷刃の騎士ディード、紅蓮の騎士バトール、青銅の騎士ナタクからなる、ラクロア騎士団でもっとも強く優れた騎士の集まり。ゼロとディード以外は皆ジェネラル・ジオングに吸収された。
- 騎士団(正式名称不明)
- トールギス・ヴァイエイト・メリクリウス以下、騎士ガンダム以外のMS族が在籍していた。実力はありながらラクロア騎士団に入れなかったトールギスはこれを妬んで反乱をおこす。上記三人以外はラクロア騎士団、ラクロア親衛隊ともども行方不明となる。
精霊
- ラクロアに存在する特殊な生物。『目に見える姿』という形では今の所ラクロアのみだが、『目に見えぬ形』であるのならば、天宮・ネオトピアでも存在する。火・土・水・風・光・闇。そしてこれらを滑る存在を合わせて七曜と呼ばれている。大抵は精霊界や近所そこらを半実体状態で漂っていおり、基本は触ることができない。状況によって自身を物質化し、その一部を契約者の武具として与えたり、自分自身を武器化する。
- 精霊は、ンンと呼ばれる最小の精霊が何らかの法則にのっとり収縮した姿で、自身のマナを大量消費した場合はンンの姿になり回復するまで一旦姿を消す。
- 上位精霊になるほど精霊の種類と総数は少なくなり、特に神獣・聖獣クラスになると各一体ずつしか存在せず、同じ時期に同じ神獣・聖獣は一体しか存在しない。
- マナ
- 精霊を意味する言葉。あるいは精霊の持つ力を示す。
- 個々の精霊によって「〔~〕のマナ」(〔〕には火・土・水・風・光のいずれかが入る)という名称が存在し、スティールドラゴンが統治する闇の精霊の力は「ダークネス・マナ」と称す。
- 七曜
- ラクロア世界の魔術理論において、系統化される魔法原理の元。精霊の力を総称する言葉として七曜が使われる。
- 上位精霊から数え、精霊王スペリオルドラゴン・光の聖獣フェザードラゴン・闇の聖獣スティールドラゴン・火の神獣フェニックス・土の神獣ヨルムンガルド・水の神獣ユニコーン・風の神獣グリフォンがそれぞれの属性を持つ精霊の頂点に立つ。
- 精霊王スペリオルドラゴン
- 第一位精霊であり、全ての精霊の頂点に立つ存在。フェザードラゴンとスティールドラゴンが合体にすることによって生まれると思われていたが、真偽は不明。人間をガンダムに、ガンダムを人間にする力を持つとされ、人間となってリリ姫と結ばれようとしたデスサイズはスティールドラゴンとフェザードラゴンを手に入れてこのスペリオルドラゴンの復活を企んでいた。実態は不明だが、ガンダムフォースのマークの形と類似しており、リリジマーナ姫が最終決戦のおり、三人の姿をスペリオルドラゴンと呼んだ。名称は『SDガンダム外伝』シリーズのスペリオルドラゴンより。
- ラクロア2大聖霊
- 第二位精霊である、光の精霊達の長であるフェザードラゴンと闇の精霊の長であるスティールドラゴンの事。それぞれ英知の園と、ラクロアを救う秘宝・精霊の卵として厳重に封印・隔離されていた。
- 別途参照
- スチームドラゴン
- ガンダムエースで連載されていたSDガンダムフォースのパロディ編「ザコザコフォース」に登場。スティールドラゴンにおけるフェンのような存在。ザコに首輪のようなもので先導された。
- 四神獣
- 火・土・水・風の精霊達の最高峰に立つ第三位精霊、グリフォン・フェニックス・ユニコーン・ヨルムンガルドからなる。通称・ラクロア四神獣。通常はラクロア城を四方向から守っているが、トールギスに奪われたグリフォン以外は所在は不明。
- グリフォン
- 別途参照
- フェニックス・ユニコーン・ヨルムンガルド
- 所在不明
- ンン
- ラクロア最下級の聖霊でクラゲのような形をしている。火・土・水・風どの系統に属するかは不明。時にンンの川とよばれる、ンンが集まったときに生まれるエネルギーの川が起きることがあり、その時のエネルギーの本流は侮れない(息をすることは可能)。その本質は精霊の力の最小単位とも言うべき存在であり(細胞のようなもの)、これらが何らかの事情にのっとり集合化する事で精霊になる。精霊が力を失った場合は大量のンンになり復活の時を待つ。
魔法
- 精霊との契約を結ぶ事により、騎士ガンダム・MS族・人間が使用することの出来る現象。個々に契約した精霊によって力は異なり、より強い精霊と契約する事で力は増すが、精霊は一度に一人の人間のみしか契約する事ができず、精霊の数は上限が決まっている上、ある程度のランクの精霊ならば数的に問題は無いが、より上位になる程精霊の数は少なくなるため、契約は困難となる。魔法発動時には詠唱や身振り手振り、魔法陣といった手続きが必要。ただし、契約精霊の度合いによるがたいした力を必要としない弱魔法だと予備動作が不必要な場合がある。
- 物語開始前のラクロアでは、光と闇の精霊が封印状態だったため、火・土・水・風の四種の魔法が発達。光の精霊魔法については詳しい詳細はないが、闇の精霊魔法については「堕落した悪しき魔法」として忌み嫌われている。
- アイフィールド
- ゼロやリリ姫が使うバリアーのような青色の光の壁。マシンガンの弾やビームライフルの光弾・猛禽丸の「猛禽絶倒破」をも跳ね返す反面、大打撃や大銃撃に打たれ弱い。
- 元ネタは多数のガンダム作品に通ずる特殊技術Iフィールドから。
- 次元転移魔法
- リリジマーナ姫が五人の賢者の力を借りて行ったバージョンと、デスサイズが個人の魔力のみで行うバージョンの2種類がある。リリジマーナ姫が四聖獣の力を借りた上空への水平魔法陣に対して、デスサイズは系統が異なる縦置きの魔法陣で使用。
- ネオトピアの次元転送装置にあたいし、別世界への移動を可能とする。ゼロもこの魔法を唱えられるが失敗した。トールギスも下方向へむけて異次元へ通じる魔法陣を唱えられるが、上記と違い目的を選べず、ミノフス海峡直行である。
その他の魔法については、各ラクロア登場人物の項目を参照。
ラクロア世界の武具
- 全ての騎士ガンダムもしくはMS族と人間が所有する武器と防具。天宮の武具と違う点は、これらは個人それぞれが契約する精霊によって貸し与えられる一種の契約書のような物で各自の契約精霊の力を武器の形で具現化している。通常時は異次元=精霊世界にて安置されているが、契約者の意思により通常世界へと具現化する。
- オーソドックスな形の物で剣・盾・マントの形をとり、基本的にそれぞれが攻撃魔法・防御魔法・飛行魔法の魔術発動に必要となる。ただし、魔術師自身の魔力が著しく低下した場合、もしくはダークホール内部にいた場合、契約精霊との魔術干渉が途切れるために使用不可能となり魔法も使えなくなる。
- 契約者の技量にもよるが、一人の人物に対して複数の精霊を同時契約することが可能。その場合は具現化した精霊以外の契約武具は仕様できなくなる。
- 人間の場合の契約武具は不明だが、精霊の石化は不可能な為、リリジマーナ姫のように石化していない装飾部分がそれではないかと推測できる。
- ヴァトラスソード・ブリティスシールド・ツインバスターソード
- 騎士ゼロの契約武具。初期契約の精霊から貸し与えられたヴァトラスソードは『SDガンダム外伝 円卓の騎士編』の主人公キングガンダム二世こと皇騎士ガンダムの愛剣が原型。同じく盾の名の由来は同キングガンダム二世の治める国・ブリティス王国から。
- ツインバスターソードは、ゼロがフェン(フェザードラゴン)から一時的に貸し与えられた剣で、フェザードラゴンの尾部を模している。武器そのものが対であり合体させることが可能。名前の由来は「新機動戦記ガンダムW」のウイングガンダムゼロや「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」のウイングガンダムゼロカスタムの武器ツインバスターライフルから。
- ドーバーソード・アレストシールド・グリフォンランサー
- 騎士トールギスの契約武具。初期契約の精霊から貸し与えられたのはドーバーソードのみで、名前の由来は「新機動戦記ガンダムW」のトールギスの武器ドーバーガンから。
- グリフォンランサーはトールギスが契約した後にその証としてと共に貸し与えた大型の槍。ただしこの契約は正規の手続きを行っていないため、アレストシールドは同トールギスが装備しているシールドを原型としているが、強制契約を行ったグリフォンを拘束させるためのマジックアイテムでもある。
- デスシザーズ・スティールデスシザーズ
- 騎士ディードの契約武具。初期契約の精霊から貸し与えられたデスシザーズは「新機動戦記ガンダムW」のガンダムデスサイズの武器ビームサイズが原型。刃の巨大化や柄の長さも自在に変える事が可能である。 させることが可能。
- スティールデスシザーズは、ディードがスティールドラゴンを契約した後にその証として貸し与えられた闇の鎌でスティールドラゴンの尾部を模している。「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」のガンダムデスサイズヘルカスタムの武器ビームシザーズが原型。
- スティールデスクローク
- 騎士デスサイズが纏っているコウモリの羽を模したスティールドラゴンとの契約によるマント。普段は体を包み込むように閉じているが、戦闘時には展開することができる。元デザインは「新機動戦記ガンダムW Endless Waltz」のガンダムデスサイズヘルカスタムが纏っているアクティブクロークから。
- 魔剣エピオン
- 狂戦士エピオンの封印されている剣。状況から闇の精霊の一体が魔剣の形で封印されている模様。ラクロア城最下層で封じられ、その存在と所在は王家の者と親衛隊のみ知らされていた。傷つけた者を食らう=吸収する事で後々宿主となる騎士に力を与え、最終的にその肉体を支配する。「新機動戦記ガンダムW」のガンダムエピオンのヒートロッドが原型。
魔力アイテム
- フェンの羽
- 光の精霊フェザードラゴンの羽。正式な契約を結んでいないゼロとの橋渡しの役割を持つような描写がある。爆熱丸の、完全善大将軍から渡された印籠の爪楊枝と共に、バグバグによる石化を解除する白バグバグ誕生の発動の鍵となる。
- マナクリスタル
- 精霊の樹から湧き出る、騎士ガンダムと精霊の源。特に特殊な物は聖霊の卵とも言われ、ラクロアの清き水の流れにより全土へ広がり、騎士ガンダムや聖霊が生まれる。
地名
- 精霊の樹
- ラクロア城と一体化した巨大な大木。代々ラクロア王家が管理し、内部から沸き出でる聖なる水からはマナクリスタルが生み出され、精霊とその化身たる騎士ガンダム達が生まれる。ダークアクシズ進行時には緊急事態として、王家より封印が施され、一時期機能を停止した。現在は封印が解かれ、新たな精霊と騎士ガンダムを生み出すべく佇んでいる。
- 英知の園
- ラクロアから遠く離れた場所に存在する。正確には谷ではなく、人よりも、はるか巨大な足跡らしき場所の、その一つの地下に作られた謎の遺跡。ラクロアの全知識を納めた図書館であったが、禁断の闇魔法とともにラクロア王家により遥か昔に封印された。その入り口は、平原に存在する巨大な足跡群の中の一つに隠されており、内部には古代語で記された精霊の系統図が遺されていた。精霊達の完全な系譜図を含める、文献・伝承から存在・記述が抹消された事柄の全てが収められている膨大な知識の宝庫。スティールドラゴンはここに封印されていた。
- ダークホール
- 英知の園と並び、何故ラクロアに存在するのか一切の説明がなかった場所。精霊界との干渉ができない=魔法が使用できない特殊な空間であり、主に犯罪者の流刑地として使われている。ただし、逆を言えば魔法を使わない(使えない)存在にとっては、脅威にはならない空間。ただし精霊自体はそこで活動することが出来る為、ダークホール内部に契約精霊がいる場合は魔法の使用が可能。
天宮
武者ガンダムシリーズの舞台となる島国・天宮をモデルとしたソラジオラーマの武家社会国家。最終回付近の天宮地図で島国である事が判明。ラクロアとは地下で繋がっているが何故なのかは説明無し。人間とMS族が混在していたラクロアと違い、住民の全てが頑駄無又はMS族で、一切の人間種が存在しない。
代々『大将軍家』が統治を行っていたのだが、何らかの事情により大将軍が不在となったために戦国時代を迎えている。
魔法といった特殊能力は殆ど存在せず、剣技による肉弾戦、兵器による近代戦、大神将・爆心の鎧といった神がかりな謎のアイテムによる戦いを駆使する。
人関係
- 武者頑駄無
- 天宮で確認されるガンダリウム細胞を持つ生命体。ネオトピアのガンダム、ラクロアの騎士ガンダムと違う点は、彼等は人間と同様の成長をし、ナノスキンシステムという再生能力を持ち、歯もある。行動全てを魔法に頼った騎士ガンダムと違い、基素身体能力は高く、人間にもっとも近い種族である。
- ガンダマ(頑玉)
- 武者頑駄無達の生命。武者頑駄無は力尽きるとこれに戻り、天宮にて再び転生の時を待つこととなる。転生の時期は不明で、死ぬと光の球になり漂っている。通常は武者の胸元に存在する球体で、武者本人の名前の一文字が浮かび上がる。
- ナノスキンシステム
- 傷を自動修復するシステム。要するに自然治癒のことで、怪我したら時間たてば勝手に治る人間と同じ事。握り飯など栄養がある物を食べると早く直る。元ネタは「∀ガンダム」のナノスキンシステム。
道具
- オニギリ
- 武者頑駄無の主食にして全ての天宮出身者の大好物。具は存在しないが、最大の調味料は愛情。ナノスキンシステムの栄養として最大限の力を発揮するらしい。
- 印籠
- ネオトピアに何の前触れもなく現れ、天宮関係者を大混乱に落とし消えていった大将軍が爆熱丸へ託した物。大将軍の力の一部が封じ込められたアイテムが収められ、ネオトピア最終決戦において、フェイと別れ際にゼロへ残されたフェザードラゴンの羽と共に、バグバグによる石化を解除する白バグバグ誕生の発動の鍵となる。
- 愛の教育ハリセン
- 爆熱丸手製のハリセン。主な用途は教育・根性鍛え直しなど。次元の狭間・ミノフス境海で作られてからは、終戦後の別れ際にゼロへ託される。ハリセンはその後形を変え、大将軍の巨大扇の原型となる。
馬
建築・建造物
- 天地城
- 以前は武里天丸の居城だった城で、かつてガンダムフォースを苦しめたメガモビルタンクビグ・ザムを29機相手にしても破壊されなかった難攻不落の城。29機目の攻撃によって、ようやく武里天丸は城を追われる事になった。城の端の四箇所にはそれぞれ特別な武器が装備されているが、これが騎馬王丸の占領後に改造されたものか、元々あったものかは明確にされていない。また、正門の像はエネルギー弾を発射する家紋砲が施されている。なお、着弾した家紋砲弾は家紋が浮かび上がる。城主によっては浮かび上がる家紋が変わる。
- 元ネタは『SD戦国伝 武者七人衆編』および『風林火山編』に登場する天地城で、デザインは「機動戦士ガンダム」のホワイトベースまたは、「機動戦士ガンダム0083」のアルビオン。最後は戦争終結を戦場に伝えるべく元気丸によって天地城返しでひっくり返されてしまう。
- 機動武者大神将
- 天地城に封印されている天下無双の暴れ神。その身の丈は12m34cm56mmという細かい設定がある。大将軍の素質ある武者だけが使用できるという。これが変化して金色の大鎧になる。天宮統一の力になると言われ、前述の通り機動武者や鎧に姿を変えては、統一の大いなる力として活躍する。コックピットならぬ制御部分は額の宝玉にあり、空間転移能力を使わないと中に入ることは出来ない。その制御方法は搭乗者の動きをフィードバックするというモビルトレースシステムを思わせる。顔は「機動武闘伝Gガンダム」のシャイニングガンダムで、胴体はクーロンガンダムがモチーフである。
集団
- 騎馬王衆
- 爆覇丸を長とした猛禽丸、機獣丸、破餓音丸からなる四人の荒武者達の総称。騎馬王丸の右腕と称される。それぞれ刀を携えながらも、特殊な武器を使った戦いを好む。元ネタは「機動武闘伝Gガンダム」のデビルガンダム四天王。爆覇丸を含む騎馬王衆のデザインはカトキハジメが手がけている。
- 騎馬王丸がラクロアへ留学して以降、元気丸の下について天宮平定の旅に向かう。
- 虚武羅忍群
- 虚武羅丸ノ黒を初めとした青、赤、黄、緑で構成された虚武羅丸部隊。黒は主に外の任務へ赴くが、他の四人は基本的に騎馬王丸の近辺で護衛を務めている。
- 黒とそれ以外のメンバーとでは多少確執があり、失敗続きの黒を他のメンバー達は非難していた。ちなみに黒以外の4人は爆心丸の爆界天昇により消滅もしくは退場。
地名
- アナハイム山
- 天宮の有名な霊峰。
- 虚武羅の里
- 虚武羅忍者の住む場所、森の奥深くにあり、代々騎馬王丸家に仕えている。
天宮世界の武具
武者頑駄無とMS族が所有。武器に関しては名刀など一般等の鍛冶が作り出したもので、扱いを間違えれば普通に折れる。ただし、鎧に関してはナノスキンシステムという謎の自己回復システムによって、斬られても飯を食えば早く直り、ほっといても時間が経てばくっつき、再生する(それぞれ爆熱丸、阿修羅丸、騎馬王丸参照)。装着する事で神経が一体化する模様。虚武羅の鎧など自我意思の持つ物もある。
- 爆熱丸
- 五聖剣
- その昔、神天地武道刀と呼ばれた名刀が分裂したと言われる五本の刀。それらは五聖剣之神、五聖剣之天、五聖剣之地、五聖剣之武、五聖剣之道として今も存在する。爆熱丸の師匠である覇王丸はそのうちの「武」と「道」を所持しており、後に爆熱丸へと託した。爆熱丸は右に武、左に道を携えている。武は一度折れたことがあるが、完全善大将軍によって修復され、また剣を失った銀翼の騎士ゼロカスタムに貸し与えられたこともある。残りの剣の所在は不明。
- 爆心の鎧
- 心清らかなものしか着ることの出来ないと伝えられる鎧で、それ以外のものが着ようとすると燃やされる。ゼロも着ようとしたことがある。着用時には多大な精神力を要するが、かつて武里天丸はこれを必殺技である「爆界天昇」を使いつつ(特に精神が消費される)、一ヶ月の間も着続けていた。また、着用すると傷が急速に癒える特殊な効果がある。経歴は不明。虚武羅丸が鎧の発動を見ただけで撤退するほどの代物。ラクロア風でいうなら魔法の鎧。原型は新SD戦国伝 超機動大将軍の武者號斗丸の爆熱の陣形態から。武者烈伝にも名前の字が一部違うものの、酷似した装備が登場する。
- 武里天丸
- 太音ヶ志磨大丹頂
- 武里天丸が装備している大砲(おおづつ)。騎馬王丸の棋翔扇を砕いたり、天地城を炎上させるほどの破壊力を持つ。大丹頂弾は武里天丸の烏帽子の中に格納されている。今では三人がかりで撃たねばならぬほど巨大だが、かつての武里天丸はこれを片手で抱えて使用している。騎馬王丸が脅威の一つとして恐れ、失ったものの一つとしてあげるほど天宮における有名な武器の一つ。「機動武闘伝Gガンダム」のジョンブルガンダムの武器ビームライフルが原型。大丹頂太音ヶ士磨と表記していたこともある。
- 阿修羅丸
- 鬼神大鋸刀
- 阿修羅丸の主力とも言える大刀。名前の通り、刀身が鋸の刃の形をしているのが特徴。
- 刀・サスマタ・ナギナタ・ヤリ・金棒
- 鬼神大鋸刀を含む阿修羅丸武器各種。これらを普段は背中の籠に背負っているか腰に差している。
- 虚武羅忍郡
- 虚武羅の鎧
- 虚武羅忍者達が普段背負っている鎧。大蛇の鎧という記述もある。いわゆる共生関係。自分の意思をもっており、空蝉や武器の展開、通信などの技が使える他、所有者の防御など単独での行動が可能。ある程度の大きさを変えることが可能。また、尻尾部分が本体であるので、他の部分がなくなっても尻尾さえあれば最低限の機能が使える。
- 短刀
- 虚武羅忍郡接近戦武器。「機動武闘伝Gガンダム」のガンダムシュピーゲルの接近戦の武器「シュピーゲルブレード」がモチーフ。
- 舞滅乱・翔天流・尻尾蛇・コントロール吹き矢・手裏剣
- 虚武羅忍郡武器各種。虚武羅の鎧の両端に搭載されているのが舞滅乱(ブーメラン)、角飾りに見立てているのが翔天流(ショーテル)。
- 完全善大将軍
- 大鳳統刀
- 完全善大将軍の刀。
- 大両国技剣
- 機動武者大神将の剣。巨大な刀で荒縄に封印を施し風雨に晒されていた。武里天丸は騎馬王丸戦におき、自城を奪われてからは、刀が安置されている場所に本陣を移した。これが変化して大鳳統刀になる。なお刀身は50mほどあり、これは大神将の背丈の約4倍はあると言われている。
- 金色の大鎧
- 完全善大将軍の纏う鎧。武者大神将が変化した物。
- 白金の宝船
- 完全善大将軍が使用する空飛ぶ船。頭部に馬の首をした装飾があるが、意思を持つらしく、ある程度自在に動く。ポーンリーオーの姿隠しの魔法を見破るなど多彩な機能を持つ。
- 騎馬王丸
- ザコブッシ
- 雑魚短筒・雑魚刀・雑魚楯
- ザコブッシの武器各種。
ダークアクシズ
名前の通り、『機動戦士ガンダム』シリーズに登場するアクシズをモチーフとしている。
組織の首領、一部の幹部、メンバーは、ジオン公国及びネオ・ジオン、デラーズ・フリートのモビルスーツが元となっている。
首領であるジェネラルの下に最高幹部であるプロフェッサーガーベラ、闇の騎士デスサイズ、騎馬王丸。その他コマンダーサザビー率いる侵攻部隊が存在する。最高幹部は(何故か)全員ガンダムである。
次元侵略の目的は、「全宇宙の支配」であり、ジェネラル復活のためのガンダミウムの確保にある。しかし、実際は最終的にはすべての次元の破壊を目論んでおり、それを知っていたのはジェネラルとガーベラのみであった。ダークアクシズにおいてはプロフェッサーガーベラ以外、基本的に物を作り出す能力を持っていないため、武器や資源の調達は他の次元からの略奪によって賄っている。
組織
- 最高幹部
- 最高技術長官・ガーベラ、天宮の覇者・騎馬王丸、ラクロアの魔術師・デスサイズからなる、ダークアクシズ・天宮・ラクロアの各代表者達の事。全員が異なるガンダム。なお、コマンダーサザビーはガーベラの部下であり、あくまで幹部には含まれない。
- ドーガ四天王・ドーガ部隊
- ダークアクシズ上層部が命令する飛行能力を有した戦闘要員集団。その中でもっとも性能が高いのをドーガ四天王と呼ぶ。共にネオトピア最終戦で登場、以降、最高幹部の手足となる。武装はドーガ部隊はビームライフルとバルカン、ブルードーガを除くドーガ四天王はウィングにミサイルが施している。
モビルアーマー・ユニット
- 飛行ユニット/水中ユニット
- 一般兵や部隊長が空戦海戦時に装着するバックパック。飛行ユニットが空中戦に優れており、高速で飛べる上、ミサイル攻撃ができる。水中ユニットが水中戦に優れており、水中の中でも素早く泳ぐことができ、魚雷攻撃ができる。どちらも「機動戦士ガンダム」のドップが原型。
- メガモビルタンク ビグザム
- ダークアクシズがネオトピア侵攻のためブランベースに直接送り込んだ重戦車型モビルアーマー。武器はお馴染み腹部のメガ粒子砲、拡散メガ粒子砲はトゲミサイルになっておりオリジナルの武器はカッターブーメランとスーパースペシャルウルトラジャンボミサイルが搭載されている。ブランベースを陥落寸前に追い込むが、しかし、最後にはビグザム自身が落下するブランベースの下敷きになってしまった。
- 天宮でも登場しているが、天地城を落とす際29機全機を失ってしまった。コクピットは回転式。「機動戦士ガンダム」のビグ・ザムがデザイン。
- バグバグ
- 有機物を石に変えてしまうことができる虫型の小型メカで、主にザコソルジャーのビットに似た銃器から撒かれる。別名子バグバグ。
- 後にこの内の一匹がフェザードラゴンと完全善大将軍の託したアイテムによって白バグバクとして変身した。
- 原型となったモビルアーマーは「機動戦士ガンダム」のビグロ。
- 親バグバグ
- ラクロアに放たれた巨大バグバグ。子バグバグを生産・放出する事が出来る。別名バグバグギガンテス。
- 白バグバグ
- 石になった有機物を元の姿に戻すことのできる虫型の小型メカ。別名白子バグバグ。
- 電脳世界にてとあるサーバー内にあったバグバグにフェンの羽根と完全善大将軍の印籠からの光が合体して生まれた。
- 通常のバグバグとの違いは文字通り純白色で、羽根がフェザードラゴンのものになり、胴体に善の文字が浮かんでいるのが特徴。
- ラクロアではリリ姫だけを元に戻そうとしたデスサイズが偽のリリ姫を使ってこれを奪おうとしていた。
- 親白バグバグ
- 石になった有機物を元の姿に戻すことのできる虫型の小型バグバグを生産・放出する事が出来る。
- フライトボード
- グラップラーグフが愛用している小型戦闘機。武器はミサイルのみ。操縦はレバーを使って操縦する。なお、この戦闘機はダークアクシズが強奪したものである。「機動戦士ガンダム」のザクやグフが乗っているドダイYSが元デザイン。
- ギャロップタンク
- デストロイヤードムがいつも連れているホバークラフト。中にはチェーンソーやハンマーや2連ライフル・ビームバズーカやジャイアントバズなどが入っている。
- 「機動戦士ガンダム」のギャロップが元デザイン。
- コントロールホーン・コントロールキャリアー
- ロボットを操ることのできる機械。ガンダニウムを持つ者には通用しない。コントロールキャリアはコントロールホーンを多数装備して発射する事で広範囲にばら撒く事ができる。
- アニメで具体的に洗脳されたのは、クレーンロボ・白鳥号・市長ロボ・列車兄弟・アニー・グリパパの7体で、漫画版に洗脳されたのは、ロードローラーロボ・鳩時計ロボ・スフィンクスロボの3体。またコマンダーサザビーが攻めてきた際は数え切れないほどのモビルシチズン達が洗脳された。コムサイに誤ってつけられた際は、コムサイが暴走している。
システム
- ソウルドライブ(模造品)
- キャプテンガンダム達の持つネオトピア・SDG製以外のソウルドライブの事。コマンダーサザビー、ジェネラルジオングが装備している事が確認されている。一部では邪悪な心を映す反ソウルドライブと表記されていた。
- ガーベラシステム
- 電子的虚数空間ネガティブゾーンを作り出し、相手を洗脳する。キャプテンガンダムのキャプテンシステムと類じるが詳細は不明。ガーベラが使用する。
建造物
- ダークアクシズ要塞
- ソラ・ディオラーマの虚空に浮かぶダークアクシズの本拠地。
- 三本の角が突き出したような形状を持ち、最深部にはジェネラルの間がある。
- 何時何処で建造されたかは不明で、ガーベラ曰く内部には多数の人間が冷凍保存されているとされるが、その真偽は謎である。
- 移動要塞でもあり、最終局面にて天宮に直接侵攻したが最後にはジェネラルの放ったデスレインをザクレロゲートに撃ち返され、消滅した。
- 宣戦の角
- ダークアクシズの侵略の証。ネオトピア編ではマグナムサイが変化してネオトピアタワーを覆ってしまった。ラクロア城付近にもこれと思われる物体が突き出している。
- その正体はジェネラルジオングの体の一部で、復活後にはこれを地面から天高く生やして合体し、自分自身を巨大な要塞のようにしてしまった。
- ミノフス境界やラクロア、ネオトピアに開いた次元の穴からも出現し、小型なものはファンネルのように飛ばすことも可能。
- マグナムサイ
- ダークアクシズの母艦。主砲はザッパーザク達の待機室にもなっている。司令官兼艦長であるコマンダーサザビーは、普段は艦橋に待機している。なお、艦橋の形はゲルググヘッドになっている。元ネタは「スーパーGアームズ」に登場するブラッディアで、元デザインは「機動戦士ガンダム」のムサイまたはファルメル。
- コムサイ
- マグナムサイの先頭に逆さまに搭載されている小型輸送機。中にはザコソルジャーがたくさん入っているため普段ザッパーザクはその上に乗っている。ビーム砲がメイン。中盤では新しくなり配色が金になり、ビットが新しく増えた。初号機はグラップラーグフの仕掛けた起爆装置により爆破(漫画版ではキャプテンガンダムにより大破)、新型はコントロールホーンによる暴走とガンダイバーズにより破壊された(漫画版では機体内にあった自爆装置をザッパーザクが踏んでしまい爆破)。デザインはコムサイで、新型コムサイの武器のビットはエルメスの武器のビットから。
武具
- ザッパーザク
- FZマシンガン
- ザッパーザクが装備している2丁のマシンガン。「G-ARMS」でブラッディザクが装備しているゲーゼルM140マシンガンが元デザイン。
- ガトリングガン
- ザッパーザクが背中にマウントしているガトリングガン。「G-ARMS」でブラッディザクが背中にマウントしているメガスマートガトリングガンが原型だが、電磁スピアは装備していない。
- ヒートトマホーク
- ザッパーザクが左肩に収納している何でも斬ってしまう恐ろしい(ザコソルジャー談)斧。劇中では「ヒートトマホーク」と呼ばず「ヒートホーク」と読まれている。
- グラップラーグフ
- ヒートサーベル
- グラップラーグフがシールドに収納している剣。
- ヒートロッド
- グラップラーグフの右腕に仕込まれているグフ系MSではすっかりお馴染みの鞭。長距離の敵に向かって巻きつけ、電撃を喰らわすが、劇中では使用せず設定のみである。
- シールド
- グラップラーグフが装備している楯で、ヒートサーベルが収納されている。また、クローが仕込まれている。「機動戦士ガンダム 第08MS小隊」のグフカスタムが装備しているガトリングシールドが原型。
- 鉤爪アーム / ミサイルアーム
- グラップラーグフの左腕のオプションパーツ。鉤爪アームは近距離からの攻撃がメインで、鎖も内蔵されており遠距離からの斬撃も可能。
- ミサイルアームは遠距離からの攻撃がメインで、腕を展開させて相手にミサイルを発射する。なお、親指はスコープとなる。また、こちらの場合はシールドをマウントできる。
- これらのアームの取り外しはザコソルジャーが行っている。
- デストロイヤードム
- ジャイアントバズ
- デストロイヤードムが常に愛用している武器。キャプテンによると標準が外れていてよく違うところに弾丸が飛んでくる。「機動戦士ガンダム」でドムが装備しているジャイアントバズが原型。
- ダッシュローラー
- デストロイヤードムの足裏に施されているデバイス。これを使って滑るように移動する。なお、これを縦にすることで速く移動ができる。
- ドーガ四天王/ドーガボマー
- ミサイル
- グレードーガ、パープルドーガ、イエロードーガが翼部分に装備しているミサイル。それぞれ仕様が微妙に異なる。ブルードーガ、ドーガボマーは持っていない。
- ガトリングシールド
- イエロードーガが専用装備する三門ガトリングのついた楯。
- ビームサーベル
- ドーガ四天王の手甲部分に装備されているビームサーベル。
- ビームライフル
- ブルードーガ、ドーガボマーが装備するビームライフル。
- バルカン砲
- 全てのドーガが頭部に標準装備しているバルカン砲。
- コマンダーサザビー
- ファンネル
- コマンダーサザビーの主力武器。普段は背部のファンネルコンテナに収納されている。コマンダーはザッパーザクたちにお仕置きする時に使うことが多かった。コンテナに搭載したまま可動光線砲としても使用可能。
- 小型メガ粒子砲
- 首元に二門、肩相当の部分のアーマーに四門ずつ装備している小口径ビーム砲。さらに上記のファンネルコンテナからのビームも併用する事でより多くの光線を放つことができる。非常に広い射角を持ち、乱射して広範囲を攻撃する。
- メガキャノン
- コマンダーサザビーの腹部、両肩に施されている3連メガ粒子砲。普段は外装に覆われており、使用時にはカバーが開いて強力なビーム砲を撃つ。おそらくコマンダーサザビーの武器としては最大の出力を持つと思われ、グレードーガはこれにより大破された。
- ビームサーベル
- コマンダーサザビーの両方の手甲に内蔵されている武器。取り外して手持ち剣としても使用可能。
- プロフェッサーガーベラ
- 高速万能器具
- プロフェッサーガーベラの両腕に取り付けられている器具。これを展開させ、電動鋸やペンチ、ドライバーなどの工具を取り出し、相手を解体する。また、射出することも可能。原型はガーベラ・テトラの両腕に装備されている機関銃。
- ステーブラ
- プロフェッサーガーベラの拘束道具。相手の身動きを封じ込め、電流を流して気を失わせる。
- ザコソルジャー
- ヒートホーク・ザコマシンガン
- ザコソルジャーの武器各種。どちらもザクのヒートホークとザクマシンガンが原型。
解説コーナー
- ザコザコアワー
- ザコソルジャー三名が漫才的なステージで、作品の謎や設定を彼等なりに解説してくれるコーナー。キャストのアドリブが度々入ってきたり、時たまゲストも登場する。基本的な役割は進行担当の赤マイクが「いやいやいやー」と進めていき、解説役の青マイクが「ちがうんですよそうなんですよー!」と混ぜ返し、質問担当の黄マイクが「でもでもでもー!」または「はいはいはいはーい!」と質問していく。ただし、大抵はコロコロと役割が入れ替わる。ちなみに舞台はマグナムサイ(ガンダムサイ)の船倉にある。DVD-BOXでは特典として「ザコザコディスク」なる「ディスク自体がザコザコアワー」と化したものが付属されるなど、本作品のサブコーナーとして定着している。
- ポンポンアワー
- 一度だけ行なわれたポーンリーオーだけで構成されたザコザコアワー。相手に突っ込みを入れるとサイコロ化して、人数が減ってしまう。
- ザコブッシアワー
- 天宮編より短期間だけ行なわれたザコブッシ三名によるステージ。東方不敗マスター・アジアの台詞のパロディの「馬鹿ザコがぁぁっ!」という台詞で突っ込むのがお決まり。
共通
- ガンダミウム
- 全てのガンダムの体に使われる金属。ネオトピアでは特殊合金だったが、ラクロア・天宮の生身である騎士ガンダム・武者頑駄無にとっては金属細胞に似た物。純度は低いがMS族にもガンダミウム細胞が存在する。
- ジュネラル・ジオングは復活のためガンダミウムを求め、プロフェッサーガーベラはこれを求め次元を征服していた。ラクロアのデスサイズ、天宮の騎馬王丸はダークアクシズから協力を得る見返りとしてガンダミウムを、つまり仲間であるガンダムを差し出した。ただし騎馬王丸は未遂。ガンダリウム合金が名前の由来。
- MS(モビルスーツ)族
- ソラジオラーマ世界において、ガンダム以外の金属細胞を持つ種族の総称。ラクロアのトールギス・ヴァイエイト・メルクリウス、天宮の金鶴・銀鶴・野歩士が該当。
- ソラディオラーマ
- ラクロア・天宮の存在する次元世界。他にも色々な国が存在する。天宮とラクロアの地下には巨大な洞窟があり、行き来できるという。
- ミノフス境海
- 次元と次元の狭間に存在する隙間のような場所。次元移動する再に、目的地に到達するまでの間の空間でもある。次元移動の再、明確な転移先を決定せずに移動するとここに迷い込む。マドナックの用に何らかの要因があった場合、時間を超えるケースがある。ミノフスキー粒子が名前の由来。
- ミノフスの裂け目
- 強力なエネルギーをミノフス境海の中で放つことによって起きる現象。次元に大きな裂け目が出来、そこからは宇宙で空気が漏れていくかのように、ありとあらゆるものを吸い込む。
関連項目
SDガンダム (カテゴリ) | |
シリーズ一覧: | ガンダムシリーズ一覧 - ゲーム作品一覧 - SDガンダム - 映像 |
武者ガンダム | |
SD戦国伝: | 武者七人衆 - 風林火山 - 天下統一 |
新SD戦国伝: | 地上最強 - 伝説の大将軍 - 七人の超将軍 - 超機動大将軍 |
超SD戦国伝: | 武神輝羅鋼 - 刕覇大将軍 - 天星七人衆 |
武者○伝: | 武者○伝 - 武者○伝2 - 武者○伝III |
その他: | ムシャ戦記 - ムシャジェネレーション - 武者烈伝 - 武者番長 |
ゲーム: | 機動武者大戦 |
騎士ガンダム | |
SDガンダム外伝: | ジークジオン - 円卓の騎士 - 聖機兵物語 - 機甲神伝説 |
新SDガンダム外伝: | ナイトガンダム物語 - 黄金神話 - 鎧闘神戦記 |
その他: | SDガンダム聖伝 - SDガンダム列伝 ガンダム騎士団 - SDガンダム英雄伝 |
ゲーム: | ナイトガンダム物語 - 光の騎士 - 伝説の騎士団 - 大いなる遺産 - 円卓の騎士 - ラクロアンヒーローズ -- SDガンダム外伝 (Pipin)-コレクションキング |
その他 | |
SDコマンド戦記: | G-ARMS - ガンダムフォース - SUPER G-ARMS - グレートパンクラチオン |
アニメ: | SDガンダム(OVA) - 武者・騎士・コマンド - SDガンダムフォース(登場人物-登場勢力) |
ゲーム: | GGENERATION - ネオバトリング - デ・スカール - ガシャポンウォーズ - スカッドハンマーズ - カプセルファイター |
漫画: | フルカラー劇場 - ダブルゼータくん - がんばれ!ドモンくん -SDクラブ |
玩具: | BB戦士 - 元祖SD - ガシャポン戦士 - フルカラー - データップ - バトレイヴ |
その他: | ガンドランダー - タマロイド 超Cガンダム - 三国伝 |
ガンダムシリーズの劇中項目 | |
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